JPH07327768A - シート - Google Patents

シート

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JPH07327768A
JPH07327768A JP14550894A JP14550894A JPH07327768A JP H07327768 A JPH07327768 A JP H07327768A JP 14550894 A JP14550894 A JP 14550894A JP 14550894 A JP14550894 A JP 14550894A JP H07327768 A JPH07327768 A JP H07327768A
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JP
Japan
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seat
seat back
frame
tilted
seat cushion
Prior art date
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Pending
Application number
JP14550894A
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English (en)
Inventor
Toshiharu Ito
敏治 伊藤
Hiroyoshi Nagasaka
洋悦 長坂
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Shiroki Corp
Original Assignee
Shiroki Corp
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Publication date
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  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シートバックの後方に障害物があってもシー
トバックを後方へ倒すことができ、しかもシートバック
後傾時の背ずれ現象と、着座者のアイポイントのずれを
抑えたシートを提供する。 【構成】 ベース部材13にヒンジブラケット17を前
後方向に摺動自在に支持し、ヒンジブラケット17にシ
ートバックフレーム4の下部を枢着し、そのシートバッ
クフレーム4に、揺動リンク23によって前端部が上下
動されるシートクッションフレーム11を枢着する。揺
動リンク23は、規制リンク24を介してシートバック
フレーム4に連結され、シートバックフレーム4の揺動
に伴って揺動リンク23が揺動してシートクッションフ
レーム11を上下動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、着座者の背部を支える
シートバックと、該シートバックを支持するシートバッ
クフレームと、着座者の尻部を支えるシートクッション
と、該シートクッションを支持するシートクッションフ
レームとを有し、前記シートバックは、その標準位置か
ら後方側に傾倒可能に支持されているシートに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】自動車、鉄道車両、航空機、船舶、劇場
又は一般家庭内などで広く使用される上記形式のシート
は従来より周知である。
【0003】図6はこの形式の従来のシートの一例を示
す説明図である。ここに示したシート1aは、図示して
いない着座者の背部を支えるシートバック2aと、着座
者の尻部を支えるシートクッション3aとを有し、シー
トバック2aはその内部のシートバックフレーム4aに
支持されている。なお、この図においては、シートの内
部の構成を明らかにするため、シートバック2aとシー
トクッション3aを鎖線で示し、その内部の構成要素を
実線で示してある。これは、他の従来例を示す図7及び
図9、並びに本発明の一実施例を示す図1及び図2にお
いても同様とする。また、本明細書において使用する
「前」又は「後」なる語句は、シートの技術分野で一般
に慣用されているように、シートの前後方向を基準とし
た前後であり、シートに着座した着座者の前方側を
「前」、その後方側を「後」とする。これは、後述する
全ての説明及び特許請求の範囲の記載においても同様と
する。
【0004】図6に示したシートバックフレーム4a
は、その下部のヒンジ部5aを揺動支点として後方側へ
傾倒可能に支持されている。これによってシートバック
2aが鎖線で示した標準位置と破線で示した傾倒位置と
の間を前後方向に揺動可能に支持され、着座者は自らの
体躯や好みに合せて、シートバック2aの傾斜状態を自
由に調整し、楽な姿勢でシート1aに着座することがで
きる。
【0005】ところが、図6に示したシート1aにおい
ては、そのシートクッション3aが不動で、シートバッ
ク2aがシートクッション3aに対して後方側へ傾倒す
るように構成されているので、シートバック2aのすぐ
後方に、壁や自動車の車体などの障害物が存在すると、
シートバック2aを後方側へ傾倒させることはできな
い。従って、図6に示したシート1aは、例えば自動車
のフロントシートとして利用することはできても、後方
に車体が存在するリヤシートとして利用することはでき
ない。
【0006】そこで、図7に示す如きシート1bが提案
されている。このシート1bは、そのシートバック2b
を支持するシートバックフレーム4bが、ヒンジ部6b
を介して互いに枢着された2本の上下のフレーム部材7
b,8bから成り、その下部フレーム部材8bの下端
が、ヒンジ部5bを介して、シートクッション3bに内
設されたシートクッションフレーム(図示せず)に枢着
されている。シートクッション3bは、シート1bの載
置面9bに対して、前後方向にスライド可能に支持され
ている。
【0007】シートクッション3bを鎖線で示した標準
位置から、破線で示した前方の位置にスライドさせる
と、上下のフレーム部材7b,8bはそのヒンジ部6b
のところで曲折しながら破線の位置に移動する。これに
よってシートバック2bは、その後方にある車体や壁面
などの障害物10bの面に沿って下方に移動し、シート
クッション3bとシートバック2bのなす角度が拡大す
る。これにより、シートバック2bはシートクッション
3bに対して、後方側に傾倒する。
【0008】上述のように、図7に示したシート1bに
よれば、そのシートバック2bの後方に何らかの障害物
10bがあっても、シートバック2bを支障なく傾倒さ
せることができ、従ってかかるシート1bは自動車のリ
ヤシートなどにも利用することができる。ところが、こ
のシート1bには次のような欠点があった。
【0009】図8は図7に示した形式のシート1bの動
作を説明する図であり、そのシートバック2bが標準位
置にあるときの状態と、そのときの着座者Pの状態を実
線で示し、シートバック2bが傾倒位置を占めたときの
状態と、そのときの着座者Pの様子を鎖線で示してあ
る。この図から判るように、シートバック2bを傾倒位
置に傾けたとき、図7に示した上下のフレーム部材7
b,8bがそのヒンジ部6bのところが中折れ状態とな
るので、この中折れ位置に相当するシートバック2bの
部分も折れ曲がり、これによって着座者Pの人体部分A
が強制的に曲げられる。このため着座者Pの姿勢が不自
然となり、安楽感が損われる。
【0010】また、図8における点Bは、シートバック
2bが実線で示した標準位置にあるときのシートバック
2bと着座者Pの或る接触点を示しているが、シートバ
ック2bを鎖線のように傾倒位置に傾けると、上述の点
Bは、シートバック2bの側では点B1に移動するのに
対し、着座者Pの側では点B2に移動する。これから判
るように、シートバック2bを標準位置から後方側に倒
すと、着座者Pの背中面とシートバック2bの表面とが
互いにずれ動く。この現象は一般に「背ずれ」と称せら
れており、かかる背ずれは着座者に多大な不快感を与え
るものである。このような背ずれは、図6に示したシー
ト1aにおいても同様に生じる現象である。
【0011】また、シートバック2bが標準位置にある
ときの着座者Pの目の高さ位置、すなわちアイポイント
と、シートバック2bを後方側に倒したときの着座者P
のアイポイントは、図8にΔHで示すように大きくずれ
る。このようにアイポイントが大きく下方に下がると、
シート1bが車両用のものであるときは、着座者Pの視
界を低下させる原因となる。シートバック2bの傾倒に
伴って着座者Pのアイポイントが大きく下がるのは、シ
ートバック2bがシートクッション3bに対して後方側
に倒れたとき、シートバックフレーム4bの上下のフレ
ーム部材7b,8bがヒンジ部6bのところで曲折する
ので、シートバック2bの上部が下方に大きく位置をず
らすためである。
【0012】以上のように、図7及び図8に示したシー
ト1bも、上述した各種の欠点を有している。一方、図
9に示すシート1cも既に提案されている。ここに示し
たシート1cにおいては、そのシートバック2cを支持
するシートバックフレーム4cがほぼL字形に曲折さ
れ、その前端部がヒンジ部5cによって、シート1cの
載置面9cに対して揺動可能に枢着されている。かかる
シートバックフレーム4cをそのヒンジ部5cを中心と
して、実線で示した位置から破線で示した位置へ傾動さ
せることによって、シートバック2cを鎖線の位置から
破線の位置へ傾倒させることができる。このときシート
クッション3cも、その前端部が上方に持ち上がるよう
に傾き、シートバック2cの傾倒前と傾倒後において、
シートバック2cとシートクッション3cのなす角度が
ほぼ一定に保たれるように構成されている。このため、
このシート1cによれば前述の背ずれを防止することが
できる。ところがこのシート1cによっても、着座者の
アイポイントのずれは解決できない。しかも、シートバ
ック2cを後方側に大きく倒すように構成されているの
で、その後方に障害物があるときは、シートバック2c
を傾倒させることができない。またシートバック2cを
傾倒させたとき、そのシートバックフレーム4cの曲折
コーナ部が大きく下方に下がるので、このコーナ部の動
きを許容する大きなスペースが必要となり、シート1c
の設置位置が制約されることになる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
した従来の欠点を全て除去した新規なシートを提供する
ことにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、冒頭に記載した形式のシートにおいて、シ
ートの載置面に支持されたベース部材に前後方向に移動
可能に支持され、かつ前記シートバックがその標準位置
と、これよりも後方側へ倒れた傾倒位置との間を前後方
向に揺動可能となるように、そのシートバックフレーム
の下部が枢着されているヒンジブラケットと、先端部が
後方側を向いた倒れ位置と、これよりも立上がった立上
がり位置との間を前後方向に揺動可能に、その基端部が
前記ベース部材に枢着されている揺動リンクと、前記シ
ートバックフレームと前記ヒンジブラケットとの枢着部
よりも前方側のシートバックフレーム部分に後端部が枢
着され、前端部が前記揺動リンクの基端部以外の部分に
枢着されていて、前記シートバックが標準位置にあると
き、揺動リンクが前記倒れ位置を占め、シートバックが
傾倒位置に傾いたとき、揺動リンクが前記立上がり位置
を占めるように、当該揺動リンクの揺動位置を規制する
規制リンクとを具備し、前記シートクッションフレーム
は、その前端部が上下に揺動できるように、その後端部
が前記シートバックフレームに枢着され、前記揺動リン
クの先端部は、該リンクの揺動によって、シートクッシ
ョンフレームの前端部が上下に揺動するように、シート
クッションフレームに対して移動可能に当接している構
成を提案する。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従って詳細に
説明する。
【0016】図1及び図2は本発明一実施例のシート1
の動作を説明する概略図であって、その構成要素を簡素
化して示し、かつ一部の構成を省略して示した図であ
る。これらの図に示すように、シート1は、図示してい
ない着座者の背部を支えるシートバック2と、このシー
トバック2を支持するシートバックフレーム4と、着座
者の尻部を支えるシートクッション3と、このシートク
ッション3を支持するシートクッションフレーム11と
を有し、シートバック2は、図1に示した標準位置か
ら、図2に示した傾倒位置へと、シートクッション3に
対する後方側に傾倒可能に支持されている。
【0017】図3は、図1及び図2に示したシート1の
シートバック2とシートクッション3を省略して示した
斜視図であり、図4はその分解斜視図である。図1乃至
図4において、例えば家屋の床面や自動車のフロアパネ
ル面などのシートの載置面9には、シート1の前後方向
に対して横方向に間隔をおいて配置された一対のベース
部材13,13が支持されている。
【0018】なお、本明細書において使用する「横方
向」なる語句は、上述のように、シート1の前後方向に
対して横の方向、すなわちシート1の左右方向を意味す
るものとする。
【0019】本例では、上述の各ベース部材13,13
が、その前部に位置するベースフレーム14,14と、
各ベースフレーム14,14に一体に固着された後部の
ガイドレール15,15とから成り、かかる各ベース部
材13,13は互いに平行に前後方向に延びている。各
ベース部材13,13を2つの部材から構成する代り
に、1又は3以上の部材から構成することもできる。ま
た本例ではこれらのベース部材13,13がシート載置
面9にボルトなどによって不動に固定されているが、こ
れらの部材13,13をシート載置面9に、図示してい
ないスライダを介して前後方向にスライド自在に支持す
ることもできる。
【0020】各ガイドレール15,15のガイド溝1
6,16には、ヒンジブラケット17,17の下部が前
後方向に移動可能に嵌合し、かかるヒンジブラケット1
7,17には、段付ボルト18,18を介してシートバ
ックフレーム4の下部が枢着されている。
【0021】シートバックフレーム4は、図3及び図4
から明らかなように、横方向に延びる上フレーム部19
と、その横方向各端に一体に連設されて、ほぼ上下に延
びる側フレーム部20,20と、横方向に延び、両側フ
レーム部20,20を一体に連結するステー21とを有
し、その各側フレーム部20,20の下部は前方側へ向
けて突出するように曲折されている。本例ではこの各曲
折部の部位が一対のヒンジブラケット17,17のそれ
ぞれに枢着され、シートバックフレーム4が両ヒンジブ
ラケット17,17に対して、横方向に延びる同一の中
心軸線のまわりを揺動自在となっている。
【0022】各ベース部材13,13の前部、この例で
はそのベースフレーム14,14の前部に一対の揺動リ
ンク23,23が設けられ、その各揺動リンク23,2
3の基端部がピン22,22を介して各ベース部材1
3,13のベースフレーム14,14に枢着されてい
る。これらの揺動リンク23,23は、図1に示したよ
うに、その先端部が後方側を向いた倒れ位置と、図2に
示したように倒れ位置よりも立上がった立上がり位置と
の間を前後方向に揺動可能にベース部材13,13にそ
れぞれ枢着されている。2つのピン22,22の軸線は
一致し、従って両揺動リンク23,23が揺動する中心
軸線も同一軸線となり、この軸線も横方向に延びてい
る。
【0023】前述のように、シートバックフレーム4と
ヒンジブラケット17,17は互いに枢着されている
が、その各枢着部よりも前方側のシートバックフレーム
部分には、一対の規制リンク24,24のそれぞれの後
端部が、段付きボルト25,25を介して、横方向に延
びる同一軸線のまわりを回動可能に枢着され、これらの
2つの規制リンク24,24の前端部は、前述の揺動リ
ンク23,23の基端部以外の部分にピン12,12を
介してそれぞれ枢着されている。これらの規制リンク2
4,24が各揺動リンク23,23に対して揺動する中
心軸線も横方向に延び、かつ互いに一致している。
【0024】前述のシートクッションフレーム11は、
矩形状をなした枠状に形成され、その前端部が上下に揺
動できるように、その後端部がシートバックフレーム4
に枢着されている。本例では前述の各規制リンク24,
24の後端部とシートバックフレーム4との枢着部にシ
ートクッションフレーム11の後端部が枢着されてい
る。すなわち、横方向に延びる同一軸線上に位置する2
つの段付ボルト25,25と、シートクッションフレー
ム11の後端部の2個所にそれぞれ固着されたナット2
6,26とが互いに螺着され、これらの段付ボルト2
5,25を介して、各規制リンク24,24の後端部と
シートクッションフレーム11の2個所の後端部がそれ
ぞれシートバックフレーム4に枢着されているのであ
る。
【0025】前述の2つのベース部材13,13は、横
方向に延びる連結部材27によって一体に連結されてい
る。この連結部材27には駆動モータ28が支持され、
このモータ28によって回転駆動されるねじ軸29が後
方に向けて突出している。
【0026】一方、シートバックフレーム4のステー2
1には、そのほぼ長手方向中央部に支持ブラケット30
が固着され、この支持ブラケット30にはスクリューナ
ット31がシート1の横方向に延びる中心軸線のまわり
に回転自在に嵌合している。かかるナット31のねじ穴
にねじ軸29が挿入され、そのねじ穴のめねじにねじ軸
29のおねじがねじ係合している。
【0027】前述の各揺動リンク23,23は、その先
端部がシートクッションフレーム11に直接、又は中間
部材を介して前後方向に移動可能に当接している。図示
した例では、各揺動リンク23,23の先端部に、横方
向に延びる共通の軸線のまわりを回転自在なローラ3
3,33がそれぞれ支持され、しかもシートクッション
フレーム11の前端部の左右の部位にはスライドレール
34,34がそれぞれ固定され、各スライドレール3
4,34に形成されたガイド溝35,35に、各ローラ
33,33が転動自在に嵌合している。ローラ33,3
3の代りに、各揺動リンク23,23に対して不動に固
定されたカラーなどを用いることもできる。このように
本例ではローラ33,33とスライドレール34,34
より成る中間部材を介して各揺動リンク23,23の先
端部がシートクッションフレーム11に前後方向に移動
可能に当接している。
【0028】また、シートバック2のすぐ後方には、車
体又は家屋構造物などの壁面10が位置し、その壁面1
0には、シートバックフレーム4が横方向にふらつくこ
とを防止する一対のガイド部材32,32がそれぞれ固
着されている。
【0029】図1はシートバック2が標準位置を占めた
ときの状態を示しているが、このとき前述のように2つ
の揺動リンク23,23はその先端部が後方側を向いた
倒れ位置を占めている。ここで、シート1の着座者が図
示していないスイッチをオンして駆動モータ28を作動
させ、ねじ軸29を回転駆動し、これにねじ係合したス
クリューナット31を前方側へ移動させると、シートバ
ックフレーム4の下部が前方に引かれて移動し、これに
伴って各ヒンジブラケット17,17が、各ガイドレー
ル15,15に案内されながら、一体となって前方側へ
移動する。これらのヒンジブラケット17,17が図2
に示した位置まで移動したとき、駆動モータ28が作動
を停止し、両ヒンジブラケット17,17がこの位置で
停止する。この動作時にヒンジブラケット17,17が
前方に移動する距離を図2に示すようにaとする。
【0030】上述のようにシートバックフレーム4は、
その下部が前方に移動し、図2の位置で停止するが、こ
のときシートバックフレーム4はヒンジブラケット1
7,17に対して回動し、その上部の上フレーム部19
は、その後方の壁面10に沿って距離bだけ下方へ下が
る。従って、シートバックフレーム4は、シートバック
2と共に角度cだけ後方側へ傾倒し、図2の位置で停止
する。この位置がシートバック2の傾倒位置である。こ
のようにシートバック2を傾倒位置に傾けることができ
るが、このときシートバックフレーム4は、シートバッ
ク2と共に、その下部が前方に移動することによって後
方側へ倒れるので、シートバック2のすぐ後方に障害物
となる壁面10があっても、支障なく傾倒位置に回動す
ることができる。従って、このシート1を自動車のリヤ
シートなどとして支障なく利用することができる。
【0031】一方、上述のようにシートバックフレーム
4の下部が前方に移動するとき、これらに枢着された一
対の規制リンク24,24が前方側に押され、これによ
って揺動リンク23,23がその基端部を中心として円
弧運動を行い、図2に示した立上がり位置に回動する。
このように、規制リンク24,24は、シートバック2
が図1に示した標準位置にあるとき、揺動リンク23,
23が倒れ位置を占め、シートバック2が図2に示した
傾倒位置に傾いたとき、揺動リンク23,23が立上が
り位置を占めるように、揺動リンク23,23の揺動位
置を規制する用をなすものである。
【0032】揺動リンク23,23が倒れ位置から立上
がり位置へと回動するとき、その先端部が、ローラ3
3,33とスライドレール34,34を介してシートク
ッションフレーム11に当接しながら前方側へ移動す
る。これによってシートクッションフレーム11は、シ
ートクッション3と共に、その前端部が上昇する向きに
回動する。このため、シートバック2の傾倒後のシート
バック2とシートクッション3の成す角度が、その傾倒
前に比べて大きく変わることはない。これにより、背ず
れ現象を完全に阻止し、ないしはこれを効果的に抑制す
ることができる。
【0033】またシートバック2が図1の標準位置から
図2の傾倒位置に傾くとき、シートバックフレーム4が
曲折することはないので、シートバック傾倒後も、着座
者の身体の一部が強制的に曲げられるようなことはな
い。このため、着座者は常に自然な安楽な姿勢を保つこ
とができる。
【0034】しかも、シートバック2が標準位置から後
傾位置に傾動したとき、その上部が大きく下方に下がる
ことはないので、シートバック2の傾倒前と傾倒後にお
ける着座者のアイポイントが大きくずれることも阻止で
きる。また図示した実施例では、シートクッションフレ
ーム11の後端部が、シートバックフレーム4とヒンジ
ブラケット17,17との枢着部(段付ボルト18,1
8の部分)よりも前方のシートバックフレーム部分に段
付きボルト25,25を介して枢着されているので、シ
ートバック2が後方に傾倒したとき、シートクッション
3は、その後端部もわずかではあるが上昇し、これによ
ってもアイポイントのずれの発生を抑えることができ
る。
【0035】さらに、シートバックフレーム2が、その
後傾に伴って下方に移動することはないので、シートバ
ックフレーム4の作動を許容する大きなスペースを確保
する必要はない。このため、シート1を設置する場所が
制約される不具合を阻止できる。
【0036】図5は本例のシート1の動作を説明する図
であり、そのシートバック2が標準位置にあるときの状
態と、そのときの着座者Pの状態を実線で示し、シート
バック2が傾倒位置を占めたときの状態と、そのときの
着座者Pの様子を鎖線で示した説明図である。この図か
ら、シートバック2の傾倒後において、着座者Pの身体
の一部が強制的に曲げられることはなく、着座者の安楽
感が損われることを阻止できることをよく理解できる。
【0037】また図5における点Dは、シートバック2
が標準位置にあるときのシートバック2と着座者Pの或
る接触点を示しているが、シートバック2を傾倒位置に
傾けると、上記点Dは、シートバック2の側ではD1に
移動し、着座者側ではD2に移動する。このとき、D1
とD2はほぼ同一点である。これにより背ずれ現象が発
生していないことをよく理解できる。
【0038】また図5のΔhはシートバック2の傾倒前
と傾倒後の着座者Pのアイポイントの差を示している
が、その大きさが従来よりも大幅に少なくなっている。
【0039】シートバック2を傾倒位置から標準位置に
戻すには、着座者が再びスイッチを操作して駆動モータ
28を先の作動時とは逆向きに作動させ、スクリューナ
ット31を後方側へ移動させることにより、ヒンジブラ
ケット17,17を図1に示した位置に戻すことができ
る。このときシートバック2は、シートバックフレーム
4と共にヒンジブラケット17,17に対して回動し、
図1に示した標準位置に戻される。また、この動作時
に、揺動リンク23,23は、図2に示した立上がり位
置から図1に示した倒れ位置へと回動し、シートクッシ
ョン3は、その前部が下降するように回動し、その下部
も下降して図1に示した位置に復帰する。
【0040】シートバック2を図1と図2の位置の中間
の任意の位置で停止させることもでき、これにより着座
者は自らの体躯や好みに合せた最も安楽な姿勢でシート
1に着座することができる。
【0041】上述したところから判るように、シートバ
ックフレーム4の下部は、シートバック2がその標準位
置と、これよりも後方側へ倒れた傾倒位置との間を前後
方向に揺動可能となるように、ヒンジブラケット17,
17に回動可能に枢着され、また揺動リンク23,23
の先端部は、該リンク23,23の揺動によって、シー
トクッションフレーム11の前端部が上下に揺動するよ
うに、シートクッションフレーム11に移動可能に当接
している。
【0042】図示した実施例では、駆動モータによって
シートバックフレーム4を作動させるように構成した
が、かかるモータ28以外の駆動手段を用いてもよい
し、このような駆動手段を設けずに着座者の力によって
シートバックフレーム4を作動させるように構成するこ
ともできる。
【0043】
【発明の効果】請求項1に記載のシートによれば、シー
トバックのすぐ後方に何らかの障害物があっても、シー
トバックを支障なく傾倒位置へ傾けることができる。し
かもシートバックを傾倒させたときの背ずれ現象の発生
を阻止し、ないしはこれを効果的に抑制できる。さらに
シートバック傾倒前と傾倒後の着座者のアイポイントの
差を小さく留めることができる。またシートバックを傾
倒させたときの着座者の姿勢が不自然となることはな
く、着座者は常に安楽な姿勢でシートに着座することが
できる。しかも、シートバックを傾倒させるとき、その
シートバックフレームが下方へ移動することはないの
で、シートの設置場所に制約を受ける不具合を阻止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】シートバックが標準位置にあるときのシートの
状態を示す概略説明図である。
【図2】シートバックが傾倒位置へ傾いたときのシート
の状態を示す概略説明図である。
【図3】シートバックとシートクッションを取り外した
状態でシートを示した斜視図である。
【図4】図3の分解斜視図である。
【図5】シートの動作と、その利点を明らかにする説明
図である。
【図6】従来のシートの一例を示す概略説明図である。
【図7】他の従来例を示す概略説明図である。
【図8】図7に示したシートの動作と、その欠点を説明
する図である。
【図9】さらに他の従来例を示す概略説明図である。
【符号の説明】
1 シート 2 シートバック 3 シートクッション 4 シートバックフレーム 9 載置面 11 シートクッションフレーム 13 ベース部材 17 ヒンジブラケット 23 揺動リンク 24 規制リンク P 着座者

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着座者の背部を支えるシートバックと、
    該シートバックを支持するシートバックフレームと、着
    座者の尻部を支えるシートクッションと、該シートクッ
    ションを支持するシートクッションフレームとを有し、
    前記シートバックは、その標準位置から後方側に傾倒可
    能に支持されているシートにおいて、 シートの載置面に支持されたベース部材に前後方向に移
    動可能に支持され、かつ前記シートバックがその標準位
    置と、これよりも後方側へ倒れた傾倒位置との間を前後
    方向に揺動可能となるように、そのシートバックフレー
    ムの下部が枢着されているヒンジブラケットと、 先端部が後方側を向いた倒れ位置と、これよりも立上が
    った立上がり位置との間を前後方向に揺動可能に、その
    基端部が前記ベース部材に枢着されている揺動リンク
    と、 前記シートバックフレームと前記ヒンジブラケットとの
    枢着部よりも前方側のシートバックフレーム部分に後端
    部が枢着され、前端部が前記揺動リンクの基端部以外の
    部分に枢着されていて、前記シートバックが標準位置に
    あるとき、揺動リンクが前記倒れ位置を占め、シートバ
    ックが傾倒位置に傾いたとき、揺動リンクが前記立上が
    り位置を占めるように、当該揺動リンクの揺動位置を規
    制する規制リンクとを具備し、 前記シートクッションフレームは、その前端部が上下に
    揺動できるように、その後端部が前記シートバックフレ
    ームに枢着され、前記揺動リンクの先端部は、該リンク
    の揺動によって、シートクッションフレームの前端部が
    上下に揺動するように、シートクッションフレームに対
    して移動可能に当接していることを特徴とするシート。
JP14550894A 1994-06-03 1994-06-03 シート Pending JPH07327768A (ja)

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