JPH07324557A - 防火ガラスパネル支持構造体 - Google Patents

防火ガラスパネル支持構造体

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Publication number
JPH07324557A
JPH07324557A JP6117184A JP11718494A JPH07324557A JP H07324557 A JPH07324557 A JP H07324557A JP 6117184 A JP6117184 A JP 6117184A JP 11718494 A JP11718494 A JP 11718494A JP H07324557 A JPH07324557 A JP H07324557A
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JP
Japan
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glass panel
fireproof glass
bimetal
support structure
fireproof
Prior art date
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Application number
JP6117184A
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English (en)
Inventor
Takeshi Tanaka
剛 田中
Naoya Sato
直哉 佐藤
Mitsuo Noguchi
光夫 野口
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】防火ガラスパネル1の周辺を、両側からバック
アップ材5を介して枠体6と押縁7により挟み込んで支
持し、バックアップ材の外側をシール材4によりシール
し、該防火ガラスパネルの周縁を断面が略Ω字状のバイ
メタル製挟持部材3で挟んでおき、熱が加わった場合に
バイメタル製挟持部材が前記枠体及び前記押縁を押すこ
とによって、該防火ガラスパネルを保持する防火ガラス
パネル支持構造体。 【効果】確実にしかも作業性よく経済的な方法で甲種防
火戸にガラス板が使用可能となり、ガラス板の透明性を
生かして、火災の発見及び避難経路の発見などの面でも
効果がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防火区域に使用する防
火ガラスパネル支持構造体に関する。
【0002】
【従来の技術】建築基準法施行令第110条第2項によ
れば、防火のグレードとして甲種防火戸と乙種防火戸が
ある。また、告示第1125号によれば、耐火加熱温度
曲線において甲種防火戸は60分に、乙種防火戸は20
分に合格したものである。乙種防火戸に使用するガラス
板としては網入ガラス板があり、乙種防火戸に対する条
件での加熱においてガラス板は加熱途中で割れるが、網
入ガラス板内部の金属製の網はほとんど破れないので、
網でガラス板の脱落を防止して火の貫通を防止できる。
【0003】しかし、網入ガラス板を甲種防火戸に対す
る条件で加熱すると、加熱時間が長くかつ加熱温度が高
いため、ガラスの軟化点を超える温度で長時間保持され
ることになり、ガラス板は軟化し垂れ下がって脱落して
しまう。また、低膨張強化ガラス板を用いた場合も、甲
種防火戸に対する加熱条件で割れることはないが、軟化
し垂れ下がってしまうことが知られている。
【0004】このガラス板の垂れ下がりの防止は、不燃
材をガラスのまわりに詰めることにより実現できるが、
このかち込み作業に時間がかかるという問題があった。
また、ガラス板とサッシの溝幅の寸法公差の関係で、隙
間が狭くてかち込み作業ができない場合や、隙間が広す
ぎてかち込み作業を行っても、甲種防火戸に対する条件
で加熱したときにガラス板の垂れ下がりを防止できない
場合があった。
【0005】なお、火災時にガラス板の縁領域に働く圧
力システムを有する防火ガラス嵌込構造としてバイメタ
ル片を用いたものもあるが(特開昭61−1438
4)、単にバイメタル片を用いていることを例示してい
るにすぎず、バイメタル片が熱膨張した際の案内装置と
の連係作用がそれほど良いとはいえず、実際にはバイメ
タル片が案内装置内で滑ってしまい、うまく機能しなか
った。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、甲種
防火戸の製造において、ガラス板とサッシの溝幅の多少
の寸法公差に関係することなく、また、不燃材をガラス
板のまわりに詰めるかち込み作業によることなく、他の
手段であるバイメタル製挟持部材によりガラス板を保持
可能な圧力で押圧保持することを確実に効率よく実現す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、防火ガラスパ
ネルの周辺を、両側からバックアップ材を介して枠体と
押縁により挟み込んで支持し、バックアップ材の枠体及
び押縁に対する外側をシール材によりシールした防火ガ
ラスパネル支持構造体であって、前記防火ガラスパネル
のバックアップ材よりもガラス板端面側の周縁の少なく
とも1部には断面が略Ω字状であり、そのΩ字の開口側
の両端でその外側方向にフィンを有するバイメタル製挟
持部材が挟まれており、防火ガラスパネル支持構造体に
熱が加わった場合に、前記バイメタル製挟持部材が該防
火ガラスパネルの周縁を挟みつつ、前記バイメタル製挟
持部材の両端のフィンで前記枠体及び前記押縁を押すこ
とによって、該防火ガラスパネルを保持するようになっ
ていることを特徴とする防火ガラスパネル支持構造体で
ある。
【0008】また、本発明は、防火ガラスパネルの周辺
を、両側からバックアップ材を介して断面がU字状の挟
持部をもった枠体により挟み込んで支持し、バックアッ
プ材の枠体に対する外側をシール材によりシールした防
火ガラスパネル支持構造体であって、前記防火ガラスパ
ネルのバックアップ材よりもガラス板端面側の周縁の少
なくとも1部には断面が略Ω字状であり、そのΩ字の開
口側の両端でその外側方向にフィンを有するバイメタル
製挟持部材が挟まれており、防火ガラスパネル支持構造
体に熱が加わった場合に、前記バイメタル製挟持部材が
該防火ガラスパネルの周縁を挟みつつ、前記バイメタル
製挟持部材の両端のフィンで前記枠体及び前記押縁を押
すことによって、該防火ガラスパネルを保持するように
なっていることを特徴とする防火ガラスパネル支持構造
体である。
【0009】なお、バイメタル製挟持部材の断面形状
は、断面が略Ω字状であり、そのΩ字の開口側の両端で
その外側方向にフィンを有するものの他、適宜断面が略
U字状であり、そのU字の開口側の両端でその外側方向
にフィンを有するもの、断面が略コ字状であり、そのコ
字の開口側の両端でその外側方向にフィンを有するもの
も採用できる。
【0010】そして好ましくは、バックアップ材よりも
ガラス板端面側の該防火ガラスパネルの周縁の少なくと
も1部を、緩衝材を介して断面略Ω字状のバイメタル製
挟持部材で挟んでいる。
【0011】バイメタル製挟持部材の長さが10〜10
0mmのものを、バイメタル製挟持部材の取り付け間隔
が50〜500mmで取り付けてもよい。あるいは、防
火ガラスパネルの1辺の長さにほぼ相当する長さである
バイメタル製挟持部材を用いてもよい。
【0012】そして、バイメタル製挟持部材に使う金属
は軟化点の高いものが好ましい。また、このバイメタル
製挟持部材は常温では枠体及び押縁と接触していない
か、若しくは軽く触れている程度であり、防火ガラスパ
ネル(板ガラスなど)が加熱されこのバイメタル製挟持
部材の温度も上昇すると、バイメタル製挟持部材は変形
して防火ガラスパネルの周縁を挟みつつ、バイメタル製
挟持部材断面の両端のフィンで枠体及び押縁を強く押す
ことによって防火ガラスパネルを保持して、本発明の目
的が達成できるように、バイメタル製挟持部材を構成す
る金属が選択され、バイメタル製挟持部材の形状が決め
られている。
【0013】一例をより具体的に述べるならば、断面略
Ω字状のバイメタル製挟持部材の内側を熱膨張係数の小
さい金属とし、外側を熱膨張係数がより大きい金属と
し、バイメタル製挟持部材断面の両端のフィンが外側向
きに跳ね上がった形状となっており、バイメタル製挟持
部材断面の略Ω字の頭部はほぼ平らであるか、若干凸形
状となっている。なお、バイメタル製挟持部材製の挟持
部材が熱変形したときに、防火ガラスパネルの端部をバ
ックアップ材に対して押すことにより防火ガラスパネル
とシール材とが剥離し、シール性能が悪化しないよう
に、バイメタル製挟持部材の断面形状を作製しなければ
ならない。
【0014】そして、防火ガラスパネルが火災時にどの
程度の温度雰囲気に置かれるかを考慮して、バイメタル
製挟持部材を構成する金属の組み合わせとバイメタル製
挟持部材の形状が決められている。
【0015】防火ガラスパネルを支持する辺となる上辺
または上辺と縦辺の周縁にはバイメタル製挟持部材が挟
まれていて、下辺の周縁にはバイメタル製挟持部材が挟
まれていない構造となっている方が製造コストなどの面
から好ましい。防火ガラスパネルとしては特に限定され
ないが、好ましくは低膨張ガラス板(たとえば、ホウケ
イ酸ガラス板)、透明結晶化ガラスまたは網入りガラス
が使用される。
【0016】枠体は防火ガラスパネルと建物躯体側の支
持部材を連結していることもあれば、二つの防火ガラス
パネルを連結していることもある。また、不燃バックア
ップ材としてはセラミックスファイバ、好ましくはアル
ミノシリケート系繊維製のフェルトが、シール材として
は難燃シール、好ましくは難燃シリコンシーラントが、
緩衝材としてはアルミノシリケート系繊維製のシート
が、枠体や押縁としては軟化点の高いものが好ましく、
鉄材やステンレス材等が用いられる。
【0017】
【作用】本発明によれば、常温ではサッシの枠体と押縁
に対して不燃バックアップ材でガラス板が摩擦力で押圧
保持され、火災時には板ガラスの温度の上昇と共にバイ
メタル製挟持部材の温度も上昇し、バイメタル製挟持部
材は板ガラスの周縁をより強く挟みつつ、バイメタル製
挟持部材のフィンで枠体と押縁を押す方向に変形するの
で、さらに枠体と押縁に対して不燃材を介してバイメタ
ル製挟持部材でガラス板が摩擦力で押圧保持される。
【0018】このため、甲種防火戸の条件で加熱された
ときにガラス板は軟化するが、防火ガラスパネル材の上
辺または上辺と縦辺がサッシ枠に対して摩擦力で押圧保
持されているため、ガラス板は軟化して垂れ下がりはし
ない。
【0019】このようにして、断面が略Ω字状のバイメ
タル製挟持部材の熱変形により板ガラスの垂れ下がりを
防止でき、火炎の貫通を防止できる。本発明はガラス板
の熱による垂れ下がりを防止するものであるから、防火
ガラスパネル材の下辺をサッシ枠に対し摩擦力で押圧保
持する必要はない。
【0020】また、サッシの溝幅が設計寸法と多少異な
っても、バイメタル製挟持部材の変形度で吸収でき、ガ
ラス板をサッシ枠にしっかりと押圧保持でき、従来技術
のようなかち込み作業がなくなるので作業性は向上す
る。
【0021】
【実施例】図1は本発明の1実施例に係る防火ガラスパ
ネル支持構造体の主要部の断面図を示したものであり、
この防火ガラスパネル支持構造体は防火ガラスパネルと
建物躯体側の支持部材を連結するためのものである。
【0022】そして、防火ガラスパネルとしてのガラス
板1の周辺を、両側から不燃バックアップ材5を介して
枠体6と押縁7により挟み込んで支持し、不燃バックア
ップ材5の外側を難燃シール4によりシールしている。
【0023】本発明においては不燃バックアップ材5の
内側の該ガラス板1の周縁の少なくとも1部が緩衝材2
を介して、断面が略Ω字状のバイメタル製挟持部材3に
より挟まれている。このバイメタル製挟持部材は、これ
を横断面で見た場合におけるその両端にフィン12を持
っており、防火ガラスパネル支持構造体に熱が加わった
場合に、前記バイメタル製挟持部材が該ガラス板1の周
縁を挟みつつ、前記バイメタル製挟持部材の両端のフィ
ン12、12は外側方向に拡がるように変形し、このフ
ィン12、12により前記枠体6及び前記押縁7を押す
ことによって、該ガラス板1を保持するようになってい
る。なお、押縁7は押縁固定螺子8により枠体6に螺子
止めされている。
【0024】図2も本発明の他の1実施例に係る防火ガ
ラスパネル支持構造体の主要部の断面図を示したもので
あり、この防火ガラスパネル支持構造体は二つの防火ガ
ラスパネルを連結するためのものである。
【0025】そして、ガラス板(防火ガラスパネル)1
の周辺を、両側から不燃バックアップ材5を介して枠体
9と押縁7により挟み込んで支持し、不燃バックアップ
材5の外側を難燃シール4によりシールした防火ガラス
パネル支持構造体である。
【0026】図2においても同様に、不燃バックアップ
材5の内側の該ガラス板1の周縁の少なくとも1部が緩
衝材2を介して、断面が略Ω字状のバイメタル製挟持部
材3により挟まれている。このバイメタル製挟持部材も
図1と同様に、両端にフィン12、12を持っており、
防火ガラスパネル支持構造体に熱が加わった場合に、前
記バイメタル製挟持部材が該ガラス板1の周縁を挟みつ
つ、前記バイメタル製挟持部材の両端のフィン12、1
2は外側方向に拡がるように変形し、このフィン12、
12により前記枠体9及び前記押縁7を押すことによっ
て、該ガラス板1を保持することを特徴とするようにな
っている。
【0027】なお、押縁7は押縁固定螺子8により枠体
9に螺子止めされている。なお、図2においては、1枚
の防火ガラスパネルの取り付けのみを図示し、もう1枚
の防火ガラスパネルの取り付けは省略して記載してあ
り、実際の使用においては、図8または図9に示すよう
にして用いられる。
【0028】図3は本発明の1実施例に係る防火ガラス
パネル支持構造体が火災により加熱された場合の状態変
化を説明する主要部の拡大断面図であり、図3(a)は
常温でのバイメタル製挟持部材の状態を示す図であり、
図3(b)は火災時の板ガラス(防火ガラスパネル)及
びバイメタル製挟持部材の温度が上昇したときのバイメ
タル製挟持部材の状態を示す図である。
【0029】図3(a)から分かるように、常温では単
にガラス板(防火ガラスパネル)1の周辺を、両側から
不燃バックアップ材5を介して枠体6と押縁7により挟
み込んで支持しているのみである。そして、不燃バック
アップ材5の外側を難燃シール4によりシールしてい
る。また、不燃バックアップ材5の内側の該ガラス板1
の周縁の少なくとも1部を緩衝材2を介して、断面が略
Ω字状のバイメタル製挟持部材3の挟み部24、24で
挟んでいる。
【0030】かつバイメタル製挟持部材が断面の両端に
フィン12、12を持っているが常温ではフィン12、
12は枠体6及び押縁7との間には隙間14がある。な
お、この隙間14は必ずしもある必要はないが、フィン
12、12が常温でも枠体6及び押縁7をあまり強く押
しすぎるように設定されていると、火災時にバイメタル
製挟持部材に熱が加わった場合に、バイメタル製挟持部
材が必要以上にガラス板を押すので好ましくない。
【0031】本発明において使用されるバイメタル製挟
持部材3は、その断面略Ω字状の内側を熱膨張係数の小
さい金属(11:低膨張金属)とし、外側を熱膨張係数
がより大きい金属(10:高膨張金属)とし、バイメタ
ル製挟持部材3の横断面で見た場合における両端のフィ
ン12、12が跳ね上がった形状となっており、バイメ
タル製挟持部材断面の略Ω字の頭部13はほぼ平らであ
るか、若干凸形状となっている。そして、防火ガラスパ
ネルが火災時にどの程度の温度雰囲気に置かれるかを考
慮して、バイメタル製挟持部材を構成する金属の組み合
わせとバイメタル製挟持部材の形状が決められている。
【0032】図3(b)から分かるように、防火ガラス
パネル支持構造体に熱が加わった場合に、前記バイメタ
ル製挟持部材3が該ガラス板1の周縁を挟みつつ、前記
バイメタル製挟持部材の両端のフィン12、12で前記
枠体6及び前記押縁7を押すことによって、該ガラス板
1を保持するようになっている。
【0033】この際、断面略Ω字状のバイメタル製挟持
部材3の内側を熱膨張係数の小さい金属(11:低膨張
金属)とし、外側を熱膨張係数がより大きい金属(1
0:高膨張金属)としてあるので、バイメタル製挟持部
材の温度が上昇すると、挟み部24とフィン12の間の
変形隙間25が広がる方向にバイメタル製挟持部材が変
形することによってこのように機能するのである。
【0034】図4は防火ガラスパネルユニットの構成説
明図であり、防火ガラスパネルのサイズが大きくて、火
災時に防火ガラスパネルを支えるのに大きい力を要する
ときには、図4(a)または(b)に示すように上辺と
縦辺に分割してバイメタル製挟持部材3が設けられる。
すなわち、図4(a)で示す防火ガラスパネルユニット
のように上辺と縦辺の全辺に長尺のバイメタル製挟持部
材3が、または図4(b)に示すように上辺と縦辺に数
個の短尺のバイメタル製挟持部材3が設けられる。
【0035】防火ガラスパネルのサイズが小さくて、火
災時に防火ガラスパネルユニットを支えるのに小さい力
で十分なときには、図4(c)または(d)に示すよう
に上辺と縦辺に分割してバイメタル製挟持部材3が設け
られる。すなわち、図4(c)で示す防火ガラスパネル
ユニットのように上辺の全辺に長尺のバイメタル製挟持
部材3が、または図4(d)に示すように上辺に数個の
短尺のバイメタル製挟持部材3が設けられる。
【0036】なお図4(b)または(d)に示すよう
に、バイメタル挟持部材が防火ガラスパネルのほぼ1辺
の長さに相当するものではなく、数個の短尺のバイメタ
ル製挟持部材を用いる場合には、そのバイメタル製挟持
部材3の長さ15は10〜100mmとし、そのバイメ
タル製挟持部材3の取り付け間隔16は50〜500m
mとする。
【0037】図5は図4(a)のA−A線断面図であ
り、ガラス板(防火ガラスパネル)1の上辺の周辺を、
両側から不燃バックアップ材5を介して枠体6と押縁7
により挟み込んで支持し、不燃バックアップ材5の外側
を難燃シール4によりシールしている。
【0038】しかも不燃バックアップ材5の内側の該ガ
ラス板1の周縁の少なくとも1部を緩衝材2を介して、
断面が略Ω字状のバイメタル製挟持部材3で挟んでお
き、かつバイメタル製挟持部材が断面の両端にフィン1
2を持っており、防火ガラスパネル支持構造体に熱が加
わった場合に、前記バイメタル製挟持部材が該ガラス板
1の周縁を挟みつつ、前記バイメタル製挟持部材の両端
のフィン12、12で前記枠体6及び前記押縁7を押す
ことによって、該ガラス板1を保持している。
【0039】そして、防火ガラスパネルの下辺の端縁は
バイメタル製挟持部材で挟まない構造なので、図に示し
てあるように、枠体6の上に置かれたセッティングブロ
ック17の上にガラス板1が置かれ、不燃バックアップ
材5を介して、枠体6と押縁7で挟まれている。不燃バ
ックアップ材5の外側には難燃シール4が詰められてい
る。なお、押縁7は押縁固定螺子8により枠体6に螺子
止めされている。
【0040】図6は図4(a)のB−B線断面図であ
り、ガラス板(防火ガラスパネル)1の周辺を、両側か
ら不燃バックアップ材5を介して枠体6と押縁7により
挟み込んで支持し、不燃バックアップ材5の外側を難燃
シール4によりシールしている。
【0041】しかも不燃バックアップ材5の内側の該ガ
ラス板1の周縁の少なくとも1部を緩衝材2を介して、
断面が略Ω字状のバイメタル製挟持部材3で挟んでお
き、かつバイメタル製挟持部材が断面の両端にフィン1
2を持っており、防火ガラスパネル支持構造体に熱が加
わった場合に、バイメタル製挟持部材3がガラス板1の
周縁を挟みつつ、バイメタル製挟持部材3の両端のフィ
ン12、12で前記枠体6及び前記押縁7を押すことに
よって、ガラス板1を保持するようになっている。な
お、押縁7は押縁固定螺子8により枠体6に螺子止めさ
れている。
【0042】図7は他の防火ガラスパネルユニットの構
成説明図であり、4枚のガラス板1、1、1、1が枠2
6に取り付けられている。枠26は上枠18と無目方向
中間枠21と縦枠20と方立方向中間枠22と下枠19
とからなっている。
【0043】図8は図7のC−C線断面図であり、枠体
9の上にセッティングブロック23が置かれており、そ
の上にガラス板1が置かれて不燃バックアップ材5を介
して枠体9と押縁7で挟まれている。そして、不燃バッ
クアップ材5を覆うようにして難燃シール4が詰められ
ている。なお、押縁7は押縁固定螺子8により枠体9に
螺子止めされている。
【0044】また、下側のガラス板1は本発明の構成の
ように、枠体9に固定保持されている。枠体9は枠体9
aと枠体9bとからなっており、両者は溶接23により
溶接止めされている。
【0045】図9は図7のD−D線断面図であり、防火
ガラス板のサイズが大きくて、火災時に防火ガラス板を
支えるのに大きい力を要するので、図のように防火ガラ
ス板の縦辺の周縁もバイメタル製挟持部材で挟んでい
る。
【0046】なお、防火ガラスパネルの周辺を、両側か
らバックアップ材を介して枠体と押縁により挟み込んで
支持せずに、押縁を枠体と一体の構造とすることによ
り、防火ガラスパネルの周辺を、両側からバックアップ
材を介して断面が略U字状の挟持部をもった枠体により
挟み込んで支持する方法をとっても、図1〜図8と本質
的なものは全く同様であるので、図示と説明を省略し
た。
【0047】なお、たとえば図1における枠体6と押縁
7がつくる防火ガラスパネルの挟持部分に対応するもの
が、この場合の断面略U字状の挟持部に対応している。
【0048】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、次のような効果を奏する。本発明の構成によ
り、火災時において、サッシ枠に対してガラスパネルの
上辺または上辺と縦辺がバイメタル製挟持部材の摩擦力
で固定されるので、甲種防火戸の条件で加熱されたとき
においてもガラス板は軟化するが垂れ下がりはしない。
このため、甲種防火戸にガラス板が使用可能となり、ガ
ラス板の透明性を生かして、火災の発見及び避難経路の
発見などの安全性の向上の面でも効果がある。しかも、
ガラス板の熱による垂れ下がり防止のために不燃材をガ
ラス板のまわりに詰める方法は、かち込み作業に時間が
かかったり、かち込み作業ができなかったり、緩すぎて
垂れ下がりを防止できなかったりなどと問題が多かった
が、本発明ではこの問題が解決され、サッシの溝幅が設
計寸法と多少異なっても、螺子の締めこみで調整でき、
かち込み作業がなくなるため、作業性も向上する。
【0049】そして、本発明のように、断面が略Ω字状
のバイメタル製挟持部材なので、簡単に、かつ作業性よ
く、防火ガラスパネルの周辺を挟み込むことが可能であ
り、しかも一旦挟み込んだら、バイメタル片を案内装置
と共に用いる方法とは全く異なって、防火ガラスパネル
とバイメタル製挟持部材とが機械構造的に安定している
ので、バイメタル製挟持部材が熱膨張しても、バイメタ
ル製挟持部材が滑って力が大きく分散してしまうことが
ほとんど生じ得ず、バイメタル製挟持部材が極めて効果
的に防火ガラスパネルの周縁を挟みつつバイメタル製挟
持部材の両端のフィンで枠体及び押縁を押すことによっ
て、防火ガラスパネルを保持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係る防火ガラスパネル支持
構造体の主要部の断面図
【図2】本発明の他の1実施例に係る防火ガラスパネル
支持構造体の主要部の断面図
【図3】本発明の1実施例に係る防火ガラスパネル支持
構造体の作動を説明する主要部の拡大断面図
【図4】防火ガラスパネルユニットの構成説明図
【図5】図4(a)のA−A線断面図
【図6】図4(a)のB−B線断面図
【図7】他の防火ガラスパネルユニットの構成説明図
【図8】図7のC−C線断面図
【図9】図7のD−D線断面図
【符号の説明】
1:ガラス板(防火ガラスパネル) 2:緩衝材 3:バイメタル製挟持部材 4:難燃シール 5:不燃バックアップ材 6、9、9a、9b:枠体 7:押縁 8:押縁固定螺子 10:高膨張金属 11:低膨張金属 12:フィン 13:頭部 14:隙間 15:バイメタル製挟持部材の長さ 16:バイメタル製挟持部材の取り付け間隔 17:セッティングブロック 18:上枠 19:下枠 20:縦枠 21:無目方向中間枠 22:方立方向中間枠 23:溶接 24:挟み部 25:変形隙間 26:枠

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】防火ガラスパネルの周辺を、両側からバッ
    クアップ材を介して枠体と押縁により挟み込んで支持
    し、バックアップ材の枠体及び押縁に対する外側をシー
    ル材によりシールした防火ガラスパネル支持構造体であ
    って、前記防火ガラスパネルのバックアップ材よりもガ
    ラス板端面側の周縁の少なくとも1部には断面が略Ω字
    状であり、そのΩ字の開口側の両端でその外側方向にフ
    ィンを有するバイメタル製挟持部材が挟まれており、防
    火ガラスパネル支持構造体に熱が加わった場合に、前記
    バイメタル製挟持部材が該防火ガラスパネルの周縁を挟
    みつつ、前記バイメタル製挟持部材の両端のフィンで前
    記枠体及び前記押縁を押すことによって、該防火ガラス
    パネルを保持するようになっていることを特徴とする防
    火ガラスパネル支持構造体。
  2. 【請求項2】防火ガラスパネルの周辺を、両側からバッ
    クアップ材を介して断面が略U字状の挟持部をもった枠
    体により挟み込んで支持し、バックアップ材の枠体及び
    押縁に対する外側をシール材によりシールした防火ガラ
    スパネル支持構造体であって、前記防火ガラスパネルの
    バックアップ材よりもガラス板端面側の周縁の少なくと
    も1部には断面が略Ω字状であり、そのΩ字の開口側の
    両端でその外側方向にフィンを有するバイメタル製挟持
    部材が挟まれており、防火ガラスパネル支持構造体に熱
    が加わった場合に、前記バイメタル製挟持部材が該防火
    ガラスパネルの周縁を挟みつつ、前記バイメタル製挟持
    部材の両端のフィンで前記枠体及び前記押縁を押すこと
    によって、該防火ガラスパネルを保持するようになって
    いることを特徴とする防火ガラスパネル支持構造体。
  3. 【請求項3】バックアップ材よりもガラス板端面側の該
    防火ガラスパネルの周縁の少なくとも1部には、緩衝材
    を介して断面略Ω字状のバイメタル製挟持部材が挟まれ
    ていることを特徴とする請求項1または2の防火ガラス
    パネル支持構造体。
  4. 【請求項4】バイメタル製挟持部材の長さが10〜10
    0mmであって、バイメタル製挟持部材の取り付け間隔
    が50〜500mmであることを特徴とする請求項1、
    2または3の防火ガラスパネル支持構造体。
  5. 【請求項5】バイメタル製挟持部材の長さが、防火ガラ
    スパネルの1辺の長さにほぼ相当する長さであることを
    特徴とする請求項1、2または3の防火ガラスパネル支
    持構造体。
  6. 【請求項6】防火ガラスパネルの上辺または上辺と縦辺
    の周縁にはバイメタル製挟持部材が挟まれていて、下辺
    の周縁にはバイメタル製挟持部材が挟まれていないこと
    を特徴とする請求項1、2、3、4または5の防火ガラ
    スパネル支持構造体。
  7. 【請求項7】防火ガラスパネルが防火ガラス板であるこ
    とを特徴とする請求項1、2、3、4、5または6の防
    火ガラスパネル支持構造体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1998023839A1 (fr) * 1996-11-25 1998-06-04 Nippon Sheet Glass Co., Ltd. Structure de montage de panneau de verre et fenetre vitree
KR100922200B1 (ko) * 2007-07-19 2009-10-20 (주)엘지하우시스 방화문

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