JPH0732081B2 - 抵抗ペ−スト - Google Patents
抵抗ペ−ストInfo
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- JPH0732081B2 JPH0732081B2 JP60115115A JP11511585A JPH0732081B2 JP H0732081 B2 JPH0732081 B2 JP H0732081B2 JP 60115115 A JP60115115 A JP 60115115A JP 11511585 A JP11511585 A JP 11511585A JP H0732081 B2 JPH0732081 B2 JP H0732081B2
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Landscapes
- Adjustable Resistors (AREA)
- Non-Adjustable Resistors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、酸化鉄−酸化ルテニウム−酸化鉛を主たる
電導成分とする抵抗ペーストに関するものである。
電導成分とする抵抗ペーストに関するものである。
(従来の技術) 金属酸化物を電導成分とする抵抗ペーストとしては、た
とえばRuO2あるいはBi2Ru2O7などの酸化ルテニウム系の
ものがあることは知られている。
とえばRuO2あるいはBi2Ru2O7などの酸化ルテニウム系の
ものがあることは知られている。
たとえば、これらの抵抗ペーストをアルミナなどの絶縁
基板の上にスクリーン印刷により塗布し、空気中で焼付
けられることにより半固定抵抗器の抵抗体として用いら
れていた。
基板の上にスクリーン印刷により塗布し、空気中で焼付
けられることにより半固定抵抗器の抵抗体として用いら
れていた。
しかしながら、この抵抗体上にスライダを摺動させる
と、上記した抵抗ペーストにより得られた抵抗体では、
100回転程度で抵抗値が初期値にくらべて30〜50%の変
化を示すものであり、安定性に欠けるものであつた。
と、上記した抵抗ペーストにより得られた抵抗体では、
100回転程度で抵抗値が初期値にくらべて30〜50%の変
化を示すものであり、安定性に欠けるものであつた。
また、高価なRuO2を主成分とするものであるため、得ら
れる抵抗体の価格を引き上げる要因となつていた。
れる抵抗体の価格を引き上げる要因となつていた。
このような問題を解決するため、発明者等は未だ公知に
なつていないが、酸化鉄−酸化ルテニウム−酸化鉛を電
導成分とする抵抗ペーストを見い出し、実用可能なもの
にすることができた。
なつていないが、酸化鉄−酸化ルテニウム−酸化鉛を電
導成分とする抵抗ペーストを見い出し、実用可能なもの
にすることができた。
この抵抗ペーストによれば、抵抗値の変化、特に半固定
抵抗器の抵抗体とした場合には回転寿命特性が大幅に向
上し、スライダーを100回程度回転させても、初期値に
くらべて僅か数%以内の抵抗値変化しか示さないものに
改善された。
抵抗器の抵抗体とした場合には回転寿命特性が大幅に向
上し、スライダーを100回程度回転させても、初期値に
くらべて僅か数%以内の抵抗値変化しか示さないものに
改善された。
(発明が解決しようとする問題) ところが、改善された電導成分からなる抵抗ペーストで
は、獲得できる抵抗値の範囲が狭く、特に高抵抗側の抵
抗体を得ることが困難であつた。
は、獲得できる抵抗値の範囲が狭く、特に高抵抗側の抵
抗体を得ることが困難であつた。
(発明の目的) したがつて、この発明は酸化鉄−酸化ルテニウム−酸化
鉛を電導成分とする抵抗ペーストが有する特徴、つまり
抵抗値の温度係数の小さい抵抗体が得られるという特徴
を有しながら、高抵抗側の抵抗値が得られる抵抗ペース
トを提供することを目的とする。
鉛を電導成分とする抵抗ペーストが有する特徴、つまり
抵抗値の温度係数の小さい抵抗体が得られるという特徴
を有しながら、高抵抗側の抵抗値が得られる抵抗ペース
トを提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) すなわち、この発明の要旨とするところは、金属酸化物
粉末、ガラスフリット、および有機質ビヒクルよりなる
抵抗ペーストであつて、 前記金属酸化物粉末は酸化鉄、酸化ルテニウム、酸化
鉛、および酸化チタンまたはチタン酸バリウムからなる
ものである。
粉末、ガラスフリット、および有機質ビヒクルよりなる
抵抗ペーストであつて、 前記金属酸化物粉末は酸化鉄、酸化ルテニウム、酸化
鉛、および酸化チタンまたはチタン酸バリウムからなる
ものである。
この金属酸化物粉末のうち、酸化鉄、酸化ルテニウム、
および酸化鉛を第1の構成成分とし、酸化チタンまたは
チタン酸バリウムを第2の構成成分としたとき、 第1の構成成分について、酸化鉄をFe3O4に換算し、酸
化ルテニウムをRuO2に換算し、酸化鉛をPb3O4に換算し
たとき、各第1の構成成分は、 Fe3O4:RuO2:Pb3O4=1:0.6〜3:0.2〜1 のモル比からなり、 第2の構成成分について、酸化チタンまたはチタン酸バ
リウムをTiO2,BaTiO3にそれぞれ換算したとき、上記第
1の構成成分の総量1モルに対して0.5モル以下(ただ
し、0モルを含まず)含有するものからなる。
および酸化鉛を第1の構成成分とし、酸化チタンまたは
チタン酸バリウムを第2の構成成分としたとき、 第1の構成成分について、酸化鉄をFe3O4に換算し、酸
化ルテニウムをRuO2に換算し、酸化鉛をPb3O4に換算し
たとき、各第1の構成成分は、 Fe3O4:RuO2:Pb3O4=1:0.6〜3:0.2〜1 のモル比からなり、 第2の構成成分について、酸化チタンまたはチタン酸バ
リウムをTiO2,BaTiO3にそれぞれ換算したとき、上記第
1の構成成分の総量1モルに対して0.5モル以下(ただ
し、0モルを含まず)含有するものからなる。
またこの発明において、金属酸化物粉末はその第3の構
成成分として酸化コバルトを含有する。この場合におい
て、酸化コバルトをCoOに換算したとき、上記第1の構
成成分の総量1モルに対して0.1モル以下(ただし、0
モルを含まず)含有される。また酸化コバルトをCo3O4
に換算したとき、上記第1の構成成分の総量1モルに対
して0.5モル以下(ただし、0モルを含まず)含有され
る。このほか酸化コバルトをCo2O3の形で含有させても
よい。
成成分として酸化コバルトを含有する。この場合におい
て、酸化コバルトをCoOに換算したとき、上記第1の構
成成分の総量1モルに対して0.1モル以下(ただし、0
モルを含まず)含有される。また酸化コバルトをCo3O4
に換算したとき、上記第1の構成成分の総量1モルに対
して0.5モル以下(ただし、0モルを含まず)含有され
る。このほか酸化コバルトをCo2O3の形で含有させても
よい。
ここで、第1および第2の構成成分について、各酸化物
粉末を化学式で表現し、たとえば、酸化鉄について酸化
鉄をFe3O4の化学式に換算しているが、これは酸化鉄がF
e3O4のほか、Fe2O3、Fe2O4など種々の酸化物の状態で存
在するため、特定の酸化物に固定し、その成分の量を確
定できるようにしたものである。
粉末を化学式で表現し、たとえば、酸化鉄について酸化
鉄をFe3O4の化学式に換算しているが、これは酸化鉄がF
e3O4のほか、Fe2O3、Fe2O4など種々の酸化物の状態で存
在するため、特定の酸化物に固定し、その成分の量を確
定できるようにしたものである。
この場合、上記したモル比とするには、酸化鉄をFe3O4
の化学式に換算し、この分子量231.55を1モルとし、こ
のFe3O4の1モルに対し、RuO2(分子量133.068=1モ
ル)、Pb3O4(分子量685.556=1モル)をそれぞれ0.6
〜3:0.2〜1のモル比の割合になるように配合する。ま
た、第2の構成成分である酸化チタン、チタン酸バリウ
ムについては、それぞれTiO2(分子量79.90=1モ
ル)、BaTiO3(分子量233.24=1モル)の化学式に換算
し、第1の構成成分であるFe3O4、RuO2、Pb3O4の総量
(Fe3O4:RuO2:Pb3O4=1:1:1の場合、合計分子量の105
2.174)を1モルとし、これに0.5モル以下(ただし、0
モルを含まず)の割合で配合する。さらに、第3の構成
成分である酸化コバルトについては、それぞれCoO(分
子量74.929=1モル)、Co3O4(分子量240.786=1モ
ル)に換算し、第2の構成成分と同様に、第1の構成成
分であるFe3O4、RuO2、Pb3O4の総量(Fe3O4:RuO2:Pb3O
4=1:1:1の場合、合計分子量の1052.174)を1モルと
し、これにCoOの場合は0.1モル以下(ただし、0モルを
含まず)、Co3O4の場合は0.5モル以下(ただし、0モル
を含まず)の割合で配合する。
の化学式に換算し、この分子量231.55を1モルとし、こ
のFe3O4の1モルに対し、RuO2(分子量133.068=1モ
ル)、Pb3O4(分子量685.556=1モル)をそれぞれ0.6
〜3:0.2〜1のモル比の割合になるように配合する。ま
た、第2の構成成分である酸化チタン、チタン酸バリウ
ムについては、それぞれTiO2(分子量79.90=1モ
ル)、BaTiO3(分子量233.24=1モル)の化学式に換算
し、第1の構成成分であるFe3O4、RuO2、Pb3O4の総量
(Fe3O4:RuO2:Pb3O4=1:1:1の場合、合計分子量の105
2.174)を1モルとし、これに0.5モル以下(ただし、0
モルを含まず)の割合で配合する。さらに、第3の構成
成分である酸化コバルトについては、それぞれCoO(分
子量74.929=1モル)、Co3O4(分子量240.786=1モ
ル)に換算し、第2の構成成分と同様に、第1の構成成
分であるFe3O4、RuO2、Pb3O4の総量(Fe3O4:RuO2:Pb3O
4=1:1:1の場合、合計分子量の1052.174)を1モルと
し、これにCoOの場合は0.1モル以下(ただし、0モルを
含まず)、Co3O4の場合は0.5モル以下(ただし、0モル
を含まず)の割合で配合する。
上記した金属酸化物粉末を構成する各第1の構成成分、
第2の構成成分および第3の構成成分について、それぞ
れの存在量を規定したのは次のような理由による。
第2の構成成分および第3の構成成分について、それぞ
れの存在量を規定したのは次のような理由による。
つまり、第1の構成成分についてはFe3O4量を基準とし
ており、このFe3O4に対してRuO2の成分モル比率を0.6〜
3としたのは、0.6未満では抵抗温度係数の値が±500pp
m/℃を越えるからであり、一方3.を越えると電気的特性
には問題のないものの、RuO2量が多くなり、経済的なメ
リットがなくなり、コストダウンに結びつかないからで
ある。また、 Pb3O4についてその成分モル比率を0.2〜
1としたのは、0.2未満では電気的特性には問題のない
ものの、Pb3O4量が少なくなる分RuO2量を増やさなけれ
ばならず、その結果コストアップになり、一方1を越え
ると抵抗値が大きくなりすぎ、また抵抗温度係数の値が
±500ppm/℃を越えるからである。
ており、このFe3O4に対してRuO2の成分モル比率を0.6〜
3としたのは、0.6未満では抵抗温度係数の値が±500pp
m/℃を越えるからであり、一方3.を越えると電気的特性
には問題のないものの、RuO2量が多くなり、経済的なメ
リットがなくなり、コストダウンに結びつかないからで
ある。また、 Pb3O4についてその成分モル比率を0.2〜
1としたのは、0.2未満では電気的特性には問題のない
ものの、Pb3O4量が少なくなる分RuO2量を増やさなけれ
ばならず、その結果コストアップになり、一方1を越え
ると抵抗値が大きくなりすぎ、また抵抗温度係数の値が
±500ppm/℃を越えるからである。
次に第2の構成成分であるTiO2、BaTiO3を第1の構成成
分の総量1モルに対して0.5モル以下としたのは、0.5モ
ルを越えると抵抗値が高くなりすぎて所定の抵抗値のも
のが得られなくなり、また抵抗値の温度係数も−500ppm
/℃を越えるからである。
分の総量1モルに対して0.5モル以下としたのは、0.5モ
ルを越えると抵抗値が高くなりすぎて所定の抵抗値のも
のが得られなくなり、また抵抗値の温度係数も−500ppm
/℃を越えるからである。
さらに、第3の構成成分である酸化コバルトをCoOに換
算したとき、第1の構成成分の総量1モルに対して0.1
モル以下としたのは、0.1モルを越えると再たび抵抗値
の温度係数が劣化し、−500ppm/℃を越えるからであ
る。
算したとき、第1の構成成分の総量1モルに対して0.1
モル以下としたのは、0.1モルを越えると再たび抵抗値
の温度係数が劣化し、−500ppm/℃を越えるからであ
る。
また、酸化コバルトCo3O4に換算したとき、第1の構成
成分の総量1モルに対して0.5モル以下としたのは、CoO
と同様に抵抗値の温度係数が再び劣化するからである。
成分の総量1モルに対して0.5モル以下としたのは、CoO
と同様に抵抗値の温度係数が再び劣化するからである。
また、金属酸化物粉末に対するガラスフリットの混合割
合は、金属酸化物粉末30〜70重量%に対し、ガラスフリ
ットは70〜30重量%の割合で配合される。ガラスフリッ
ト量がこの範囲に限定されるのは、金属酸化物粉末が70
重量%を越え、ガラスフリット量が30重量%未満では耐
湿特性が劣化し、一方、金属酸化物粉末が30重量%未満
で、ガラスフリット量が70重量%を越えると、たとえば
可変抵抗器の抵抗体として用いた場合、回転寿命特性が
劣化するからである。ガラスフリットとしては、たとえ
ばホウケイ酸鉛系のものがある。
合は、金属酸化物粉末30〜70重量%に対し、ガラスフリ
ットは70〜30重量%の割合で配合される。ガラスフリッ
ト量がこの範囲に限定されるのは、金属酸化物粉末が70
重量%を越え、ガラスフリット量が30重量%未満では耐
湿特性が劣化し、一方、金属酸化物粉末が30重量%未満
で、ガラスフリット量が70重量%を越えると、たとえば
可変抵抗器の抵抗体として用いた場合、回転寿命特性が
劣化するからである。ガラスフリットとしては、たとえ
ばホウケイ酸鉛系のものがある。
これらの金属酸化物粉末とガラスフリットからなる固形
成分に対しては、ペースト状とするために、有機質ビヒ
クルが加えられる。上記した固形成分に対する有機質ビ
ヒクルの量は25〜35重量%の範囲で選択される。この範
囲に限定したのは印刷性を考慮したことによる。つま
り、25重量%未満では固形成分が多くなり、印刷性のよ
いペーストが得られないからであり、一方、35重量%を
越えると印刷パターンの滲みが発生し、一定面積のパタ
ーンが形成されず、抵抗値にバラツキが生じるからであ
る。有機質ビヒクルとしては、たとえばエチルセルロー
スに溶剤であるα−テレピネオールを加えたものが用い
られる。
成分に対しては、ペースト状とするために、有機質ビヒ
クルが加えられる。上記した固形成分に対する有機質ビ
ヒクルの量は25〜35重量%の範囲で選択される。この範
囲に限定したのは印刷性を考慮したことによる。つま
り、25重量%未満では固形成分が多くなり、印刷性のよ
いペーストが得られないからであり、一方、35重量%を
越えると印刷パターンの滲みが発生し、一定面積のパタ
ーンが形成されず、抵抗値にバラツキが生じるからであ
る。有機質ビヒクルとしては、たとえばエチルセルロー
スに溶剤であるα−テレピネオールを加えたものが用い
られる。
抵抗ペーストを調製するには、金属酸化物粉末の原料で
あるFe3O4,RuO2,Pb3O4を所定比率で秤量し、各原料を
ポットミルに水とともに入れ、所定時間混合する。その
のち水を蒸発させ、600〜900℃で熱処理して金属酸化物
粉末を得る。この金属酸化物粉末にガラスフリットを所
定比率で加え、さらにTiO2,BaTiO3、必要に応じ酸化コ
バルト(CoO,Co3O4,Co2O3)、有機質ビヒクルを加えて
混合することにより抵抗ペーストが得られる。この他Ti
O2,BaTiO3、必要に応じ酸化コバルト(CoO,Co3O4,Co2O
3)をFe3O4,RuO2,Pb3O4とともに秤量混合してもよい。
あるFe3O4,RuO2,Pb3O4を所定比率で秤量し、各原料を
ポットミルに水とともに入れ、所定時間混合する。その
のち水を蒸発させ、600〜900℃で熱処理して金属酸化物
粉末を得る。この金属酸化物粉末にガラスフリットを所
定比率で加え、さらにTiO2,BaTiO3、必要に応じ酸化コ
バルト(CoO,Co3O4,Co2O3)、有機質ビヒクルを加えて
混合することにより抵抗ペーストが得られる。この他Ti
O2,BaTiO3、必要に応じ酸化コバルト(CoO,Co3O4,Co2O
3)をFe3O4,RuO2,Pb3O4とともに秤量混合してもよい。
この抵抗ペーストは、たとえばアルミナなどの絶縁基板
の上にスクリーン印刷により塗布され、空気中たとえば
700〜900℃の温度で焼付けられ、抵抗体として構成され
ることになる。
の上にスクリーン印刷により塗布され、空気中たとえば
700〜900℃の温度で焼付けられ、抵抗体として構成され
ることになる。
(実施例) 以下、この発明を実施例にもとづいて詳細に説明する。
実施例1. 金属酸化物粉末のうち第1の構成成分である Fe3O4,Ru
O2,およびPb3O4を第1表に示すモル比率で調合し、ポ
ットミル中で水とともに24時間湿式混合した。そののち
水を蒸発させ、乾燥粉末をルツボに入れて700℃の温度
で2時間保持して導電性粉末を得た。この導電性粉末に
第1表に示す割合で第2の構成成分であるTiO2,BaTiO3
を加え、さらにホウケイ酸鉛ガラスフリットを加えた。
これらの固形成分に対して有機質ビヒクルを28重量%加
えて混練し、抵抗ペーストを調製した。
O2,およびPb3O4を第1表に示すモル比率で調合し、ポ
ットミル中で水とともに24時間湿式混合した。そののち
水を蒸発させ、乾燥粉末をルツボに入れて700℃の温度
で2時間保持して導電性粉末を得た。この導電性粉末に
第1表に示す割合で第2の構成成分であるTiO2,BaTiO3
を加え、さらにホウケイ酸鉛ガラスフリットを加えた。
これらの固形成分に対して有機質ビヒクルを28重量%加
えて混練し、抵抗ペーストを調製した。
これらの抵抗ペーストを、アルミナ基板の表面に4mmの
間隔であらかじめ形成した1対の銀焼付け電極間にスク
リーン印刷で塗布し、850℃,10分間の条件で焼付けた。
間隔であらかじめ形成した1対の銀焼付け電極間にスク
リーン印刷で塗布し、850℃,10分間の条件で焼付けた。
得られた抵抗体の面積抵抗値、−55℃と+150℃におけ
る抵抗温度係数(T.C.R)を測定し、その結果を第1表
に合わせて示した。
る抵抗温度係数(T.C.R)を測定し、その結果を第1表
に合わせて示した。
抵抗温度係数の測定は、MIL STD 202F試験法304にもと
づいて行つた。
づいて行つた。
なお、表中※印を付したものはこの発明範囲外のもの、
それ以外はすべてこの発明範囲内のものである。
それ以外はすべてこの発明範囲内のものである。
第1表において、Fe2O3−RuO2−Pb3O4にTiO2またはBaTi
O3を含有させたものは(試料番号2〜3,6〜9)、無添
加のもの(試料番号1,5)にくらべてそれぞれ面積抵抗
値を増大させていることが判かる。
O3を含有させたものは(試料番号2〜3,6〜9)、無添
加のもの(試料番号1,5)にくらべてそれぞれ面積抵抗
値を増大させていることが判かる。
また、試料番号11〜14のものは、いずれも第1の構成成
分のモル比が範囲から外れているものである。このうち
試料番号13のものは特性的に満足するものであるが、Ru
O2量が多く、コストアップの要因となるため、この発明
から除外した。
分のモル比が範囲から外れているものである。このうち
試料番号13のものは特性的に満足するものであるが、Ru
O2量が多く、コストアップの要因となるため、この発明
から除外した。
実施例2. 金属酸化物粉末のうち第1の構成成分であるFe3O4,RuO2
およびPb3O4を第2表に示すモル比率で調合し、そのの
ち実施例1と同様に処理して導電性粉末を得た。この導
電性粉末に第2表に示す割合で第2の構成成分であるTi
O2,BaTiO3および第3の構成成分であるCoO,Co3O4,Co2O
3を加え、さらにホウケイ酸鉛ガラスフリツトを加え
た。これらの固形成分に対して有機質ビヒクルを28重量
%加えて混練し、抵抗ペーストを調整した。
およびPb3O4を第2表に示すモル比率で調合し、そのの
ち実施例1と同様に処理して導電性粉末を得た。この導
電性粉末に第2表に示す割合で第2の構成成分であるTi
O2,BaTiO3および第3の構成成分であるCoO,Co3O4,Co2O
3を加え、さらにホウケイ酸鉛ガラスフリツトを加え
た。これらの固形成分に対して有機質ビヒクルを28重量
%加えて混練し、抵抗ペーストを調整した。
この抵抗ペーストを実施例1と同様に処理し、アルミナ
基板の上に抵抗体を形成した。そして、実施例1と同様
に特性を測定し、その結果を第3表に示した。
基板の上に抵抗体を形成した。そして、実施例1と同様
に特性を測定し、その結果を第3表に示した。
実施例1と同様、※印を付したものはこの発明範囲外の
ものであり、それ以外はすべて発明範囲内のものであ
る。
ものであり、それ以外はすべて発明範囲内のものであ
る。
第2表、第3表において、試料番号15〜19のものは可変
抵抗器用として用いられる抵抗ペーストの例を示したも
ので、試料番号20〜23は高圧用抵抗体として用いられる
抵抗ペーストの例を示したものである。
抵抗器用として用いられる抵抗ペーストの例を示したも
ので、試料番号20〜23は高圧用抵抗体として用いられる
抵抗ペーストの例を示したものである。
したがって、試料番号15〜19については可変抵抗器の特
性評価として回転寿命特性および摺動ノイズを追加して
示した。
性評価として回転寿命特性および摺動ノイズを追加して
示した。
また、試料番号20〜23については高圧用抵抗体の特性評
価として高圧パルス特性、抵抗電圧係数を示した。
価として高圧パルス特性、抵抗電圧係数を示した。
各特性のうち、回転寿命特性は抵抗体の上にスライダを
摺動させ、初期抵抗値に対する100回転後の抵抗値の変
化を測定した値である。
摺動させ、初期抵抗値に対する100回転後の抵抗値の変
化を測定した値である。
また、摺動ノイズはMIL−R−22097に準じて測定した値
である。
である。
さらに、高圧パルス特性は7.5KVを1秒間印加し、無負
荷状態を5秒間とするプロセスを100回繰り返し、初期
の抵抗値に対する変化率を測定した値である。
荷状態を5秒間とするプロセスを100回繰り返し、初期
の抵抗値に対する変化率を測定した値である。
さらにまた、抵抗電圧係数は50V印加時の抵抗値と、500
V印加時の抵抗値を測定し、単位電圧当たりの抵抗値の
変化を測定した値である。
V印加時の抵抗値を測定し、単位電圧当たりの抵抗値の
変化を測定した値である。
第2表、第3表から酸化コバルトを加えることによりT.
C.Rを制御できることが理解できる。また、酸化コバル
トについてCoO,Co3O4,Co2O3のすべてについてT.C.Rを
制御できることが明らかである。ちなみに、試料番号15
〜18、試料番号20〜22、試料番号24〜26の各組成につい
て、酸化コバルトが含有されていない場合のT.C.Rの特
性は、−55℃の場合、それぞれ9.2ppm/℃(試料番号15
〜18に対応するもの)、−328.2ppm/℃(試料番号20〜2
2に対応するもの)、47.6ppm/℃(試料番号24〜26に対
応するもの)であり、+150℃の場合、それぞれ−1037p
pm/℃(試料番号15〜18に対応するもの)、−543.4ppm/
℃(試料番号20〜22に対応するもの)、−342.8ppm/℃
(試料番号24〜26に対応するもの)であった。さらに、
試料番号20〜22から酸化コバルトを加えることにより、
高圧パルス特性を改善できることがわかる。つまり、試
料番号20〜22の抵抗ペーストのうちCo3O4を加えていな
い例では、高圧パルス特性は−2.80%であつたのに対
し、試料番号20〜22のものは−0.56〜−0.91%であり、
このことからCo3O4添加による改善効果が明らかであ
る。なお、比較のために、試料番号20〜22の抵抗ペース
トのうちCo3O4を加えていない例の面積抵抗値は3.6MΩ
/□、T.C.Rは−55℃で−328.2ppm/℃、+150℃で−54
3.4ppm/℃、抵抗電圧係数は−19.4%であった。
C.Rを制御できることが理解できる。また、酸化コバル
トについてCoO,Co3O4,Co2O3のすべてについてT.C.Rを
制御できることが明らかである。ちなみに、試料番号15
〜18、試料番号20〜22、試料番号24〜26の各組成につい
て、酸化コバルトが含有されていない場合のT.C.Rの特
性は、−55℃の場合、それぞれ9.2ppm/℃(試料番号15
〜18に対応するもの)、−328.2ppm/℃(試料番号20〜2
2に対応するもの)、47.6ppm/℃(試料番号24〜26に対
応するもの)であり、+150℃の場合、それぞれ−1037p
pm/℃(試料番号15〜18に対応するもの)、−543.4ppm/
℃(試料番号20〜22に対応するもの)、−342.8ppm/℃
(試料番号24〜26に対応するもの)であった。さらに、
試料番号20〜22から酸化コバルトを加えることにより、
高圧パルス特性を改善できることがわかる。つまり、試
料番号20〜22の抵抗ペーストのうちCo3O4を加えていな
い例では、高圧パルス特性は−2.80%であつたのに対
し、試料番号20〜22のものは−0.56〜−0.91%であり、
このことからCo3O4添加による改善効果が明らかであ
る。なお、比較のために、試料番号20〜22の抵抗ペース
トのうちCo3O4を加えていない例の面積抵抗値は3.6MΩ
/□、T.C.Rは−55℃で−328.2ppm/℃、+150℃で−54
3.4ppm/℃、抵抗電圧係数は−19.4%であった。
(効果) 以上の実施例から明らかなように、この発明にかかる抵
抗ペーストによれば、次のような効果が得られる。
抗ペーストによれば、次のような効果が得られる。
金属酸化物粉末の第2の構成成分として、TiO2,BaT
iO3を添加含有させることにより、無添加のものにくら
べて抵抗値を大きくすることができ、面積抵抗値が5MΩ
/□までの範囲の抵抗体が得られる。
iO3を添加含有させることにより、無添加のものにくら
べて抵抗値を大きくすることができ、面積抵抗値が5MΩ
/□までの範囲の抵抗体が得られる。
抵抗値を大きくしても、抵抗温度特性、回転寿命特
性、摺動ノイズ特性の劣化が見られず、実用上何ら問題
のない抵抗体が得られる。
性、摺動ノイズ特性の劣化が見られず、実用上何ら問題
のない抵抗体が得られる。
金属酸化物粉末の第3の構成成分として酸化コバル
トを添加含有させることにより、抵抗温度特性を制御す
ることができ、さらには高圧パルス特性なども改善でき
るという効果を有する。
トを添加含有させることにより、抵抗温度特性を制御す
ることができ、さらには高圧パルス特性なども改善でき
るという効果を有する。
Claims (3)
- 【請求項1】金属酸化物粉末、ガラスフリット、および
有機質ビヒクルよりなる抵抗ペーストであって、 前記金属酸化物粉末は酸化鉄、酸化ルテニウム、酸化
鉛、および酸化チタンまたはチタン酸バリウムからな
り、 該金属酸化物粉末のうち、酸化鉄、酸化ルテニウム、お
よび酸化鉛を第1の構成成分とし、酸化チタンまたはチ
タン酸バリウムを第2の構成成分としたとき、 第1の構成成分について、酸化鉄をFe3O4に換算し、酸
化ルテニウムをRuO2に換算し、酸化鉛をPb3O4に換算し
たとき、各第1の構成成分は次のモル比からなり、 Fe3O4:RuO2:Pb3O4=1:0.6〜3:0.2〜1 前記第2の構成成分について、酸化チタンまたはチタン
酸バリウムをTiO2、BaTiO3にそれぞれ換算したとき、前
記第1の構成成分の総量1モルに対し0.5モル以下(た
だし、0モルを含まず)含有することを特徴とする抵抗
ペースト。 - 【請求項2】金属酸化物粉末、ガラスフリット、および
有機質ビヒクルよりなる抵抗ペーストであって、 前記金属酸化物粉末は酸化鉄、酸化ルテニウム、酸化
鉛、酸化チタンまたはチタン酸バリウム、および酸化コ
バルトからなり、 該金属酸化物粉末のうち、酸化鉄、酸化ルテニウム、お
よび酸化鉛を第1の構成成分とし、酸化チタンまたはチ
タン酸バリウムを第2の構成成分とし、酸化コバルトを
第3の構成成分としたとき、 前記第1の構成成分について、酸化鉄をFe3O4に換算
し、酸化ルテニウムをRuO2に換算し、酸化鉛をPb3O4に
換算したとき、各第1の構成成分は次のモル比からな
り、 Fe3O4:RuO2:Pb3O4=1:0.6〜3:0.2〜1 前記第2の構成成分について、酸化チタンまたはチタン
酸バリウムをTiO2、BaTiO3にそれぞれ換算したとき、前
記第1の構成成分の総量1モルに対して0.5モル以下
(ただし、0モルを含まず)含有し、 前記第3の構成成分について、酸化コバルトをCoOに換
算したとき、前記第1の構成成分の総量1モルに対して
0.1モル以下(ただし、0モルを含まず)含有すること
を特徴とする抵抗ペースト。 - 【請求項3】金属酸化物粉末、ガラスフリット、および
有機質ビヒクルよりなる抵抗ペーストであって、 前記金属酸化物粉末は酸化鉄、酸化ルテニウム、酸化
鉛、酸化チタンまたはチタン酸バリウム、および酸化コ
バルトからなり、 該金属酸化物粉末のうち、酸化鉄、酸化ルテニウム、お
よび酸化鉛を第1の構成成分とし、酸化チタンまたはチ
タン酸バリウムを第2の構成成分とし、酸化コバルトを
第3の構成成分としたとき、 前記第1の構成成分について、酸化鉄をFe3O4に換算
し、酸化ルテニウムをRuO2に換算し、酸化鉛をPb3O4に
換算したとき、各第1の構成成分は次のモル比からな
り、 Fe3O4:RuO2:Pb3O4=1:0.6〜3:0.2〜1 前記第2の構成成分について、酸化チタンまたはチタン
酸バリウムをTiO2、BaTiO3にそれぞれ換算したとき、前
記第1の構成成分の総量1モルに対して0.5モル以下
(ただし、0モルを含まず)含有し、 前記第3の構成成分について、酸化コバルトをCo3O4に
換算したとき、前記第1の構成成分の総量1モルに対し
て0.5モル以下(ただし、0モルを含まず)含有するこ
とを特徴とする抵抗ペースト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60115115A JPH0732081B2 (ja) | 1985-05-27 | 1985-05-27 | 抵抗ペ−スト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60115115A JPH0732081B2 (ja) | 1985-05-27 | 1985-05-27 | 抵抗ペ−スト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61271801A JPS61271801A (ja) | 1986-12-02 |
| JPH0732081B2 true JPH0732081B2 (ja) | 1995-04-10 |
Family
ID=14654612
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60115115A Expired - Lifetime JPH0732081B2 (ja) | 1985-05-27 | 1985-05-27 | 抵抗ペ−スト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0732081B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06143637A (ja) * | 1992-11-10 | 1994-05-24 | Tokyo Electric Co Ltd | サーマルヘッド |
-
1985
- 1985-05-27 JP JP60115115A patent/JPH0732081B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61271801A (ja) | 1986-12-02 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |