JPH07333861A - 感光性樹脂版の洗い出し液の処理方法および処理装置 - Google Patents

感光性樹脂版の洗い出し液の処理方法および処理装置

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JPH07333861A
JPH07333861A JP6156814A JP15681494A JPH07333861A JP H07333861 A JPH07333861 A JP H07333861A JP 6156814 A JP6156814 A JP 6156814A JP 15681494 A JP15681494 A JP 15681494A JP H07333861 A JPH07333861 A JP H07333861A
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JP
Japan
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wash
filter
photosensitive resin
out liquid
resin
Prior art date
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Pending
Application number
JP6156814A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Shibano
博史 柴野
Yoshihiro Kasho
芳広 嘉生
Kazuo Takahashi
一雄 高橋
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Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07333861A publication Critical patent/JPH07333861A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 常に洗い出し液を清浄に保ち、洗い出し液を
廃棄することなく、安定して長期間、多数枚の感光性樹
脂版の洗い出し作業を可能とする、感光性樹脂版の洗い
出し液の処理方法及びその装置を提供する。 【構成】 感光性樹脂版を露光後、洗い出し液中に浸漬
しながら未露光部をこすり出して現像する方法で発生す
る、樹脂を含んだ洗い出し液を処理する方法において、
樹脂を含んだ洗い出し液をフィルターで濾過し、その濾
液を洗い出し液として再使用し、一方樹脂により閉塞し
たフィルターは、順次、光を照射してフィルターに付着
した樹脂を硬化させた後、樹脂を剥がし取って再使用す
ることを特徴とする感光性樹脂版の洗い出し液の処理方
法、及び感光性樹脂版の洗い出し液をフィルターで濾過
することにより樹脂を除去し、濾液を洗い出し液として
再使用する感光性樹脂版の洗い出し液の処理装置におい
て、樹脂を硬化させるための光照射部と、硬化した樹脂
の剥がし取り部と、を設けたことを特徴とする感光性樹
脂版の洗い出し液の処理装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は感光性樹脂版を現像する
際に生じる洗い出し液の処理方法および処理装置に関
し、特に洗い出し液中に浸漬させながら未露光部をこす
り出して現像する方法で発生する、樹脂を含んだ洗い出
し液から、分散された樹脂を除去し、洗い出し液を再度
使用する方法およびその装置に関する。さらに詳しく
は、感光性樹脂の洗い出し工程の際に発生する未露光の
樹脂を分散状態で含んだ洗い出し液をフィルターで濾過
することにより、洗い出し液から効率よく樹脂を除去
し、樹脂により閉塞したフィルターは、順次、光を照射
してフィルターに付着した樹脂を硬化させた後、樹脂を
剥がし取りフィルターとして再使用し、濾過された洗い
出し液は洗い出しに再使用することにより、常に洗い出
し液を清浄に保ち、洗い出し液を廃棄することなく、安
定して長期間、多数枚の感光性樹脂版の洗い出し作業を
可能とする、感光性樹脂版の洗い出し液の処理方法およ
びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】感光性樹脂を用いた印刷版は従来の印刷
版に比較して、操作性、生産性、経済性、および印刷特
性に優れ、近来各種印刷分野で急速に普及している。か
かる感光性樹脂版を現像する方法としては、圧搾空気
などを用いて未露光部を吹き飛ばしてレリーフを形成す
る方法や洗い出し液を版画に一定圧力でスプレーしレ
リーフを作成する方法や洗い出し液中に版を浸漬させ
ブラシ等で未露光部を洗い出し液中にこすり出す方法が
発明され実用化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記のような現像方
法では、感光性樹脂版の洗い出し液は、洗い出し後に洗
い出された未露光部の樹脂が分散された状態で存在し、
多数の感光性樹脂版を洗い出すと洗い出し液中の樹脂の
濃度が上昇し、その結果として、洗い出し速度が低下す
る、分散された樹脂が凝集しスカムとなって版やブラシ
に付着する、といった問題が生じ、頻繁に使用済みの洗
い出し液を廃棄し、新しい洗い出し液を調製する必要が
あった。
【0004】そのため、この方法は、大量に発生する洗
い出し液の廃液の処理費用や新しい洗い出し液の費用が
かさみ、コスト面で不利であるだけではなく、環境面で
も多量の廃棄物を発生させるという大きな問題があっ
た。これらを解決するために、樹脂を含んだ洗い出し液
から分散された樹脂を除去し、洗い出し液を再利用する
方法がいくつか提案されている。例えば、洗い出し液の
循環系中にカートリッジフィルターを設置しスカムを除
去し、さらには洗い出し中に洗い出し液の一部をまたは
洗い出し終了後に全量を抜き出し静置して分散樹脂を凝
集沈澱させて除去し、上澄みを洗い出し液として再利用
する方法(特開平4−185363号公報)や、洗い出
し終了後の洗い出し液に凝集剤を添加し、樹脂を凝集さ
せ除去した後、洗い出し液を再利用する方法がある。
【0005】しかし、カートリッジフィルターでは凝集
し発生したスカムを除去するのみであり、静置して凝集
沈澱によって分散粒子を除去するのは長時間を要し、連
続的に多量の感光性樹脂版を洗い出すには不向きであっ
た。また、洗い出し液に凝集剤を添加すると再生された
洗い出し液にも凝集剤が含まれるため、洗い出し速度が
低下したり、スカムが発生しやすくなるといった問題が
生じ、実用には不適当であった。また、分散した樹脂の
粒径より孔径の小さいフィルターで洗い出し液を濾過す
る方法もあるが、フィルターがすぐに樹脂により閉塞す
る上、樹脂が粘着性を持っているためフィルターを洗浄
してもフィルターから樹脂が剥がれず実用には至らなか
った。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らはかかる従来
技術の現状を改善する目的で、感光性樹脂版の未露光部
の樹脂を分散状態で含んだ洗い出し液を処理する方法を
鋭意検討した結果、樹脂を含んだ洗い出し液をフィルタ
ーで濾過し、樹脂により閉塞したフィルターは、光を照
射してフィルターに付着した樹脂を硬化させた後樹脂を
剥がし取り、フィルターとして再使用し、濾液は洗い出
し液として再使用することにより、常に洗い出し液を清
浄に保ち、洗い出し液を廃棄することなく、安定して長
期間、多数枚の感光性樹脂版の洗い出し作業が可能であ
ることを見いだし、本発明の完成に至った。
【0007】すなわち、本発明は、感光性樹脂版を露光
後、洗い出し液中に浸漬しながら未露光部をこすり出し
て現像する方法で発生する樹脂を含んだ洗い出し液を処
理する方法において、樹脂を含んだ洗い出し液をフィル
ターで濾過し、その濾液を洗い出し液として再使用し、
一方樹脂により閉塞したフィルターは、順次、光を照射
してフィルターに付着した樹脂を硬化させた後、樹脂を
剥がし取って再使用することを特徴とする感光性樹脂版
の洗い出し液の処理方法である。
【0008】また、本発明は、感光性樹脂版の洗い出し
液をフィルターで濾過することにより樹脂を除去し、濾
液を洗い出し液として再使用する感光性樹脂版の洗い出
し液の処理装置において、樹脂を硬化させるための光照
射部と、硬化した樹脂の剥がし取り部と、を設けたこと
を特徴とする感光性樹脂版の洗い出し液の処理装置であ
る。
【0009】本発明において用いられる感光性樹脂版と
しては、フロン系溶剤、塩素系溶剤、石油系溶剤又はア
ルコール系溶剤といった溶剤を洗い出し液とする溶剤現
像型感光性樹脂版でも使用できるが、作業環境や地域環
境の点から、水、界面活性剤水溶液、アルカリ水溶液、
酸水溶液などを洗い出し液とする水現像型感光性樹脂版
が好ましい。
【0010】かかる水現像型感光性樹脂組成物として
は、ポリアミドを必須成分とするポリアミド系感光性樹
脂組成物、ポリビニルアルコールを必須成分とするポリ
ビニルアルコール系感光性樹脂組成物、低分子不飽和基
含有ポリエステルを必須成分とするポリエステル系感光
性樹脂組成物、アクリル系低分子モノマーを必須成分と
するアクリル系感光性樹脂組成物、およびポリウレタン
を必須成分とするポリウレタン系感光性樹脂組成物等が
挙げられる。これら感光性樹脂組成物は光重合性不飽和
単量体、光増感剤、その他が添加されることによって感
光性を付与している。
【0011】また、最近感光性フレキソ版においても、
毒性安全性の面から水系洗い出し液に現像可能なものが
提案されており、本発明の感光性樹脂版としてこれらも
好ましく用いられる。例えば、共役ジエン系炭化水素と
α,β−エチレン性不飽和カルボン酸またはその塩を必
須成分とし、これにモノオレフィン系不飽和化合物とを
含む共重合体と光重合性不飽和単量体、光増感剤を含有
する感光性樹脂組成物や共役ジエン系炭化水素重合体又
は共役ジエン系炭化水素とモノオレフィン系不飽和化合
物との共重合体と親水性高分子化合物、非気体性エチレ
ン性不飽和化合物および光重合開始剤を必須成分として
含有する感光性エラストマー組成物やα,β−エチレン
性不飽和基を含有する疎水性オリゴマー、エラストマー
水膨潤性物質及び光集合開始剤を必須成分として含有す
る感光性樹脂組成物、等がある。
【0012】さらに、刷版の機械的強度、反発弾性等の
性能の向上を目的として硬質の有機微粒子を含有する感
光性樹脂組成物や、水現像性の付与、水性インク耐性の
付与、及び印刷性の向上を目的として架橋性樹脂微粒子
を含有する感光性樹脂組成物や、刷版のインキ受容性向
上を目的として2相構造を有し、ジアゾ化合物、重クロ
ム酸塩を連続相に含み、分散相が10μm以下の粒子を
含有する感光性樹脂組成物等があり、いずれも本発明の
感光性樹脂組成物として好ましく用いることができる。
【0013】以上のように本発明において用いられる感
光性樹脂版には種々の物が挙げられるが、疎水性成分に
親水性成分を付与する方法として、疎水性ポリマーをカ
ルボン酸またはその塩類で変性した樹脂を主成分とする
もの、疎水性ポリマーを主成分とした疎水性成分と親水
性ポリマーを主成分とした親水性成分の混合体を主成分
とするもの、疎水性ポリマーと親水性ポリマーを化学的
に結合させたものを主成分とするもの、疎水性ポリマー
の原料となる疎水性モノマーと親水性ポリマーの原料と
なる親水性モノマーをブロック共重合させたポリマーを
主成分とするもの、等に挙げられるように、疎水性成分
に何らかの形で親水性成分を組み合わせて水系現像液に
分散型の感光性フレキソ版としたタイプのものが特に好
ましい例として挙げられる。
【0014】以下に本発明の感光性樹脂版として特に好
ましく用いられる水現像型感光性樹脂のフレキソ版を例
に取り、本発明の内容をさらに詳しく説明する。
【0015】まず感光性樹脂版について説明する。前に
挙げた、本発明に特に好ましい感光性フレキソ版に用い
られる疎水性ポリマーとしては、例えば、1,4−ポリ
ブタジエン、1,2−ポリブタジエン、アクリロニトリ
ルゴム、ブタジエンアクリロニトリルゴム、クロロプレ
ンゴム、ポリウレタンゴム、ブタジエンスチレンコポリ
マー、スチレン−ブタジエン−スチレンブロックコポリ
マー、スチレン−イソプレン−スチレンブロックコポリ
マー、ポリアミド樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ブタ
ジエン−(メタ)アクリル酸コポリマー、ブタジエン−
(メタ)アクリル酸−アクリルエステルコポリマー、シ
リコンゴム、ポリオキシプロピレングリコール、ポリオ
キシテトラメチレングリコール、等のような版にゴム弾
性を与えるポリマーや、ポリメチル(メタ)アクリレー
ト、ポリエチル(メタ)アクリレート、ポリイソプロピ
ル(メタ)アクリレート、ポリn−ブチル(メタ)アク
リレート等のアクリル樹脂、ポリスチレン、ポリプロピ
レン、ポリエチレン、塩素化ポリエチレン、ポリアクリ
ロニトリル、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニルやこれら
の共重合体、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポ
リアミド樹脂、エポキシ樹脂、等のような版に硬度や安
定性を与えるポリマーを挙げることができ、これらは単
独または必要により複数組み合わせて用いられる。ま
た、これら樹脂類は、モノマーや架橋剤と、またはポリ
マー同志で反応できるように変性することも可能であ
る。
【0016】親水性ポリマーとしては、例えば、ポリ
(メタ)アクリル酸またはその塩類の重合体、(メタ)
アクリル酸またはその塩類−アルキル(メタ)アクリレ
ート共重合体、(メタ)アクリル酸またはその塩類−ス
チレン共重合体、(メタ)アクリル酸またはその塩類−
酢酸ビニル共重合体、(メタ)アクリル酸またはその塩
類−アクリロニトリル共重合体、ポリビニルアルコー
ル、カルボキシメチルセルロース、ポリアクリルアミ
ド、ヒドロキシエチルセルロース、ポリエチレンオキサ
イド、ポリエチレンイミン、−COOM基含有ポリウレ
タン、−COOM基含有ポリウレアウレタン、−COO
M基含有ポリエステル、−COOM基含有エポキシ化合
物、−COOM基含有ポリアミド酸およびこれらの塩類
や誘導体等が挙げられる(なおここに挙げたMは水素原
子、1価の金属原子、2価の金属原子、3価の金属原
子、アンモニウム化合物のいずれかを示す)。また親水
性成分も同様に単独又は複数組み合わせて用いることが
可能であり、必要に応じて変性しても良い。
【0017】感光性樹脂組成物の原料としては、この他
に、ラジカル重合性モノマー、架橋剤、光反応開始剤、
酸化安定剤、重合禁止剤などを必要により前述のポリマ
ー類に添加することができる。
【0018】前記ラジカル重合性モノマーとしては、ス
チレン、ビニルトルエン、クロロスチレン、t−ブチル
スチレン、α−メチルスチレン、アクリロニトリル、ア
クリル酸、メタアクリル酸、メチル(メタ)アクリレー
ト、エチル(メタ)アクリレート、n−プロピル(メ
タ)アクリレート、iso−プロピル(メタ)アクリレ
ート、n−ブチル(メタ)アクリレート、iso−ブチ
ル(メタ)アクリレート、sec−ブチル(メタ)アク
リレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、2−エチ
ルヘキシル(メタ)アクリレート、n−ノニル(メタ)
アクリレート、n−デシル(メタ)アクリレート、ラウ
リル(メタ)アクリレート、n−トリデシル(メタ)ア
クリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、エチレ
ングリコールモノ(メタ)アクリレート、プロピレング
リコールモノ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコ
ールモノ(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコー
ルモノ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコール
モノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコール
モノ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモ
ノメチルエーテルモノ(メタ)アクリレート、ポリプロ
ピレングリコールモノメチルエーテルモノ(メタ)アク
リレート、ポリエチレングリコールモノエチルエーテル
モノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコール
モノエチルエーテルモノ(メタ)アクリレート、n−ブ
トキシエチル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル
(メタ)アクリレート、2−フェノキシプロピル(メ
タ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレー
ト、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、グ
リシジル(メタ)アクリレート、アリル(メタ)アクリ
レート、ベンジル(メタ)アクリレート、トリブロモフ
ェニル(メタ)アクリレート、2,3−ジクロロプロピ
ル(メタ)アクリレート、3−クロロ−2−ヒドロキシ
プロピル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミ
ノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミ
ノエチル(メタ)アクリレート、N−t−ブチルアミノ
エチル(メタ)アクリレート、アクリルアミド、N,N
−ジメチルアクリルアミド、N,N−ジエチルアクリル
アミド、等が挙げられる。
【0019】また架橋剤としては、例えば、エチレング
リコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、ジプロピレングリコールジ(メタ)
アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)ア
クリレート、1,3−ブチレングリコールジ(メタ)ア
クリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アク
リレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレ
ート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレー
ト、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレー
ト、ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、ペ
ンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタ
エリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、グリセロ
ールジ(メタ)アクリレート、グリセロールアリロキシ
ジ(メタ)アクリレート、1,1,1−トリスヒドロキ
シメチルエタンジ(メタ)アクリレート、1,1,1−
トリスヒドロキシメチルエタントリ(メタ)アクリレー
ト、1,1,1−トリスヒドロキシメチルプロパンジ
(メタ)アクリレート、1,1,1−トリスヒドロキシ
メチルプロパントリ(メタ)アクリレート、トリアリル
シアヌレート、トリアリルイソシアヌレート、トリアリ
ルトリメリテート、ジアリルテレフタレート、ジアリル
フタレート、ジビニルベンゼン、ポリウレタン(メタ)
アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリレート等の
ような1分子中に2個以上のラジカル重合性エチレン基
を持つ化合物が挙げられるが、その他に1分子中にエチ
レン基、エポキシ基、イソシアネート基、アミノ基、ヒ
ドロキシル基、カルボキシル基等、反応性の官能基を複
数個持つ化合物も挙げられる。
【0020】このような感光性樹脂組成物の好適な構造
としては、疎水性成分(ポリマー)が粒子状の分散相で
親水性成分(ポリマー)がその周りを取り囲み連続相と
なった構造、疎水性成分(ポリマー)がコアで親水性成
分(ポリマー)がシェルとなったコアシェル粒子をさら
に別の疎水性成分(ポリマー)が連続相となった構造、
親水性成分(ポリマー)が粒子状の分散相となり疎水性
成分(ポリマー)が連続相となった構造、疎水性成分
(ポリマー)と親水性成分(ポリマー)のいずれもが連
続相でお互いに絡み合いモザイク状となった構造、疎水
性成分(ポリマー)と親水性成分(ポリマー)が均一に
相溶した構造、などが挙げられる。これらの場合におい
て連続相は未硬化の状態で架橋されていないことが必要
であるが、粒子状の疎水性成分は未硬化の状態で架橋さ
れていても架橋されていなくてもかまわない。
【0021】感光性樹脂組成物の製造方法としては、エ
マルション重合やサスペンション重合によってやポリマ
ーを粉砕するなどして得られた分散相の成分を単独また
は連続相の成分と共にニーダーや押し出し機で混合後、
成型する方法、疎水性成分と親水性成分とを塊状のまま
ニーダーや押し出し機で混練りし相分離・分散させた
後、成型する方法、疎水性成分と親水性成分とを塊状の
ままニーダーや押し出し機で混練りし均一に相溶させた
後、成型する方法、など様々な方法が用いられる。
【0022】これらの原料、方法を必要に応じて適宜選
択することにより、版に要求される物性および性能に合
わせて感光性樹脂組成物を製造することができる。例え
ば印刷用刷版に要求される物性としては、JIS A
硬度が30〜80度、反発弾性率が10〜60%である
ことが印刷特性上望ましい。
【0023】感光性樹脂組成物は紫外線によって硬化さ
せるが、硬化させる際に使用される紫外線は150〜5
00nmの波長、特に300〜400nmの波長のもの
が有効であり、使用される光源としては低圧水銀灯、高
圧水銀灯、カーボンアーク灯、紫外線蛍光灯、ケミカル
ランプ、キセノンランプ、ジルコニウムランプが望まし
い。
【0024】次に、本発明で特に好ましく用いられる感
光性フレキソ版の現像方法について説明する。前記のよ
うにして得られた感光性樹脂版は上記の光源下で透明画
像を有するネガフィルムをあてて紫外線を照射し画像露
光させた後、感光性樹脂版を平面板または円筒に固定し
て、洗い出し液に浸漬または洗い出し液をシャワー状に
吹き付けながら、必要ならばブラシ等によりこすり、露
光されない非画像部を除去することによって、レリーフ
画像が得られ、一方除去された未硬化の感光性樹脂は乳
濁液あるいは懸濁状溶液となって洗い出し槽中に残る。
このようにして得られた硬化部が凸状となったレリーフ
は、乾燥して、必要に応じて後露光としてさらに紫外線
を照射して、印刷用刷版として用いる。
【0025】ここでの洗い出し液としては、水単独、界
面活性剤水溶液、無機や有機のアルカリや酸や塩の水溶
液、その他水に可溶な化合物の水溶液などが挙げられ
る。洗い出し液に用いられる界面活性剤としては、アニ
オン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、ノニオン系
界面活性剤、両性界面活性剤など幅広く用いることがで
きる。
【0026】具体例を挙げると、アニオン系界面活性剤
ではラウリン酸ソーダやステアリン酸ソーダやオレイン
酸ソーダなどの脂肪族カルボン酸塩類、アビエチン酸ソ
ーダやロジン酸ソーダなどの樹脂石鹸類、ラウリル硫酸
ソーダやラウリル硫酸トリエタノールアミンなどの1級
および2級のアルキル硫酸塩類、ポリオキシエチレンラ
ウリルエーテル硫酸ソーダやポリオキシエチレンラウリ
ルエーテル硫酸トリエタノールアミンなどの1級および
2級のポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩類、
ラウリルベンゼンスルホン酸ソーダやステアリルベンゼ
ンスルホン酸ソーダなどのアルキルベンゼンスルホン酸
塩類、プロピルナフタレンスルホン酸ソーダやブチルナ
フタレンスルホン酸ソーダなどのアルキルナフタレンス
ルホン酸塩類、ポリオキシエチレンラウリルフェニルエ
ーテルスルホン酸ソーダなどのポリオキシエチレンアル
キルフェニルエーテルスルホン酸塩類、硫酸化ひまし油
や硫酸化牛油などの硫酸化油類、硫酸化オレイン酸ブチ
ルなどの硫酸化脂肪酸エステル類、ジオクチルスルホ琥
珀酸ソーダを代表とするアルキルスルホ琥珀酸塩類、α
−オレフィンスルホン酸塩類、ヒドロキシアルカンスル
ホン酸塩類、N−メチル−N−アルキルタウリン塩類、
N−アルキルスルホ琥珀酸モノアミド塩類、脂肪酸モノ
グリセライド硫酸エステル塩類、アルキルジフェニルエ
ーテルジスルホン酸塩類、ラウリルアルコール燐酸モノ
エステルジソーダ塩やラウリルアルコール燐酸ジエステ
ルソーダ塩などのアルキルホスフェートの塩類、ポリオ
キシエチレンラウリルエーテル燐酸モノエステルジソー
ダ塩やポリオキシエチレンラウリルエーテル燐酸ジエス
テルソーダ塩などのポリオキシエチレンアルキルホスフ
ェートの塩類、ナフタレンスルホン酸塩ホルマリン縮合
物類、スチレン−無水マレイン酸共重合体部分鹸化物の
塩類、オレフィン−無水マレイン酸共重合体部分鹸化物
の塩類などが挙げられる。なお、具体例としては主にナ
トリウム塩を挙げたが、カリウム塩、アンモニウム塩、
マグネシウム塩、カルシウム塩なども可能で、特にこれ
らに限定されるものではない。
【0027】カチオン系界面活性剤ではモノステアリル
アンモニウムクロライドやジステアリルアンモニウムク
ロライドやトリステアリルアンモニウムクロライドなど
の1級および2級および3級アミン塩類、ステアリルト
リメチルアンモニウムクロライドやジステアリルジメチ
ルアンモニウムクロライドやステアリルジメチルベンジ
ルアンモニウムクロライドなどの4級アンモニウム塩
類、N−セチルピリジニウムクロライドやN−ステアリ
ルピリジニウムクロライドなどのアルキルピリジニウム
塩類、N,N−ジアルキルモルホリニウム塩類、ポリエ
チレンポリアミドの脂肪酸アミド塩類、アミノエチルエ
タノールアミンとステアリン酸とのアミドの尿素化合物
の酢酸塩類、2−アルキル−1−アルキル−1−ヒドロ
キシエチルイミダゾリニウムクロライドなどが挙げられ
る。なお、具体例としては主にクロライドを挙げたが、
ブロマイド、アルキルサルフェート、アセテートなども
可能で、特にこれらに限定されるものではない。
【0028】ノニオン系界面活性剤では、ポリオキシエ
チレンオレイルエーテルやポリオキシエチレンラウリル
エーテルなどのポリオキシエチレンアルキルエーテル
類、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルやポリ
オキシエチレンオクチルフェニルエーテルなどのポリオ
キシエチレンアルキルフェニルエーテル類、ポリオキシ
エチレンポリオキシプロピレングリコール類、ポリエチ
レングリコールモノステアレートやポリエチレングリコ
ールモノオレートやポリエチレングリコールジラウレー
トなどの脂肪酸とポリエチレングルコールとのモノおよ
びジエステル酸、ソルビタンモノラウレートやソルビタ
ンモノオレートなどの脂肪酸とソルビタンのエステル
類、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレートやポ
リオキシエチレンソルビタンモノステアレートやポリオ
キシエチレンソルビタントリラウレートなどのソルビタ
ンのポリオキシエチレン付加物と脂肪酸とのエステル
類、ソルビットモノパルチミテートやソルビットジラウ
レートなどの脂肪酸とソルビットとのエステル類、ポリ
オキシエチレンソルビットモノステアレートやポリオキ
シエチレンソルビットジオレートなどのソルビットのポ
リオキシエチレン付加物と脂肪酸とのエステル類、ペン
タエリスリトールモノステアレートなどの脂肪酸とペン
タエリスリトールとのエステル類、グリセリンモノラウ
レートなどの脂肪酸とグリセリンとのエステル類、砂糖
およびしょ糖の脂肪酸エステル類、ラウリン酸ジエタノ
ールアミドやラウリン酸モノエタノールアミドなどの脂
肪族アルカノールアミン類、ラウリルジメチルアミンオ
キサイドなどのアミンオキサイド類、ステアリルジエタ
ノールアミンなどの脂肪族アルカノールアミン類、ポリ
オキシエチレンアルキルアミン類、トリエタノールアミ
ン脂肪酸エステル類などが挙げられる。
【0029】両性界面活性剤では、ラウリルアミノプロ
ピオン酸ソーダなどのアミノ酸型両面界面活性剤類、ラ
ウリルジメチルベタインやラウリルジヒドロキシエチル
ベタインなどのカルボキシベタイン型両面界面活性剤
類、ステアリルジメチルスルホエチレンアンモニウムエ
チレンアンモニウムベタインなどのスルホベタイン型両
性界面活性剤類、イミダゾリウムベタイン型両性界面活
性剤類、レシチンなどが挙げられる。
【0030】無機や有機のアルカリや酸や塩、その他水
に可溶な化合物の例としては、水酸化リチウム、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、等の
アルカリや塩類、硫酸、硝酸、燐酸、蟻酸、酢酸、シュ
ウ酸、コハク酸、クエン酸、マレイン酸、パラトルエン
スルホン酸、等の酸や炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリ
ウム、トリポリ燐酸ナトリウム、ピロ燐酸カリウム、珪
酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、塩化ナトリウム、ほう
酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、酢酸マグネシウム、ク
エン酸ナトリウム、琥珀酸ナトリウム等の塩類やベンセ
ンスルホン酸ナトリウム、トルエンスルホン酸ナトリウ
ム、キシレンスルホン酸ナトリウム、スチレンスルホン
酸ナトリウム、フェノール2,4−ジスルホン酸ナトリ
ウム、メチルスルホン酸ナトリウムなどのスルホン酸塩
やアルキル硫酸エステルの塩類、カルボキシメチルセル
ロースやメチルセルロースといった高分子化合物、等が
挙げられる。また、界面活性剤の水溶液にこれらのアル
カリや酸や塩、水に可溶な化合物、その他粘度調整剤、
分散安定剤、凝集剤、ゼオライト、など各種の添加剤を
必要に応じて添加することもできる。
【0031】また、水系の洗い出し液であっても、必要
に応じてエタノール、イソプロパノール、セロソルブ、
グリセリン、ポリエチレングリコール、ジメチルホルム
アミド、ジメチルアセトアミド、アセトンといった水に
溶解する他の有機溶媒を混合することもできる。洗い出
し液のpHは特に限定されるものではないが、作業上の
安全性の面から3〜12の範囲であることが好ましい。
現像時の温度は10〜50℃が好ましい。
【0032】本発明では、このようにして感光性樹脂版
を洗い出した際に生じる、未露光部の樹脂を分散状態で
含んだ洗い出し液をフィルターで濾過し、樹脂により閉
塞したフィルターは、順次、光を照射してフィルターに
付着した樹脂を硬化させた後、樹脂を剥がし取りフィル
ターとして再使用する。
【0033】濾過に用いるフィルターとしては、金網、
ネット、織布、金属や無機物の焼結体、スリット状の加
工物、不織布、多孔質フィルム、など任意のものが用い
られるが、濾過の効率を上げるため、フィルターの孔径
は、洗い出し液中に分散している樹脂粒子の平均粒径よ
り小さいことが望ましい。また、濾過後に付着した樹脂
を剥がす必要があるため、フィルターは表層濾過ができ
るタイプであるものが好ましい。
【0034】このように孔径の小さいフィルターを用い
ると樹脂により比較的早期にフィルターが閉塞してしま
い、フィルターに付着した樹脂を除去する必要がある。
通常、感光性樹脂版に用いられる樹脂は未硬化では樹脂
が柔らかく粘着性を持つため、通常の逆洗方式やスクレ
ーパーで掻き取ることは困難であった。そこで本発明の
方法ではフィルターに付着した未硬化の樹脂に光を照射
することにより硬化させて粘着性をなくし、フィルター
から樹脂を除去しやすいようにしている。照射する光
は、感光性樹脂版を硬化させるときに用いた物と同様
に、150〜500nmの波長、特に300〜400n
mの波長のものが有効であり、使用される光源としては
低圧水銀灯、高圧水銀灯、カーボンアーク灯、紫外線蛍
光灯、ケミカルランプ、キセノンランプ、ジルコニウム
ランプが好ましい。
【0035】このようにして硬化されたフィルターに付
着した樹脂は逆洗やスクレーパー等で剥がし取られ、フ
ィルターは再度濾過に使用される。
【0036】濾過器の形状としては、一般の濾過方法に
あるように、ヌッチェフィルター、カートリッジフィル
ター、バッグフィルター、リーフフィルター、ドラムフ
ィルター、水平ベルトフィルター、遠心濾過器、中空糸
フィルター、等が挙げられるが、濾過器は構造上容易
に、樹脂により閉塞したフィルターに順次光を照射し、
硬化した樹脂を剥がし取れるように工夫されていること
が実際の使用の際に重要である。このため、一方で濾過
しながら他方でスクレーパー等で樹脂を剥がし取る構造
を備えたドラムフィルターや水平ベルトフィルターに光
照射部分を取り付けた構造のもの等が好ましい。
【0037】以上の方法で樹脂が除去された洗い出し液
は、洗い出し液として再利用されるため、洗い出し槽に
戻される。なお、付着した樹脂が光により十分内部まで
硬化するためにはフィルターに付着した樹脂の厚みは薄
い方が好ましく、厚みが2mm以下になるよう洗い出し
液の供給量や濾過の時間等を調整する必要がある。
【0038】また、本発明の洗い出し液の処理は、感光
性樹脂版を複数枚洗い出し後に洗い出し槽から洗い出し
液を抜き出し、全量濾過後に濾過された洗い出し液を洗
い出し槽に供給し再使用するバッチ処理方式でも、洗い
出し中に洗い出し液の一部を抜き出して濾過処理後ただ
ちに洗い出し槽に戻す連続処理方式でも良い。特に大量
の感光性樹脂版を連続で洗い出す必要があるときは、作
業性や洗い出しを停止する必要がないことから連続処理
方式が好ましい。
【0039】さらに、上記に示した本発明の感光性樹脂
版の洗い出し液を処理するための好ましい方法を説明す
るため、本発明で使用しうる感光性樹脂版の洗い出し液
の処理装置を図1および図2の概略図で具体的に示す。
【0040】まず本発明の処理装置を図1に基づいて説
明する。洗い出し槽から送られた未硬化の樹脂を含んだ
洗い出し液11は洗い出し液供給ライン1を通ってタン
ク2に供給される。この洗い出し液11はドラムフィル
ター3で濾過され、ドラムフィルター3の内部に貯まっ
た濾液12はドラムの回転軸から内部に挿入された濾液
抜き出しライン4及び5を通ってポンプ6により洗い出
し槽に再び戻される。またドラムフィルター3の内部は
ポンプ6により外部に対して減圧に保たれている。一
方、このドラムフィルター3はゆっくりと右回りに回転
しており、その回転に合わせてドラムフィルター3の表
面に付着した未硬化の樹脂13は洗い出し液11から引
き上げられ、ランプ7により紫外線を照射して硬化され
る。硬化した樹脂はスクレーパー8によりドラムフィル
ター3から掻き取られ、樹脂受け箱10に貯められる。
さらにドラムが回転することで樹脂が掻き取られたフィ
ルター部はタンク2に浸けられ、濾過が再び行われる。
【0041】次にベルトフィルターを使用した処理装置
を図2に基づいて説明する。洗い出し槽から送られた未
硬化の樹脂を含んだ洗い出し液29は洗い出し液供給ラ
イン15を通って濾過部のベルトフィルター19上に供
給される。ベルトフィルター19により濾過された濾液
30は濾液受け25に貯められた後、ポンプ17により
濾液抜き出しライン16,18を通って洗い出し槽に戻
される。一方、ベルトフィルター19は二つのローラ2
1により凹状に形作られ、駆動ローラ24の回転に応じ
てゆっくりと右方向に移動するようになっており、ベル
トフィルター19上に付着した未硬化の樹脂31はラン
プ26により紫外線を照射して硬化される。硬化した樹
脂はスクレーパー27によりベルトフィルター19から
掻き取られ、樹脂受け箱28に貯められる。さらにベル
トフィルター19が移動することで樹脂が掻き取られた
フィルター部は濾過部に送られ、再び濾過に供される。
なお、図2の処理装置では自然落下により濾過を行う
が、ヘッダーを取り付けることにより減圧又は加圧して
濾過を行うこともできる。
【0042】
【実施例】本発明を以下の実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。
【0043】感光性樹脂版(a)の製造例 ヘキサメチレンジイソシアネート21.8部、ジメチロ
ールプロピオン酸15.4部、ポリテトラメチレングリ
コール7.6部、およびジラウリル酸ジ−n−ブチルス
ズ1.0部をテトラヒドロフラン300部に溶解した溶
液を撹拌機の付いた1リットルフラスコに入れ、撹拌を
続けながら65℃に加熱し3時間反応を続けた。別の容
器で、末端アミノ基含有アクリロニトリル・ブタジエン
オリゴマー55.3部をメチルエチルケトン100部に
溶解して調整した溶液を上記の1リットルフラスコ内に
室温下で撹拌しながら添加した。得られたポリマー溶液
を減圧乾燥してテトラヒドロフラン、メチルエチルケト
ンを除去し、数平均分子量が21000のポリマーを得
た。次に該ポリマー100部をメチルエチルケトン10
0部に溶解した溶液に、水酸化リチウム4.8部をメチ
ルアルコール100部に溶解した溶液を室温下で撹拌し
ながら添加し、さらに30分間撹拌することによって親
水性ポリマーを得た。上記親水性ポリマー10部、疎水
性ポリマーとして塩素化ポリエチレン45部、スチレン
・ブタジエンゴム15部、末端アクリル変性ブタジエン
オリゴマー28.5部、ベンジルジメチルケタール1
部、およびハイドロキノンモノメチルエーテル0.5部
をトルエン40部、水10部に溶解、分散、混練、脱泡
し、得られた混合物をポリエチレンテレフタレートフィ
ルム上にはさんで80℃で15秒プレスし、厚さ3mm
の感光性樹脂版(a)を得た。
【0044】感光性樹脂版(b)の製造例 分子量40000のポリブタジエン100部と無水マレ
イン酸6部とを反応させて得られたマレイン化ポリブタ
ジエンに2−ヒドロキシエチルメタクリレート5部とポ
リオキシエチレンノニルフェニルエーテル9部とジメチ
ルベンジルアミン0.5部、さらに重合禁止剤としてハ
イドロキノン0.2部を加えトルエン中で115℃で2
時間反応させた。反応後トリエタノールアミンで中和
し、溶媒を留去して樹脂を得た。得られた樹脂の100
部とメチルメタクリレート15部とエチレングリコール
ジメタクリレート1部とを混合した後イオン交換水40
0部およびメタノール30部を加え撹拌して乳化させた
後、さらに過硫酸アンモン1部を加え80℃で乳化重合
させた。4時間後、5%塩化カルシウム水溶液を徐々に
加え粒子を沈澱させ、濾過し水で洗浄後、減圧乾燥して
平均粒径0.2μmの水不溶性粒子を得た。このように
して得られた粒子60部、メタクリル酸6部、プロピレ
ングリコールモノメチルモノアクリレート10部、ポリ
エチレングリコールジアクリレート5部、トリメチロー
ルプロパントリアクリレート4部、2,2−ジメトキシ
−2−フェニルアセトフェノン2部、ポリエチレングリ
コールノニルフェニルエーテル7部を2軸混合ニーダー
により均一に混合し、得られた混合物をポリエチレンテ
レフタレートフィルム上にはさんで80℃で15秒プレ
スし、厚さ3mmの感光性樹脂版(b)を得た。
【0045】感光性樹脂版(c)の製造例 2−エチルヘキシルアクリレート500部、アリルメタ
クリレート6部、1,6−ヘキサンジオールジアクリレ
ート6.5部を0.5%ドデシルベンゼンスルホン酸ソ
ーダのイオン交換水の水溶液1000ml中で過硫酸ア
ンモニウムを用いて乳化重合(温度80〜90℃)さ
せ、得られたエマルションにさらに0.5%ドデシルベ
ンゼンスルホン酸ソーダのイオン交換水の水溶液100
0mlとt−ブチルパービバレート3部を加え、窒素置
換後、これにn−ブチルアクリレート150部とメタク
リル酸33部の混合物を滴下しながら70℃で反応させ
た。反応の4時間後、5%塩化カルシウム水溶液を徐々
に加え粒子を沈澱させ、濾過し、水で洗浄後、減圧乾燥
して平均粒径0.15μmのゴム状の水不溶性粒子の凝
集物を得た。この凝集物100部に2,2−ジメトキシ
−2−フェニルアセトフェノン3部、トリメチロールプ
ロパンエトキシトリアクリレート30部を加え、2軸混
合ニーダーにより均一に混合し、得られた混合物をポリ
エチレンテレフタレートフィルム上にはさんで80℃で
15秒プレスし、厚さ3mmの感光性樹脂版(c)を得
た。
【0046】感光性樹脂版(d)の製造例 スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体50
部、メタクリル酸−アクリロニトリル−ブタジエン共重
合体50部、ジステアリルフマレート20部、フェニル
マレイミド3部、ベンジルジメチルケタール3部、ハイ
ドロキノンモノメチルエーテル0.5部を2軸混合ニー
ダーにより均一に混練し、得られた混合物をポリエチレ
ンテレフタレートフィルム上にはさんで80℃で15秒
プレスし、厚さ3mmの感光性樹脂版(d)を得た。
【0047】感光性樹脂版(e)の製造例 メタクリル酸−イソプレン−メタクリル酸ブロック共重
合体(メタクリル酸/イソプレン=1/4(モル比))
100部をテトラヒドロフラン600部に溶解させ、こ
れに水酸化ナトリウム13部をメタノール50部に溶解
したものを加え室温で30分間撹拌した。減圧下で溶媒
を除去し得られた樹脂の40部、ヘキサンジオールジア
クリレート10部、ベンジルジメチルケタール1部、お
よびハイドロキノンモノメチルエーテル0.5部を2軸
混合ニーダーにより均一に混練し、得られた混合物をポ
リエチレンテレフタレートフィルム上にはさんで80℃
で15秒プレスし、厚さ3mmの感光性樹脂版(e)を
得た。
【0048】実施例 1〜8および比較例 1〜6 感光性樹脂版(a)〜(e)の製造例のように製造され
た感光性樹脂版をA2の大きさに切り、各線幅の細線や
ベタ部などを有する適当なネガフィルム(露光部50
%)を密着させ、照度25W/m2 の水銀灯で、5分間
照射を行いパターンを焼き付けた。ネガフィルムを除い
た後、表1に示した各種の洗い出し液中(70リット
ル)で40℃でレリーフ深度が約1mmになるようにナ
イロンブラシこすりによる現像を行った。洗い出しは3
0分に1枚の割合で行い、合計10枚洗い出した。洗い
出し液の処理は、洗い出し中、常に洗い出し槽から一定
量抜き出し、図2に示したような装置で、濾液受けをベ
ルトフィルター背面に密着させ、間欠式に減圧濾過した
(大気圧との差400mmHg)。光源として50W/
2 の水銀灯を用いた。ベルトフィルターにはポリエス
テルの布にポリテトラフルオロエチレンの多孔質フィル
ムをラミネートしたものを用い(濾過部面積80cm×
120cm)、濾過された洗い出し液は直ちに洗い出し
槽に戻した。洗い出し層から30分毎に洗い出し液をサ
ンプリングし、洗い出し液中の固形分濃度を測定した。
【0049】測定結果を表1と図3および図4にまとめ
て示す。なお、ここで樹脂濃度とあるのは洗い出し液中
の感光性樹脂版から流出した樹脂の濃度で、洗い出し液
の固形分濃度から、初期の未使用洗い出し液の固形分濃
度を引いた値である。また、表1中に移動速度とあるの
は減圧濾過中にフィルターの移動が停止している時間も
含めての速度である。表1と図3および図4から明らか
なように実施例1〜8では10枚洗い出し後さらに洗い
出しを続けても洗い出し液の樹脂濃度は低濃度で一定に
保たれると予測されるが、比較例1〜6では樹脂濃度は
さらに増加していくと予測される。
【0050】
【表1】
【0051】
【発明の効果】本発明の処理方法及び処理装置によれ
ば、露光部の樹脂を含む感光性樹脂版の洗い出し液を処
理して、洗い出し液中の樹脂を除去し、濾液は洗い出し
液として再使用することにより、常に洗い出し液中の樹
脂濃度を一定以下に保ち、安定して長期間、多数枚の感
光性樹脂版の洗い出し作業が可能である。また、洗い出
し液を廃棄する必要がないため、コスト的にも有利で、
無公害であり、地域環境保全に大きく貢献することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の感光性樹脂版の洗い出し液の処理装置
の一例の概略図である。
【図2】本発明の感光性樹脂版の洗い出し液の処理装置
の一例の概略図である。
【図3】洗い出し枚数あたりの樹脂濃度を示す図であ
る。
【図4】洗い出し枚数あたりの樹脂濃度を示す図であ
る。
【符号の説明】
1,15 洗い出し液供給ライン 2 タンク 3 ドラムフィルター 4,5,16,18 濾液抜き出しライン 6,17 ポンプ 7,26 ランプ 8,27 スクレーパー 9 シールド 10,28 樹脂受け箱 11,29 洗い出し液 12,30 濾液 13,31 付着樹脂 14,32 掻き取られた樹脂 19 ベルトフィルター 20,21 ローラー 22 スクレーパーバックローラー 23 テンションローラー 24 駆動ローラー 25 濾液受け

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光性樹脂版を露光後、洗い出し液中に
    浸漬しながら未露光部をこすり出して現像する方法で発
    生する、樹脂を含んだ洗い出し液を処理する方法におい
    て、樹脂を含んだ洗い出し液をフィルターで濾過し、そ
    の濾液を洗い出し液として再使用し、一方樹脂により閉
    塞したフィルターは、順次、光を照射してフィルターに
    付着した樹脂を硬化させた後、樹脂を剥がし取って再使
    用することを特徴とする感光性樹脂版の洗い出し液の処
    理方法。
  2. 【請求項2】 感光性樹脂版の洗い出し液をフィルター
    で濾過することにより樹脂を除去し、濾液を洗い出し液
    として再使用する感光性樹脂版の洗い出し液の処理装置
    において、樹脂を硬化させるための光照射部と、硬化し
    た樹脂の剥がし取り部と、を設けたことを特徴とする感
    光性樹脂版の洗い出し液の処理装置。
JP6156814A 1994-06-14 1994-06-14 感光性樹脂版の洗い出し液の処理方法および処理装置 Pending JPH07333861A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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