JPH073629A - 低収縮性のセルロース繊維含有繊維構造物の製造方法 - Google Patents

低収縮性のセルロース繊維含有繊維構造物の製造方法

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JPH073629A
JPH073629A JP13751693A JP13751693A JPH073629A JP H073629 A JPH073629 A JP H073629A JP 13751693 A JP13751693 A JP 13751693A JP 13751693 A JP13751693 A JP 13751693A JP H073629 A JPH073629 A JP H073629A
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JP
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meth
cellulose
acrylate
shrinkage
tensile strength
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JP13751693A
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English (en)
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Shozo Ota
昌三 太田
Shunzo Abe
俊三 安倍
Shinji Matsubara
真二 松原
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Toyobo Co Ltd
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Toyobo Co Ltd
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  • Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 抗張力等の強力の低下が少なく、かつ繰り返
し洗濯時の寸法収縮率の少ないセルロース繊維含有繊維
構造物を提供する。 【構成】 セルロース単繊維の内部に存在する微細孔
(ポア)において、放射線照射するか、あるいは放射線
照射によって a)少なくとも重合性二重結合を1ケ有
するモノマー又は/およびプレポリマーの重合物 b)
水系高分子化合物のゲル化物、あるいは c)前記aお
よびbのゲル化物で充填固定化してポア容量を減少せし
め、次いでリラックス処理してなるセルロース繊維含有
繊維構造物の製造法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は強力低下の極めて少な
く、しかも洗濯収縮率の小さいセルロース繊維含有繊維
構造物及びその製造方法に関するものである。更に詳し
くは従来の樹脂加工法の課題であった抗張力、引き裂き
強力、摩耗強力等の力学特性の低下を解決し、しかも低
収縮性を有するセルロース繊維含有繊維構造物の製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりセルロース繊維含有繊維構造
物、特にセルロース繊維構造物の製品を繰り返し洗濯し
た場合、大きく2つのタイプに分類できる。即ち、収縮
性は満足するが抗張力など力学的特性が大幅に低下して
いるタイプと抗張力など力学的特性は満足するが大きく
収縮するタイプである。前者は従来の樹脂加工を応用し
たケースであり、後者は樹脂加工をしないケースであ
り、初期収縮を押さえる目的でサンフォライズ加工で代
表されるリラックス処理を施す場合などがあるが、繰り
返し洗濯時の収縮の解決にまでは至らない。又樹脂加工
での力学特性の劣化や収縮率低下を考慮した糸、織組
織、加工設計を施すなど工夫がなされて来たが、未だ収
縮率低下と強力保持の両者を満足するものは実現されて
いないのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は繰り返し洗濯
収縮率の少ない、しかも力学的特性低下の少ないセルロ
ース繊維含有繊維構造物の提供であり、しかも工業的生
産性に優れた方法を提供することを目的とするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は従来の樹脂加工
で充分考慮されていなかったセルロースの非晶部のポア
を加工設計に取り入れることで本発明に到達した。つま
り、セルロース単繊維の断面積は水で膨潤し、乾くと収
縮する。この過程で歪が発生する。この歪を取り除くと
結果として収縮が発現する。従って水膨潤の主舞台であ
る非晶部のポア容量を極力小さくすることが肝要であ
る。このポア容量を小さくする方法としては単にセルロ
ース繊維に放射線照射するか、あるいは該放射線の力を
かりて少なくとも重合性の二重結合を1ケ有するモノマ
ー又は/およびプレポリマーの重合物、又は水系高分子
のゲル化物、あるいは該モノマー又は/および該プレポ
リマーと該水系高分子のゲル化物をポア内部へ充填固定
化させ次いで工程中発生する歪をリラックスさせる工程
を施すことが低収縮化に有効であることを見いだした。
【0005】即ち、本発明はセルロース繊維含有繊維構
造物を放射線照射した後、リラックス処理することを特
徴とする低収縮性のセルロース繊維含有繊維構造物の製
造方法である。
【0006】本発明の放射線照射により、セルロース単
繊維の内部に存在するポアの容量を小さくするが、ある
いは予めセルロース単繊維の内部に存在するポア内に少
なくとも重合性二重結合を1ケ有するモノマー又は/お
よびプレポリマー、又は水系高分子化合物、あるいは前
記該モノマー又は/および前記プレポリマーと該水系高
分子化合物を放射線照射の前に充填しておいてもよい。
【0007】さらに、必要に応じて前述のモノマー又は
/およびプレポリマー溶液、又はモノマー又は/および
プレポリマーと水系高分子溶液をセルロース繊維含有繊
維構造物に付与し、次いで濡れたままあるいは乾燥した
後放射線照射し、必要があれば乾燥、熱処理した後、リ
ラックス処理することができる。
【0008】本発明で言うポアとは、セルロース単繊維
内部に存在する微細孔であり、J.E.Stone ら(Cellnlos
e Chem. Techmol., No.2, 343 〜358 (1968))やBreder
ekら(Angew. Makromol. Chem., No.95 13 (1981))に記
載の溶質排除法によって測定できるものである。
【0009】この方法で測定した場合、本発明における
セルロース単繊維中のポア容積は、放射線を照射するこ
とによって減少せしめられる。溶質糖類として、粒径1
7nmのデキストラン208000を用いて測定した木綿の場
合のポア容量(Inaccessible Water)は、マーセル化綿
で0.31ml/gであるが、本発明の放射線処理を施
した木綿のポア容量は0.25ml/g以下であり、
0.23ml/g以下にするのが、本発明の効果をより
発揮させるために好ましい。
【0010】また本発明におけるセルロース単繊維は、
放射線処理等によって水による膨潤が抑制される。水に
よる膨潤度S(%)は、室温の水中に2時間浸漬後の断
面積(Aw)と105℃で2時間乾燥後の単面積(A
d)とで示すと、S(%)=(Aw−Ad)/Ad×1
00は1.0%以下である。セルロース単繊維の水によ
る膨潤度S(%)が、1.0%以下であるセルロース単
繊維が繊維構造物中に存在することによって該繊維構造
物の低収縮性が達成できる。
【0011】本発明の技術は機能加工剤、例えば樹脂、
モノマー、界面活性剤、油剤、抗菌剤、吸湿剤、撥水
剤、帯電防止剤、紫外線吸収剤、赤外線吸収剤、蛍光増
白剤、膨潤剤、溶解剤、分解剤、脆化剤、発泡剤、金属
粒子、磁性体、難燃剤、防染剤、酸化剤、還元剤、香
料、制電剤、消臭剤、細菌類、酵素類、着色剤などの固
定化も可能である。
【0012】本発明で必要に応じて使用できる重合性二
重結合を有するモノマー又はプレポリマーとして以下の
(メタ)アクリレート類が挙げられる。以下(メタ)ア
クリレートと表記する場合は、アクリレートとメタアク
リレートの両方を意味する。
【0013】モノマー群としては(メタ)アクリル酸及
びその塩、フェノキシポリエチレングリコール(メタ)
アクリレート、メトキシポリエチレングリコール(メ
タ)アクリレート、ノニルフェノールポリエチレングリ
コール(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル
(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレート、ジメチルアミノエチル(メタ)アク
リレート、グリシジル(メタ)アクリレート、モノ(2
−(メタ)アクロイルオキシエチル)アシッドホスフェ
イト、N.N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレ
ート、2(メタ)アクリロイルオキシエチルコハク酸及
びその塩、2(メタ)アクリロイルオキシエチルフタル
酸及びその塩等で代表される単官能(メタ)アクリレー
ト類やトリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌル酸
(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ
(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ
(メタ)アクリレート等で代表される多官能(メタ)ア
クリレート類が挙げられる。
【0014】プレポリマー群としてはエチレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコール
(メタ)アクリレート類、エチレンオキサイド変性4.
4−ジヒドロキシジフェニルスルホンジ(メタ)アクリ
レート、エチレンオキサイド変性ビスフェノールAジ
(メタ)アクリレート等のポリエーテル類、エチレング
リコールジグリシジルジ(メタ)アクリレート、ポリエ
チレングリコールジグリシジルジ(メタ)アクリレー
ト、プロピレングリコールジグリシジルジ(メタ)アク
リレート、ポリプロピレングリコールジグリシジルジ
(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド変性ビスフ
ェノールAジグリシジルジ(メタ)アクリレート、プロ
ピレンオキサイド変性ビスフェノールAジグリシジルジ
(メタ)アクリレート等で代表されるエポキシエステル
類、フェニルグリシジルエーテル(メタ)アクリレート
ヘキサメチレンジイソシアネート、フェニルグリシジル
エーテル(メタ)アクリレートイソホロンジイソシアネ
ート、フェニルグリシジルエーテル(メタ)アクリレー
トトリレンジイソシアネート、グリセリンジ(メタ)ア
クリレートヘキサメチレンジイソシアネート、グリセリ
ンジ(メタ)アクリレートイソホロンジイソシアネー
ト、グリセリンジ(メタ)アクリレートトリレンジイソ
シアネート、ペンタエリストールトリ(メタ)アクリレ
ートヘキサメチレンジイソシアネート、ペンタエリスト
ールトリ(メタ)アクリレートイソホロンジイソシアネ
ート、ペンタエリストールトリ(メタ)アクリレートト
リレンジイソシアネート、ポリエチレングリコールジ
(メタ)アクリレートヘキサメチレンジイソシアネー
ト、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレートイ
ソホロンジイソシアネート、ポリエチレングリコールジ
(メタ)アクリレートトリレンジイソシアネート、ポリ
プロピレングリコールジ(メタ)アクリレートヘキサメ
チレンジイソシアネート、ポリプロピレングリコールジ
(メタ)アクリレートイソホロンジイソシアネート、ポ
リプロピレングリコールジ(メタ)アクリレートトリレ
ンジイソシアネート等で代表されるウレタン(メタ)ア
クリレート類、この他に飽和ポリエステル系(メタ)ア
クリレート類、不飽和ポリエステル系(メタ)アクリレ
ート類、及びポリエステル/ウレタン系(メタ)アクリ
レート類、ポリアセタール系(メタ)アクリレート類、
ポリブタジエン系(メタ)アクリレート類、コラーゲン
及びケラチンなどタンパク質類の(メタ)アクリレート
化物類等が挙げられる。
【0015】更に重合性二重結合を有するモノマー、プ
レポリマーは(メタ)アクリレートに限定されるもので
はなく放射線照射でラジカル重合、イオン重合するもの
ならば殆ど使用することができる。
【0016】上述のモノマー、プレポリマーは水を主た
る溶媒として使用されるが、必要に応じて水と混和可能
なアルコール類、セロソルブ類、ケトン類、アマイド類
から選ばれた溶媒を水と併用してもかまわない。
【0017】本発明で使用できる水系高分子化合物とし
ては以下のものが挙げられる。かんしょデンプン、ばれ
いしょデンプン、タピオカデンプン、小麦デンプン、コ
ーンスターチ、可溶性デンプン、α−デンプン、焙煙デ
ンプンなどのデンプン類、こんにゃくなどのマンナン
類、ふのり寒天、アルギン酸ナトリウムなどの海藻類、
トロロアオイ、トラガントゴム、アラビアゴム、ローカ
ストビーンガムなど植物粘質類、デキストラン、レバ
ン、プルランなどの微生物による粘質類、にかわ、ゼラ
チン、カゼイン、コラーゲンなどのタンパク質類などの
天然高分子が挙げられる。
【0018】又、ビスコース、メチルセルロース、ヒド
ロキシプロピルセルロース、エチルセルロース、ヒドロ
キシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセル
ロース、カルボキシメチルセルロースなどのセルロース
系高分子類、酢酸デンプン、リン酸デンプン、ヒドロキ
シエチルスターチ、カルボキシメチルスターチ、カルボ
キシエチルスターチ、ジアルデヒドデンプン、シアノエ
チルデンプンなどのデンプン系高分子類、ポリビニルア
ルコール、部分アセタール化PVA、ポリビニルメチル
エーテル、酢酸ビニル・マレイン酸共重合物、酢酸ビニ
ル・クロトン酸共重合物、スチロール・マレイン酸共重
合物、スチロール・クロトン酸共重合物、エチレン・ア
クリル酸共重合物、ポリビニルピロリドンなどのビニル
系高分子類、ポリアクリル酸エステル部分ケン化物、ポ
リアクリル酸エステル共重合体部分ケン化物、ポリメタ
クリル酸塩、ポリアクリル酸塩、ポリアクリルアミドな
どのアクリル系高分子類、ポリエチレンイミンなどポリ
アミン類、水溶性コラーゲン、水溶性ケラチン、水溶性
絹フィブロインなどの水溶性タンパク質類、その他水分
散性高分子としてのポリエステル系、ポリウレタン系、
エポキシ系、ポリアミド系高分子などが挙げられる。
【0019】上述の水系高分子化合物は水を主たる溶媒
として使用されるが、必要に応じて水と混和可能なアル
コール類、セロソルブ類、ケトン類、アマイド類から選
ばれた溶媒を水と併用してもかまわない。
【0020】本発明で使用される放射線照射はγ線照射
又は電子線照射があるが安全性、操作性及び経済性の点
で電子線照射が優れる。
【0021】又加工液中の水系高分子、重合性二重結合
有するモノマー、プレポリマーはセルロースのポアサイ
ズよりも小さい分子サイズが好ましく、さらに放射線照
射時の重合速度からメタアクリレート化合物よりもアク
リレート化合物の方が一般的に硬化速度が大きく好まし
い。
【0022】加工剤はなくても良いが、もし加工剤を使
用する場合、必要に応じて水系高分子、重合性二重結合
有するモノマー、プレポリマーはセルロース繊維含有繊
維構造物に対して夫々0.1〜20重量%付与すること
が好ましくは0.1〜5重量%であり、更に好ましくは
0.1〜2.0重量%である。
【0023】水系高分子、重合性二重結合有するモノマ
ー、プレポリマーなどは水溶液として一般に使用される
が、必要があれば水と混和可能なアルコール類、セロソ
ルブ類、ケトン類、アマイド類から選ばれた溶媒を水と
併用した上で混合溶液、更には界面活性剤を使用したエ
マルジョン状態で加工剤を調整し、セルロース繊維含有
繊維構造物に付与し濡れたまま又は乾燥した後電子線を
照射し必要があれば乾燥、熱処理する方法いずれによっ
ても良く、本発明においてはこれらの工程の順序に制限
されるものではない。
【0024】放射線照射はセルロース繊維含繊維有構造
物の強力低下と水系高分子のゲル化、分解、重合性モノ
マー、プレポリマーの重合性を考慮して0.5〜10M
radで実施されるが、好ましくは0.5〜5Mra
d、さらに好ましくは0.5〜3Mradである。
【0025】本発明で利用できる加工工程中発生する歪
を取り除くリラックス方法としては、スチーム処理、機
械的に揉みながらタテ方向にオーバーフィードする方法
やこれらの併用法などが挙げられる。好ましくはサンフ
ォライズ加工である。この場合のオーバーフィードは0
〜6%であり、好ましくは1〜4%である。
【0026】本発明で使用できる繊維構造物としては木
綿、麻、亜麻、パルプ等の天然セルロース繊維、ビスコ
ース法レーヨン(ポリノジックレーヨン含む)、銅アン
モニア法レーヨン、溶剤紡糸法レーヨン等の再生セルロ
ース繊維及びバクテリアセルロース繊維など100%セ
ルロース繊維品及びこれらの混用品、あるいはポリエス
テル、アクリル、ポリアミド、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン等の合成繊維との混合品が挙げられる。又セルロ
ース繊維については通常のマーセル化処理、液体アンモ
ニア処理又はこれらの併用処理品も好ましい例として挙
げられる。構造物の形態としてはスライバー、糸、織
物、編物、不織布、紙等が挙げられる。
【0027】
【実施例】以下に本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこれらの実施例に制約されるものではな
い。実施例に先立ち実施例で用いた評価法を示す。 収縮率: 洗濯収縮率を以下の方法で評価した。20c
m×15cmの大きさの試料布に経、緯、各10.00
cm間隔でマークして以下の条件で洗濯、乾燥した。 洗剤: 無リン系合成洗剤 1g/l 洗濯機: 家庭用2槽式洗濯機 浴比: 1:30(試料の重量不足はダミー布で補っ
た) 温度: 洗濯時:40℃、すすぎ時:常温 工程: 洗濯5分→脱水1分→すすぎ(オーバーフロ
ー)2分→脱水1分→すすぎ(オーバーフロー)2分→
脱水1分→乾燥(パンテックス)180℃×20秒 評価: 上記の工程を洗濯1回とし、20回繰り返した
後、長さ(Lcm)を計測収縮率(%)=(10.00
−L)/10.00×100
【0028】抗張力: JIS L−1096 6 1
2 1A法(ストリップ法)により試験片2.5cm、
つかみ間隔10cmでの波断時の強力を測定した。試験
片の方向は緯方向の抗張力を測定した。 保持率: 加工前の抗張力に対する加工後の抗張力の比
を百分率で示した。
【0029】ポア容量の測定: 段落番号0010に示
した文献に記載の溶質排除法により測定した。 ・絶乾重量既知の試料を水で膨潤し、表面自由水を遠心
脱水した後、一定濃度の半粒径既知の糖類水溶液に浸漬
し、糖類の濃度減少を施光度により求め、次式によって
Inaccessible Water(ポア容量)を算出した。 δ=q/p−W(Ci−Cf)/pCf δ :Inaccesible Water g水/g繊維 p :試料乾燥重量 g W :溶質水溶液の重量 g Ci:標準溶質濃度 g/dl Cf:処理後溶質濃度 g/dl ・用いた溶質糖類およびその粒子径 マルトース 1.0nm ラフィノース 1.2nm デキストラン4000〜8000 3.6nm デキストラン19600 6.0nm デキストランT-40 9.0nm デキストラン208000 17 nm デキストランT-500 27 nm
【0030】実施例1 木綿織物シルケット上り(50×50/144×81、
110g/m2)を表1に示すように3Mrad電子線
照射し、次いでサンフォライズ加工機を使って4%オー
バーフィードし仕上げた。織物のタテ方向の収縮率、ヨ
コ方向の抗張力保持率の結果は表3に示す通りで優れた
耐繰り返し洗濯収縮性と抗張力保持性を示した。なお、
木綿単繊維のポア容量は0.23ml/gであった。
【0031】実施例2 木綿織物シルケット上り(50×50/144×81、
110g/m2)を表1に示すように、水に浸漬し70
%ピックアップになるように絞り、3Mradの電子線
を照射した後、ピンテンターで120℃×2.5分間乾
燥した。次いでサンフォライズ加工機を使って4%オー
バーフィードし仕上げた。織物のタテ方向の収縮率、ヨ
コ方向の抗張力保持率の結果は表3に示す通りで、優れ
た繰り返し耐洗濯収縮性と抗張力保持性を示した。木綿
単繊維のポア容量は0.14ml/gであり、水による
膨潤度S(%)は1.0%以下であった。
【0032】実施例3 木綿織物シルケット上り(50×50/144×81、
110g/m2)を表1に示す加工剤浴に浸漬し、70
%ピックアップになるように絞り、ピンテンターで12
0℃×2.5分間乾燥した後、3Mradの電子線を照
射した。次いでサンフォライズ加工機を使って2%オー
バーフィードし仕上げた。織物のタテ方向の収縮率、ヨ
コ方向の抗張力の結果は表3に示す通りで、優れた耐洗
濯収縮性と抗張力保持性を示した。木綿単繊維のポア容
量は0.15ml/g、膨潤度S(%)は1.0%以下
であった。
【0033】実施例4 木綿織物シルケット上り(50×50/144×81、
110g/m2)を表1に示す加工剤浴に浸漬し、70
%ピックアップになるように絞り、ピンテンターで12
0℃×2.5分間乾燥した後、3Mradの電子線を照
射した。次いでサンフォライズ加工機を使って2%オー
バーフィードし仕上げた。織物のタテ方向の収縮率、ヨ
コ方向の抗張力の結果は表3に示す通りで、優れた耐洗
濯収縮性と抗張力保持性を示した。木綿単繊維のポア容
量は0.14ml/g、膨潤度S(%)は1.0%以下
であった。
【0034】実施例5、6 表1に示す加工剤浴を使用する以外は、すべて実施例3
と同様に実施した。織物のタテ方向の収縮率、ヨコ方向
の抗張力の結果は表3に示す通りで優れた耐洗濯収縮性
と抗張力保持性を示した。木綿単繊維のポア容量は0.
15ml/g、膨潤度S(%)は1.0%以下であっ
た。
【0035】実施例7 電子線の照射を1Mradにする以外は、すべて実施例
3と同様に実施した。織物のタテ方向の収縮率、ヨコ方
向の抗張力の結果は表3に示す通りで、優れた耐洗濯収
縮性と抗張力保持性を示した。木綿単繊維のポア容量は
0.14ml/g、膨潤度S(%)は1.0%以下であ
った。
【0036】比較例1 3Mradの電子線照射を省略する以外はすべて実施例
1と同様に実施した。織物のタテ方向の収縮率、ヨコ方
向の抗張力の結果は表4に示す通りで、抗張力保持率は
満足するものの、耐洗濯収縮率は大きく不良であった。
木綿単瀬にのポア容量は0.31ml/gであった。
【0037】比較例2 サンフォライズ加工機を使って4%オーバーフィードす
る工程を省略する以外は、すべて実施例1と同様に実施
した。織物のタテ方向の収縮率、ヨコ方向の抗張力保持
率はほぼ満足するものの、耐洗濯収縮率は大きく不良で
あった。
【0038】比較例3 サンフォライズ加工機を使って4%オーバーフィードす
る工程を省略する以外は、すべて実施例2と同様に実施
した。織物のタテ方向の収縮率、ヨコ方向の抗張力の結
果は表4に示す通りで、抗張力保持率は満足するもの
の、耐洗濯収縮率は大きく不良であった。
【0039】比較例4、7、8 サンフォライズ加工機を使って2%オーバーフィードす
る工程を省略し、且つ表3に示す夫々対応する加工剤浴
を使う以外は実施例4と同様にして実施した。織物のタ
テ方向の収縮率、ヨコ方向の抗張力の結果は表4に示す
通りで、いずれも抗張力保持率は満足するものの、耐洗
濯収縮率は大きく不良であった。
【0040】比較例5、7、9 3Mradの電子線照射を省略し、且つ表2に示す夫々
対応する加工剤浴を使う以外は実施例5と同様に実施し
た。織物のタテ方向の収縮率、ヨコ方向の抗張力の結果
は表4に示す通りで、いずれも抗張力保持率は満足する
ものの、耐洗濯収縮率は大きく不良であった。
【0041】比較例10、11、12 木綿織物シルケット上り(50×50/144×81、
110g/m2)を表2に示す夫々対応する加工剤浴に
浸漬し、70%ピックアップになるよう絞り、ピンテン
ターで120℃×2.5分間乾燥した後、更にピンテン
ターで155℃×3分間乾燥した。次いで、サンフォラ
イズ加工機を使ってオーバーフィード0%で仕上げた。
織物のタテ方向の収縮率、ヨコ方向の抗張力の結果は表
4に示す通りで、耐洗濯収縮率は小さく優れていたが、
抗張力保持率は極端に低く不満足であった。
【0042】
【表1】
【0043】
【表2】
【0044】
【表3】
【0045】
【表4】
【0046】
【発明の効果】放射線照射のみあるいは重合性モノマ
ー、プレポリマー水溶性高分子化合物等の充填と放射線
照射によってセルロース単繊維内部のポア容量が減少せ
しめられ、水による膨潤が抑制されたセルロース単繊維
を含有し、かつ該セルロース単繊維を含有した繊維構造
物をリラックス処理したセルロース繊維含有繊維構造物
は、繰り返し選択時の寸法収縮率が小さく、かつ抗張力
等の強力低下を抑制することができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // D06M 101:06

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セルロース繊維含有繊維構造物を放射線
    照射した後、リラックス処理することを特徴とする低収
    縮性のセルロース繊維含有繊維構造物の製造方法。
JP13751693A 1993-06-08 1993-06-08 低収縮性のセルロース繊維含有繊維構造物の製造方法 Pending JPH073629A (ja)

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JP13751693A JPH073629A (ja) 1993-06-08 1993-06-08 低収縮性のセルロース繊維含有繊維構造物の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999012711A1 (de) * 1997-09-05 1999-03-18 Fritz Egger Gmbh & Co. Verfahren und vorrichtung zur herstellung von formkörpern aus zerkleinertem material

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