JPH07329802A - ロータリバルブおよびその製造方法 - Google Patents
ロータリバルブおよびその製造方法Info
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- JPH07329802A JPH07329802A JP15038994A JP15038994A JPH07329802A JP H07329802 A JPH07329802 A JP H07329802A JP 15038994 A JP15038994 A JP 15038994A JP 15038994 A JP15038994 A JP 15038994A JP H07329802 A JPH07329802 A JP H07329802A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 スプール弁部の回転に応じて急峻に立ち上が
る圧力供給特性を得る。 【構成】 スリーブ弁部1とスプール弁部2により構成
され、スプール弁部の相対回転に伴うランド部12,2
2の相対変位により流体圧が調整される。ランド部22
の、凹条溝21に接する周方向の端部を凹条溝21に向
けて下り傾斜する制御溝23となし、該制御溝23の斜
面23a,23bの途中に、垂直の壁面24aを有する
段付き部24を形成する。
る圧力供給特性を得る。 【構成】 スリーブ弁部1とスプール弁部2により構成
され、スプール弁部の相対回転に伴うランド部12,2
2の相対変位により流体圧が調整される。ランド部22
の、凹条溝21に接する周方向の端部を凹条溝21に向
けて下り傾斜する制御溝23となし、該制御溝23の斜
面23a,23bの途中に、垂直の壁面24aを有する
段付き部24を形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はロータリバルブに関し、
特に自動車のパワーステアリング装置においてアシスト
作動油の切替えおよび供給油圧の調整等に使用して好適
なロータリバルブの構造改良とその製造方法に関する。
特に自動車のパワーステアリング装置においてアシスト
作動油の切替えおよび供給油圧の調整等に使用して好適
なロータリバルブの構造改良とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】パワーステアリング装置に用いられるロ
ータリーバルブの一例を図10に示す。図に示すように
ロータリバルブは互いに相対回転するスリーブ弁部1と
スプール弁部2とを有し、スリーブ弁部1の内周には複
数の凹条溝11と複数のランド部12が円周方向に交互
に形成され、スプール弁部2の外周には複数の凹条溝2
1と複数のランド部22が円周方向に交互に形成される
とともに、凹条溝21に接するランド部22の周方向両
端部は面取りがなされて、凹条溝21に向けて所定角度
で傾斜する制御溝23となっている。そして、ステアリ
ング操作に伴うスプール弁部2の回転により、上記制御
溝23とスリーブ弁部1のランド部12との相対位置が
変化し、これらの間に形成される絞り流路により作動油
の供給圧(リリーフ圧)が制御される。
ータリーバルブの一例を図10に示す。図に示すように
ロータリバルブは互いに相対回転するスリーブ弁部1と
スプール弁部2とを有し、スリーブ弁部1の内周には複
数の凹条溝11と複数のランド部12が円周方向に交互
に形成され、スプール弁部2の外周には複数の凹条溝2
1と複数のランド部22が円周方向に交互に形成される
とともに、凹条溝21に接するランド部22の周方向両
端部は面取りがなされて、凹条溝21に向けて所定角度
で傾斜する制御溝23となっている。そして、ステアリ
ング操作に伴うスプール弁部2の回転により、上記制御
溝23とスリーブ弁部1のランド部12との相対位置が
変化し、これらの間に形成される絞り流路により作動油
の供給圧(リリーフ圧)が制御される。
【0003】ところで、ハンドル操作の負担を軽減する
ためにはハンドル操作に応じて十分な油圧アシストが確
保される必要があるが、一方、ハンドル安定性を維持す
るためにはハンドル操作角が小さい範囲では油圧アシス
トは却って小さい方が良い。したがって、ロータリバル
ブの出力特性としては、ハンドル操作角(マニュアルト
ルク)が一定範囲を越えるまでは供給油圧が小さく、上
記範囲を越えた時に供給油圧(操舵圧力)が急峻に立ち
上がるものが望まれる。
ためにはハンドル操作に応じて十分な油圧アシストが確
保される必要があるが、一方、ハンドル安定性を維持す
るためにはハンドル操作角が小さい範囲では油圧アシス
トは却って小さい方が良い。したがって、ロータリバル
ブの出力特性としては、ハンドル操作角(マニュアルト
ルク)が一定範囲を越えるまでは供給油圧が小さく、上
記範囲を越えた時に供給油圧(操舵圧力)が急峻に立ち
上がるものが望まれる。
【0004】そこで、かかる圧力特性を得るべく上記制
御溝の形状を単純な傾斜面でなく、上記図10に示すよ
うに傾斜角を途中で変える等の工夫をしている。
御溝の形状を単純な傾斜面でなく、上記図10に示すよ
うに傾斜角を途中で変える等の工夫をしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のロ
ータリバルブにおける制御溝形状ではマニュアルトルク
の増大に対する操舵圧力の上昇は緩慢であり、ハンドル
操作の安定性と軽快性の両立は未だ不十分であるという
問題があった。
ータリバルブにおける制御溝形状ではマニュアルトルク
の増大に対する操舵圧力の上昇は緩慢であり、ハンドル
操作の安定性と軽快性の両立は未だ不十分であるという
問題があった。
【0006】本発明はかかる課題を解決するもので、急
峻に立ち上がる圧力供給特性を得ることが可能なロータ
リバルブおよびその製造方法を提供することを目的とす
る。
峻に立ち上がる圧力供給特性を得ることが可能なロータ
リバルブおよびその製造方法を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の構成では、筒
状のスリーブ弁部1と、該スリーブ弁部1内に相対回転
可能に嵌装されたスプール弁部2とよりなり、これら弁
部1,2の対向する周面にランド部12,22と凹条溝
11,21を交互に形成して、スプール弁部2の回転に
伴う上記ランド部12,22と凹条溝11,21の相対
変位により流体の給排を切り換えるロータリバルブにお
いて、上記スリーブ弁部1ないしスプール弁部2のいず
れかのランド部22の、凹条溝21に接する周方向の端
部を凹条溝21に向けて下り傾斜する制御溝23となす
とともに、該制御溝23の斜面23a,23bの途中
に、垂直の壁面24aを有する段付き部24を形成す
る。
状のスリーブ弁部1と、該スリーブ弁部1内に相対回転
可能に嵌装されたスプール弁部2とよりなり、これら弁
部1,2の対向する周面にランド部12,22と凹条溝
11,21を交互に形成して、スプール弁部2の回転に
伴う上記ランド部12,22と凹条溝11,21の相対
変位により流体の給排を切り換えるロータリバルブにお
いて、上記スリーブ弁部1ないしスプール弁部2のいず
れかのランド部22の、凹条溝21に接する周方向の端
部を凹条溝21に向けて下り傾斜する制御溝23となす
とともに、該制御溝23の斜面23a,23bの途中
に、垂直の壁面24aを有する段付き部24を形成す
る。
【0008】請求項2の構成では、狭幅のカッタC1に
より所定深さで上記凹条溝21を切削形成した後、上記
凹条溝21の幅を越える広幅のカッタC2により上記凹
条溝21より浅い位置に垂直の壁面を有するL状断面の
段付き部24を切削形成し、該段付き部24とランド部
22の一般面との境界領域、および段付き部24と凹条
溝21との境界領域をそれぞれ面取り研削して上記凹条
溝21に向けて下り傾斜する斜面23a,23bを形成
する。
より所定深さで上記凹条溝21を切削形成した後、上記
凹条溝21の幅を越える広幅のカッタC2により上記凹
条溝21より浅い位置に垂直の壁面を有するL状断面の
段付き部24を切削形成し、該段付き部24とランド部
22の一般面との境界領域、および段付き部24と凹条
溝21との境界領域をそれぞれ面取り研削して上記凹条
溝21に向けて下り傾斜する斜面23a,23bを形成
する。
【0009】請求項3の構成では、筒状のスリーブ弁部
1と、該スリーブ弁部1内に相対回転可能に嵌装された
スプール弁部2とよりなり、これら弁部1,2の対向す
る周面にランド部12,22と凹条溝11,21を交互
に形成して、スプール弁部2の回転に伴う上記ランド部
12,22と凹条溝11,21の相対変位により流体の
給排を切り換えるロータリバルブにおいて、上記スリー
ブ弁部1ないしスプール弁部2のいずれかのランド部2
2の、凹条溝21に接する周方向の端部を凹条溝21に
向けて下り傾斜する制御溝23となすとともに、該制御
溝23の斜面23c,23dの長さを、ランド部22の
幅方向の所定位置で段付きに異ならしめる。
1と、該スリーブ弁部1内に相対回転可能に嵌装された
スプール弁部2とよりなり、これら弁部1,2の対向す
る周面にランド部12,22と凹条溝11,21を交互
に形成して、スプール弁部2の回転に伴う上記ランド部
12,22と凹条溝11,21の相対変位により流体の
給排を切り換えるロータリバルブにおいて、上記スリー
ブ弁部1ないしスプール弁部2のいずれかのランド部2
2の、凹条溝21に接する周方向の端部を凹条溝21に
向けて下り傾斜する制御溝23となすとともに、該制御
溝23の斜面23c,23dの長さを、ランド部22の
幅方向の所定位置で段付きに異ならしめる。
【0010】
【作用】請求項1の構成において、スプール弁部が回転
すると、これに伴いスプール弁部とスリーブ弁部の両者
に設けたランド部と凹条溝が互いに相対変位し、移動す
る制御溝とこれに対向するランド部との間に形成される
絞り流路の流路面積が変化する。そして、この流路面積
の変化により、流体の供給圧が制御される。ここにおい
て、本請求項の構成では、制御溝の斜面の途中に、垂直
の壁面を有する段付き部を形成したから、絞り流路の流
路面積は、この段付き部が、対向するランド部に接近す
ると急激に小さくなり、流体供給圧が急峻に立ち上が
る。
すると、これに伴いスプール弁部とスリーブ弁部の両者
に設けたランド部と凹条溝が互いに相対変位し、移動す
る制御溝とこれに対向するランド部との間に形成される
絞り流路の流路面積が変化する。そして、この流路面積
の変化により、流体の供給圧が制御される。ここにおい
て、本請求項の構成では、制御溝の斜面の途中に、垂直
の壁面を有する段付き部を形成したから、絞り流路の流
路面積は、この段付き部が、対向するランド部に接近す
ると急激に小さくなり、流体供給圧が急峻に立ち上が
る。
【0011】請求項2記載の方法によれば、絞り流路の
流路面積が最初は緩やかに、そして、段付き部の垂直の
壁面がランド部に接近すると急激に小さくなり、流体供
給圧が急峻に立ち上がるといった操舵特性が得られるロ
ータリバルブを簡易かつ確実に製造することができる。
流路面積が最初は緩やかに、そして、段付き部の垂直の
壁面がランド部に接近すると急激に小さくなり、流体供
給圧が急峻に立ち上がるといった操舵特性が得られるロ
ータリバルブを簡易かつ確実に製造することができる。
【0012】請求項3の構成においても、移動する制御
溝とこれに対向するランド部との間に形成される絞り流
路の流路面積が変化することにより流体供給圧が制御さ
れるが、制御溝の斜面の長さがランド部幅方向で異なら
しめてあるため、スプール弁部の相対移動に伴い、制御
溝の斜面が、対向するランド部に接近する位置は上記幅
方向でずれている。したがって、長さの長い斜面が最初
にランド部に接近し、その後長さの短い斜面がランド部
に至ると、絞り流路の流路面積は急激に小さくなり、流
体供給圧が急峻に立ち上がる。
溝とこれに対向するランド部との間に形成される絞り流
路の流路面積が変化することにより流体供給圧が制御さ
れるが、制御溝の斜面の長さがランド部幅方向で異なら
しめてあるため、スプール弁部の相対移動に伴い、制御
溝の斜面が、対向するランド部に接近する位置は上記幅
方向でずれている。したがって、長さの長い斜面が最初
にランド部に接近し、その後長さの短い斜面がランド部
に至ると、絞り流路の流路面積は急激に小さくなり、流
体供給圧が急峻に立ち上がる。
【0013】
【実施例1】図1において、3はパワーステアリング装
置のハウジング本体であり、このハウジング本体3にコ
ントロールシャフト4とピニオン軸5が回転可能に軸承
されている。コントロールシャフト4とピニオン軸5は
トーションバー6を介して可撓的に回転連結され、ピニ
オン軸5には図略のラック軸が噛合している。ラック軸
には図2に示すパワーシリンダ6と図略の車輪が連結さ
れている。ハンジング本体3の弁穴31(図1)内にロ
ータリバルブが収納され、このロータリバルブは、相対
回転可能なスリーブ弁部1とスプール弁部2により構成
される。
置のハウジング本体であり、このハウジング本体3にコ
ントロールシャフト4とピニオン軸5が回転可能に軸承
されている。コントロールシャフト4とピニオン軸5は
トーションバー6を介して可撓的に回転連結され、ピニ
オン軸5には図略のラック軸が噛合している。ラック軸
には図2に示すパワーシリンダ6と図略の車輪が連結さ
れている。ハンジング本体3の弁穴31(図1)内にロ
ータリバルブが収納され、このロータリバルブは、相対
回転可能なスリーブ弁部1とスプール弁部2により構成
される。
【0014】上記コントロールシャフト4は図略のハン
ドルに連結され、その一部はスプール弁部2となってい
る。スリーブ弁部1は連結ピン51によって上記ピニオ
ン軸5に一体連結されている。スリーブ弁部1の内周に
は、図2に示すように、周方向に複数の凹条溝11が形
成され、各凹条溝11間にはランド部12が形成されて
いる。これらランド部12には一つおきにポンプ7に通
じる供給通路13が開口し、また、各凹条溝11には交
互に、パワーシリンダ6の左右の圧力室61,62に通
じる分配通路14,15が開口している。
ドルに連結され、その一部はスプール弁部2となってい
る。スリーブ弁部1は連結ピン51によって上記ピニオ
ン軸5に一体連結されている。スリーブ弁部1の内周に
は、図2に示すように、周方向に複数の凹条溝11が形
成され、各凹条溝11間にはランド部12が形成されて
いる。これらランド部12には一つおきにポンプ7に通
じる供給通路13が開口し、また、各凹条溝11には交
互に、パワーシリンダ6の左右の圧力室61,62に通
じる分配通路14,15が開口している。
【0015】上記スプール弁部2の外周には、周方向に
複数の凹条溝21が形成され、各凹条溝21間にはラン
ド部22が形成されている。そして、これら凹条溝21
には一つおきに、タンク8に通じる排出通路25が形成
されている。図2でスプール弁部2が反時計方向へ回動
すると、供給通路13の作動油は分配通路14を経てパ
ワーシリンダ6の左圧力室61へ供給され、この時の供
給圧は、図のA部において両ランド部12,22間に形
成される絞り流路の流路面積により制御される。スプー
ル弁部2が時計方向へ回動すると、上記供給通路13の
作動油は分配通路15を経て右圧力室62へ供給され、
この時の供給圧は、図のB部において両ランド部12,
22間に形成される絞り流路の流路面積により制御され
る。
複数の凹条溝21が形成され、各凹条溝21間にはラン
ド部22が形成されている。そして、これら凹条溝21
には一つおきに、タンク8に通じる排出通路25が形成
されている。図2でスプール弁部2が反時計方向へ回動
すると、供給通路13の作動油は分配通路14を経てパ
ワーシリンダ6の左圧力室61へ供給され、この時の供
給圧は、図のA部において両ランド部12,22間に形
成される絞り流路の流路面積により制御される。スプー
ル弁部2が時計方向へ回動すると、上記供給通路13の
作動油は分配通路15を経て右圧力室62へ供給され、
この時の供給圧は、図のB部において両ランド部12,
22間に形成される絞り流路の流路面積により制御され
る。
【0016】スプール弁部2に形成された上記凹条溝2
1とランド部22の詳細を以下に説明する。図3はコン
トロールシャフト4の一部に形成されたスプール弁部2
を径方向の外方より見たものであり、図4は図3のIV−
IV線に沿う断面図である。図3において、スプール弁部
2は外周の複数箇所(図はその一箇所を示す)が軸方向
へ長方形をなして陥没して凹条溝21となっており、そ
の周方向の両側縁は段付きに立ち上がって(図4)スプ
ール弁部2の一般外周面と面一となったランド部22へ
続いている。
1とランド部22の詳細を以下に説明する。図3はコン
トロールシャフト4の一部に形成されたスプール弁部2
を径方向の外方より見たものであり、図4は図3のIV−
IV線に沿う断面図である。図3において、スプール弁部
2は外周の複数箇所(図はその一箇所を示す)が軸方向
へ長方形をなして陥没して凹条溝21となっており、そ
の周方向の両側縁は段付きに立ち上がって(図4)スプ
ール弁部2の一般外周面と面一となったランド部22へ
続いている。
【0017】上記ランド部22の、凹条溝21に接する
端部は、凹条溝21に向けて下り傾斜する制御溝23と
なっており、該制御溝23を構成する角度の異なる斜面
23a,23bの中間位置に段付き部24が形成してあ
る。この段付き部24は垂直に立ち上がる壁面24aを
有する直角三角形断面をなして、ランド部22の幅方向
(図3の上下方向)へ延びている。なお、ロータリバル
ブの中立位置では、図4に示すように、スリーブ弁部1
のランド部12端面より、スプール弁部2のランド部2
2の立ち上がり位置、上記壁面24aの位置、およびラ
ンド部22の外周一般面の開始位置まで、それぞれ角度
θ1 ,θ2 ,θ3 だけ離れている。
端部は、凹条溝21に向けて下り傾斜する制御溝23と
なっており、該制御溝23を構成する角度の異なる斜面
23a,23bの中間位置に段付き部24が形成してあ
る。この段付き部24は垂直に立ち上がる壁面24aを
有する直角三角形断面をなして、ランド部22の幅方向
(図3の上下方向)へ延びている。なお、ロータリバル
ブの中立位置では、図4に示すように、スリーブ弁部1
のランド部12端面より、スプール弁部2のランド部2
2の立ち上がり位置、上記壁面24aの位置、およびラ
ンド部22の外周一般面の開始位置まで、それぞれ角度
θ1 ,θ2 ,θ3 だけ離れている。
【0018】かかるスプール弁部2を成形する手順を図
5で説明すると、コントロールシャフト4と直交するよ
うに配した回転軸に設けた狭幅の回転カッタC1によ
り、スプール弁部2の周面に幅方向(シャフト軸方向)
へ延びる深い矩形断面溝を切削成形して凹条溝21とす
る。続いて、広幅の回転カッタC2により、上記凹条溝
21の両側縁(図は一側縁を示す)に浅いL断面溝を形
成して段付き部24とする。しかる後、コントロールシ
ャフト4と平行に配した回転軸に設けた回転砥石Gによ
り、ランド部22一般面に近い側の斜面23bと凹条溝
21に近い側の斜面23aを、それぞれ研削により面取
り成形する。
5で説明すると、コントロールシャフト4と直交するよ
うに配した回転軸に設けた狭幅の回転カッタC1によ
り、スプール弁部2の周面に幅方向(シャフト軸方向)
へ延びる深い矩形断面溝を切削成形して凹条溝21とす
る。続いて、広幅の回転カッタC2により、上記凹条溝
21の両側縁(図は一側縁を示す)に浅いL断面溝を形
成して段付き部24とする。しかる後、コントロールシ
ャフト4と平行に配した回転軸に設けた回転砥石Gによ
り、ランド部22一般面に近い側の斜面23bと凹条溝
21に近い側の斜面23aを、それぞれ研削により面取
り成形する。
【0019】このような制御溝23を有するロータリバ
ルブによれば、対向するランド部12,22(図4)間
に形成される絞り流路Fの流路面積は、回転角θ1 〜θ
2 の間ではスプール弁部2の相対回転に伴って漸次小さ
くなり、回転角θ2 〜θ3 の間では、段付き部24の壁
面24aがランド部12に接近するため急激に小さくな
る。この結果、操舵圧力は図6の線xで示す如く、ハン
ドル操作角に比例するマニュアルトルクが所定値を越え
ると急峻に立ち上がる。なお、図中線yは段付き部24
を有さない従来のロータリバルブの特性を示し、操舵圧
力の立ち上がりは緩慢である。
ルブによれば、対向するランド部12,22(図4)間
に形成される絞り流路Fの流路面積は、回転角θ1 〜θ
2 の間ではスプール弁部2の相対回転に伴って漸次小さ
くなり、回転角θ2 〜θ3 の間では、段付き部24の壁
面24aがランド部12に接近するため急激に小さくな
る。この結果、操舵圧力は図6の線xで示す如く、ハン
ドル操作角に比例するマニュアルトルクが所定値を越え
ると急峻に立ち上がる。なお、図中線yは段付き部24
を有さない従来のロータリバルブの特性を示し、操舵圧
力の立ち上がりは緩慢である。
【0020】しかして、本発明のロータリバルブによれ
ば、ハンドル操作角が小さい範囲では操舵圧力は十分小
さく、ハンドルの安定性が保たれる。また、ハンドル操
作角が大きくなると操舵圧力は急速に大きくなり、軽快
なハンドル操作が保証される。なお、本実施例によれ
ば、段付き部24の壁面24aの高さを変更することに
より、操舵圧力特性を種々調整することができる。
ば、ハンドル操作角が小さい範囲では操舵圧力は十分小
さく、ハンドルの安定性が保たれる。また、ハンドル操
作角が大きくなると操舵圧力は急速に大きくなり、軽快
なハンドル操作が保証される。なお、本実施例によれ
ば、段付き部24の壁面24aの高さを変更することに
より、操舵圧力特性を種々調整することができる。
【0021】
【実施例2】図7において、スプール弁部2の外周に形
成された凹条溝21は、コントロールシャフト4の軸方
向へL2 の範囲で矩形に形成されるとともに、その中間
位置のL1 の範囲で段付きに広幅となっている。凹条溝
21の両側縁はランド部22に向けて段付きに立ち上が
った後(図8,図9)、一定の上り傾斜でランド部22
一般面へ続く制御溝23となっている。この制御溝23
は、凹条溝21が広幅となった領域(図のL1 )ではそ
の斜面23cの長さが短く(図8)、狭幅となった領域
(図のL2 )ではその斜面23dの長さが長くなってい
る(図9)。しかして、スリーブ弁部1のランド部12
端面より、各斜面23d,23cの下端位置、およびラ
ンド部22の一般面の開始位置までは、それぞれ角度θ
1 ,θ2 ,θ3 だけ離れている。
成された凹条溝21は、コントロールシャフト4の軸方
向へL2 の範囲で矩形に形成されるとともに、その中間
位置のL1 の範囲で段付きに広幅となっている。凹条溝
21の両側縁はランド部22に向けて段付きに立ち上が
った後(図8,図9)、一定の上り傾斜でランド部22
一般面へ続く制御溝23となっている。この制御溝23
は、凹条溝21が広幅となった領域(図のL1 )ではそ
の斜面23cの長さが短く(図8)、狭幅となった領域
(図のL2 )ではその斜面23dの長さが長くなってい
る(図9)。しかして、スリーブ弁部1のランド部12
端面より、各斜面23d,23cの下端位置、およびラ
ンド部22の一般面の開始位置までは、それぞれ角度θ
1 ,θ2 ,θ3 だけ離れている。
【0022】かかるスプール弁部2を成形するには、コ
ントロールシャフト4と直交するように配した回転軸に
設けた狭幅の回転カッタにより、スプール弁部2の周面
に幅方向(シャフト軸方向)へL2 の長さで延びる矩形
溝を形成した後、該矩形溝の中間部に広幅の回転カッタ
で、L1 の長さで延びる矩形溝を形成して凹条溝21と
する。その後、コントロールシャフト4と平行に配した
回転軸に設けた回転砥石により、ランド部22一般面よ
り凹条溝21の端面へ向けて一定角度で斜面23c,2
3dを研削により面取り成形し、制御溝23とする。
ントロールシャフト4と直交するように配した回転軸に
設けた狭幅の回転カッタにより、スプール弁部2の周面
に幅方向(シャフト軸方向)へL2 の長さで延びる矩形
溝を形成した後、該矩形溝の中間部に広幅の回転カッタ
で、L1 の長さで延びる矩形溝を形成して凹条溝21と
する。その後、コントロールシャフト4と平行に配した
回転軸に設けた回転砥石により、ランド部22一般面よ
り凹条溝21の端面へ向けて一定角度で斜面23c,2
3dを研削により面取り成形し、制御溝23とする。
【0023】このような制御溝23を有するロータリバ
ルブによれば、対向するランド部12,22(図8,図
9)間に形成される絞り流路Fの流路面積は、回転角θ
1 〜θ2 の間では、(L2 −L1 )の幅の斜面23dが
ランド部12に接近することにより、スプール弁部2の
相対回転に伴って漸次小さくなる。スプール弁部2がさ
らに回転して回転角θ2 〜θ3 の間に至ると、上記斜面
23dに加えてL1 の幅の斜面23cもランド部12に
接近するから、絞り流路Fの流路面積は急激に小さくな
る。この結果、実施例1で説明したように、マニュアル
トルクが所定値を越えると操舵圧力が急峻に立ち上がる
所望の特性が得られる。
ルブによれば、対向するランド部12,22(図8,図
9)間に形成される絞り流路Fの流路面積は、回転角θ
1 〜θ2 の間では、(L2 −L1 )の幅の斜面23dが
ランド部12に接近することにより、スプール弁部2の
相対回転に伴って漸次小さくなる。スプール弁部2がさ
らに回転して回転角θ2 〜θ3 の間に至ると、上記斜面
23dに加えてL1 の幅の斜面23cもランド部12に
接近するから、絞り流路Fの流路面積は急激に小さくな
る。この結果、実施例1で説明したように、マニュアル
トルクが所定値を越えると操舵圧力が急峻に立ち上がる
所望の特性が得られる。
【0024】なお、本実施例においては、上記L1 ,L
2 の比を変更することにより、操舵圧力特性を種々調整
することができる。
2 の比を変更することにより、操舵圧力特性を種々調整
することができる。
【0025】上記各実施例ではスプール弁部のランド部
に制御溝を形成した例を説明したが、スリーブ弁部のラ
ンド部に形成しても良い。
に制御溝を形成した例を説明したが、スリーブ弁部のラ
ンド部に形成しても良い。
【0026】
【発明の効果】以上の如く、本発明によれば、ロータリ
バルブに急峻に立ち上がる圧力供給特性を付与すること
ができるとともに、かかるロータリバルブを簡易に製造
することができ、自動車のパワーステアリング装置に使
用して優れた効果を得ることができる。
バルブに急峻に立ち上がる圧力供給特性を付与すること
ができるとともに、かかるロータリバルブを簡易に製造
することができ、自動車のパワーステアリング装置に使
用して優れた効果を得ることができる。
【図1】本発明のロータリバルブを組み込んだパワース
テアリング装置の要部縦断面図である。
テアリング装置の要部縦断面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う横断面図である。
【図3】本発明の一実施例におけるスプール弁部を外周
方向より見た平面図である。
方向より見た平面図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿う拡大断面図である。
【図5】制御溝の成形手順を説明する断面図である。
【図6】操舵圧力特性を示すグラフである。
【図7】本発明の他の実施例におけるスプール弁部を外
周方向より見た平面図である。
周方向より見た平面図である。
【図8】図7のVIII−VIII線に沿う断面図である。
【図9】図7のIX−IX線に沿う断面図である。
【図10】従来例を示すロータリバルブの一部断面図で
ある。
ある。
1 スリーブ弁部 11 凹条溝 12 ランド部 2 スプール弁部 21 凹条溝 22 ランド部 23 制御溝 23a,23b,23c,23d 斜面 24 段付き部 24a 壁面
Claims (3)
- 【請求項1】 筒状のスリーブ弁部と、該スリーブ弁部
内に相対回転可能に嵌装されたスプール弁部とよりな
り、これら弁部の対向する周面にランド部と凹条溝を交
互に形成して、スプール弁部の回転に伴う上記ランド部
と凹条溝の相対変位により流体の給排を切り換えるロー
タリバルブにおいて、上記スリーブ弁部ないしスプール
弁部のいずれかのランド部の、凹条溝に接する周方向の
端部を凹条溝に向けて下り傾斜する制御溝となすととも
に、該制御溝の斜面の途中に、垂直の壁面を有する段付
き部を形成したことを特徴とするロータリバルブ。 - 【請求項2】 筒状のスリーブ弁部と、該スリーブ弁部
内に相対回転可能に嵌装されたスプール弁部とよりな
り、これら弁部の対向する周面にランド部と凹条溝を交
互に形成して、スプール弁部の回転に伴う上記ランド部
と凹条溝の相対変位により流体の給排を切り換えるロー
タリバルブの製造方法において、狭幅のカッタにより所
定深さで上記凹条溝を切削形成した後、上記凹条溝の幅
を越える広幅のカッタにより上記凹条溝より浅い位置に
垂直の壁面を有するL状断面の段付き部を切削形成し、
該段付き部とランド部の一般面との境界領域、および段
付き部と凹条溝との境界領域をそれぞれ面取り研削して
上記凹条溝に向けて下り傾斜する斜面を形成したことを
特徴とするロータリバルブの製造方法。 - 【請求項3】 筒状のスリーブ弁部と、該スリーブ弁部
内に相対回転可能に嵌装されたスプール弁部とよりな
り、これら弁部の対向する周面にランド部と凹条溝を交
互に形成して、スプール弁部の回転に伴う上記ランド部
と凹条溝の相対変位により流体の給排を切り換えるロー
タリバルブにおいて、上記スリーブ弁部ないしスプール
弁部のいずれかのランド部の、凹条溝に接する周方向の
端部を凹条溝に向けて下り傾斜する制御溝となすととも
に、該制御溝の斜面の長さを、ランド部の幅方向の所定
位置で段付きに異ならしめたことを特徴とするロータリ
バルブ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15038994A JPH07329802A (ja) | 1994-06-08 | 1994-06-08 | ロータリバルブおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15038994A JPH07329802A (ja) | 1994-06-08 | 1994-06-08 | ロータリバルブおよびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07329802A true JPH07329802A (ja) | 1995-12-19 |
Family
ID=15495930
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15038994A Pending JPH07329802A (ja) | 1994-06-08 | 1994-06-08 | ロータリバルブおよびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07329802A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100393115B1 (ko) * | 1999-11-23 | 2003-07-31 | 주식회사 만도 | 자동차의 유압식 조향배력장치용 압력조절밸브의 스풀구조 |
-
1994
- 1994-06-08 JP JP15038994A patent/JPH07329802A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100393115B1 (ko) * | 1999-11-23 | 2003-07-31 | 주식회사 만도 | 자동차의 유압식 조향배력장치용 압력조절밸브의 스풀구조 |
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