JPH07331290A - ブレーキ装置洗浄用エアゾール組成物 - Google Patents

ブレーキ装置洗浄用エアゾール組成物

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JPH07331290A
JPH07331290A JP12660294A JP12660294A JPH07331290A JP H07331290 A JPH07331290 A JP H07331290A JP 12660294 A JP12660294 A JP 12660294A JP 12660294 A JP12660294 A JP 12660294A JP H07331290 A JPH07331290 A JP H07331290A
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JP
Japan
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cleaning
weight
aerosol composition
hydrocarbon
parts
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JP12660294A
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Inventor
Hiroshi Takayanagi
太司 高柳
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OSAKA ZOSENJO KK
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OSAKA ZOSENJO KK
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 炭素数6のナフテン系炭化水素35〜90重量
部、炭素数9〜10で沸点が150〜179 ℃である飽和炭化
水素5〜10重量部及び炭素数1〜3の脂肪族一価アルコ
ール1重量部以上10重量部未満からなる原液と、噴射剤
とからなるブレーキ装置洗浄用エアゾール組成物。 【効果】 優れた洗浄効果を持ち、かつ非塩素系溶剤を
使用しているので地球環境を破壊せず、低毒性で、労働
環境を守りながら塩素系溶剤を使用した洗浄剤に匹敵す
る乾燥性を実現したものであり、更にゴムやプラスチッ
クを劣化させず、低臭性であり、その洗浄効果はエアゾ
ールの噴射剤である液化石油ガス、炭酸ガス等による強
い噴射圧によって一層高められている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に自動車のディスク
ブレーキ、ドラムブレーキ装置の回転体の洗浄剤として
好適な、安全性、洗浄性に優れたブレーキ装置洗浄用エ
アゾール組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】摩擦ブレーキ装置、特に自動車の摩擦ブ
レーキ装置は、通常、ブレーキライニングを施したブレ
ーキシューをブレーキディスクやブレーキドラム等の回
転体に制動子として作用させる構造となっている。この
ブレーキライニングには、通常アスベストが使用されて
おり、ブレーキを使用するにしたがい、このアスベスト
が粉塵となって、ブレーキディスク等に付着し、やがて
ブレーキの制動に悪影響を及ぼすようになる。
【0003】このアスベスト粉塵を除去する方法とし
て、従来、次のものが採用されている。 1.コンプレッサーによる高圧空気を吹き付けてアスベ
ストを飛散させる。 2.水で洗い流す。 3.トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素やn−ヘキ
サン、イソオクタン等の脂肪族飽和炭化水素などの炭素
数6〜10の炭化水素と脂肪族一価アルコールや脂肪族二
価アルコールモノ低級アルキルエーテルとの混合物を洗
浄液として洗浄する(特公昭58-44118号公報) 。 4.1, 1, 2−トリクロロエタン等の塩素化脂肪族炭
化水素と脂肪族一価アルコールや脂肪族二価アルコール
モノ低級アルキルエーテルとの混合物を洗浄液として洗
浄する(特公昭58-44118号公報) 。 5.フロン113 等のフロンと脂肪族一価アルコール等と
の混合物を洗浄液として洗浄する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記1の方法では、ア
スベスト粉塵が飛散し、このアスベスト粉塵が人体の肺
中の内壁に突き刺さると発ガン率を高くするといわれて
おり、労働衛生上問題がある。このため、前記2の方法
が提案されたが、この方法は作業時間が極端に長くなる
等の問題がある。
【0005】そこで、これらの問題点を改善するために
提案されたのが前記3, 4, 5の方法である。しかしな
がら、前記3,4の方法では、洗浄液に使用する物質が
有機溶剤中毒予防規則の適用を受ける等、労働環境上問
題がある場合が多い。また、この問題をクリアする組成
にすると、乾燥に4〜10分以上を要する場合が多く、近
年ではブレーキ装置洗浄後、直ちにブレーキ装置の組み
込みを行うので、作業上非常に問題になる。更に、これ
らの方法で用いる物質は特有の臭気を有することが多
く、作業性に問題があった。
【0006】また、前記5の方法では、これらの問題は
解決されていたが、近年の研究の結果から大気中に放出
されたフロンがオゾン層を破壊することが発見され、そ
の生産量が段階的に削減されてきている。前記4の方法
で用いる1, 1, 2−トリクロロエタン等についても同
様の問題があり、同じように削減されてきている。そこ
で、これらの問題を解決した新たなブレーキ装置の洗浄
手段が望まれている。
【0007】本発明の目的は、ブレーキ装置におけるブ
レーキディスクあるいはブレーキドラムの回転体に付着
したアスベスト粉塵等を飛散させることなく、かつ乾燥
速度が調整され、安全、簡単、迅速に、更にはオゾン層
を破壊することなく洗浄し得、前述の公知技術に存する
欠点を解消させたブレーキ装置洗浄用エアゾール組成物
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のブレーキ装置洗
浄用エアゾール組成物は、炭素数6のナフテン系炭化水
素35〜90重量部、炭素数9〜10で沸点が 150〜179 ℃で
ある飽和炭化水素5〜10重量部及び炭素数1〜3の脂肪
族一価アルコール1重量部以上10重量部未満からなる原
液と、噴射剤とからなることを特徴とするものである。
【0009】本発明のブレーキ装置洗浄用エアゾール組
成物の主成分である炭素数6のナフテン系炭化水素は、
以下の特徴を有する。 1.有機溶剤中毒予防規則に該当せず、人体に対する影
響が少ない。 2.オゾン層を破壊しない。 3.臭気が弱い。 4.乾燥速度が高い。
【0010】しかしながら、前記ナフテン系炭化水素
は、単独の場合、引火点が低く(例えばシクロヘキサン
では−20℃)、第一石油類に属する、更に融点が高く
(例えばシクロヘキサンでは 6.5℃)、冬季屋外では凍
結するという欠点がある。本発明に用いる炭素数6のナ
フテン系炭化水素としては、例えばシクロヘキサン、メ
チルシクロペンタン、好ましくはシクロヘキサンが挙げ
られる。
【0011】前記ナフテン系炭化水素の代わりに、炭素
数5以下のナフテン系炭化水素を用いると、揮発性が高
く、引火点が低く、取扱い上危険を伴い、炭素数7以上
のナフテン系炭化水素を用いると、混合溶剤との組成比
によっては乾燥速度が低くなる。本発明に用いる炭素数
9〜10で沸点が 150〜179 ℃である飽和炭化水素は、前
記ナフテン系炭化水素と同様、前記1〜3の特徴を有
し、更に第二石油類に属するものが多く、油脂類に対す
る溶解性が高いという特性を有しているものも少なくな
い。しかしながら、前記飽和炭化水素は、単独では乾燥
速度が低いという欠点を有している。
【0012】本発明に用いる炭素数9〜10で沸点が 150
〜179 ℃である飽和炭化水素としては、炭素数9〜10の
イソパラフィン系炭化水素、ノルマルパラフィン系炭化
水素、ナフテン系炭化水素があり、特にナフテン系炭化
水素とイソパラフィン系炭化水素又はノルマルパラフィ
ン系炭化水素との混合物が好ましい。前記飽和炭化水素
の代わりに芳香族炭化水素を用いると、ゴムの劣化を引
き起こし、また有機溶剤中毒予防規則の適用を受ける。
【0013】また、前記飽和炭化水素の代わりに、炭素
数8以下の飽和炭化水素を用いると、乾燥速度が早過
ぎ、炭素数11以上の飽和炭化水素を用いると、乾燥速度
が遅くなる。本発明に用いる炭素数1〜3の脂肪族一価
アルコールとしては、メタノール、エタノール、ノルマ
ルプロピルアルコール、イソプロピルアルコールがあ
り、これらの脂肪族一価アルコールを前記飽和炭化水素
に配合した組成物は鉱物系グリース及び合成油をよく溶
かし、該脂肪族一価アルコールとしてエタノール、ノル
マルプロピルアルコール、他の有機溶剤中の含有量が5
%未満のイソプロピルアルコールを用いれば有機溶剤中
毒予防規則にも規制されない。
【0014】本発明は、ブレーキ装置洗浄用エアゾール
組成物の原液として、前記ナフテン系炭化水素35〜90重
量部、前記飽和炭化水素5〜10重量部及び前記脂肪族一
価アルコール1重量部以上10重量部未満からなる原液を
用いることにより、安全性、洗浄性に優れたブレーキ装
置洗浄用エアゾール組成物を提供するものである。前記
ナフテン系炭化水素の配合割合が前記下限未満である
と、十分な洗浄力が発揮できなくなり、前記上限を超え
ると、冬季屋外では凍結し、使用不能となる。前記飽和
炭化水素の配合割合が前記下限未満であると、冬季屋外
では凍結し、前記上限を超えると、十分な洗浄力が発揮
できなくなる。前記脂肪族一価アルコールの配合割合が
前記下限未満であると、洗浄液がゴム潤滑性を有するよ
うになるとともに、ブレーキフルードに対する洗浄力が
低くなり、前記上限を超えると、洗浄液のタール状物質
に対する脱脂能力が十分でなくなる。
【0015】前記原液における各成分の配合割合は、前
記ナフテン系炭化水素55〜90重量部、前記飽和炭化水素
5〜10重量部及び前記脂肪族一価アルコール3〜9重量
部とすることが好ましい。本発明のブレーキ装置洗浄用
エアゾール組成物においては、原液と噴射剤の重量比が
95:5〜40:60であることが好ましい。原液の配合割合
が前記下限未満であると、噴射による飛び散りが多く、
原液の付着性が悪くなり、前記上限を超えると、噴射剤
による強い噴射圧が得られない。原液と噴射剤の重量比
は90:10〜60:40であることが更に好ましい。
【0016】噴射剤成分としては、液化石油ガス、ジメ
チルエーテル、テトラフルオロエタン(HFC-134a)、モノ
クロロジフルオロメタン(HCFC-22) 、モノクロロジフル
オロエタン(HCFC-142b) 、ジクロロモノフルオロエタン
(HCFC-141b) 、ジフルオロエタン(HFC-152a)等の液化ガ
ス;炭酸ガス、窒素ガス、笑気ガス等の圧縮ガスが挙げ
られ、これらは単独でも、また混合物として用いてもよ
い。
【0017】
【実施例】以下、実施例及び比較例により本発明を更に
具体的に説明するが、本発明の範囲はこれらの実施例に
限定されるものではない。以下の実施例及び比較例につ
いて行った試験方法は次のとおりである。
【0018】(1)溶解性 実施例及び比較例で示す各種組成物の原液50mlを三角フ
ラスコにとり、下記に示すオイル類を各5mlその原液中
に添加し、振盪して相溶性を目視にて観察する。 判 定 透明に相溶したもの ○ 相溶するが濁ったもの △ 全く相溶しないもの × 試験体 1)エンジンオイル鉱物系 2)エンジンオイル合成油系 3)ブレーキフルード 4)ギヤオイル
【0019】(2)原液のゴムに対する影響(ゴム膨潤
性) ゴムの試験片30×30×2mmの重量を計り、その試験片を
実施例、比較例で示す各種エアゾール組成物の原液中に
室温(25℃)で1時間浸漬し、その後に取り出し、紙で
完全に原液を拭き取り、その試験片の重量を計り、次の
式により重量変化率を計算する。 X=(B−A)/A×100 但し、X:重量変化率 A:浸漬前の試験片の重量 B:浸漬後の試験片の重量 試験体 1)天然ゴム 2)スチレン−ブタジエンゴム(SBR) 3)アクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)
【0020】(3)原液のプラスチックに対する影響
(プラスチック膨潤性) (2)のゴムの代わりに下記のプラスチックを用いる以
外は(2)と同様である。 試験体 1)ポリエチレン 2)ポリプロピレン 3)塩化ビニル樹脂
【0021】(4)乾燥性 ブレーキライニングのライニング表面を上部に向け、各
種エアゾール組成物20gをライニング全面に均一に塗布
する。その後、全面乾燥するまでの時間を測定する。
【0022】(実施例1〜4、比較例1〜3)次の組成
の洗浄剤を調製した。 (実施例1) シクロヘキサン 68 重量部 ナフテゾール−LL 6 重量部 (日本石油化学(株)、炭素数9〜10のナフテン系炭化
水素とイソパラフィン系炭化水素との混合物、沸点 150
〜179 ℃) ソルミックス AP-7 6 重量部 (日本化成(株)、エタノール、ノルマルプロピルアル
コール、イソプロピルアルコールの混合物;イソプロピ
ルアルコール含有量4.9 %) 液化石油ガス 20 重量部
【0023】(実施例2) シクロヘキサン 76 重量部 ナフテゾール−LL 7 重量部 ソルミックス AP-7 7 重量部 炭酸ガス 10 重量部
【0024】(実施例3) シクロヘキサン 72 重量部 ナフテゾール−LL 7 重量部 ソルミックス AP-7 6 重量部 液化石油ガス 10 重量部 炭酸ガス 5 重量部 (実施例4) シクロヘキサン 57 重量部 ナフテゾール−LL 5 重量部 ソルミックス AP-7 3 重量部 テトラフルオロエタン 35 重量部
【0025】(比較例1) トルエン 25 重量部 イソプロピルアルコール 55 重量部 液化石油ガス 20 重量部
【0026】(比較例2) 1,1,2-トリクロロエタン 65 重量部 ソルミックス AP-7 24 重量部 炭酸ガス 11 重量部 (比較例3) トルエン 50 重量部 キシレン 34 重量部 液化石油ガス 10 重量部 炭酸ガス 6 重量部
【0027】
【表1】
【0028】
【発明の効果】本発明のブレーキ装置洗浄用エアゾール
組成物は、優れた洗浄効果を持ち、かつ非塩素系溶剤を
使用しているので地球環境を破壊せず、低毒性で、労働
環境を守りながら塩素系溶剤を使用した洗浄剤に匹敵す
る乾燥性を実現したものであり、更にゴムやプラスチッ
クを劣化させず、低臭性であり、その洗浄効果はエアゾ
ールの噴射剤である液化石油ガス、炭酸ガス等による強
い噴射圧によって一層高められている。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭素数6のナフテン系炭化水素35〜90重
    量部、炭素数9〜10で沸点が 150〜179 ℃である飽和炭
    化水素5〜10重量部及び炭素数1〜3の脂肪族一価アル
    コール1重量部以上10重量部未満からなる原液と、噴射
    剤とからなるブレーキ装置洗浄用エアゾール組成物。
  2. 【請求項2】 炭素数6のナフテン系炭化水素がシクロ
    ヘキサンである請求項1記載のブレーキ装置洗浄用エア
    ゾール組成物。
  3. 【請求項3】 炭素数9〜10で沸点が 150〜179 ℃であ
    る飽和炭化水素が、ナフテン系炭化水素とイソパラフィ
    ン系炭化水素又はノルマルパラフィン系炭化水素との混
    合物である請求項1記載のブレーキ装置洗浄用エアゾー
    ル組成物。
  4. 【請求項4】 脂肪族一価アルコールがメタノール、エ
    タノール、ノルマルプロピルアルコール及び/又はイソ
    プロピルアルコールである請求項1記載のブレーキ装置
    洗浄用エアゾール組成物。
  5. 【請求項5】 噴射剤が液化ガス又は圧縮ガスである請
    求項1記載のブレーキ装置洗浄用エアゾール組成物。
  6. 【請求項6】 液化ガスが液化石油ガス、ジメチルエー
    テル、テトラフルオロエタン、モノクロロジフルオロメ
    タン、モノクロロジフルオロエタン、ジクロロモノフル
    オロエタン及び/又はジフルオロエタンである請求項5
    記載のブレーキ装置洗浄用エアゾール組成物。
  7. 【請求項7】 圧縮ガスが炭酸ガス、窒素ガス及び/又
    は笑気ガスである請求項5記載のブレーキ装置洗浄用エ
    アゾール組成物。
  8. 【請求項8】 原液と噴射剤の重量比が95:5〜40:60
    である請求項1〜7のいずれか1項に記載のブレーキ装
    置洗浄用エアゾール組成物。
JP12660294A 1994-06-08 1994-06-08 ブレーキ装置洗浄用エアゾール組成物 Pending JPH07331290A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110914400A (zh) * 2017-05-31 2020-03-24 神户合成株式会社 气雾洗涤剂组合物

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