JPH0736210B2 - クリ−ニングテ−プ - Google Patents

クリ−ニングテ−プ

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JPH0736210B2
JPH0736210B2 JP60104551A JP10455185A JPH0736210B2 JP H0736210 B2 JPH0736210 B2 JP H0736210B2 JP 60104551 A JP60104551 A JP 60104551A JP 10455185 A JP10455185 A JP 10455185A JP H0736210 B2 JPH0736210 B2 JP H0736210B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の分野] 本発明は、オーディオテープ、ビデオテープなどの磁気
記録媒体に記録および再生を行なう装置の合金系の磁気
ヘッドの清浄化に利用されるクリーニングテープに関す
る。
[発明の背景] オーディオ用、ビデオ用あるいはコンピュータ用等のテ
ープ状磁気記録媒体(以下磁気テープと記載することも
ある)として、γ−Fe2O3、Co含有磁性酸化鉄、CrO2
どの針状結晶からなる金属酸化物を結合剤(バインダ)
中に分散させた磁性層を非磁性支持体上に設けた磁気記
録媒体が用いられている。しかしながら、8mmビデオテ
ープの実用化などに伴ない磁気テープの高密度記録の要
求が高まり、上記の金属酸化物に代って抗磁力(Hc)お
よび残留磁束密度(Br)が高い強磁性合金粉末を使用し
た磁気テープが使用されるようになってきている。
一方、上記のような磁気記録媒体の改良による記録の高
密度化に対処すべく、磁気ヘッドの素材に関する研究開
発もさかんに行なわれており、従来使用されていたフェ
ライト系のものからセンダストのような合金系のものに
その主流は移行する傾向にある。
特に8mmビデオテープレコーダー(VTR)の磁気ヘッドに
は、従来より使用されていたフェライト系磁気ヘッドに
代って、センダストなどの合金系の磁気ヘッドを用いる
ことが多くなってきている。センダストなどの合金系の
支持ヘッドを用いることによって再生出力が向上し、さ
らに、この磁気ヘッドは従来のフェライト系磁気ヘッド
と異り、磁気テープとの接触圧力を高くする必要がない
ため、磁気テープと走行系との接触による磁気テープの
損傷を軽減することができるとの利点もある。
すなわち、高い抗磁力を有する強磁性合金粉末を使用し
た磁気記録媒体とセンダスト合金磁気ヘッドとを用いる
ことにより、8mmビデオテープのように非常に高密度の
記録および高い出力の再生が必要な分野の要求を満足さ
せることができるようになってきている。
[公知技術およびその問題点] ところが強磁性合金粉末は硬度が低いため、これを用い
た磁気記録媒体の磁性層から強磁性合金粉末が脱落しや
すいとの問題がある。磁性層から脱落した強磁性粉末は
磁気ヘッドの目詰まりの原因となり、磁気ヘッドの目詰
まりは再生出力を低下させる原因となる。
磁気ヘッドの目詰まりは通常、支持体上に硬度の高い砥
粒などの研磨材を含有するクリーニング層を備えたクリ
ーニングテープを磁気ヘッド上に接触下に走行させるこ
とにより除去する。
このような従来のクリーニングテープを、硬度の高いフ
ェライト系の磁気ヘッドに対して用いた場合は磁気ヘッ
ドを傷付けることもなく、磁気ヘッドの目詰まりを有効
に除去することができる。ところが、センダストのよう
な合金系材料からなる磁気ヘッドは、その硬度が低く、
表面が非常に平滑であるために従来のクリーニングテー
プを使用した際に傷に付き易いとの問題がある。このよ
うに磁気ヘッド表面に発生した傷はノイズあるいはドロ
ップアウトの発生原因となることから、その解決が必要
である。
[発明の目的] 本発明は、合金系の磁気ヘッドに損傷を与えることな
く、かつ短時間で合金系の磁気ヘッドの目詰まりを除去
することができるクリーニングテープを提供することを
目的とする。
本発明は、磁気記録媒体と低い接触圧力で接するような
走行系に用いられる合金系の磁気ヘッドに特に有効なク
リーニングテープを提供することを目的とする。
[発明の要旨] 本発明は、スティフネスが1.8以下の支持体と、該支持
体の少なくとも一方の表面に設けられた、研磨材として
強磁性合金粉末を使用し、表面の中心線平均粗さ(カッ
トオフ値0.08mm)が0.025以上であるクリーニング層と
からなり、スティフネスが2以下である合金系磁気ヘッ
ドのクリーニングのためのクリーニングテープにある。
[発明の詳細な記述] 本発明におけるクリーニングテープは、支持体と、結合
剤中に分散された研磨材からなるクリーニング層がこの
支持体上に設けられた基本構造を有するものである。
本発明で使用する支持体には、通常使用されているもの
を用いることができる。支持体を形成する素材の例とし
ては、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、
ポリカーボネート、ポリエチレンナフタレート、ポリア
ミド、ポリアミドイミドおよびポリイミドなどの各種の
合成樹脂フィルム並びにアルミ箔およびステンレス箔な
どの金属箔を挙げることができる。
支持体の厚さは8μm以下であることが好ましく、かつ
2μm以上であることが好ましい。
なお、本発明のクリーニングテープはいわゆる『腰が弱
い』ものであることが必要であるため、支持体として
は、必要な強度を保持し、かつ剛度が低いものを選ぶこ
とが望ましい。すなわち、スティフネス(STD)が1.8以
下である支持体を用いる。このスティフネスはASTM D
−747−20に規定があり、オルゼン社(Tinus Olsen Tes
ting Machine Co.Inc.)のスティフネス測定器を用いる
ことにより測定することができる。この測定に際して
は,クランプと荷重板との距離を0.14インチに設定し、
幅1/2インチ、長さ1/2インチのサンプルテープを6枚重
ねて20度折り曲げた時の値によりスティフネスを表わ
す。測定雰囲気は25℃、65%RHである。フルスケールの
曲げモーメントの設定は0.005インチ・1ポンドであ
る。
支持体の上にはクリーニング層が設けられる。このクリ
ーニング層は支持体の片面のみに設けられてもよく、あ
るいは両面に設けられてもよい。クリーニング層は支持
体の片面のみに設けられる場合には、その反対側の面に
はバック層(バッキング層)が設けられてもよい。
本発明のクリーニングテープのクリーニング層には強磁
性合金粉末が充填され、これが研磨材として機能する。
この研磨材は結合剤中に分散されてクリーニング層を形
成する。クリーニング層に含まれる強磁性合金粉末(研
磨材)の比表面積[S BET]は40〜65m2/gの範囲にある
ことが好ましい。
クリーニング層の研磨材として用いる強磁性合金粉末の
例としては、強磁性合金粉末中の金属分が75重量%以上
であり、そして金属分の80重量%以上が少なくとも一種
類の強磁性金属あるいは合金(例、Fe、Co、Ni、Fe−C
o、Fe−Ni、Co−Ni、Co−Ni−Fe)であり、該金属分の2
0重量%以下の範囲内で他の成分(例、Al、Si、S、S
c、Ti、V、Cr、Mn、Cu、Zn、Y、Mo、Rh、Pd、Ag、S
n、Sb、Te、Ba、Ta、W、Re、Au、Hg、Pb、Bi、La、C
e、Pr、Nd、B、P)を含むことのある合金を挙げるこ
とができる。また、上記強磁性金属分が少量の水、水酸
化物または酸化物を含むものなどであってもよい。これ
らの強磁性金属粉末の製造方法な既に公知であり、本発
明で用いる研磨材である強磁性合金粉末についてもこれ
ら公知の方法に従って製造することができる。
強磁性合金粉末の形状にとくに制限はないが通常は針
状、粒状、サイコロ状、米粒状および板状のものなどが
使用される。
本発明のクリーニングテープの研磨材としては、特に針
状の強磁性合金粉末を用いることが好ましい。針状の強
磁性合金粉末としては、平均長軸長が、一般に0.10〜0.
30μm、好ましくは0.15〜0.25μmであり、平均短軸長
が、一般に0.015〜0.030μm、好ましくは0.20〜0.025
μmのものを使用することができる。なお、上記の平均
長軸長と平均短軸長を有する針状の強磁性合金粉末は、
その長軸長が0.03〜0.55μm、特に0.07〜0.47μmの範
囲のものであって、かつ短軸長が0.010〜0.045μm、特
に0.013〜0.033μmのものを主成分として構成されるこ
とが好ましい。
なお、本発明のクリーニング層の研磨材は上記のように
強磁性合金粉末を用いるが、本発明の目的に不適当でな
い限り、公知の研磨材(たとえばアルミナ、酸化クロ
ム、α−酸化鉄)を少量(たとえば強磁性合金粉末に対
して10重量%以下、好ましくは5重量%以下)併用する
こともできる。またカーボンブラックを強磁性合金粉末
に対して少量(たとえば強磁性合金粉末に対して10重量
%以下、好ましくは5重量%以下)併用することも好ま
しい。
本発明のクリーニング層の形成に使用される結合剤に
は、通常磁気記録媒体の結合剤として使用されている熱
可塑性樹脂、熱硬化性樹脂および反応型樹脂などを使用
することができる。これらを樹脂を単独であるいは混合
して使用することができる。
クリーニング層における研磨材(強磁性合金粉末)と結
合剤との比率は重量比で100:10〜100:50(研磨材:結合
剤)の範囲にあることが好ましい。
次に本発明のクリーニングテープの製造方法について述
べる。
本発明のクリーニングテープのクリーニング層の製造に
際しては、まず強磁性合金粉末および結合剤を溶剤と共
に混練し塗布液とする。
混練の際に使用する溶剤は、磁気記録媒体の磁性塗料の
調製に通常使用されているメチルエチルケトンなどの溶
剤を用いることができる。
混練の方法および、各成分の添加順序などは適宜設定す
ることができる。
塗布液を調製する際には、分散剤、帯電防止剤、潤滑剤
等の公知の添加剤を併せて使用することもできる。
このようにして調製された塗布液は、前述の支持体上に
塗布される。塗布は、前記支持体上に直接行なうことも
可能であるが、また、接着剤層などを介して支持体上に
塗布することもできる。
このようにして塗布されるクリーニング層の厚さは、一
般には乾燥後の厚さが約1〜10μmの範囲、好ましくは
2.0〜7.0μmの範囲である。
支持体上に塗布されたクリーニング層は、通常乾燥さ
れ、必要によりカレンダー処理などの表面平滑化処理を
施す。
本発明のクリーニングテープでは、そのクリーニング層
表面の中心線平均粗さ(Ra値)が、0.025μm以上(た
だし、カットオフ値は、0.08mmである)であることが必
要である。Ra値が0.025μmより小さいとクリーニング
層の表面が平滑になりすぎて、クリーニング効果がが低
下するため、磁気ヘッド目詰まりの除去が短時間内には
充分行なわれにくい。なおRa値は0.04μmより小さいこ
とが好ましい。
このクリーニング層の中心線平均粗さは、用いる支持体
の中心線平均粗さを考慮した選択、研磨材と結合剤との
比率の調整、製造工程におけるカレンダー処理の有無あ
るいはその時の圧力および温度を制御することによって
調整することができる。
本発明のクリーニングテープは、その全体のスティフネ
スが2以下であるように調製される。このスティフネス
は前述の測定による値である。
クリーニングテープのスティフネスの調整は、用いる支
持体のスティフネスの調整(たとえば材質、厚さ)、お
よびクリーニング層の組成の調整(強磁性合金研磨材と
結合剤の種類の選択、配合比率の調整)および厚さの調
整を利用して実現することができる。
このようにしてクリーニング層表面の中心線平均粗さが
調整されたものは、次に所望の形状に切断される。
[発明の効果] 本発明のクリーニングテープを使用することにより、合
金系の磁気ヘッドに損傷を与えることなく、かつ短時間
で合金系の磁気ヘッドに付着している汚れを除去するこ
とができる。
特に本発明のクリーニングテープは、たとえば8mmビデ
オテープレコーダーのように磁気記録媒体と低い接触圧
力で接する合金系の磁気ヘッドに対しても有効に作用す
る。また、センダスト合金系磁気ヘッドのような硬度の
低い磁気ヘッドに汚れが付着した場合でも、磁気ヘッド
に損傷を与えることなく、しかも短時間で除去すること
ができる。
本発明のクリーニングテープは合金系の磁気ヘッドの目
詰まりを短時間で除去することができ、さらに除去の際
に磁気ヘッドに傷を付けることが殆どない。特に本発明
のクリーニングテープは、8mmVTRに用いられているセン
ダスト複合型のような硬度の低い合金系材料を用いた磁
気ヘッドのクリーニングテープとして好適であり、ま
た、テープ自体が薄いのでテープが磁気ヘッド全体に均
一に密着し易くクリーニング効果が良好である。
さらに、本発明のクリーニングテープは放送局用などの
業務用の高再生出力のビデオテープレコーダのクリーニ
ングテープとしても有効に使用することができる。
なお、上記の説明は特に8mmビデオを中心に記載した
が、本発明のクリーニングテープは、従来の1/2インチ
ビデオテープレコーダーのクリーニングテープとしても
使用することができることは勿論である。
[実施例および比較例] 以下の実施例および比較例において、「部」との表現は
特に制限のない場合には「重量部」を表わすものであ
る。
[実施例1] 塗布液組成 強磁性合金粉末 (Fe−Ni合金、Ni約5重量%、比表面積[S−BET]:45
m2/g、平均長軸長:0.25μm、平均短軸長:0.02μm)10
0部 塩化ビニル/酢酸ビニル/無水マレイン酸共重合体(日
本ゼオン(株)製:400×110A) 7部 ウレタン樹脂(日本ポリウレタン(株)製:N−2301)16
部 カーボンブラック(平均粒径:40mμ) 1部 Al2O3 1部 ステアリン酸 1部 オレイン酸 1部 ステアリン酸ブチル 1部 メチルエチルケトン 500部 硬化剤組成物 ポリイソシアネート(商品名:コロネートL、日本ポリ
ウレタン(株)製) 7部 メチルエチルケトン 500部 上記の塗布液に硬化剤組成物を加え混合分散してクリー
ニング層形成用塗布液(以下単に塗布液と記載する)を
調製した。
上記の組成の塗布液を乾燥後のクリーニング層の厚さが
5μmになるように厚さ6μmのポリエチレンテレフタ
レート支持体上に塗布した。
塗布層が乾燥したのち、カレンダー処理(カレンダー条
件、線圧80kg/cm、速度50m/分)を行ない、次いで幅8mm
にスリットして8mmビデオ用クリーニングテープを製造
した。
[比較例1] 実施例1において、乾燥塗布層のカレンダー条件を線圧
200kg/cm、速度50m/分とした以外は同様にして8mmビデ
オ用クリーニングテープを製造した。
[比較例2] 塗布液組成 強磁性合金粉末(Fe−Ni合金、Ni約5重量%、比表面積
[S−BET]:45m2/g、平均長軸長:0.25μm、平均短軸
長:0.02μm) 100部 塩化ビニル/酢酸ビニル/無水マレイン酸共重合体(日
本ゼオン(株)製:400×110A) 11部 ポリウレタン樹脂(日本ポリウレタン(株)製:N−230
1) 11部 カーボンブラック(平均粒径:40mμ) 1部 Al2O3 1部 ステアリン酸 1部 オレイン酸 1部 ステアリン酸ブチル 1部 メチルエチルケトン 500部 硬化剤組成物 ポリイソシアネート(商品名:コロネートL、日本ポリ
ウレタ(株)製) 7部 メチルエチルケトン 500部 上記の塗布液に硬化剤組成物を加え混合分散してクリー
ニング層形成用塗布液(以下単に塗布液と記載する)を
調製した。
上記の組成の塗布液を乾燥後のクリーニング層の厚さが
5μmになるように厚さ10μmのポリエチレンテレフタ
レート支持体上に塗布した。
塗布層が乾燥したのち、カレンダー処理(カレンダー条
件、線圧80kg/cm、速度50m/分)を行ない、次いで幅8mm
にスリットして8mmビデオ用クリーニングテープを製造
した。
[比較例3] 比較例2において、乾燥塗布層のカレンダー条件を線圧
200kg/cm、速度50m/分とした以外は同様にして8mmビデ
オ用クリーニングテープを製造した。
[クリーニングテープの評価] 上記の各例にて得られたクリーニングテープのクリーニ
ング性能の評価のために、クリーニング硬化および合金
系磁気ヘッド面の傷の発生を下記の方法により観察し
た。
強磁性合金粉末を用いた8mmビデオテープを一定時間走
行させることにより、表面に一定の汚れ(磁気ヘッド目
詰まり)が発生したセンダスト合金磁気ヘッドを複数用
意し、その磁気ヘッド表面上で、得られたクリーニング
テープを走行させて、磁気ヘッドの表面から汚れが除去
されるまでの時間を調べた。
なお、クリーニングテープの測定は前記のASTM D−74
7−20に規定に従い、オルゼン社のスティフネス測定器
を用いることにより行なった。また、中心線平均粗さ
(Ra値)は、触針式表面粗さ計(東京精密(株)製、サ
ーフコム800A型)を用い、カットオフ値0.08mmにより測
定した。
結果を第1表に示す。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スティフネスが1.8以下の支持体と、該支
    持体の少なくとも一方の表面に設けられた、研磨材とし
    て強磁性合金粉末を使用し、表面の中心線平均粗さ(カ
    ットオフ値0.08mm)が0.025以上であるクリーニング層
    とからなり、スティフネスが2以下である合金系磁気ヘ
    ッドのクリーニングのためのクリーニングテープ。
  2. 【請求項2】クリーニング層に含まれる強磁性合金粉末
    の比表面積が40〜65m2/gである特許請求の範囲第1項記
    載のクリーニングテープ。
  3. 【請求項3】支持体の厚さが2〜8μmの範囲にある特
    許請求の範囲第1項記載のクリーニングテープ。
  4. 【請求項4】クリーニング層の厚さが1〜10μmの範囲
    にある特許請求の範囲第1項記載のクリーニングテー
    プ。
  5. 【請求項5】支持体がポリエチレンテレフタレートから
    なる特許請求の範囲第1項記載のクリーニングテープ。
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