JPH0733488Y2 - 画像データ処理装置 - Google Patents

画像データ処理装置

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JPH0733488Y2
JPH0733488Y2 JP1987157758U JP15775887U JPH0733488Y2 JP H0733488 Y2 JPH0733488 Y2 JP H0733488Y2 JP 1987157758 U JP1987157758 U JP 1987157758U JP 15775887 U JP15775887 U JP 15775887U JP H0733488 Y2 JPH0733488 Y2 JP H0733488Y2
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幹雄 柳川
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Casio Computer Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] 本考案は、例えば装置本体を手動により移動させること
で、原稿上の画像データを読取りプリントする画像デー
タ処理装置に関する。
[従来技術とその問題点] 最近、小型の複写装置として、原稿面上に直接装置本体
を載せ、被読取り面上を自動(モータ等)あるいは手動
で移動させることにより、その面に描かれた画像データ
を読取るようにしたものが考えられている。すなわち、
この複写装置は、原稿面より読取った画像データを画像
データメモリに記憶し、この後、装置本体の記録紙面上
での移動に応じて上記メモリに記憶された画像データを
読出し、内蔵の熱転写プリンタ等により複写プリントす
るものである。
しかしながら、上記画像データメモリには、複数回の走
査移動により別々に読取った画像データも連続して記憶
されるため、例えば一旦読込んだメモリ内の所望の画像
データのみを選択的に消去することは困難である。
[考案の目的] 本考案は上記のような問題点に鑑みなされたもので、複
数回走査により分けて読取った画像データの所望の画像
データのみを選択的に消去することが可能となる画像デ
ータ処理装置を提供することを目的とする。
[考案の要点] すなわち本考案に係わる画像データ処理装置は、原稿面
走査により読取り記憶した画像データを任意に区切る区
切り手段と、この区切り手段により区切られた各画像デ
ータ毎に上記記憶画像データを消去する記憶データ制御
手段とを備えて構成したものである。
[考案の実施例] 以下この考案の一実施例を図面を参照して説明する。
この実施例の小型複写装置は第1図および第2図に示す
ような外観のもので、図中1は縦長箱状をなす手で把持
できる大きさの装置本体である。この装置本体1の前面
には、その中央部に動作開始スイッチ2が設けられると
ともに、上端側および下端側に、拡大プリント指定キー
3、リセット/クリアキー4、エンドキー91、サーチキ
ー92、クリアキー93および読取り巾指定スイッチ5が設
けられており、装置本体1の背面には、電源スイッチを
兼ねるモード切換スイッチ6と、電源ON表示用LED(発
光ダイオード)7a、メモリ残量が所定量以下となったと
きに点灯するメモリ残量表示用LED7bと、印字装置の移
動速度が速すぎる場合に点灯する速度警告用LED7cが設
けられている。また、装置本体1の一側面には、印字濃
度調節つまみ8が設けられている。
この小型複写装置の構成を説明すると、この小型複写装
置は、第3図に示すように、装置本体1を構成するフロ
ントケースブロックAおよびリヤケースブロックBと、
装置本体1内に設けられるシャーシブロックCとからな
っている。
フロントケースブロックAについて説明すると、このフ
ロントケースブロックAは、第3図および第6図に示す
ように、装置本体1の前面側を構成するフロントケース
1aの前面に、動作開始スイッチ2、拡大プリント指定キ
ー3、リセット/クリアキー4、エンドキー91、サーチ
キー92、クリアキー93および読取り巾指定スイッチ5と
を設けるとともに、フロントケース1aの一側面に印字濃
度調節つまみ8を設けたものである。上記動作開始スイ
ッチ2は、フロントケース1aの表面に設けた大面積のス
イッチ釦2aと、このスイッチ釦2aの中央部に対向させて
フロントケース1aの内面に取付けたスイッチ基板2bとか
らなっており、スイッチ釦2aはフロントケース1aに設け
た開口部に押込み可能に嵌合されるとともに、その裏面
にスイッチ基板2bとの間に設けたゴム部材9によってケ
ース表面側に押圧されている。この動作開始スイッチ2
は、スイッチ釦2aの押圧操作によってONされるもので、
スイッチ釦2aを押圧すると、このスイッチ釦2aがゴム部
材9を弾性変形させながら押込まれ、このスイッチ釦2a
の裏面中央部に形成されている可動接点10aがスイッチ
基板2b面の固定接点10bに接触して動作開始スイッチ2
がONされる。また、上記拡大プリント指定キー3、リセ
ット/クリアキー4、エンドキー91、サーチキー92及び
クリアキー93は、フロントケース1aに押込み可能に嵌合
されたキー釦3a,4a,91a,92a,93aと、この各キー釦3a,4
a,91a,92a,93aに対向させてフロントケース1aの内面に
取付けたキー接点基板11とからなっており、これら各キ
ー3,4,91,92,93は、そのキー釦3a,4a,91a,92a,93aを押
圧してキー接点基板11に接触させることによってONされ
る。一方、読取り巾指定スイッチ5はスライドスイッチ
とされている。この読取り巾指定スイッチ5は、フロン
トケース1aの表面に横方向にスライド可能に設けられた
スライド操作つまみ5aと、この操作つまみ5aのスライド
領域に対向させてフロントケース1aの内面に取付けたス
イッチ基板5bとからなっており、スイッチ基板5b面には
操作つまみ5aのスライド方向に沿わせて多数の固定接点
が形成され、操作つまみ5aにはスイッチ基板5b面を摺動
して前記固定接点に選択的に接触する可動接点が形成さ
れている。また、第3図および第6図において、12はフ
ロントケース1a内に設けられた制御ユニットである。こ
の制御ユニット12は、回路基板12aに複数のLSIチップ13
を取付けて構成されており、上記スイッチ基板2b,5bお
よびキー接点基板11は図示しないリード線によって制御
回路ユニット12に接続されている。なお、図示しない
が、上記回路基板12aには、上記印字濃度調節つまみ8
を有する印字濃度調節用ボリュームが取付けられてお
り、印字濃度調節つまみ8の一側部はフロントケース1a
の側面に突出されている。また、14aはフロントケース1
a内の下端部にその一側に近接させて設けられた第1主
接紙ローラであり、この第1主接紙ローラ14aは、その
下部がフロントケース1a下に僅かに突出する状態でフロ
ントケース1aに回転可能に軸支されている。さらにフロ
ントケース1aの下端には内方に張出す水平張出し板15が
形成されており、この張出し板15上には、原稿面を照明
する横長なLDEアレイ16と、複写装置を原稿または外部
記録紙上に置いたときにこれを検知する紙面検知スイッ
チ17が設けられている。この紙面検知スイッチ17は作動
ピン17aを備えたマイクロスイッチとされている。この
作動ピン17aは、常時はばね力によりフロントケース1a
の下方に突出する状態に押圧されており、複写装置を原
稿または外部記録紙上に置いたときに紙面に当接して押
上げられるもので、紙面検知スイッチ17は作動ピン17a
の押上げによってONするようになっている。
一方、リヤケースブロックBは、第3図および第6図に
示すように、装置本体1の背面側を構成するリヤケース
1bに、電源スイッチを兼ねるモード切換スイッチ6と、
電源ON表示用、メモリ残量表示用および速度警告用の各
LED7a,7b,7cを設けたものである。上記モード切換スイ
ッチ6はスライドスイッチとされている。このモード切
換スイッチ6は、リヤケース1bの表面に横方向にスライ
ド可能に設けられたスライド操作つまみ6aと、この操作
つまみ6aに対向させてリヤケース1bの肉厚内に取付けら
れたスイッチ基板6bとからなっており、スイッチ基板6b
面には操作つまみ6aのスライド方向に沿わせて複数の固
定接点が形成され、操作つまみ6aにはスイッチ基板6b面
を摺動して前記各固定接点に接触する可動接点が形成さ
れている。この操作つまみ6aは、第2図に示したPポジ
ション(プリントモード切換ポジション)と、Rポジシ
ョン(読取りモード切換ポジション)と、OFFポジショ
ンと、Eポジション(インクリボンカセット70のイジェ
クトポジション)とにスライド移動されるもので、モー
ド切換スイッチ6は、操作つまみ6aがOFFポジションに
あるときは電源をOFFさせている状態にあり、操作つま
み6aがプリントモード切換ポジションPまたは読取りモ
ード切換ポジションRにスライドさせたときに、電源を
ONさせるとともに複写装置をプリントモードまたは読取
りモードに切換えるようになっている。なお、このモー
ド切換スイッチ6のスイッチ基板6bは、図示しないリー
ド線によってフロントケースブロックAの制御ユニット
12に接続されている。また、第3図および第6図におい
て、18はリヤケースブロックBの下端部に設けられた補
助ローラユニットである。この補助ローラユニット18
は、リヤケース1b内に上下摺動可能に設けられた昇降プ
レート19に、左右一対の補助接紙ローラ18a,18bを取付
けたもので、補助接紙ローラ18a,18bは、昇降プレート1
9の両側部に両端を支承させた水平ローラ軸20に取付け
られている。この補助ローラユニット18は、前記モード
切換スイッチ6の操作つまみ6aのスライド動作に連動し
て上下動されるようになっている。すなわち、第3図に
おいて、21は上記昇降プレート19に形成された左右一対
のカム溝であり、この各カム溝21は、その両端側に高低
差をもつ下段側水平溝部21aと上段側水平溝部21bを形成
し、中央部に上記両水平溝部21a,21bをつなぐ傾斜溝部2
1cを形成するとともに、上段側水平溝部21bの終端に、
上方に立上がる垂直溝部21dを形成した形状とされてい
る。この各カム溝21には、前記操作つまみ6aに固定した
一対のカム溝係合ピン22がそれぞれ摺動可能に係合され
ている。このカム溝係合ピン22は、操作つまみ6aのスラ
イド移動によってカム溝21内を摺動移動するもので、こ
のカム溝係合ピン22は、モード切換スイッチ6の操作つ
まみ6aがプリントモード切換ポジションPにあるときは
カム溝21の下段側水平溝部21aに位置しており、操作つ
まみ6aを読取りモード切換ポジションRに移動させたと
きは傾斜溝部21cを通って昇降プレート19を下降させな
がら上段側水平溝部21bの始端に移動し、操作つまみ6a
をOFFポジションに移動させたときに上段側水平溝部21b
の中間に移動し、さらに操作つまみ6aをイジェクトポジ
ションEに移動させたときは上段側水平溝部21bの終端
つまり垂直溝部21d下に移動する。つまり、上記補助ロ
ーラユニット18は、モード切換スイッチ6をプリントモ
ード切換ポジションPに切換えたときに上昇され、モー
ド切換スイッチ6を読取りモード切換ポジションRに切
換えたときに下降されるもので、この補助ローラユニッ
ト18は、プリントモードでは補助接紙ローラ18a,18bの
下端がリヤケース1b下に前記第1主接紙ローラ14aの下
端とほぼ同一レベルに突出する位置にあり、読取りモー
ドでは補助接紙ローラ18a,18bの下端が第1主接紙ロー
ラ14aよりも下方に突出する位置にくる。また、この補
助ローラユニット18は、モード切換スイッチ6をOFFポ
ジションおよびイジェクトポジションEに切換えたとき
も読取りモードのときと同じレベルにあるが、イジェク
トポジションEに切換えると、カム溝係合ピン22がカム
溝21の垂直溝部21d下にきてこの垂直溝部21dに入り込め
る状態となるために、この状態では補助ローラユニット
18をさらに下方に引下げることができる。なお、このと
きの補助ローラユニット18の引下げおよび元位置への復
帰は手動によって行なわれる。
次に、シャーシブロックCについて説明する。このシャ
ーシブロックCは、上記フロントケースブロックAとリ
ヤケースブロックBとを組合わせて構成される装置本体
1内に収納されるもので、このシャーシブロックCは次
のような構成となっている。すなわち、第3図〜第7図
において、23は装置本体1内にその一側面に沿わせて垂
直に設けられるシャーシであり、このシャーシ23の下端
部には、第2主接紙ローラ14bが回転可能に軸支されて
いる。この第2主接紙ローラ14bは、前記フロントケー
スブロックAに設けた第1主接紙ローラ14aと対をなす
もので、この第2主接紙ローラ14bは第1主接紙ローラ1
4aと同一レベルに設けられており、装置本体1は、上記
2つの主接紙ローラ14a,14bとリヤケースブロックBの
2つの補助接紙ローラ18a,18bとの4個の接紙ローラを
介して原稿または記録紙上に接触されてその紙面上を走
査移動される。24はシャーシ23の下端側外面に設けられ
た走査移動量検出用メインエンコーダユニットである。
このメインエンコーダユニット24は、上記第2主接紙ロ
ーラ14bの回転によって装置本体1の走査移動量を検出
するもので、このメインエンコーダユニット24は、シャ
ーシ23に固定した支軸25に回転可能に軸支された回転円
板26と、この回転円板6の回転量を検出する回転量検出
器27とからなっており、上記回転円板26はその外周部に
全周にわたって多数のスリット26aを一定間隔で設けた
ものとされている。また回転量検出器27は、回転円板26
の外周部をその両面側からかかえるコ字状のものであ
り、この回転量検出器27には、発光ダイオード等の発光
素子とフォトトランジスタ等の受光素子(いずれも図示
せず)が回転円板26をはさんで対向するように設けられ
ている。この回転量検出器27はシャーシ23に固定されて
いる。上記回転円板26は第2主接紙ローラ14bの回転に
より回転伝達ベルト28を介して回転されるもので、この
回転伝達ベルト28は第2主接紙ローラ14bおよび回転円
板26とそれぞれ一体回転するプーリ29a,29bに巻き掛け
られている。つまり上記メインエンコーダユニット24
は、第2主接紙ローラ14bの回転によって回転される回
転円板26の回転量つまり装置本体1の走査移動量を回転
量検出器27によって検出するものであり、回転量検出器
27は、発光素子からの光が回転円板26のスリット26aを
通って受光素子に受光されたときにパルス信号を出力す
るようになっている。30はシャーシ23の下端側に取付け
られた印字ヘッドユニットである。この印字ヘッドユニ
ット30は、ヘッド支持フレーム31と、サーマル印字ヘッ
ド32と、この印字ヘッド32を下方に押圧する左右一対の
押しばね(コイルばね)33とからなっている。ヘッド支
持フレーム31は、印字ヘッド32の背面に対向する垂直な
背面板部31aおよびその上縁から前方に張出す水平な上
面板部31bと、これらの先端に形成された垂直な端板部3
1cとからなっており、このヘッド支持フレーム31はその
基端をシャーシ23に固定して片持ち支持されている。ま
た、このヘッド支持フレーム31の端板部31cとシャーシ2
3の下端側には、互いに正対させて印字ヘッド支持軸34
a,34bがそれぞれ水平に固定されている。この印字ヘッ
ド支持軸34a,34は、印字ヘッド32の両側面に形成した縦
長の長溝35内に摺動可能に嵌挿されており、印字ヘッド
32はこの印字ヘッド支持軸34a,34bに、前後方向に傾動
可能にかつ長溝35の長さの範囲内で上下動可能に支持さ
れている。また、上記一対の押しばね33は同じばね力の
ものとされており、この各押しばね33は、ヘッド支持フ
レーム31の上面板部31bと印字ヘッド32の上端面との間
に介在されて印字ヘッド32を下方に押圧している。この
各押しばね33は、印字ヘッド32を適度な接触圧で記録紙
面に接触させるためのもので、印字ヘッド32は、長溝35
の長さの範囲内で上下動しながら記録紙面に常に一定の
接触圧で接触するとともに、装置本体1が記録紙面に対
して垂直に立った姿勢にあるときはもちろん、装置本体
1が左右に傾いた場合にも、長溝35の長さの範囲内で左
右方向にローリングして常に記録紙面にフラットに接触
するようになっている。また、36および37は印字ヘッド
32の前後方向の傾き角を調整するための板ばねおよびヘ
ッド傾角調整ねじであり、板ばね36は、ヘッド支持フレ
ーム31の背面板部31aに取付けられて印字ヘッド支持軸3
4a,34bより下側において印字ヘッド32の背面に摺動可能
に弾接し、ヘッド傾角調整ねじ37は、ヘッド支持フレー
ム31の背面板部31aに螺合挿通されて印字ヘッド支持軸3
4a,34bより上側において印字ヘッド32の背面に摺動可能
に当接している。このヘッド傾角調整ねじ37は、印字ヘ
ッド32の前後方向の傾き角つまり記録紙に対する接触角
を調整する際にドライバによって回されるもので、この
ヘッド傾角調整ねじ37をねじ込み方向に回すと、印字ヘ
ッド32が板ばね36のばね力に抗して前面側に倒れる方向
に傾動し、ヘッド傾角調整ねじ37を抜き出し方向に回す
と、印字ヘッド32が板ばね36のばね力によって背面側に
倒れる方向に傾動するから、印字ヘッド32の記録紙に対
する接触角を最適な状態に調整することができる。38は
リヤケース1bにヘッド傾角調整ねじ37と対向させた設け
られたドライバ挿入孔38であり、ヘッド傾角の調整は、
上記ドライバ挿入孔38からドライバを挿入してヘッド傾
角調整ねじ37を回すことによって装置本体1の外部から
行われる。なお、このヘッド傾角の調整は装置本体1内
からインクリボンカセット70を抜き出し状態で行なわれ
る。
一方、第3図〜第7図において、39は装置本体1内に装
填されるインクリボンカセット70のインクリボン81をプ
リント動作に応じて巻取るインクリボン巻取りユニット
であり、このインクリボン巻取りユニット39は、インク
リボンカセット70の巻取側スプール73を巻取り方向に回
転させるインクリボン巻取軸40とこのインクリボン巻取
軸40の駆動モータ41からなっている。上記インクリボン
巻取軸40は、インクリボンカセット70の巻取側スプール
73に嵌入係合するもので、このインクリボン巻取軸40
は、中心軸40aに、外周に軸方向に沿うスプール係合凸
条を形成した外軸40bを嵌合固定した構造となってい
る。このインクリボン巻取軸40はその中心軸40aの基端
を上記シャーシ23に回転可能に片持ち支承されて水平に
シャーシ23に支持されている。また、巻取軸駆動モータ
41は、インクリボン巻取軸40の上方に位置させてシャー
シ23に形成したモータ収納部42内に固定されており、そ
のモータ軸41aはシャーシ23を貫通させてその外面に突
出されている。そしてこのモータ軸41aの先端には、巻
取軸駆動ギヤ43が固定されており、この駆動ギヤ43はシ
ャーシ23に軸支した第1中間ギヤ44および第2中間ギヤ
45を介してインクリボン巻取軸40の軸端に固定した受動
ギヤ46と噛合されている。また、47は巻取軸駆動モータ
41の回転数からインクリボン巻取軸40の回転速度つまり
インクリボン81の巻取り速度を検出する目的で設けられ
たモータ回転検出用エンコーダユニット(以下モータエ
ンコーダユニットという)であり、このモータエンコー
ダユニット47は、モータ軸41aに固定された外周部の1
か所にスリット48aを有する回転円板48と、シャーシ23
に固定された回転検出器49とからなっている。上記回転
数検出器49は、前述した走査移動量検出用メインエンコ
ーダユニット24の回転量検出器27と同様に、発光素子と
受光素子(いずれも図示せず)とを回転円板49をはさん
で対向するように設けたものであり、この回転検出器49
は、回転円板48が1回転するごとに、つまり発光素子か
らの光が回転円板48のスリット48aを通って受光素子に
受光されたときにパルス信号を出力する。また、50はイ
ンクリボンカセット70の供給側スプール74に嵌入係合す
る供給側スプール係合軸であり、このスプール係合軸50
は上記インクリボン巻取軸40の下方に水平に設けられて
いる。このスプール係合軸50は、外周に軸方向に沿うス
プール係合凸条を形成した中空軸とされており、シャー
シ23に片持ち支持させた固定軸51に回転および軸方向に
摺動可能に嵌装されている。52はスプール係合軸50内に
挿入されたコイルばねからなるブレーキばね、53は上記
固定軸にその軸方向に摺動可能に嵌合されてスプール係
合軸50の先端部内面に摩擦接触するブレーキ部材であ
り、ブレーキばね52の一端はシャーシ23に受止められ、
他端はブレーキ部材53に弾接されてこのブレーキ部材53
をスプール係合軸50の先端部内面に押付けている。すな
わち、このブレーキばね52およびブレーキ部材53は、イ
ンクリボンカセット70の供給側スプール74に嵌入係合し
てこの供給側スプール74と一体回転するスプール係合軸
50の回転を制動するもので、スプール係合軸50は、巻取
軸スプール73へのインクリボン81の巻取りにともなって
リボン繰出し方向に回転する供給側スプール74に回転抵
抗をかけて、インクリボン81にバックテンションを与え
るようになっている。また、上記ブレーキばね52は、供
給側スプール係合軸50をその先端方向に押出す作用もも
っており、したがって上記スプール係合軸50は、インク
リボンカセット70が装置本体1内に装填されていないと
きは第4図に示すように先端方向に押出されている。
また、54は原稿面の画像を読取る読取りユニットであ
り、この読取りユニット54もシャーシ23に取付けられて
いる。この読取りユニット54において、55はシャーシ23
にそのモータ収納部42から前方に張出すように取付けら
れる横長基台であり、この基台55上には横長な読取り部
回転基板56が設けられており、この回転基板56の下面に
は、基台55の長さ方向中央部に設けた読取り用開口58と
対向させて、CCD等の一次元イメージセンサ57が受光面
を下に向けて取付けられている。このイメージセンサ57
は、その画素列の方向が装置本体1の走査移動方向と直
交するようにして、回路基板56の長さ方向に沿わせて取
付けられている。また基台55の下面には、前記読取り用
開口58と対向させてレンズ筒59が取付けられており、こ
のレンズ筒59内には、LEDアレイ16により照明される原
稿面からの反射光をイメージセンサ57の受光面に結像さ
せる結像レンズ60が設けられている。上記読取り部回路
基板56は、基台55の両端に突出形成した基板支持部55a
上に基板両端部を摺動可能に支持されて、基板巾方向
(イメージセンサ57の画素列方向と直交する方向)に横
移動可能に設けられており、イメージセンサ57は、この
回路基板56を横移動させることによって、画素列が結像
レンズ60の光軸と一致する状態に位置調整されるように
なっている。
また、第3図および第6図において、65はシャーシ23の
上端部に設けられた電源ユニットであり、この電源ユニ
ット65は、シャーシ23の上端部に形成した電池収納部66
内に電源電池67を収納して構成されている。
すなわち、上記センタブロックCは、第2主接紙ローラ
14bと、回転円板26および回転量検出器27と前記第2主
接紙ローラ14bの回転を回転円板26に伝達する機構を備
えたメインエンコーダユニット24と、印字ヘッド32およ
びその押しばね33とヘッド傾角調整機構を備えた印字ヘ
ッドユニット30と、インクリボン巻取軸40とその駆動モ
ータ41およびモータエンコーダユニット47を備えたイン
クリボン巻取りユニット39と、回転制動機構を備えた供
給側スプール係合軸50と、イメージセンサ57および結像
レンズ60とイメージセンサ57の位置調整機構を備えた読
取りユニット54と、電源ユニット65とを、全てシャーシ
23に設けたものである。
そして、複写装置は、上記センタブロックCをその第2
主接紙ローラ14bがフロントケースブロックA側の第1
主接紙ローラ14aと同一レベルにくるように位置決めし
てリヤケース1b内に収納し、センタブロックCをそのシ
ャーシ23をリヤケース1bにビス止めしてリヤケースブロ
ックBに取付けるとともに、このリヤケースブロックB
にフロントケースブロックAを接合してリヤケース1bと
フロントケース1aとを嵌め合せることによって組立てら
れる。
次に、上記複写装置に使用されるインクリボンカセット
70について説明すると、第5図〜第7図において、71は
下端面が開放する縦長箱状のカセットケースであり、こ
のカセットケース71は、装置本体1の下端とモータ収納
部42との間に収まる高さで、かつ装置本体1内のリヤケ
ース1b側にイメージセンサ57の読取り視野を遮らないよ
うに収まる厚さのものとされている。このカセットケー
ス71の一側面には、その下端側に装置本体1の印字ヘッ
ドユニット30をカセットケース71内に入り込ませるため
の縦長切欠部72が形成されている。このカセットケース
71内には、その上端側と中間部とに、装置本体1のイン
クリボン巻取軸40および供給側スプール係合軸50にそれ
ぞれ嵌合する巻取側スプール73および供給側スプール74
とが水平に設けられている。この両スプール73,74は、
内周面に軸方向に沿わせてインクリボン巻取軸40および
供給側スプール係合軸50のスプール係合凸条と噛合う係
合溝を形成した中空軸からなっており、この両スプール
73,74は、その一端をカセットケース71の一側面に設け
た軸受孔(図示せず)に嵌挿するとともに、他端をカセ
ットケース71の他側内面に形成した軸受筒77,78に挿入
して回転可能に支持されている。また、カセットケース
71の下端開放部の前後縁には、一対のリボンガイド軸79
a,79bが水平に設けられている。そして、供給側スプー
ル74に巻付けられている熱転写インクリボン81は、上記
リボンガイド軸79a,79bで案内されてケース下端の開放
部を通され、巻取側スプール73に巻付けられている。な
お、82はカセットケース71内に設けられたリボン案内軸
である。また、上記供給側スプール74の内部には、第5
図に示すように、供給側スプール74を供給側スプール係
合軸50に完全に嵌合させたときにこのスプール係合軸50
の軸端に当接してスプール係合軸50をその基端方向に押
す押込み段部83が形成されている。
一方、前記装置本体1の側面には、第3図に示すよう
に、フロントケース1aおよびリヤケース1bの側面を切欠
して形成されたカセット装填口1cが開口されており、こ
のカセット装填口1cには開閉蓋1dが設けられている。こ
の開閉蓋1dは、その一側縁を、カセット装填口1cのフロ
ントケース1a側の側縁部にヒンジ部68により軸支して、
フロントケース1aに開閉可能に取付けられている。ま
た、開閉蓋1dの他側縁部の内面には、開閉蓋1dを閉じた
状態にロックするためのフック部材69aが設けられてお
り、カセット装填口1cのリヤケース1b側の側縁部には、
上記フック部材69aを掛止するロック突起69bが突設され
ている。上記フック部材69aは、開閉蓋1dの外面に上下
方向にスライド可能に設けたロックつまみ(図示せず)
のスライド操作により上下動されるもので、開閉蓋1dを
閉じた状態でロックつまみを下方にスライドさせると、
フック部材69aが上方からロック突起69bに係合して開閉
蓋1dをロックし、またロックつまみを上方にスライドさ
せると、フック部材69aがロック突起69bの上方に離脱し
て開閉蓋1dのロックが解除される。
そして、前記インクリボンカセット70は、上記開閉蓋1d
を開いてカセット装填口1cから装置本体1内に挿入装填
される。このインクリボンカセット70は、切欠部72が形
成されている側面側から、上記切欠部72を装置本体1内
の印字ヘッドユニット30に合せ、かつ巻取側スプール73
および供給側スプール74の露出端を装置本体1内のイン
クリボン巻取軸40および供給側スプール係合軸50に対向
させて挿入されるもので、インクリボンカセット70を装
置本体1内に挿入すると、第5図および第6図に示すよ
うに、印字ヘッドユニット30が上記切欠部72からカセッ
トケース71内に入り込んで印字ヘッド32の先端がカセッ
ト下端の開放部に露出しているインクリボン部分にその
上方から対向する状態になり、また、インクリボン巻取
軸40および供給側スプール係合軸50がインクリボンカセ
ット70の巻取側スプール73および供給側スプール74にそ
れぞれ嵌入係合する。この場合、ブレーキばね52によっ
て先端方向に押出されている供給側スプール係合軸50
は、供給側スプール74が完全に嵌合するまでは押出し状
態にあるが、供給側スプール74が完全に嵌合して供給側
スプール74内の押込み段部83が供給側スプール係合軸50
の軸端に当接すると、供給側スプール係合軸50がインク
リボンカセット70の最終装填位置までの挿入にともなっ
てブレーキばね52を圧縮させながら第5図に示すように
基端方向に押込まれる。したがって、インクリボンカセ
ット70を装置本体1内に装填すると、上記ブレーキばね
52の反発力によってブレーキ部材53が供給側スプール係
合軸50の軸端内面に強く押圧されるようになり、これに
より供給側スプール係合軸50は、その回転を制動され
て、インクリボンカセット70の供給側スプール74から繰
り出されるインクリボン81にバックテンションを与える
ようになる。なお、装置本体1内に装填されたインクリ
ボンカセット70は、カセット装填口1cの開閉蓋1dを閉じ
てこの開閉蓋1dをロックすることにより、開閉蓋1dによ
り後側面を受止められて装填位置に保持される。また、
装置本体1内へのインクリボンカセット70の装填は、モ
ード切換スイッチ6の操作つまみ6aをイジェクトポジシ
ョンEに切換えた後に、補助ローラユニット18を引下げ
てから行なえばよく、このようにすれば、装置本体1の
カセット装填口1c側にある補助接紙ローラ18aがカセッ
ト装填の邪魔になることはない。これは、装置本体1内
からインクリボンカセット70を抜き出す場合も同様であ
る。上記補助ローラユニット18の引下げは、手でローラ
軸20を下方に引くことで行なわれるもので、モード切換
スイッチ6の操作つまみ6aをイジェクトポジションEに
切換えると、上記操作つまみ6aとともに移動するカム溝
係合ピン22が昇降プレート19のカム溝21の垂直溝部21d
の下にくるから、補助ローラユニット18を引下げること
ができる。また、装置本体1内からのインクリボンカセ
ット70の抜き出しは、開閉蓋1dを開いて行なわれるが、
この場合、インクリボンカセット70の供給側スプール74
に嵌入係合している供給側スプール係合軸50はブレーキ
ばね52によって先端方向に押圧されているために、開閉
蓋1dを開くと、ブレーキばね52のばね力により供給側ス
プール係合軸50とともにインクリボンカセット70がカセ
ット装填口1c側に押出されて、インクリボンカセット70
の側部がカセット装填口1cから外部に突出するから、イ
ンクリボンカセット70の抜き出しを容易に行なうことが
できる。
第8図は上記小型複写装置の構成を模式的に示したもの
で、この小型複写装置は、制御ユニット12およびLEDア
レイ16を組込んだフロントケースブロックAと、補助ロ
ーラユニット18を組込んだリヤケースブロックBと、メ
インエンコーダユニット24、印字ヘッドユニット30、イ
ンクリボン巻取りユニット39、読取りユニット54および
電源ユニット65を組込んだセンタブロックCとの3つの
ブロックからなっており、フロントケースブロックAの
LEDアレイ16およびセンタブロックCの各々ユニット24,
30,47,54および65は、それぞれリード線またはフラット
ケーブル等のフレキシブルコネクタ90によってフロント
ケースブロックAの制御ユニット12に接続されている。
次に、前記第3図における制御ユニット12の回路基板12
aを中心として形成される電子回路の構成について第9
図により説明する。メインエンコーダユニット24は、上
記したように回転円板26、回転用検出器27等により構成
されており、装置本体1の移動量に応じたパルス信号、
すなわち移動量検出信号と、装置本体1の移動方向に対
応する上記回転円板26の正転/逆転検出信号とを出力す
る。このメインエンコーダユニット24から出力される移
動量検出信号は、制御部101、タイミング信号発生部10
2、速度検出部103、モータ駆動制御部104へ送られる。
また、正転/逆転検出信号は、制御部101、タイミング
信号発生部102、モータ駆動制御部104へ送られる。上記
制御部101には、前記第1図及び第2図における動作開
始スイッチ2、拡大プリント指定キー3、リセット/ク
リアキー4、エンドキー91、サーチキー92、クリアキー
93、読取り巾指定スイッチ5、モード切換スイッチ6、
印字濃度調節つまみ8等のキー及びスイッチ105から操
作信号が与えられると共に、サーマル印字ヘッド32の温
度及び記録紙bの温度を検出する温度センサ106から温
度検出信号が与えられる。更に、制御部101は、図示し
ないが内部に電源電圧検出器を備えている。そして、制
御部101は、上記キー及びスイッチ107からの操作信号に
応じてLED部107における電源ON表示用LED7a、メモリ残
量表示用LED7b、速度警告用LED7cの点灯制御及びその他
各部の制御動作を行なうと共に、モード切換スイッチ6
により指定される読取りモード或いはプリントモードに
応じてタイミング信号発生部102に動作指令R、Pを与
える。この場合、制御部101は、読取りモードであれば
動作命令R、プリントモードであれば動作命令Pをタイ
ミング信号発生部102に与える。
上記タイミング信号発生部102は、制御部101から動作命
令Rが与えられた場合は、一定周期のCCD露光タイミン
グ信号を発生すると共に、メインエンコーダユニット24
から与えられる移動量検出信号に同期して所定数の読取
タイミング信号A、シリアル/パラレル変換信号B、ク
ロックパルスC等の各種タイミング信号を発生する。ま
た、タイミング信号発生部102は、制御部101から動作命
令Pが与えられた場合は、上記メインエンコーダユニッ
ト24から正転検出信号が与えられる場合のみ上記移動量
検出信号に同期してプリントタイミング信号を発生す
る。そして、上記タイミング信号発生部102から出力さ
れるCCD露光タイミング信号は一次元イメージセンサ57
に、読取タイミング信号AはA/D変換部109に、シリアル
/パラレル変換信号Bはシリアル/パラレル変換部110
に、クロックパルスCはアドレス制御部111及び読取り
巾メモリアドレス制御部112に、それぞれ送られる。上
記アドレス制御部111は、アドレスカウンタA111a及びア
ドレスカウンタB111b、そして退避レジスタ111cからな
る。上記一次元イメージセンサ57は、原稿aからの反射
光をCCD露光タイミング信号に同期して読取り、アンプ1
08を介してA/D変換部109へ出力する。このA/D変換部109
は、入力信号を読取タイミング信号Aによって白黒2値
の信号に変換し、シリアル/パラレル変換部110に出力
する。このシリアル/パラレル変換部110は、入力信号
をシリアル/パラレル変換信号Bにより例えば8ビット
毎にパラレル信号に変換し、データセレクタ113を介し
て画像データメモリ114に出力する。また、データセレ
クタ113は、そのデータラインが上記制御部101に接続さ
れており、制御部101からのセレクト信号Dによりシリ
アル/パラレル変換部110あるいは制御部101の一方が選
択される。上記画像データメモリ114の書込みアドレス
(行及び桁アドレス)は、読取り巾メモリアドレス制御
部112により示され、アドレス制御部111により指定され
る。ここで、読取り巾メモリアドレス制御部112には、
前記第1図における読取り巾指定スイッチ5の操作に基
づく読取り巾アドレスデータが制御部101から与えら
れ、指定読取り巾に対応するアドレス数でアドレスカウ
ンタ11による書込み指定アドレスがカウントアップされ
る。つまり、読取り巾指定スイッチ5に沿って描かれた
巾目盛りの0点から操作つまみ5aを合わせた目盛りまで
の間の画像データだけを画像データメモリ114に書込み
記憶させる。また、画像データメモリ114の読出しアド
レスも、制御部101よりアドレス制御部111を介して与え
られるが、この場合も、読取り巾メモリアドレス制御部
112に設定される読取り巾アドレス数に基づき、印字一
行分の読出しアドレスが指定される。ここで、上記タイ
ミング信号発生回路102は、読取り走査移動の開始後、
装置本体1下面側の読取り位置からその進行方向端部ま
での距離に相当するメインエンコーダパルスが与えられ
ないと、アドレス制御部111に対するクロックパルスを
発生しないので、実際には、上記読取り位置が装置本体
1の初期設定位置における読取り方向端部位置に進むま
で、画像データメモリ114に対する読取りデータの書込
みは行なわれない。また、画像データの読取り終了時に
おいては、画像データメモリ114に書込まれた画像デー
タの、装置本体1下面側の読取り位置からその進行逆方
向端部までの距離に相当するアドレス分がクリアされる
ので、実際には、装置本体1の最終設定位置における反
読取り方向端部までの画像データの読取りしか行なわれ
ない。つまり、前記第7図における装置本体1の読取り
状態では、本体初期設定位置における右側面端部から本
体最終設定位置における左側面端部までの間に位置する
画像データの読取りが行なわれることになる。
しかして、上記原稿の読取りが終了し、その後、プリン
トモードに切換えられると、制御部101は上記したよう
に動作命令Pをタイミング信号発生部102に出力すると
共に、メインエンコーダユニット24からの移動量検出信
号に応じて画像データメモリ114の記憶データをデータ
セレクタ113を介して順次読出す。この制御部101は、画
像データメモリ114から画像データを読出すと、温度セ
ンサ106からのヘッド温度、電源電圧検出器の検出デー
タ及び印字濃度調節つまみ8の値を基に通電時間を設定
し、プリントデータとしてサーマルヘッド駆動回路115
へ出力する。このサーマルヘッド駆動回路115は、制御
部101からプリントデータが送られてくると、タイミン
グ信号発生部102からのタイミング信号に同期してサー
マル印字ヘッド32を駆動する。ここで、モータ駆動制御
部104がメインエンコーダユニット24からの装置本体1
の移動量検出信号に基づき、巻取軸駆動モータ41に適切
なモータ駆動パルス信号を与えることで、第6図におけ
るインクリボンカセット70の供給側スプール74から繰出
されたインクリボン81が、サーマル印字ヘッド32に接し
ながら巻取側スプール73に巻取られる。この場合、モー
タエンコーダユニット47により巻取軸駆動モータ41の回
転が検出され、上記モータエンコーダユニット47の検出
信号に基づいてインクリボン81の巻取り速度が装置本体
1の移動量に合った速度になるよう、上記モータ駆動制
御部104により巻取軸駆動モータ41がトルク制御され
る。なお、上記メインエンコーダユニット24から逆転検
出信号が与えられる状態では、巻取軸駆動モータ41に対
する駆動パルスは出力されず、インクリボン81の巻取り
は行なわれない。
また、上記アドレス制御部111から画像データメモリ114
に対するアドレスバスには、区切りアドレス記憶部116
及び一致回路117が接続される。区切りアドレス記憶部1
16は、装置本体1の走査移動による読取り操作毎に前記
第1図におけるエンドキー91が押されると、その時点の
画像データメモリ114に対する画像データの書込みアド
レスが記憶されるもので、例えば複数回の読取り走査毎
に上記エンドキー91による区切り操作を行なうと、その
都度区切り位置に対応するデータ書込みアドレスが順次
記憶される。そして、一致回路117は、プリントモードP
Rにおいて、順次カウントアップされる画像データメモ
リ114に対するデータ読出しアドレスと、上記区切りア
ドレス記憶部116に予め記憶される区切りアドレスとの
一致を検出するもので、その一致検出信号は制御部101
及びタイミング信号発生部102に出力される。この場
合、プリントモードPRにおけるプリント出力中には、制
御部101は、プリント動作命令Pの出力を停止する。こ
こで、区切りアドレス記憶部116における、各読取り走
査毎の区切りアドレスは、例えばサーチキー92の操作に
より制御部101からアドレス部118を介し指定されるもの
で、一致回路117には、その指定区切りアドレスが与え
られ、アドレス制御部111には例えばその区切りデータ
の読出し先頭アドレスが制御部101を介し与えられる。
また、上記データセレクタ113と画像データメモリ114と
の間には、データ待避用バッファ119が接続されてお
り、制御部101からの読出し/書込み命令により画像デ
ータメモリ114との間で画像データの入出力が行なわれ
る。
第10図は第9図におけるタイミング信号発生回路102の
内部構成を示すもので、まず、制御部101から読取り動
作命令Rが与えられると、メインエンコーダユニット24
からのエンコーダパルスに同期してカウンタCTがカウン
ト動作を開始すると共に、読取りタイミング信号発生回
路102a及びシリアル/パラレル信号発生回路102bがそれ
ぞれA/D変換部109に対する読取りタイミング信号A及び
シリアル/パラレル変換部110に対するシリアル/パラ
レル変換信号Bを発生する。ここで、カウンタCTは、第
11図で示すように、装置本体1下面側の読取り位置rか
らその進行方向端部までの距離l1に相当する移動量のエ
ンコーダパルスをカウントすることでカウンタキャリを
発生するもので、つまり、上記読取り位置rが距離l1
移動した時点からアドレスカウンタタイミング信号発生
回路102cからアドレス制御部111に対するクロックパル
スが発生される。
一方、制御部101からプリント動作命令Pが与えられる
と、メインエンコーダユニット24からのエンコーダパル
スに同期して、サーマルヘッド駆動回路115に対しプリ
ントタイミング信号が発生される。
次に上記構成による小型複写装置の動作について説明す
る。原稿に記録されている文字、画像等の情報を読取る
場合には、まず、モード切換スイッチ6をOFFポジショ
ンから読取りモード切換ポジションRに切換える。モー
ド切換スイッチ6を読取りモード切換ポジションRに切
換えると、電源がONされると共に、制御部101が読取り
モードになる。このとき制御部101は、LED部107におけ
る電源ON表示用LED7aを点灯し、電源がオンしたことを
表示すると共に、動作命令Rがタイミング信号発生部10
2に与える。この際、第3図におけるカム溝係合ピン22
がカム溝21の上段側水平溝部21bの始端に移動して補助
ローラユニット18が下降され、補助接紙ローラ18a,18b
が主接紙ローラ14a,14bよりも下方に突出する。しかし
て、ユーザーは、この状態で第7図に示すように装置本
体1の前面に設けられている動作開始スイッチ2をONさ
せ、装置本体1を、主接紙ローラ14a,14b及び補助接紙
ローラ18a,18bを原稿a面に接触させて置く。このと
き、例えば第11図に示すように、原稿a面上の画像デー
タ「A〜N」のうち、まず1回目の走査で「BC」のみ読
取りたい場合には、装置本体1の右側面を読取り範囲の
左端に合わせる。このように、装置本体1を原稿a上に
置くと、紙面検知スイッチ17が原稿a面に当接してON
し、この紙面検知スイッチ17と上記動作開始スイッチ2
との両方のスイッチのONによって制御部101が読取り動
作状態となってLEDアレイ16が点灯する。なお、これは
後述するプリントを行なう場合も同様であり、この場合
も制御部101は、紙面検知スイッチ17と動作開始スイッ
チ2との両方がONした時にプリント動作状態となる。こ
の後、装置本体1を原稿a上に置いた状態のまま、原稿
a面に沿わせて前方(装置本体1の前面方向)に手動で
走査移動させると、LEDアレイ16からの投射光が原稿a
面に照射され、その反射光が結像レンズ60を介して一次
元イメージセンサ57に入射する。一方、原稿a面に接し
て装置本体1の移動に伴って回転する各接紙ローラのう
ち、第2接紙ローラ14bの回転によってメインエンコー
ダユニット24の回転円板26が回転する。この回転円板26
の回転により、回転量検出器27から装置本体1の移動量
に応じたパルス信号が出力される。つまり、この回転量
検出器27から出力されるパルス信号が第9図におけるメ
インエンコーダユニット24の出力となり、複写装置本体
1に対する移動量検出信号として制御部101、タイミン
グ信号発生部102、速度検出部103、モータ駆動制御部10
4へ送られる。この場合、メインエンコーダユニット24
からは、正転検出信号が制御部101、タイミング信号発
生部102、モータ駆動制御部104に対し出力される。
一方、タイミング信号発生部102は、制御部101から読取
り動作命令Rが与えられると、一定周期のCCD露光タイ
ミング信号を発生し、一次元イメージセンサ57に与える
と共に、メインエンコーダユニット24から与えられる移
動量検出信号に応じて、読取りタイミング信号A及びシ
リアル/パラレル変換信号Bを発生し、A/D変換部109及
びシリアル/パラレル変換部110へそれぞれ出力する。
ここで、第10図におけるタイミング信号発生部102は、
第11図における距離l1に相当するエンコーダパルスをカ
ウントした時点かクロックパルスCを発生し、アドレス
制御部111及び読取り巾メモリアドレス制御部112に出力
する。
しかして、上記一次元イメージセンサ57は、タイミング
信号発生部102から上記CCD露光タイミング信号に同期し
て原稿a面からの反射光に応じた信号、すなわち画像信
号を出力する。この一次元イメージセンサ57の出力信号
は、アンプ108により増幅されてA/D変換部109へ送られ
る。このA/D変換部109は、アンプ108を介して送られて
くる画像信号をタイミング信号発生部102からの読取り
タイミング信号Aに同期してシリアルなデルタル信号に
変換し、シリアル/パラレル変換部110へ出力する。こ
のシリアル/パラレル変換部110は、タイミング信号発
生部102から送られてくるシリアル/パラレル変換信号
Bに同期してシリアル入力信号を例えば8ビット毎にパ
ラレルの画像データに変換し、データセレクタ113へ出
力する。このデータセレクタ113は、読取りモードが指
定されている場合には、制御部101からのセレクトDに
よりシリアル/パラレル変換部110側に切換えられてい
る。従って、上記シリアル/パラレル変換部110から出
力される画像データは、データセレクタ113を介して画
像データメモリ114へ送られる。この画像データメモリ1
14の書込みアドレスは、アドレスカウンタA111aのカウ
ント出力により指定される。このアドレスカウンタA111
aは、タイミング信号発生部102からのクロックパルスC
により順次桁アドレスが「+1」され、画像データメモ
リ114のアドレスを指定する。そして、タイミング信号
発生部102は、画像データメモリ114に1行分の画像デー
タが書込まれると、タイミング信号の発生を停止し、メ
インエンコーダユニット24から次の移動量検出信号が送
られてくるまで待機状態となる。この場合、読取り巾指
定スイッチ5により予め原稿aの読取り巾が指定される
と、その指定巾に換算したアドレス数データが読取り巾
メモリアドレス制御部112にセットされる。すると、ア
ドレスカウンタA111aは、上記指定読取り巾対応のアド
レス数データに1行分の書込みアドレスを一致させ、画
像データメモリ114に対し繰返しアドレス指定する。つ
まり、イメージセンサ57で読取った画像データのうち、
第1図における巾目盛りの0点から操作つまみ5aを合わ
せた目盛りまでの間の画像データだけが、上記画像デー
タメモリ114に書込まれることになる。
ここで、アドレスカウンタA111aには、装置本体1が距
離l1を移動するまでクロックパルスCが与えられないの
で、それまで、イメージセンサ57により読取られた画像
データは画像データメモリ114には書込まれず無効にな
る。以下同様の動作が繰返され、原稿a面上の装置本体
1の初期設定位置における右側面位置からX方向に読取
った画像データが画像データメモリ114に順次書込まれ
る。
第12図はこの小型複写装置の読取りモードにおける画像
データの読取り処理及び消去処理を示すフローチャート
であり、例えば前記画像データ「BC」の読取り処理は、
サーチキー92の入力判断処理(ステップP1)、動作開始
スイッチ2の入力判断処理(ステップP2)、サーチキー
92の操作判断処理(ステップP3)、エンコーダパルスの
入力判断処理(ステップP4)、画像データの読取り/書
込み処理(ステップP5)を経て実行される。
この後、原稿a面の画像データ「BC」上を装置本体1を
移動させ、その左側面位置を被読取り範囲の右端に合わ
せ、そして、動作開始スイッチ2をOFFさせ、さらに装
置本体1を原稿a面から離間して紙面検知スイッチ17を
OFFさせると、所定の読取り終了処理動作が開始され
る。
第13図は上記読取り終了処理動作を示すフローチャート
であり、上記各スイッチ2,17から動作開始指令信号が与
えられる状態では、制御部101から引続き読取り動作命
令Rが出力されるが(ステップS1,S2)、上記動作開始
指令信号が与えられなくなると、制御部101からの読取
り動作命令Rの出力が停止される(ステップS1→S3)。
そして、データセレクタ113が制御部101側に切換えられ
て制御部101から画像データメモリ114に対しクリアデー
タが出力されると同時に、アドレス制御部111にダウン
カウント制御信号が与えられ、所定アドレス分のダウン
カウントが開始される(ステップS4→S7)。ここで、上
記所定アドレス分とは、第11図における装置本体1の下
面側読取り位置rから読取り進行方向とは逆方向の端部
位置、つまり装置本体1の左側面位置までの距離l2に相
当するアドレス分であり、この読取り終了時における装
置本体1の左側面から距離l2間に対応する読取り画像デ
ータは、画像データメモリ114から消去されることにな
る。すなわち、装置本体1の読取り最終設定位置におけ
る左側面位置から読取り位置rまでの画像データは無効
になる。したがって、装置本体1の走査移動開始時にお
ける右側面位置から移動終了時における左側面位置まで
を原稿aに対する画像データの被読取り範囲として規定
できる。
ここで、第11図で示すように、上記1回目の走査による
画像データ「BC」の読取りに続き、2回目,3回目の走査
により各画像データ「GHI」,「LMN」を分けて読取る場
合には、その読取り終了毎にエンドキー91による区切り
操作を行なう。第14図はこのエンドキー91による読取り
データ区切り処理を示すもので、上記各画像データ「B
C」「GHI」「LMN」の読取り毎にエンドキー91が操作さ
れると、その各時点でアドレスカウンタA111aにセット
されている読取り画像データの書込み最終アドレスが区
切りアドレス記憶部116に記憶される(ステップA1)。
この場合、エンドキー91の操作毎にアドレス部118がイ
ンクリメントされ、上記区切りアドレス記憶部116に対
する書込みアドレスが更新される。
ここで、上記原稿aの読取りを行なう場合には、補助接
紙ローラ18a,18bを主接紙ローラ14a,14bよりも下方に突
出させているので、装置本体1は、第7図に示すよう
に、前方にやや傾いた姿勢で走査移動されることにな
る。したがって、装置下面に突出している印字ヘッド32
の先端及びその下のインクリボン81が原稿a面に摺接す
ることは無く、印字ヘッド32の摩耗及びインクリボン81
による原稿a面の汚れは防止される。
なお、速度検出部103おいては、メインエンコーダユニ
ット24からのパルス信号に基づいて装置本体1の移動速
度が検出され、その移動速度が速過ぎると、LED部107に
おける速度警告用LED7cが点灯され、ユーザに対し警報
が行なわれる。これは、プリント時においても同様であ
る。また、上記の読取り途中で画像データメモリ114の
メモリ残量が少なくなると、メモリ残量表示用LED7bが
点灯され、メモリ残量が少ないことが報知される。
次に、上記のようにして原稿aから読取った画像データ
を選択的に消去する場合の動作について説明する。
ここで、上記3回の読取り走査により読取った画像デー
タ「BC」「GHI」「LMN」のうち、第2画像データ「GH
I」を消去するには、まず、サーチキー92を2回操作し
て上記第2画像データ「GHI」を指定した後、クリアキ
ー93を操作して消去する。すなわち、第12図におけるフ
ローチャートにおいて、サーチキー92が2回操作される
と、まず、1回目の操作時点でアドレスカウンタA111a
のアドレスデータ(この場合、第3画像データ「LMN」
の最終アドレス)が、待避レジスタ111c及び区切りアド
レス記憶部116に転送される(ステップP1→P6〜P8)。
そして、アドレス部118が初期化されて区切りアドレス
記憶部116の第1区切りアドレス(この場合、第1画像
データ「BC」の最終アドレス)が指定され、画像データ
メモリ114の先頭アドレスがアドレスカウンタA111aにセ
ットされる(ステップP9,P10)。この段階では、未だク
リアキー93のキー入力はないので、ステップP11におけ
る「No」判断に基づき、再び上記ステップP1に戻り、続
く2回目のサーチキー92の操作時点で、アドレス部118
が指定する区切りアドレス記憶部116の第1区切りアド
レスが(+1)されてアドレスカウンタA111aにセット
される(ステップP6→P12)。つまり、このステップP12
において、アドレスカウンタA111aには、消去したい第
2画像データ「GHI」の先頭アドレスがセットされたこ
とになる。そして、アドレス部118がインクリメントさ
れ、区切りアドレス記憶部116の第2区切りアドレスが
指定される(ステップP13)。
続いて、クリアキー93のキー入力時点で、ステップP11
における「Yes」判断を経て、アドレス部118により指定
される区切りアドレス記憶部116の第2区切りアドレス
が(+1)されてアドレスカウンタB111bにセットされ
る(ステップP14)。つまり、このステップP14におい
て、アドレスカウンタB111bには、第3図画像データ「L
MN」の先頭アドレスがセットされたことになる。そし
て、また、アドレス部118がインクリメントされ区切り
アドレス記憶部116の第3区切りアドレスが指定される
(ステップP15)。ここで、制御部101において、アドレ
ス部118により指定される区切りアドレス記憶部116のメ
モリアドレスに区切りアドレスデータが有るか否か判断
されるもので、現在、区切りアドレス記憶部116には第
3区切りアドレスが指定されているので、ステップP16
における「あり」判断を経て、その指定された第2区切
りアドレスが一致回路117にセットされる(ステップP1
7)。つまり、このステップP17において、一致回路117
には、第3画像データ「LMN」の最終アドレスがセット
されたことになる。
こうして、アドレスカウンタA111aに消去したい第2画
像データ「GHI」の先頭アドレスが、アドレスカウンタB
111bに第3画像データ「LMN」の先頭アドレスが、一致
回路117に第3画像データ「LMN」の最終アドレスが、そ
れぞれセットされると、上記アドレスカウンタB111bに
より画像データメモリ114からデータ待避用バッファ119
に対する第3画像データ「LMN」の読出し転送処理が開
始される(ステップP18)。同時に、上記データ待避用
バッファ119に転送された第3画像データ「LMN」を、ア
ドレスカウンタA111aにより指定される画像データメモ
リ114内の第2画像データ「GHI」の先頭アドレスから書
込む書換え処理が開始される(ステップP19)。この場
合、アドレスカウンタB111bによる第3画像データ「LM
N」の読出しアドレスは、順次、一致回路117に転送され
その最終アドレスとの一致判断が行なわれると共に、ア
ドレスカウンタB111bのカウントアップが繰返される
(ステップP20〜P21)。
ここで、画像データメモリ114における第2画像データ
「GHI」のメモリ領域先頭アドレスからの第3画像デー
タ「LMN」による書換え処理が終わると、上記ステップP
22において、アドレスカウンタB111bによる第3画像デ
ータの読出しアドレスとその最終アドレスとの一致判断
がなされ、アドレス部118がディクリメントされる(ス
テップP23)。ここで、区切りアドレス記憶部116は、第
2区切りアドレス(画像データ「GHI」の最終アドレ
ス)の指定状態となり、この第2区切りアドレスはアド
レスカウンタA111aにより示される上記書換え後の画像
データ「LMN」の最終アドレスに書換えられる。(ステ
ップP25)。これにより、第2画像データ「GHI」が消去
され、第3画像データ「LMN」が新たな第2画像データ
としてセットされると共に、この第2画像データ「LM
N」の最終アドレスが第2区切りアドレスとして区切り
アドレス記憶部116にセットされたことになる。
この後、アドレス部118が2回インクリメントされ、第
4画像データが存在しないことが区切りアドレス記憶部
116における第4区切りデータ「なし」として判断され
る(ステップP25→P15,P16)。そして、再びアドレス部
118かディクリメントされ、上記書換え処理以前の区切
りアドレス記憶部116における第3区切りアドレスが消
去される(ステップP26,P27)。
こうして、前記第2画像データ「GHI」消去の後、例え
ば第15図に示すように、画像データ「OPQR」の読取りを
行なうと、装置本体1の移動に伴うメインエンコーダユ
ニット24からのエンコーダパルスに応じて、画像データ
メモリ114に対する書込みアドレスが、上記第2画像デ
ータ「LMN」の最終アドレスの次のアドレスから示さ
れ、新たな第3画像データとして書込まれる(ステップ
P1〜P5)。この際、エンドキー91による区切り操作を行
なうと、この第3画像データ「OPQR」の最終アドレスが
第3区切りアドレスとして区切りアドレス記憶部116に
記憶される。
一方、この読取りモードおける画像データの読取り後
に、例えば誤ってサーチキー92が操作された場合で、そ
の直後にさらに画像データの読取りを行なうと、画像デ
ータメモリ114に対するアドレスカウンタA111aの書込み
指定アドレスは、予め全画像データの書込み最終アドレ
スが保持される待避レジスタ111cからセットされる。
次に、上記のようにして画像データメモリ114読取り記
憶した画像データをプリント・アウトする場合の動作に
ついて説明する。画像データをプリント・アウトする場
合は、モード切換スイッチ6をプリントモード切換ポジ
ションPに切換える。このモード切換スイッチ6をプリ
ントモード切換ポジションPに切換えると、制御部101
はプリントモードとなり、セレクト信号Dによりデータ
セレクタ113を制御部101側に切換える。この際、カム溝
係合ピン22がカム溝21の下段側水平溝部21aに移動して
補助ローラユニット18が上昇され、補助接紙ローラ18a,
18bが主接紙ローラ14a,14bと同一突出レベルとなる。こ
の状態でユーザーは、第6図で示すように、複写装置本
体1を各接紙ローラ14a,14b及び18a,18bをノート等の外
部記録紙b面に接触させて置く。このように、装置本体
1を記録紙b上に置くと、紙面検知スイッチ17が記録紙
b面に当接してONすると共に、印字ヘッド32がインクリ
ボン81を介して記録紙b面に接触する。この場合、印字
ヘッド32は、記録紙bとの接触により押しばね33を圧縮
させながら各接紙ローラ14a,14b及び18a,18bの記録紙接
触レベルまで上昇し、押しばね33の反発力によって記録
紙b面を押圧接触される。この後、動作開始スイッチ2
をONさせて、複写装置本体1を記録紙b面に沿わせて前
方に走査移動させると、この装置本体1の移動に伴い上
記各接紙ローラが回転し、第2主接紙ローラ14bの回転
が回転伝達ベルト28を介して回転円板26に伝達される。
この回転円板26の回転に伴ってメインエンコーダユニッ
ト24から上記読取り時と同様に装置本体1の移動速度に
応じた移動量検出信号が取出される。
上記装置本体1の前進移動を開始することでメインエン
コーダユニット24から移動量検出信号及び正転検出信号
が出力されると、モータ駆動制御部104により巻取軸駆
動モータ41が駆動される。これにより、インクリボン巻
取軸40が回転駆動されてインクリボンカセット70の巻取
側スプール73が巻取方向に回転され、供給側スプール74
から繰り出されるインクリボン81がサーマル印字ヘッド
32の発熱部を通り上記巻取側スプール73に巻取られる。
この場合、モータエンコーダユニット47により巻取軸駆
動モータ41の回転が検出され、モータ駆動制御部104
は、上記モータエンコーダユニット47から与えられる検
出信号に基づき、インクリボン81の巻取り速度が装置本
体1の移動量、つまりプリント速度に合うように巻取軸
駆動モータ41のトルク制御を行なう。このモータトルク
制御は、巻取軸駆動モータ41が1回転する毎に、モータ
駆動制御部104において、モータエンコーダユニット47
からのパルス信号周期と、メインエンコーダユニット24
からのエンコーダパルスの数とを比較して行なわれるも
ので、上記モータ41が1回転する間にメインエンコーダ
ユニット24から与えられるエンコーダパルス数が所定値
よりも多い場合(装置本体1の移動速度がリボン巻取り
速度よりも速い場合)には、モータ駆動パルス巾を長く
してリボン巻取り速度を増速させ、また、エンコーダパ
ルス数が所定値よりも少ない場合(装置本体1の移動速
度がリボン巻取り速度より遅い場合)には、モータ駆動
パルス巾を短くしてリボン巻取り速度を減速させる。こ
れは、巻取側スプール73のリボン巻取り径が大きくなっ
てモータ41に掛かる負荷が増加した場合も同様であり、
モータ41に掛かる負荷の増加によりリボン巻取り速度が
遅くなった場合にも、モータ41が1回転する間のエンコ
ーダパルス数が所定値よりも多くなるから、この時も自
動的にモータ41のトルクが増加されリボン巻取り速度が
増速される。
一方、上記制御部101は、メインエンコーダユニット24
から送られてくる移動量検出信号に応じて、タイミング
信号発生部102に1行印字命令を出力し、このタイミン
グ信号発生部102は、サーマルヘッド駆動回路115にプリ
ントタイミング信号を出力する。また、制御部101は、
メインエンコーダユニット24からの移動量検出信号に応
じて画像データメモリ114の行及び桁アドレスを順次指
定し、画像データメモリ114に記憶されている画像デー
タをデータセレクタ113を介して読出し、サーマルヘッ
ド駆動回路115へ1行分づつ出力する。
この後、ユーザは、第1図におけるサーチキー92を操作
して所望のプリントデータを指定する。例えば、予めサ
ーチキー92が1回操作された場合には、アドレス制御部
111は初期化され、画像データメモリ114内の画像データ
はその先頭データ、つまり1度目の走査により読取った
第11図における第1画像データ「BC」の最初から読出さ
れることになる。また、サーチキー92が2回操作された
場合には、前記第2画像データの消去処理に伴い新たに
書換えられた画像データ「LMN」が、3回の場合には上
記書換え画像データ「LMN」に続いて新たに読取られた
第3画像データ「OPQR」がそれぞれ先頭から読出される
ことになる。更に制御部101は、1行印字命令が与えら
れると、印字データの黒字数、温度センサ106からのヘ
ッド温度、電源電圧検出器の電圧検出信号、印字濃度調
節つまみ8の調節値等を基にサーマル印字ヘッド32に対
する通電時間を設定し、画像データメモリ114から読出
した画像データをサーマルヘッド駆動回路115へ出力す
る。このサーマルヘッド駆動回路115は、制御部101から
の制御データ及びタイミング信号発生部102からのタイ
ミング信号に従ってサーマル印字ヘッド32を駆動する。
このサーマル印字ヘッド32の駆動により、画像データが
インクリボン81を介して記録紙b上に熱転写される。こ
の場合、装置本体1の移動に伴い、巻取軸駆動モータ41
によりインクリボン巻取軸40が回転駆動され、供給側ス
プール74からインクリボン81の未使用部分が送り出さ
れ、上記サーマル印字ヘッド32によりプリントされた後
の使用済み部分が巻取側スプール73に順次巻き取られ
る。上記のようにして複写装置本体1を移動操作するこ
とにより、画像データメモリ114に記憶されている画像
データが記録紙bに順次プリントされる。
次に、サーチキー92によるデータ指定プリント動作につ
いて説明する。
第16図はそのデータ指定プリント動作を示すフローチャ
ートであり、前記インデックスプリント処理により画像
データメモリ114内の画像データの内容が確認された
後、所望のプリント画像データに応じたサーチキー92が
操作されると、その操作回数が初回か否かが判断される
(ステップB1,B2)。ここで、サーチキー92の1回目の
操作により、ステップB2において「YES」と判断される
と、アドレス制御部111及びアドレス部118が初期化さ
れ、画像データメモリ114に対する読出しアドレスが先
頭アドレスにセットされると共に、区切りアドレス記憶
部116に記憶される第1区切りアドレス、つまり第1画
像データ「BC」の画像データメモリ114における最終ア
ドレスが一致回路117にセットされる(ステップB3〜B
5)。ここで、メインエンコーダユニット24からエンコ
ーダパルスが出力されると、アドレス制御部111により
指示される読出しアドレスに応じて画像データメモリ11
4内の第1画像データ(この場合「BC」)が読出されサ
ーマルヘッド駆動回路115を介しプリント出力される
(ステップB6,B7)。このステップB7におけるプリント
処理中において、アドレス制御部111の画像データメモ
リ114に対する読出しアドレスは順次一致回路117に転送
されるもので、ここで、一致回路117において、予めセ
ットされた区切りアドレス(この場合、1度目の読取り
走査による画像データ「BC」の最終アドレス)に上記読
出しアドレスが一致すると、制御部101はプリント動作
命令Pの出力を停止する(ステップB8,B9)。一方、上
記一致回路117において一致検出が成されない場合、あ
るいは動作開始スイッチ2がOFFされない場合には、エ
ンコーダパルスの出力に応じた画像データの読出しプリ
ント処理が順次繰返される(ステップB6〜B10)。すな
わち、サーチキー92を1回走査してプリント処理を行な
うと、第17図上段に示すように、画像データメモリ114
内の第1画像データ「BC」のみがプリントされることに
なり、第2データ「LMN」までもが連続してプリントさ
れることはない。
一方、上記プリント処理を行なう際に、サーチキー92が
3回操作されると、まず、その2回目の操作時点で、上
記ステップB1〜B5を経て、さらに、ステップB1,B2→B11
へと進み、区切りアドレス記憶部116に記憶される第1
区切りアドレスに(+1)したアドレスデータ、つまり
第2画像データ「LMN」の画像データメモリ114における
先頭アドレスがアドレス制御部111にセットされる。す
るとアドレス部118がインクリメントされ、区切りアド
レス記憶部116における第2区切りアドレス、つまり、
上記第2画像データ「LMN」の画像データメモリ114にお
ける最終アドレスが指示される(ステップB12)。そし
て、このアドレス部118により指示される第2区切りア
ドレスが区切りアドレス記憶部116から読出され一致回
路117にセットされる(ステップB13)。そして、3回目
の操作時点で、さらに、ステップB1,B2→B11へと進み、
区切りアドレス記憶部116に記憶される第2区切りアド
レスに(+1)したアドレスデータ、つまり第3画像デ
ータ「OPQR」の画像データメモリ114における先頭アド
レスがアドレス制御部111にセットされる。すると、ア
ドレス部118がインクリメントされ、区切りアドレス記
憶部116における第3区切りアドレス、つまり、上記画
像データ「OPQR」の画像データメモリ114における最終
アドレスが指示される(ステップB12)。そして、この
アドレス部118により指示される第3区切りアドレスが
区切りアドレス記憶部116から読出され一致回路117にセ
ットされる(ステップB13)この後、メインエンコーダ
ユニット24からエンコーダパルスが出力されると、前記
ステップB6〜B10と同様の処理を経て、第17図下段に示
すように、第3画像データ「OPQR」のみがプリントされ
ることになる。
なお、記録紙bにプリントされる画像データは、原稿a
からの読取り巾と同一巾でプリントされるが、予め第1
図における拡大プリント指定キー3により拡大プリント
を指定すれば、上記画像データを所定比率の巾に拡大さ
せてプリントすることができる。また、プリント終了後
に、リセット/クリアキー4を押せば、同一画像データ
を繰返しプリントすることができる。ここで、上記小型
複写装置は、印字ヘッド32を押しばね33のばね力で記録
紙bに押圧接触させているので、印字ヘッド32を常に一
定の圧力で記録紙bに接触させてプリントを行なわせる
ことができる。さらに、印字ヘッド32をローリング回動
可能に設けているため、走査移動中に装置本体1が左右
に傾いても、印字ヘッド32は装置本体1の傾き角だけ反
対側にローリングして常にフラットに記録紙b面に接触
するから、プリント画像がかすれたりすることはない。
したがって、上記構成の小型複写装置によれば、装置本
体1を走査移動させることで原稿a上の画像データを読
取り、記録紙b面にプリントすることができるばかり
か、複数回の読取り走査により区切って読取った画像デ
ータを、その区切り画像データ毎に消去することができ
る。そして、任意の区切り画像データを選択的にプリン
トすることが可能となる。すなわち、複数回の読取り走
査により読取り記憶した画像データのうち、不必要な区
切り部分の画像データのみを消去して画像データメモリ
114の有効活用が行なえる。
[考案の効果] 以上のように本考案によれば、原稿面走査により読取り
記憶した画像データを任意に区切る区切り手段と、この
区切り手段により区切られた各画像データ毎に上記記憶
画像データを消去する記憶データ制御手段とを備えて構
成したので、複数回走査により分けて読取った画像デー
タの所望の画像データのみを選択的に消去することが可
能になる画像データ処理装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の画像データ処理装置の一実施例に係わる
小型複写装置を示したもので、第1図及び第2図は正面
図及び背面図、第3図は分解斜視図、第4図は縦断正面
図、第5図はインクリボンカセットを装填した状態の縦
断正面図、第6図及び第7図はプリント状態及び読取り
状態の縦断側面図、第8図は小型複写装置の基本構成を
示す模式図、第9図は上記小型複写装置の電子回路全体
の構成を示すブロック図、第10図は上記小型複写装置の
タイミング信号発生回路の内部構成を示す回路図、第11
図は上記小型複写装置による画像データの読取り状態を
示す図、第12図は上記小型複写装置の読取りモードにお
ける画像データの読取り処理及び消去処理動作を示すフ
ローチャート、第13図は上記小型複写装置による読取り
終了処理動作を示すフローチャート、第14図は上記小型
複写装置による読取り画像データの区切り処理動作を示
すフローチャート、第15図は上記小型複写装置による画
像データ消去後の読取り操作状態を示す図、第16図は上
記小型複写装置によるデータ指定プリント動作を示すフ
ローチャート、第17図は上記小型複写装置による画像デ
ータの指定プリント動作を示す図である。 1……装置本体、A……フロントケースブロック、1a…
…フロントケース、B……リヤケースブロック、1b……
リヤケース、C……シャーシブロック、2……動作開始
スイッチ、3……拡大プリント指定キー、4……リセッ
ト/クリアキー、5……読取り巾指定スイッチ、6……
モード切換スイッチ、7a……電源ON表示用LED、7b……
メモリ残量表示用LED、7c……速度警告用LED、8……印
字濃度調節つまみ、12……制御ユニット、12a……回路
基板、14a,14b……主接紙ローラ、16……LEDアレイ、17
……紙面検知スイッチ、17a……作動ピン、18……補助
ローラユニット、18a,18b……補助接紙ローラ、19……
昇降プレート、21……カム溝、22……カム溝係合ピン、
24……メインエンコーダユニット、26、48……回転円
板、26a、48a……スリット、27……回転量検出器、28…
…回転伝達ベルト、30……印字ヘッドユニット、32……
サーマル印字ヘッド、33……押しばね、39……インクリ
ボン巻取りユニット、40……インクリボン巻取軸、41…
…巻取軸駆動モータ、43、44、45、46……ギヤ、47……
モータエンコーダユニット、49……回転検出器、50……
供給側スプール係合軸、54……読取りユニット、56……
読取り部回路基板、57……一次元イメージセンサ、60…
…結像レンズ、61……センサ位置調整つまみ、65……電
源ユニット、70……インクリボンカセット、71……カセ
ットケース、73……巻取側スプール、74……供給側スプ
ール、81……インクリボン、91……エンドキー、92……
サーチキー、93……クリアキー、101……制御回路、102
……タイミング信号発生部、102a……読取りタイミング
信号発生回路、102b……シリアル/パラレル信号発生回
路、102c……アドレスカウンタタイミング信号発生回
路、103……速度検出部、104……モータ駆動制御部、10
5……キー及びスイッチ、106……温度センサ、107……L
ED部、108……アンプ、109……A/D変換部、110……シリ
アル/パラレル変換部、111……アドレス制御部、111a
……アドレスカウンタA、111b……アドレスカウンタ
B、111c……待避レジスタ、112……読取り巾メモリア
ドレス制御部、113……データセレクタ、114……画像デ
ータメモリ、115……サーマルヘッド駆動回路、116……
区切りアドレス記憶部、117……一致回路、118……アド
レス部、119……データ待避用バッファ、CT……カウン
タ、a……原稿、b……記録紙。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 12/00 550 A 9366−5B

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筺体と、この筺体内に設けられ該筺体の移
    動に応じて近接原稿上の情報を読取る読取り手段と、こ
    の読取り手段により読取られた情報をアドレス情報によ
    ってアドレス指定された記憶領域に記憶する記憶手段
    と、この記憶手段により記憶される情報を区切る区切り
    手段と、この区切り手段によって区切られた情報の一つ
    を指定する指定手段と、この指定手段によって指定され
    た情報の先頭のアドレス情報を記憶する第一のアドレス
    記憶手段と、前記指定手段によって指定された情報の次
    の情報の先頭のアドレス情報を記憶する第二のアドレス
    記憶手段と、前記区切り手段によって区切られた情報の
    うち前記指定手段によって指定された情報のみを消去す
    る消去手段と、この消去手段によって前記指定手段によ
    って指定された情報が消去された際に前記第二のアドレ
    ス記憶手段に記憶されているアドレス情報によって先頭
    がアドレス指定されている情報を前記第一のアドレス記
    憶手段に記憶されているアドレス情報を先頭のアドレス
    情報とする位置に転送する転送手段と、を具備したこと
    を特徴とする画像データ処理装置。
JP1987157758U 1987-10-15 1987-10-15 画像データ処理装置 Expired - Lifetime JPH0733488Y2 (ja)

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