JPH07331008A - 印刷用塩化ビニル系樹脂フィルム - Google Patents

印刷用塩化ビニル系樹脂フィルム

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JPH07331008A
JPH07331008A JP6130336A JP13033694A JPH07331008A JP H07331008 A JPH07331008 A JP H07331008A JP 6130336 A JP6130336 A JP 6130336A JP 13033694 A JP13033694 A JP 13033694A JP H07331008 A JPH07331008 A JP H07331008A
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JP
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vinyl chloride
chloride resin
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film
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JP6130336A
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Hirotaka Arai
博孝 荒井
Takemoto Nakai
壯元 中井
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Mitsubishi Chemical Corp
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Mitsubishi Chemical MKV Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 塗膜とフィルム基材との密着性が良く、又長
期間放置、保存した後でも印刷性及びインキの密着性が
良好である印刷用塩化ビニル系樹脂フィルムの提供。 【構成】 塩化ビニル系樹脂100重量部あたり、可塑
剤10〜30重量部、メタクリル酸アルキルエステルと
アクリル酸アルキルエステルの共重合体0.5〜50重
量部及び滑剤0.1〜2重量部を配合してなる塩化ビニ
ル系樹脂フィルム基材の少なくとも片面に、アクリル酸
またはメタクリル酸のアルキルエステルを主成分として
得られるガラス転移温度が0℃〜70℃のアクリル系重
合体よりなる塗膜が形成されてなる印刷用塩化ビニル系
樹脂フィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷等の2次加工を施
して包装材、床材等の建材等の素材として使用するのに
適した印刷用塩化ビニル系樹脂フィルムに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】塩化ビニル系樹脂フィルムはポリエチレ
ン、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂フィルムに
比べて印刷インキとの密着性が良く、意匠性を要する包
装材料や床材等の建材等の素材として広く用いられてい
る。しかし、塩化ビニル系樹脂フィルムには、主に製膜
時の耐熱安定性、滑性等を考慮して安定剤、滑剤等各種
添加剤が配合されており、このようなフィルムにおいて
は、製膜後、経時的に添加剤の一部がフィルムの表面に
噴き出し該添加剤が印刷インキ等の密着性を阻害すると
いう問題があった。
【0003】すなわち製膜直後であれば、良好な印刷が
得られるが製膜後2〜3ケ月経過した後に印刷をする
と、印刷インキの密着性が低下したり印刷時にインキが
はじかれフィルムの仕上りが著しく悪くなったりし、ま
た印刷面が突起物等に触れるとインキが脱落するという
問題があった。そこで、塩化ビニル系樹脂フィルムの片
面に、樹脂添加剤を通さないポリウレタン等の他の合成
樹脂を積層するという方法があるが、塩化ビニル樹脂フ
ィルム及び印刷インキの両方ともと強固な密着性を有す
る合成樹脂はなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】塗膜とフィルム基材と
の密着性が良く、又長期間放置、保存した後でも印刷性
及びインキの密着性が良好である印刷用塩化ビニル系樹
脂フィルムの提供。
【0005】
【課題を解決する為の手段】しかして、本発明の要旨と
するところは、塩化ビニル系樹脂100重量部あたり、
可塑剤10〜30重量部、メタクリル酸アルキルエステ
ルとアクリル酸アルキルエステルの共重合体0.5〜5
0重量部及び滑剤0.1〜2重量部を配合してなる塩化
ビニル系樹脂フィルム基材の少なくとも片面に、アクリ
ル酸またはメタクリル酸のアルキルエステルを主成分と
して得られるガラス転移温度が0℃〜70℃のアクリル
系重合体(以下、「アクリル系重合体」という)よりな
る塗膜が形成されてなる印刷用塩化ビニル系樹脂フィル
ム、に存する。
【0006】以下、本発明について詳述する。本発明に
おいて、塩化ビニル系樹脂としてはポリ塩化ビニルのほ
か塩化ビニルを主体とした他のコモノマーとの共重合
体、これらの混合物またはこれらと他の重合体あるいは
共重合体との混合物を用いることができる。本発明の塩
化ビニル系樹脂フィルム基材(以下、「フィルム基材」
という)に配合される可塑剤の量は塩化ビニル系樹脂1
00重量部あたり、10〜30重量部、好ましくは15
〜25重量部である。配合量が上記範囲をはずれると、
本発明の塗膜との強固な密着性が得られない。特に30
重量部をこえる場合は可塑剤の影響により印刷インキの
密着性も悪くなる。
【0007】本発明に使用しうる可塑剤としては、一般
に塩化ビニル系樹脂フィルムに用いられるものであれば
いずれでもよく、例えばジブチルフタレート、ジオクチ
ルフタレート、ジ−2−エチルヘキシルフタレート、炭
素原子数7〜11を有する混合アルコールのフタレート
等のフタル酸エステル系可塑剤、ジオクチルアジペー
ト、ジイソノニルアジペート、ジオクチルセバケート等
の二塩基性脂肪族カルボン酸エステル系可塑剤、トリオ
クチルトリメリテート、トリイソデシルトリメリテート
等のトリメリット酸エステル系可塑剤、トリクレジルホ
スフェート、トリエチルフェニルホスフェート、トリキ
シレニルホスフェート等のリン酸エステル系可塑剤、エ
ポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ油、ビスフェノール
Aとエピクロルヒドリンとの縮合物等のエポキシ系可塑
剤、二塩基酸と多価アルコールとが縮合したポリエステ
ル系可塑剤等が挙げられ、これらを単独でまたは2種以
上を混合して用いる。
【0008】本発明において基材フィルムに配合するメ
タクリル酸アルキルエステルとアクリル酸アルキルエス
テルの共重合体は、メタクリル酸アルキルエステルとア
クリル酸アルキルエステルを1:3〜3:1で共重合さ
せたものであり、またアルキル基の炭素数が1〜8のも
のがよく、例えば、アクリル酸メチル、メタクリル酸メ
チル、メタクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリ
ル酸2−エチルヘキシルなどが好適なものとして挙げら
れ、これらは単独でも2種以上併用しても差し支えな
い。アルキル基の炭素数が8を越えると、フィルム基材
製膜時の加工性が悪くなるので好ましくない。共重合体
の分子量としては50,000〜5,000,000程
度のものがよい。配合量は塩化ビニル樹脂100重量部
あたり0.5〜50重量部、好ましくは1〜5重量部で
ある。配合量が0.5重量部より少ない場合は本発明に
おける塗膜との強固な密着性が得られず、また50重量
部をこえる場合は塩化ビニル系樹脂の特性が失われる。
【0009】本発明において用いられる滑剤としては、
ポリエチレンワックス、エチレンビスステアロアマイド
のような脂肪酸アミド類、ブチルステアレートのような
エステル系滑剤、あるいはステアリン酸、パルミチン
酸、ミリスチン酸のような高級脂肪酸等が挙げられる
が、塗膜との密着性が良いことから、特にポリエチレン
ワックス、脂肪酸アミド類が好適に用いられる。滑剤の
配合量は0.1〜2重量部、好ましくは0.5〜1重量
部である。配合量が0.1重量部より少ないと、フィル
ム基材製膜時の加工性が劣り、2重量部を越えるとフィ
ルム基材と塗膜との密着性が悪くなる。
【0010】本発明においては、フィルム基材に前記し
た可塑剤、メタクリル酸アルキルエステルとアクリル酸
アルキルエステルの共重合体及び滑剤の他に熱安定剤、
充填剤等一般に塩化ビニル系樹脂フィルムに配合される
他の添加剤を配合することができる。塩化ビニル系樹脂
に可塑剤、メタクリル酸アルキルエステルとアクリル酸
アルキルエステルの共重合体及び滑剤、その他の添加剤
を配合するには、リボンブレンダー、バンバリーミキサ
ー、スーパーミキサー等従来から知られている配合機、
混合機を使用すれば良い。塩化ビニル系樹脂に、各種添
加剤を配合した組成物をフィルム化するにはそれ自体公
知の方法、例えば溶融押出法、カレンダー法等を採用す
ればよく、フィルムの厚みは0.01mm〜0.2mmの範
囲で適宜決めればよい。
【0011】次に、本発明の塗膜において用いられるア
クリル系重合体としては、アクリル酸またはメタクリル
酸のアルキルエステルを主成分として、これと共重合可
能な他のビニル系モノマーとを共重合させることにより
得られるアクリル系重合体であり、ガラス転移温度が0
℃〜70℃、好ましくは20〜40℃のものである。ガ
ラス転移温度が0℃より低いと塗工面がベタつきフィル
ムの2次加工性が悪くなる。70℃より高いと、フィル
ムをまるめたりしたとき塗膜がフィルム基材に追従でき
ず、われやすくなり、又印刷インキの密着性が悪くな
る。
【0012】アクリル酸またはメタクリル酸のアルキル
エステルとしては、アルキル基の炭素数が1〜8のもの
がよく、たとえばアクリル酸メチル、メタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、メタクリ
ル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシルなどが好適
なものとして挙げられ、これらは単独でも、2種以上併
用しても差し支えない。アルキル基の炭素数が8を越え
ると、フィルム基材製膜時の加工性が悪くなるので好ま
しくない。
【0013】上記共重合可能なビニル系モノマーとして
は、アクリル酸、メタクリル酸、スチレン、酢酸ビニ
ル、アクリロニトリル、アクリルアミド等あるいはこれ
らの混合モノマーなどが挙げられる。フィルム基材にア
クリル系重合体を塗工するには、重合体をトルエン等の
溶剤に溶解し、リバースコート法等の通常の方法によ
り、フィルム基材上に塗布し乾燥すればよい。本発明の
印刷用塩化ビニル系樹脂フィルムは各種印刷インキに適
用し得るが特にアクリル系UV硬化型印刷インキに好適
なものである。
【0014】
【実施例】以下に実施例を示す。 実施例1〜2及び比較例1〜10 (1)塩化ビニル系樹脂フィルム基材の成形 表−1に示した組成からなる塩化ビニル系樹脂組成物を
スーパーミキサーで充分混合した後、170℃に加温し
たロール上で5分間混練し、L型カレンダー装置によっ
て厚さ0.15mmのフィルムに成形した。
【0015】(2)塗膜の形成 (1)で得られたフィルムを基材とし、その片面に表−
2に示した塗工剤をトルエンに溶解させリバースコート
法にて乾燥後の膜厚が2μmになるように塗布し、塗膜
を形成した。 (3)フィルムの評価 塗膜の密着性 (2)で得られたフィルムの塗膜面にセロテープを密着
し、そのテープを剥離した時の塗膜の剥離状態を目視に
より3段階で評価した。 ○;全く剥離しない △;部分的に剥離する ×;全面剥離する
【0016】 印刷インキ密着性 (i)(2)で得られたフィルムの塗膜面にグラビアイ
ンキ(VCH−3、東洋インキ(株)製)をバーコータ
ーにて乾燥後5μmになるように塗布した。乾燥後セロ
テープを密着しそのテープを剥離した時の剥離状態を
項と同様に目視により評価した。 (ii) (2)で得られたフィルムの塗膜面にUV硬化型
スクリーンインキ(FDSS4−821、東洋インキ
(株)製)をバーコーターにて硬化後10μmになるよ
うに塗布し、UV照射処理をした。得られたフィルムを
(i)と同様に評価した。なお、UV照射処理条件は次
の通りである。 UV照射処理条件;80w/cm、5m/min 、より得られた評価結果を表−3に示した。
【0017】
【表1】
【0018】
【表2】
【0019】
【表3】
【0020】
【発明の効果】本発明の印刷用塩化ビニル系樹脂フィル
ムは、塗膜とフィルム基材との密着性がよく、又長期間
放置、保存した後でも印刷性及び印刷インキの密着性が
良好であり印刷を施す包装材や床材等の建材等の素材と
して極めて有用である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塩化ビニル系樹脂100重量部あたり、
    可塑剤10〜30重量部、メタクリル酸アルキルエステ
    ルとアクリル酸アルキルエステルの共重合体0.5〜5
    0重量部及び滑剤0.1〜2重量部を配合してなる塩化
    ビニル系樹脂フィルム基材の少なくとも片面に、アクリ
    ル酸またはメタクリル酸のアルキルエステルを主成分と
    して得られるガラス転移温度が0℃〜70℃のアクリル
    系重合体よりなる塗膜が形成されてなる印刷用塩化ビニ
    ル系樹脂フィルム。
  2. 【請求項2】 メタクリル酸及びアクリル酸のアルキル
    エステルのアルキル基の炭素数が1〜8である請求項1
    記載の塩化ビニル系樹脂フィルム。
JP6130336A 1994-06-13 1994-06-13 印刷用塩化ビニル系樹脂フィルム Pending JPH07331008A (ja)

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