JPH07335258A - 高分子固体電解質 - Google Patents
高分子固体電解質Info
- Publication number
- JPH07335258A JPH07335258A JP6153127A JP15312794A JPH07335258A JP H07335258 A JPH07335258 A JP H07335258A JP 6153127 A JP6153127 A JP 6153127A JP 15312794 A JP15312794 A JP 15312794A JP H07335258 A JPH07335258 A JP H07335258A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polymer
- electrolyte
- solid electrolyte
- high molecular
- phase
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 イオン伝導性と機械的強度が高く、安定な高
分子固体電解質を提供する。 【構成】 低極性高分子相と高極性高分子相からなる高
分子マトリクスの高極性高分子相に電解液が含浸された
高分子固体電解質において、高極性高分子相が架橋構造
を持つ高分子固体電解質。該高極性高分子相は、その高
分子成分が2重結合を有し、更にその2重結合の一部が
開裂して生成した分子内あるいは分子間架橋を有するも
のであることが好ましい。
分子固体電解質を提供する。 【構成】 低極性高分子相と高極性高分子相からなる高
分子マトリクスの高極性高分子相に電解液が含浸された
高分子固体電解質において、高極性高分子相が架橋構造
を持つ高分子固体電解質。該高極性高分子相は、その高
分子成分が2重結合を有し、更にその2重結合の一部が
開裂して生成した分子内あるいは分子間架橋を有するも
のであることが好ましい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リチウム2次電池など
の高エネルギー密度電池に使用できる高分子固体電解質
に関する。
の高エネルギー密度電池に使用できる高分子固体電解質
に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電子機器の発展に伴い、これら機器
に電力を供給する電池が高い関心を集めている。中でも
リチウム2次電池は最も高いエネルギー密度を有し、精
力的に開発が進められている。このようなリチウム2次
電池に対し、液漏れがなく、機器の隙間に実装できるよ
うな加工性を付与できる高分子固体電解質が興味を集め
ている。高分子固体電解質には高いイオン伝導性と機械
的強度を付与することが求められている。このような要
求を満足するために本発明者らは、低極性高分子相と高
極性高分子相からなる高分子マトリクスの高極性高分子
相に電解液が含浸された高分子電解質を提案した(特開
平5−299119号公報参照)。この電解質では、低
極性の高分子相が機械的強度を保ち、電解液を含浸した
高極性高分子相がイオン伝導路相となっている。
に電力を供給する電池が高い関心を集めている。中でも
リチウム2次電池は最も高いエネルギー密度を有し、精
力的に開発が進められている。このようなリチウム2次
電池に対し、液漏れがなく、機器の隙間に実装できるよ
うな加工性を付与できる高分子固体電解質が興味を集め
ている。高分子固体電解質には高いイオン伝導性と機械
的強度を付与することが求められている。このような要
求を満足するために本発明者らは、低極性高分子相と高
極性高分子相からなる高分子マトリクスの高極性高分子
相に電解液が含浸された高分子電解質を提案した(特開
平5−299119号公報参照)。この電解質では、低
極性の高分子相が機械的強度を保ち、電解液を含浸した
高極性高分子相がイオン伝導路相となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような高分子電解
質は、低極性高分子相と高極性高分子相からなる高分子
マトリクスを電解液に含浸して作製するが、高極性高分
子相は電解液と親和性が高いため、含浸時に高極性高分
子が溶け出す可能性があった。したがって、品質を安定
させることが難しいという製造プロセスの上の問題点が
あった。また、時間の経過と共に、作製した電解質の高
極性高分子相が含浸した電解液に溶かし出される可能性
があった。本発明はこのような現状にかんがみてなされ
たものであり、その目的はイオン伝導性と機械的強度が
高く、安定な高分子固体電解質を提供することにある。
質は、低極性高分子相と高極性高分子相からなる高分子
マトリクスを電解液に含浸して作製するが、高極性高分
子相は電解液と親和性が高いため、含浸時に高極性高分
子が溶け出す可能性があった。したがって、品質を安定
させることが難しいという製造プロセスの上の問題点が
あった。また、時間の経過と共に、作製した電解質の高
極性高分子相が含浸した電解液に溶かし出される可能性
があった。本発明はこのような現状にかんがみてなされ
たものであり、その目的はイオン伝導性と機械的強度が
高く、安定な高分子固体電解質を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明を概説すれば、電
池用高分子固体電解質に関する発明であって、 1)低極性高分子相と高極性高分子相からなる高分子マ
トリクスの高極性高分子相に電解液が含浸された高分子
固体電解質において、高極性高分子相が架橋構造を持つ
こと、あるいは 2)前記1)項の高分子固体電解質において、高極性高
分子相の高分子成分が2重結合を有し、更にその2重結
合の一部が開裂して生成した分子内あるいは分子間架橋
を有することを特徴とする。
池用高分子固体電解質に関する発明であって、 1)低極性高分子相と高極性高分子相からなる高分子マ
トリクスの高極性高分子相に電解液が含浸された高分子
固体電解質において、高極性高分子相が架橋構造を持つ
こと、あるいは 2)前記1)項の高分子固体電解質において、高極性高
分子相の高分子成分が2重結合を有し、更にその2重結
合の一部が開裂して生成した分子内あるいは分子間架橋
を有することを特徴とする。
【0005】本発明者らは低極性高分子相と高極性高分
子相からなる高分子マトリクスの高極性高分子相に電解
液が含浸された高分子固体電解質の検討を進めてきた
が、含浸された電解液によって高極性高分子相が溶かし
出されるのを防ぐには、高極性高分子相が架橋構造を有
し、電解液によって膨潤するが、電解液に溶解しないよ
うにすることが効果的なことを明らかにした。
子相からなる高分子マトリクスの高極性高分子相に電解
液が含浸された高分子固体電解質の検討を進めてきた
が、含浸された電解液によって高極性高分子相が溶かし
出されるのを防ぐには、高極性高分子相が架橋構造を有
し、電解液によって膨潤するが、電解液に溶解しないよ
うにすることが効果的なことを明らかにした。
【0006】本発明の高分子固体電解質は、高分子微粒
子分散液から好適に作製される。具体的には、例えば、
高極性高分子微粒子を含有するラテックスと低極性高分
子微粒子を含有するラテックスを混合後、分散媒体を除
去すると高分子微粒子は凝集・融着し、高極性高分子相
と低極性高分子相を有する高分子マトリクスシートが形
成される。この高分子マトリクスシートに電解液を含浸
して高分子固体電解質が作製される。このような作製手
法において、高極性高分子微粒子の成分として、ブタジ
エン、イソプレンなどジエン系モノマーと極性モノマー
を共重合した高分子を好適に用いることができる。この
ような高分子は分子鎖内に2重結合を有し反応性を持っ
ている。この2重結合は熱、光などで開裂すると、付加
反応、環化反応等により分子内あるいは分子間で架橋構
造を形成することができる。そして、この架橋構造を導
入することにより、つまり本発明第2項の高分子固体電
解質では、電解液による高極性高分子成分の流出を効果
的に抑制できることを明らかにした。
子分散液から好適に作製される。具体的には、例えば、
高極性高分子微粒子を含有するラテックスと低極性高分
子微粒子を含有するラテックスを混合後、分散媒体を除
去すると高分子微粒子は凝集・融着し、高極性高分子相
と低極性高分子相を有する高分子マトリクスシートが形
成される。この高分子マトリクスシートに電解液を含浸
して高分子固体電解質が作製される。このような作製手
法において、高極性高分子微粒子の成分として、ブタジ
エン、イソプレンなどジエン系モノマーと極性モノマー
を共重合した高分子を好適に用いることができる。この
ような高分子は分子鎖内に2重結合を有し反応性を持っ
ている。この2重結合は熱、光などで開裂すると、付加
反応、環化反応等により分子内あるいは分子間で架橋構
造を形成することができる。そして、この架橋構造を導
入することにより、つまり本発明第2項の高分子固体電
解質では、電解液による高極性高分子成分の流出を効果
的に抑制できることを明らかにした。
【0007】上記したジエン系共重合体は、ブタジエ
ン、イソプレンなどジエン系モノマーと極性モノマーか
ら合成されるが、代表的なものとしてブタジエンとアク
リロニトリルから合成されたニトリル−ブタジエン共重
合体ゴム(NBR)が好適に用いられる。その他の極性
モノマーの例として、フッ化ビニリデン、塩化ビニル、
メチルメタクリレート、メチルアクリレート、メタクリ
ル酸(及び金属塩)、アクリル酸(及び金属塩)、ビニ
ルアルコール、塩化ビニリデン、エチレンイミン、メタ
クリロニトリル、ビニルアセテート、ビニルピロリドン
あるいはこれらの誘導体が挙げられる。また、これらの
モノマーを組合せてもよく、更に他のモノマーを加えて
共重合させてもよい。共重合体における極性モノマー成
分の含有率は、電解液が含浸できるだけの極性が発現で
きればよく、限定されないが、10重量%以上が好適で
ある。
ン、イソプレンなどジエン系モノマーと極性モノマーか
ら合成されるが、代表的なものとしてブタジエンとアク
リロニトリルから合成されたニトリル−ブタジエン共重
合体ゴム(NBR)が好適に用いられる。その他の極性
モノマーの例として、フッ化ビニリデン、塩化ビニル、
メチルメタクリレート、メチルアクリレート、メタクリ
ル酸(及び金属塩)、アクリル酸(及び金属塩)、ビニ
ルアルコール、塩化ビニリデン、エチレンイミン、メタ
クリロニトリル、ビニルアセテート、ビニルピロリドン
あるいはこれらの誘導体が挙げられる。また、これらの
モノマーを組合せてもよく、更に他のモノマーを加えて
共重合させてもよい。共重合体における極性モノマー成
分の含有率は、電解液が含浸できるだけの極性が発現で
きればよく、限定されないが、10重量%以上が好適で
ある。
【0008】本発明の高分子固体電解質の低極性高分子
相の成分としては、例えば、安価な炭化水素系高分子又
はその共重合体を成分とするものが好適に用いられる。
具体的には次のようなものの単独あるいは混合物が挙げ
られる:ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリイソブテ
ン、ポリエチレン、ポリブタジエン、ポリイソプレン、
ポリ(α−メチルスチレン)、及びこれらの成分を含む
共重合体。特にポリブタジエン、ポリイソプレン等の共
役ジエン系成分を含むポリマーから作製される高分子電
解質は、柔軟でゴム弾性を持ち電極と良好な密着性を有
するため好適である。
相の成分としては、例えば、安価な炭化水素系高分子又
はその共重合体を成分とするものが好適に用いられる。
具体的には次のようなものの単独あるいは混合物が挙げ
られる:ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリイソブテ
ン、ポリエチレン、ポリブタジエン、ポリイソプレン、
ポリ(α−メチルスチレン)、及びこれらの成分を含む
共重合体。特にポリブタジエン、ポリイソプレン等の共
役ジエン系成分を含むポリマーから作製される高分子電
解質は、柔軟でゴム弾性を持ち電極と良好な密着性を有
するため好適である。
【0009】本発明の高分子固体電解質に使用する電解
液は、その用途によって異なり、特に限定されない。例
えば、リチウム電池への応用を考えると、電解液の構成
要素の金属塩には、LiClO4 、LiBF4 、LiP
F6 、LiNbF6 、LiSCN、Li(CF3 S
O3 )、Li(C6 H5 SO3 )、LiAsF6 等のリ
チウム塩が単独あるいは混合して用いられる。
液は、その用途によって異なり、特に限定されない。例
えば、リチウム電池への応用を考えると、電解液の構成
要素の金属塩には、LiClO4 、LiBF4 、LiP
F6 、LiNbF6 、LiSCN、Li(CF3 S
O3 )、Li(C6 H5 SO3 )、LiAsF6 等のリ
チウム塩が単独あるいは混合して用いられる。
【0010】また、電解液の溶媒にはプロピレンカーボ
ネート、エチレンカーボネート、γ−ブチロラクトン、
ジメチルカーボネート、ジメチルスルホキシド、アセト
ニトリル、スルホラン、ジメチルホルムアミド、ジメチ
ルアセトアミド、1,2−ジメトキシエタン、1,2−
ジエトキシエタン、テトラヒドロフラン、2−メチルテ
トラヒドロフラン、ジオキソラン、メチルアセテート等
の非プロトン性溶媒及びこれらを含む混合物が好適に用
いられる。なお、この電解液の濃度は、重量モル濃度
で、0.01〜5 mol/kgとするのが好適である。
ネート、エチレンカーボネート、γ−ブチロラクトン、
ジメチルカーボネート、ジメチルスルホキシド、アセト
ニトリル、スルホラン、ジメチルホルムアミド、ジメチ
ルアセトアミド、1,2−ジメトキシエタン、1,2−
ジエトキシエタン、テトラヒドロフラン、2−メチルテ
トラヒドロフラン、ジオキソラン、メチルアセテート等
の非プロトン性溶媒及びこれらを含む混合物が好適に用
いられる。なお、この電解液の濃度は、重量モル濃度
で、0.01〜5 mol/kgとするのが好適である。
【0011】本発明の高分子固体電解質は、高分子微粒
子分散液から作製される方法が好適であるが、高分子微
粒子分散液の安定化のために安定剤を使ってもよく、そ
れには界面活性剤が好適に使われ、例えば、次のような
ものが挙げられる:脂肪酸金属塩、ポリオキシエチレ
ン、ポリエチレングリコール、ポリオキシプロピレン、
アルキルベンゼンスルホン酸金属塩、アルキル硫酸金属
塩、ジオクチルスルホコハク酸金属塩、ポリオキシエチ
レンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンステ
アリン酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンモノ
ラウリン酸エステル、ポリオキシエチレン−ポリオキシ
プロピレンブロック共重合体、ポリエーテル変性シリコ
ーンオイル等の単独あるいは混合物。高分子微粒子分散
液の分散媒体には、水が好適に用いられるが、アルコー
ル類など有機溶媒あるいは水との混合物を使用すること
もできる。
子分散液から作製される方法が好適であるが、高分子微
粒子分散液の安定化のために安定剤を使ってもよく、そ
れには界面活性剤が好適に使われ、例えば、次のような
ものが挙げられる:脂肪酸金属塩、ポリオキシエチレ
ン、ポリエチレングリコール、ポリオキシプロピレン、
アルキルベンゼンスルホン酸金属塩、アルキル硫酸金属
塩、ジオクチルスルホコハク酸金属塩、ポリオキシエチ
レンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンステ
アリン酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンモノ
ラウリン酸エステル、ポリオキシエチレン−ポリオキシ
プロピレンブロック共重合体、ポリエーテル変性シリコ
ーンオイル等の単独あるいは混合物。高分子微粒子分散
液の分散媒体には、水が好適に用いられるが、アルコー
ル類など有機溶媒あるいは水との混合物を使用すること
もできる。
【0012】本発明の高分子固体電解質の高分子マトリ
クスフィルムは、高分子微粒子分散液から分散媒体を除
去して作製される方法が好適であるが、その方法は通常
の方法でよく、加熱、あるいは加熱と減圧を組合せても
よい。しかし、均一な高分子マトリクスフィルムを作製
するには、高分子微粒子の成分のガラス転移温度以上に
加熱するのが好適である。必要に応じて加圧プレスし
て、高分子マトリクスを任意の形状に成形することも可
能である。分散媒体が、固体電解質適用先の電池等に悪
影響を与えるときには、この分散媒体の沸点以上に加熱
するか、加熱と減圧処理を組合せて、分散媒体を取り除
かなければならない。
クスフィルムは、高分子微粒子分散液から分散媒体を除
去して作製される方法が好適であるが、その方法は通常
の方法でよく、加熱、あるいは加熱と減圧を組合せても
よい。しかし、均一な高分子マトリクスフィルムを作製
するには、高分子微粒子の成分のガラス転移温度以上に
加熱するのが好適である。必要に応じて加圧プレスし
て、高分子マトリクスを任意の形状に成形することも可
能である。分散媒体が、固体電解質適用先の電池等に悪
影響を与えるときには、この分散媒体の沸点以上に加熱
するか、加熱と減圧処理を組合せて、分散媒体を取り除
かなければならない。
【0013】本発明の第2項の高分子固体電解質では、
高極性高分子中の2重結合を反応させて架橋構造を形成
する必要があるが、これは熱、あるいは紫外線、放射線
などの電磁波の照射によって反応を起こさせることがで
きる。特に加熱による方法は好適で、高分子マトリクス
シートを形成するときに同時に架橋構造を導入すること
ができる。加熱温度は、2重結合が開裂する温度であれ
ばよいが、50℃以上、特に100℃以上が好適であ
る。
高極性高分子中の2重結合を反応させて架橋構造を形成
する必要があるが、これは熱、あるいは紫外線、放射線
などの電磁波の照射によって反応を起こさせることがで
きる。特に加熱による方法は好適で、高分子マトリクス
シートを形成するときに同時に架橋構造を導入すること
ができる。加熱温度は、2重結合が開裂する温度であれ
ばよいが、50℃以上、特に100℃以上が好適であ
る。
【0014】電解液の含浸は通常の方法でよく、例えば
高分子マトリクスフィルムを電解液中に浸漬すればよ
い。電解液の含浸量は浸漬時間の長さで制御できるが、
高分子電解質中10重量%以上含浸させることが好適で
ある。
高分子マトリクスフィルムを電解液中に浸漬すればよ
い。電解液の含浸量は浸漬時間の長さで制御できるが、
高分子電解質中10重量%以上含浸させることが好適で
ある。
【0015】
【実施例】以下に本発明を実施例によって更に詳しく説
明するが、本発明はこの実施例に限定されない。
明するが、本発明はこの実施例に限定されない。
【0016】実施例1 高分子微粒子分散液として、日本ゼオン社製スチレン・
フタジエン共重合体(低極性高分子成分)ラテックス
(SBRラテックス;商品名:Nipol LX424)と日本ゼオ
ン社製アクリロニトリル・ブタジエン共重合体(高極性
高分子成分)ラテックス(NBRラテックス;商品名:
Nipol 1571) を固形分重量比1:1で混合した後、ガラ
ス基板上にキャストした後、常圧・70℃で5時間乾燥
した後、NBR分子の架橋反応を起こさせるために13
0℃で5時間、真空雰囲気で加熱した。このとき真空度
は0.1Torrであった。真空乾燥した結果、厚さ200
μmの高分子マトリクスフィルムを得た。赤外分光法で
分析した結果、NBR高分子鎖の2重結合に起因する吸
収が減少していることが確認された。この高分子マトリ
クスフィルムをLiClO4 をプロピレンカーボネート
と2−メチルテトラヒドロフラン等容積混合溶媒に溶解
した電解液(LiClO4 濃度:0.1 mol/リット
ル)に6時間浸漬して、高分子固体電解質を得た。この
含浸過程に使用した電解液から溶媒を加熱除去して残留
固形物成分を赤外分光法で分析したところ、高極性成分
のアクリロニトリル・ブタジエン共重合体は認められな
かった。
フタジエン共重合体(低極性高分子成分)ラテックス
(SBRラテックス;商品名:Nipol LX424)と日本ゼオ
ン社製アクリロニトリル・ブタジエン共重合体(高極性
高分子成分)ラテックス(NBRラテックス;商品名:
Nipol 1571) を固形分重量比1:1で混合した後、ガラ
ス基板上にキャストした後、常圧・70℃で5時間乾燥
した後、NBR分子の架橋反応を起こさせるために13
0℃で5時間、真空雰囲気で加熱した。このとき真空度
は0.1Torrであった。真空乾燥した結果、厚さ200
μmの高分子マトリクスフィルムを得た。赤外分光法で
分析した結果、NBR高分子鎖の2重結合に起因する吸
収が減少していることが確認された。この高分子マトリ
クスフィルムをLiClO4 をプロピレンカーボネート
と2−メチルテトラヒドロフラン等容積混合溶媒に溶解
した電解液(LiClO4 濃度:0.1 mol/リット
ル)に6時間浸漬して、高分子固体電解質を得た。この
含浸過程に使用した電解液から溶媒を加熱除去して残留
固形物成分を赤外分光法で分析したところ、高極性成分
のアクリロニトリル・ブタジエン共重合体は認められな
かった。
【0017】比較例1 実施例1の高分子固体電解質の作製過程の高分子マトリ
クス形成過程において、常圧・70℃で5時間乾燥した
後130℃で5時間真空乾燥する代りに、加熱せず常温
で24時間真空乾燥して、厚さ200μmの高分子マト
リクスフィルムを得た。このように作製した高分子マト
リクスフィルムをLiClO4 をプロピレンカーボネー
トと2−メチルテトラヒドロフラン等容積混合溶媒に溶
解した電解液(LiClO4 濃度:0.1 mol/リット
ル)に6時間浸漬して、高分子固体電解質を得た。この
含浸過程に使用した電解液から溶媒を加熱除去して残留
固形物成分を分析したところ、高分子マトリクスの高極
性成分のアクリロニトリル・ブタジエン共重合体の30
重量%が溶出していることが確認された。
クス形成過程において、常圧・70℃で5時間乾燥した
後130℃で5時間真空乾燥する代りに、加熱せず常温
で24時間真空乾燥して、厚さ200μmの高分子マト
リクスフィルムを得た。このように作製した高分子マト
リクスフィルムをLiClO4 をプロピレンカーボネー
トと2−メチルテトラヒドロフラン等容積混合溶媒に溶
解した電解液(LiClO4 濃度:0.1 mol/リット
ル)に6時間浸漬して、高分子固体電解質を得た。この
含浸過程に使用した電解液から溶媒を加熱除去して残留
固形物成分を分析したところ、高分子マトリクスの高極
性成分のアクリロニトリル・ブタジエン共重合体の30
重量%が溶出していることが確認された。
【0018】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
より、イオン伝導性と機械的強度が高く、安定な高分子
固体電解質を提供することができるという利点がある。
より、イオン伝導性と機械的強度が高く、安定な高分子
固体電解質を提供することができるという利点がある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西 史郎 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 低極性高分子相と高極性高分子相からな
る高分子マトリクスの高極性高分子相に電解液が含浸さ
れた高分子固体電解質において、高極性高分子相が架橋
構造を持つことを特徴とする高分子固体電解質。 - 【請求項2】 請求項1に記載の高分子固体電解質にお
いて、高極性高分子相の高分子成分が2重結合を有し、
更にその2重結合の一部が開裂して生成した分子内ある
いは分子間架橋を有することを特徴とする高分子固体電
解質。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6153127A JPH07335258A (ja) | 1994-06-13 | 1994-06-13 | 高分子固体電解質 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6153127A JPH07335258A (ja) | 1994-06-13 | 1994-06-13 | 高分子固体電解質 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07335258A true JPH07335258A (ja) | 1995-12-22 |
Family
ID=15555578
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6153127A Pending JPH07335258A (ja) | 1994-06-13 | 1994-06-13 | 高分子固体電解質 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07335258A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100647571B1 (ko) * | 2000-04-12 | 2006-11-17 | 삼성에스디아이 주식회사 | 리튬 2차 전지용 고분자 전해질 |
| JP5638065B2 (ja) * | 2010-03-31 | 2014-12-10 | 株式会社クラレ | 高分子固体電解質、及びそれを用いた高分子トランスデューサ |
-
1994
- 1994-06-13 JP JP6153127A patent/JPH07335258A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100647571B1 (ko) * | 2000-04-12 | 2006-11-17 | 삼성에스디아이 주식회사 | 리튬 2차 전지용 고분자 전해질 |
| JP5638065B2 (ja) * | 2010-03-31 | 2014-12-10 | 株式会社クラレ | 高分子固体電解質、及びそれを用いた高分子トランスデューサ |
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