JPH0734004B2 - 湿度感応素子 - Google Patents
湿度感応素子Info
- Publication number
- JPH0734004B2 JPH0734004B2 JP61122817A JP12281786A JPH0734004B2 JP H0734004 B2 JPH0734004 B2 JP H0734004B2 JP 61122817 A JP61122817 A JP 61122817A JP 12281786 A JP12281786 A JP 12281786A JP H0734004 B2 JPH0734004 B2 JP H0734004B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- humidity
- oxide
- sensitive element
- cro
- humidity sensitive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Fluid Adsorption Or Reactions (AREA)
- Non-Adjustable Resistors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、少なくとも鉛とクロムとを含む酸化物に同電
層を形成してなる湿度感応素子に関するものである。具
体的な応用例の一つとして湿度センサーがある。
層を形成してなる湿度感応素子に関するものである。具
体的な応用例の一つとして湿度センサーがある。
(従来の技術) 湿度の変化に応じて、抵抗値が変化するという現象を有
する物質があり、この現像を利用した各種無機材料から
なる湿度感応素子が知られている。
する物質があり、この現像を利用した各種無機材料から
なる湿度感応素子が知られている。
本出願人は先に誘電体材料として鉛PbとクロムCrとを含
む酸化物を用いて構成した光電変換装置を特願昭53−20
583号(特公昭55−35874号)として出願した。ところで
この出願の光電変換装置は光を誘電体材料に照射するこ
とによって光起電力が発生する光電変換効果を利用した
ものであるが、本願発明者らが種々実験を行ったとこ
ろ、湿度とその変化に対応して抵抗値が変化するという
現象が生ずることを見い出した。しかもその応答速度は
極めて速いことが判った。
む酸化物を用いて構成した光電変換装置を特願昭53−20
583号(特公昭55−35874号)として出願した。ところで
この出願の光電変換装置は光を誘電体材料に照射するこ
とによって光起電力が発生する光電変換効果を利用した
ものであるが、本願発明者らが種々実験を行ったとこ
ろ、湿度とその変化に対応して抵抗値が変化するという
現象が生ずることを見い出した。しかもその応答速度は
極めて速いことが判った。
(発明が解決しようとする問題点) 従来はこの種のもので湿度応答速度が速く、さらに変化
に対する直線性の良好なものは得られていない。
に対する直線性の良好なものは得られていない。
本発明は前記のような現象に着目して成されたものであ
りこれを利用して湿度応答速度が速く、湿度変化に対す
る直線性が良好な湿度感応素子を得ることを目的とする
ものである。
りこれを利用して湿度応答速度が速く、湿度変化に対す
る直線性が良好な湿度感応素子を得ることを目的とする
ものである。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために本発明は、鉛とクロムとを含
む酸化物と、導電層とを備えた湿度感応素子において、
前記酸化物は真空中で形成された厚さ1.15μmの薄膜で
あり、前記鉛とクロムとが、PbO換算30乃至99.5mol%、
Cr2O3換算0.5乃至70mol%の組成比を有することを特徴
とするものである。
む酸化物と、導電層とを備えた湿度感応素子において、
前記酸化物は真空中で形成された厚さ1.15μmの薄膜で
あり、前記鉛とクロムとが、PbO換算30乃至99.5mol%、
Cr2O3換算0.5乃至70mol%の組成比を有することを特徴
とするものである。
(作 用) 上述した構成の本発明の湿度感応素子によれば、鉛とク
ロムとを含む酸化物が真空中で形成された厚さ約1.15μ
mの薄膜であり、前記鉛とクロムがPbOに換算して30乃
至99.5mol%、Cr2O3に換算して0.5乃至70mol%の組成比
を有するので、湿度に感応する前記酸化物の膜厚及び組
成が適切となり、湿度変化に対する応答速度が速く、し
かも、応答時の直線性も良好となる。
ロムとを含む酸化物が真空中で形成された厚さ約1.15μ
mの薄膜であり、前記鉛とクロムがPbOに換算して30乃
至99.5mol%、Cr2O3に換算して0.5乃至70mol%の組成比
を有するので、湿度に感応する前記酸化物の膜厚及び組
成が適切となり、湿度変化に対する応答速度が速く、し
かも、応答時の直線性も良好となる。
(実施例) 第1図は本発明実施例の湿度感応素子を示すもので同図
(a)は平面図、同図(b)はそのA−A′線断面図で
ある。ガラス基板1例えばパイレックスガラス上に金を
蒸着し、その後、電子描画法によってすだれ状の対向す
る電極2,4を形成する(電極幅4mm,電極間間隔2μm,電
極対数50)。これらガラス基板1及び電極2,4の一部を
覆うように例えばPb2CrO5酸化物3を形成する。これに
よってPb2CrO5酸化物3が対向する電極2,4の間に配置さ
れた構造の湿度感応素子を得ることができる。
(a)は平面図、同図(b)はそのA−A′線断面図で
ある。ガラス基板1例えばパイレックスガラス上に金を
蒸着し、その後、電子描画法によってすだれ状の対向す
る電極2,4を形成する(電極幅4mm,電極間間隔2μm,電
極対数50)。これらガラス基板1及び電極2,4の一部を
覆うように例えばPb2CrO5酸化物3を形成する。これに
よってPb2CrO5酸化物3が対向する電極2,4の間に配置さ
れた構造の湿度感応素子を得ることができる。
上記Pb2CrO5酸化物3は次のような方法によって形成さ
れる。
れる。
出発原料として酸化鉛PbO及び酸化クロムCr2O3を用いPb
2CrO5の組成比となる如く秤量した。この原料をポリエ
チレン製ポットで10〜15時間湿式混合し、乾燥後400〜5
00℃にて2時間にわたって仮焼成を行った。仮焼成後ボ
ールミルにて10〜15時間粉砕を行い粒径約1μm程度と
した。この仮焼成粉末にバインダーを加え、1ton/cm2で
加圧成形した。更に成形体を650〜900℃にて2時間焼成
し焼結体を得た。
2CrO5の組成比となる如く秤量した。この原料をポリエ
チレン製ポットで10〜15時間湿式混合し、乾燥後400〜5
00℃にて2時間にわたって仮焼成を行った。仮焼成後ボ
ールミルにて10〜15時間粉砕を行い粒径約1μm程度と
した。この仮焼成粉末にバインダーを加え、1ton/cm2で
加圧成形した。更に成形体を650〜900℃にて2時間焼成
し焼結体を得た。
次にこのPb2CrO5からなる焼結体をターゲット(蒸発
源)として用い、次のように電子ビーム蒸着法によって
ガラス基板上にPb2CrO5酸化物の薄膜を形成した。
源)として用い、次のように電子ビーム蒸着法によって
ガラス基板上にPb2CrO5酸化物の薄膜を形成した。
すなわち電子ビーム蒸着装置の真空容器内に上記Pb2CrO
5焼結体を円板状となしたターゲットと電極2を設けた
ガラス基板1とを配置し、ガラス基板1を200℃,電子
銃加速電圧を5KV,最大エミッション電流を100mA,容器内
の真空度を4×10-5Torrに保った状態で蒸着を行った。
蒸着時間を約1〜2時間に設定することにより、ガラス
基板1上に約1.15μmのPb2CrO5酸化物3を形成した。
次のようにして得られたガラス基板1をPbを含んだ雰囲
気内で、475℃で1.5時間熱処理を行った。熱処理後のPb
2CrO5酸化物3はオレンジ色を呈する薄膜となった。
5焼結体を円板状となしたターゲットと電極2を設けた
ガラス基板1とを配置し、ガラス基板1を200℃,電子
銃加速電圧を5KV,最大エミッション電流を100mA,容器内
の真空度を4×10-5Torrに保った状態で蒸着を行った。
蒸着時間を約1〜2時間に設定することにより、ガラス
基板1上に約1.15μmのPb2CrO5酸化物3を形成した。
次のようにして得られたガラス基板1をPbを含んだ雰囲
気内で、475℃で1.5時間熱処理を行った。熱処理後のPb
2CrO5酸化物3はオレンジ色を呈する薄膜となった。
これによってAu/Pb2CrO5薄膜/Au同一平面内対電極構造
を有する湿度感応素子が得られる。
を有する湿度感応素子が得られる。
次に本発明実施例の作用を説明する。
得られた湿度感応素子を第2図のような測定回路を用い
て電流の測定を行った。すなわちすだれ状電極2の一方
にバイアス電圧VBを加えた状態で、湿度を有する空気に
接触させ、この空気中の湿度を変化させることにより、
一方すだれ状電極4からの出力電流をオペアンプ5を用
いたI−V変換回路によって測定することにより微小電
流の測定が可能となる。このようにして得られた湿度応
答特性を第3図に示す。縦軸は電流,横軸は湿度を示し
ている。バイアス電圧VBを0.2V加えた状態で、温度を2
0,40及び80℃の各温度で空気中の湿度を換えて電流値の
変化を求めると、湿度と電流値の良好な直線性を示すよ
うな特性が得られる。この特性は従来に比べかなり速い
湿度感応性と良好な直線性を示している。
て電流の測定を行った。すなわちすだれ状電極2の一方
にバイアス電圧VBを加えた状態で、湿度を有する空気に
接触させ、この空気中の湿度を変化させることにより、
一方すだれ状電極4からの出力電流をオペアンプ5を用
いたI−V変換回路によって測定することにより微小電
流の測定が可能となる。このようにして得られた湿度応
答特性を第3図に示す。縦軸は電流,横軸は湿度を示し
ている。バイアス電圧VBを0.2V加えた状態で、温度を2
0,40及び80℃の各温度で空気中の湿度を換えて電流値の
変化を求めると、湿度と電流値の良好な直線性を示すよ
うな特性が得られる。この特性は従来に比べかなり速い
湿度感応性と良好な直線性を示している。
実施例中ではPb2CrO5酸化物の形成手段としては電子ビ
ーム蒸着法について述べたが、これに限らず他にもスパ
ッタリング法、イオンビーム蒸着法等のその他の真空中
における薄膜形成手段を用いることができ、これによっ
ても同様な作用,効果を得ることができる。
ーム蒸着法について述べたが、これに限らず他にもスパ
ッタリング法、イオンビーム蒸着法等のその他の真空中
における薄膜形成手段を用いることができ、これによっ
ても同様な作用,効果を得ることができる。
尚、Pb2CrO5酸化物の形成後の熱処理温度としては実施
例中で示した値以下の条件では所望のPb2CrO5薄膜の形
成は困難なので、その値以上での熱処理が望ましい。ま
たPb2CrO5酸化物形成時の温度も基板温度が100〜350℃
の範囲であれば基板温度による他に対する影響はないこ
とが、Pb2CrO5薄膜のX線回析パターンから確かめられ
たので、上記範囲内で所望値を設定することができる。
例中で示した値以下の条件では所望のPb2CrO5薄膜の形
成は困難なので、その値以上での熱処理が望ましい。ま
たPb2CrO5酸化物形成時の温度も基板温度が100〜350℃
の範囲であれば基板温度による他に対する影響はないこ
とが、Pb2CrO5薄膜のX線回析パターンから確かめられ
たので、上記範囲内で所望値を設定することができる。
第4図は本発明の他の実施例を示すもので、例えばPb2C
rO5酸化物11の表面に、すだれ状の導電層からなる対向
電極12,13が設けられた構造を有している。上記Pb2CrO5
酸化物11は次のような方法によって形成される。
rO5酸化物11の表面に、すだれ状の導電層からなる対向
電極12,13が設けられた構造を有している。上記Pb2CrO5
酸化物11は次のような方法によって形成される。
出発材料として酸化鉛PbO及び酸化クロムCr2O3を用いPb
2CrO5の組成比となる如く秤量した。この原料をポリエ
チレン製ポットで10〜15時間湿式混合し、乾燥後400〜5
00℃にて2時間にわたって仮焼成を行った。
2CrO5の組成比となる如く秤量した。この原料をポリエ
チレン製ポットで10〜15時間湿式混合し、乾燥後400〜5
00℃にて2時間にわたって仮焼成を行った。
仮焼成後ボールミルにて10〜15時間粉砕を行い粒径約1
μ程度とした。
μ程度とした。
この仮焼成粉末にバインダーを加え、1ton/cm2で加圧形
成した。更に成形体を650〜900℃にて2時間焼成し焼結
体を得た。
成した。更に成形体を650〜900℃にて2時間焼成し焼結
体を得た。
このPb2CrO5焼結体表面にすだれ状電極パターンを用い
てアルミニウム膜を真空蒸着により被着して第4図のよ
うな湿度感応素子を形成した。
てアルミニウム膜を真空蒸着により被着して第4図のよ
うな湿度感応素子を形成した。
同様にPb5CrO8,PbCrO4となる如き組成比の酸化物の焼結
体を形成し、各々電極を設けることによって湿度感応素
子を形成した。
体を形成し、各々電極を設けることによって湿度感応素
子を形成した。
また、PbOとCr2O3の比率を順次変化させて配合し、前記
実施例と同様な方法で湿度感応素子を形成した。その結
果Cr2O3が70mol%以上となると湿度感応効果は生じなく
なった。またPbOが99.5mol%以上となった場合も湿度感
応効率はほとんど生じなくなった。
実施例と同様な方法で湿度感応素子を形成した。その結
果Cr2O3が70mol%以上となると湿度感応効果は生じなく
なった。またPbOが99.5mol%以上となった場合も湿度感
応効率はほとんど生じなくなった。
各実施例におけるPbとCrとの組成比は一例を挙げて説明
したが特定比の酸化物に限定されず、PbとCrとを含む酸
化物ならすべてに適用することができる。
したが特定比の酸化物に限定されず、PbとCrとを含む酸
化物ならすべてに適用することができる。
特に焼結体表面にすだれ状電極を形成してなる湿度感応
素子は、極めて容易に高感度の湿度感応素子を得るのに
有効な手法である。
素子は、極めて容易に高感度の湿度感応素子を得るのに
有効な手法である。
[発明の効果] 以上詳述した本発明によれば、上記した構成としたこと
により、湿度に感応する前記酸化物の膜厚及び組成が適
切となり、湿度変化に対する速度応答速度が速く、しか
も、応答時の直線性も良好で湿度センサ等へ応用して好
適な湿度感応素子を提供することができる。
により、湿度に感応する前記酸化物の膜厚及び組成が適
切となり、湿度変化に対する速度応答速度が速く、しか
も、応答時の直線性も良好で湿度センサ等へ応用して好
適な湿度感応素子を提供することができる。
第1図(a),(b)は本発明実施例の湿度感応素子を
示す平面図,A−A′線断面図、第2図は本発明湿度感応
素子の電流測定回路、第3図は本発明湿度感応素子の応
答波形図、第4図(a),(b)は本発明湿度感応素子
の他の実施例を示す平面図,B−B′線断面図である。 1……ガラス基板、 2,4,12,13……電極、 3.11……酸化物、
示す平面図,A−A′線断面図、第2図は本発明湿度感応
素子の電流測定回路、第3図は本発明湿度感応素子の応
答波形図、第4図(a),(b)は本発明湿度感応素子
の他の実施例を示す平面図,B−B′線断面図である。 1……ガラス基板、 2,4,12,13……電極、 3.11……酸化物、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−32601(JP,A) 特開 昭57−208103(JP,A) 特開 昭94599(JP,A) 特開 昭50−27989(JP,A)
Claims (2)
- 【請求項1】鉛とクロムとを含む酸化物と、導電層とを
備えた湿度感応素子において、前記酸化物は真空中で形
成された厚さ約1.15μmの薄膜であり、前記鉛とクロム
とが、PbO換算30乃至99.5mol%、Cr2O3換算0.5乃至70mo
l%の組成比を有することを特徴とする湿度感応素子。 - 【請求項2】前記酸化物がPb5CrO8,Pb2CrO5,PbCrO4の少
なくとも一種を含有する特許請求の範囲第1項記載の湿
度感応素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61122817A JPH0734004B2 (ja) | 1986-05-28 | 1986-05-28 | 湿度感応素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61122817A JPH0734004B2 (ja) | 1986-05-28 | 1986-05-28 | 湿度感応素子 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62278441A JPS62278441A (ja) | 1987-12-03 |
| JPH0734004B2 true JPH0734004B2 (ja) | 1995-04-12 |
Family
ID=14845370
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61122817A Expired - Lifetime JPH0734004B2 (ja) | 1986-05-28 | 1986-05-28 | 湿度感応素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0734004B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5316917B2 (ja) * | 1973-07-13 | 1978-06-05 | ||
| JPS5194599A (ja) * | 1975-02-17 | 1976-08-19 | Enamerukanshitsuteikotaisoseibutsu | |
| JPS57208103A (en) * | 1981-06-18 | 1982-12-21 | Omron Tateisi Electronics Co | Moisture sensitive element |
| JPS6232601A (ja) * | 1985-08-05 | 1987-02-12 | 金子 文隆 | 湿度センサ−素子 |
-
1986
- 1986-05-28 JP JP61122817A patent/JPH0734004B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62278441A (ja) | 1987-12-03 |
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