JPH07335863A - Mos制御型半導体装置 - Google Patents
Mos制御型半導体装置Info
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- JPH07335863A JPH07335863A JP13226794A JP13226794A JPH07335863A JP H07335863 A JPH07335863 A JP H07335863A JP 13226794 A JP13226794 A JP 13226794A JP 13226794 A JP13226794 A JP 13226794A JP H07335863 A JPH07335863 A JP H07335863A
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- semiconductor
- layer
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 絶縁ゲート電極によりオン、オフ制御する半
導体装置のオン電圧を小さくし、抵抗損失を小さくす
る。 【構成】 同一半導体基板内に第1サイリスタ領域と第
2サイリスタ領域とを、各サイリスタのpべース層16
2、152を相互に分離するように配置し、第1サイリ
スタのnエミッタ161をMOSFET M1のチャネ
ルの1つのみを介してカソード電極と接続するように構
成される。このため、第1、第2のサイリスタのnエミ
ッタ相互間がカソード電極とは分離された電極5により
接続されている。 【効果】 第1サイリスタが全域でサイリスタ動作を行
うことができ、第1サイリスタがカソード電極にMOS
FETを1つだけ介して接続されているので、半導体装
置内のキャリア量を増加させることができ、また、第2
サイリスタ領域を小さく形成することにより、第1サイ
リスタ領域の実効的な面積を大きくすることができ、オ
ン電圧を低くすることができる。
導体装置のオン電圧を小さくし、抵抗損失を小さくす
る。 【構成】 同一半導体基板内に第1サイリスタ領域と第
2サイリスタ領域とを、各サイリスタのpべース層16
2、152を相互に分離するように配置し、第1サイリ
スタのnエミッタ161をMOSFET M1のチャネ
ルの1つのみを介してカソード電極と接続するように構
成される。このため、第1、第2のサイリスタのnエミ
ッタ相互間がカソード電極とは分離された電極5により
接続されている。 【効果】 第1サイリスタが全域でサイリスタ動作を行
うことができ、第1サイリスタがカソード電極にMOS
FETを1つだけ介して接続されているので、半導体装
置内のキャリア量を増加させることができ、また、第2
サイリスタ領域を小さく形成することにより、第1サイ
リスタ領域の実効的な面積を大きくすることができ、オ
ン電圧を低くすることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、MOS制御型半導体装
置に係り、特に、オン電圧が小さく、損失の少ないMO
S制御型半導体装置に関する。
置に係り、特に、オン電圧が小さく、損失の少ないMO
S制御型半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】MOS制御型半導体装置に関する従来技
術として、例えば、絶縁ゲート電極を有する電圧駆動型
のスイッチング素子であるIGBT(Insulated Gate B
ipolarTransistor)等が知られている。このIGBT
は、導通時の電圧降下がGTOサイリスタなどより大き
いという問題点を有している。
術として、例えば、絶縁ゲート電極を有する電圧駆動型
のスイッチング素子であるIGBT(Insulated Gate B
ipolarTransistor)等が知られている。このIGBT
は、導通時の電圧降下がGTOサイリスタなどより大き
いという問題点を有している。
【0003】このため、導通時の電圧降下を小さくする
ことのできる半導体装置として、絶縁ゲート電極を有す
る電圧駆動型の半導体装置であり、IGBTより導通時
の電圧降下(オン電圧)を小さくすることができる、絶
縁ゲートによりサイリスタを制御する半導体装置が、例
えば、アイ・エス・ピー・エス・ディー(1992年)
第256〜第260頁(Proceedings of 1992 Inter na
tional Synposium onPower semiconductor Device & I
Cs,Tokyo,pp256〜260)等に記載されて提案され
ている。
ことのできる半導体装置として、絶縁ゲート電極を有す
る電圧駆動型の半導体装置であり、IGBTより導通時
の電圧降下(オン電圧)を小さくすることができる、絶
縁ゲートによりサイリスタを制御する半導体装置が、例
えば、アイ・エス・ピー・エス・ディー(1992年)
第256〜第260頁(Proceedings of 1992 Inter na
tional Synposium onPower semiconductor Device & I
Cs,Tokyo,pp256〜260)等に記載されて提案され
ている。
【0004】図8は前述した従来技術による半導体装置
の構成を説明する断面図、図9は従来技術による半導体
装置の等価回路を説明する図である。
の構成を説明する断面図、図9は従来技術による半導体
装置の等価回路を説明する図である。
【0005】図示半導体装置は、半導体基体の主表面5
11に隣接するn-層500、n-層500に隣接しそれ
より高不純物濃度を有するn層501、n層501及び
主表面512に隣接しn層501より高不純物濃度を有
するp1+層502、主表面511からn-層500内に
延びn-層500より高不純物濃度を有するp2+層50
7、p2+層507に隣接し主表面511からn-層50
0内に延びn-層500とp2+層507との間の不純物
濃度を有するp- 層508、主表面511からp2+層5
07及びp- 層508内に延びp2+層507より高不純
物濃度を有するn1+層505、n1+層505から離れた
個所において主表面511からp- 層508内に延びp
- 層508より高不純物濃度を有するn2+層506、n
1+層505及びp2+層507に接触するカソード電極5
09、p1+層502に接触するアノード電極510、n
1+層505とn2+層506との間に露出するp- 層50
8の露出面上に絶縁膜503を介して形成された電極5
04による第1の絶縁ゲートG1、n-層500とn2+
層506との間に露出するp-層508の露出面上に絶
縁膜503を介して形成された電極504による第2の
絶縁ゲートG2から構成されている。
11に隣接するn-層500、n-層500に隣接しそれ
より高不純物濃度を有するn層501、n層501及び
主表面512に隣接しn層501より高不純物濃度を有
するp1+層502、主表面511からn-層500内に
延びn-層500より高不純物濃度を有するp2+層50
7、p2+層507に隣接し主表面511からn-層50
0内に延びn-層500とp2+層507との間の不純物
濃度を有するp- 層508、主表面511からp2+層5
07及びp- 層508内に延びp2+層507より高不純
物濃度を有するn1+層505、n1+層505から離れた
個所において主表面511からp- 層508内に延びp
- 層508より高不純物濃度を有するn2+層506、n
1+層505及びp2+層507に接触するカソード電極5
09、p1+層502に接触するアノード電極510、n
1+層505とn2+層506との間に露出するp- 層50
8の露出面上に絶縁膜503を介して形成された電極5
04による第1の絶縁ゲートG1、n-層500とn2+
層506との間に露出するp-層508の露出面上に絶
縁膜503を介して形成された電極504による第2の
絶縁ゲートG2から構成されている。
【0006】そして、この半導体装置は、図9の等価回
路に示すように、p1+層502、n-層500、p-層5
08からなるpnpトランジスタQ1と、n-層50
0、p-層508、 n2+層506からなるnpnトラン
ジスタQ2とにより構成されるサイリスタが、第1及び
第2の絶縁ゲート電極G1、G2間の下層部に内蔵され
て構成される。また、この半導体装置は、第1の絶縁ゲ
ートG1、n1+層505、p-層508、n2+層506
からなるnチャネルMISFET M1と、第2の絶縁
ゲートG2、n2+層506、p-層508、n-層500
からなるnチャネルMISFET M2とを、第1及び
第2の絶縁ゲート電極G1、G2を含む下層部に備えて
いる。さらに、この半導体装置は、寄生素子として、n
1+層505、p2+層507、n-層500によるトラン
ジスタQ4と、p2+層507、n-層500、p1+層5
0によるトランジスタQ3sからなる寄生サイリスタ
を、カソード電極509の下層部に含んでいる。
路に示すように、p1+層502、n-層500、p-層5
08からなるpnpトランジスタQ1と、n-層50
0、p-層508、 n2+層506からなるnpnトラン
ジスタQ2とにより構成されるサイリスタが、第1及び
第2の絶縁ゲート電極G1、G2間の下層部に内蔵され
て構成される。また、この半導体装置は、第1の絶縁ゲ
ートG1、n1+層505、p-層508、n2+層506
からなるnチャネルMISFET M1と、第2の絶縁
ゲートG2、n2+層506、p-層508、n-層500
からなるnチャネルMISFET M2とを、第1及び
第2の絶縁ゲート電極G1、G2を含む下層部に備えて
いる。さらに、この半導体装置は、寄生素子として、n
1+層505、p2+層507、n-層500によるトラン
ジスタQ4と、p2+層507、n-層500、p1+層5
0によるトランジスタQ3sからなる寄生サイリスタ
を、カソード電極509の下層部に含んでいる。
【0007】以下、図8及び図9を参照して、その動作
原理を説明する。
原理を説明する。
【0008】前述した半導体装置をターンオンさせるた
めには、まず、カソード電極K509に負の電位、アノ
ード電極A510に正の電位を印加し、第1及び第2の
絶縁ゲート電極G1、G2にカソード電極K509の電
位よりも正側に大きい電位を印加する。これにより、第
1及び第2の絶縁ゲート電極G1、G2の下のp-層5
08の表面に反転層が形成され、n1+層505、n2+層
506間及びn2+層506、n-層500間が短絡さ
れ、nチャネルMISFET M1及びnチャネルMI
SFET M2がオンとなる。
めには、まず、カソード電極K509に負の電位、アノ
ード電極A510に正の電位を印加し、第1及び第2の
絶縁ゲート電極G1、G2にカソード電極K509の電
位よりも正側に大きい電位を印加する。これにより、第
1及び第2の絶縁ゲート電極G1、G2の下のp-層5
08の表面に反転層が形成され、n1+層505、n2+層
506間及びn2+層506、n-層500間が短絡さ
れ、nチャネルMISFET M1及びnチャネルMI
SFET M2がオンとなる。
【0009】この結果、カソード電極K509からnチ
ャネルMISFET M1及びnチャネルMISFET
M2を通して注入された電子(MIS電流)が、n-
層500を通過しp1+層502に流れ込み、これによ
り、p1+層502よりホールがn層501を経てn-層
500に注入される。このホール電流が、p-層508
に達して、第1の絶縁ゲート電極G1の下部を経てカソ
ード電極K509に流れると、p-層508の横方向抵
抗r2によってp-層508内で電位差が生じる。
ャネルMISFET M1及びnチャネルMISFET
M2を通して注入された電子(MIS電流)が、n-
層500を通過しp1+層502に流れ込み、これによ
り、p1+層502よりホールがn層501を経てn-層
500に注入される。このホール電流が、p-層508
に達して、第1の絶縁ゲート電極G1の下部を経てカソ
ード電極K509に流れると、p-層508の横方向抵
抗r2によってp-層508内で電位差が生じる。
【0010】この電位差がp-層508とn2+層506
との拡散電位(シリコンでは約0.7V)を超えると、
n2+層506から電子が直接n-層に注入されるように
なり、トランジスタQ1、Q2からなるサイリスタが点
弧し、半導体装置がオン状態となる。なお、抵抗r1
は、p2+層507が高不純物濃度であるために充分に小
さな抵抗値であり、このため、トランジスタQ3、Q4
からなる寄生サイリスタはオンしずらい。
との拡散電位(シリコンでは約0.7V)を超えると、
n2+層506から電子が直接n-層に注入されるように
なり、トランジスタQ1、Q2からなるサイリスタが点
弧し、半導体装置がオン状態となる。なお、抵抗r1
は、p2+層507が高不純物濃度であるために充分に小
さな抵抗値であり、このため、トランジスタQ3、Q4
からなる寄生サイリスタはオンしずらい。
【0011】一方、前記半導体装置をターンオフするた
めには、第1及び第2の絶縁ゲート電極G1、G2の電
位を、カソード電極K509の電位と同電位にするか、
あるいは、カソード電極K509の電位よりも負の電位
にする。これにより、第1及び第2の絶縁ゲート電極G
1及びG2の下のp-層508の表面の反転層が消滅
し、n2+層506からの電子の注入が遮断される結果、
p1+層502からのホールの注入もなくなり、半導体装
置はオフ状態となる。
めには、第1及び第2の絶縁ゲート電極G1、G2の電
位を、カソード電極K509の電位と同電位にするか、
あるいは、カソード電極K509の電位よりも負の電位
にする。これにより、第1及び第2の絶縁ゲート電極G
1及びG2の下のp-層508の表面の反転層が消滅
し、n2+層506からの電子の注入が遮断される結果、
p1+層502からのホールの注入もなくなり、半導体装
置はオフ状態となる。
【0012】前述したような従来技術による半導体装置
は、サイリスタ動作を用いることにより、カソード電極
K509からnチャネルMISFET M1を通して供
給される電子が、n2+層506の横方向に広がって流れ
るため、導通時の電圧降下(抵抗損失)を従来のIGB
Tより小さくすることができる。また、この半導体装置
は、絶縁ゲート電極への電位の印加、除去により、その
オン、オフを制御することができ、従来のIGBTと同
様にゲート回路を極めて簡略化することができるという
特徴を有している。
は、サイリスタ動作を用いることにより、カソード電極
K509からnチャネルMISFET M1を通して供
給される電子が、n2+層506の横方向に広がって流れ
るため、導通時の電圧降下(抵抗損失)を従来のIGB
Tより小さくすることができる。また、この半導体装置
は、絶縁ゲート電極への電位の印加、除去により、その
オン、オフを制御することができ、従来のIGBTと同
様にゲート回路を極めて簡略化することができるという
特徴を有している。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
技術による半導体装置は、サイリスタ動作を用いている
にもかかわらず、オン電圧を充分に小さくすることがで
きないという問題点を有している。
技術による半導体装置は、サイリスタ動作を用いている
にもかかわらず、オン電圧を充分に小さくすることがで
きないという問題点を有している。
【0014】すなわち、従来技術による半導体装置は、
p-層508が p2+層507と接続されており、また、
p2+層507が高不純物濃度であるため、p2+層507
内の前述した横方向抵抗r1の抵抗値が低い値となって
いる。このため、従来技術による半導体装置は、p-層
508のp2+層507が接続されている付近において、
ホール電流が流れたときのp-層508の横方向抵抗r
2による電位差がn2+層506との拡散電位(シリコン
では約0.7V)まで持ち上がらず、サイリスタとして
点弧することができず、p2+層から離れた部分でしかサ
イリスタ動作を行うことができない。
p-層508が p2+層507と接続されており、また、
p2+層507が高不純物濃度であるため、p2+層507
内の前述した横方向抵抗r1の抵抗値が低い値となって
いる。このため、従来技術による半導体装置は、p-層
508のp2+層507が接続されている付近において、
ホール電流が流れたときのp-層508の横方向抵抗r
2による電位差がn2+層506との拡散電位(シリコン
では約0.7V)まで持ち上がらず、サイリスタとして
点弧することができず、p2+層から離れた部分でしかサ
イリスタ動作を行うことができない。
【0015】従って、前述した従来技術による半導体装
置は、p-層508のp2+層507が接続されている付
近のサイリスタ領域が無駄になってしまっており、全体
を有効に使用することができず、このため、オン電圧を
充分に小さくすることができないという問題点を有して
いる。
置は、p-層508のp2+層507が接続されている付
近のサイリスタ領域が無駄になってしまっており、全体
を有効に使用することができず、このため、オン電圧を
充分に小さくすることができないという問題点を有して
いる。
【0016】本発明の目的は、前述した従来技術の問題
点を解決し、導通時のオン抵抗を小さくして、導通時の
抵抗損失を小さくすることのできるMOS制御型半導体
装置を提供することにある。
点を解決し、導通時のオン抵抗を小さくして、導通時の
抵抗損失を小さくすることのできるMOS制御型半導体
装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
は、同一半導体基板内にIGBTとサイリスタとを、I
GBTのpべース層とサイリスタのpベース層とを分離
するように配置し、サイリスタのnエミッタを1つのM
OSFETのチャネルを介してカソード電極と接続する
構成とすることにより達成される。
は、同一半導体基板内にIGBTとサイリスタとを、I
GBTのpべース層とサイリスタのpベース層とを分離
するように配置し、サイリスタのnエミッタを1つのM
OSFETのチャネルを介してカソード電極と接続する
構成とすることにより達成される。
【0018】
【作用】本発明は、サイリスタのpベース層がIGBT
のpベース層と分離して構成されているので、アノード
電極からのホールがサイリスタのpベース層からカソー
ド電極に流れることがなく、サイリスタ領域のpベース
層の電位を均等に持ち上げることが可能となり、サイリ
スタ領域の全体をサイリスタ動作させることができる。
また、本発明は、サイリスタのnエミッタがカソード電
極とIGBTのMOSFET1つだけを介してカソード
電極と接続されるように構成されているので、サイリス
タのnエミッタに注入される電子電流が、サイリスタを
オン、オフするIGBTのMOSFET1つだけしか通
らない。
のpベース層と分離して構成されているので、アノード
電極からのホールがサイリスタのpベース層からカソー
ド電極に流れることがなく、サイリスタ領域のpベース
層の電位を均等に持ち上げることが可能となり、サイリ
スタ領域の全体をサイリスタ動作させることができる。
また、本発明は、サイリスタのnエミッタがカソード電
極とIGBTのMOSFET1つだけを介してカソード
電極と接続されるように構成されているので、サイリス
タのnエミッタに注入される電子電流が、サイリスタを
オン、オフするIGBTのMOSFET1つだけしか通
らない。
【0019】本発明は、前述により、オン電圧が低い、
すなわち、導通時のオン抵抗が小さく、抵抗損失の小さ
いMOS制御型半導体装置を実現することができる。
すなわち、導通時のオン抵抗が小さく、抵抗損失の小さ
いMOS制御型半導体装置を実現することができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明によるMOS制御型半導体装置
の実施例を図面により詳細に説明する。なお、以下に説
明する本発明の各実施例は、第1導電型半導体をp型、
第2導電型半導体をn型とした例であり、説明中におい
は、符号等を付与して、単に、p層、n層という。
の実施例を図面により詳細に説明する。なお、以下に説
明する本発明の各実施例は、第1導電型半導体をp型、
第2導電型半導体をn型とした例であり、説明中におい
は、符号等を付与して、単に、p層、n層という。
【0021】図1は本発明の第1の実施例による半導体
装置の構成を示す断面図、図2は本発明の第1の実施例
による半導体装置の等価回路を説明する図、図3は本発
明の第1の実施例による半導体装置の構成を示す平面図
である。図1において、1はn型半導体基体でありn-
層171として機能する。
装置の構成を示す断面図、図2は本発明の第1の実施例
による半導体装置の等価回路を説明する図、図3は本発
明の第1の実施例による半導体装置の構成を示す平面図
である。図1において、1はn型半導体基体でありn-
層171として機能する。
【0022】本発明の第1の実施例による半導体装置
は、図1に示すように、n-層171に隣接しそれより
高不純物濃度を有するn層172、n層172及び半導
体基体1の主表面12に隣接しn層172より高不純物
濃度を有するp1+層18、半導体基体1の主表面11か
らn-層171内に延びn-層171より高不純物濃度を
有するp層131、主表面11からp層131内に延び
p層131より高不純物濃度を有するp2+層132、主
表面11からp層131及びp2+層132内に延びp層
131より高不純物濃度を有するn1+層14、p層13
1に隣接し主表面11からn-層1内に延びn-層171
とp層131との間の不純物濃度を有するp1-層15
2、n1+層14から離れた個所において主表面11から
p1-層152内に延びp1-層152より高不純物濃度を
有するn2+層151、p層131及びp1-層152から
離れた個所からn-層171内に延びn-層171とp層
131との間の不純物濃度を有するp2-層162、主表
面11からp2-層162内に延びp2-層162より高不
純物濃度を有するn3+層161が、半導体基体1内に形
成されて構成されている。
は、図1に示すように、n-層171に隣接しそれより
高不純物濃度を有するn層172、n層172及び半導
体基体1の主表面12に隣接しn層172より高不純物
濃度を有するp1+層18、半導体基体1の主表面11か
らn-層171内に延びn-層171より高不純物濃度を
有するp層131、主表面11からp層131内に延び
p層131より高不純物濃度を有するp2+層132、主
表面11からp層131及びp2+層132内に延びp層
131より高不純物濃度を有するn1+層14、p層13
1に隣接し主表面11からn-層1内に延びn-層171
とp層131との間の不純物濃度を有するp1-層15
2、n1+層14から離れた個所において主表面11から
p1-層152内に延びp1-層152より高不純物濃度を
有するn2+層151、p層131及びp1-層152から
離れた個所からn-層171内に延びn-層171とp層
131との間の不純物濃度を有するp2-層162、主表
面11からp2-層162内に延びp2-層162より高不
純物濃度を有するn3+層161が、半導体基体1内に形
成されて構成されている。
【0023】そして、n1+層14及びp2+層132に接
触するようにカソード電極K2が設けられ、p1+層18
に接触してアノード電極A3が設けられる。また、n1+
層14とn2+層151との間に露出するp層131の露
出面上に絶縁膜を介して設けられる電極41により第1
の絶縁ゲート電極G1が形成され、n2+層151とn3+
層161との間に露出するp1-層152、n-層171
及びp2-層162の露出面上に絶縁膜を介して設けられ
る電極42により第2の絶縁ゲート電極G2が形成され
る。これらの第1、第2の絶縁ゲート電極G1、G2
は、図示しない配線により接続されてゲート電極G4と
される。さらに、5はn2+層151とn3+層161と
は、カソード電極2とは接続されていない電極5により
それらの相互間が短絡されている。
触するようにカソード電極K2が設けられ、p1+層18
に接触してアノード電極A3が設けられる。また、n1+
層14とn2+層151との間に露出するp層131の露
出面上に絶縁膜を介して設けられる電極41により第1
の絶縁ゲート電極G1が形成され、n2+層151とn3+
層161との間に露出するp1-層152、n-層171
及びp2-層162の露出面上に絶縁膜を介して設けられ
る電極42により第2の絶縁ゲート電極G2が形成され
る。これらの第1、第2の絶縁ゲート電極G1、G2
は、図示しない配線により接続されてゲート電極G4と
される。さらに、5はn2+層151とn3+層161と
は、カソード電極2とは接続されていない電極5により
それらの相互間が短絡されている。
【0024】なお、6は絶縁膜であり、前述のように構
成される半導体装置は、図1に示す構造を単位セルとし
て、図の右または左の端部を中心にして線対称に配置さ
れ、多数が並列に接続されて使用される。
成される半導体装置は、図1に示す構造を単位セルとし
て、図の右または左の端部を中心にして線対称に配置さ
れ、多数が並列に接続されて使用される。
【0025】この半導体装置は、n1+層14、p2+層1
32、p層131、第1の絶縁ゲート電極41、n層1
7、p1+層18からなり、第1の絶縁ゲートG1の下部
とこれに隣接する寄生サイリスタ領域一部に形成される
IGBT領域と、n3+層161、p2-層162、n層1
7、p1+層18からなる第1のサイリスタ領域と、n2+
層151、p1-層152、n層17、p1+層18からな
る第2のサイリスタ領域とを備えて構成されることにな
る。そして、第1、第2のサイリスタ領域は、第2絶縁
ゲート電極42の下部に入り込んでいるn-層171が
存在することにより、相互に分離されている。また、第
1のゲート電極41を含んでその下層部にMOSFET
M1が、第2のゲート電極42を含む下層部のp1-層
152、p2-層162を含む部分のそれぞれにMOSF
ET M2、M3が形成されている。これを等価回路で
示たものが図2に示す回路図である。
32、p層131、第1の絶縁ゲート電極41、n層1
7、p1+層18からなり、第1の絶縁ゲートG1の下部
とこれに隣接する寄生サイリスタ領域一部に形成される
IGBT領域と、n3+層161、p2-層162、n層1
7、p1+層18からなる第1のサイリスタ領域と、n2+
層151、p1-層152、n層17、p1+層18からな
る第2のサイリスタ領域とを備えて構成されることにな
る。そして、第1、第2のサイリスタ領域は、第2絶縁
ゲート電極42の下部に入り込んでいるn-層171が
存在することにより、相互に分離されている。また、第
1のゲート電極41を含んでその下層部にMOSFET
M1が、第2のゲート電極42を含む下層部のp1-層
152、p2-層162を含む部分のそれぞれにMOSF
ET M2、M3が形成されている。これを等価回路で
示たものが図2に示す回路図である。
【0026】図3に示す平面図は、見やすいようにカソ
ード電極のアルミの一部を取り除いた状態として示して
おり、図3のA−A’の断面が図1に示した断面図であ
る。
ード電極のアルミの一部を取り除いた状態として示して
おり、図3のA−A’の断面が図1に示した断面図であ
る。
【0027】本発明の第1の実施例による半導体装置
は、図3に示すように、第1のサイリスタ領域と第2の
サイリスタ領域とを接続する電極5が、n2+層151及
びn3+層161上に設けられたコンタクト領域によって
半導体基体1に接続されて構成されている。そして、電
極5は、カソード電極の面積を極力大きくするように、
かつ、カソード電極2と接続されないように形成されて
いる。また、電極5は、アルミによらなくてもよく、ア
ルミと同等の機能を有する他の材料により代用すること
もできる。
は、図3に示すように、第1のサイリスタ領域と第2の
サイリスタ領域とを接続する電極5が、n2+層151及
びn3+層161上に設けられたコンタクト領域によって
半導体基体1に接続されて構成されている。そして、電
極5は、カソード電極の面積を極力大きくするように、
かつ、カソード電極2と接続されないように形成されて
いる。また、電極5は、アルミによらなくてもよく、ア
ルミと同等の機能を有する他の材料により代用すること
もできる。
【0028】次に、図1、図2を参照して、前述のよう
に構成される本発明の第1の実施例による半導体装置の
動作原理を説明する。
に構成される本発明の第1の実施例による半導体装置の
動作原理を説明する。
【0029】図1、図2に示す本発明の第1の実施例に
よる半導体装置をターンオンさせる場合、アノード電極
3に正の電位、カソード電極2に負の電位、絶縁ゲート
電極4に正の電位を印加する。これにより、絶縁ゲート
電極41の下のp層131、絶縁ゲート電極42の下の
p1-層152及びp2-層162の表面に反転層が形成さ
れ、nチャネルMOSFET M1、M2、M3がオン
となる。
よる半導体装置をターンオンさせる場合、アノード電極
3に正の電位、カソード電極2に負の電位、絶縁ゲート
電極4に正の電位を印加する。これにより、絶縁ゲート
電極41の下のp層131、絶縁ゲート電極42の下の
p1-層152及びp2-層162の表面に反転層が形成さ
れ、nチャネルMOSFET M1、M2、M3がオン
となる。
【0030】この結果、カソード電極2からの電子電流
が、n1+層14、n2+層151及び前記反転層を介
してn-層171に流れ込み、p2-層162、n層1
7、p1+層18からなるpnpトランジスタQ1及びp
1-層152、n層17、p1+層18からなるpnpトラ
ンジスタQ3がオンとなり、アノード電極A3からのホ
ール電流がp1-層152及びp2-層162の電位を上
げ、n3+層161、p2-層162、n層17からなるn
pnトランジスタQ2及びn2+層151、p1-層15
2、n層17からなるnpnトランジスタQ4をオンと
なる。図示半導体装置は、これにより、Q1及びQ2か
らなる第1のサイリスタ領域、Q3及びQ4からなる第
2のサイリスタ領域が点弧してオン状態になる。
が、n1+層14、n2+層151及び前記反転層を介
してn-層171に流れ込み、p2-層162、n層1
7、p1+層18からなるpnpトランジスタQ1及びp
1-層152、n層17、p1+層18からなるpnpトラ
ンジスタQ3がオンとなり、アノード電極A3からのホ
ール電流がp1-層152及びp2-層162の電位を上
げ、n3+層161、p2-層162、n層17からなるn
pnトランジスタQ2及びn2+層151、p1-層15
2、n層17からなるnpnトランジスタQ4をオンと
なる。図示半導体装置は、これにより、Q1及びQ2か
らなる第1のサイリスタ領域、Q3及びQ4からなる第
2のサイリスタ領域が点弧してオン状態になる。
【0031】前述したオン状態において、第1のサイリ
スタ領域は、IGBT領域とn-層171を介して分離
されているので、その全域でサイリスタ動作を行うこと
ができる。第2のサイリスタ領域は、IGBT領域と接
続されている付近ではサイリスタ動作を行わず、IGB
T領域から離れた部分でのみサイリスタ動作を行ってい
る。このため、第2のサイリスタ領域は、極力微細に形
成する。
スタ領域は、IGBT領域とn-層171を介して分離
されているので、その全域でサイリスタ動作を行うこと
ができる。第2のサイリスタ領域は、IGBT領域と接
続されている付近ではサイリスタ動作を行わず、IGB
T領域から離れた部分でのみサイリスタ動作を行ってい
る。このため、第2のサイリスタ領域は、極力微細に形
成する。
【0032】また、第1のサイリスタ領域のn3+層16
1に注入される電子電流は、n3+層161が、電極5を
介してIGBT領域のMOSFETM1と第1のサイリ
スタ領域のn+エミッタとが直接接続されているので、
nチャネルMOSFETM2及びM3のチャネルを通る
ことなく、カソード電極2からIGBT領域のMOSF
ETM1だけを通って流れることができる。このため、
図示半導体装置の第1のサイリスタ領域は、IGBT領
域と分離されているにもかかわらず、半導体装置のカソ
ード電極2とはIGBT領域のMOSFETM1だけを
介して接続されていることになる。
1に注入される電子電流は、n3+層161が、電極5を
介してIGBT領域のMOSFETM1と第1のサイリ
スタ領域のn+エミッタとが直接接続されているので、
nチャネルMOSFETM2及びM3のチャネルを通る
ことなく、カソード電極2からIGBT領域のMOSF
ETM1だけを通って流れることができる。このため、
図示半導体装置の第1のサイリスタ領域は、IGBT領
域と分離されているにもかかわらず、半導体装置のカソ
ード電極2とはIGBT領域のMOSFETM1だけを
介して接続されていることになる。
【0033】従って、本発明の第1の実施例による半導
体装置は、第2のサイリスタ領域を可能な限り微細にし
て第1のサイリスタ領域を大きくすることにより、IG
BT領域のMOSFETの1つだけを介して接続され、
IGBT領域と分離されているフローティングな第1の
サイリスタ領域を低オン電圧とすることができ、これに
より、半導体装置全体の低オン電圧化を図ることができ
る。
体装置は、第2のサイリスタ領域を可能な限り微細にし
て第1のサイリスタ領域を大きくすることにより、IG
BT領域のMOSFETの1つだけを介して接続され、
IGBT領域と分離されているフローティングな第1の
サイリスタ領域を低オン電圧とすることができ、これに
より、半導体装置全体の低オン電圧化を図ることができ
る。
【0034】本発明の第1の実施例による半導体装置
を、前述のようなオン状態からターンオフする場合、絶
縁ゲート電極4の電位をカソード電極2の電位と同電位
あるいはカソード電極2の電位より負の電位にする。こ
れにより、絶縁ゲート電極41の下のp層131、絶縁
ゲート電極42の下のp1-層152及びp2-層162の
表面に形成されていた反転層が消滅し、nチャネルMO
SFETM1、M2、M3がオフとなり、n1+層14か
らn2+層151及びn3+層161への電子の注入がなく
なる。従って、p1+層18からのホール注入もなくな
り、本発明の第1の実施例による半導体装置はオフされ
ることになる。
を、前述のようなオン状態からターンオフする場合、絶
縁ゲート電極4の電位をカソード電極2の電位と同電位
あるいはカソード電極2の電位より負の電位にする。こ
れにより、絶縁ゲート電極41の下のp層131、絶縁
ゲート電極42の下のp1-層152及びp2-層162の
表面に形成されていた反転層が消滅し、nチャネルMO
SFETM1、M2、M3がオフとなり、n1+層14か
らn2+層151及びn3+層161への電子の注入がなく
なる。従って、p1+層18からのホール注入もなくな
り、本発明の第1の実施例による半導体装置はオフされ
ることになる。
【0035】図4は本発明の第2の実施例による半導体
装置の構成を示す断面図である。この第2の実施例によ
る半導体装置は、図4を単位セルとして左または右の端
部を中心にして線対称に配置され、多数並列に接続され
る。
装置の構成を示す断面図である。この第2の実施例によ
る半導体装置は、図4を単位セルとして左または右の端
部を中心にして線対称に配置され、多数並列に接続され
る。
【0036】図示半導体装置の特徴は、図1により説明
した本発明の第1の半導体装置において、p1-層152
を廃止して、代わりに、n2+層151がp層131内に
延びるようにし、n2+層151と隣接しp層131内に
延びる、p層131より高不純物濃度のp形半導体層で
あるp3+層19を配置した点である。すなわち、本発明
の第2の実施例は、図1の半導体装置の第2のサイリス
タ領域を廃止し、この部分をn2+層151、p3+層1
9、p層131、絶縁ゲート電極42、n層17、p1+
層18からなるIGBT領域とした点にあり、ターンオ
ン及びターンオフの動作原理は、前述した本発明の第1
の実施例の場合と同様である。
した本発明の第1の半導体装置において、p1-層152
を廃止して、代わりに、n2+層151がp層131内に
延びるようにし、n2+層151と隣接しp層131内に
延びる、p層131より高不純物濃度のp形半導体層で
あるp3+層19を配置した点である。すなわち、本発明
の第2の実施例は、図1の半導体装置の第2のサイリス
タ領域を廃止し、この部分をn2+層151、p3+層1
9、p層131、絶縁ゲート電極42、n層17、p1+
層18からなるIGBT領域とした点にあり、ターンオ
ン及びターンオフの動作原理は、前述した本発明の第1
の実施例の場合と同様である。
【0037】このような構造を有する本発明の第2の実
施例は、n2+層の下層が第1の実施例におけるp1-層1
52より高不純物濃度であるp3+層19とされ、この部
分が低抵抗になり、n2+層151、p3+層19、p層1
31、n層17、p1+層18からなる寄生サイリスタが
オンしずらくなるので、図1の半導体装置より、ターン
オフ時にホール電流によってラッチアップしずらくな
り、ターンオフ時の破壊耐量が大きなものとなる。
施例は、n2+層の下層が第1の実施例におけるp1-層1
52より高不純物濃度であるp3+層19とされ、この部
分が低抵抗になり、n2+層151、p3+層19、p層1
31、n層17、p1+層18からなる寄生サイリスタが
オンしずらくなるので、図1の半導体装置より、ターン
オフ時にホール電流によってラッチアップしずらくな
り、ターンオフ時の破壊耐量が大きなものとなる。
【0038】図5は本発明の第3の実施例による半導体
装置の構成を示す断面図、図6は本発明の第3の実施例
の構成を示す平面図であり、図1に示す断面図は図3の
A−A’、B−B’の断面図である。この第2の実施例
による半導体装置は、図5を単位セルとして左または右
の端部を中心にして線対称に配置され、多数並列に接続
される。また、図6は見やすいようにカソード電極のア
ルミを一部取り除いて示している。
装置の構成を示す断面図、図6は本発明の第3の実施例
の構成を示す平面図であり、図1に示す断面図は図3の
A−A’、B−B’の断面図である。この第2の実施例
による半導体装置は、図5を単位セルとして左または右
の端部を中心にして線対称に配置され、多数並列に接続
される。また、図6は見やすいようにカソード電極のア
ルミを一部取り除いて示している。
【0039】この本発明の第3の実施例の特徴は、図4
により説明した半導体装置とMOSFETのチャネルと
が1直列であるIGBTを平面的に複合して配置した点
であり、ターンオン及びターンオフの動作原理は、前述
した本発明の第1の実施例の場合と同様である。そし
て、この半導体装置の利点は、図1及び図4により説明
した半導体装置よりターンオンしやすいところにある。
により説明した半導体装置とMOSFETのチャネルと
が1直列であるIGBTを平面的に複合して配置した点
であり、ターンオン及びターンオフの動作原理は、前述
した本発明の第1の実施例の場合と同様である。そし
て、この半導体装置の利点は、図1及び図4により説明
した半導体装置よりターンオンしやすいところにある。
【0040】すなわち、図1及び図4により説明した本
発明の実施例による半導体装置は、ターンオンするとき
に、カソード電極2から注入される電子がMOSFET
M1及びM2、M3のチャネルを2つ通らなければなら
ないが、本発明の第3の実施例による半導体装置は、タ
ーンオンするときに、カソード電極2から注入される電
子がMOSFETM1のチャネルを1つだけ通ればよ
い。このため、本発明の第3の実施例は、ターンオン時
のチャネル抵抗が小さくなり、ターンオン時の電子電流
が大きくなって、アノード側からのホール電流も大きく
することができ、ターンオンしやいものとなる。また、
本発明の第3の実施例は、ゲート電極41と42とが短
絡されているので、半導体装置のゲート抵抗が小さくな
りゲート4の時定数を小さくすることがではるので、よ
りターンオンしやすくなる。
発明の実施例による半導体装置は、ターンオンするとき
に、カソード電極2から注入される電子がMOSFET
M1及びM2、M3のチャネルを2つ通らなければなら
ないが、本発明の第3の実施例による半導体装置は、タ
ーンオンするときに、カソード電極2から注入される電
子がMOSFETM1のチャネルを1つだけ通ればよ
い。このため、本発明の第3の実施例は、ターンオン時
のチャネル抵抗が小さくなり、ターンオン時の電子電流
が大きくなって、アノード側からのホール電流も大きく
することができ、ターンオンしやいものとなる。また、
本発明の第3の実施例は、ゲート電極41と42とが短
絡されているので、半導体装置のゲート抵抗が小さくな
りゲート4の時定数を小さくすることがではるので、よ
りターンオンしやすくなる。
【0041】従って、前述した本発明の第3の実施例に
よれば、IGBT領域のpベース層とサイリスタのpベ
ースとを分離することによりオン電圧を低くすることが
でき、さらに、MOSFETが1直列のIGBTにより
ターンオンしやすくなる。
よれば、IGBT領域のpベース層とサイリスタのpベ
ースとを分離することによりオン電圧を低くすることが
でき、さらに、MOSFETが1直列のIGBTにより
ターンオンしやすくなる。
【0042】図7は前述までに説明した本発明の実施例
による半導体装置を用いて構成した電動機駆動用インバ
ータ装置の構成例を示す電気回路図である。図7におい
て、T1、T2は直流電源に接続される一対の直流端子、
T3、T4、T5は三相誘導電動機に接続された交流側の
相数と同数の交流端子、SW11、SW12、SW21、SW
22、SW31、SW32は2個ずつ直列接続されて一対の直
流端子T1、T2間に3相分並列接続された本発明の実施
例による半導体装置である。そして、2個の複合半導体
装置の直列接続点はそれぞれ交流端子T3、T4、T5に
接続されている、D11、D12、D21、D22、D31、D32
は各複合半導体装置に逆並列接続されたフライホイール
ダイオード、SB11、SB12、SB21、SB22、S
B31、SB32はダイオードと抵抗との並列回路にコンデ
ンサを直列接続して構成されたスナバ回路であり、各半
導体装置に並列に接続されている。
による半導体装置を用いて構成した電動機駆動用インバ
ータ装置の構成例を示す電気回路図である。図7におい
て、T1、T2は直流電源に接続される一対の直流端子、
T3、T4、T5は三相誘導電動機に接続された交流側の
相数と同数の交流端子、SW11、SW12、SW21、SW
22、SW31、SW32は2個ずつ直列接続されて一対の直
流端子T1、T2間に3相分並列接続された本発明の実施
例による半導体装置である。そして、2個の複合半導体
装置の直列接続点はそれぞれ交流端子T3、T4、T5に
接続されている、D11、D12、D21、D22、D31、D32
は各複合半導体装置に逆並列接続されたフライホイール
ダイオード、SB11、SB12、SB21、SB22、S
B31、SB32はダイオードと抵抗との並列回路にコンデ
ンサを直列接続して構成されたスナバ回路であり、各半
導体装置に並列に接続されている。
【0043】図7に示すインバータ装置において、スイ
ッチング素子として使用される本発明の実施例による半
導体装置は、絶縁ゲート電極への電位の印加、除去によ
って容易にオン、オフすることができ、従来の例えばG
TOサイリスタのようにゲート電極によって多量の電流
を流し込んだり、引き出す必要がなく、インバータ制御
のためのゲート回路を極めて簡略に構成することができ
る。さらに、本発明の実施例による半導体装置は、内臓
されたMOSFETの飽和特性を利用しているので、サ
イリスタ動作であるにもかかわらず限流作用を持たせる
ことができ、大きな電流を低いオン電圧で素子を破壊さ
せることなく高速で制御することができる。
ッチング素子として使用される本発明の実施例による半
導体装置は、絶縁ゲート電極への電位の印加、除去によ
って容易にオン、オフすることができ、従来の例えばG
TOサイリスタのようにゲート電極によって多量の電流
を流し込んだり、引き出す必要がなく、インバータ制御
のためのゲート回路を極めて簡略に構成することができ
る。さらに、本発明の実施例による半導体装置は、内臓
されたMOSFETの飽和特性を利用しているので、サ
イリスタ動作であるにもかかわらず限流作用を持たせる
ことができ、大きな電流を低いオン電圧で素子を破壊さ
せることなく高速で制御することができる。
【0044】従って、図7に示すインバータ装置は、例
えば、GTOサイリスタを用いた場合に比べ、高周波化
が容易でありまた、容易に制御可能であることにより、
装置の小型化、軽量化、低損失化及び低雑音化等を達成
することができ、また、例えば、IGBTを用いた場合
に比べ、低オン電圧化によるインバータ装置の大容量
化、低損失化等を達成することができる。
えば、GTOサイリスタを用いた場合に比べ、高周波化
が容易でありまた、容易に制御可能であることにより、
装置の小型化、軽量化、低損失化及び低雑音化等を達成
することができ、また、例えば、IGBTを用いた場合
に比べ、低オン電圧化によるインバータ装置の大容量
化、低損失化等を達成することができる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、サ
イリスタ領域である第2半導体領域の全域をサイリスタ
動作させることができ、かつ、サイリスタのnエミッタ
が、カソード電極である第1電極と、サイリスタをオン
・オフするIGBTである第1半導体領域のMOSFE
T1つだけを介して接続されているので、半導体装置の
中のキャリア量を増加させることができ、オン電圧の低
い半導体装置を提供することができる。
イリスタ領域である第2半導体領域の全域をサイリスタ
動作させることができ、かつ、サイリスタのnエミッタ
が、カソード電極である第1電極と、サイリスタをオン
・オフするIGBTである第1半導体領域のMOSFE
T1つだけを介して接続されているので、半導体装置の
中のキャリア量を増加させることができ、オン電圧の低
い半導体装置を提供することができる。
【0046】また、本発明による半導体装置を使用する
ことにより、小型化、軽量化、低損失化及び低雑音化等
を図ったインバータ装置を提供することができる。
ことにより、小型化、軽量化、低損失化及び低雑音化等
を図ったインバータ装置を提供することができる。
【図1】本発明の第1の実施例による半導体装置の構成
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図2】本発明の第1の実施例による半導体装置の等価
回路を説明する図である。
回路を説明する図である。
【図3】本発明の第1の実施例による半導体装置の構成
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図4】本発明の第2の実施例による半導体装置の構成
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図5】本発明の第3の実施例による半導体装置の構成
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図6】本発明の第3の実施例の構成を示す平面図であ
る。
る。
【図7】本発明による半導体装置を用いて構成したイン
バータ装置の構成例を示す電気回路図である。
バータ装置の構成例を示す電気回路図である。
【図8】前述した従来技術による半導体装置の構成を説
明する断面図である。
明する断面図である。
【図9】従来技術による半導体装置の等価回路を説明す
る図である。
る図である。
1 半導体基体 11、12 主表面 13 p層 14 n1+層 151 n2+層 152 p1-層 161 n3+層 162 p2-層 17 n層 18 p1+層 2 カソード電極 3 アノード電極 4 絶縁ゲート電極 5 導電材 6 絶縁膜
Claims (8)
- 【請求項1】絶縁ゲートを有しこれにより制御されるM
OS制御型半導体装置において、 一対の電極を有する第1導電型の半導体基体、この半導
体基体の第1表面に隣接し、半導体基体より高不純物濃
度を有する第2導電型の第1半導体層、半導体基体の第
2表面から半導体基体内に延び、半導体基体より高不純
物濃度を有する第2導電型の第2半導体層、半導体基体
の第2表面から第2半導体層内に延び、これより高不純
物濃度を有する第1導電型の第3半導体層、第2表面に
露出する第2半導体層の第3半導体層に隣接する露出面
上に形成され、第2半導体層の表面にチャネルを生成し
て、第3半導体層と第2半導体層に隣接する半導体層と
を接続する絶縁ゲートを具備する第1半導体領域と、 第1半導体層、半導体基体の第2表面から半導体基体内
に延び、半導体基体と第2半導体層の中間の高不純物濃
度を有する第2導電型の第4半導体層、半導体基体の第
2表面から第4半導体層内に延び、これより高不純物濃
度を有する第1導電型の第5半導体層を具備する第2半
導体領域と、 第2半導体層及び第3半導体層に接触する第1電極、第
1半導体層に接触する第2電極とを備え、 第2半導体層と第4半導体層とが半導体基体の半導体層
により分離され、第5半導体層が前記絶縁ゲート下の第
2半導体層を介して前記第1電極と接続されていること
を特徴とするMOS制御型半導体装置。 - 【請求項2】半導体基体の第2表面から第2半導体層内
に延び、第2半導体層より高不純物濃度を有し、第3半
導体層に隣接する第2導電型の半導体層をさらに備える
ことを特徴とする請求項1記載のMOS制御型半導体装
置。 - 【請求項3】第2半導体領域と同様の半導体層構成を有
し、第2半導体領域と離れた個所で第1半導体領域に隣
接する第3半導体領域と、第3半導体領域の第5半導体
層と第2半導体領域の第5半導体層とを接続する電極と
をさらに備えることを特徴とする請求項2記載のMOS
制御型半導体装置。 - 【請求項4】第1半導体領域と同様の半導体層構成を有
し、第2半導体領域と離れた個所で第1半導体領域に隣
接する第4半導体領域と、第4半導体領域の第3半導体
層と第2半導体領域の第5半導体層とを接続する電極と
をさらに備えることを特徴とする請求項2記載のMOS
制御型半導体装置。 - 【請求項5】第1電極が第1半導体領域の絶縁ゲート下
のチャネルを介して半導体基体と接続されることを特徴
とする請求項1ないし4のうち1記載のMOS制御型半
導体装置。 - 【請求項6】絶縁ゲートを有しこれにより制御されるM
OS制御型半導体装置において、 一対の電極を有する第1導電型の半導体基体(1)の内
部に、半導体基体(1)に隣接し、これより高不純物濃
度を有する第1導電型の第1半導体層(172)、第1
半導体層(172)及び半導体基体(1)の第1表面
(12)に隣接し第1半導体層(172)より高不純物
濃度を有する第2導電型の第2半導体層(18)、半導
体基体(1)の第2表面(11)から半導体基体(1)
内に延び、これより高不純物濃度を有する第2導電型の
第3半導体層(131)、第2表面(11)から第3半
導体層(131)内に延び、これより高不純物濃度を有
する第2導電型の第4半導体層(132)、第2表面
(11)から第3半導体層(131)及び第4半導体層
(132)内に延び、第3半導体層(131)より高不
純物濃度を有する第1導電型の第5半導体層(14)、
第3半導体層(131)に隣接し第2表面(11)から
半導体基体(1)内に延び、半導体基体(1)と第3半
導体層(131)との間の不純物濃度を有する第2導電
型の第6半導体層(152)、第5半導体層(14)か
ら離れた個所において第2表面(11)から第6半導体
層(152)内に延び、これより高不純物濃度を有する
第1導電型の第7半導体層(151)、第3半導体層
(131)及び第6半導体層(152)から離れた個所
から半導体基体(1)内に延び、半導体基体(1)と第
3半導体層(131)との間の不純物濃度を有する第2
導電型の第8半導体層(162)、第2表面(11)か
ら第8半導体層(162)内に延び、第8半導体層(1
62)より高不純物濃度を有する第1導電型の第9半導
体層(161)を備え、かつ、 第5半導体層(14)及び第4半導体層(132)に接
触する第1電極(2)、第2半導体層(18)に接触す
る第2電極(3)、第5半導体層(14)と第7半導体
層(151)との間に露出する第3半導体層(131)
の露出面上に絶縁膜を介して形成された第1絶縁ゲート
電極(41)、第7半導体層(151)と第9半導体層
(161)との間に露出する第6半導体層(152)及
び半導体基体(1)及び第8半導体層(162)の露出
面上に絶縁膜を介して形成された第2絶縁ゲート電極
(42)、第7半導体層(151)と第9半導体層(1
61)を短絡し第1電極(2)とは接続されてはいない
第3電極(5)を備えることを特徴とするMOS制御型
半導体装置。 - 【請求項7】絶縁ゲートを有しこれにより制御されるM
OS制御型半導体装置において、 一対の電極を有する第1導電型の半導体基体(1)の内
部に、半導体基体(1)に隣接し、これより高不純物濃
度を有する第1導電型の第1半導体層(172)、第1
半導体層(172)及び半導体基体(1)の第1表面
(12)に隣接し第1半導体層(172)より高不純物
濃度を有する第2導電型の第2半導体層(18)、半導
体基体(1)の第2表面(11)から半導体基体(1)
内に延び、これより高不純物濃度を有する第2導電型の
第3半導体層(131)、第2表面(11)から第3半
導体層(131)内に延び、これより高不純物濃度を有
する第2導電型の第4半導体層(132)、第4半導体
層(132)から離れた個所において第2表面(11)
から第3半導体層(131)内に延び、これより高不純
物濃度を有する第2導電型の第5半導体層(19)、第
2表面(11)から第3半導体層(131)及び第4半
導体層(132)内に延び、第3半導体層(131)よ
り高不純物濃度を有する第1導電型の第6半導体層(1
4)、第6半導体層(14)から離れた個所において第
2表面(11)から第3半導体層(131)及び第5半
導体層(19)内に延び、これより高不純物濃度を有す
る第1導電型の第7半導体層(151)、第3半導体層
(131)から離れた個所から半導体基体(1)内に延
び、半導体基体(1)と第3半導体層(131)との間
の不純物濃度を有する第2導電型の第8半導体層(16
2)、第2表面(11)から第8半導体層(162)内
に延び、これより高不純物濃度を有する第1導電型の第
9半導体層(161)を備え、かつ、 第6半導体層(14)及び第4半導体層(132)に接
触する第1電極(2)、第2半導体層(18)に接触す
る第2電極(3)、第6半導体層(14)と第7半導体
層(151)との間に露出する第3半導体層(131)
の露出面上に絶縁膜を介して形成された第1絶縁ゲート
電極(41)、第7半導体層(151)と第9半導体層
(161)との間に露出する第3半導体層(131)及
び半導体基体(1)及び第8半導体層(162)の露出
面上に絶縁膜を介して形成された第2絶縁ゲート電極
(42)、第7半導体層(151)と第9半導体層(1
61)を短絡し第1電極(2)とは接続されてはいない
第3電極(5)を備えることを特徴とするMOS制御型
半導体装置。 - 【請求項8】一対の直流端子と、交流の相数と同数の交
流端子と、一対の直流端子間に2個直列接続されたスイ
ッチング素子による交流の相数と同数アームとを備え、
2個直列接続されたスイッチング素子の接続点が交流端
子に接続されて構成される電力変換装置において、前記
スイッチング素子が請求項1ないし7のうち1記載のM
OS制御型半導体装置であることを特徴とする電力変換
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13226794A JPH07335863A (ja) | 1994-06-14 | 1994-06-14 | Mos制御型半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13226794A JPH07335863A (ja) | 1994-06-14 | 1994-06-14 | Mos制御型半導体装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07335863A true JPH07335863A (ja) | 1995-12-22 |
Family
ID=15077293
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13226794A Pending JPH07335863A (ja) | 1994-06-14 | 1994-06-14 | Mos制御型半導体装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07335863A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100533687B1 (ko) * | 2004-02-23 | 2005-12-05 | 재단법인서울대학교산학협력재단 | 이중 게이트 트랜지스터 |
-
1994
- 1994-06-14 JP JP13226794A patent/JPH07335863A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100533687B1 (ko) * | 2004-02-23 | 2005-12-05 | 재단법인서울대학교산학협력재단 | 이중 게이트 트랜지스터 |
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