JPH07335620A - Ii−vi族化合物半導体の選択的ドライエッチング方法 - Google Patents

Ii−vi族化合物半導体の選択的ドライエッチング方法

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JPH07335620A
JPH07335620A JP12763594A JP12763594A JPH07335620A JP H07335620 A JPH07335620 A JP H07335620A JP 12763594 A JP12763594 A JP 12763594A JP 12763594 A JP12763594 A JP 12763594A JP H07335620 A JPH07335620 A JP H07335620A
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etching
compound semiconductor
group
light emitting
group compound
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JP12763594A
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Takayuki Kawasumi
孝行 河角
Atsushi Toda
淳 戸田
Tomoko Ishiwatari
知子 石渡
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 III−V族化合物半導体に対して、II−
VI族化合物半導体を選択的にエッチングすることので
きるII−VI族化合物半導体の選択的ドライエッチン
グ方法を提供する。 【構成】 エッチングがなされるII−VI族化合物半
導体を有する被エッチング体1が配置された処理室2内
に、80%(体積比)以上の希ガスによるガスを導入
し、主として上記希ガスイオンの上記被エッチング体1
に対する衝撃によるドライエッチングによって上記II
−VI族化合物半導体を選択的にエッチングする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はII−VI族化合物半導
体の例えばIII−V族化合物半導体に対する選択的エ
ッチングを行うII−VI族の化合物半導体の選択的ド
ライエッチング方法に係わる。
【0002】
【従来の技術】青ないしは緑の比較的短波長の光を発光
させる半導体発光素子例えばレーザダイオード、発光ダ
イオードとして、II−VI族化合物半導体による半導
体発光素子が注目されている。
【0003】このII−VI族化合物半導体による半導
体発光素子は、一般にIII−V族の例えばGaAs基
板もしくはGaz In1-z P(0≦z≦1)基板上に半
導体発光素子を構成するクラッド層、活性層等のII−
VI族半導体層がエピタキシーされて構成される。
【0004】この場合、複数の発光素子によって、ある
いは他の素子との組み合わせによるモノリシック集積回
路化等において、III−V族基板上に形成したII−
VI族化合物半導体に対し、III−V族基板を残して
II−VI族化合物半導体のみを選択的にエッチング除
去することが要求される。
【0005】また、昨今共通の基板上に、赤、緑および
青の各半導体発光素子を積層形成し、これら発光素子に
よってフルカラー発光を行うようにするカラー発光素子
の研究、開発が盛んに行われている。この場合、少なく
とも青の発光素子に関してはII−VI族による発光素
子とし、少なくとも赤の発光素子に関してはIII−V
族による発光素子とする。
【0006】この場合においても、各色の発光素子から
の端子導出のための電極形成の必要性から、例えば上層
側に位置するII−VI族半導体層を例えばIII−V
族半導体層ないしは基板を残して選択的にエッチングす
ることが必要となってくる。
【0007】エッチング方法としては、プラズマエッチ
ング例えばRIE(反応性イオンエッチング)等多くの
エッチング方法が知られていて、この種のエッチングは
異方性エッチングがなされることから、微細加工に好適
であるものの、III−V族化合物半導体に対して、I
I−VI族化合物半導体のみを選択的にドライエッチン
グできる方法の提案は未だなされていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、III−V
族化合物半導体に対して、II−VI族化合物半導体を
選択的にエッチングすることのできるII−VI族化合
物半導体の選択的ドライエッチング方法を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の本発明方法におい
ては、図1に本発明によるエッチングを実施するエッチ
ング装置の一例の概略構成図を示すように、エッチング
がなされるII−VI族化合物半導体を有する被エッチ
ング体1が配置された処理室2内に、80%(体積比)
以上の希ガスによるガスを導入し、主として上記希ガス
イオンの上記被エッチング体1に対する衝撃によるドラ
イエッチングによって上記II−VI族化合物半導体を
選択的にエッチングするものである。
【0010】第2の本発明方法は、上述の本発明方法に
おいて、そのII−VI族化合物半導体を、III−V
族化合物半導体に対して選択的にエッチングする。
【0011】第3の本発明方法は、上述の各本発明方法
において、その希ガスを、Ar,He,またはKrのう
ちの少なくとも1種以上とする。
【0012】第4の本発明方法は、上述の各本発明方法
において、そのエッチングの対象をII−VI族化合物
半導体が、Zn1-x-y Mgx Cdy a Teb Se
1-a-b (0≦x<1、0≦y<1、0≦a<1、0≦b
<1)とする。
【0013】第5の本発明方法においては、上述の各本
発明方法において、そのIII−V族化合物半導体を、
GaAsまたはGaz In1-z P(0≦z≦1)とす
る。
【0014】
【作用】上述の本発明方法によるとき、III−V族化
合物半導体に対してII−VI族化合物半導体のみを選
択的にエッチングすることができる。これは、ドライエ
ッチングにおいて、その導入ガスを希ガスの80%以上
としたことにより、殆ど化学的な反応性エッチングは発
生せずに主としてこの希ガスのイオンの衝撃による物理
的エッチングが発生するものであり、この場合II−V
I族化合物半導体の原子相互の結合が、III−V族化
合物半導体における同様の結合力に比して弱いために、
III−V族化合物半導体に対するエッチング速度に比
しII−VI族化合物半導体に対するエッチング速度高
く、このためにII−VI族化合物半導体の選択的エッ
チングがなされるものであると考えられる。因みに結晶
の強度の目安となるデバイ温度は、II−VI族のZn
SeおよびIII−V族のGaAsがそれぞれ271お
よび376であり、III−V族のGaAsの方が高い
値を有する。
【0015】このように、本発明方法によれば、III
−V族化合物半導体に対し、II−VI族化合物半導体
の選択的エッチングを行うことができるので、前述した
ようにII−VI族化合物半導体発光素子を有するモノ
リシック集積回路、カラー発光素子等の作製を容易、確
実に行うことができる。
【0016】
【実施例】本発明方法の実施例を説明する。本発明方法
は、例えば図1に示す平行平板型エッチング装置として
知られているエッチング装置によって行うことができ
る。すなわち、このエッチング装置は、例えば高周波電
源3からの高周波電力がマッチンク回路8を通じて印加
される陰極4側に被エッチング体が配置される陰極結合
方式を採った場合で、陰極4との対向電極5を接地電極
とした場合であるが、陽極結合方式を採ることもできる
など、エッチング装置は、この例に限られるものではな
く、種々の構成を採ることができる。
【0017】被エッチング体が配置される処理室2内
は、排気手段(図示せず)によって排気口6から排気が
なされて高真空度に保持され、ガス供給口7から処理室
2内に、80%以上を希ガスとするガスを導入する。
【0018】この希ガスは、例えばAr,He,Krの
うちの少なくとも1種以上を用いることができる。
【0019】そのエッチングの対象とするII−VI族
化合物半導体は、例えばZn1-x-yMgx Cdy a
b Se1-a-b (0≦x<1、0≦y<1、0≦a<
1、0≦b<1)であり、エッチングを回避するIII
−V族化合物半導体は、例えばGaAsまたはGaz
1-z P(0≦z≦1)とする。
【0020】図2Aに示すようにIII−V族のGaA
s基板21上に、II−VI族のZnSeによる半導体
層22をエピタキシーした被エッチング体1に対し、そ
のGaAs基板21を残してZnSe半導体層22のみ
を選択的にしかも所要のパターンに、本発明方法によっ
てエッチングする場合について実施例を挙げて説明す
る。
【0021】この場合、図2Aに示すように、被エッチ
ング体1の半導体層22上にエッチングを行う部分に開
口23Wを有するエッチングマスク23を、例えばフォ
トレジストの塗布、パターン露光、現像によって形成す
る。
【0022】そして、この被エッチング体1を図1で説
明したエッチング装置の、陰極4上に配置して本発明に
よるエッチングを行う。このエッチングは、つぎの実施
例として挙げる条件で行った。
【0023】実施例1 導入ガス Ar 圧力 25 mTorr 高周波出力 100W この実施例1の方法による場合、そのエッチングレート
は、 ZnSe 8 nm/分 GaAs 0.7nm/分 となり、ZnSeとGaAsとに対し高い選択性を示
す。
【0024】したがって、この実施例1の条件で、図2
Aで示す被エッチング体1に対するエッチングを行う
と、ZnSeの半導体層22の開口23Wを通じて外部
に露呈した部分のみが、図2Bに示すように、エッチン
グされる。そして、この場合半導体層22のエッチング
がその全厚さに渡ってエッチングされ、GaAs基板2
1が外部に露呈するとそのエッチング速度が急激に低下
するので、この時点でエッチングを停止すれば、半導体
層22に関してのみエッチングを選択的にできる。そし
て、この場合、GaAs基板21が外部に露呈すると、
そのエッチング速度が急激に低下することから、この時
点の検出およびエッチング停止の制御は、容易かつ確実
に行うことができる。
【0025】上述の実施例1では、導入ガスとしてAr
を用いた場合であるが、次に挙げる実施例2におけるよ
うに、導入ガスとしてHeガスを用いることもできる。
【0026】実施例2 導入ガス He 圧力 75 mTorr 高周波出力 100W この実施例2の方法による場合、そのエッチングレート
は、 ZnSe 7 nm/分 GaAs 0.9nm/分 となり、この場合においてもZnSeとGaAsとに対
し高い選択性を示す。
【0027】尚、上述した各例では、II−VI族化合
物半導体がZnSeで、III−V族化合物半導体がG
aAsとした場合であるが、他のII−VI族化合物半
導体およびIII−V族に対しても同様の選択性を示し
た。
【0028】例えば、実施例2と同様のエッチングによ
る場合の、それぞれII−VI族およびIII−V族化
合物半導体に対するエッチングレートを例示する。
【0029】II−VI族 ZnSe 7 nm/分 ZnSSe 6 nm/分 ZnMgSSe 7 nm/分 ZnTe 8 nm/分 III−V族 GaAs 0.9 nm/分 GaInP 1.5 nm/分
【0030】次に、比較のために、導入ガスとして希ガ
スを80%未満としたときのエッチングの例を比較例1
として例示する。この場合においても、図1で説明した
エッチング装置を用いてエッチングした。
【0031】比較例1 導入ガスおよびその流量比 SiCl4 :He=1
0:8.6(希ガス46%) 圧力 25 mTorr 高周波出力 100W この比較例1の方法による場合、そのエッチングレート
は、 ZnSe 30 nm/分 GaAs 400 nm/分 となり、この場合は、II−VI族化合物半導体のZn
Seに比し、III−V族のGaAsに対し高いエッチ
ング性を示した。
【0032】この比較例1と、この比較例1と同条件と
してその導入ガスをHe単体(He100%)としたと
きの、ZnSeとGaAsとの各エッチングレートR
ZnSeとRGaAsの比すなわち選択比R(R=RZnSe/R
GaAs)をもとに、この選択比Rと導入ガス中の希ガスH
eの割合との関係をみると、図3に示す関係が得られ
る。これによって、導入ガスにおける希ガスの割合を8
0%以上とするとき、選択比R>0とすることができる
ことがわかる。
【0033】尚、本発明方法によれば、II−VI族化
合物半導体のIII−V族化合物半導体に対するエッチ
ングの選択性が高いドライエッチングを行うことができ
るものであるが、比較的そのエッチングレート自体が低
いものであるために、例えば比較的厚いII−VI族化
合物半導体に対してエッチングを行う場合には、長時間
のエッチングを必要とすることになり、作業性の問題と
か、エッチングマスク23に対する破損の問題を考慮す
る必要が生じて来る。この場合には、II−VI族化合
物半導体層に対するエッチングの初期においては、通常
のRIEすなわち例えば比較例1におけるように導入ガ
ス中に反応性のガスを混入させてのエッチングを行い、
III−V族化合物半導体との界面近傍の位置で、本発
明方法のエッチングに切り換えて、II−VI族化合物
半導体のみを選択的にエッチングする方法を採ることが
できる。
【0034】また、本発明方法は、II−VI族化合物
半導体による半導体層21に対して所定の深さのエッチ
ングを行う場合に、本発明方法による場合のII−VI
族とIII−V族の各半導体に対するエッチングの選択
性を利用して、確実に所定の深さのエッチングを行うこ
とができる。すなわち、この場合はIII−V族化合物
半導体層をエッチングのストッパとして用いるものであ
る。
【0035】この場合の一例を、図4を参照して説明す
る。この場合、図4Aに示すように、例えばMBE(分
子線エピタキシー)による所要の厚さのII−VI族化
合物半導体の例えばZnSeによる第1の半導体層22
A上に、例えばMOCVD(Metal Organic Chemical V
apor Deposition)によってIII−V族化合物半導体の
例えばGaAsによるストッパ層24を所要の厚さdS
をもって例えばエピタキシーする。そして、これの上に
所要の厚さdのII−VI族化合物半導体の同様の例え
ばZnSeによる第2の半導体層22Bを例えばMBE
によってエピタキシーする。
【0036】この場合、各ストッパ層24の厚さdS
第2の半導体層22Bの厚さdとの和が、その目的とす
るエッチングの深さD(すなわちD=d+dS )となる
ように選定する。
【0037】そして、第2の半導体層22B上に、その
エッチングを行う部分に開口23Wを有するエッチング
マスク23を、例えばフォトレジストの塗布、パターン
露光、現像処理によって形成する。
【0038】図4Bに示すように、エッチングマスク2
3の開口23Wを通じて外部に露呈する半導体層22B
を、例えば上述の実施例1または2によってエッチング
する。このとき、そのエッチングが進行してIII−V
族化合物半導体のストッパ層24が露呈すると、そのエ
ッチング速度が急激に低下するのでこの時点でエッチン
グを停止する。このエッチングの停止は前述したよう
に、そのエッチング速度が急激に低下するので、その検
出および停止は容易に行うことができる。
【0039】次に、図4Cに示すように、第1の半導体
層22Bのエッチングによって外部に露呈したストッパ
層24を、例えば上述した比較例1の方法によってエッ
チングする。このようにすると、ストッパ層24のみを
選択的にエッチングすることができ、上述した第2の半
導体層22Bのエッチングと、ストッパ層24のエッチ
ングとによって、所定の深さD(D=d+dS )による
パターンエッチングを行うことができる。
【0040】上述したように、本発明方法によれば、I
II−V族に対してII−VI族化合物半導体を選択的
にエッチングできるものであり、またこのエッチングは
希ガスのイオン化すなわちプラズマエッチングであるの
で、異方性にすぐれたエッチングとなる。
【0041】この本発明方法による選択的ドライエッチ
ング方法は、例えば3原色の赤、緑および青の発光素子
R、GおよびBが積層された構成を採り、これらを個別
に駆動発光させることによって、これらの光の合成によ
るフルカラー発光を行う半導体カラー発光素子を製造す
る場合に適用して電極取り出し部の形成を容易、確実に
行うことができる。
【0042】先ず、この半導体カラー発光素子の概略構
成を図5を参照して説明する。この例では、GaAs基
板31上に、GaAsに格子整合するIII−V族化合
物半導体発光素子およびII−VI族化合物半導体発光
素子よりなる赤、緑および青の例えば発光ダイオードま
たは半導体レーザによる各半導体発光素子R、Gおよび
Bを積層して半導体カラー発光素子50を構成するもの
である。
【0043】ここで、比較的長波長の赤の半導体発光素
子Rと、更に或る場合は緑の半導体発光素子Gとは、I
II−V族系構成とし、少なくとも短波長の青の半導体
発光素子B、更に或る場合は緑の半導体発光素子GをI
I−VI族系構成とする。
【0044】III−V族化合物半導体発光素子は、A
lGaInP系化合物半導体により構成することが望ま
れ、II−VI族化合物半導体発光素子は、Zn1-x-y
Mg x Cdy a Teb Se1-a-b (0≦x<1、0≦
y<1、0≦a<1、0≦b<1)による構成とする。
【0045】各半導体発光素子R、G、Bの各間と最上
層の半導体発光素子(図5 の例では発光素子B)の上面
にコンタクト層52、53および54が形成される。
【0046】そして、GaAs基板31の裏面に例えば
Inによる第1の電極41をオーミックに被着形成し、
各半導体発光素子B、GおよびRの各上方側(GaAs
基板31とは反対側)のコンタクト層52、53、およ
び54にそれぞれ第2、第3および第4の電極42、4
3および44をオーミックに被着する。
【0047】図6は、この半導体カラー発光素子の等価
回路を示すもので、各端子T1 〜T 4 は、それぞれ第1
〜第4の電極41〜44の端子を示す。この構成による
場合、端子T1 およびT2 間、端子T2 およびT3 間、
端子T3 およびT4 間にそれぞれ所要の駆動電圧を供給
することによって、各発光素子R、G、Bを独立に制御
できる。したがって、これら素子R、G、Bを組み合わ
せ発光させることにより、これら発光の合成によってカ
ラー発光を行うことができる。
【0048】この場合、各半導体発光素子R、Gおよび
Bの発光は、図5において、矢印A R 、AG およびAB
に示すように、これら素子R、GおよびBを構成する半
導体層の端面から出射させる横型構成とすることもでき
るし、縦型すなわち半導体層の面と交叉する矢印BR
G およびBB 方向に出射させるいわゆる面発光型構成
とすることもできる。
【0049】面発光型構成とするとき、赤、緑および青
の各半導体発光素子R、GおよびBを、赤、緑、青の順
に重ね、青の半導体発光素子B側からカラー発光を取り
出す。
【0050】また、この半導体カラー発光素子50は、
共通のGaAs基板31に、1次元的にすなわち1列に
配列することもできるし、2次元的にすなわちそれぞれ
複数個互いに交叉する行および列方向に配列することも
できる。
【0051】この半導体カラー発光素子50は、図7に
示すように、GaAs基板31上に、それぞれ最終的に
ダブルヘテロ構造による赤、緑および青の半導体発光素
子R、GおよびBを構成する赤、緑および青の発光素子
構成部61R、61Gおよび61Bが形成された発光素
子構成基板61を用意する。
【0052】赤の発光素子構成部61Rは、例えば厚さ
0.5μmのn型の(Al0.6 Ga 0.4 0.5 In0.5
Pよりなる第1のクラッド層71Rと、例えば厚さ0.
3μmのアンドープあるいは低濃度のn型もしくはp型
の(Al0.2 Ga0.8 0.5In0.5 Pよりなる活性層
72Rと、例えば厚さ0.5μmのp型の(Al0.6
0.4 0.5 In0.5 Pよりなる第2のクラッド層73
Rとを順次エピタキシーして形成する。
【0053】そして、この構成部61R上に、例えば厚
さ0.2μmのp型のGaAsによる上述の第2の電極
42をコンタクトするコンタクト層52をエピタキシー
し、これの上に緑の発光素子構成部61Gをエピタキシ
ーする。この構成部61Gは、例えば厚さ0.5μmの
p型(Al0.7 Ga0.3 0.5 In0.5 Pよりなる第1
のクラッド層71Gと、例えば厚さ0.3μmのアンド
ープあるいは低濃度のn型もしくはp型の(Al0.6
0.4 0.5 In0.5 Pよりなる活性層72Gと、例え
ば厚さ0.5μmのn型の(Al0.7 Ga0.3 0.5
0.5 Pよりなる第2のクラッド層73Gとを順次エピ
タキシーして形成する。
【0054】更に、この構成部61G上に、例えば厚さ
0.5μmのn型のGaAsによる上述の第3の電極4
3をコンタクトするコンタクト層53をエピタキシー
し、これの上に青の発光素子構成部61Bをエピタキシ
ーする。この構成部61Bは、例えば厚さ0.5μmの
n型のZn(S0.07Se0.93)による第1のクラッド層
71Bと、例えば厚さ6nmのZnSeのバリア層と厚
さ4nmの(Zn0.9 Cd0.1 )Seの量子井戸層との
繰り返し積層によるTQW(3重量子井戸)構造の活性
層72Bと、例えば厚さ0.5μmのp型の層Zn(S
0.07Se0.93)による第2のクラッド層73Bと、p型
のZnTeとZnSeとの超格子構造によるキャップ層
74と、ZnTeによる上述の第3の電極43をコンタ
クトするコンタクト層54とを順次エピタキシーして形
成する。
【0055】このようにしてGaAs基板1上に赤の発
光素子構成部61R−コンタクト層52−緑の発光素子
構成部61G−コンタクト層53−青の発光素子構成部
61B−コンタクト層54が形成された発光素子構成基
板61が構成される。
【0056】そして、この構成による発光素子構成基板
61に対して、図5に示す第3の電極43をコンタクト
するために、コンタクト層53の一部を外部に露出させ
る青の発光素子構成部61Bの一部をその全厚さに渡っ
てエッチングする作業が行われるが、このエッチングに
本発明方法の選択的エッチングを適用することによっ
て、確実にコンタクト層53の露出を行うことができ
る。
【0057】すなわち、この場合、青の発光素子構成部
61Bの図5において青の発光素子Bとして残す部分上
に図示しないがエッチングマスクを形成し、例えば前述
の実施例1または2等によるエッチングを行う。このよ
うにすると、II−VI族化合物半導体による青の発光
素子Bの構成部分以外のエッチングが進行し、コンタク
ト層53が外部に露出すると、そのエッチング速度が急
激に低下することから、この時点でエッチングを停止す
る。
【0058】尚、この青の発光素子構成部61Bのエッ
チングにおいても、前述したように、エッチングの初期
においては、希ガスを80%未満として例えばRIEに
よりある程度の深さのエッチングを行って後に、本発明
方法による希ガスを80%以上とするエッチングを行う
こともできる。
【0059】その後、図5に示す第2の電極42をコン
タクトするために、コンタクト層52の一部を外部に露
出させる緑の発光素子構成部61Gの一部をその全厚さ
に渡ってエッチングする作業が行われる。このエッチン
グは、図5に示す青および緑の発光素子BおよびGの形
成部上を、図示しないがエッチングマスクによって覆
い、外部に露出したコンタクト層53を例えばアンモニ
アと過酸化水素水との混合によるエッチング液による化
学的エッチングによって除去する。そして、更にこれの
下のAlGaInP系の緑の発光素子構成部61Gを例
えば塩酸の水溶液、あるいは塩酸と過酸化水素水との混
合液によるエッチング液による化学的エッチングを行
う。
【0060】この場合、このエッチングはAlGaIn
Pによる発光素子構成部61Gに関しては良好にそのエ
ッチングがなされるが、GaAsに関してはそのエッチ
ング速度が極めて遅いことから、このGaAsによるコ
ンタクト層52が外部に露出した時点で、エッチングが
見掛け上停止するので、この時点でエッチングを停止す
れば、図5に示す第2の電極42のコンタクトを外部に
露出させることができる。
【0061】このようにコンタクト層52、53および
54の一部が外部に露出されることから、これらコンタ
クト層52、53および54にそれぞれ第2、第3およ
び第4の電極42、43および44をオーミックにコン
タクトし、31の裏面に第1の電極41をオーミックに
コンタクトする。
【0062】上述したように、本発明によれば、II−
VI族化合物半導体およびIII−V族化合物半導体の
組み合わせによる各種化合物半導体素子の製造、あるい
は図4で説明したように、II−VI族のエッチングに
おいて、III−V族化合物半導体をストッパとして利
用することにより所要の深さにII−VI族化合物半導
体のエッチングを行うなど、その加工に用いて、確実に
エッチングを行うことができるものである。
【0063】
【発明の効果】上述したように本発明方法によれば、I
II−V族化合物半導体に対してII−VI族化合物半
導体のみを選択的にエッチングすることができるので、
II−VI族化合物半導体のエッチング、このエッチン
グの深さの規制、したがってII−VI族に対する正確
な加工が可能となり、目的とする例えば前述したような
II−VI族化合物半導体発光素子を有するモノリシッ
ク集積回路、カラー発光素子等の製造を容易、確実に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を実施するエッチング装置の一例の
構成図である。
【図2】本発明方法の適用例の工程図である。Aはその
一工程での断面図である。Bはその一工程での断面図で
ある。
【図3】本発明方法の説明に供するエッチング時の導入
ガスにおける希ガスHeの割合とII−VI族およびI
II−V族化合物半導体の選択比との関係を示す図であ
る。
【図4】本発明方法の他の適用例の工程図である。Aは
その一工程での断面図である。Bはその一工程での断面
図である。Cはその一工程での断面図である。
【図5】本発明方法を適用して得る半導体カラー素子の
素子の斜視図である
【図6】半導体カラー発光素子の等価回路図である。
【図7】本発明方法を適用して得る半導体発光カラー素
子の発光素子構成基板の略線的断面図である。
【符号の説明】
1 被エッチング体 2 処理室 3 高周波電源 4 陰極 5 対向電極 6 排気口 7 ガス供給口 21 基板 22 半導体層 23 エッチングマスク

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エッチングがなされるII−VI族化合
    物半導体を有する被エッチング体が配置された処理室内
    に、 80%以上の希ガスによるガスを導入し、主として上記
    希ガスイオンの上記被エッチング体に対する衝撃による
    ドライエッチングによって上記II−VI族化合物半導
    体を選択的にエッチングを行うことを特徴とする化合物
    半導体の選択的ドライエッチング方法。
  2. 【請求項2】 上記II−VI族化合物半導体を、II
    I−V族化合物半導体に対して選択的にエッチングする
    ことを特徴とする請求項1に記載のII−VI族化合物
    半導体の選択的ドライエッチング方法。
  3. 【請求項3】 上記希ガスが、Ar,He,またはKr
    のうちの少なくとも1種以上によることを特徴とする請
    求項1または2に記載のII−VI族化合物半導体の選
    択的ドライエッチング方法。
  4. 【請求項4】 上記II−VI族化合物半導体が、Zn
    1-x-y Mgx Cdy aTeb Se1-a-b (0≦x<
    1、0≦y<1、0≦a<1、0≦b<1)であること
    を特徴とする請求項1、2または3に記載のII−VI
    族化合物半導体の選択的ドライエッチング方法。
  5. 【請求項5】 上記III−V族化合物半導体が、Ga
    AsまたはGaz In1- z P(0≦z≦1)であること
    を特徴とする請求項1、2、3または4に記載のII−
    VI族化合物半導体の選択的ドライエッチング方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6750151B2 (en) 2000-12-27 2004-06-15 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Etching method for ZnSe polycrystalline substrate
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