JPH07331292A - 洗浄液組成物 - Google Patents
洗浄液組成物Info
- Publication number
- JPH07331292A JPH07331292A JP6155410A JP15541094A JPH07331292A JP H07331292 A JPH07331292 A JP H07331292A JP 6155410 A JP6155410 A JP 6155410A JP 15541094 A JP15541094 A JP 15541094A JP H07331292 A JPH07331292 A JP H07331292A
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- liquid composition
- cleaning
- water
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 良好な洗浄効果を有すると共に、実質的に被
洗浄物のリンスなしでかつ低温で短時間の乾燥により、
十分に乾燥することができかつ水垢等の汚れがなく、並
びに引火性が低く優れた安全性をも有する洗浄液組成物
を提供する。 【構成】 (A)γ‐ブチロラクトン、(B)水、及び
(C)3‐メトキシ‐1‐ブタノール、3‐メトキシ‐
3‐メチルブタノール、2‐エトキシエタノール、2‐
メトキシエタノールの酢酸エステル及び1‐メトキシ‐
2‐プロパノールの酢酸エステルから選ばれた少なくと
も一の化合物を含む洗浄液組成物。
洗浄物のリンスなしでかつ低温で短時間の乾燥により、
十分に乾燥することができかつ水垢等の汚れがなく、並
びに引火性が低く優れた安全性をも有する洗浄液組成物
を提供する。 【構成】 (A)γ‐ブチロラクトン、(B)水、及び
(C)3‐メトキシ‐1‐ブタノール、3‐メトキシ‐
3‐メチルブタノール、2‐エトキシエタノール、2‐
メトキシエタノールの酢酸エステル及び1‐メトキシ‐
2‐プロパノールの酢酸エステルから選ばれた少なくと
も一の化合物を含む洗浄液組成物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗浄液組成物に関し、
更に詳しくは金属又は樹脂等の表面に付着した油類、ポ
リマー、スケール、はんだ付けフラックス、金属石鹸等
の洗浄に適した洗浄液組成物に関する。
更に詳しくは金属又は樹脂等の表面に付着した油類、ポ
リマー、スケール、はんだ付けフラックス、金属石鹸等
の洗浄に適した洗浄液組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記の油類等の洗浄には、芳香族
系、脂肪族系等の炭化水素系溶剤、テルペン系溶剤、ア
ルコール系溶剤が使用されているが、これらの溶剤はそ
の引火点が比較的低く、かつ毒性を有する等の安全上の
問題がある。
系、脂肪族系等の炭化水素系溶剤、テルペン系溶剤、ア
ルコール系溶剤が使用されているが、これらの溶剤はそ
の引火点が比較的低く、かつ毒性を有する等の安全上の
問題がある。
【0003】また、フロン系溶剤、塩素系溶剤も使用さ
れているが、これらの溶剤はオゾン層を破壊する物質と
して、近い将来その製造が禁止される予定であり、更に
塩素系溶剤は毒性が強く、水質汚染を防止するため、そ
の法規制も厳しい。
れているが、これらの溶剤はオゾン層を破壊する物質と
して、近い将来その製造が禁止される予定であり、更に
塩素系溶剤は毒性が強く、水質汚染を防止するため、そ
の法規制も厳しい。
【0004】界面活性剤や無機アルカリを添加した水系
洗浄剤、リン酸塩類等の水溶液系は、洗浄力が乏しく、
かつ排水処理設備に大きなスペースを必要とし経済性の
面から好ましくない。また、洗浄後、汚れの原因となる
水垢や添加成分等を除去するためのリンス工程が必要で
あるという問題もある。
洗浄剤、リン酸塩類等の水溶液系は、洗浄力が乏しく、
かつ排水処理設備に大きなスペースを必要とし経済性の
面から好ましくない。また、洗浄後、汚れの原因となる
水垢や添加成分等を除去するためのリンス工程が必要で
あるという問題もある。
【0005】特開平4‐68095号公報には、(1)
ノニオン系界面活性剤、及び(2)N‐メチルピロリド
ン、2‐ピロリドン、γ‐ブチロラクトン、ジメチルス
ルホキシド、スルホラン、炭酸プロピレンの中から選ば
れる一種又は二種以上を含むフラックス洗浄剤が開示さ
れている。しかし、同様にリンス工程が必要であるとい
う問題がある。
ノニオン系界面活性剤、及び(2)N‐メチルピロリド
ン、2‐ピロリドン、γ‐ブチロラクトン、ジメチルス
ルホキシド、スルホラン、炭酸プロピレンの中から選ば
れる一種又は二種以上を含むフラックス洗浄剤が開示さ
れている。しかし、同様にリンス工程が必要であるとい
う問題がある。
【0006】また、本出願人は既に、(A)N‐メチル
‐2‐ピロリドン、(B)水、及び(C)3‐メトキシ
‐3‐メチルブタノール、2‐エトキシエタノール、2
‐メトキシエタノールの酢酸エステル及び1‐メトキシ
‐2‐プロパノールの酢酸エステルから選ばれた少なく
とも一の化合物を含むはんだ付けフラックス用洗浄液組
成物(特願平6‐80953号)、及び(A)N‐メチ
ル‐2‐ピロリドン30〜73重量部、(B)3‐メト
キシ‐1‐ブタノール10〜53重量部、及び(C)水
17〜50重量部を含み、これらの合計が100重量部
である洗浄液組成物(特願平6‐83771号)を出願
した。
‐2‐ピロリドン、(B)水、及び(C)3‐メトキシ
‐3‐メチルブタノール、2‐エトキシエタノール、2
‐メトキシエタノールの酢酸エステル及び1‐メトキシ
‐2‐プロパノールの酢酸エステルから選ばれた少なく
とも一の化合物を含むはんだ付けフラックス用洗浄液組
成物(特願平6‐80953号)、及び(A)N‐メチ
ル‐2‐ピロリドン30〜73重量部、(B)3‐メト
キシ‐1‐ブタノール10〜53重量部、及び(C)水
17〜50重量部を含み、これらの合計が100重量部
である洗浄液組成物(特願平6‐83771号)を出願
した。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、良好な洗浄
効果を有すると共に、実質的に被洗浄物のリンスなしで
かつ低温で短時間の乾燥により、十分に乾燥することが
できかつ水垢等の汚れがなく、並びに引火性が低く優れ
た安全性をも有する洗浄液組成物を提供するものであ
る。
効果を有すると共に、実質的に被洗浄物のリンスなしで
かつ低温で短時間の乾燥により、十分に乾燥することが
できかつ水垢等の汚れがなく、並びに引火性が低く優れ
た安全性をも有する洗浄液組成物を提供するものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、 (1) (A)γ‐ブチロラクトン、(B)水、及び
(C)3‐メトキシ‐1‐ブタノール、3‐メトキシ‐
3‐メチルブタノール、2‐エトキシエタノール、2‐
メトキシエタノールの酢酸エステル及び1‐メトキシ‐
2‐プロパノールの酢酸エステルから選ばれた少なくと
も一の化合物を含む洗浄液組成物にある。
(C)3‐メトキシ‐1‐ブタノール、3‐メトキシ‐
3‐メチルブタノール、2‐エトキシエタノール、2‐
メトキシエタノールの酢酸エステル及び1‐メトキシ‐
2‐プロパノールの酢酸エステルから選ばれた少なくと
も一の化合物を含む洗浄液組成物にある。
【0009】好ましい態様として、 (2) (A)20〜80重量部、(B)10〜50重
量部、及び(C)10〜60重量部を含み、これらの合
計が100重量部である上記(1)記載の洗浄液組成
物、 (3) (A)30〜60重量部、(B)20〜40重
量部、及び(C)20〜50重量部を含み、これらの合
計が100重量部である上記(1)記載の洗浄液組成
物、 (4) (C)が3‐メトキシ‐1‐ブタノール及び/
又は3‐メトキシ‐3‐メチルブタノールである上記
(1)記載の洗浄液組成物、 (5) (A)20〜80重量部、(B)10〜50重
量部、及び(C)10〜60重量部を含み、これらの合
計が100重量部である上記(4)記載の洗浄液組成
物、 (6) (A)40〜60重量部、(B)20〜40重
量部、及び(C)20〜40重量部を含み、これらの合
計が100重量部である上記(4)記載の洗浄液組成
物、 等を挙げることができる。
量部、及び(C)10〜60重量部を含み、これらの合
計が100重量部である上記(1)記載の洗浄液組成
物、 (3) (A)30〜60重量部、(B)20〜40重
量部、及び(C)20〜50重量部を含み、これらの合
計が100重量部である上記(1)記載の洗浄液組成
物、 (4) (C)が3‐メトキシ‐1‐ブタノール及び/
又は3‐メトキシ‐3‐メチルブタノールである上記
(1)記載の洗浄液組成物、 (5) (A)20〜80重量部、(B)10〜50重
量部、及び(C)10〜60重量部を含み、これらの合
計が100重量部である上記(4)記載の洗浄液組成
物、 (6) (A)40〜60重量部、(B)20〜40重
量部、及び(C)20〜40重量部を含み、これらの合
計が100重量部である上記(4)記載の洗浄液組成
物、 等を挙げることができる。
【0010】本発明の洗浄液組成物は、良好な洗浄効果
を有すると共に、低温での良好な乾燥性を有する。従っ
て、リンス工程を省略又は大幅に簡略化しても、被洗浄
物の乾燥が容易である。また、被洗浄物表面に水垢類が
残存せず、廃水処理も容易である。更に、本発明の洗浄
液組成物は、引火性が低く、低臭で毒性も少なく、かつ
良好な生分解性を有し安全性の面からも非常に優れてい
る。また、洗浄液組成物中に含まれるγ‐ブチロラクト
ン等の有機化合物は、高沸点なので蒸発による損失が少
なく、また蒸留による再利用が可能であり、経済性の面
からも優れている。
を有すると共に、低温での良好な乾燥性を有する。従っ
て、リンス工程を省略又は大幅に簡略化しても、被洗浄
物の乾燥が容易である。また、被洗浄物表面に水垢類が
残存せず、廃水処理も容易である。更に、本発明の洗浄
液組成物は、引火性が低く、低臭で毒性も少なく、かつ
良好な生分解性を有し安全性の面からも非常に優れてい
る。また、洗浄液組成物中に含まれるγ‐ブチロラクト
ン等の有機化合物は、高沸点なので蒸発による損失が少
なく、また蒸留による再利用が可能であり、経済性の面
からも優れている。
【0011】本発明の洗浄液組成物において、(A)γ
‐ブチロラクトン(以下、GBLと略すことがある)、
(B)水、及び(C)3‐メトキシ‐1‐ブタノール
(以下、MBOと略すことがある)、3‐メトキシ‐3
‐メチルブタノール(以下、MMBと略すことがあ
る)、2‐エトキシエタノール(以下、EEOと略すこ
とがある)、2‐メトキシエタノールの酢酸エステル
(以下、MEAと略すことがある)及び1‐メトキシ‐
2‐プロパノールの酢酸エステル(以下、MPAと略す
ことがある)から選ばれた少なくとも一の化合物の配合
比は、好ましくは(A)20〜80重量部、(B)10
〜50重量部、及び(C)10〜60重量部、特に好ま
しくは(A)30〜60重量部、(B)20〜40重量
部、及び(C)20〜50重量部を含み、これらの合計
が100重量部である。上記配合比の範囲内において
は、洗浄液組成物は、洗浄力と乾燥性に優れており、か
つ引火性が低い。また、上記範囲では、洗浄力と乾燥性
のバランスが特に優れている。
‐ブチロラクトン(以下、GBLと略すことがある)、
(B)水、及び(C)3‐メトキシ‐1‐ブタノール
(以下、MBOと略すことがある)、3‐メトキシ‐3
‐メチルブタノール(以下、MMBと略すことがあ
る)、2‐エトキシエタノール(以下、EEOと略すこ
とがある)、2‐メトキシエタノールの酢酸エステル
(以下、MEAと略すことがある)及び1‐メトキシ‐
2‐プロパノールの酢酸エステル(以下、MPAと略す
ことがある)から選ばれた少なくとも一の化合物の配合
比は、好ましくは(A)20〜80重量部、(B)10
〜50重量部、及び(C)10〜60重量部、特に好ま
しくは(A)30〜60重量部、(B)20〜40重量
部、及び(C)20〜50重量部を含み、これらの合計
が100重量部である。上記配合比の範囲内において
は、洗浄液組成物は、洗浄力と乾燥性に優れており、か
つ引火性が低い。また、上記範囲では、洗浄力と乾燥性
のバランスが特に優れている。
【0012】また、(C)として、MBO及び/又はM
MBが好ましく用いられる。この場合には、(A)、
(B)及び(C)の配合比は、好ましくは(A)20〜
80重量部、(B)10〜50重量部、及び(C)10
〜60重量部、特に好ましくは(A)40〜60重量
部、(B)20〜40重量部、及び(C)20〜40重
量部であり、これらの合計が100重量部である。該配
合比の範囲内においては、洗浄液組成物は、優れた洗浄
力と乾燥性、及びそのバランスが良好であり、かつ実質
的に引火性を示さないため好ましい。
MBが好ましく用いられる。この場合には、(A)、
(B)及び(C)の配合比は、好ましくは(A)20〜
80重量部、(B)10〜50重量部、及び(C)10
〜60重量部、特に好ましくは(A)40〜60重量
部、(B)20〜40重量部、及び(C)20〜40重
量部であり、これらの合計が100重量部である。該配
合比の範囲内においては、洗浄液組成物は、優れた洗浄
力と乾燥性、及びそのバランスが良好であり、かつ実質
的に引火性を示さないため好ましい。
【0013】上記のいずれにおいても、(A)が上記範
囲未満では、洗浄液組成物の洗浄力の低下をきたす。
(A)が上記範囲を超えると、低温での乾燥性が低下
し、かつ引火の危険性が生じるため安全性の面からも好
ましくない。(B)が上記範囲未満では、洗浄液組成物
が引火の危険性を生じる。(B)が上記範囲を超えて
は、洗浄液組成物の洗浄力の低下をきたす。また、
(C)が上記範囲未満では、低温での乾燥性が低下し、
(C)が上記範囲を超えては、引火の危険性が生じ、安
全性の面からも好ましくない。
囲未満では、洗浄液組成物の洗浄力の低下をきたす。
(A)が上記範囲を超えると、低温での乾燥性が低下
し、かつ引火の危険性が生じるため安全性の面からも好
ましくない。(B)が上記範囲未満では、洗浄液組成物
が引火の危険性を生じる。(B)が上記範囲を超えて
は、洗浄液組成物の洗浄力の低下をきたす。また、
(C)が上記範囲未満では、低温での乾燥性が低下し、
(C)が上記範囲を超えては、引火の危険性が生じ、安
全性の面からも好ましくない。
【0014】本発明の洗浄液組成物、例えば(A)/
(B)/(C)MBOの重量比が60/20/20の洗
浄液組成物を試料として用いて、試料温度を徐々に上昇
し引火点測定を試みたところ、109℃以上の温度で蒸
気のために小火炎が消え、引火点測定は不可能であっ
た。また、各重量比が50/30/20及び75/15
/10の各洗浄液組成物についても、同様に引火点測定
は不可能であった。更に、(A)/(B)/(C)MM
Bの重量比が60/20/20の洗浄液組成物を試料と
して用いて、上記同様引火点測定を試みたところ、10
9℃以上の温度で蒸気のために小火炎が消え、引火点測
定は不可能であった。各重量比が30/20/50及び
75/15/10の各洗浄液組成物についても、同様に
引火点測定は不可能であった。この様に、上記の洗浄液
組成物は、引火点を持たず、消防法で定められる危険物
には該当しない。ここで、上記引火点は、クリーブラン
ド開放式引火点測定装置を使用してJIS K2274
法に準拠して測定したものである。
(B)/(C)MBOの重量比が60/20/20の洗
浄液組成物を試料として用いて、試料温度を徐々に上昇
し引火点測定を試みたところ、109℃以上の温度で蒸
気のために小火炎が消え、引火点測定は不可能であっ
た。また、各重量比が50/30/20及び75/15
/10の各洗浄液組成物についても、同様に引火点測定
は不可能であった。更に、(A)/(B)/(C)MM
Bの重量比が60/20/20の洗浄液組成物を試料と
して用いて、上記同様引火点測定を試みたところ、10
9℃以上の温度で蒸気のために小火炎が消え、引火点測
定は不可能であった。各重量比が30/20/50及び
75/15/10の各洗浄液組成物についても、同様に
引火点測定は不可能であった。この様に、上記の洗浄液
組成物は、引火点を持たず、消防法で定められる危険物
には該当しない。ここで、上記引火点は、クリーブラン
ド開放式引火点測定装置を使用してJIS K2274
法に準拠して測定したものである。
【0015】本発明の洗浄液組成物は、広く金属、樹脂
等の表面に付着した油類等の洗浄に適しており、例えば
特願平5-111195号に記載された自動車用バンパー等のポ
リオレフィン樹脂製品の洗浄、塗料・コーティング樹脂
の剥離、金属表面の錆・油脂・汚れの除去、成形用金型
の洗浄、はんだフラックスの除去、電子・精密機器の洗
浄、印刷機器の洗浄、重合装置の洗浄等に使用される。
また、極性の強い汚れから、極性の弱い汚れまで幅広い
範囲で良好な洗浄効果を有する。金属加工油のような飽
和炭化水素系油の洗浄においては、該油は洗浄液組成物
中に殆ど溶け込まず、かつエマルジョンも生成し難いた
め、短時間の静置分離により洗浄液組成物上部に浮上せ
しめることができる。従って、簡単な油水分離装置によ
り容易に油を除去でき、洗浄液としての寿命も長い。
等の表面に付着した油類等の洗浄に適しており、例えば
特願平5-111195号に記載された自動車用バンパー等のポ
リオレフィン樹脂製品の洗浄、塗料・コーティング樹脂
の剥離、金属表面の錆・油脂・汚れの除去、成形用金型
の洗浄、はんだフラックスの除去、電子・精密機器の洗
浄、印刷機器の洗浄、重合装置の洗浄等に使用される。
また、極性の強い汚れから、極性の弱い汚れまで幅広い
範囲で良好な洗浄効果を有する。金属加工油のような飽
和炭化水素系油の洗浄においては、該油は洗浄液組成物
中に殆ど溶け込まず、かつエマルジョンも生成し難いた
め、短時間の静置分離により洗浄液組成物上部に浮上せ
しめることができる。従って、簡単な油水分離装置によ
り容易に油を除去でき、洗浄液としての寿命も長い。
【0016】また、本発明の洗浄液組成物には、本発明
の目的を損なわない範囲で、界面活性剤、酸化防止剤、
紫外線吸収剤、防錆剤等の慣用の添加剤を含めることが
できる。ここで任意物質としての界面活性剤は、油類、
ポリマー、スケール、はんだ付けフラックス、金属石鹸
等への浸透性や溶解速度の向上のために使用される。該
界面活性剤としては非イオン性界面活性剤が好ましく、
例えば高級アルコールエチレンオキサイド付加物、アル
キルフェノールエチレンオキサイド付加物、脂肪酸エチ
レンオキサイド付加物、高級アルキルアミンエチレンオ
キサイド付加物、ソルビトール及びソルビタンの脂肪酸
エステル、ショ糖脂肪酸エステル、シリコン系、フッ素
系等いずれのものも使用できる。また、他の任意物質で
ある紫外線吸収剤及び酸化防止剤は液の長期保存等のた
めの安定性の向上に役立ち、紫外線吸収剤としては例え
ばベンゾトリアゾール系、ベンゾフェノン系、ヒンダー
ドアミン系等を使用でき、酸化防止剤としては例えばフ
ェノール系、アミン系、硫黄系、リン系等、本発明の洗
浄液組成物に溶解するものはいずれも使用できる。本発
明の洗浄液組成物の製造方法に関しては特に制限はな
く、通常公知の手段を採用することができ、成分を任意
の順で混合して製造することができる。
の目的を損なわない範囲で、界面活性剤、酸化防止剤、
紫外線吸収剤、防錆剤等の慣用の添加剤を含めることが
できる。ここで任意物質としての界面活性剤は、油類、
ポリマー、スケール、はんだ付けフラックス、金属石鹸
等への浸透性や溶解速度の向上のために使用される。該
界面活性剤としては非イオン性界面活性剤が好ましく、
例えば高級アルコールエチレンオキサイド付加物、アル
キルフェノールエチレンオキサイド付加物、脂肪酸エチ
レンオキサイド付加物、高級アルキルアミンエチレンオ
キサイド付加物、ソルビトール及びソルビタンの脂肪酸
エステル、ショ糖脂肪酸エステル、シリコン系、フッ素
系等いずれのものも使用できる。また、他の任意物質で
ある紫外線吸収剤及び酸化防止剤は液の長期保存等のた
めの安定性の向上に役立ち、紫外線吸収剤としては例え
ばベンゾトリアゾール系、ベンゾフェノン系、ヒンダー
ドアミン系等を使用でき、酸化防止剤としては例えばフ
ェノール系、アミン系、硫黄系、リン系等、本発明の洗
浄液組成物に溶解するものはいずれも使用できる。本発
明の洗浄液組成物の製造方法に関しては特に制限はな
く、通常公知の手段を採用することができ、成分を任意
の順で混合して製造することができる。
【0017】本発明の洗浄液組成物による洗浄方法自体
は特に制限はなく、公知のいずれの方法も使用できる。
例えば、洗浄液組成物を含浸したスポンジ等による拭き
取り、洗浄液組成物への浸漬及び/又はスプレー等によ
り実施することが好ましい。浸漬による洗浄において
は、洗浄効果を高めるために、同時に攪拌、揺動、超音
波又はエアバブリング等を組み合わせることが更に好ま
しい。この場合、超音波の使用条件は、例えば発振周波
数20〜100kHz、発振出力10〜200W/lが
好ましい。エアバブリングでは、微細な気泡を、好まし
くはガス:液体の体積比1:1乃至5:1程度で通気す
ることにより、洗浄液組成物に不溶性の汚れを気泡と共
に上昇させ、不溶性の汚れをも分離することができる。
スプレーによる洗浄において、その圧力は、例えば0.
5〜10kg/cm2 Gが好ましい。いずれの場合も洗
浄時間は、好ましくは15秒間〜2時間、特に好ましく
は30秒間〜20分間である。上記範囲未満では洗浄が
不十分で、付着した汚れを十分に除去し得ず、一方、上
記範囲を超えても洗浄効果は格別向上しない。洗浄温度
は、好ましくは30〜80℃である。特に好ましくは5
0〜65℃であり、高温で処理することにより洗浄効果
を著しく上昇させることができる。上記範囲未満では、
洗浄が不十分となり易い。上記範囲を超えては、水の蒸
発速度が大きく洗浄液組成物の水分濃度の管理が煩雑と
なり好ましくない。
は特に制限はなく、公知のいずれの方法も使用できる。
例えば、洗浄液組成物を含浸したスポンジ等による拭き
取り、洗浄液組成物への浸漬及び/又はスプレー等によ
り実施することが好ましい。浸漬による洗浄において
は、洗浄効果を高めるために、同時に攪拌、揺動、超音
波又はエアバブリング等を組み合わせることが更に好ま
しい。この場合、超音波の使用条件は、例えば発振周波
数20〜100kHz、発振出力10〜200W/lが
好ましい。エアバブリングでは、微細な気泡を、好まし
くはガス:液体の体積比1:1乃至5:1程度で通気す
ることにより、洗浄液組成物に不溶性の汚れを気泡と共
に上昇させ、不溶性の汚れをも分離することができる。
スプレーによる洗浄において、その圧力は、例えば0.
5〜10kg/cm2 Gが好ましい。いずれの場合も洗
浄時間は、好ましくは15秒間〜2時間、特に好ましく
は30秒間〜20分間である。上記範囲未満では洗浄が
不十分で、付着した汚れを十分に除去し得ず、一方、上
記範囲を超えても洗浄効果は格別向上しない。洗浄温度
は、好ましくは30〜80℃である。特に好ましくは5
0〜65℃であり、高温で処理することにより洗浄効果
を著しく上昇させることができる。上記範囲未満では、
洗浄が不十分となり易い。上記範囲を超えては、水の蒸
発速度が大きく洗浄液組成物の水分濃度の管理が煩雑と
なり好ましくない。
【0018】本発明の洗浄液組成物の水分濃度を管理す
るために、例えば、ASTM D95‐83に記載され
た蒸留分離による重量測定法、ASTM E203‐7
5に記載されたカールフィシャー試薬による滴定法、近
赤外分光法による定量、あるいは屈折率を利用した定量
方法等が使用し得る。
るために、例えば、ASTM D95‐83に記載され
た蒸留分離による重量測定法、ASTM E203‐7
5に記載されたカールフィシャー試薬による滴定法、近
赤外分光法による定量、あるいは屈折率を利用した定量
方法等が使用し得る。
【0019】本発明の洗浄液組成物を使用して洗浄した
被洗浄物の乾燥は、通常公知の方法により行うことがで
きる。例えば、洗浄後のプリント配線基板等に温風を吹
き付けることにより容易に乾燥することができる。温風
の温度は好ましくは30〜90℃であり、乾燥時間は好
ましくは5〜30分である。
被洗浄物の乾燥は、通常公知の方法により行うことがで
きる。例えば、洗浄後のプリント配線基板等に温風を吹
き付けることにより容易に乾燥することができる。温風
の温度は好ましくは30〜90℃であり、乾燥時間は好
ましくは5〜30分である。
【0020】以下、本発明を実施例、比較例により更に
詳細に説明するが、本発明はこれら実施例により限定さ
れるものではない。
詳細に説明するが、本発明はこれら実施例により限定さ
れるものではない。
【0021】
【実施例】実施例及び比較例においては下記の汚れ用と
しての物質、及び比較用洗浄液としての水系洗浄液及び
石油系洗浄液を使用した。 <汚れ用物質> 物質(a):引抜油(ダフニーマスタードロー533W
D、商標、出光興産株式会社製) 物質(b):プレス油(ユニプレスDP‐120、商
標、日本石油株式会社製) 物質(c):切削油(ルブカットB35、商標、ジャパ
ンエナジー株式会社製) 物質(d):防錆油(アンチラストND34、商標、エ
ッソ石油株式会社製) 物質(e):グリース(ニチモリLE、商標、ニチモリ
株式会社製) 物質(f):ロジン系はんだ付けフラックス(スパーク
ルフラックスPO‐F‐1010S、商標、千住金属工
業株式会社製) 物質(g):水溶性はんだ付けフラックス(スパークル
フラックスWF‐2060、商標、千住金属工業株式会
社製) 物質(h):硬化前エポキシ樹脂組成物 該樹脂組成物中の成分及びその配合比は下記に示す。各
成分を室温で混合し、0℃で2週間保存した後に室温に
戻したものを用いた。
しての物質、及び比較用洗浄液としての水系洗浄液及び
石油系洗浄液を使用した。 <汚れ用物質> 物質(a):引抜油(ダフニーマスタードロー533W
D、商標、出光興産株式会社製) 物質(b):プレス油(ユニプレスDP‐120、商
標、日本石油株式会社製) 物質(c):切削油(ルブカットB35、商標、ジャパ
ンエナジー株式会社製) 物質(d):防錆油(アンチラストND34、商標、エ
ッソ石油株式会社製) 物質(e):グリース(ニチモリLE、商標、ニチモリ
株式会社製) 物質(f):ロジン系はんだ付けフラックス(スパーク
ルフラックスPO‐F‐1010S、商標、千住金属工
業株式会社製) 物質(g):水溶性はんだ付けフラックス(スパークル
フラックスWF‐2060、商標、千住金属工業株式会
社製) 物質(h):硬化前エポキシ樹脂組成物 該樹脂組成物中の成分及びその配合比は下記に示す。各
成分を室温で混合し、0℃で2週間保存した後に室温に
戻したものを用いた。
【0022】エポキシ樹脂(エピコート828、商標、
油化シェル株式会社製):100重量部 硬化剤(ペンタハード5000、商標、東燃化学株式会
社製):90重量部 硬化促進剤(2‐エチル‐4‐メチルイミダゾール、四
国化成株式会社製):0.5重量部 <比較用洗浄液> 水系洗浄液:トヨゾールSS‐20(商標、豊田化学株
式会社製)の5重量%水溶液 石油系洗浄液:ACTREL 1178L(商標、エク
ソン化学株式会社製)
油化シェル株式会社製):100重量部 硬化剤(ペンタハード5000、商標、東燃化学株式会
社製):90重量部 硬化促進剤(2‐エチル‐4‐メチルイミダゾール、四
国化成株式会社製):0.5重量部 <比較用洗浄液> 水系洗浄液:トヨゾールSS‐20(商標、豊田化学株
式会社製)の5重量%水溶液 石油系洗浄液:ACTREL 1178L(商標、エク
ソン化学株式会社製)
【0023】
【実施例1〜20及び比較例1〜5】超音波による洗浄テスト 5cm×7cmの100メッシュステンレス製金網を上
記の汚れ用物質(a)〜(h)に浸した後、引上げ、濾
紙を敷いた金属バット上に室温で1時間放置することに
より液切りを行い、金網に付着した各汚れ用物質の重量
を測定した。次に、150ミリリットルのサンプル瓶に
上記の各汚れ用物質が付着した金網及び洗浄液組成物1
00ミリリットルを入れ、超音波洗浄機(発振周波数2
8kHz、発振出力80W/l)を用いて、表1〜3に
示す各条件にて洗浄を実施した。洗浄後、金網を取出し
て90℃で30分間乾燥し、次いで室温で30分間放冷
した後、重量測定を行うことにより、各汚れ用物質の除
去率を求めた。その結果を表1〜3に示す。
記の汚れ用物質(a)〜(h)に浸した後、引上げ、濾
紙を敷いた金属バット上に室温で1時間放置することに
より液切りを行い、金網に付着した各汚れ用物質の重量
を測定した。次に、150ミリリットルのサンプル瓶に
上記の各汚れ用物質が付着した金網及び洗浄液組成物1
00ミリリットルを入れ、超音波洗浄機(発振周波数2
8kHz、発振出力80W/l)を用いて、表1〜3に
示す各条件にて洗浄を実施した。洗浄後、金網を取出し
て90℃で30分間乾燥し、次いで室温で30分間放冷
した後、重量測定を行うことにより、各汚れ用物質の除
去率を求めた。その結果を表1〜3に示す。
【0024】
【表1】
【0025】
【表2】
【0026】
【表3】 実施例1〜9は、(C)としてMBOを用いた場合であ
る。実施例1は、汚れ用物質として引抜油を使用したも
のであり、その除去率は良好であった。実施例2は、実
施例1に比べて、水の配合量を一定とし、GBLの配合
量を減らし、MBOの配合量を増加させ、洗浄温度を上
げ、かつ洗浄時間を長くしたものである。洗浄液組成物
の配合比及び洗浄条件を変化させることにより、引抜油
の除去率を著しく向上できることが分かった。実施例3
は、汚れ用物質としてプレス油を用い、実施例1よりも
洗浄温度を上げ、かつ洗浄時間を長くしたものである。
プレス油の除去率は良好であった。実施例4は、実施例
1と同一条件下、汚れ用物質として切削油を用いたもの
である。その除去率は著しく良好であった。実施例5
は、実施例1と同一条件下、汚れ用物質として防錆油を
用いたものである。その除去率は著しく良好であった。
実施例6は、汚れ用物質としてグリースを用い、かつ実
施例1に比べて、水の配合量を一定として、GBLの配
合量を減らし、MBOの配合量を増加させ、洗浄温度を
上げ、かつ洗浄時間を長くしたものである。グリースの
除去率は良好であった。実施例7及び8は、汚れ用物質
として夫々ロジン系又は水溶性はんだ付けフラックスを
用い、実施例1よりも洗浄時間を短くしたものである。
いずれの場合においても、著しく良好な除去率を示し
た。実施例9は、汚れ用物質として硬化前エポキシ樹脂
組成物を用い、実施例1よりも洗浄時間を短くしたもの
である。その除去率は著しく良好であった。
る。実施例1は、汚れ用物質として引抜油を使用したも
のであり、その除去率は良好であった。実施例2は、実
施例1に比べて、水の配合量を一定とし、GBLの配合
量を減らし、MBOの配合量を増加させ、洗浄温度を上
げ、かつ洗浄時間を長くしたものである。洗浄液組成物
の配合比及び洗浄条件を変化させることにより、引抜油
の除去率を著しく向上できることが分かった。実施例3
は、汚れ用物質としてプレス油を用い、実施例1よりも
洗浄温度を上げ、かつ洗浄時間を長くしたものである。
プレス油の除去率は良好であった。実施例4は、実施例
1と同一条件下、汚れ用物質として切削油を用いたもの
である。その除去率は著しく良好であった。実施例5
は、実施例1と同一条件下、汚れ用物質として防錆油を
用いたものである。その除去率は著しく良好であった。
実施例6は、汚れ用物質としてグリースを用い、かつ実
施例1に比べて、水の配合量を一定として、GBLの配
合量を減らし、MBOの配合量を増加させ、洗浄温度を
上げ、かつ洗浄時間を長くしたものである。グリースの
除去率は良好であった。実施例7及び8は、汚れ用物質
として夫々ロジン系又は水溶性はんだ付けフラックスを
用い、実施例1よりも洗浄時間を短くしたものである。
いずれの場合においても、著しく良好な除去率を示し
た。実施例9は、汚れ用物質として硬化前エポキシ樹脂
組成物を用い、実施例1よりも洗浄時間を短くしたもの
である。その除去率は著しく良好であった。
【0027】実施例10〜14は、(C)としてMMB
を用いた場合である。実施例10は、実施例1と同一の
条件下で洗浄したものであり、実施例1とほぼ同程度の
引抜油の良好な除去率を示した。実施例11は、実施例
3に比べて、GBLの配合量を減らし、水及び(C)成
分の配合量を増加させ、かつ洗浄温度を低下し、洗浄時
間を短くしたものである。実施例3と同程度のプレス油
の良好な除去率を得ることができた。実施例12及び1
3は、夫々実施例4及び5と同一条件下で洗浄したもの
である。実施例4及び5と同じく非常に良好な除去率を
得た。実施例14は、実施例9に比べて、洗浄時間のみ
短くしたものであり、実施例9と同じく、硬化前エポキ
シ樹脂組成物の除去率は著しく良好であった。
を用いた場合である。実施例10は、実施例1と同一の
条件下で洗浄したものであり、実施例1とほぼ同程度の
引抜油の良好な除去率を示した。実施例11は、実施例
3に比べて、GBLの配合量を減らし、水及び(C)成
分の配合量を増加させ、かつ洗浄温度を低下し、洗浄時
間を短くしたものである。実施例3と同程度のプレス油
の良好な除去率を得ることができた。実施例12及び1
3は、夫々実施例4及び5と同一条件下で洗浄したもの
である。実施例4及び5と同じく非常に良好な除去率を
得た。実施例14は、実施例9に比べて、洗浄時間のみ
短くしたものであり、実施例9と同じく、硬化前エポキ
シ樹脂組成物の除去率は著しく良好であった。
【0028】実施例15及び16は、(C)としてEE
Oを用いた場合である。実施例15は、実施例1に比べ
て、水の配合量を一定として、GBLの配合量を減ら
し、(C)成分の配合量を増加させたものである。実施
例1を超える良好な引抜油の除去率が得られた。実施例
16は、実施例9に比べて、水の配合量を一定として、
GBLの配合量を減らし、(C)成分の配合量を増加さ
せ、かつ洗浄時間を短くしたものである。実施例9に対
して、硬化前エポキシ樹脂組成物の除去率は多少低下し
たが、本発明の効果を十分に達成し得るものであった。
Oを用いた場合である。実施例15は、実施例1に比べ
て、水の配合量を一定として、GBLの配合量を減ら
し、(C)成分の配合量を増加させたものである。実施
例1を超える良好な引抜油の除去率が得られた。実施例
16は、実施例9に比べて、水の配合量を一定として、
GBLの配合量を減らし、(C)成分の配合量を増加さ
せ、かつ洗浄時間を短くしたものである。実施例9に対
して、硬化前エポキシ樹脂組成物の除去率は多少低下し
たが、本発明の効果を十分に達成し得るものであった。
【0029】実施例17及び18は、(C)としてME
Aを用いた場合である。実施例17は、実施例3に比べ
て、水の配合量を一定として、GBLの配合量を減ら
し、(C)成分の配合量を増加させ、更に洗浄温度を下
げ、かつ洗浄時間を短くしたものである。プレス油の除
去率は実施例3より高く良好であった。実施例18は、
実施例4と同一条件下、水の配合量を一定として、GB
Lの配合量を減らし、(C)成分の配合量を増加させた
ものである。切削油の除去率は著しく良好であった。
Aを用いた場合である。実施例17は、実施例3に比べ
て、水の配合量を一定として、GBLの配合量を減ら
し、(C)成分の配合量を増加させ、更に洗浄温度を下
げ、かつ洗浄時間を短くしたものである。プレス油の除
去率は実施例3より高く良好であった。実施例18は、
実施例4と同一条件下、水の配合量を一定として、GB
Lの配合量を減らし、(C)成分の配合量を増加させた
ものである。切削油の除去率は著しく良好であった。
【0030】実施例19及び20は、(C)としてMP
Aを用いた場合である。実施例19は、実施例3に比べ
て、水の配合量を一定として、GBLの配合量を減ら
し、(C)成分の配合量を増加させ、更に洗浄温度を下
げ、かつ洗浄時間を短くしたものである。プレス油の除
去率は実施例3より高く良好であった。実施例20は、
実施例6に比べて、水の配合量を一定として、GBLの
配合量を減らし、(C)成分の配合量を増加させ、更に
洗浄温度を下げたものである。グリースの除去率は実施
例6より高く更に良好であった。
Aを用いた場合である。実施例19は、実施例3に比べ
て、水の配合量を一定として、GBLの配合量を減ら
し、(C)成分の配合量を増加させ、更に洗浄温度を下
げ、かつ洗浄時間を短くしたものである。プレス油の除
去率は実施例3より高く良好であった。実施例20は、
実施例6に比べて、水の配合量を一定として、GBLの
配合量を減らし、(C)成分の配合量を増加させ、更に
洗浄温度を下げたものである。グリースの除去率は実施
例6より高く更に良好であった。
【0031】一方、比較例1及び2は、GBLと水のみ
から成る洗浄液組成物を用いて、プレス油を洗浄したも
のである。いずれの場合においても、プレス油の除去率
は極めて悪いものであった。比較例3及び4は、水系洗
浄液を使用して、夫々引抜油、グリースを洗浄したもの
である。引抜油の除去率は著しく悪く、また、グリース
はある程度の除去率を示すものの、本発明の洗浄液組成
物を使用した場合の除去率に達し得るものではなかっ
た。比較例5は、石油系洗浄液を使用して、硬化前エポ
キシ樹脂組成物を洗浄したものである。硬化前エポキシ
樹脂組成物の除去率は極めて悪かった。
から成る洗浄液組成物を用いて、プレス油を洗浄したも
のである。いずれの場合においても、プレス油の除去率
は極めて悪いものであった。比較例3及び4は、水系洗
浄液を使用して、夫々引抜油、グリースを洗浄したもの
である。引抜油の除去率は著しく悪く、また、グリース
はある程度の除去率を示すものの、本発明の洗浄液組成
物を使用した場合の除去率に達し得るものではなかっ
た。比較例5は、石油系洗浄液を使用して、硬化前エポ
キシ樹脂組成物を洗浄したものである。硬化前エポキシ
樹脂組成物の除去率は極めて悪かった。
【0032】
【実施例21〜30及び比較例6〜9】揺動による洗浄テスト 4cm×6cmの各ドットプリント基板に上記の汚れ用
物質(f)、(g)を塗布した後、5分間放置した。次
に、熱風循環式オーブンを用いて、200℃で30分間
焼成乾燥した後、各基板に付着した各汚れ用物質の重量
を測定した。次に、表4及び5に示す各洗浄液組成物5
00ミリリットルに、各汚れ用物質が付着した基板を、
基板面が液面と垂直になる方向で入れた。次いで、振幅
25mm、毎分50サイクルの割合にて、40℃、30
秒間で、上下方向に揺動することにより洗浄した。洗浄
後、基板を取出して90℃で30分間乾燥し、次いで室
温で30分間放冷した後、重量測定を行うことにより、
各汚れ用物質の除去率を求めた。その結果を表4及び5
に示す。
物質(f)、(g)を塗布した後、5分間放置した。次
に、熱風循環式オーブンを用いて、200℃で30分間
焼成乾燥した後、各基板に付着した各汚れ用物質の重量
を測定した。次に、表4及び5に示す各洗浄液組成物5
00ミリリットルに、各汚れ用物質が付着した基板を、
基板面が液面と垂直になる方向で入れた。次いで、振幅
25mm、毎分50サイクルの割合にて、40℃、30
秒間で、上下方向に揺動することにより洗浄した。洗浄
後、基板を取出して90℃で30分間乾燥し、次いで室
温で30分間放冷した後、重量測定を行うことにより、
各汚れ用物質の除去率を求めた。その結果を表4及び5
に示す。
【0033】
【表4】
【0034】
【表5】 実施例21〜24は、(C)としてMBOを用いた場合
である。実施例21及び22は、夫々同一条件下でロジ
ン系又は水溶性はんだ付けフラックスを洗浄したもので
ある。いずれもその除去率は著しく良好であった。実施
例23は、実施例21に比べて、水の配合量を一定とし
て、GBLの配合量を減らし、MBOの配合量を増加さ
せ、ロジン系はんだ付けフラックスを洗浄したものであ
り、実施例24は、実施例22に比べて、MBOの配合
量を一定として、GBLの配合量を減らし、水の配合量
を増加させ、水溶性はんだ付けフラックスを洗浄したも
のである。いずれにおいても、その除去率は著しく高か
った。
である。実施例21及び22は、夫々同一条件下でロジ
ン系又は水溶性はんだ付けフラックスを洗浄したもので
ある。いずれもその除去率は著しく良好であった。実施
例23は、実施例21に比べて、水の配合量を一定とし
て、GBLの配合量を減らし、MBOの配合量を増加さ
せ、ロジン系はんだ付けフラックスを洗浄したものであ
り、実施例24は、実施例22に比べて、MBOの配合
量を一定として、GBLの配合量を減らし、水の配合量
を増加させ、水溶性はんだ付けフラックスを洗浄したも
のである。いずれにおいても、その除去率は著しく高か
った。
【0035】実施例25〜27は、(C)としてMMB
を用いた場合である。実施例25及び26は、夫々実施
例21及び22と同一条件下でロジン系又は水溶性はん
だ付けフラックスを洗浄したものである。いずれも、そ
の除去率は著しく良好であった。実施例27は、実施例
26と同一条件下、水の配合量を一定として、GBLの
配合量を減らし、(C)成分の配合量を増加させたもの
である。その除去率は著しく高かった。
を用いた場合である。実施例25及び26は、夫々実施
例21及び22と同一条件下でロジン系又は水溶性はん
だ付けフラックスを洗浄したものである。いずれも、そ
の除去率は著しく良好であった。実施例27は、実施例
26と同一条件下、水の配合量を一定として、GBLの
配合量を減らし、(C)成分の配合量を増加させたもの
である。その除去率は著しく高かった。
【0036】実施例28〜30は、夫々(C)としてE
EO、MEA及びMPAを用いた場合である。いずれの
場合においても、はんだ付けフラックスの除去率は著し
く良好であった。
EO、MEA及びMPAを用いた場合である。いずれの
場合においても、はんだ付けフラックスの除去率は著し
く良好であった。
【0037】一方、比較例6は、水系洗浄液を使用し
て、ロジン系はんだ付けフラックスを洗浄したものであ
る。また、比較例7は、石油系洗浄液を使用して、ロジ
ン系はんだ付けフラックスを洗浄したものである。いず
れも、その除去率は著しく低かった。比較例8は、MB
Oと水のみから成る洗浄液組成物を使用して、同じくロ
ジン系はんだ付けフラックスを洗浄したものである。そ
の除去率は著しく低いものであった。比較例9は、GB
Lと水から成る洗浄液組成物を使用したものである。ロ
ジン系はんだ付けフラックスの除去率は良好であった
が、下記の比較例12で示すように、乾燥性が悪く良好
な洗浄液組成物ではなかった。
て、ロジン系はんだ付けフラックスを洗浄したものであ
る。また、比較例7は、石油系洗浄液を使用して、ロジ
ン系はんだ付けフラックスを洗浄したものである。いず
れも、その除去率は著しく低かった。比較例8は、MB
Oと水のみから成る洗浄液組成物を使用して、同じくロ
ジン系はんだ付けフラックスを洗浄したものである。そ
の除去率は著しく低いものであった。比較例9は、GB
Lと水から成る洗浄液組成物を使用したものである。ロ
ジン系はんだ付けフラックスの除去率は良好であった
が、下記の比較例12で示すように、乾燥性が悪く良好
な洗浄液組成物ではなかった。
【0038】
【実施例31〜40、比較例10〜17】乾燥性テスト 被洗浄物として、ザルトリウス製電子天秤に用いられて
いる実装基板を約8cm×4cmに切断したものを使用
した。該被洗浄物には、IC2個、抵抗18個、ソケッ
ト2個が設置されていた。予め、該被洗浄物をホットド
ライヤーを用いて、80℃で30分間熱風乾燥した。次
に、該被洗浄物を50℃に加温された各洗浄液組成物に
浸漬し、超音波洗浄機(発振周波数28kHz、発振出
力80W/l)を用いて3分間処理した。その後、室温
で1分間液切りし、ホットドライヤーを用いて50℃に
て表6及び7に示す所定時間熱風乾燥した。次いで、乾
燥状態を目視評価した。使用した各洗浄液組成物及び乾
燥条件は表6及び7に示す通りである。
いる実装基板を約8cm×4cmに切断したものを使用
した。該被洗浄物には、IC2個、抵抗18個、ソケッ
ト2個が設置されていた。予め、該被洗浄物をホットド
ライヤーを用いて、80℃で30分間熱風乾燥した。次
に、該被洗浄物を50℃に加温された各洗浄液組成物に
浸漬し、超音波洗浄機(発振周波数28kHz、発振出
力80W/l)を用いて3分間処理した。その後、室温
で1分間液切りし、ホットドライヤーを用いて50℃に
て表6及び7に示す所定時間熱風乾燥した。次いで、乾
燥状態を目視評価した。使用した各洗浄液組成物及び乾
燥条件は表6及び7に示す通りである。
【0039】評価結果を、表6及び7に示す。
【0040】
【表6】
【0041】
【表7】 ○:被洗浄物のソケットの隙間等に濾紙を差込んでも、
液体がないために、液体が濾紙に吸収されない状態 Δ:被洗浄物の外観には液滴が観察されないが、ソケッ
トの隙間等に濾紙を差込むと液体が濾紙に吸収される状
態 ×:被洗浄物の隙間等に目視で液滴が観察される状態 実施例31〜33は、(C)としてMBOを用い、各成
分の配合比を変化させたものである。乾燥状態はいずれ
も良好であった。実施例34及び35は、(C)として
MMBを用い、各成分の配合比を変化させたものであ
る。乾燥状態はいずれも良好であった。実施例36〜3
8は、夫々(C)としてEEO、MEA及びMPAを用
いたものである。いずれもその乾燥状態は良好であっ
た。実施例39及び40は、(C)として表6に示す各
成分を混合したものである。(C)が混合物であって
も、その乾燥状態は良好であった。
液体がないために、液体が濾紙に吸収されない状態 Δ:被洗浄物の外観には液滴が観察されないが、ソケッ
トの隙間等に濾紙を差込むと液体が濾紙に吸収される状
態 ×:被洗浄物の隙間等に目視で液滴が観察される状態 実施例31〜33は、(C)としてMBOを用い、各成
分の配合比を変化させたものである。乾燥状態はいずれ
も良好であった。実施例34及び35は、(C)として
MMBを用い、各成分の配合比を変化させたものであ
る。乾燥状態はいずれも良好であった。実施例36〜3
8は、夫々(C)としてEEO、MEA及びMPAを用
いたものである。いずれもその乾燥状態は良好であっ
た。実施例39及び40は、(C)として表6に示す各
成分を混合したものである。(C)が混合物であって
も、その乾燥状態は良好であった。
【0042】一方、比較例10及び11は、GBLのみ
を用いたものである。乾燥時間を25分と長くしても、
乾燥状態は良好とはいえなかった。比較例12は、GB
Lと水のみから成る洗浄液組成物を用いたものである。
乾燥状態は悪かった。比較例13〜15は、水と各
(C)成分から成る洗浄液組成物を用いたものである。
いずれも乾燥状態は良好であったが、例えば比較例8で
示したように、水と(C)成分から成る洗浄液組成物
は、洗浄力が低く、良好な洗浄液組成物とはいえない。
比較例16はMMBのみ、比較例17は水のみを用いた
ものである。いずれも乾燥状態は良好であったが、MM
Bは引火性が高く、水は洗浄力が低いため適当ではな
い。
を用いたものである。乾燥時間を25分と長くしても、
乾燥状態は良好とはいえなかった。比較例12は、GB
Lと水のみから成る洗浄液組成物を用いたものである。
乾燥状態は悪かった。比較例13〜15は、水と各
(C)成分から成る洗浄液組成物を用いたものである。
いずれも乾燥状態は良好であったが、例えば比較例8で
示したように、水と(C)成分から成る洗浄液組成物
は、洗浄力が低く、良好な洗浄液組成物とはいえない。
比較例16はMMBのみ、比較例17は水のみを用いた
ものである。いずれも乾燥状態は良好であったが、MM
Bは引火性が高く、水は洗浄力が低いため適当ではな
い。
【0043】
【発明の効果】本発明の洗浄液組成物は、良好な洗浄効
果を有すると共に、実質的に被洗浄物のリンスなしでか
つ低温で短時間の乾燥により、十分に乾燥することがで
きかつ水垢等の汚れがなく、並びに引火性が低く優れた
安全性をも有する。また、経済的に優れている。従っ
て、従来の洗浄液の代替として工業的に極めて有用であ
る。
果を有すると共に、実質的に被洗浄物のリンスなしでか
つ低温で短時間の乾燥により、十分に乾燥することがで
きかつ水垢等の汚れがなく、並びに引火性が低く優れた
安全性をも有する。また、経済的に優れている。従っ
て、従来の洗浄液の代替として工業的に極めて有用であ
る。
Claims (1)
- 【請求項1】(A)γ‐ブチロラクトン、(B)水、及
び(C)3‐メトキシ‐1‐ブタノール、3‐メトキシ
‐3‐メチルブタノール、2‐エトキシエタノール、2
‐メトキシエタノールの酢酸エステル及び1‐メトキシ
‐2‐プロパノールの酢酸エステルから選ばれた少なく
とも一の化合物を含む洗浄液組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6155410A JPH07331292A (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | 洗浄液組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6155410A JPH07331292A (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | 洗浄液組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07331292A true JPH07331292A (ja) | 1995-12-19 |
Family
ID=15605383
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6155410A Pending JPH07331292A (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | 洗浄液組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
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