JPH07331007A - ポリ塩化ビニルペースト樹脂組成物 - Google Patents

ポリ塩化ビニルペースト樹脂組成物

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JPH07331007A
JPH07331007A JP12758894A JP12758894A JPH07331007A JP H07331007 A JPH07331007 A JP H07331007A JP 12758894 A JP12758894 A JP 12758894A JP 12758894 A JP12758894 A JP 12758894A JP H07331007 A JPH07331007 A JP H07331007A
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JP
Japan
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chloride paste
paste resin
polyvinyl chloride
polymerization
phthalate
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JP12758894A
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English (en)
Inventor
Masayuki Imamura
雅之 今村
Hiroshi Kakei
博志 加計
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】低温での加熱溶融性ならびに粘度の経時安定性
に優れたプラスチゾルとして用いられるポリ塩化ビニル
ペースト樹脂組成物を提供する。 【構成】平均重合度2500〜4000のポリ塩化ビニ
ルペースト樹脂(a)及び平均重合度800〜1500
のポリ塩化ビニルペースト樹脂(b)を混合して得られ
た平均重合度1200〜2500のポリ塩化ビニルペー
スト樹脂(c)ならびにフタル酸ジ−2−プロピルヘプ
チルを主体とするフタル酸ジデシルからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低温加熱溶融性ならび
に粘度の経時安定性に優れたポリ塩化ビニルペースト樹
脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のシーリング材、アンダー
コート材ならびに壁紙等には、可塑剤にポリ塩化ビニル
ペースト樹脂を均一に分散させたプラスチゾルが広く用
いられている。このプラスチゾルに要求される性能とし
て、流動性に優れ容易に成形できること、粘度の経
時安定性に優れること、低温加熱溶融性に優れること
等が挙げられる。
【0003】上記プラスチゾルに用いられる可塑剤とし
ては、フタル酸ジ−2−エチルヘキシル(DOP)が性
能と価格の性能バランスに優れている点から一般的に使
用されている。しかしながら、このDOPを用いたプラ
スチゾルは、粘度の経時安定性が悪く、粘度上昇により
成形が困難となる場合があった。
【0004】この粘度の経時安定性を改善する方法とし
て、DOPより高分子量であるフタル酸ジイソノニル
(DINP)、フタル酸ジイソデシル(DIDP)等が
用いられている。しかしながら、DINPやDIDPが
用いられた場合、低温での加熱溶融性が悪くなるという
問題点があった。
【0005】また、低温での加熱溶融性が改善された可
塑剤として、フタル酸ジ−2−プロピルヘプチルを用い
る方法が提案されている(特開平6−9842号公報)
が、その改善はまだ十分とはいえなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記欠点に
鑑みてなされたものであり、その目的は、低温での加熱
溶融性ならびに粘度の経時安定性に優れたプラスチゾル
として用いられるポリ塩化ビニルペースト樹脂組成物を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のポリ塩化ビニル
ペースト樹脂組成物は、塩化ビニルペースト樹脂(a)
と塩化ビニルペースト樹脂(b)とを混合して得られる
塩化ビニルペースト樹脂(c)及びフタル酸ジ−2−プ
ロピルヘプチルを主体とするフタル酸ジデシルからな
る。
【0008】上記塩化ビニルペースト樹脂(a)の平均
重合度は、2500〜4000に限定され、好ましくは
3000〜3500である。上記範囲の平均重合度を有
する塩化ビニルペースト樹脂の市販品としては、日本ゼ
オン社製「ゼオン43H」、鐘淵化学工業社製「カネカ
PSH」等が挙げられる。
【0009】上記塩化ビニルペースト樹脂(b)の平均
重合度は、800〜1500に限定され、好ましくは8
00〜1200である。上記範囲の平均重合度を有する
塩化ビニルペースト樹脂の市販品としては、日本ゼオン
社製「ゼオン65」、「ゼオン22」等が挙げられる。
【0010】上記塩化ビニルペースト樹脂(c)の平均
重合度は、小さくなると低温での加熱溶融性は優れるが
伸びや抗張力が低下し、大きくなると低温での加熱溶融
性が悪くなり、さらに抗張力が低下するので、1200
〜2500に制限され、好ましくは1500〜1800
である。
【0011】上記塩化ビニルペースト樹脂(c)は、上
記塩化ビニルペースト樹脂(a)及び(b)の混合物で
あり、該混合物中において塩化ビニルペースト樹脂
(a)又は(b)のいずれの添加量が多くなっても少な
くなっても、粘度の経時安定性が低下したり、低温での
加熱溶融性が悪くなったりするので、塩化ビニルペース
ト樹脂(a)の添加量は20〜60重量部に限定され、
好ましくは50〜30重量部である。また、塩化ビニル
ペースト樹脂(b)の添加量は80〜40重量部に限定
され、好ましくは70〜50重量部である。
【0012】上記塩化ビニルペースト樹脂(c)の平均
重合度は、大きくなる程伸びや抗張力が向上する傾向に
あるが、これは成形温度180℃以上の樹脂が完全にゲ
ル化した場合であって、例えば、自動車用等のシーリン
グ材及びアンダーコートのように、130℃程度の低温
での加熱成形の場合は、必ずしも樹脂の平均重合度が大
きくなっても伸びや抗張力は向上しない。
【0013】これは平均重合度が大きくなるにつれて、
機械的物性が向上する可能性を有するが、逆に成形性が
悪くなることに起因するものと考えられる。そこで、低
温で成形されるプラスチゾルの場合は、成形温度域に合
った塩化ビニルペースト樹脂を選択する必要がある。
【0014】上記塩化ビニルペースト樹脂(c)は、例
えば、塩化ビニル単独、又は塩化ビニル及びこれと共重
合可能なコモノマーとの混合物を、水性媒体中で水溶性
触媒の存在下で乳化重合する方法や、油溶性重合触媒の
存在下で微細懸濁重合する方法等によって製造すること
ができる。
【0015】上記塩化ビニルと共重合可能なコモノマー
としては、例えば、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、
酪酸ビニル、安息香酸ビニル等のビニルエステル類;
(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル
等の(メタ)アクリル酸エステル類;マレイン酸ジメチ
ル、マレイン酸ジエチル等のマレイン酸エステル類;フ
マール酸ジメチル、フマール酸ジエチル等のフマール酸
エステル類;イソブチルビニルエーテル、フェニルビニ
ルエーテル等のビニルエーテル類;アクリロニトリル;
スチレン;塩化ビニリデンなどが挙げられる。
【0016】上記フタル酸ジ−2−プロピルヘプチルを
主体とするフタル酸ジデシルは可塑剤として使用され、
フタル酸又は無水フタル酸と2−プロピルヘプタノール
を主体とする混合デシルアルコールとを、触媒の存在下
で脱水縮合エステル化反応を行うことにより得られる。
【0017】上記混合デシルアルコールに含有される2
−プロピルヘプタノール以外の成分としては、4−メチ
ル−2−プロピルヘキサノール、2−エチル−2−エチ
ルヘプタノール、5−メチル−2−プロピルヘキサノー
ル、2−イソプロピルヘプタノール、4,4−ジメチル
−2−プロピルヘプタノール、その他のデシルアルコー
ルが挙げられる。
【0018】上記混合デシルアルコールは、例えば、ブ
テン−1を始発原料としてオキソ反応によりn−バレル
アルデヒド及び2−メチルブチルアルデヒドの混合物を
製造し、これらのアルデヒドのアルドール縮合とその後
の脱水反応によって得られた混合物を水素添加すること
により製造することができる。
【0019】本発明のポリ塩化ビニルペースト樹脂組成
物において、上記フタル酸ジ−2−プロピルヘプチルを
主体とするフタル酸ジデシルの添加量は、少なくなると
可塑化の効果が発現せず、多くなると機械的物性が低下
するので、塩化ビニルペースト樹脂(c)100重量部
に対して50〜150重量部に限定され、好ましくは7
0〜120重量部である。
【0020】上記フタル酸ジデシルには、本発明の効果
が損なわれない範囲で、他の可塑剤が併用されてもよ
い。上記他の可塑剤としては、塩化ビニル樹脂に一般的
に用いられているものであれば特に制限はなく、例え
ば、ジブチルフタレート、ジヘプチルフタレート、ジオ
クチルフタレート(フタル酸ジ−2−エチルヘキシ
ル)、フタル酸ジイソノニル、フタル酸ジイソデシル、
ジウンデシルフタレート、ジブチルベンジルフタレート
等のフタル酸エステル;ジ−2−エチルヘキシルアジペ
ート、ジイソノニルアジペート、ジイソデシルアジペー
ト等のアジピン酸エステルなどが挙げられる。
【0021】上記他の可塑剤の添加量は、使用される可
塑剤全量の20重量%以下が好ましい。
【0022】本発明のポリ塩化ビニルペースト樹脂組成
物には、必要に応じて、各種添加剤、例えば、充填剤、
安定剤、希釈剤、増粘剤、接着付与剤、顔料等が添加さ
れてもよい。
【0023】本発明のポリ塩化ビニルペースト樹脂組成
物は、例えば、基材上に塗布した後加熱溶融することに
より、製品に応用される。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0025】(実施例1〜3、比較例1〜6)表1及び
2に示した重合度、所定量のポリ塩化ビニルペースト樹
脂(a)及び(b)、可塑剤としてフタル酸ジ−2−プ
ロピルヘプチルを主体とするフタル酸ジデシル又はフタ
ル酸ジ−2−エチルヘキシル(表中、DOPで示し
た)、ならびに安定剤としてBa−Zn系安定剤(日産
フェロ社製「LTL−272」)2重量部及びエポキシ
化大豆油(旭電化工業社製「O−130P」)2重量部
をらいかい機で均一に攪拌混合した後、真空下で脱泡し
てプラスチゾル(ポリ塩化ビニルペースト樹脂組成物)
を調製した。
【0026】上記実施例及び比較例で得られたプラスチ
ゾルにつき、下記の評価を行いその結果を表1及び2に
示した。 (1)平均重合度 JIS K6721に準拠して測定した。
【0027】(2)引張試験 プラスチゾルをガラス板上に約0.5mmの厚さに塗布
し、130℃の温度に保った乾燥機中にて20分間加熱
溶融した後、これを取り出し冷却して試験片を作製し
た。この試験片を使用して、JIS K6721に準拠
して引張試験を行い抗張力を求めた。
【0028】(3)粘度測定 調製後のプラスチゾルを23℃の恒温槽で2時間放置し
た後、B型粘度計にて回転数20(rpm)で粘度測定
し初期粘度(η1 )とした。さらに、調製後のプラスチ
ゾルを40℃の恒温槽で6日間放置した後、B型粘度計
にて回転数20(rpm)で粘度測定し6日後の粘度
(η2 )とした。
【0029】(4)粘度安定性 上記η2 とη1 との比(η2 /η1 )で粘度安定性を表
した。
【0030】
【表1】
【0031】
【表2】
【0032】
【発明の効果】本発明のポリ塩化ビニルペースト樹脂組
成物の構成は、上述の通りであり、2種類の平均重合度
の異なるポリ塩化ビニルペースト樹脂ならびにフタル酸
ジ−2−プロピルヘプチルを主体とするフタル酸ジデシ
ルを可塑剤として用いることにより、従来のプラスチゾ
ルに比べて低温での加熱溶融性及び粘度の経時安定性が
優れる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)平均重合度2500〜4000のポ
    リ塩化ビニルペースト樹脂20〜60重量部及び(b)
    平均重合度800〜1500のポリ塩化ビニルペースト
    樹脂80〜40重量部を混合して得られた(c)平均重
    合度1200〜2500のポリ塩化ビニルペースト樹脂
    100重量部ならびにフタル酸ジ−2−プロピルヘプチ
    ルを主体とするフタル酸ジデシル50〜150重量部か
    らなることを特徴とするポリ塩化ビニルペースト樹脂組
    成物。
JP12758894A 1994-06-09 1994-06-09 ポリ塩化ビニルペースト樹脂組成物 Pending JPH07331007A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100440738B1 (ko) * 1996-07-18 2004-10-06 주식회사 엘지화학 디-2-프로필헵틸프탈레이트및그의제조방법
KR100440737B1 (ko) * 1996-07-18 2004-10-08 주식회사 엘지화학 디-2-프로필헵틸프탈레이트의제조방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100440738B1 (ko) * 1996-07-18 2004-10-06 주식회사 엘지화학 디-2-프로필헵틸프탈레이트및그의제조방법
KR100440737B1 (ko) * 1996-07-18 2004-10-08 주식회사 엘지화학 디-2-프로필헵틸프탈레이트의제조방법

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