JPH07335212A - アルカリ蓄電池用焼結式ニッケル極板及びその製造方法 - Google Patents
アルカリ蓄電池用焼結式ニッケル極板及びその製造方法Info
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- JPH07335212A JPH07335212A JP6123683A JP12368394A JPH07335212A JP H07335212 A JPH07335212 A JP H07335212A JP 6123683 A JP6123683 A JP 6123683A JP 12368394 A JP12368394 A JP 12368394A JP H07335212 A JPH07335212 A JP H07335212A
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- Japan
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- nickel
- electrode plate
- sintered substrate
- sintered
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 活物質とニッケル焼結基体との間の導電性を
低下させることなく、含浸工程におけるニッケル焼結基
体の腐食を確実に防止できるアルカリ蓄電池用焼結式ニ
ッケル極板を得る。 【構成】 ニッケル焼結基体2の表面全体に厚み0.0
1〜1μm の銀(ニッケルよりイオン化傾向が小さい金
属)1をめっきにより被覆する。このニッケル焼結基体
を高温度、高比重の硝酸ニッケル溶液中に浸漬してか
ら、水酸化ナトリウム溶液中に浸漬する含浸工程を繰り
返してニッケル焼結基体2に水酸化ニッケルからなる正
極活物質3を充填する。
低下させることなく、含浸工程におけるニッケル焼結基
体の腐食を確実に防止できるアルカリ蓄電池用焼結式ニ
ッケル極板を得る。 【構成】 ニッケル焼結基体2の表面全体に厚み0.0
1〜1μm の銀(ニッケルよりイオン化傾向が小さい金
属)1をめっきにより被覆する。このニッケル焼結基体
を高温度、高比重の硝酸ニッケル溶液中に浸漬してか
ら、水酸化ナトリウム溶液中に浸漬する含浸工程を繰り
返してニッケル焼結基体2に水酸化ニッケルからなる正
極活物質3を充填する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルカリ蓄電池用焼結
式ニッケル極板及びその製造方法に関するものである。
式ニッケル極板及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アルカリ蓄電池の正極板及び負極板に用
いられている焼結式ニッケル極板は、ニッケル粉末を還
元性ガスまたは非酸化性ガス雰囲気中で焼結させて作っ
たニッケル焼結基体に含浸工程により活物質が充填され
た構造を有している。例えば、ニッケル焼結基体に化学
含浸法により水酸化ニッケルを充填して焼結式ニッケル
正極板を作るには、まずニッケル焼結基体を硝酸ニッケ
ル水溶液に浸漬して硝酸ニッケルをニッケル焼結基体に
充填してからこれを乾燥する。次に硝酸ニッケルを充填
したニッケル焼結基体を水酸化溶液中に浸漬してアルカ
リ置換を行い硝酸ニッケルを水酸化ニッケルに変えてか
ら水洗、乾燥を行う。この一連の工程を数回繰り返し
て、所定量の水酸化ニッケルからなる正極活物質をニッ
ケル焼結基体に充填する。このように焼結式ニッケル極
板を作るには、繁雑な工程を経なければならない。そこ
で硝酸ニッケル水溶液として高温で、硝酸ニッケル濃度
の高いものを用いて、前述の一連の工程回数を少なくす
ることが提案された。しかしながら、このようにして焼
結式ニッケル極板を作ると、高温で高濃度な硝酸ニッケ
ル水溶液によりニッケル焼結基体が腐食するという問題
があった。ニッケル焼結基体の腐食した部分は、後工程
のアルカリ置換において水酸化物へと変化するため、活
物質の充填量を増加できるという利点があるものの、こ
のようにして製造された極板を用いると電池のサイクル
特性が低下したり、高率放電特性が低下する。そこで、
特開昭59−78457号公報及び特開昭59−966
59号公報に示されるように、ニッケル焼結基体の表面
に耐酸化性の酸化ニッケルを生成させて、ニッケル焼結
基体の腐食を防止することが提案された。
いられている焼結式ニッケル極板は、ニッケル粉末を還
元性ガスまたは非酸化性ガス雰囲気中で焼結させて作っ
たニッケル焼結基体に含浸工程により活物質が充填され
た構造を有している。例えば、ニッケル焼結基体に化学
含浸法により水酸化ニッケルを充填して焼結式ニッケル
正極板を作るには、まずニッケル焼結基体を硝酸ニッケ
ル水溶液に浸漬して硝酸ニッケルをニッケル焼結基体に
充填してからこれを乾燥する。次に硝酸ニッケルを充填
したニッケル焼結基体を水酸化溶液中に浸漬してアルカ
リ置換を行い硝酸ニッケルを水酸化ニッケルに変えてか
ら水洗、乾燥を行う。この一連の工程を数回繰り返し
て、所定量の水酸化ニッケルからなる正極活物質をニッ
ケル焼結基体に充填する。このように焼結式ニッケル極
板を作るには、繁雑な工程を経なければならない。そこ
で硝酸ニッケル水溶液として高温で、硝酸ニッケル濃度
の高いものを用いて、前述の一連の工程回数を少なくす
ることが提案された。しかしながら、このようにして焼
結式ニッケル極板を作ると、高温で高濃度な硝酸ニッケ
ル水溶液によりニッケル焼結基体が腐食するという問題
があった。ニッケル焼結基体の腐食した部分は、後工程
のアルカリ置換において水酸化物へと変化するため、活
物質の充填量を増加できるという利点があるものの、こ
のようにして製造された極板を用いると電池のサイクル
特性が低下したり、高率放電特性が低下する。そこで、
特開昭59−78457号公報及び特開昭59−966
59号公報に示されるように、ニッケル焼結基体の表面
に耐酸化性の酸化ニッケルを生成させて、ニッケル焼結
基体の腐食を防止することが提案された。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな極板では、ニッケル焼結基体の表面に形成する酸化
ニッケルの量が少ないとニッケル焼結基体の腐食を十分
に抑えることができない。また酸化ニッケルは導電性が
低いので、酸化ニッケルの量が多すぎると活物質とニッ
ケル焼結基体との間の導電性が低下して電池の高率放電
特性が低下するという問題があった。
うな極板では、ニッケル焼結基体の表面に形成する酸化
ニッケルの量が少ないとニッケル焼結基体の腐食を十分
に抑えることができない。また酸化ニッケルは導電性が
低いので、酸化ニッケルの量が多すぎると活物質とニッ
ケル焼結基体との間の導電性が低下して電池の高率放電
特性が低下するという問題があった。
【0004】本発明の目的は、活物質とニッケル焼結基
体との間の導電性を低下させることなく、含浸工程にお
けるニッケル焼結基体の腐食を確実に防止できるアルカ
リ蓄電池用焼結式ニッケル極板及びその製造方法を提供
することにある。
体との間の導電性を低下させることなく、含浸工程にお
けるニッケル焼結基体の腐食を確実に防止できるアルカ
リ蓄電池用焼結式ニッケル極板及びその製造方法を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、アルカリ蓄電
池用焼結式ニッケル極板を対象にして、ニッケル焼結基
体の表面を、ニッケルよりイオン化傾向が小さい金属で
被覆する。被覆する金属としては銀を用いるのが好まし
い。銀は比較的耐食性が高い上に、安価であるという利
点がある。
池用焼結式ニッケル極板を対象にして、ニッケル焼結基
体の表面を、ニッケルよりイオン化傾向が小さい金属で
被覆する。被覆する金属としては銀を用いるのが好まし
い。銀は比較的耐食性が高い上に、安価であるという利
点がある。
【0006】アルカリ蓄電池用焼結式ニッケル極板を製
造するには、表面に銀が被覆されているニッケル焼結基
体に含浸工程により活物質を充填する。銀の厚みは0.
01μm 以上1μm 以下が好ましい。厚みが0.01μ
m を下回るとニッケル焼結基体の腐食を充分に防止でき
ない。厚みが1μm を上回ると焼結基体の多孔度が低下
して、電池の容量が低下するという問題がある。
造するには、表面に銀が被覆されているニッケル焼結基
体に含浸工程により活物質を充填する。銀の厚みは0.
01μm 以上1μm 以下が好ましい。厚みが0.01μ
m を下回るとニッケル焼結基体の腐食を充分に防止でき
ない。厚みが1μm を上回ると焼結基体の多孔度が低下
して、電池の容量が低下するという問題がある。
【0007】
【作用】本発明のように、ニッケルよりイオン化傾向が
小さい金属で、ニッケル焼結基体の表面を被覆すると、
高温、高濃度の硝酸ニッケル水溶液を用いて含浸工程を
行っても、ニッケル焼結基体の腐食を被覆した金属によ
って有効に防ぐことができる。また被覆する金属の導電
性により、従来のような活物質とニッケル焼結基体との
間の導電性の低下を防ぐことができる。
小さい金属で、ニッケル焼結基体の表面を被覆すると、
高温、高濃度の硝酸ニッケル水溶液を用いて含浸工程を
行っても、ニッケル焼結基体の腐食を被覆した金属によ
って有効に防ぐことができる。また被覆する金属の導電
性により、従来のような活物質とニッケル焼結基体との
間の導電性の低下を防ぐことができる。
【0008】
【実施例】アルカリ蓄電池用焼結式ニッケル正極板に適
用した本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。
用した本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。
【0009】本実施例のアルカリ蓄電池用焼結式ニッケ
ル正極板は次のようにして製造した。まず鋼板にニッケ
ルめっきを施したパンチングメタル上にニッケル粉末を
配置し、このニッケル粉末を還元性ガス雰囲気中で焼結
して、厚み0.6mmのニッケル焼結基体を作った。次に
このニッケル焼結基体と銀板とを20℃の10g/l のシ
アン化銀カリウム水溶液中に浸漬した。そして、ニッケ
ル焼結基体を電源の負極端子に接続し、銀板を電源の正
極端子に接続して、電流密度1A/dm2 の電流を10分間
流し、ニッケル焼結基体の表面全体に厚み0.1μm の
銀(ニッケルよりイオン化傾向が小さい金属)をめっき
により被覆した。なお銀の好ましい厚みは0.01μm
以上1μm 以下である。次にニッケル焼結基体を水洗、
乾燥してから、90℃、比重1.7の硝酸ニッケル溶液
中に15分間浸漬してニッケル焼結基体の空孔部に硝酸
ニッケルを充填してから、60℃、25重量%の水酸化
ナトリウム溶液中に20分間浸漬する一連の含浸工程を
5回繰り返してニッケル焼結基体に水酸化ニッケルから
なる正極活物質1.7gを充填して本実施例の正極板を
完成した。なお硝酸ニッケル溶液は60〜90℃の高温
度で1.6〜1.8の高比重にするのが好ましい。また
含浸工程は4〜7回繰り返すのが好ましい。図1は本実
施例の正極板の断面を示す模式図である。本図に示すよ
うに本実施例の正極板は銀1で被覆されたニッケル焼結
基体2に活物質3が充填されて構成されている。
ル正極板は次のようにして製造した。まず鋼板にニッケ
ルめっきを施したパンチングメタル上にニッケル粉末を
配置し、このニッケル粉末を還元性ガス雰囲気中で焼結
して、厚み0.6mmのニッケル焼結基体を作った。次に
このニッケル焼結基体と銀板とを20℃の10g/l のシ
アン化銀カリウム水溶液中に浸漬した。そして、ニッケ
ル焼結基体を電源の負極端子に接続し、銀板を電源の正
極端子に接続して、電流密度1A/dm2 の電流を10分間
流し、ニッケル焼結基体の表面全体に厚み0.1μm の
銀(ニッケルよりイオン化傾向が小さい金属)をめっき
により被覆した。なお銀の好ましい厚みは0.01μm
以上1μm 以下である。次にニッケル焼結基体を水洗、
乾燥してから、90℃、比重1.7の硝酸ニッケル溶液
中に15分間浸漬してニッケル焼結基体の空孔部に硝酸
ニッケルを充填してから、60℃、25重量%の水酸化
ナトリウム溶液中に20分間浸漬する一連の含浸工程を
5回繰り返してニッケル焼結基体に水酸化ニッケルから
なる正極活物質1.7gを充填して本実施例の正極板を
完成した。なお硝酸ニッケル溶液は60〜90℃の高温
度で1.6〜1.8の高比重にするのが好ましい。また
含浸工程は4〜7回繰り返すのが好ましい。図1は本実
施例の正極板の断面を示す模式図である。本図に示すよ
うに本実施例の正極板は銀1で被覆されたニッケル焼結
基体2に活物質3が充填されて構成されている。
【0010】次に本実施例の正極板の特性を調べるため
に、本実施例、比較例1及び比較例2の正極板を作り、
各正極板を用いてアルカリ蓄電池を作った。比較例1の
正極板はニッケル焼結基体に銀を被覆せず、その他は本
実施例と同様にして製造した。比較例2の正極板はニッ
ケル焼結基体に銀を被覆する代わりにニッケル焼結基板
を500℃の空気中で5分間酸化してニッケル焼結基体
の表面に0.1μm の厚みの酸化ニッケル層を形成し、
その他は本実施例と同様にして製造した。また試験に用
いたアルカリ蓄電池は、各正極板を該正極板の2倍の容
量を持たせたペースト式カドミウム負極とそれぞれ組み
合わせて作った密閉形ニッケル−カドミウム電池であ
り、500mAh の公称容量を有している。
に、本実施例、比較例1及び比較例2の正極板を作り、
各正極板を用いてアルカリ蓄電池を作った。比較例1の
正極板はニッケル焼結基体に銀を被覆せず、その他は本
実施例と同様にして製造した。比較例2の正極板はニッ
ケル焼結基体に銀を被覆する代わりにニッケル焼結基板
を500℃の空気中で5分間酸化してニッケル焼結基体
の表面に0.1μm の厚みの酸化ニッケル層を形成し、
その他は本実施例と同様にして製造した。また試験に用
いたアルカリ蓄電池は、各正極板を該正極板の2倍の容
量を持たせたペースト式カドミウム負極とそれぞれ組み
合わせて作った密閉形ニッケル−カドミウム電池であ
り、500mAh の公称容量を有している。
【0011】そして各電池に1CmAで充電した後に1
CmAで放電する充放電を繰り返して各電池のサイクル
寿命特性を調べた。図2はその測定結果を示している。
本図より本実施例の極板を用いた電池と酸化ニッケル層
を形成した比較例2の極板を用いた電池は、ほぼ同じよ
うに高いサイクル寿命特性を有しているのに対し、比較
例1の極板を用いた電池は、サイクル寿命特性が低下し
ているのが判る。これは、比較例1の極板では、腐食に
よりニッケル焼結基体の強度が低下して活物質が脱落す
るためである。なお本実施例の極板を用いた電池は、酸
化ニッケル層を形成した比較例2の極板を用いた電池に
比べても高い放電容量を示しているのが判る。これは本
実施例の極板はニッケル焼結基体と活物質との間の導電
性が高いため、活物質利用率が高くなり、放電容量が高
くなったためである。
CmAで放電する充放電を繰り返して各電池のサイクル
寿命特性を調べた。図2はその測定結果を示している。
本図より本実施例の極板を用いた電池と酸化ニッケル層
を形成した比較例2の極板を用いた電池は、ほぼ同じよ
うに高いサイクル寿命特性を有しているのに対し、比較
例1の極板を用いた電池は、サイクル寿命特性が低下し
ているのが判る。これは、比較例1の極板では、腐食に
よりニッケル焼結基体の強度が低下して活物質が脱落す
るためである。なお本実施例の極板を用いた電池は、酸
化ニッケル層を形成した比較例2の極板を用いた電池に
比べても高い放電容量を示しているのが判る。これは本
実施例の極板はニッケル焼結基体と活物質との間の導電
性が高いため、活物質利用率が高くなり、放電容量が高
くなったためである。
【0012】次に各電池に0.1Cで150%充電した
後に、1CmA及び2CmAでそれぞれ放電したときの
放電時間に対する電池電圧の変化を測定して各電池の高
率放電性能を調べた。図3はその測定結果を示してい
る。本図より1CmA、2CmAのいずれの放電におい
ても、本実施例の極板を用いた電池は、比較例1及び比
較例2の極板を用いた電池に比べて高率放電性能が高い
のが判る。比較例1の極板を用いた電池は、腐食により
ニッケル焼結基体の強度が低下して活物質が脱落するに
従ってニッケル焼結基体と活物質との導電性が失われる
ため、高率放電性能が大きく劣る。比較例2の極板を用
いた電池は、ニッケル焼結基体の表面に形成した酸化ニ
ッケル層の導電性が低いため高率放電性能が劣る。これ
に対して、本実施例の極板を用いた電池は、ニッケル焼
結基体と活物質との間の導電性が高いので高率放電性能
が高くなる。この傾向は高率放電の度合いが高くなるほ
ど即ち1CmA放電より2CmA放電の方に顕著に現れ
る。
後に、1CmA及び2CmAでそれぞれ放電したときの
放電時間に対する電池電圧の変化を測定して各電池の高
率放電性能を調べた。図3はその測定結果を示してい
る。本図より1CmA、2CmAのいずれの放電におい
ても、本実施例の極板を用いた電池は、比較例1及び比
較例2の極板を用いた電池に比べて高率放電性能が高い
のが判る。比較例1の極板を用いた電池は、腐食により
ニッケル焼結基体の強度が低下して活物質が脱落するに
従ってニッケル焼結基体と活物質との導電性が失われる
ため、高率放電性能が大きく劣る。比較例2の極板を用
いた電池は、ニッケル焼結基体の表面に形成した酸化ニ
ッケル層の導電性が低いため高率放電性能が劣る。これ
に対して、本実施例の極板を用いた電池は、ニッケル焼
結基体と活物質との間の導電性が高いので高率放電性能
が高くなる。この傾向は高率放電の度合いが高くなるほ
ど即ち1CmA放電より2CmA放電の方に顕著に現れ
る。
【0013】なお本実施例では、めっきによりニッケル
焼結基体の表面に銀を被覆したが、蒸着等の他の方法で
ニッケル焼結基体の表面に銀を被覆しても構わない。ま
た本実施例では、銀を用いてニッケル焼結基体の表面を
被覆したが、ニッケル焼結基体の表面を被覆する金属
は、ニッケルよりイオン化傾向が小さいものであればよ
く、銅、白金、金等を用いることができる。
焼結基体の表面に銀を被覆したが、蒸着等の他の方法で
ニッケル焼結基体の表面に銀を被覆しても構わない。ま
た本実施例では、銀を用いてニッケル焼結基体の表面を
被覆したが、ニッケル焼結基体の表面を被覆する金属
は、ニッケルよりイオン化傾向が小さいものであればよ
く、銅、白金、金等を用いることができる。
【0014】以下、明細書に記載した複数の発明の中で
いくつかの発明についてその構成を示す。
いくつかの発明についてその構成を示す。
【0015】(1)ニッケル焼結基体の表面に0.01
μm 以上1μm 以下の厚みの銀を被覆する工程と、前記
銀を被覆した前記ニッケル焼結基体をニッケル塩溶液中
に浸漬した後に水酸化物溶液中に浸漬する含浸工程によ
り前記ニッケル焼結基体に水酸化ニッケルからなる正極
活物質を充填する工程とからなるアルカリ蓄電池用焼結
式ニッケル正極板の製造方法。
μm 以上1μm 以下の厚みの銀を被覆する工程と、前記
銀を被覆した前記ニッケル焼結基体をニッケル塩溶液中
に浸漬した後に水酸化物溶液中に浸漬する含浸工程によ
り前記ニッケル焼結基体に水酸化ニッケルからなる正極
活物質を充填する工程とからなるアルカリ蓄電池用焼結
式ニッケル正極板の製造方法。
【0016】(2)ニッケル焼結基体の表面に0.01
μm 以上1μm 以下の厚みの銀をめっきにより被覆する
工程と、前記銀を被覆した前記ニッケル焼結基体を温度
60〜90℃、比重1.6〜1.8の硝酸ニッケル溶液
中に浸漬した後に水酸化ナトリウム溶液中に浸漬する含
浸工程を4〜7回繰り返して前記ニッケル焼結基体に水
酸化ニッケルからなる正極活物質を充填する工程とから
なるアルカリ蓄電池用焼結式ニッケル正極板の製造方
法。
μm 以上1μm 以下の厚みの銀をめっきにより被覆する
工程と、前記銀を被覆した前記ニッケル焼結基体を温度
60〜90℃、比重1.6〜1.8の硝酸ニッケル溶液
中に浸漬した後に水酸化ナトリウム溶液中に浸漬する含
浸工程を4〜7回繰り返して前記ニッケル焼結基体に水
酸化ニッケルからなる正極活物質を充填する工程とから
なるアルカリ蓄電池用焼結式ニッケル正極板の製造方
法。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、ニッケルよりイオン化
傾向が小さい金属でニッケル焼結基体の表面を被覆する
ので、活物質とニッケル焼結基体との間の導電性を低下
させることなく、含浸工程によるニッケル焼結基体の腐
食を有効に防ぐことができる。そのため、アルカリ蓄電
池のサイクル寿命特性及び高率放電性能を高めることが
できる。
傾向が小さい金属でニッケル焼結基体の表面を被覆する
ので、活物質とニッケル焼結基体との間の導電性を低下
させることなく、含浸工程によるニッケル焼結基体の腐
食を有効に防ぐことができる。そのため、アルカリ蓄電
池のサイクル寿命特性及び高率放電性能を高めることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例の正極板の断面を示す模式図であ
る。
る。
【図2】 試験に用いた電池のサイクル寿命特性を示す
図である。
図である。
【図3】 試験に用いた電池の高率放電性能を示す図で
ある。
ある。
1 銀 2 ニッケル焼結基体 3 活物質
Claims (5)
- 【請求項1】 ニッケル焼結基体の表面が、ニッケルよ
りイオン化傾向が小さい金属で被覆されていることを特
徴とするアルカリ蓄電池用焼結式ニッケル極板。 - 【請求項2】 前記ニッケル焼結基体の表面を被覆する
前記金属が銀であることを特徴とする請求項1に記載の
アルカリ蓄電池用焼結式ニッケル極板。 - 【請求項3】 ニッケル焼結基体に含浸工程により活物
質を充填してアルカリ蓄電池用焼結式ニッケル極板を製
造する方法において、 前記ニッケル焼結基体として、ニッケルよりイオン化傾
向が小さい金属で表面が被覆されているものを用いるこ
とを特徴とするアルカリ蓄電池用焼結式ニッケル極板の
製造方法。 - 【請求項4】 前記ニッケル焼結基体の表面を被覆する
前記金属として銀を用いることを特徴とする請求項3に
記載のアルカリ蓄電池用焼結式ニッケル極板の製造方
法。 - 【請求項5】 前記銀は0.01μm 以上1μm 以下の
厚みで前記ニッケル焼結基体の前記表面を被覆している
ことを特徴とする請求項4に記載のアルカリ蓄電池用焼
結式ニッケル極板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6123683A JPH07335212A (ja) | 1994-06-06 | 1994-06-06 | アルカリ蓄電池用焼結式ニッケル極板及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6123683A JPH07335212A (ja) | 1994-06-06 | 1994-06-06 | アルカリ蓄電池用焼結式ニッケル極板及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07335212A true JPH07335212A (ja) | 1995-12-22 |
Family
ID=14866737
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6123683A Withdrawn JPH07335212A (ja) | 1994-06-06 | 1994-06-06 | アルカリ蓄電池用焼結式ニッケル極板及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07335212A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015155360A (ja) * | 2014-02-21 | 2015-08-27 | 株式会社オメガ | 焼結セラミックス電極の製造方法 |
-
1994
- 1994-06-06 JP JP6123683A patent/JPH07335212A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015155360A (ja) * | 2014-02-21 | 2015-08-27 | 株式会社オメガ | 焼結セラミックス電極の製造方法 |
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| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010904 |