JPH073539A - 紡機におけるドラフトローラ逆転防止装置 - Google Patents
紡機におけるドラフトローラ逆転防止装置Info
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- JPH073539A JPH073539A JP14610193A JP14610193A JPH073539A JP H073539 A JPH073539 A JP H073539A JP 14610193 A JP14610193 A JP 14610193A JP 14610193 A JP14610193 A JP 14610193A JP H073539 A JPH073539 A JP H073539A
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Landscapes
- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 正常運転中はねじり歪を伴って駆動される紡
機のドラフトローラを、機台停止中もそのねじり歪が復
元しないように維持し、再始動に際しても、最初から正
常運転時の条件で駆動することを目的とする。 【構成】 ドラフト駆動系Aとスピンドル駆動系Bとを
独立的に別々のモータMd,Msで駆動可能とすると共
に、両駆動系A,Bをデイレイクラッチ10で機械的に
同期可能に連絡し、ドラフト駆動系のドラフトローラ間
の速度比を変更する部所よりも原動側に逆転防止装置を
介入する。
機のドラフトローラを、機台停止中もそのねじり歪が復
元しないように維持し、再始動に際しても、最初から正
常運転時の条件で駆動することを目的とする。 【構成】 ドラフト駆動系Aとスピンドル駆動系Bとを
独立的に別々のモータMd,Msで駆動可能とすると共
に、両駆動系A,Bをデイレイクラッチ10で機械的に
同期可能に連絡し、ドラフト駆動系のドラフトローラ間
の速度比を変更する部所よりも原動側に逆転防止装置を
介入する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドラフト駆動系とスピ
ンドル駆動系とが独立してそれぞれ駆動モータを有し、
機台始動時にスピンドル駆動系とドラフト駆動系の駆動
連絡を一時的に分断するデイレイクラッチを介して両駆
動系が機械的に同期可能に駆動される紡機に適用される
ものであって、運転中には各ドラフトローラが長尺のた
めに一定のねじり歪を発現して駆動される紡機に有効に
利用されるものである。
ンドル駆動系とが独立してそれぞれ駆動モータを有し、
機台始動時にスピンドル駆動系とドラフト駆動系の駆動
連絡を一時的に分断するデイレイクラッチを介して両駆
動系が機械的に同期可能に駆動される紡機に適用される
ものであって、運転中には各ドラフトローラが長尺のた
めに一定のねじり歪を発現して駆動される紡機に有効に
利用されるものである。
【0002】
【従来の技術】最近の紡機にあっては、機台1台当りの
生産性を高めるため、及び一錘当りの製造コストを低減
させるために、機台1台当りのスピンドル数を極力増大
しており、ドラフトローラも15m以上の長さとなって
いる。従って、運転時に各ドラフトローラ、即ち駆動さ
れるドラフトボトムローラは、その端部の駆動機構から
受ける回転力とそれに対するドラフト抵抗及び各軸受か
ら受ける抵抗とによってねじり応力を受けている。
生産性を高めるため、及び一錘当りの製造コストを低減
させるために、機台1台当りのスピンドル数を極力増大
しており、ドラフトローラも15m以上の長さとなって
いる。従って、運転時に各ドラフトローラ、即ち駆動さ
れるドラフトボトムローラは、その端部の駆動機構から
受ける回転力とそれに対するドラフト抵抗及び各軸受か
ら受ける抵抗とによってねじり応力を受けている。
【0003】そして、このねじり応力は長尺のドラフト
ローラに、駆動端から離れるにしたがって積算されたね
じり歪を生じ、従って、紡機の運転中は、ドラフトロー
ラは常にねじり歪と強大な内部ねじり応力を伴って従動
されている。
ローラに、駆動端から離れるにしたがって積算されたね
じり歪を生じ、従って、紡機の運転中は、ドラフトロー
ラは常にねじり歪と強大な内部ねじり応力を伴って従動
されている。
【0004】このようなねじり歪を生ずるドラフトロー
ラを備えた紡機にあって、機台を停止した際にドラフト
ローラの内部応力の解放に伴うねじり歪の復元は、次の
始動時のドラフト作用開始時に再び同様のねじり歪を発
生するまでにドラフト作用に部分遅れを生起し、糸の紡
出にとって糸切れや糸斑を発生する。
ラを備えた紡機にあって、機台を停止した際にドラフト
ローラの内部応力の解放に伴うねじり歪の復元は、次の
始動時のドラフト作用開始時に再び同様のねじり歪を発
生するまでにドラフト作用に部分遅れを生起し、糸の紡
出にとって糸切れや糸斑を発生する。
【0005】このようなドラフトローラの長尺化の障害
を改善するために、出願人は、既に実開昭59−113362号
として、紡機のボトムローラ制御装置を提案した。即
ち、該装置はドラフトローラの一端の駆動機構と連動し
てその他端を制動し、紡機のドッフイング作用時の如き
一時停止時には、ドラフトローラに正常運転中と同じね
じり歪を維持させて次のドラフトローラの始動を正常運
転中と同じ条件で開始するものである。
を改善するために、出願人は、既に実開昭59−113362号
として、紡機のボトムローラ制御装置を提案した。即
ち、該装置はドラフトローラの一端の駆動機構と連動し
てその他端を制動し、紡機のドッフイング作用時の如き
一時停止時には、ドラフトローラに正常運転中と同じね
じり歪を維持させて次のドラフトローラの始動を正常運
転中と同じ条件で開始するものである。
【0006】また一方で、特にコーマ系のリング精紡機
の場合等にあっては、一時停止後の最始動時には糸にス
ナール(撚を有する糸を弛緩した際に生ずる糸縺れ)が
発生しているので、始動時の糸スナールを引出すため
に、スピンドルをドラフトローラよりも幾分早めに始動
する発明が特開昭61−179326号で提案された。
の場合等にあっては、一時停止後の最始動時には糸にス
ナール(撚を有する糸を弛緩した際に生ずる糸縺れ)が
発生しているので、始動時の糸スナールを引出すため
に、スピンドルをドラフトローラよりも幾分早めに始動
する発明が特開昭61−179326号で提案された。
【0007】即ち、該提案は紡機のドラフトローラ駆動
系とスピンドル駆動系とをデイレイクラッチを介して機
械的に同期駆動し、機台の停止後の再起動に際してはス
ピンドル駆動系とドラフト駆動系とを一時的に分断し、
ドラフト系をスピンドル系よりも遅れて、即ち、スピン
ドルが糸スナールを引出した後に、ドラフト系を始動す
るものである。
系とスピンドル駆動系とをデイレイクラッチを介して機
械的に同期駆動し、機台の停止後の再起動に際してはス
ピンドル駆動系とドラフト駆動系とを一時的に分断し、
ドラフト系をスピンドル系よりも遅れて、即ち、スピン
ドルが糸スナールを引出した後に、ドラフト系を始動す
るものである。
【0008】しかし、上述の糸スナールを防止するため
の発明も長尺ドラフトローラを備えた近代的紡機に適用
する場合には、デイレイクラッチによりドラフト駆動系
が一時的にスピンドル駆動系と分断された時に、ドラフ
トローラ及びそれを駆動する装置が、無負荷状態になっ
た原動側から、ドラフト駆動に必要な内部応力(主とし
てドラフトローラのねじり応力)により逆転する。
の発明も長尺ドラフトローラを備えた近代的紡機に適用
する場合には、デイレイクラッチによりドラフト駆動系
が一時的にスピンドル駆動系と分断された時に、ドラフ
トローラ及びそれを駆動する装置が、無負荷状態になっ
た原動側から、ドラフト駆動に必要な内部応力(主とし
てドラフトローラのねじり応力)により逆転する。
【0009】上述のデイレイクラッチを採用した発明の
適用に於ける問題点を改善する手段として、図3に示す
先行技術が本出願人によって開発された。即ち、図3の
先行技術は、ドラフトローラ群を駆動するドラフト駆動
系AがドラフトモータMdを備え、スピンドル8列をベ
ルト7で駆動するためのスピンドル駆動系Bがスピンド
ルモータMsを備え、両駆動系は、デイレイクラッチ1
0を介在して機械的に同期運転可能になっている。
適用に於ける問題点を改善する手段として、図3に示す
先行技術が本出願人によって開発された。即ち、図3の
先行技術は、ドラフトローラ群を駆動するドラフト駆動
系AがドラフトモータMdを備え、スピンドル8列をベ
ルト7で駆動するためのスピンドル駆動系Bがスピンド
ルモータMsを備え、両駆動系は、デイレイクラッチ1
0を介在して機械的に同期運転可能になっている。
【0010】また、ドラフト駆動系Aは、ドラフトモー
タMdの動力をギヤー列GTが入力シャフト1から受入
れるが、ギヤー列GT内の伝達系統中の下流側に位置す
るバックローラ6のギヤーG6には逆転防止爪21が設
けてある。また、スピンドル駆動系Bは、スピンドルモ
ータMsによって出力プーリーP 1 、及び適所に配置さ
れたガイドプーリーGpを介してベルト7を駆動し、ベ
ルト7がスピンドル8列を駆動すると共に、ベルト7の
速度、即ちスピンドルモータMsのプーリーP1 の回転
周速はデイレイクラッチ10を介してドライブモータM
dから伝導シャフト2,3によって駆動されるプーリー
P2 と同期等速駆動される。
タMdの動力をギヤー列GTが入力シャフト1から受入
れるが、ギヤー列GT内の伝達系統中の下流側に位置す
るバックローラ6のギヤーG6には逆転防止爪21が設
けてある。また、スピンドル駆動系Bは、スピンドルモ
ータMsによって出力プーリーP 1 、及び適所に配置さ
れたガイドプーリーGpを介してベルト7を駆動し、ベ
ルト7がスピンドル8列を駆動すると共に、ベルト7の
速度、即ちスピンドルモータMsのプーリーP1 の回転
周速はデイレイクラッチ10を介してドライブモータM
dから伝導シャフト2,3によって駆動されるプーリー
P2 と同期等速駆動される。
【0011】従って、図3の装置にあっては、機台の停
止後の起動時に、デイレイクラッチ10の作用で伝導シ
ャフト2を3と一時的に分断し、スピンドル駆動系Bの
みを一時的に駆動してスピンドル8の回転によって糸ス
ナールを引き出した後に、デイレイクラッチの作用でド
ラフトローラ群も同期作用されるが、ドラフト駆動系の
停止中は、爪21の作用によってバックローラギヤーG
6 の逆転を防止することにより全ドラフトローラ群の駆
動ギヤー列GTの逆転を防止し、ドラフト駆動系Aが内
在しているねじり応力の発現に起因する逆転力を阻止
し、ドラフトローラの逆転に起因する糸損傷を阻止す
る。
止後の起動時に、デイレイクラッチ10の作用で伝導シ
ャフト2を3と一時的に分断し、スピンドル駆動系Bの
みを一時的に駆動してスピンドル8の回転によって糸ス
ナールを引き出した後に、デイレイクラッチの作用でド
ラフトローラ群も同期作用されるが、ドラフト駆動系の
停止中は、爪21の作用によってバックローラギヤーG
6 の逆転を防止することにより全ドラフトローラ群の駆
動ギヤー列GTの逆転を防止し、ドラフト駆動系Aが内
在しているねじり応力の発現に起因する逆転力を阻止
し、ドラフトローラの逆転に起因する糸損傷を阻止す
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】以上の如く、実開昭59
−113362号の従来技術にあっては、長尺ドラフトローラ
使用紡機に於ける各ドラフトローラの自由端を駆動端側
と連動制御してドラフトローラのねじり歪に起因する欠
陥を改善出来たが、若し駆動端側で負荷の解放が生じれ
ば、駆動端側からねじり内部応力に起因する逆転が生ず
る。
−113362号の従来技術にあっては、長尺ドラフトローラ
使用紡機に於ける各ドラフトローラの自由端を駆動端側
と連動制御してドラフトローラのねじり歪に起因する欠
陥を改善出来たが、若し駆動端側で負荷の解放が生じれ
ば、駆動端側からねじり内部応力に起因する逆転が生ず
る。
【0013】また、特開昭61−179326号に開示の従来技
術にあっては、紡機の停止後の最始動時に、ドラフト駆
動系とスピンドル駆動系とを一時的にデイレイクラッチ
で分断して、スピンドル側のみを始動して糸スナールを
引出した後に、デイレイクラッチの作用下でドラフト駆
動系を追従同期駆動することにより、機台停止に伴って
発生する糸スナールの問題は改善されたが、デイレイク
ラッチがドラフト駆動系をスピンドル駆動系から分断し
た際にドラフトローラ群の駆動端側に発生するねじり応
力に起因する逆転の問題は未解決である。
術にあっては、紡機の停止後の最始動時に、ドラフト駆
動系とスピンドル駆動系とを一時的にデイレイクラッチ
で分断して、スピンドル側のみを始動して糸スナールを
引出した後に、デイレイクラッチの作用下でドラフト駆
動系を追従同期駆動することにより、機台停止に伴って
発生する糸スナールの問題は改善されたが、デイレイク
ラッチがドラフト駆動系をスピンドル駆動系から分断し
た際にドラフトローラ群の駆動端側に発生するねじり応
力に起因する逆転の問題は未解決である。
【0014】以上の各従来技術の欠陥を巧みに改善する
装置として出願人が開発した本願発明の先行技術(図
3)にあっては、最新式多鍾紡機に於けるドラフトロー
ラのねじり歪の問題、及び機台最始動時に発生する糸ス
ナールの問題が巧みに改善出来、極めて有効な紡機の提
供を可能としたが、ドラフトモータによる駆動がギヤ列
を介してフロントローラを駆動し、分岐してバックロー
ラを、そしてまた分岐してミドルローラを駆動する装置
のバックローラ歯車G6 に逆転防止の爪を設けているた
め、歯車G6 はドラフトモータMdから非常に減速され
ているので取付上、保守管理上の利点はあるものの、爪
21の歯車G6 に対する係合停止時のバックラッシュ
量、即ち逆回転係合の際に生ずるかみ合いガタの量はそ
のまゝバックローラ6の逆転量となり、糸切れや糸質悪
化の無視出来ない原因となるため、爪車にはバックラッ
シュ低減のための機構上及び製造上の高い精度が必要で
ある。
装置として出願人が開発した本願発明の先行技術(図
3)にあっては、最新式多鍾紡機に於けるドラフトロー
ラのねじり歪の問題、及び機台最始動時に発生する糸ス
ナールの問題が巧みに改善出来、極めて有効な紡機の提
供を可能としたが、ドラフトモータによる駆動がギヤ列
を介してフロントローラを駆動し、分岐してバックロー
ラを、そしてまた分岐してミドルローラを駆動する装置
のバックローラ歯車G6 に逆転防止の爪を設けているた
め、歯車G6 はドラフトモータMdから非常に減速され
ているので取付上、保守管理上の利点はあるものの、爪
21の歯車G6 に対する係合停止時のバックラッシュ
量、即ち逆回転係合の際に生ずるかみ合いガタの量はそ
のまゝバックローラ6の逆転量となり、糸切れや糸質悪
化の無視出来ない原因となるため、爪車にはバックラッ
シュ低減のための機構上及び製造上の高い精度が必要で
ある。
【0015】即ち、バックローラ歯車G6 が入力シャフ
ト1から例えば1/30に減速される場合には、歯車G
6 のバックラッシュdxは入力シャフト上ではdx×3
0の量を発現したことに相当する。従って、爪21がバ
ックローラ歯車G6 に対して殆んどバックラッシュが生
じないように製作しても、そのバックラッシュ量はその
まゝバックローラ6の逆転量となる。
ト1から例えば1/30に減速される場合には、歯車G
6 のバックラッシュdxは入力シャフト上ではdx×3
0の量を発現したことに相当する。従って、爪21がバ
ックローラ歯車G6 に対して殆んどバックラッシュが生
じないように製作しても、そのバックラッシュ量はその
まゝバックローラ6の逆転量となる。
【0016】また、デイレイクラッチ10によってドラ
フト駆動系がスピンドル駆動系の負荷から解放された時
に、無負荷の原動側から前述の逆転可能寸法だけねじり
応力によって逆転し、該逆転力は爪21部に拡大された
強大な押圧力として作用するので、爪21と歯車G6 と
はかなりの強度を必要とする。
フト駆動系がスピンドル駆動系の負荷から解放された時
に、無負荷の原動側から前述の逆転可能寸法だけねじり
応力によって逆転し、該逆転力は爪21部に拡大された
強大な押圧力として作用するので、爪21と歯車G6 と
はかなりの強度を必要とする。
【0017】本発明は、従来の最新の多錘紡機に於ける
これら問題点を解決すると共に、本願出願人の開発にか
かる図3の先行技術の問題点をも改善した新規なドラフ
トローラ逆転防止装置を提供せんとするものである。
これら問題点を解決すると共に、本願出願人の開発にか
かる図3の先行技術の問題点をも改善した新規なドラフ
トローラ逆転防止装置を提供せんとするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段及び作用】例えば図2に示
す如く、ドラフト駆動系Aとスピンドル駆動系Bとが独
立してそれぞれの駆動モータMd,Msを有し、デイレ
イクラッチ10を介して両駆動系A、とBとを機械的に
同期運転可能とすると共に、ドラフト駆動系におけるド
ラフトローラ間の速度比を変更する部所よりも原動側に
逆転防止装置11を配設する。
す如く、ドラフト駆動系Aとスピンドル駆動系Bとが独
立してそれぞれの駆動モータMd,Msを有し、デイレ
イクラッチ10を介して両駆動系A、とBとを機械的に
同期運転可能とすると共に、ドラフト駆動系におけるド
ラフトローラ間の速度比を変更する部所よりも原動側に
逆転防止装置11を配設する。
【0019】従って、機台停止後の最始動時にはデイレ
イクラッチを作動してドラフト駆動系Aの伝導シャフト
2とスピンドル駆動系Bの伝導シャフト3とを一時的に
分断し、スピンドルモータMsによってスピンドル駆動
系のみをまず回転して、即ち、糸供給側(ドラフト部)
の送出しを停止した状態の下でスピンドル8上の木管
(図示せず)に糸を巻いて糸スナールを引出した後、デ
イレイクラッチの作用でシャフト3とシャフト2とを結
合してドラフト駆動系Aをスピンドル駆動系と機械的同
期回転出来るので、機台始動時の糸スナールの問題は解
消出来た。
イクラッチを作動してドラフト駆動系Aの伝導シャフト
2とスピンドル駆動系Bの伝導シャフト3とを一時的に
分断し、スピンドルモータMsによってスピンドル駆動
系のみをまず回転して、即ち、糸供給側(ドラフト部)
の送出しを停止した状態の下でスピンドル8上の木管
(図示せず)に糸を巻いて糸スナールを引出した後、デ
イレイクラッチの作用でシャフト3とシャフト2とを結
合してドラフト駆動系Aをスピンドル駆動系と機械的同
期回転出来るので、機台始動時の糸スナールの問題は解
消出来た。
【0020】また、デイレイクラッチ10によるシャフ
ト2のシャフト3からの一時分断により、ドラフト駆動
系は無負荷状態となった原動側から、ドラフトローラの
ねじり応力の復元力によって逆転しようとするが、ドラ
フトローラ間の速度比を変更する部所よりも原動側、即
ち、全ドラフトローラ中の最上流に位置するフロントロ
ーラよりも原動側、で逆転防止作用が付与される。
ト2のシャフト3からの一時分断により、ドラフト駆動
系は無負荷状態となった原動側から、ドラフトローラの
ねじり応力の復元力によって逆転しようとするが、ドラ
フトローラ間の速度比を変更する部所よりも原動側、即
ち、全ドラフトローラ中の最上流に位置するフロントロ
ーラよりも原動側、で逆転防止作用が付与される。
【0021】そして、バックローラ6をはじめ各ドラフ
トローラはそれぞれ原動側からドラフト駆動系ギヤー列
GTを経て減速されるため、ドラフトローラより上流の
逆転防止装置で発生するバックラッシュ量は、各ドラフ
トローラでは逆転防止装置から各ドラフトローラまでの
減速比に相応して縮小され、結局爪車11のバックラッ
シュは各ドラフトローラでは実質上無視出来る量とな
る。
トローラはそれぞれ原動側からドラフト駆動系ギヤー列
GTを経て減速されるため、ドラフトローラより上流の
逆転防止装置で発生するバックラッシュ量は、各ドラフ
トローラでは逆転防止装置から各ドラフトローラまでの
減速比に相応して縮小され、結局爪車11のバックラッ
シュは各ドラフトローラでは実質上無視出来る量とな
る。
【0022】また、逆転防止装置に於ける逆転応力の衝
撃作用も減速されれば増大するが、原動側位置であれば
あまり減速されないため従って、例えば、バックローラ
歯車G6 上での爪と歯車との衝突力の如く増大されない
ので、その設計も強度の小さなものとすることが出来
る。
撃作用も減速されれば増大するが、原動側位置であれば
あまり減速されないため従って、例えば、バックローラ
歯車G6 上での爪と歯車との衝突力の如く増大されない
ので、その設計も強度の小さなものとすることが出来
る。
【0023】また、逆転防止装置としてのワンウエイク
ラッチをドライブモータMdからの入力シャフト1上に
設ければ、ドラフトローラ上でのバックラッシュ量の縮
小及びワンウエイクラッチ上の逆転衝突力の低減化が最
も有効となる。
ラッチをドライブモータMdからの入力シャフト1上に
設ければ、ドラフトローラ上でのバックラッシュ量の縮
小及びワンウエイクラッチ上の逆転衝突力の低減化が最
も有効となる。
【0024】また、ドラフトモータMdをブレーキ付き
モータとすれば、ドラフト駆動系内に逆転防止装置を付
設する必要がなくなる。また、ドラフトローラを一端側
の駆動系Aで駆動すると共にドラフトローラの他端に制
動機構を設ければ、ドラフトローラの駆動系側での逆転
防止作用とその他端側の関連制動作用とによってドラフ
トローラの逆転防止、即ちねじり応力の解放防止作用が
確実に達成出来る。
モータとすれば、ドラフト駆動系内に逆転防止装置を付
設する必要がなくなる。また、ドラフトローラを一端側
の駆動系Aで駆動すると共にドラフトローラの他端に制
動機構を設ければ、ドラフトローラの駆動系側での逆転
防止作用とその他端側の関連制動作用とによってドラフ
トローラの逆転防止、即ちねじり応力の解放防止作用が
確実に達成出来る。
【0025】
【実施例】図1及び図2に示す如く、ギヤーボックスG
B内のドラフト駆動機構Aは、ドライブモータMdから
の入力シャフト1上に逆転防止用の爪車11を配置する
と共に、入力シャフト1からギヤー列G1 〜G3 まで順
次減速させると共に線l1でメッシュ表示された各歯車
G3 に右側と左側のフロントローラギヤーG4 を噛合
し、一方、ギヤーG3 からl2 でメッシュ表示される如
く分岐したギヤー列を経て更に減速して右側と左側のバ
ックローラ6及びミドルローラ5を連結した。
B内のドラフト駆動機構Aは、ドライブモータMdから
の入力シャフト1上に逆転防止用の爪車11を配置する
と共に、入力シャフト1からギヤー列G1 〜G3 まで順
次減速させると共に線l1でメッシュ表示された各歯車
G3 に右側と左側のフロントローラギヤーG4 を噛合
し、一方、ギヤーG3 からl2 でメッシュ表示される如
く分岐したギヤー列を経て更に減速して右側と左側のバ
ックローラ6及びミドルローラ5を連結した。
【0026】他方、スピンドル駆動系Bは、スピンドル
モータMsからプーリーP1 及び適所のガイドプーリー
GPを介してベルト7を駆動し、ベルト7で各スピンド
ル8を駆動すると共に、一端のベルト駆動プーリーP2
の伝導シャフト3と、ドライブ駆動系の入力シャフト1
の駆動力をベベルギヤーで受ける伝導シャフト2、とを
デイレイクラッチ10で連結し、ドライブ駆動系Aとス
ピンドル駆動系Bとをデイレイクラッチ10を介して機
械的に同期運転可能とした。
モータMsからプーリーP1 及び適所のガイドプーリー
GPを介してベルト7を駆動し、ベルト7で各スピンド
ル8を駆動すると共に、一端のベルト駆動プーリーP2
の伝導シャフト3と、ドライブ駆動系の入力シャフト1
の駆動力をベベルギヤーで受ける伝導シャフト2、とを
デイレイクラッチ10で連結し、ドライブ駆動系Aとス
ピンドル駆動系Bとをデイレイクラッチ10を介して機
械的に同期運転可能とした。
【0027】なお、各ドラフトローラ4,5,6は15
m以上の長さを有し、正常運転時には、駆動端側に対し
て自由端側が、ドラフト負荷及び軸受負荷によって2°
〜7°の飽和ねじり歪と強大な内部ねじり応力とを伴っ
て駆動されるものであり、各ドラフトローラ4,5,6
の自由端側には、本出願人の考案にかかる実開昭59−11
3362号公報に開示のボトムローラ制御装置を配置した。
m以上の長さを有し、正常運転時には、駆動端側に対し
て自由端側が、ドラフト負荷及び軸受負荷によって2°
〜7°の飽和ねじり歪と強大な内部ねじり応力とを伴っ
て駆動されるものであり、各ドラフトローラ4,5,6
の自由端側には、本出願人の考案にかかる実開昭59−11
3362号公報に開示のボトムローラ制御装置を配置した。
【0028】従って、本実施例装置を備えた紡機にあっ
ては、正常運転中は各ドラフトローラは両端間に2°〜
7°のねじり歪を発現し、大きな内部ねじり応力を有し
たまゝ駆動されているが、機台の停止時にはその自由端
は制動されて駆動端側の負荷と相まって、各ドラフトロ
ーラはその正常運転時のねじり歪を保持したまゝ停止出
来る。
ては、正常運転中は各ドラフトローラは両端間に2°〜
7°のねじり歪を発現し、大きな内部ねじり応力を有し
たまゝ駆動されているが、機台の停止時にはその自由端
は制動されて駆動端側の負荷と相まって、各ドラフトロ
ーラはその正常運転時のねじり歪を保持したまゝ停止出
来る。
【0029】そして、機台の最始動時には、デイレイク
ラッチ10の作用でスピンドル側のみが糸スナールを引
出す回転をする間、即ちドラフト駆動系Aがスピンドル
駆動系Bから分断解放されている間は、ドラフト駆動系
が一時的に無負荷となって、各ドラフトローラ群はねじ
り内部応力の作用により逆転しようとするが、この逆転
力は入力シャフト1上の逆転防止爪車11が阻止し、各
ドラフトローラの逆転が防止出来る。
ラッチ10の作用でスピンドル側のみが糸スナールを引
出す回転をする間、即ちドラフト駆動系Aがスピンドル
駆動系Bから分断解放されている間は、ドラフト駆動系
が一時的に無負荷となって、各ドラフトローラ群はねじ
り内部応力の作用により逆転しようとするが、この逆転
力は入力シャフト1上の逆転防止爪車11が阻止し、各
ドラフトローラの逆転が防止出来る。
【0030】なお、この逆転防止爪車11の逆転防止係
合に際しては、爪はどうしても若干のバックラッシュ逆
転を生ずるが、爪車11がドライブモータMdからの入
力シャフト1上にあるため、各ドラフトローラ部には入
力シャフト1から各ドラフトローラまでの減速比に比例
して減少したバックラッシュが伝達され、各ドラフトロ
ーラへのバックラッシュ逆転は実質上無視出来る。換言
すれば、入力シャフト1上に逆転防止装置を配置する場
合には、或程度バックラッシュを生ずるものでも利用可
能である。
合に際しては、爪はどうしても若干のバックラッシュ逆
転を生ずるが、爪車11がドライブモータMdからの入
力シャフト1上にあるため、各ドラフトローラ部には入
力シャフト1から各ドラフトローラまでの減速比に比例
して減少したバックラッシュが伝達され、各ドラフトロ
ーラへのバックラッシュ逆転は実質上無視出来る。換言
すれば、入力シャフト1上に逆転防止装置を配置する場
合には、或程度バックラッシュを生ずるものでも利用可
能である。
【0031】また、爪車11が原動部にあるため、各ド
ラフトローラ部に配置したのと比べて受ける逆転応力も
小さく、従って爪車11も小さく出来る。また、逆転防
止装置として現在市販されているワンウエイクラッチを
採用すれば、入力シャフトより下流であってもドラフト
ローラ間の速度比を変更する部所より原動側にさえ配設
すれば、その下流の減速されたドラフトローラ部へのバ
ックラッシュによる悪影響は避けられる。
ラフトローラ部に配置したのと比べて受ける逆転応力も
小さく、従って爪車11も小さく出来る。また、逆転防
止装置として現在市販されているワンウエイクラッチを
採用すれば、入力シャフトより下流であってもドラフト
ローラ間の速度比を変更する部所より原動側にさえ配設
すれば、その下流の減速されたドラフトローラ部へのバ
ックラッシュによる悪影響は避けられる。
【0032】
【発明の効果】デイレイクラッチがドラフト駆動系とス
ピンドル駆動系とを機械的に同期可能に連結しているた
め、機台の始動時にスピンドル駆動系のみをまず駆動し
て糸スナールを引抜くことが出来る。また、デイレイク
ラッチがドラフト駆動系を解放した瞬間にドラフト駆動
系はドラフトローラの内部応力によって逆転しようとす
るが、逆転防止装置がこの逆転を阻止する。また、逆転
防止装置はドラフトローラ間の速度比を変更する部所よ
りも原動側にあるので、逆転防止装置上で生ずるバック
ラッシュはドラフトローラ部では縮小されて実質上無害
となる。
ピンドル駆動系とを機械的に同期可能に連結しているた
め、機台の始動時にスピンドル駆動系のみをまず駆動し
て糸スナールを引抜くことが出来る。また、デイレイク
ラッチがドラフト駆動系を解放した瞬間にドラフト駆動
系はドラフトローラの内部応力によって逆転しようとす
るが、逆転防止装置がこの逆転を阻止する。また、逆転
防止装置はドラフトローラ間の速度比を変更する部所よ
りも原動側にあるので、逆転防止装置上で生ずるバック
ラッシュはドラフトローラ部では縮小されて実質上無害
となる。
【図1】本発明を適用した紡機の要部略示図である。
【図2】本発明の要部説明斜視図である。
【図3】本発明の基礎をなす先行技術の要部説明斜視図
である。
である。
1…入力シャフト 2,3…伝導シャフト 4…フロントローラ 5…ミドルローラ 6…バックローラ 7…ベルト 8…スピンドル 10…デイレイクラッチ 11…ワンウエイクラッチ Md…ドラフトモータ Ms…スピンドルモータ GB…ギヤーボックス
Claims (4)
- 【請求項1】 ドラフト駆動系(A)とスピンドル駆動
系(B)とが独立してそれぞれの駆動モータ(Md,M
s)を有し、デイレイクラッチ(10)を介して両駆動
系(A,B)を機械的に同期運転可能とすると共に、ド
ラフト駆動系におけるドラフトローラ間の速度比を変更
する部所よりも原動側に逆転防止装置(11)を配設し
たことを特徴とする、紡機におけるドラフトローラ逆転
防止装置。 - 【請求項2】 ワンウエイクラッチ(11)をドラフト
モータ(Md)からの入力シャフト(1)に配設した請
求項1の逆転防止装置。 - 【請求項3】 ドラフトモータ(Md)がブレーキ付き
モータである請求項1又は2の逆転防止装置。 - 【請求項4】 ドラフトローラ(4,5,6)を一端側
の駆動系(A)で駆動すると共に、ドラフトローラの他
端にはドラフトローラの起動又は停止に応じて解除又は
作動する制動装置を設けた請求項1乃至3の逆転防止装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14610193A JPH073539A (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | 紡機におけるドラフトローラ逆転防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14610193A JPH073539A (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | 紡機におけるドラフトローラ逆転防止装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH073539A true JPH073539A (ja) | 1995-01-06 |
Family
ID=15400172
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14610193A Pending JPH073539A (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | 紡機におけるドラフトローラ逆転防止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH073539A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002105767A (ja) * | 2000-08-11 | 2002-04-10 | Mas Fab Rieter Ag | 紡績機 |
| CN105019066A (zh) * | 2014-04-25 | 2015-11-04 | 苏州科技学院相城研究院 | 棘轮在细纱机和花捻机上的应用 |
-
1993
- 1993-06-17 JP JP14610193A patent/JPH073539A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002105767A (ja) * | 2000-08-11 | 2002-04-10 | Mas Fab Rieter Ag | 紡績機 |
| CN105019066A (zh) * | 2014-04-25 | 2015-11-04 | 苏州科技学院相城研究院 | 棘轮在细纱机和花捻机上的应用 |
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