JPH0735855Y2 - 可撓性袋状堰の固定装置 - Google Patents

可撓性袋状堰の固定装置

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JPH0735855Y2
JPH0735855Y2 JP4982493U JP4982493U JPH0735855Y2 JP H0735855 Y2 JPH0735855 Y2 JP H0735855Y2 JP 4982493 U JP4982493 U JP 4982493U JP 4982493 U JP4982493 U JP 4982493U JP H0735855 Y2 JPH0735855 Y2 JP H0735855Y2
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taper
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riverbed
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JP4982493U
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Inventor
十四郎 藤瀧
Original Assignee
日東河川工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、河川等に設置される可
撓性袋状堰の重合部を河床側に固定するための固定装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】図2に示すように、河川にはその河道を
横断し上流側9と下流側10を画成し適宜の堰高を形成
する可撓性袋状堰11が設置される。可撓性袋状堰11
は、その可撓性シート11aを内部に空間14を形成す
るように丸めたものからなり、その重合部13を河床6
側に固定して配置される。その堰高は空間14内に挿入
される空気又は水の量により調節される。堰高を保持す
るためには空間14は密閉される必要がある。そのた
め、重合部13には固定装置1が配置される。固定装置
1は前記したように可撓性袋状堰11の気密性および水
密性を保持する機能を必要とすると共に、河川を流れる
水の圧力によって可撓性袋状堰11に付加される外力に
十分に耐えるクランプ力を有するものであることが必要
になる。この固定装置1としては従来より各種の構造の
ものが採用されている。その公知技術として例えば実公
昭47−25136号公報,実開昭47−25669号
公報および実公昭58−53306号公報に開示するも
のが上げられる。
【0003】実公昭47−25136号公報に開示する
「ダム体の取付金具」は、河床に固定される取付盤上に
丸棒を配設し、垂下条片と突条縁を有する締金と前記丸
棒間でダム体の重合部を挾持するものである。また、実
開昭47−25569号公報の「可撓性薄片構成物用の
固定装置」は、地塊の表面に接する山形部と、凹状又は
凸円弧状の係合面を有する締め部材と、地塊側に固定さ
れ前記係合面と一致する形状の係合面を有する不撓の板
とを備え、該板と締め部材間で可撓性薄片の重合部を挾
持し、山形部を基点にして支柱に螺着されるロックナッ
トにより締め付けを行うものである。また、実公昭58
−53306号公報の「袋状堰のクランプ装置」は上流
側に河床側に当接する突出支点を設け下流側に断面円弧
状の側壁と平坦な上壁とからなる溝を設けたクランプ金
物と、河床側に設けた丸棒体とを備えるものからなり、
袋状堰の重合部を前記溝と丸棒体間で挾持し、前記突出
支点を基点としてボルトで締め付けて重合部を緊締する
ものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】前記した公知技術はそ
れぞれ特徴を有するもので袋状堰の気密性,水密性を保
持すると共に外力に耐えるクランプ力を有するものであ
る。しかしながら、前記締金,締金部材およびクランプ
金物はそれぞれ特殊形状のものからなり、コスト高のも
のとなる。また、前記締金等と丸棒等との間で重合部を
挾持するが両者の形状や係合位置が一致しないと十分の
締め付け力を発揮することが難しい。また、作業もやり
にくい。一方、一般的な簡便安価な締め付け手段によっ
て重合部を固定する場合には気密性や水密性を保持する
ためには強裂な締め付け力を必要とする。そのため、ゴ
ム等の可撓体からなる袋状堰の重合部を損傷,劣化,老
化させる問題点がある。
【0005】本考案は、以上の問題点を解決するもの
で、比較的小さな締め付け力により大きなクランプ力が
得られ重合部が確実に固定されると共に、取付け工事に
やり易く、安価に実施され、可撓性シートの損傷,劣
化,老化等が生じない可撓性袋状堰の固定装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、以上の目的を
達成するために、可撓性シートを丸めて内部に空間を形
成すると共に前記空間を密閉保持すべくその両端を重合
し河道等を横断して設置される可撓性袋状堰の前記重合
部を河床等に固定するための固定装置であって、下方に
向かって狭まり傾斜する河床のテーパ溝に嵌入固定され
るテーパ溝型敷金物と、当該テーパ溝型敷金物内に押し
込まれた前記重合部の上面側に当接し、前記テーパ溝型
敷金物との間で前記重合部を挾持する押え具と、前記河
床側に埋設固定され、前記テーパ溝型敷金物,重合部お
よび押え具を貫通しこれ等を河床側に押圧するためのア
ンカーボルト・ナットを備え、前記押え具の前記重合部
との当接部は、前記テーパ溝型敷金物のテーパよりもや
や小さ目の角度のテーパ面が形成されてなる可撓性袋状
堰の固定装置を構成するものである。
【0007】
【作用】可撓性シートの重合部はテーパ溝型敷金物のテ
ーパ溝内に押し込まれる。押え具はテーパ溝型敷金物お
よび重合部を貫通して突出するアンカーボルトに挿入さ
れ、押し込まれた重合部の上面側に当接する。アンカー
ボルトに螺着されたナットを緊締することにより重合部
は押え具とテーパ溝型敷金物間で挾持される。押え具に
はテーパ溝型敷金物のテーパ溝よりもやや小さ目の角度
のテーパ面が形成されるため、両テーパ面間のクサビ作
用により比較的小さな締め付け力により重合部は緊締さ
れる。また、押え具はテーパ面を有するだけの簡便構造
のもので、安価に実施される。更に、重合部は緊締は押
え具を重合部に押圧すべくアンカーボルト・ナットを緊
締するだけでよく、取付け工事が極めてやり易い。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づき説明
する。図1は本実施例の固定装置の軸断面図である。
【0009】図1に示すように、固定装置1は大別して
テーパ溝型敷金物2と、押え具3およびアンカーボルト
・ナット4,5等からなる。河床6の上流側河床7およ
びそれから段下りしている下流側河床8間には下方に向
かって狭まるテーパ溝15が凹設される。テーパ溝15
内にはテーパ溝15のテーパにならうテーパ面16を有
するテーパ溝型敷金物2が嵌入固定される。テーパ溝型
敷金物2は河道に沿い紙面直角方向に伸延して配置さ
れ、その上面側の鍔部17,18は上流側河床7と下流
側河床8に沿って埋設される。一方、河床6にはアンカ
ーボルト4が埋設され、そのねじ部19はテーパ溝型敷
金物2を貫通し、上流側河床7とほぼ等しい位置までね
じ端を伸延して垂直方向に沿って配置される。
【0010】押え具3はテーパ溝型敷金物2の長手方向
に沿い相対向して配置される細長なブロック体からな
り、図1に示す横断面形状を有するものからなる。その
両側面には下方に向かって狭まるテーパ面20,20が
形成され、上下には平坦面22,21が形成される。ま
た、下方の平坦面21とテーパ面20との交角部には弧
状部23が形成される。また、その中央部にはアンカー
ボルト4の貫通する貫通孔24とナット5の収納される
凹部25が形成される。テーパ面20のテーパ角度はテ
ーパ溝型敷金物2のテーパ面16よりもやや小さ目に形
成される。これは、テーパ面16,20間のテーパ角度
の相違により両面間でクサビ作用を発生させるためで、
その角度差は使用される可撓性袋状堰11の大きさ,河
川の流速等を参考とし、実験的に決めることが望まし
い。
【0011】次に、以上の構造の固定装置1による可撓
性袋状堰11の重合部13の固定方法を説明する。ま
ず、可撓性袋状堰の重合部13をテーパ溝型敷金物2内
に押し込み、その先端部を上流側河床7とほぼ同一のレ
ベル位置までまわし込む。重合部13は下流側で開き、
一方の可撓性シート11aは下流側河床8の表面に沿っ
て配設され、他方の可撓性シート11aは図示のように
立上がって配設される。なお、重合部13の適宜位置に
はアンカーボルト4の貫通する貫通孔が予め穿孔されて
いる。次に、押え具3の貫通孔24をアンカーボルト4
のねじ部19に挿入しながらその下方の平坦面21を重
合部13上に当接される。なお、この状態で押え具3の
上方の平坦面22は、上流側河床7とほぼ同一のレベル
位置に配置される。ナット5をアンカーボルト4のねじ
部19に螺着し緊締することにより押え具3は重合部1
3側に押圧される。なお、ナット5は押え具3の凹部2
5内に収納され、上方の平坦面22から突出しない。
【0012】次に、本実施例の作用を説明する。ナット
5を緊締することによりテーパ溝型敷金物2のテーパ面
16と押え具3のテーパ面20間に介在する重合部13
が締め付けられる。前記したように両テーパ面16,2
0は角度差があるため両面間でクサビ力が生じ、比較的
小さな締め付け力により重合部13は十分に緊締され
る。一方、押え具3の下方の平坦面21によりそれに当
接する重合部13も下方に押圧されるが、テーパ面1
6,20間に介在する重合部13がまず緊締されるため
重合部13の下面側とテーパ溝型敷金物2の底面との間
には若干の間隙26が生じる場合がある。しかしなが
ら、テーパ面16,20間で重合部13は十分に緊締さ
れるので特に問題はなく、緊締箇所が少ないため、かえ
って劣化,老化が防止される。更に、押え具3には弧状
部23が形成されているため、重合部13側に集中力が
作用せず円滑な締め付けが行われる。以上により、重合
部13は確実に緊締され可撓性袋状堰11の機密,水密
保持が出来ると共に、可撓性袋状堰11に作用する水圧
に十分に耐えることが出来る。
【0013】図示のように、押え具3は両側にテーパ面
20,20を形成する簡便構造のものからなり、テーパ
溝型敷金物2も図示のような単純な構造のものからな
る。また、重合部13のクランプはナット5を比較的小
さな力で緊締するだけでよい。そのため、極めて容易に
取付け工事を行うことが出来る。
【0014】
【考案の効果】本考案によれば、次のような効果が上げ
られる。 1)テーパ溝型敷金物と押え具間でクサビ作用を生じさ
せる構造を採用することにより、比較的小さな締め付け
力により可撓性袋状堰の重合部を確実に緊締することが
出来る。それにより、可撓性袋状堰の気密性,水密性を
保持することが出来る。 2)クサビ効果により十分のクランプ力が生ずるため、
河流の水圧により重合部に弛み等が生じない。 3)重合部の固定は、アンカーボルトに螺合するナット
と比較的小さな力で締め付けるだけでよく、極めて容易
に行われる。それにより、取付け工事時間が短縮され
る。 4)押え具はおよびテーパ溝型敷金物とも極めて簡単な
構造のものからなり、簡便,安価に実施することが出来
る。 5)重合部に局圧部が生じないため、損傷,劣化,老化
が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の軸断面図。
【図2】可撓性袋状堰の構造とその固定方法を示す部分
横断面図。
【符号の説明】
1 固定装置 2 テーパ溝型敷金物 3 押え具 4 アンカーボルト 5 ナット 6 河床 7 上流側河床 8 下流側河床 9 上流側 10 下流側 11 可撓性袋状堰 11a 可撓性シート 13 重合部 14 空間 15 テーパ溝 16 テーパ面 17 鍔部 18 鍔部 19 ねじ部 20 テーパ面 21 平坦面(下方) 22 平坦面(上方) 23 弧状部 24 貫通孔 25 凹部 26 間隙

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性シートを丸めて内部に空間を形成
    すると共に前記空間を密閉保持すべくその両端を重合し
    河道等を横断して設置される可撓性袋状堰の前記重合部
    を河床等に固定するための固定装置であって、下方に向
    かって狭まり傾斜する河床のテーパ溝に嵌入固定される
    テーパ溝型敷金物と、当該テーパ溝型敷金物内に押し込
    まれた前記重合部の上面側に当接し、前記テーパ溝型敷
    金物との間で前記重合部を挾持する押え具と、前記河床
    側に埋設固定され、前記テーパ溝型敷金物,重合部およ
    び押え具を貫通しこれ等を河床側に押圧するためのアン
    カーボルト・ナットを備え、前記押え具の前記重合部と
    の当接部は、前記テーパ溝型敷金物のテーパよりもやや
    小さ目の角度のテーパ面が形成されることを特徴とする
    可撓性袋状堰の固定装置。
JP4982493U 1993-08-23 1993-08-23 可撓性袋状堰の固定装置 Expired - Lifetime JPH0735855Y2 (ja)

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JPH0715821U JPH0715821U (ja) 1995-03-17
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