JPH07322461A - ケーブル埋設用多孔保護管 - Google Patents

ケーブル埋設用多孔保護管

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JPH07322461A
JPH07322461A JP6113001A JP11300194A JPH07322461A JP H07322461 A JPH07322461 A JP H07322461A JP 6113001 A JP6113001 A JP 6113001A JP 11300194 A JP11300194 A JP 11300194A JP H07322461 A JPH07322461 A JP H07322461A
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公彦 伊藤
Azuma Osanai
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ピットとピットを結ぶ伝送経路の途中からで
も簡単に分岐できる多孔保護管を提供する。 【構成】 上面に、上段に形成されたケーブル挿通孔
1,1,1の貫通方向に対して略40度の角度傾斜し、
各ケーブル挿通孔1,1,1から外部に開放した分岐筒
3,3,3を一体的に突設する。分岐筒3には盲キャッ
プ4が着脱自在に備えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電力用、通信用、テレ
ビ放送用といった各種伝送用ケーブルを地中に埋設する
場合、ケーブルを保護するために使用されるケーブル埋
設用多孔保護管(以下単に多孔保護管という)に関す
る。
【0002】
【従来の技術】連結した多孔保護管を地中に埋設し、そ
の多孔保護管のケーブル挿通孔内にケーブルを挿通する
伝送ケーブル埋設用の多孔保護管は、図14に示す如
く、伝送経路に沿って溝9を堀設すると共に、要所にハ
ンドホールと呼ばれるピット10,10を設け、それら
ピット10,10間における前記溝9の底に多孔保護管
A,A・・を直列に並べてそれらの多孔保護管B,B・
・同士を相互に連結することにより、ピット10,10
間を多孔保護管B,B・・で連通した後、溝9を埋め戻
している。多孔保護管B,B・・内に挿通されたケーブ
ルのうち幹線はピット10を素通りし、支線はピット1
0内の配電盤を介して順送り、或は分岐接続される。分
岐の必要が生じたときは、ハンドホールから新たに分岐
線14を引き出して各戸に分岐するが、ハンドホールか
ら目的地まで分岐路を新設するとなると、その距離が遠
い場合は工費がかさむため、ピットから離れた途中の部
分から分岐させる方が得策となる。ピットから離れた途
中の部分から分岐させる場合は、多孔保護管を一旦掘り
出してそこに新たな小ピット11´を設け、その小ピッ
ト11´から分岐させている。一方、埋設時に予め分岐
が計画、或は予想される箇所、もしくは一定距離毎に小
ピットを設けておき、将来分岐が必要になった場合、そ
の小ピットを効率良く利用しようとする試みも行なわれ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】分岐する度に掘り出し
て小ピットを構築するのは非常に効率が悪く、膨大な工
費も必要である。一方、予め小ピットを数多く設けてお
けば、掘り返しする必要はなくなるが、コストアップは
避けられないし、全く利用されない小ピットの数も少な
くないので、無駄が多いといわざるをえない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、ケーブル埋設
経路にできるだけ多くの分岐可能な箇所を設けておくこ
とができる多孔保護管であって、その構成は、外周面
に、前記ケーブル挿通孔と外部とを連通させる分岐用の
ケーブル引き出し口を少なくとも1つ以上設けたことに
あり、前記ケーブル引き出し口には、ケーブル挿通孔に
対して略40度の角度傾斜した方向に向けて分岐筒を突
設することができる。前記分岐筒は、ケーブル引き出し
口へ一体的に形成することもできるし、ケーブル引き出
し口に対して着脱可能とし、ケーブル引き出し口に対し
て着脱自在な閉塞板と付け替え可能にもできる。又ケー
ブル引き出し口は、最上列と両サイドに位置するケーブ
ル挿通孔総てに対して夫々1個づつ設け、最上列と両サ
イドに位置するどのケーブル挿通孔からでも、閉塞板を
取り外して分岐筒に着け替えてケーブルを分岐筒から引
き出し可能にすることが望ましい。
【0005】
【作用】ケーブル引き出し口が露出するまで掘り起こせ
ば、そのケーブル引き出し口からケーブルを引き出すこ
とができる。又ケーブル引き出し口に傾斜した分岐管を
設けることにより、ケーブルが引き出し易くなるし、ケ
ーブル引き出し口に対して閉塞板と分岐管とを付け換え
可能とすることで、引き出し口の数や配置のパターンを
組み換えできる。
【0006】
【実施例】本発明に係る多孔保護管の実施例を図面に基
づいて説明する。図1は多孔保護管Aの外観を、又図2
はその断面を夫々示したもので、この多孔保護管Aは、
陶磁器製で、全体に周面の角部が丸味を持った角柱形状
を呈し、上下二段で横3列に配置された計6本のケーブ
ル挿通孔1,1・・が並行に貫設され、中間部分の外周
面をケーブル挿通孔に沿って肉抜きすることにより軽量
化が図られている。又上側面には、その上側面に近接し
ている上段3本のケーブル挿通孔1,1,1に夫々連通
したケーブル引き出し口2,2,2が開口し、そのケー
ブル引き出し口2,2,2には夫々分岐筒3,3,3
が、前記ケーブル挿通孔1に対して略40度傾斜した角
度にて一体的に突設されている。そしてそれら分岐筒
3,3,3には、ゴム製の盲キャップ4,4,4が着脱
自在に付属される。又中心部にはボルト挿通孔5,5が
貫通しており、端面にはパッキン位置決め用の穴が6,
6・・凹設されている。
【0007】このように形成された多孔保護管Aは 図
3に示す如く、従来使用されている多孔保護管B,B間
に、パッキン7を介して挿入接続することができ、それ
ら多孔保護管A,Bは、多孔保護管A,A同士を連結す
る場合と同様に、周知の多孔保護管連設工法に従って、
継ぎ足しボルト8,8にて連結される。施工する場合、
従来と同様に、伝送経路に沿って堀設された溝9の要所
にハンドホールと呼ばれるピット10、及びそのピット
10より小型の小ピット11を設け、それらピット1
0、小ピット11間に溝9を掘設し、その溝9内に、数
本連設した多孔保護管毎に多孔保護管Aを一本の割合で
接続して埋設する。それによって、伝送経路上には、ピ
ット10,10間やピット10と小ピット11との間
に、小ピッチで多孔保護管Aで構成された分岐部12が
確保される(図4)。多孔保護管Aは、分岐筒3に盲キ
ャップ4を付けたままで埋設しておけば、分岐筒3内へ
土砂が流入して詰ったりすることはなく、掘り返して盲
キャップ4を外すだけで分岐筒3が開口するので、そこ
から分岐線13を引き出すことができる。よっていちい
ち多孔保護管を掘り出して幹線や支線のケーブル13を
挿通しなおす必要はなく、引き出された分岐線14,1
4,14は、例えば先端にマニホールド部15aを有し
た保護パイプ15内に挿通され、各戸へ送り出される
(図5)。
【0008】本実施例のケーブル引き出し口には、略4
0度傾斜した分岐筒が一体的に設けられているので、ケ
ーブルをスムーズに送り込み、或は引き出しができ、作
業性が良い。又ケーブル引き出し口は、図6に例示する
如く分岐筒を省略してケーブル引き出し口2,2,2の
みを開口させておくだけでもかまわないのであって、そ
の場合は、従来の多孔保護管Bに穴加工を施すだけで製
造できるから、僅かな製造装置の改造と工程の変更のみ
で対応できるし、分岐作業をする場合、ケーブル挿通孔
に対して傾斜状態でケーブル引き出し口に装着可能なケ
ーブル案内用の治具を利用すれば、作業性を損なうこと
もなくなる。前記分岐筒は、各ケーブル挿通孔に対して
一本づつ独立形成するばかりでなく、図7に示す如く、
複数本を一体化した分岐筒3´とすれば、強度が強くな
り、3種を一セットとして分岐するには間違うことがな
く好都合であるし、ダンプカーの通過時など、上面から
の圧力に対して破損しにくくなる。更に分岐筒3は、図
8に示す如く、総てのケーブル挿通孔から分岐線を引き
出し可能なように、ケーブル挿通孔1,1・・を上下三
段横二列に配置して、両サイドに夫々のケーブル挿通孔
から分岐筒3,3・・を突出させることもできるし、同
図示の如く、各ケーブル挿通孔に対して傾斜方向の異な
る2つ、両サイドで計12本の分岐筒3,3・・を突設
し、ケーブルを双方向へ自由に引き出し可能とし、分岐
部に近い方のピットから、分岐用のケーブルを導入する
ようにもできる。
【0009】以上の説明は6本のケーブル挿通孔を有し
た多孔保護管であるため、上下三段横二列の縦型とすれ
ば、総てのケーブル挿通孔が外周面の上面又は両サイド
面に隣接しているので、総てのケーブル挿通孔に対して
ケーブル引き出し穴を設定することは可能であるが、通
例、下面からケーブルを引き出すことはないため、上下
三列縦三段で計9本のケーブル挿通孔を有した多孔保護
管では、最大でも7本のケーブル挿通孔に対してしかケ
ーブル引き出し穴を確保できない。その場合、図9に示
す如く、上面の中央に1つと両サイドに3つづつ設ける
aのパターンと、上面に3つと、両サイドに2つづつ設
けるbのパターン、上面に2つ設け、左右のいずれか一
方に2つ設け、もう一方に3つ設けるパターンとがある
が、前記aかbのいずれかのパターンを選択するのが理
想であろう。
【0010】これまでに説明した実施例は、ケーブル引
き出し口に分岐筒を一体的に設けた構造であるため、ケ
ーブル引き出し穴の位置や数、それに分岐筒の突出方向
等の異なる組み合わせパターンの製品を数多く用意しな
くてはならないが、分岐筒を着脱自在に設ければ、それ
らの組み合わせパターンを自由に選択、変更できる。即
ち、上側面及び左右両サイド面に近接するケーブル挿通
孔に対し、一箇所づつケーブル引き出し口を設け、それ
ぞれのケーブル引き出し口に対して閉塞板と分岐筒とを
用意しておけば、閉塞板と分岐筒との選択により豊富な
バリエーションが生まれ、又傾斜方向も制限されず、如
何なる分岐パターンにも応ずることができる。そのよう
な変更例について説明する。
【0011】図10及び図11に示す多孔保護管は、6
本のパイプ16,16・・を横二列縦三段に束ねると共
に、その束ねたパイプ16,16・・の両端縁に、パイ
プの軸方向に直交した接続面形成用の当接板17,17
を取り付けて成り、当接板17にはパイプ16,16・
・の貫通孔内に連通するケーブル挿通用の透孔18,1
8・・と、ボルト挿通用の小透孔19,19と、パッキ
ン位置決め用穴20,20・・が形成され、又各パイプ
16,16・・の左側又は右側に露出した周面に、ケー
ブル引き出し口としての窓部21,21・・が開口され
た金属製の本体と、それら各窓部21、21・・に着脱
自在な閉塞板22又は分岐筒23とで構成される。閉塞
板22は、前記パイプ16,16・・の外周面に密着
し、ケーブル引き出し窓を完全に覆う大きさ並びに形状
となっており、窓部21の周囲に設けられているねじ穴
24,24・・を利用してねじ止めすることができる。
又分岐筒23は、前記閉塞板22と同じ外形のベースプ
レート23a中央にケーブル引き出し口が開口し、その
ケーブル引き出し口から外方へ筒部23bが突出してい
て、前記閉塞板22と同様に、ねじ穴24,24を利用
してねじ25でねじ止めすることができる。これら分岐
筒24と閉塞板22も金属製で、本体及びこれら分岐
筒、閉塞板には樹脂コーティングが施されている。
【0012】このように形成された多孔保護管は、例え
ば埋設時には総ての窓部を閉塞しておき、分岐の必要が
あったら分岐筒を取り付けるようにしたり、当初は両サ
イドの中央のみに分岐筒を取り付けて2本のケーブルが
分岐されるようにしておくと共に、その他の窓を閉塞し
ておき、分岐ケーブルの本数増加の要求があった時、閉
塞板を分岐筒に付け替えて分岐筒を増設するなどでき
る。それによって本体1つに複数の閉塞板と分岐筒とを
準備しておくことにより、複数のバリエーションに対応
することができ、パターンの変更ばかりでなく、引き出
し方向も選択自由であるし、分岐筒の傾斜角度及び方向
(外周面に対して直交する方向と水平方向とを含む)
も、適宜変更して差し支えない。又金属製であるから溶
接のみで簡単に形成でき、図12に示す如く、横三列縦
三段の多孔保護管にも適応できる。この場合は、図13
に示す如く、ケーブル引き出し口を、上面中央に1つと
左右に3つづつ設けてそれらを閉塞板で閉塞しておき、
必要に応じて閉塞板を分岐筒と交換することにより、最
大では、前記図9で示したaタイプの配列となって総て
の上面及び左右両サイドの面に近接するケーブル挿通孔
からのケーブル引き出しが可能となる。尚本発明の多孔
保護管は、ケーブル引き出し口を少なくとも1つ以上設
け、ケーブルの分岐を可能とするもので、裏側面に形成
することを否定するものではなく、陶器や金属以外の材
質、例えば合成樹脂や複数種の材料を組み合わせて形成
してもかまわないし、金属や合成樹脂の場合は、パイプ
や板体を溶着或は接着して形成するばかりでなく鋳物や
射出成型品とすることができる。又形状は実施例に限定
されず、屈曲部用の多孔保護管であったり、多段積みや
横並べした複数本の多孔保護管に対応すべく、複数本と
同時に接続可能な多孔保護管であったり、サイズも多種
に及ぶ。又多孔保護管には、多段積みを考慮して係合手
段を設けることができ、更に隣接するケーブル挿通孔相
互間には、中央のケーブル挿通孔に挿通されたケーブル
を、同じ種類のケーブル挿通用として割り当てられた隣
の挿通孔に、ピット間の途中で移し替えるための切り替
え路を形成して隣のケーブル挿通孔に連通するケーブル
引き出し口から分岐させることもできる。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、従来の多孔保護管の間
に挿入されるよう連設しておくことにより、埋設後に分
岐する必要性が生じたときは、掘り返して分岐用のケー
ブル引き出し口を見付け出し、そこから分岐ケーブルを
引き出すだけで簡単に済む。又閉塞板と分岐筒との交換
により分岐筒の数を増減したり配置を変更するようにす
れば、1つの本体と2種類の部材とだけであらゆる分岐
条件にも対応できるのである。そしてこのような分岐用
の多孔保護管を埋設しておくことで、埋設及び分岐作業
は、従来の小ピットを構築する手間に比べて大幅に省力
化され、無駄がなくなるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る多孔保護管の外観を示す斜視図
である。
【図2】 図1における盲キャップを外した縦列の断面
を示した説明図である。
【図3】 分岐例の説明図である。
【図4】 埋設例の説明図である。
【図5】 変更実施例の説明図である。
【図6】 変更実施例の説明図である。
【図7】 変更実施例の説明図である。
【図8】 変更実施例の説明図である。
【図9】 a,bは分岐管突出パータンの説明図であ
る。
【図10】 変更実施例の説明図である。
【図11】 変更実施例の説明図である。
【図12】 変更実施例の説明図である。
【図13】 変更実施例の説明図である。
【図14】 従来の埋設例を示す説明図である。
【符号の説明】
A・・多孔保護管(ケーブル引き出し口あり)、B・・
多孔保護管(ケーブル引き出し口なし)、1・・ケーブ
ル挿通孔、2・・ケーブル引き出し口、3,3´・・分
岐筒、4・・盲キャップ、5・・ボルト挿通孔、6・・
パッキン位置決め用の穴、7・・パッキン、8・・継ぎ
足しボルト、9・・溝、10・・ピット(ハンドホー
ル)、11,11´・・小ピット、12・・分岐部、1
3・・ケーブル、14・・分岐線、15・・保護パイ
プ、15a・・マニホールド部、16・・パイプ、17
・・当接板、18・・透孔、19・・小透孔、20・・
パッキン位置決め用穴、21・・窓部、22・・閉塞
板、23・・分岐筒、23a・・ベースプレート、23
b・・筒部、24・・ねじ穴、25・・ねじ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のケーブル挿通孔が並行に貫設され
    た多孔保護管であって、外周面に、前記ケーブル挿通孔
    と外部とを連通させる分岐用のケーブル引き出し口を少
    なくとも1つ以上設けたケーブル埋設用多孔保護管。
  2. 【請求項2】 前記ケーブル引き出し口に、ケーブル挿
    通孔に対して略40度の角度傾斜した方向に向けて分岐
    筒を一体的に突設した請求項1に記載のケーブル埋設用
    多孔保護管。
  3. 【請求項3】 前記ケーブル引き出し口に、その引き出
    し口を閉塞する閉塞板と、ケーブル挿通孔に対して略4
    0度の角度傾斜した方向に向けた分岐筒とのいずれかを
    選択し、その選択したいずれかを着脱自在に備えて成る
    請求項1に記載のケーブル埋設用多孔保護管。
  4. 【請求項4】 前記ケーブル引き出し口を、最上列と両
    サイドに位置するケーブル挿通孔の総てに対して夫々1
    つづつ設けてその引き出し口を着脱自在な閉塞板で閉塞
    し、その閉塞されたケーブル引き出し口から閉塞板を取
    り外してケーブル挿通孔に対して略40度の角度傾斜し
    た方向に向けた分岐筒に着け替えることにより、ケーブ
    ルを分岐筒から引き出し可能とした請求項1に記載のケ
    ーブル埋設用多孔保護管。
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