JPH0735636B2 - 野蚕調ポリエステル系織物の製造方法 - Google Patents
野蚕調ポリエステル系織物の製造方法Info
- Publication number
- JPH0735636B2 JPH0735636B2 JP61120498A JP12049886A JPH0735636B2 JP H0735636 B2 JPH0735636 B2 JP H0735636B2 JP 61120498 A JP61120498 A JP 61120498A JP 12049886 A JP12049886 A JP 12049886A JP H0735636 B2 JPH0735636 B2 JP H0735636B2
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- Japan
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- yarn
- polyester
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- feeling
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は,野蚕調のポリエステル系織物の製造方法に関
するものである。
するものである。
(従来の技術) 従来より,合成繊維の断面形状を異形化することによ
り,合成繊維特有の光沢やヌメリ感を除去して合成繊維
の布帛に絹様の光沢と風合を付与する試みが種々行われ
てきた。例えば,三角断面や星状の突起を有する断面の
異形断面糸は,従来の合成繊維では得られなかった光沢
とヌメリ感を除去した風合を付与するものとして実用化
されている。しかし,これらは家蚕糸調のもので,特に
異収縮混繊糸としたものは,豊かな光沢,良好なドレー
プ性,まろやかでふくらみ感のある風合を有し,秋から
冬にかけてのファッション素材としては好ましいもので
あるが,春から夏にかけての素材としては暑苦しい感じ
のものである。
り,合成繊維特有の光沢やヌメリ感を除去して合成繊維
の布帛に絹様の光沢と風合を付与する試みが種々行われ
てきた。例えば,三角断面や星状の突起を有する断面の
異形断面糸は,従来の合成繊維では得られなかった光沢
とヌメリ感を除去した風合を付与するものとして実用化
されている。しかし,これらは家蚕糸調のもので,特に
異収縮混繊糸としたものは,豊かな光沢,良好なドレー
プ性,まろやかでふくらみ感のある風合を有し,秋から
冬にかけてのファッション素材としては好ましいもので
あるが,春から夏にかけての素材としては暑苦しい感じ
のものである。
近時,春から夏にかけての素材として,布帛にさわやか
なドライ感,ふくらみ感,きしみ感と軽さを与える野蚕
糸調のものが要望されている。野蚕調ポリエステル系と
して,表面にマイクログループをもったブーメラン断面
潜在捲縮嵩高性糸が開発されている(「トリガー」84−
2,第80頁)が,これは,断面をブーメラン型にすること
によってドライ感を与え,捲縮によってふくらみ感を与
えようとするものであるが,きしみ感,軽さ,表面感に
おいて不十分であり,今日の高度な要求品質を十分満足
させるものではなかった。
なドライ感,ふくらみ感,きしみ感と軽さを与える野蚕
糸調のものが要望されている。野蚕調ポリエステル系と
して,表面にマイクログループをもったブーメラン断面
潜在捲縮嵩高性糸が開発されている(「トリガー」84−
2,第80頁)が,これは,断面をブーメラン型にすること
によってドライ感を与え,捲縮によってふくらみ感を与
えようとするものであるが,きしみ感,軽さ,表面感に
おいて不十分であり,今日の高度な要求品質を十分満足
させるものではなかった。
(発明が解決しようとする問題点) これに対して本発明者等は,上述の従来の手段とは別の
観点から,絹様織物の中でも特に野蛮絹様織物を得るこ
とを試みた。沸水収縮率が異なる2以上の繊維群からな
るポリエステル系マルチフィラメント糸で構成される織
物を製織した後,バルク出し処理をして糸に嵩高性を付
与し,バルキーな織物を得るという考え方自体は公知で
あるが,100%ポリエステルマルチフィラメントからなる
織物に同様の手法によってバルキネスを付与する場合に
は,種々の問題点が表れることがわかった。まず,糸全
体の沸水収縮率差が3%を越えるか,または,2成分の沸
水収縮率差が3%以上になると,このような糸で製織し
た織物は,通常拡布状で連続式オープンソーパー等を使
ってリラックス処理を行うため,経方向の張力によって
反面がフラットぎみになり,ボリューム感や柔らかさが
不足し,ふくらみのあるドライ感触が得られず,野蛮絹
様風合とはほど遠いものになってしまう。逆に,比較的
経方向張力の弱いソフサーや液流染色機,ウインス等で
リラックス処理を行うと,反面に不均一なシボ,小ジ
ワ,ロープ状シワ等が発生してしまい,後の仕上工程で
はこういった欠点を解消することができず,織物として
の商品価値を著しく低下させる場合が多い。
観点から,絹様織物の中でも特に野蛮絹様織物を得るこ
とを試みた。沸水収縮率が異なる2以上の繊維群からな
るポリエステル系マルチフィラメント糸で構成される織
物を製織した後,バルク出し処理をして糸に嵩高性を付
与し,バルキーな織物を得るという考え方自体は公知で
あるが,100%ポリエステルマルチフィラメントからなる
織物に同様の手法によってバルキネスを付与する場合に
は,種々の問題点が表れることがわかった。まず,糸全
体の沸水収縮率差が3%を越えるか,または,2成分の沸
水収縮率差が3%以上になると,このような糸で製織し
た織物は,通常拡布状で連続式オープンソーパー等を使
ってリラックス処理を行うため,経方向の張力によって
反面がフラットぎみになり,ボリューム感や柔らかさが
不足し,ふくらみのあるドライ感触が得られず,野蛮絹
様風合とはほど遠いものになってしまう。逆に,比較的
経方向張力の弱いソフサーや液流染色機,ウインス等で
リラックス処理を行うと,反面に不均一なシボ,小ジ
ワ,ロープ状シワ等が発生してしまい,後の仕上工程で
はこういった欠点を解消することができず,織物として
の商品価値を著しく低下させる場合が多い。
本発明はこのような現状に鑑みて行われたもので,ポリ
エステル系繊維を用いて野蚕調の織物を製造することを
目的とするものである。
エステル系繊維を用いて野蚕調の織物を製造することを
目的とするものである。
(問題点を解決するための手段および作用) 上述の目的を達成するために,本発明は次の構成を有す
るものである。
るものである。
すなわち本発明は,沸水収縮率が3%以上異なる2以上
の繊維群からなるポリエステル系マルチフィラメント糸
で構成される織物を,無緊張下で織物反面に対して30回
/分以上の微振動を与えながら直接蒸気を吹きつけ,し
かる後にできるだけ張力をかけずにヒートセットを行う
ことを特徴とする野蚕調ポリエステル系織物の製造方法
を要旨とするものである。
の繊維群からなるポリエステル系マルチフィラメント糸
で構成される織物を,無緊張下で織物反面に対して30回
/分以上の微振動を与えながら直接蒸気を吹きつけ,し
かる後にできるだけ張力をかけずにヒートセットを行う
ことを特徴とする野蚕調ポリエステル系織物の製造方法
を要旨とするものである。
以下,本発明を詳細に説明する。
本発明で使用する繊維は,沸水収縮率が3%以上異なる
2以上の繊維群からなるポリエステル系マルチフィラメ
ント糸条である。ここでいうポリエステル系糸条とは,
エチレンテレフタレートを繰返し単位とするポリエチレ
ンテレフタレートに代表される繊維糸条を主としていう
が,エチレンテレフタレートを85%以上含有するもので
あれば,第3成分として酸成分にイソフタル酸やスルホ
イソフタル酸ソーダを,また,アルコール成分にジエチ
レングリコールやプロピレングリコールやネオペンチル
グルコールを共重合した共重合ポリエステル繊維糸条で
あってもよい。
2以上の繊維群からなるポリエステル系マルチフィラメ
ント糸条である。ここでいうポリエステル系糸条とは,
エチレンテレフタレートを繰返し単位とするポリエチレ
ンテレフタレートに代表される繊維糸条を主としていう
が,エチレンテレフタレートを85%以上含有するもので
あれば,第3成分として酸成分にイソフタル酸やスルホ
イソフタル酸ソーダを,また,アルコール成分にジエチ
レングリコールやプロピレングリコールやネオペンチル
グルコールを共重合した共重合ポリエステル繊維糸条で
あってもよい。
2以上の繊維群の沸水収縮率差は3%以上あることが必
要である。特に好ましい沸水収縮率差は5〜10%であ
り,少なくなりすぎるとほとんど異収縮による糸条のふ
くらみ効果は表れず,多すぎると逆にフィラメント間の
集束性が低下し,加工工程でトラブルの原因となるので
好ましくない。また,マルチフィラメント間に収縮差を
付与する方法としては,ポリマー自体に差をもたせる方
法や,紡糸段階で紡速,ポリマー濃度等に変化を与える
方法,延伸条件を変える方法などが挙げられるが,この
中で延伸条件を変える方法が比較的容易である。上述の
繊維糸条は,無撚のまま経,緯糸に用いて製織してもよ
く,また,製織性を上げるために300T/M以下の撚を加え
るか,あるいは,圧縮空気による交絡処理を行って糸の
集束性を上げてから製織してもよい。
要である。特に好ましい沸水収縮率差は5〜10%であ
り,少なくなりすぎるとほとんど異収縮による糸条のふ
くらみ効果は表れず,多すぎると逆にフィラメント間の
集束性が低下し,加工工程でトラブルの原因となるので
好ましくない。また,マルチフィラメント間に収縮差を
付与する方法としては,ポリマー自体に差をもたせる方
法や,紡糸段階で紡速,ポリマー濃度等に変化を与える
方法,延伸条件を変える方法などが挙げられるが,この
中で延伸条件を変える方法が比較的容易である。上述の
繊維糸条は,無撚のまま経,緯糸に用いて製織してもよ
く,また,製織性を上げるために300T/M以下の撚を加え
るか,あるいは,圧縮空気による交絡処理を行って糸の
集束性を上げてから製織してもよい。
次に,製織した織物には,無緊張下で織物反面に対し30
回/分以上の微振動を与えながら直接蒸気を吹きつけて
リラックス処理を行い,しかる後にヒートセットを行っ
て反面を固定する。無緊張下で振動を与えながら直接蒸
気を吹きつけるには,第1図に示すごときコンベアー式
スチームリラクサーを使用して,3秒以上スチームを吹き
つけるとともに30回/分以上の微振動を与えるとよい。
例えば,第1図に示すネットコンベアー式スチームリラ
クサーを使用し,原動ロール1によりネットコンベアー
5を移行させつつ,バイブレーター6,6′により微振動
を与えながらスチーム吐出口4より直接蒸気を吐出さ
せ,織物7を挿入ロール2よりコンベアー5に乗せて引
出しロール3でスピードコントロールをしながらリラッ
クス処理を行う。スチームは3秒以上吹きつけ,微振動
は30回/分以上の微振動を与えるとよいが,望ましく
は,スチームを10〜60秒間吹きつけるとともに,微振動
を織物全体に100〜200回/分与えることが好ましい。ス
チーム吹きつけ時間を長くした場合特に問題はないが,
短いと均一な表面感が得られず,また,微振動も同様,
多くした場合は特に問題ないが,少ないと表面が部分的
に変化し,均一で良好な表面感が得られず,品位を落と
す大きな原因となる。
回/分以上の微振動を与えながら直接蒸気を吹きつけて
リラックス処理を行い,しかる後にヒートセットを行っ
て反面を固定する。無緊張下で振動を与えながら直接蒸
気を吹きつけるには,第1図に示すごときコンベアー式
スチームリラクサーを使用して,3秒以上スチームを吹き
つけるとともに30回/分以上の微振動を与えるとよい。
例えば,第1図に示すネットコンベアー式スチームリラ
クサーを使用し,原動ロール1によりネットコンベアー
5を移行させつつ,バイブレーター6,6′により微振動
を与えながらスチーム吐出口4より直接蒸気を吐出さ
せ,織物7を挿入ロール2よりコンベアー5に乗せて引
出しロール3でスピードコントロールをしながらリラッ
クス処理を行う。スチームは3秒以上吹きつけ,微振動
は30回/分以上の微振動を与えるとよいが,望ましく
は,スチームを10〜60秒間吹きつけるとともに,微振動
を織物全体に100〜200回/分与えることが好ましい。ス
チーム吹きつけ時間を長くした場合特に問題はないが,
短いと均一な表面感が得られず,また,微振動も同様,
多くした場合は特に問題ないが,少ないと表面が部分的
に変化し,均一で良好な表面感が得られず,品位を落と
す大きな原因となる。
次に,できるだけ張力をかけずにヒートセットを行い,
反面を固定する。セット温度は150〜200℃で,時間は10
〜60秒程度必要である。170〜180℃で,15〜30秒程度の
ヒートセットを行うとより一層好ましい。また,経緯の
張力はゆるい方がよく,セッターのオーバーフィードと
しては0〜+10%程度で行うのが最もよい。
反面を固定する。セット温度は150〜200℃で,時間は10
〜60秒程度必要である。170〜180℃で,15〜30秒程度の
ヒートセットを行うとより一層好ましい。また,経緯の
張力はゆるい方がよく,セッターのオーバーフィードと
しては0〜+10%程度で行うのが最もよい。
ヒートセット後,通常の方法で染色仕上を行う。アルカ
リ減量が必要な場合には,減量工程にて糊抜き精錬を兼
ねて行うことができ,その後通常のポリエステル織物の
染色仕上を行えばよい。また,アルカリ減量処理を必要
としない場合には,通常の糊抜き精錬工程を通してから
染色仕上加工を行えばよい。ただし,各工程とも目面と
の兼ね合いもあるが,できるだけ低張力で仕上げていく
ことにより,さらに良好な品位が得られる。
リ減量が必要な場合には,減量工程にて糊抜き精錬を兼
ねて行うことができ,その後通常のポリエステル織物の
染色仕上を行えばよい。また,アルカリ減量処理を必要
としない場合には,通常の糊抜き精錬工程を通してから
染色仕上加工を行えばよい。ただし,各工程とも目面と
の兼ね合いもあるが,できるだけ低張力で仕上げていく
ことにより,さらに良好な品位が得られる。
(実施例) 以下、本発明を実施例によりさらに具体的に説明する
が,実施例における織物の評価は,野蚕糸使いの織物羽
二重を基準とし,この基準との類似性をハンドリングお
よび肉眼にて次のランク付けで評価した。
が,実施例における織物の評価は,野蚕糸使いの織物羽
二重を基準とし,この基準との類似性をハンドリングお
よび肉眼にて次のランク付けで評価した。
◎:極めて良好 ○:良好 △:やや不良 ×:不良 実施例1 酸化チタンを0.2%含有し,固有粘度〔η〕が1.38のポ
リエチレンテレフタレートを溶融紡糸するに際し,紡糸
温度290℃にて,延伸後の繊度が75デニールになるよう
に吐出量を調整し,紡糸速度1400m/minにて未延伸糸を
採取した。紡糸ノズルは,三角断面を有する36ホールの
ノズルを用いて,18フィラメントずつ個別に捲取った。
続いて,延伸装置を用いて延伸を行うに際し,高収縮糸
条としては,延伸倍率2.65,ホットロール温度85℃,ヒ
ータープレート温度160℃に非接触の条件で,また同時
に,低収縮糸条としては,同じ延伸倍率,同じホットロ
ール温度,ならびに160℃のヒータープレートに接触さ
せる条件で延伸し,速度700m/minで捲取り,75デニール/
36フィラメントの糸条を得た。この高収縮糸条の沸水収
縮率は15.2%であり,低収縮糸条の沸水収縮率は5.2%
(収縮率差10%)であった。
リエチレンテレフタレートを溶融紡糸するに際し,紡糸
温度290℃にて,延伸後の繊度が75デニールになるよう
に吐出量を調整し,紡糸速度1400m/minにて未延伸糸を
採取した。紡糸ノズルは,三角断面を有する36ホールの
ノズルを用いて,18フィラメントずつ個別に捲取った。
続いて,延伸装置を用いて延伸を行うに際し,高収縮糸
条としては,延伸倍率2.65,ホットロール温度85℃,ヒ
ータープレート温度160℃に非接触の条件で,また同時
に,低収縮糸条としては,同じ延伸倍率,同じホットロ
ール温度,ならびに160℃のヒータープレートに接触さ
せる条件で延伸し,速度700m/minで捲取り,75デニール/
36フィラメントの糸条を得た。この高収縮糸条の沸水収
縮率は15.2%であり,低収縮糸条の沸水収縮率は5.2%
(収縮率差10%)であった。
得られた糸条を経,緯糸に用いて羽二重を製織し,続い
て,第1図に示すコンベアー式のスチームリラクサーに
て反面に150回/分の微振動を与えながら直接蒸気を20
秒間吹きつけてリラックス処理を行った。この後,市金
工業(株)製のヒートセッターにて経方向に+10%のオ
ーバーフィード,緯方向には有巾−5cmの設定で170℃×
30秒間の乾熱プレセットを行い,続いて18%のアルカリ
減量処理を行った後,サンド(株)製分散染料Foron Ye
llow Brown S−CTL0.02%o.w.f.を使用して,日阪製作
所(株)製サーキュラー染色機にて130℃×30分間の染
色を行い,乾燥後170℃×20秒間の乾熱条件で仕上セッ
トを行い,無地染色物を得た。
て,第1図に示すコンベアー式のスチームリラクサーに
て反面に150回/分の微振動を与えながら直接蒸気を20
秒間吹きつけてリラックス処理を行った。この後,市金
工業(株)製のヒートセッターにて経方向に+10%のオ
ーバーフィード,緯方向には有巾−5cmの設定で170℃×
30秒間の乾熱プレセットを行い,続いて18%のアルカリ
減量処理を行った後,サンド(株)製分散染料Foron Ye
llow Brown S−CTL0.02%o.w.f.を使用して,日阪製作
所(株)製サーキュラー染色機にて130℃×30分間の染
色を行い,乾燥後170℃×20秒間の乾熱条件で仕上セッ
トを行い,無地染色物を得た。
この織物(羽二重)についてドライ感,ふくらみ感,表
面感(均一な微凹凸)の評価を行った結果を第1表に示
した。
面感(均一な微凹凸)の評価を行った結果を第1表に示
した。
本発明方法との比較のため,本実施例においてリラック
ス処理時の微振動を省くほかは本実施例と全く同一の方
法により比較例1の織物(羽二重)を製造し,また,別
に本実施例においてリラックス処理時の蒸気の吹きつけ
を省くほかは本実施例と全く同一の方法により比較例2
の織物(羽二重)を製造した。さらに,本発明方法との
比較のため,本実施例において18フィラメント/本の未
延伸糸を2本引きそろえ,同じ延伸装置を用いて,延伸
倍率2.65,ホットロール温度85℃,ヒータープレート温
度160℃にて速度700m/minで捲取り,75デニール/36フィ
ラメントの糸条(高収縮糸条の沸水収縮率は7.4%,低
収縮糸条の沸水収縮率は5.2%,したがって,収縮率差
は2.2%)を製造し,この糸条を織物の経,緯糸に用い
るほかは本実施例と全く同一の方法により比較例3の織
物(羽二重)を製造した。
ス処理時の微振動を省くほかは本実施例と全く同一の方
法により比較例1の織物(羽二重)を製造し,また,別
に本実施例においてリラックス処理時の蒸気の吹きつけ
を省くほかは本実施例と全く同一の方法により比較例2
の織物(羽二重)を製造した。さらに,本発明方法との
比較のため,本実施例において18フィラメント/本の未
延伸糸を2本引きそろえ,同じ延伸装置を用いて,延伸
倍率2.65,ホットロール温度85℃,ヒータープレート温
度160℃にて速度700m/minで捲取り,75デニール/36フィ
ラメントの糸条(高収縮糸条の沸水収縮率は7.4%,低
収縮糸条の沸水収縮率は5.2%,したがって,収縮率差
は2.2%)を製造し,この糸条を織物の経,緯糸に用い
るほかは本実施例と全く同一の方法により比較例3の織
物(羽二重)を製造した。
上記比較例1〜3の織物についてドライ感,ふくらみ
感,表面感を評価し,その結果を合わせて第1表に示し
た。
感,表面感を評価し,その結果を合わせて第1表に示し
た。
第1表より明らかなごとく,本発明方法による織物羽二
重は天然の野蚕糸を用いた羽二重に非常によく似た性能
を有していた。
重は天然の野蚕糸を用いた羽二重に非常によく似た性能
を有していた。
(発明の効果) 本発明は,沸水収縮率が3%以上異なる2以上の繊維群
からなるポリエステル系マルチフィラメント織物に,無
緊張下で微振動を与えながら直接蒸気の吹きつけを行っ
てリラックス処理することにより,反面に均一な小シボ
調凹凸を発現させ,この小シボをヒートセットで中間固
定してから通常の染色仕上を行って,さらに細かい凹凸
表面を形成するものであり,かかる本発明方法によれば
独特の表面が得られ,また,嵩高効果が相乗されて丸味
のある良好なドライ感が生まれて,得られる織物は極め
て野蚕絹に近い絹様の織物となる。
からなるポリエステル系マルチフィラメント織物に,無
緊張下で微振動を与えながら直接蒸気の吹きつけを行っ
てリラックス処理することにより,反面に均一な小シボ
調凹凸を発現させ,この小シボをヒートセットで中間固
定してから通常の染色仕上を行って,さらに細かい凹凸
表面を形成するものであり,かかる本発明方法によれば
独特の表面が得られ,また,嵩高効果が相乗されて丸味
のある良好なドライ感が生まれて,得られる織物は極め
て野蚕絹に近い絹様の織物となる。
第1図は,本発明方法で用いるコンベアー式スチームリ
ラクサーの概略側面見取図であり,5はネットコンベア
ー,6はバイブレーター,4はスチーム吐出口,7は織物であ
る。
ラクサーの概略側面見取図であり,5はネットコンベア
ー,6はバイブレーター,4はスチーム吐出口,7は織物であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−11389(JP,A) 特開 昭60−75639(JP,A) 特開 昭56−165062(JP,A) 特開 昭55−93834(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】沸水収縮率が3%以上異なる2以上の繊維
群からなるポリエステル系マルチフィラメント糸で構成
される織物を,無緊張下で織物反面に対して30回/分以
上の微振動を与えながら直接蒸気を吹きつけ,しかる後
にできるだけ張力をかけずにヒートセットを行うことを
特徴とする野蚕調ポリエステル系織物の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61120498A JPH0735636B2 (ja) | 1986-05-26 | 1986-05-26 | 野蚕調ポリエステル系織物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61120498A JPH0735636B2 (ja) | 1986-05-26 | 1986-05-26 | 野蚕調ポリエステル系織物の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62282065A JPS62282065A (ja) | 1987-12-07 |
| JPH0735636B2 true JPH0735636B2 (ja) | 1995-04-19 |
Family
ID=14787688
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61120498A Expired - Lifetime JPH0735636B2 (ja) | 1986-05-26 | 1986-05-26 | 野蚕調ポリエステル系織物の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0735636B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US12385757B2 (en) | 2022-03-25 | 2025-08-12 | Panasonic Automotive Systems Co., Ltd. | Display device and display method |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5411389A (en) * | 1977-06-20 | 1979-01-27 | Unitika Ltd | Cloth widening type continuous creping and relaxing apparatus |
| JPS5593834A (en) * | 1979-01-11 | 1980-07-16 | Teijin Ltd | Production of composite woven and knitted fabric |
| JPS56165062A (en) * | 1980-05-22 | 1981-12-18 | Unitika Ltd | Production of jacguard cloth |
| JPS6075639A (ja) * | 1983-09-29 | 1985-04-30 | 東洋紡績株式会社 | ほぐし調捺染織物およびその製造方法 |
-
1986
- 1986-05-26 JP JP61120498A patent/JPH0735636B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US12385757B2 (en) | 2022-03-25 | 2025-08-12 | Panasonic Automotive Systems Co., Ltd. | Display device and display method |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62282065A (ja) | 1987-12-07 |
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