JPH073317B2 - フイン材 - Google Patents
フイン材Info
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- JPH073317B2 JPH073317B2 JP61013499A JP1349986A JPH073317B2 JP H073317 B2 JPH073317 B2 JP H073317B2 JP 61013499 A JP61013499 A JP 61013499A JP 1349986 A JP1349986 A JP 1349986A JP H073317 B2 JPH073317 B2 JP H073317B2
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- aluminum
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は熱交換器用フィン材、特に水ヌレ性の改良され
たアルミフィン材に関する。
たアルミフィン材に関する。
(従来の技術) 一般のルームエアコンやパッケージエアコンの熱交換器
には防食性を有するアルミフィンが用いられているが、
空調機の冷房運転時にアルミフィン表面が大気の露点以
下にまで冷却されると、フィン表面に大気中の水分が凝
縮水となって付着する。この場合フィン表面が撥水性で
あると凝縮水が水滴となってフィン間にブリッジを形成
し、空気の通風路を狭めるため、通風抵抗が増大し電力
の損失,騒音,水飛び等の問題を生ずる。この問題はア
ルミフィンの薄肉化、熱交換器の小型化が図られ、アル
ミフィン間の間隔が一段と縮小された場合に特に顕著に
認められる。
には防食性を有するアルミフィンが用いられているが、
空調機の冷房運転時にアルミフィン表面が大気の露点以
下にまで冷却されると、フィン表面に大気中の水分が凝
縮水となって付着する。この場合フィン表面が撥水性で
あると凝縮水が水滴となってフィン間にブリッジを形成
し、空気の通風路を狭めるため、通風抵抗が増大し電力
の損失,騒音,水飛び等の問題を生ずる。この問題はア
ルミフィンの薄肉化、熱交換器の小型化が図られ、アル
ミフィン間の間隔が一段と縮小された場合に特に顕著に
認められる。
フィン表面に付着した凝縮水が水滴となりにくくして、
通風抵抗を小さくし風量を多くすることによって、熱交
換効率を高めるべく、フィン表面に親水性(水ヌレ性)
を付与する試みがなされている。例えば、 (1)アルミニナム合金表面に親水性皮膜(例 ケイ酸
塩処理,ベーマイト処理,親水性アクリル樹脂等)を形
成し、その上に界面活性剤層を設けたもの(特開昭60−
103191号公報参照)があるが、これの欠点としては、初
期の水ヌレ性がそれ程高くなく、又長期間の使用におい
て水ヌレ性が劣化するという問題を生じた。さらには、
親水性皮膜の耐久性に問題があり、化成処理は製造上の
問題があった。例えばベーマイト処理は、90℃以上で10
分以上処理する必要があり又、アルカリ珪酸塩処理は処
理後高温で焼付ける必要がある。
通風抵抗を小さくし風量を多くすることによって、熱交
換効率を高めるべく、フィン表面に親水性(水ヌレ性)
を付与する試みがなされている。例えば、 (1)アルミニナム合金表面に親水性皮膜(例 ケイ酸
塩処理,ベーマイト処理,親水性アクリル樹脂等)を形
成し、その上に界面活性剤層を設けたもの(特開昭60−
103191号公報参照)があるが、これの欠点としては、初
期の水ヌレ性がそれ程高くなく、又長期間の使用におい
て水ヌレ性が劣化するという問題を生じた。さらには、
親水性皮膜の耐久性に問題があり、化成処理は製造上の
問題があった。例えばベーマイト処理は、90℃以上で10
分以上処理する必要があり又、アルカリ珪酸塩処理は処
理後高温で焼付ける必要がある。
(2)アルミニウム合金表面に耐食性化学皮膜(クロメ
ート処理,ベーマイト処理,リン酸処理等)を形成し、
その表面に親水性被覆層(シリカゾル,ケイ酸塩等)を
設けたものがあるが、耐食性と親水性はよいが、この皮
膜は、非常に硬質で加工の際にフィン屈曲部にクラック
が生じたり、成形性が悪く、又、成型金型が摩耗し易い
等の欠点が生じる。さらには、長期間の使用において表
面の親水性が劣化するという問題を生じる。
ート処理,ベーマイト処理,リン酸処理等)を形成し、
その表面に親水性被覆層(シリカゾル,ケイ酸塩等)を
設けたものがあるが、耐食性と親水性はよいが、この皮
膜は、非常に硬質で加工の際にフィン屈曲部にクラック
が生じたり、成形性が悪く、又、成型金型が摩耗し易い
等の欠点が生じる。さらには、長期間の使用において表
面の親水性が劣化するという問題を生じる。
(3)アルミニウム合金表面に親水性皮膜処理として界
面活性剤と合成シリカを含む水性塗料を塗布するものが
あるが、膜厚も厚く高温で焼付ける必要がある。又、長
期間の使用において表面の親水性が劣化するという問題
も生じる。
面活性剤と合成シリカを含む水性塗料を塗布するものが
あるが、膜厚も厚く高温で焼付ける必要がある。又、長
期間の使用において表面の親水性が劣化するという問題
も生じる。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明の目的は、従来技術の欠点を解消して親水性(水
ヌレ性)の優れたアルミフィン材を提供することにあ
る。
ヌレ性)の優れたアルミフィン材を提供することにあ
る。
(問題点を解決するための手段) 本発明により提供されるアルミフィン材は、アルミニウ
ムまたはその合金の箔もしくは薄板表面上に陽極酸化皮
膜を形成し、前記陽極酸化皮膜の外面に紫外線あるいは
電子線硬化型塗料と界面活性剤とからなる表面処理剤を
塗布、含浸させることにより形成された親水性皮膜を有
する構成を有する。
ムまたはその合金の箔もしくは薄板表面上に陽極酸化皮
膜を形成し、前記陽極酸化皮膜の外面に紫外線あるいは
電子線硬化型塗料と界面活性剤とからなる表面処理剤を
塗布、含浸させることにより形成された親水性皮膜を有
する構成を有する。
陽極酸化皮膜を形成させる箔もしくは薄板1は、従来の
アルミフィン材を構成するアルミニウムまたはその合金
から成るものでよい。アルミニウムまたは合金から成る
箔もしくは薄板(以下、これをアルミ(合金)箔と略記
する)の厚さは、成型性,熱交換効率,強度等を考慮し
て適宜設定される。
アルミフィン材を構成するアルミニウムまたはその合金
から成るものでよい。アルミニウムまたは合金から成る
箔もしくは薄板(以下、これをアルミ(合金)箔と略記
する)の厚さは、成型性,熱交換効率,強度等を考慮し
て適宜設定される。
アルミ(合金)箔1の表面に陽極酸化皮膜2を形成する
が、陽極酸化皮膜はアルミフィン材に要求される品質に
応じてアルミ(合金)箔の片面または両面に形成され
る。陽極酸化皮膜2はアルミフィン材に特に優れた耐食
性を付与すべく形成されるので、耐食性を考慮してその
厚さを0.5μm以上にすることが望ましい。陽極酸化皮
膜の厚さが厚い程耐食性の優れたアルミフィン材が得ら
れるが、厚すぎるとアルミフィン材の変形加工時に皮膜
にクラックが生じ、耐食性が低下する恐れがあるので5
μmを超えない厚さが好ましい。
が、陽極酸化皮膜はアルミフィン材に要求される品質に
応じてアルミ(合金)箔の片面または両面に形成され
る。陽極酸化皮膜2はアルミフィン材に特に優れた耐食
性を付与すべく形成されるので、耐食性を考慮してその
厚さを0.5μm以上にすることが望ましい。陽極酸化皮
膜の厚さが厚い程耐食性の優れたアルミフィン材が得ら
れるが、厚すぎるとアルミフィン材の変形加工時に皮膜
にクラックが生じ、耐食性が低下する恐れがあるので5
μmを超えない厚さが好ましい。
陽極酸化皮膜2は、従来公知の任意の方法に従って硫
酸,シュウ酸,リン酸またはそれらの混合物の溶液中で
電解してアルミ(合金)箔の表面に形成される。
酸,シュウ酸,リン酸またはそれらの混合物の溶液中で
電解してアルミ(合金)箔の表面に形成される。
次いで、こうして形成された陽極酸化皮膜2の外面に紫
外線あるいは電子線硬化型塗料と界面活性剤とからなる
表面処理剤を塗布、含浸させ、親水性皮膜4を形成せし
める。
外線あるいは電子線硬化型塗料と界面活性剤とからなる
表面処理剤を塗布、含浸させ、親水性皮膜4を形成せし
める。
前記表面処理剤の一成分として使用される紫外線硬化型
塗料は、重合性官能基をもつプレポリマー,反応性希釈
材(モノマー)および光重合開始剤の3主要成分からな
り、これに重合促進剤,安定剤,レベリング材,消泡
剤,着色剤などの塗料添加剤を配合してもよい。電子線
硬化型塗料は、光重合開始剤を添加しない点を除いて紫
外線硬化型塗料と実質的に同一の組成を有する。紫外線
(電子線)硬化型塗料の各主要成分についてアクリル系
塗料を例にとって詳しく説明すると、代表的なプレポリ
マーとしてはポリエステルアクリレート,ポリエーテル
アクリレート,ウレタンアクリレート,エポキシアクリ
レート,ポリアセタールアクリレート等が例示され、反
応性モノマーとしては2−エチルヘキシルアクリレー
ト,n−ステアリルアクリレート,2−ヒドロキシエチルア
クリレート,2−ヒドキシプロピルアクリレート,ブトキ
シエチルアクリレート,シクロヘキシルアクリレート,
テトラヒドロフルフリルアクリレート,2,2−ヒドロキシ
エチルアクリロイルホスファート,エトキシエトキシエ
チルアクリレート,1,6−ヘキサンジオールジアクリレー
ト,ネオペンチルグリコールジアクリレート,ジエチレ
ングリコールジアクリレート,ポリエチレングリコール
ジアクリレート,ヒドロキシピバリン酸エステルネオペ
ンチルグリコールジアクリレート,トリメチロールプロ
パンジアクリレート,ペンタエリスリトールジアクリレ
ート,ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート等が
例示され、光重合開始剤としては2−ジメチルアミノ安
息香酸エチル,4−ジメチルアミノ安息香酸メチル,2,2−
ジエトキシアセトフェノン,ベンジルジメチルケター
ル,1−ファニル−1,2−プロパンジオン−2−(α−エ
トキシカルボニル)オキシム,ベンゾフェノン,0−ベン
ゾイル安息香酸メチル,4,4′−ビスジメチルアミノベン
ゾフェノン,4,4′−ビスジエチルアミノベンゾフェノ
ン,ベンジル,ベンゾイン,ベンゾインエチルエーテ
ル,ベンゾインイソブチルエーテル,4′−イソプロピル
−2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピオフェノン,2−
ヒドロキシ−2−メチル−プロピオフェノン,2−メチル
チオキサントン,クロロチオキサントン,α,α−ジク
ロロ−4−フェノキシアセトフェノン,1−ヒドロキシシ
クロヘキシルフェニルケトン等が例示されうる。
塗料は、重合性官能基をもつプレポリマー,反応性希釈
材(モノマー)および光重合開始剤の3主要成分からな
り、これに重合促進剤,安定剤,レベリング材,消泡
剤,着色剤などの塗料添加剤を配合してもよい。電子線
硬化型塗料は、光重合開始剤を添加しない点を除いて紫
外線硬化型塗料と実質的に同一の組成を有する。紫外線
(電子線)硬化型塗料の各主要成分についてアクリル系
塗料を例にとって詳しく説明すると、代表的なプレポリ
マーとしてはポリエステルアクリレート,ポリエーテル
アクリレート,ウレタンアクリレート,エポキシアクリ
レート,ポリアセタールアクリレート等が例示され、反
応性モノマーとしては2−エチルヘキシルアクリレー
ト,n−ステアリルアクリレート,2−ヒドロキシエチルア
クリレート,2−ヒドキシプロピルアクリレート,ブトキ
シエチルアクリレート,シクロヘキシルアクリレート,
テトラヒドロフルフリルアクリレート,2,2−ヒドロキシ
エチルアクリロイルホスファート,エトキシエトキシエ
チルアクリレート,1,6−ヘキサンジオールジアクリレー
ト,ネオペンチルグリコールジアクリレート,ジエチレ
ングリコールジアクリレート,ポリエチレングリコール
ジアクリレート,ヒドロキシピバリン酸エステルネオペ
ンチルグリコールジアクリレート,トリメチロールプロ
パンジアクリレート,ペンタエリスリトールジアクリレ
ート,ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート等が
例示され、光重合開始剤としては2−ジメチルアミノ安
息香酸エチル,4−ジメチルアミノ安息香酸メチル,2,2−
ジエトキシアセトフェノン,ベンジルジメチルケター
ル,1−ファニル−1,2−プロパンジオン−2−(α−エ
トキシカルボニル)オキシム,ベンゾフェノン,0−ベン
ゾイル安息香酸メチル,4,4′−ビスジメチルアミノベン
ゾフェノン,4,4′−ビスジエチルアミノベンゾフェノ
ン,ベンジル,ベンゾイン,ベンゾインエチルエーテ
ル,ベンゾインイソブチルエーテル,4′−イソプロピル
−2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピオフェノン,2−
ヒドロキシ−2−メチル−プロピオフェノン,2−メチル
チオキサントン,クロロチオキサントン,α,α−ジク
ロロ−4−フェノキシアセトフェノン,1−ヒドロキシシ
クロヘキシルフェニルケトン等が例示されうる。
前記表面処理剤のもう一方の成分として使用される界面
活性剤は特に制限されないが、パーフルオロアルキルス
ルホン酸塩,パーフルオロアルキルカルボン酸塩,パー
フルオロアルキルエチレンオキシド付加物,パーフルオ
ロアルキルトリメチルアンモニウム塩,パーフルオロア
ルキルポリオキシエチレンエタノール,フッ素化アルキ
ルエステル等のフッ化炭化水素系界面活性剤および有機
二塩基性酸(マロン酸,コハク酸,グルタル酸,アジピ
ン酸,マレイン酸,フマル酸,フタル酸,イソフタル
酸,テレフタル酸等)のC1〜24アルキルエステルスルフ
ォン化物に代表されるアニオン系界面活性剤が好適に使
用されうる。これら界面活性剤を混合して使用してもよ
い。
活性剤は特に制限されないが、パーフルオロアルキルス
ルホン酸塩,パーフルオロアルキルカルボン酸塩,パー
フルオロアルキルエチレンオキシド付加物,パーフルオ
ロアルキルトリメチルアンモニウム塩,パーフルオロア
ルキルポリオキシエチレンエタノール,フッ素化アルキ
ルエステル等のフッ化炭化水素系界面活性剤および有機
二塩基性酸(マロン酸,コハク酸,グルタル酸,アジピ
ン酸,マレイン酸,フマル酸,フタル酸,イソフタル
酸,テレフタル酸等)のC1〜24アルキルエステルスルフ
ォン化物に代表されるアニオン系界面活性剤が好適に使
用されうる。これら界面活性剤を混合して使用してもよ
い。
表面処理剤中の紫外線(電子線)硬化型塗料と界面活性
剤の配合割合は所要の皮膜特性に応じて調整され、耐食
性が強く要求される場合には紫外線(電子線)硬化型塗
料を多く配合し、親水性が強く要求される場合には界面
活性剤を多く配合すればよい。
剤の配合割合は所要の皮膜特性に応じて調整され、耐食
性が強く要求される場合には紫外線(電子線)硬化型塗
料を多く配合し、親水性が強く要求される場合には界面
活性剤を多く配合すればよい。
表面処理剤を陽極酸化皮膜2の表面から垂直に伸びた多
数の小孔3に封孔処理を施した後陽極酸化皮膜の外面に
塗布しても、充分な親水性を付与することが可能である
が、こうして付与された親水性に持続性を持たせ且つよ
り高い耐食性を付与するためには、軽度の封孔処理で処
理を中断するかまたは封孔処理を行わずに表面処理剤が
陽極酸化皮膜の小孔3に含浸するように塗布することが
好ましい。こうすることにより、優れた親水性を持続的
に保持することができる他、耐食性およびプレス成形時
の滑性度を高めることもできる。表面処理剤を陽極酸化
皮膜の小孔の奥まで十分均一に含浸させるためには、陽
極酸化皮膜が形成されたアルミ(合金)箔を表面処理剤
を入れた槽にただ単に浸漬させるのではなく、浸漬過程
で槽を減圧状態に保持するか、またはアルミ(合金)箔
と槽に振動等の衝撃を与えるのが好ましい。槽内の液温
は常温でもよいが、加熱加温すると表面処理剤の粘度が
低下し陽極酸化皮膜の小孔の奥まで該処理剤が含浸しう
るので好ましい。
数の小孔3に封孔処理を施した後陽極酸化皮膜の外面に
塗布しても、充分な親水性を付与することが可能である
が、こうして付与された親水性に持続性を持たせ且つよ
り高い耐食性を付与するためには、軽度の封孔処理で処
理を中断するかまたは封孔処理を行わずに表面処理剤が
陽極酸化皮膜の小孔3に含浸するように塗布することが
好ましい。こうすることにより、優れた親水性を持続的
に保持することができる他、耐食性およびプレス成形時
の滑性度を高めることもできる。表面処理剤を陽極酸化
皮膜の小孔の奥まで十分均一に含浸させるためには、陽
極酸化皮膜が形成されたアルミ(合金)箔を表面処理剤
を入れた槽にただ単に浸漬させるのではなく、浸漬過程
で槽を減圧状態に保持するか、またはアルミ(合金)箔
と槽に振動等の衝撃を与えるのが好ましい。槽内の液温
は常温でもよいが、加熱加温すると表面処理剤の粘度が
低下し陽極酸化皮膜の小孔の奥まで該処理剤が含浸しう
るので好ましい。
表面処理剤の塗布量は必要に応じた塗膜厚さとなるよう
適宜調整されるが、陽極酸化皮膜の外面に乾燥状態で0.
05〜5g/m2の厚さの皮膜が形成されるような塗布量が好
ましい。皮膜厚さが0.05g/m2未満では所望の硬化が得ら
れず、逆に5g/m2を超えると得られたアルミフィン材の
熱伝導性が悪くなるので好ましくない。
適宜調整されるが、陽極酸化皮膜の外面に乾燥状態で0.
05〜5g/m2の厚さの皮膜が形成されるような塗布量が好
ましい。皮膜厚さが0.05g/m2未満では所望の硬化が得ら
れず、逆に5g/m2を超えると得られたアルミフィン材の
熱伝導性が悪くなるので好ましくない。
本発明においては、陽極酸化皮膜の外面に表面処理剤を
適当量塗布後、従来公知の紫外線または電子線硬化装置
を用いて親水性皮膜を形成せしめる。
適当量塗布後、従来公知の紫外線または電子線硬化装置
を用いて親水性皮膜を形成せしめる。
(実施例) 以下、本発明フィン材の実施例を示すが、これらは非限
定的実施例にすぎず本発明の趣旨・思想を逸脱しない限
り変更可能である。
定的実施例にすぎず本発明の趣旨・思想を逸脱しない限
り変更可能である。
実施例1 厚さ80μmのアルミニウム合金箔(JIS H4160,3004軟
質)に、下記条件下で陽極酸化処理を施して箔の両面に
片面当りの厚さが1μmの陽極酸化皮膜を形成した。
質)に、下記条件下で陽極酸化処理を施して箔の両面に
片面当りの厚さが1μmの陽極酸化皮膜を形成した。
処理浴 15容量%H2SO4,25℃ 陰極 カーボン板 極間距離 5cm 電圧 15V 電流密度 2A/dm2 陽極酸化皮膜を形成したアクミ合金箔コイルを垂線,乾
燥後、複数の箔サンプルを作成した。サンプルを、ポリ
エステルアクリレート系紫外線硬化型塗料[PV−2ニ
ス,東華色素化学工業(株)]とアニオン系界面活性剤
(ジアルキルスルホン酸ナトリウム)とからなる表面処
理剤の溶液の密閉槽に浸漬し、60mmHgの減圧状態下で5
分間保持して陽極酸化皮膜の外面および小孔内に表面処
理剤を塗布,含浸させた。その後、80〜160W/cmの高圧
水銀ランプを備えた紫外線硬化装置でサンプルに紫外線
を1〜3秒間照射して、親水性皮膜を形成させた。
燥後、複数の箔サンプルを作成した。サンプルを、ポリ
エステルアクリレート系紫外線硬化型塗料[PV−2ニ
ス,東華色素化学工業(株)]とアニオン系界面活性剤
(ジアルキルスルホン酸ナトリウム)とからなる表面処
理剤の溶液の密閉槽に浸漬し、60mmHgの減圧状態下で5
分間保持して陽極酸化皮膜の外面および小孔内に表面処
理剤を塗布,含浸させた。その後、80〜160W/cmの高圧
水銀ランプを備えた紫外線硬化装置でサンプルに紫外線
を1〜3秒間照射して、親水性皮膜を形成させた。
界面活性剤の(塗料100重量%に対する)添加量を1表
に示すように変化させて複数回実験を繰返した。
に示すように変化させて複数回実験を繰返した。
得られた陽極酸化皮膜,親水性皮膜が順次形成されたア
ルミ合金箔について、下記試験を行った。
ルミ合金箔について、下記試験を行った。
試験項目および方法 1)初期親水性: 箔作成後の表面の水の接触角(単位:度)を測定した。
2)耐水性: 箔に湿潤2分,乾燥6分の1サイクルを500サイクル繰
返して実施した後の表面の水の接触角を測定した。
返して実施した後の表面の水の接触角を測定した。
3)耐候性: JIS−D−0205に準じてサンシャインウエザーメーター
照射後の箔の塗膜変化を調べた。
照射後の箔の塗膜変化を調べた。
4)耐食性: JIS−Z−2371に準じて塩水噴霧試験後の箔の塗膜変化
を調べた。
を調べた。
上記試験結果を表1に示す。
実施例2 実施例1を繰返した。但し、陽極酸化処理時に箔の巻取
り速度を変えて合金箔の両面に片面当りの厚さが3μm
の陽極酸化皮膜を形成した。
り速度を変えて合金箔の両面に片面当りの厚さが3μm
の陽極酸化皮膜を形成した。
得られた陽極酸化皮膜,親水性皮膜が順次形成されたア
ルミ合金箔の性能を、実施例1と同様にして測定した。
その結果を表2に示す。
ルミ合金箔の性能を、実施例1と同様にして測定した。
その結果を表2に示す。
実施例3 実施例1で作成した陽極酸化皮膜1μmが形成されたア
ルミ合金箔に、脱イオン水を用いてpH6,温度98℃で10分
間封孔処理した。
ルミ合金箔に、脱イオン水を用いてpH6,温度98℃で10分
間封孔処理した。
得られた封孔処理済アルミ合金箔を、50〜60℃に加温し
た、ポリエステルアクリレート系紫外線硬化型塗料(PV
−2ニス,東華色素化学工業)とアニオン系界面活性剤
(ジアルキルスルホン酸ナトリウム)とからなる表面処
理剤の溶液を入れた密閉槽に浸漬し、60mmHgの減圧状態
下で5分間保持して陽極酸化皮膜の外面および小孔内に
塗布、含浸させた。その後実施例1と同様に処理して得
られたアルミ合金箔の性能を調べた。その結果を表3に
示す。
た、ポリエステルアクリレート系紫外線硬化型塗料(PV
−2ニス,東華色素化学工業)とアニオン系界面活性剤
(ジアルキルスルホン酸ナトリウム)とからなる表面処
理剤の溶液を入れた密閉槽に浸漬し、60mmHgの減圧状態
下で5分間保持して陽極酸化皮膜の外面および小孔内に
塗布、含浸させた。その後実施例1と同様に処理して得
られたアルミ合金箔の性能を調べた。その結果を表3に
示す。
実施例4 実施例1を繰返した。但し、表面処理剤溶液を入れた槽
を減圧状態に保持する代りに、50〜60℃に加温した槽に
表面処理剤溶液を入れてこの槽に箔を浸漬させ、この槽
に周波数26kHz、出力150Wの超音波振動を加えながら5
分間保持した。
を減圧状態に保持する代りに、50〜60℃に加温した槽に
表面処理剤溶液を入れてこの槽に箔を浸漬させ、この槽
に周波数26kHz、出力150Wの超音波振動を加えながら5
分間保持した。
得られた箔の性能を実施例1と同様にして測定した結果
を表4に示す。
を表4に示す。
(作用) 本発明のフィン材は、陽極酸化皮膜の作用により優れた
耐食性および親水性を有する。
耐食性および親水性を有する。
本発明のフィン材は、表面に界面活性剤を含む皮膜が形
成されているので、優れた親水性,耐水性を有する。
成されているので、優れた親水性,耐水性を有する。
本発明のフィン材は、親水性皮膜の形成に使用される紫
外線または電子線硬化型塗料が固型分は高いが粘度の低
い特性を有しているので、ピンホールのない、即ち優れ
た耐食性の皮膜を有する。また、耐食性が要求されるフ
ィン材を製造するのに溶剤型高分子樹脂,水溶性高分子
樹脂等の従来の表面処理剤を用いたときには塗膜を薄く
するとピンホールが発生しやすいため塗膜を厚くしなけ
ればならなかったが、本発明では上記した特性を有する
塗料を使用しているのでピンホールのない極薄の皮膜を
形成することも可能である。加えて、本発明では膜厚の
薄い皮膜を紫外線または電子線硬化型塗料の使用に形成
することができ、しかも得られた皮膜が可撓性を有して
いるので、本発明のアルミフィン材はプレス加工時の成
形性の点でも優れている。
外線または電子線硬化型塗料が固型分は高いが粘度の低
い特性を有しているので、ピンホールのない、即ち優れ
た耐食性の皮膜を有する。また、耐食性が要求されるフ
ィン材を製造するのに溶剤型高分子樹脂,水溶性高分子
樹脂等の従来の表面処理剤を用いたときには塗膜を薄く
するとピンホールが発生しやすいため塗膜を厚くしなけ
ればならなかったが、本発明では上記した特性を有する
塗料を使用しているのでピンホールのない極薄の皮膜を
形成することも可能である。加えて、本発明では膜厚の
薄い皮膜を紫外線または電子線硬化型塗料の使用に形成
することができ、しかも得られた皮膜が可撓性を有して
いるので、本発明のアルミフィン材はプレス加工時の成
形性の点でも優れている。
本発明において表面処理剤を陽極酸化皮膜の小孔の奥ま
で含浸させると、耐食性がより改善され、優れた親水性
が長期間維持されうる。
で含浸させると、耐食性がより改善され、優れた親水性
が長期間維持されうる。
従来のアルミフィン材では100〜150μm程度の比較的厚
いアルミ箔が使用されているため、この箔の表面に親水
性皮膜を形成すべく樹脂を焼付け塗装すると非常に大き
な熱量が必要となって生産性が下がることに加えて、焼
付け温度のバラツキによって塗膜物性に差が生じやすい
欠点があったが、本発明において親水性皮膜の形成に紫
外線または電子線硬化方法を用いているので、従来に比
べて極めて短時間で極薄均一な皮膜が形成され、生産性
の点で優れている。
いアルミ箔が使用されているため、この箔の表面に親水
性皮膜を形成すべく樹脂を焼付け塗装すると非常に大き
な熱量が必要となって生産性が下がることに加えて、焼
付け温度のバラツキによって塗膜物性に差が生じやすい
欠点があったが、本発明において親水性皮膜の形成に紫
外線または電子線硬化方法を用いているので、従来に比
べて極めて短時間で極薄均一な皮膜が形成され、生産性
の点で優れている。
第1図は陽極酸化皮膜を両面に形成したアルミ(合金)
箔の断面図であり、第2図はアルミ(合金)箔の表面に
陽極酸化皮膜,親水性皮膜を順次形成した本発明アルミ
フィン材の断面図である。 1……アルミ(合金)箔、2……陽極酸化皮膜、3……
小孔、4……親水性皮膜。
箔の断面図であり、第2図はアルミ(合金)箔の表面に
陽極酸化皮膜,親水性皮膜を順次形成した本発明アルミ
フィン材の断面図である。 1……アルミ(合金)箔、2……陽極酸化皮膜、3……
小孔、4……親水性皮膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−105877(JP,A) 特開 昭59−196782(JP,A) 特開 昭60−134198(JP,A)
Claims (2)
- 【請求項1】アルミニウムまたはその合金の箔もしくは
薄板の表面に陽極酸化皮膜を形成し、その陽極酸化皮膜
の外面に紫外線または電子線硬化型塗料と界面活性剤と
からなる表面処理剤を塗布後紫外線または電子線を照射
して親水性皮膜を形成してなる熱交換器用アルミフィン
材。 - 【請求項2】表面処理剤が陽極酸化皮膜の小孔に含浸さ
れている特許請求の範囲第1項記載のフィン材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61013499A JPH073317B2 (ja) | 1986-01-24 | 1986-01-24 | フイン材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61013499A JPH073317B2 (ja) | 1986-01-24 | 1986-01-24 | フイン材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62172197A JPS62172197A (ja) | 1987-07-29 |
| JPH073317B2 true JPH073317B2 (ja) | 1995-01-18 |
Family
ID=11834809
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61013499A Expired - Lifetime JPH073317B2 (ja) | 1986-01-24 | 1986-01-24 | フイン材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH073317B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0679841B2 (ja) * | 1987-09-02 | 1994-10-12 | スカイアルミニウム 株式会社 | 熱交換器用フィン材 |
| JP6061894B2 (ja) * | 2014-05-29 | 2017-01-18 | 日本電化工機株式会社 | 機械設備の防食方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5817870A (ja) * | 1981-07-17 | 1983-02-02 | Daido Kagaku Kogyo Kk | 熱交換器用アルミニウム製フインの製造方法 |
| JPS59105877A (ja) * | 1982-12-09 | 1984-06-19 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 熱交換器の表面処理方法 |
-
1986
- 1986-01-24 JP JP61013499A patent/JPH073317B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62172197A (ja) | 1987-07-29 |
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