JPH0736129U - 眼鏡枠における表面装飾構造 - Google Patents

眼鏡枠における表面装飾構造

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JPH0736129U
JPH0736129U JP067791U JP6779193U JPH0736129U JP H0736129 U JPH0736129 U JP H0736129U JP 067791 U JP067791 U JP 067791U JP 6779193 U JP6779193 U JP 6779193U JP H0736129 U JPH0736129 U JP H0736129U
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JP
Japan
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decorative layer
decorative
layer
decoration
layered
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Application number
JP067791U
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English (en)
Inventor
外男 林
Original Assignee
株式会社ニコーテクニカル
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 幅広い色調表現を用いて、眼鏡を装飾する。 【構成】 メッキ、樹脂コーティング、印刷などにより
層着した所定色の第1装飾層の上から、蒸着によって干
渉膜状の第2装飾層を層着する。 【効果】 第1装飾層の反射色と第2装飾層の干渉色、
透過色の混色により、見る角度によって複雑に変化する
色調が得られた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、眼鏡枠の新しい色装飾、詳しくは干渉効果を利用した眼鏡枠の多層 色装飾に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
眼鏡は、お洒落の道具としての要素を持っていて、ファッション性が重視され る傾向が強く、このための工夫は従来より数多い。中でも、眼鏡の表面加工は、 人の視覚に直接訴えてデザイン上の効果が著しいため、真空蒸着、スパッタリン グ、イオンプレーティング、メッキ、塗料吹き付け、転写印刷など多くの技術が 利用されている。ところが、これらの技術は、所定の着色材料を眼鏡表面に付与 するだけの技術なので、得られる眼鏡の色調が着色材料の色調にのみ左右され、 単調な感じしか出し得なかったのである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、本考案は、眼鏡の表面装飾に使用した材料の色調を越えて、新しい色 調を現出する表面装飾を提供することを技術的課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
これに対し、本考案においては、眼鏡枠表面に、所定の第1装飾層を層着した 上で、この第1装飾層の上から第2装飾層を干渉薄膜状に蒸着して、多層式の装 飾領域とすることによって、上記課題を解決することとした。もちろん、この装 飾領域は、眼鏡枠全体に付さなければならないものではない。
【0005】 蒸着による第2装飾層は、薄膜状に層着されているので、その色調が、膜を透 過して膜の下で反射した光の色に少なからず左右される。これに対し、薄膜つま り第2装飾層下には、第1装飾層が配置されるので、装飾領域の発色は、第1装 飾層単独の色調とも第2装飾層単独の色調とも異なって、第1装飾層と第2装飾 層の両者の混色により表現されるのである。なお、第2装飾層の発色は光の干渉 現象により左右されるので、第2装飾層の材料の色が何であっても、見る角度に よって変化する。また、装飾領域の呈色は、第1装飾層で反射して、第2装飾層 を透過する光の量によって左右される。このため、装飾領域を斜めから見たとき と正面からみたときでは、第2装飾層を透過する光の量が変化して色調が変わる という効果もある。更に、第2装飾層を形成する蒸着法は薄膜の厚みの調整が可 能なので、第1装飾層や第2装飾層を形成する材料を代えなくても、装飾領域の 呈色を変化させることができる。
【0006】 なお、この第2装飾層の形成に用いる蒸着には、一般的な真空蒸着法の他、ス パッタリング法、イオンプレーティング法や化学的蒸着法などが含まれるものと する。
【0007】
【実施例】
以下、本考案を実施例に基づいて説明する。
【0008】 ニッケルクロム合金を用いて所定形状の眼鏡枠母材0aを作る。この眼鏡枠母 材0aに湿式メッキ法によりAu被膜を形成する。このAu被膜は、母材0aの色 が隠れる程度に厚くする。このメッキ済み眼鏡枠母材を超音波洗浄した後、Au 被膜の上から、真空蒸着法によってフッ化マグネシウムの薄い干渉被膜を形成す る。なお、この真空蒸着は、5×10-3パスカルの圧力下で蒸発源を200℃まで加 熱して行った。このようにして形成したAu被膜層が第1装飾層1aとなり、真 空蒸着したMgF被膜が第2装飾層2aとなる。また、眼鏡枠全体に付着するメ ッキ被膜と違って、真空蒸着による第2装飾層2aは蒸着時に蒸発源に向いてい た部分にのみ付着しており、この付着部分が装飾領域Aとなる。この装飾領域A は、第1装飾層1aの単独色調とは明らかに異なった色調を呈する。特に、眼鏡 枠本来のもつ立体造形によって、装飾領域の中でも見る角度の異なった部分が自 然とできて、変化のある優美な色調が得られた。そして、この眼鏡枠は、第1装 飾層とも第2装飾層とも異なった発色を持つ装飾領域を備える。この装飾領域の 断面を拡大して図1に模式的に示す。
【0009】 上記の他、蒸着物質を二酸化珪素や酸化ジルコニウム、酸化チタン、酸化タン タルなどに変更することができる。また、眼鏡枠を適宜回転させながら蒸着を行 うと、蒸着層が眼鏡枠全体に広がる。
【0010】 また、第1装飾層を樹脂膜に変更することもできる。例えば、ナイロン製の眼 鏡枠母材0bに樹脂コーティング法で透明な樹脂膜を形成して第1装飾層1bとし 、超音波洗浄後、アルミニウムを真空蒸着して干渉膜的な第2装飾層2bとする 。この場合、装飾領域は、ハーフミラー状の銀色色調を呈する。なお、アルミニ ウムの蒸着は、5×10-3パスカルの圧力下で蒸発源を50℃程度に加熱して行えば 良い。この装飾領域の断面を拡大して図2に模式的に示す。
【0011】 更に、第1装飾層を転写によるインク膜に変更することもできる。ナイロン製 の眼鏡枠母材0cに所定色のインク膜を転写して第1装飾層1cとし、超音波洗浄 後、酸化チタンを真空蒸着して第2装飾層2cとする。なお、インク膜の転写は 、昇華性インクを塗布したアルミニウム転写紙を眼鏡枠母材0cに巻き付け、加 熱してインクを昇華させることによって行う。ただし、後の真空蒸着のときに、 この転写したインク膜が完全に昇華してしまわないようなインクを選ぶ必要があ る。また、この転写のとき、例えば赤インクと青インクとのモザイクパターンを 転写すれば、最後に得られる装飾領域は、主に第2装飾層2cによる金色の輝き と第1装飾層1cの赤や青の色が、角度によって変化しながら混和された色調に なる。この装飾領域の模式的拡大断面を図3に示す。
【0012】 また、第2装飾層の上から透光性の樹脂被膜を層着して第3装飾層とすること もできる。例えば、眼鏡枠母材0dにナイロンを用い、第1装飾層1dに樹脂コー ティング法により層着した透明樹脂膜、第2装飾層2dに酸化ジルコニウムの真 空蒸着層を選択した上で、第2装飾層2dの上から艶消し用の透明樹脂膜を層着 して第3装飾層3dとする。この第3装飾層3dの層着には樹脂コーティング法を 用いれば良い。このとき、得られる眼鏡枠の装飾領域は、緑色に奥光りする色調 を呈する。この第3装飾層3dは装飾の効果を持つ他、下層を保護する効果も持 つ。この装飾領域の断面を図4に模式的に示す。
【0013】 母材に金属を用いその上からメッキによって第1装飾膜を層着したときには、 第1装飾膜を層着した母材に導電性が確保されているので、真空蒸着法に代えて スパッタリング法やイオンプレーティング法により第2装飾層を蒸着しても良い 。なお、蒸着法を用いると、薄膜を形成するのが容易である上、蒸着条件や時間 を変化させて膜厚の調整も可能となる。また、マスキングの技術を用いて、斑に 蒸着を行うこともできる。上記の金属や金属酸化物などの他にも、蒸着物質とし て利用できる有機物や無機物は多いので、色調選択の幅は広い。
【0014】
【考案の効果】
本考案は、薄膜状の第2装飾層を第1装飾層の上から層着したことにより、各 層単独では得られない特殊な色調の装飾領域が得られる。その装飾領域は角度に より色調が変化するので、各層単独の場合とは異なった新しい装飾効果が期待さ れる。更に、第2装飾層の層着には蒸着法を用いるので、所望の薄膜が簡単に得 られる上、膜厚の調整によって色調に変化を与えることもできる。このように、 本考案は、産業上の利用価値が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の装飾領域を説明する概念的断面図
である。
【図2】第2実施例の装飾領域を説明する概念的断面図
である。
【図3】第3実施例の装飾領域を説明する概念的断面図
である。
【図4】第4実施例の装飾領域を説明する概念的断面図
である。
【符号の説明】
0a 眼鏡枠母材 1a 第1装飾層 2a 第2装飾層 0b 眼鏡枠母材 1b 第1装飾層 2b 第2装飾層 0c 眼鏡枠母材 1c 第1装飾層 2c 第2装飾層 0d 眼鏡枠母材 1d 第1装飾層 2d 第2装飾層 3d 第3装飾層

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 眼鏡枠に装飾的表面加工が施されて形成
    される表面構造であって、所定の第1装飾層と当該第1
    装飾層の上から干渉薄膜状に蒸着される第2装飾層とを
    備えた多層装飾領域が構成されていることを特徴とする
    眼鏡枠における表面装飾構造。
  2. 【請求項2】 第1装飾層が、湿式メッキ法により層着
    された金属被膜であることを特徴とする請求項1記載の
    眼鏡枠における表面装飾構造。
  3. 【請求項3】 第1装飾層が、樹脂コーティング法によ
    り層着された樹脂被膜であることを特徴とする請求項1
    記載の眼鏡枠における表面装飾構造。
  4. 【請求項4】 第1装飾層が、転写により層着されたイ
    ンク被膜であることを特徴とする請求項1記載の眼鏡枠
    における表面装飾構造。
  5. 【請求項5】 第1装飾層、第2装飾層の上から、透光
    性樹脂被膜による第3装飾層が層着されていることを特
    徴とする請求項1〜4の何れかに記載の眼鏡枠における
    表面装飾構造。
JP067791U 1993-12-20 1993-12-20 眼鏡枠における表面装飾構造 Pending JPH0736129U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010201652A (ja) * 2009-02-27 2010-09-16 Fujitsu Component Ltd 装飾体及びその製造方法

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JPS5472067A (en) * 1977-11-21 1979-06-09 Honey Kasei Kk Metal glass frame having colored pattern
JPH02136820A (ja) * 1988-11-18 1990-05-25 Nikon Corp レーザーcvdを利用した図柄入りメガネフレーム部材の製造方法
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JPH0344617A (ja) * 1989-07-12 1991-02-26 Takeda Color Fureemu:Kk 虹彩模様を有する眼鏡枠及びその製造方法

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