JPH073224A - 粘着テープの製造方法 - Google Patents
粘着テープの製造方法Info
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- JPH073224A JPH073224A JP14761693A JP14761693A JPH073224A JP H073224 A JPH073224 A JP H073224A JP 14761693 A JP14761693 A JP 14761693A JP 14761693 A JP14761693 A JP 14761693A JP H073224 A JPH073224 A JP H073224A
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- roll
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 転写方式の塗布方法を採る粘着テープの製造
方法において、不良品の発生防止を図った製造方法を提
供する。 【構成】 図1(イ)において、両面に剥離剤を塗布・
乾燥した剥離紙6の一面に、粘着剤層7が設けられた粘
着シート8と、テープ基材9とを、金属ロール1と押圧
ロール2とからなる転写ロール3に送り込んで押圧し、
粘着シート8の粘着剤層7を基材9に転写して、粘着テ
ープT1を得るに際し、押圧ロール2として、接地され
た導電性素材からなるものを使用し、押圧ロール2に蓄
積された静電気を逐次地面に逃がすようにして、静電気
に因する剥離紙の剥離剤の破壊を防止した。かくするこ
とにより、不良品の発生がなく、生産効率が向上する。
方法において、不良品の発生防止を図った製造方法を提
供する。 【構成】 図1(イ)において、両面に剥離剤を塗布・
乾燥した剥離紙6の一面に、粘着剤層7が設けられた粘
着シート8と、テープ基材9とを、金属ロール1と押圧
ロール2とからなる転写ロール3に送り込んで押圧し、
粘着シート8の粘着剤層7を基材9に転写して、粘着テ
ープT1を得るに際し、押圧ロール2として、接地され
た導電性素材からなるものを使用し、押圧ロール2に蓄
積された静電気を逐次地面に逃がすようにして、静電気
に因する剥離紙の剥離剤の破壊を防止した。かくするこ
とにより、不良品の発生がなく、生産効率が向上する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粘着テープの製造方法
に関するものであり、更に詳しくは、担体に塗布された
粘着剤を粘着テープ用基材に移し替える所謂転写方式の
塗布方法を採る粘着テープの製造方法に関するものであ
る。
に関するものであり、更に詳しくは、担体に塗布された
粘着剤を粘着テープ用基材に移し替える所謂転写方式の
塗布方法を採る粘着テープの製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】粘着テープを連続的に製造する方法は、
基材を連続的にロールコーターに送り込んで、その片面
もしくは両面に溶剤型もしくは無溶剤型粘着剤を塗布
し、乾燥して巻き取るという一連の工程を経るのが一般
的な方法であるが、例えば、基材が多孔質や繊維質のも
のであって、且つ溶剤型粘着剤を使用するときは、上記
一般的な方法では、一定の厚さで均一な粘着剤層を形成
することは難しく、また、基材の両面に溶剤型粘着剤を
塗布して両面粘着テープを得ることも難しいのである。
基材を連続的にロールコーターに送り込んで、その片面
もしくは両面に溶剤型もしくは無溶剤型粘着剤を塗布
し、乾燥して巻き取るという一連の工程を経るのが一般
的な方法であるが、例えば、基材が多孔質や繊維質のも
のであって、且つ溶剤型粘着剤を使用するときは、上記
一般的な方法では、一定の厚さで均一な粘着剤層を形成
することは難しく、また、基材の両面に溶剤型粘着剤を
塗布して両面粘着テープを得ることも難しいのである。
【0003】そこで、このような場合には、粘着剤を一
旦剥離紙に塗布し、この剥離紙に仮着された粘着剤を基
材と重ね合わせて押圧することにより、粘着剤を基材に
写し替える所謂転写方式を採用することがある。この転
写方式を更に詳述すると、図3に示すように、金属ロー
ルaと、これに対応して設けられた押圧ロールbとから
なる転写ロールcに、一方向から帯状の粘着テープ用基
材dを連続的に移送すると共に、他方向から剥離紙eの
片面に粘着剤fが塗布された帯状の粘着シートgを移送
し、該粘着シートgの粘着剤fが基材dに接するように
して送り込み、基材dに粘着剤fを転写する訳である。
製品形態としては、基材dの背面に剥離処理が施されて
いる場合は剥離紙eを取り除いて巻重体とするが、そう
でないときは、このまま剥離紙eを巻き込んで巻重体と
する。
旦剥離紙に塗布し、この剥離紙に仮着された粘着剤を基
材と重ね合わせて押圧することにより、粘着剤を基材に
写し替える所謂転写方式を採用することがある。この転
写方式を更に詳述すると、図3に示すように、金属ロー
ルaと、これに対応して設けられた押圧ロールbとから
なる転写ロールcに、一方向から帯状の粘着テープ用基
材dを連続的に移送すると共に、他方向から剥離紙eの
片面に粘着剤fが塗布された帯状の粘着シートgを移送
し、該粘着シートgの粘着剤fが基材dに接するように
して送り込み、基材dに粘着剤fを転写する訳である。
製品形態としては、基材dの背面に剥離処理が施されて
いる場合は剥離紙eを取り除いて巻重体とするが、そう
でないときは、このまま剥離紙eを巻き込んで巻重体と
する。
【0004】両面粘着テープの場合は、例えば図4に示
すように、転写ロールcに向けて、二方向から剥離紙e
1或いはe2の片面に粘着剤f1或いはf2が塗布され
た粘着シートg1、g2を移送し、第三の方向から基材
hを移送して、これを粘着シートg1、g2でサンドイ
ッチするように、転写ロールcに送り込むのである。
すように、転写ロールcに向けて、二方向から剥離紙e
1或いはe2の片面に粘着剤f1或いはf2が塗布され
た粘着シートg1、g2を移送し、第三の方向から基材
hを移送して、これを粘着シートg1、g2でサンドイ
ッチするように、転写ロールcに送り込むのである。
【0005】
【本発明が解決しようとする課題】しかしながら、いず
れの場合においても、押圧ロールbの材質としては、天
然ゴムや合成ゴムのような電気の不良導体からなるもの
を使用するので、該押圧ロールbには、主として基材d
との摩擦により発生した静電気が蓄積され、一方、金属
ロールaは電気の良導体であるから、粘着シートg、基
材dが転写ロールcを通過して離脱した状態では、金属
ロールaと押圧ロールbとの間で局部的な高電場が発生
してスパークする。その結果、その間に介在する剥離紙
の剥離剤を破壊して剥離性が消滅する。従って巻重体か
ら巻き戻す際に剥離紙が破れて不良品となる場合が多か
った。
れの場合においても、押圧ロールbの材質としては、天
然ゴムや合成ゴムのような電気の不良導体からなるもの
を使用するので、該押圧ロールbには、主として基材d
との摩擦により発生した静電気が蓄積され、一方、金属
ロールaは電気の良導体であるから、粘着シートg、基
材dが転写ロールcを通過して離脱した状態では、金属
ロールaと押圧ロールbとの間で局部的な高電場が発生
してスパークする。その結果、その間に介在する剥離紙
の剥離剤を破壊して剥離性が消滅する。従って巻重体か
ら巻き戻す際に剥離紙が破れて不良品となる場合が多か
った。
【0006】この対策として、従来は、図3に示すよう
に転写ロールcの出口側の基材dの下方に、高電圧印加
式の除電器iを設置し、その電極(図示しない)と金属
ロールaとの間に高電圧を印加して、周辺の空気を摩擦
帯電とは反対の電荷を持つイオンに変換し、この帯電し
たイオンを押圧ロールb、基材dに吹き当てて静電気を
中和させる方法が採られていた。
に転写ロールcの出口側の基材dの下方に、高電圧印加
式の除電器iを設置し、その電極(図示しない)と金属
ロールaとの間に高電圧を印加して、周辺の空気を摩擦
帯電とは反対の電荷を持つイオンに変換し、この帯電し
たイオンを押圧ロールb、基材dに吹き当てて静電気を
中和させる方法が採られていた。
【0007】しかしながら、転写部、即ち金属ロールa
と押圧ロールbとの間で、最も押圧力の強い箇所に対応
する金属ロールa上の点xから、粘着テープtが金属ロ
ールaから離脱するまでの距離が極端に短く、従って金
属ロールaの押圧面は、殆ど露出した状態にあり、除電
器iから発する帯電したイオンが、押圧ロールbや基材
dに届く迄の間に高電場が発生して充分な効果を発揮し
ていないのが現状である。
と押圧ロールbとの間で、最も押圧力の強い箇所に対応
する金属ロールa上の点xから、粘着テープtが金属ロ
ールaから離脱するまでの距離が極端に短く、従って金
属ロールaの押圧面は、殆ど露出した状態にあり、除電
器iから発する帯電したイオンが、押圧ロールbや基材
dに届く迄の間に高電場が発生して充分な効果を発揮し
ていないのが現状である。
【0008】本発明は、上述のような従来技術の欠点を
解消し、静電気が発生しないような対策を採るか、或い
は仮に静電気が発生しても剥離紙の絶縁破壊が起こらな
いような対策を講ずることによって、不良品の発生防止
を図った粘着テープの製造方法を提供することを目的と
してなされたものである。
解消し、静電気が発生しないような対策を採るか、或い
は仮に静電気が発生しても剥離紙の絶縁破壊が起こらな
いような対策を講ずることによって、不良品の発生防止
を図った粘着テープの製造方法を提供することを目的と
してなされたものである。
【0009】
【課題を解決する為の手段】請求項1記載の発明は、
「金属ロールと押圧ロールからなる転写ロールに向け
て、一方向から帯状の粘着テープ用基材を連続的に移送
すると共に、他方向から剥離紙の片面に粘着剤が塗布さ
れた帯状の粘着シートを移送し、粘着シートの粘着剤が
基材に接するように送り込んで押圧し、基材に粘着剤を
転写する粘着テープの製造方法において、押圧ロールと
して、接地された導電性素材からなるものを用いること
を特徴とする粘着テープの製造方法」をその要旨とする
ものであり、
「金属ロールと押圧ロールからなる転写ロールに向け
て、一方向から帯状の粘着テープ用基材を連続的に移送
すると共に、他方向から剥離紙の片面に粘着剤が塗布さ
れた帯状の粘着シートを移送し、粘着シートの粘着剤が
基材に接するように送り込んで押圧し、基材に粘着剤を
転写する粘着テープの製造方法において、押圧ロールと
して、接地された導電性素材からなるものを用いること
を特徴とする粘着テープの製造方法」をその要旨とする
ものであり、
【0010】請求項2記載の発明は、「押圧ロールとし
て、その少なくとも押圧面に帯電防止剤が塗布されたも
のを用いることを特徴とする請求項1記載の粘着テープ
の製造方法」をその要旨とするものであり、
て、その少なくとも押圧面に帯電防止剤が塗布されたも
のを用いることを特徴とする請求項1記載の粘着テープ
の製造方法」をその要旨とするものであり、
【0011】請求項3記載の発明は、「転写部を通過し
た粘着テープが、金属ロール上の該転写部に対応する位
置から胴周面上で30cm以上隔てた位置で離脱するよ
うにしたことを特徴とする請求項1記載の粘着テープの
製造方法」をその要旨とするものであり、
た粘着テープが、金属ロール上の該転写部に対応する位
置から胴周面上で30cm以上隔てた位置で離脱するよ
うにしたことを特徴とする請求項1記載の粘着テープの
製造方法」をその要旨とするものであり、
【0012】請求項4記載の発明は、「少なくとも押圧
面が絶縁性を有する二本のロールからなる転写ロールに
向けて、一方向から帯状の粘着テープ用基材を連続的に
移送すると共に、他方向から剥離紙の片面に粘着剤が塗
布された帯状の粘着シートを移送し、粘着シートの粘着
剤が基材に接するように送り込んで押圧し、基材に粘着
剤を転写することを特徴とする粘着テープの製造方法」
をその要旨とするものである。
面が絶縁性を有する二本のロールからなる転写ロールに
向けて、一方向から帯状の粘着テープ用基材を連続的に
移送すると共に、他方向から剥離紙の片面に粘着剤が塗
布された帯状の粘着シートを移送し、粘着シートの粘着
剤が基材に接するように送り込んで押圧し、基材に粘着
剤を転写することを特徴とする粘着テープの製造方法」
をその要旨とするものである。
【0013】即ち、請求項1記載の発明では、静電気に
因する剥離紙の絶縁破壊防止対策として、接地された導
電性素材からなる押圧ロールを使用して、該静電気を押
圧ロールから逃がすようにしたことを骨子とするもので
あり、
因する剥離紙の絶縁破壊防止対策として、接地された導
電性素材からなる押圧ロールを使用して、該静電気を押
圧ロールから逃がすようにしたことを骨子とするもので
あり、
【0014】請求項2記載の発明では、同じく絶縁破壊
防止対策として、押圧ロールの少なくとも押圧面に帯電
防止剤を塗布し、該押圧ロールにおける静電気発生その
ものを防止するようにしたことを骨子とするものであ
り、
防止対策として、押圧ロールの少なくとも押圧面に帯電
防止剤を塗布し、該押圧ロールにおける静電気発生その
ものを防止するようにしたことを骨子とするものであ
り、
【0015】請求項3記載の発明では、同じく絶縁破壊
防止対策として、転写部を通過した粘着テープが、金属
ロール上の該転写部に対応する位置から胴周面上で30
cm以上隔てた位置で離脱するようにして、該金属ロー
ルを粘着テープで局部的に絶縁し、例え静電気が発生し
ても金属ロールと押圧ロールとの間で局部的な高電場が
発生しないようにしたことを骨子とするものである。
防止対策として、転写部を通過した粘着テープが、金属
ロール上の該転写部に対応する位置から胴周面上で30
cm以上隔てた位置で離脱するようにして、該金属ロー
ルを粘着テープで局部的に絶縁し、例え静電気が発生し
ても金属ロールと押圧ロールとの間で局部的な高電場が
発生しないようにしたことを骨子とするものである。
【0016】請求項4記載の発明では、同じく絶縁破壊
防止対策として、金属ロールの少なくとも押圧面が絶縁
されたものか、又は金属ロールに換えて絶縁性素材から
なるロールを用いることにより、例え静電気が発生して
も転写ロール間で局部的な高電場が発生しないようにし
たことを骨子とするものである。
防止対策として、金属ロールの少なくとも押圧面が絶縁
されたものか、又は金属ロールに換えて絶縁性素材から
なるロールを用いることにより、例え静電気が発生して
も転写ロール間で局部的な高電場が発生しないようにし
たことを骨子とするものである。
【0017】請求項1記載の発明において用いる導電性
素材からなる押圧ロールとしては、各種天然ゴム、合成
ゴム等のゴム系材料に、金属やカーボン等の導電性粉末
を混入してロール状に成形したものが好適であり、中で
もシリコンゴムロールは、摩擦係数が小さく、耐熱、耐
油、耐コロナ性の他、各種電気特性にも優れているので
推奨される。
素材からなる押圧ロールとしては、各種天然ゴム、合成
ゴム等のゴム系材料に、金属やカーボン等の導電性粉末
を混入してロール状に成形したものが好適であり、中で
もシリコンゴムロールは、摩擦係数が小さく、耐熱、耐
油、耐コロナ性の他、各種電気特性にも優れているので
推奨される。
【0018】請求項2記載の発明において、押圧ロール
の少なくとも押圧面に帯電防止剤を塗布する手段として
は、押圧ロールの下方に塗布槽を設置し、これに界面活
性剤、無機塩、多価アルコール等公知の液状帯電防止剤
を入れ、この塗布槽に、胴周面が繊維質材、多孔質材等
の含浸性素材で形成されたピックアップロールを浸漬
し、該ピックアップロールを押圧ロールに接触させてこ
れに転写する方法が推奨される。
の少なくとも押圧面に帯電防止剤を塗布する手段として
は、押圧ロールの下方に塗布槽を設置し、これに界面活
性剤、無機塩、多価アルコール等公知の液状帯電防止剤
を入れ、この塗布槽に、胴周面が繊維質材、多孔質材等
の含浸性素材で形成されたピックアップロールを浸漬
し、該ピックアップロールを押圧ロールに接触させてこ
れに転写する方法が推奨される。
【0019】この方法では、押圧ロールの胴周面に塗布
された帯電防止剤により、押圧ロールの胴周面に導電性
膜を形成し、該導電性膜の親水性基により電荷の漏洩速
度を速くする訳である。帯電防止剤の具体例としては、
第1級アミン塩、第4級アンモニウム化合物、リン酸エ
ステル塩等が挙げられるが、単なる水でも効果を発揮す
ることができ、請求項2記載の発明では、水も帯電防止
剤に含まれる。
された帯電防止剤により、押圧ロールの胴周面に導電性
膜を形成し、該導電性膜の親水性基により電荷の漏洩速
度を速くする訳である。帯電防止剤の具体例としては、
第1級アミン塩、第4級アンモニウム化合物、リン酸エ
ステル塩等が挙げられるが、単なる水でも効果を発揮す
ることができ、請求項2記載の発明では、水も帯電防止
剤に含まれる。
【0020】請求項3記載の発明において、粘着テープ
が金属ロールから離脱する位置は、転写部から30cm
以上、好ましくは40cm以上離れている必要があり、
30cm以下では、金属ロールの粘着テープによる絶縁
被覆効果が少なくなる場合がある。このように、金属ロ
ールを粘着テープにより大きく被覆するには、図2
(イ)に示すように、ガイドロールを付設することによ
り、粘着テープが金属ロールを巻き込む距離を大きくす
ることにより達成できる。
が金属ロールから離脱する位置は、転写部から30cm
以上、好ましくは40cm以上離れている必要があり、
30cm以下では、金属ロールの粘着テープによる絶縁
被覆効果が少なくなる場合がある。このように、金属ロ
ールを粘着テープにより大きく被覆するには、図2
(イ)に示すように、ガイドロールを付設することによ
り、粘着テープが金属ロールを巻き込む距離を大きくす
ることにより達成できる。
【0021】請求項4記載の発明において、少なくとも
押圧面を絶縁する手段としては、各ロールの胴周面にフ
ッ素樹脂、シリコン樹脂等の各種合成樹脂皮膜を形成す
る方法が挙げられ、中でもフッ素樹脂、シリコン樹脂
は、摩擦係数が小さいので好適である。また、二本のロ
ールのいずれもが、全体として絶縁性素材からなるもの
で製せられていてもよい。この絶縁加工により付与され
る絶縁抵抗値としては、108 Ω以上とするのがよく、
これ以下の値であると、所期の効果が得られない場合が
ある。
押圧面を絶縁する手段としては、各ロールの胴周面にフ
ッ素樹脂、シリコン樹脂等の各種合成樹脂皮膜を形成す
る方法が挙げられ、中でもフッ素樹脂、シリコン樹脂
は、摩擦係数が小さいので好適である。また、二本のロ
ールのいずれもが、全体として絶縁性素材からなるもの
で製せられていてもよい。この絶縁加工により付与され
る絶縁抵抗値としては、108 Ω以上とするのがよく、
これ以下の値であると、所期の効果が得られない場合が
ある。
【0022】請求項1〜4記載の発明において、従来と
同様に転写ロール出口側の適当な位置(通常、転写部か
ら10cm程度離れたところ)に、高電圧印加式の除電
器を設置するのは任意である。
同様に転写ロール出口側の適当な位置(通常、転写部か
ら10cm程度離れたところ)に、高電圧印加式の除電
器を設置するのは任意である。
【0023】
【作用】請求項1記載の発明では、押圧ロールとして、
接地された導電性素材からなるものを用いるようにした
ので、押圧ロールに発生し蓄積されている静電気は、逐
次押圧ロールから地面に逸散し、スパーク等によって、
粘着テープの剥離紙の剥離性を阻害することがない。
接地された導電性素材からなるものを用いるようにした
ので、押圧ロールに発生し蓄積されている静電気は、逐
次押圧ロールから地面に逸散し、スパーク等によって、
粘着テープの剥離紙の剥離性を阻害することがない。
【0024】請求項2記載の発明では、押圧ロールの少
なくとも押圧面に帯電防止剤が塗布されたものを用いる
ようにしたので、該押圧ロールにおける静電気発生その
ものが殆ど無く、粘着テープの剥離紙の剥離性を阻害す
ることがない。
なくとも押圧面に帯電防止剤が塗布されたものを用いる
ようにしたので、該押圧ロールにおける静電気発生その
ものが殆ど無く、粘着テープの剥離紙の剥離性を阻害す
ることがない。
【0025】請求項3記載の発明では、転写部を通過し
た粘着テープが、金属ロール上の該転写部に対応する位
置から胴周面上で30cm以上隔てた位置で離脱するよ
うに調整したので、該金属ロールを粘着テープで局部的
に絶縁することとなり、例え静電気が発生しても金属ロ
ールと押圧ロールとの間で局部的な高電場が発生せず、
粘着テープの剥離紙の剥離性を阻害することがない。
た粘着テープが、金属ロール上の該転写部に対応する位
置から胴周面上で30cm以上隔てた位置で離脱するよ
うに調整したので、該金属ロールを粘着テープで局部的
に絶縁することとなり、例え静電気が発生しても金属ロ
ールと押圧ロールとの間で局部的な高電場が発生せず、
粘着テープの剥離紙の剥離性を阻害することがない。
【0026】請求項4記載の発明では、金属ロールの少
なくとも押圧面が絶縁されたものか、又は金属ロールに
換えて絶縁性素材からなるロールを用いるようにしたの
で、押圧ロールに例え静電気が多量に蓄積されても、転
写ロール間で局部的な高電場が発生せず、粘着テープの
剥離紙の剥離性を阻害することがない。
なくとも押圧面が絶縁されたものか、又は金属ロールに
換えて絶縁性素材からなるロールを用いるようにしたの
で、押圧ロールに例え静電気が多量に蓄積されても、転
写ロール間で局部的な高電場が発生せず、粘着テープの
剥離紙の剥離性を阻害することがない。
【0027】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面に基づいて
詳細に説明する。実施例1 図1(イ)は、請求項1記載の発明の実施に用いる装置
の一例を示す概略説明図である。
詳細に説明する。実施例1 図1(イ)は、請求項1記載の発明の実施に用いる装置
の一例を示す概略説明図である。
【0028】図1において、1は直径が500mmの鋼
鉄製の円筒体からなる金属ロールであって、その胴周面
にはクロムメッキが施されている。2は金属ロール1の
下方に、間隔調整可能に設置され、直径が250mmの
接地された押圧ロールであって、シリコンゴムにカーボ
ン粉末を5〜10重量%混合した材料を用いて成形さ
れ、5×106 Ωの絶縁抵抗値が具備されており、金属
ロール1と押圧ロール2とで転写ロール3を形成してい
る。尚、4は電圧印加式除電器(春日電機社製、型式A
PS)であって、転写部5から100mmの水平距離を
隔てたところに設置されている。
鉄製の円筒体からなる金属ロールであって、その胴周面
にはクロムメッキが施されている。2は金属ロール1の
下方に、間隔調整可能に設置され、直径が250mmの
接地された押圧ロールであって、シリコンゴムにカーボ
ン粉末を5〜10重量%混合した材料を用いて成形さ
れ、5×106 Ωの絶縁抵抗値が具備されており、金属
ロール1と押圧ロール2とで転写ロール3を形成してい
る。尚、4は電圧印加式除電器(春日電機社製、型式A
PS)であって、転写部5から100mmの水平距離を
隔てたところに設置されている。
【0029】図1に示す装置を用いて、次の要領により
片面粘着テープを製造した。即ち、一般上質紙の両面に
シリコン系剥離剤を塗布・乾燥した剥離紙6の一面に、
アクリル系の粘着剤層7が設けられてなる粘着シート8
を、上方から転写ロール3に送り込み、一方、レーヨン
繊維の不織布からなる基材9を、下方から転写ロール3
に送り込み、押圧して粘着シート8の粘着剤層7を基材
9に転写し、剥離紙6を伴った粘着テープT1を得た。
片面粘着テープを製造した。即ち、一般上質紙の両面に
シリコン系剥離剤を塗布・乾燥した剥離紙6の一面に、
アクリル系の粘着剤層7が設けられてなる粘着シート8
を、上方から転写ロール3に送り込み、一方、レーヨン
繊維の不織布からなる基材9を、下方から転写ロール3
に送り込み、押圧して粘着シート8の粘着剤層7を基材
9に転写し、剥離紙6を伴った粘着テープT1を得た。
【0030】比較例 押圧ロールとして、従来使用されている単なるシリコン
ゴムロールを用いたこと以外は、実施例1と同様にして
粘着テープt1を得た。
ゴムロールを用いたこと以外は、実施例1と同様にして
粘着テープt1を得た。
【0031】実施例2 図1(ロ)は、請求項2記載の発明の実施に用いる装置
の一例を示す概略説明図である。
の一例を示す概略説明図である。
【0032】図1(ロ)において、10は押圧ロールの
下方に設置された塗布槽であって、この中に水が注入さ
れている。11はピックアップロールであって、胴周面
に綿繊維からなる不織布を巻付けてなり、塗布槽10内
に浸漬されている。そしてこのピックアップロール11
を、単なるシリコンゴムからなる押圧ロール12に接触
させ、同調して回転するようにしてある点を除いては実
施例1と同じ装置であり、該装置を用いて、実施例1と
同様にして剥離紙を伴った粘着テープT2を得た。
下方に設置された塗布槽であって、この中に水が注入さ
れている。11はピックアップロールであって、胴周面
に綿繊維からなる不織布を巻付けてなり、塗布槽10内
に浸漬されている。そしてこのピックアップロール11
を、単なるシリコンゴムからなる押圧ロール12に接触
させ、同調して回転するようにしてある点を除いては実
施例1と同じ装置であり、該装置を用いて、実施例1と
同様にして剥離紙を伴った粘着テープT2を得た。
【0033】実施例3 帯電防止剤として、水の代わりにノニオン系界面活性剤
(丸菱油化社製、商品名;デノン733)の1%水溶液
を用いたこと以外は実施例2と同様にして剥離紙6を伴
った粘着テープT3を得た。
(丸菱油化社製、商品名;デノン733)の1%水溶液
を用いたこと以外は実施例2と同様にして剥離紙6を伴
った粘着テープT3を得た。
【0034】実施例4 図2(イ)に示す装置は、請求項3記載の発明の実施に
用いる装置の一例を示す概略説明図である。
用いる装置の一例を示す概略説明図である。
【0035】図2(イ)において、13はガイドロール
である。このガイドロール13を設けた点、及び単なる
シリコンゴムからなる押圧ロール12を用いたことを除
いては実施例1と同じ装置であり、該装置を用いて、実
施例1と同様にして粘着テープT4を得た。この場合、
上記ガイドロール13により、粘着テープT4が金属ロ
ール1から離脱する位置を、転写部5に対応する金属ロ
ール1上の位置14から40cm隔てた位置(矢印Dで
示す)となるようにした。
である。このガイドロール13を設けた点、及び単なる
シリコンゴムからなる押圧ロール12を用いたことを除
いては実施例1と同じ装置であり、該装置を用いて、実
施例1と同様にして粘着テープT4を得た。この場合、
上記ガイドロール13により、粘着テープT4が金属ロ
ール1から離脱する位置を、転写部5に対応する金属ロ
ール1上の位置14から40cm隔てた位置(矢印Dで
示す)となるようにした。
【0036】実施例5 図2(ロ)において、15は実施例1〜4における金属
ロール1に換えて設置された該金属ロール1と同径の大
型ロールであって、全体がシリコンゴムで製せられたも
のを用いた点、及び単なるシリコンゴムからなる押圧ロ
ール12を用い、該大型ロール14と押圧ロール12と
からなる転写ロール16を用いたことを除いては実施例
1と同じ装置であり、該装置を用いて、実施例1と同様
にして粘着テープT5を得た。
ロール1に換えて設置された該金属ロール1と同径の大
型ロールであって、全体がシリコンゴムで製せられたも
のを用いた点、及び単なるシリコンゴムからなる押圧ロ
ール12を用い、該大型ロール14と押圧ロール12と
からなる転写ロール16を用いたことを除いては実施例
1と同じ装置であり、該装置を用いて、実施例1と同様
にして粘着テープT5を得た。
【0037】上記各実施例及び比較例で得られた粘着テ
ープについて500m巻きの巻重体とした後、100m
巻き戻しを行い、その間に於ける剥離紙の有無を目視に
より観察し、評価してその結果を表1に示す。
ープについて500m巻きの巻重体とした後、100m
巻き戻しを行い、その間に於ける剥離紙の有無を目視に
より観察し、評価してその結果を表1に示す。
【0038】
【表1】
【0039】
【発明の効果】請求項1〜4記載の発明では、蓄積され
た静電気をアースにより逐次逃がすか、静電気の発生そ
のものを防止するか、或いは、静電気が発生しても転写
ロール間で局部的な高電場が発生しない対策の何れかの
処置を講じたので、粘着テープの剥離紙の剥離性を阻害
することがない。
た静電気をアースにより逐次逃がすか、静電気の発生そ
のものを防止するか、或いは、静電気が発生しても転写
ロール間で局部的な高電場が発生しない対策の何れかの
処置を講じたので、粘着テープの剥離紙の剥離性を阻害
することがない。
【0040】従って、不良品の発生率が抑えられ、生産
効率が向上する。
効率が向上する。
【図1】同図(イ)は、請求項1記載の発明の実施に用
いる装置の一例を示す概略説明図であり、図1(ロ)
は、請求項2記載の発明の実施に用いる装置の一例を示
す概略説明図である。
いる装置の一例を示す概略説明図であり、図1(ロ)
は、請求項2記載の発明の実施に用いる装置の一例を示
す概略説明図である。
【図2】同図(イ)は、請求項3記載の発明の実施に用
いる装置の一例を示す概略説明図であり、図1(ロ)
は、請求項4記載の発明の実施に用いる装置の一例を示
す概略説明図である。
いる装置の一例を示す概略説明図であり、図1(ロ)
は、請求項4記載の発明の実施に用いる装置の一例を示
す概略説明図である。
【図3】従来の製造方法の実施に用いられている装置の
一例を示す概略説明図である。
一例を示す概略説明図である。
【図4】従来の製造方法の実施に用いられている装置
の、他の例を示す概略説明図である。
の、他の例を示す概略説明図である。
1 金属ロール 2、12 押圧ロール 3、16 転写ロール 4 除電器 5 転写部 6 剥離紙 7 粘着剤層 8 粘着シート 9 基材 10 塗布槽 11 ピックアップロール 13 ガイドロール 14 金属ロール上の転写部に対応する位
置 15 大型ロール
置 15 大型ロール
Claims (4)
- 【請求項1】 金属ロールと押圧ロールからなる転写ロ
ールに向けて、一方向から帯状の粘着テープ用基材を連
続的に移送すると共に、他方向から剥離紙の片面に粘着
剤が塗布された帯状の粘着シートを移送し、粘着シート
の粘着剤が基材に接するように送り込んで押圧し、基材
に粘着剤を転写する粘着テープの製造方法において、押
圧ロールとして、接地された導電性素材からなるものを
用いることを特徴とする粘着テープの製造方法。 - 【請求項2】 押圧ロールとして、その少なくとも押圧
面に帯電防止剤が塗布されたものを用いることを特徴と
する請求項1記載の粘着テープの製造方法。 - 【請求項3】 転写部を通過した粘着テープが、金属ロ
ール上の該転写部に対応する位置から胴周面上で30c
m以上隔てた位置で離脱するようにしたことを特徴とす
る請求項1記載の粘着テープの製造方法。 - 【請求項4】 少なくとも押圧面が絶縁性を有する二本
のロールからなる転写ロールに向けて、一方向から帯状
の粘着テープ用基材を連続的に移送すると共に、他方向
から剥離紙の片面に粘着剤が塗布された帯状の粘着シー
トを移送し、粘着シートの粘着剤が基材に接するように
送り込んで押圧し、基材に粘着剤を転写することを特徴
とする粘着テープの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14761693A JPH073224A (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | 粘着テープの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14761693A JPH073224A (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | 粘着テープの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH073224A true JPH073224A (ja) | 1995-01-06 |
Family
ID=15434357
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14761693A Pending JPH073224A (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | 粘着テープの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH073224A (ja) |
-
1993
- 1993-06-18 JP JP14761693A patent/JPH073224A/ja active Pending
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