JPH0736420U - 変圧器における配置巻線間の絶縁スペーサ - Google Patents

変圧器における配置巻線間の絶縁スペーサ

Info

Publication number
JPH0736420U
JPH0736420U JP2465093U JP2465093U JPH0736420U JP H0736420 U JPH0736420 U JP H0736420U JP 2465093 U JP2465093 U JP 2465093U JP 2465093 U JP2465093 U JP 2465093U JP H0736420 U JPH0736420 U JP H0736420U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
transformer
felt
insulating spacer
windings
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2465093U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2503742Y2 (ja
Inventor
紘二 川崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujico Co Ltd
Original Assignee
Fujico Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujico Co Ltd filed Critical Fujico Co Ltd
Priority to JP2465093U priority Critical patent/JP2503742Y2/ja
Publication of JPH0736420U publication Critical patent/JPH0736420U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2503742Y2 publication Critical patent/JP2503742Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insulating Of Coils (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 絶縁スペーサとして変圧器における配置巻線
間の絶縁に用い、多孔質であるから規定の厚さで誘電率
が低くて誘電損失が小さい。 【構成】 耐熱性繊維のウェブをニードルパンチングで
一体化した厚み0.6〜4.0mmで密度0.15〜0.2
0g/cm3のフェルトを用い、このフェルトにおいて
耐熱性樹脂を耐熱性繊維に対して約20〜50重量%含
浸させて1枚又は複数枚を積層し、加熱・加圧で硬化さ
せて密度を0.50〜0.70g/cm3に定める。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、変圧器における配置巻線間の絶縁に用い、規定の厚さで誘電率が低 くて誘電損失が小さい多孔質の絶縁スペーサに関する。
【0002】
【従来の技術】
変圧器は、ごく小型のものでは棒状の成層鉄心に絶縁銅線を巻いて作ることも あるが、一般には巻型の上に巻いてコイルを作り、これを乾燥して水分を除いて からワニス処理を行なって組み立てる。変圧器における一次巻線,二次巻線は、 漏れリアクタンスを小さくするために、絶縁の点から許容される範囲でなるべく 近接させる必要がある。
【0003】 一次巻線,二次巻線の実際の配置方法には、図3に示すよ うな同心配置と、図4に示すような交互配置とがあり、これらの配置巻線間には 絶縁スペーサを介在させる。この絶縁スペーサは、可能な限り薄くした方が変圧 器の漏れリアクタンスを小さくできるけれども、所定の絶縁耐力を保持すること を要し、且つその誘電損失との関係で厚みを薄くするのには限界がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
既存の絶縁スペーサは、スパンボンド又は抄紙法で製造したポリエステル繊維 の湿式不織布にポリエステル樹脂を含浸し、所定の断面形状になるように引抜き 成形している。また、スパンボンド又は抄紙法で製造したポリエステル繊維の薄 い湿式不織布にポリエステル樹脂を含浸し、所定の厚みになるように複数枚を積 層してから硬化させている。
【0005】 これらの絶縁スペーサは、湿式不織布にポリエステル繊維 を及び含浸樹脂にポリエステル樹脂を用い、耐熱性はE種である。既存の絶縁ス ペーサは、いずれも密度が1.0以上であって規定の厚さ2mmで誘電率が3.1 に達するから、この規定厚であると変圧器において誘電損失が多少発生し、該規 定厚よりも厚くすると変圧器の漏れリアクタンスが大きくなる。
【0006】 本考案は、変圧器における配置巻線間の絶縁スペーサに関 する前記の問題点を改善するために提案されたものであり、規定の厚さ2mmで も誘電率が低くて誘電損失が小さい多孔質の絶縁スペーサを提供することを目的 としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案に係る絶縁スペーサ1は、図1のようなシ ート状又は図2のようなU字形側面であり、変圧器2における低圧巻線3及び高 圧巻線4の配置巻線間に介在させる。巻線3,4の実際の配置方法は、図3に示 すような同心配置、又は図4に示すような交互配置のいずれでもよい。
【0008】 シート状の絶縁スペーサ1(図1)を製造するには、耐熱 性繊維のウェブをニードルパンチングで一体化した厚み0.6〜4.0mmで密度 0.15〜0.20g/cm3のフェルト5を用いる。フェルト5の厚みと密度が 前記の範囲内でない場合、得た絶縁スペーサ1の絶縁耐力が低下したり、誘電率 が従来と同程度になって製造コストも上昇してしまう。
【0009】 このフェルト5には、耐熱性樹脂を耐熱性繊維に対して約 20〜50重量%含浸させて1枚又は複数枚を積層する。樹脂の含浸方法は、塗 布又はスプレー法でも可能であるが、一般にディッピング法が容易である。積層 したフェルト5を所定の加熱・加圧で硬化させ、絶縁スペーサ1の密度を0.5 0〜0.70g/cm3にする。
【0010】 フェルト5に用いる耐熱性繊維は、アラミド繊維,ポリエ ステル繊維,ポリテトラフルオロエチレン繊維などの有機耐熱性繊維であり、含 浸する耐熱性樹脂は、飽和ポリエステル,メラミン,フェノール,エポキシ,ポ リイミド樹脂などである。絶縁スペーサ1の電気特性及び製造コストの点から、 フェルト5にはポリエステル繊維を、及び含浸樹脂として飽和ポリエステル樹脂 を用いると好ましい。
【0011】
【作用】
本考案の絶縁スペーサ1は、フェルト5の密度が小さく且つ耐熱性樹脂の含浸 量が比較的少なくてよいことにより、全体が多孔質でその密度が0.50〜0.7 0g/cm3になる。絶縁スペーサ1は、低圧巻線3及び高圧巻線4における配 置巻線間の絶縁に用いると、規定の厚さ2mmで誘電率が1.9以下になり、実 測値で1.73であるから誘電損失が従来よりも小さい。
【0012】 絶縁スペーサ1の耐熱性は、フェルト5にポリエステル繊 維を及び含浸樹脂に飽和ポリエステル樹脂を用いると従来とほぼ同じであり、E 種として使用できる。絶縁スペーサ1は、高温において長期間使用しても化学変 化せず、熱による経時的な劣化が少ない。
【0013】
【実施例】
次に、本考案を実施例に基づいて説明する。 実施例1 図1に示すシート状の絶縁スペーサ1を製造するため、3デニールで繊維長5 1mmのポリエステル繊維(商品名:テトロン)のウェブ100g/m2を用い る。このウェブをニードルパンチングで一体化して、厚み0.6mmで密度0.1 5g/cm3のフェルト5を形成する。
【0014】 各フェルト5には、飽和ポリエステル樹脂をディッピング によって30g/m2含浸させて仮乾燥する。次に、この樹脂含浸のフェルトを 4枚積層し、平圧プレスによって160℃で30分間加熱・加圧して硬化させる 。この結果、得たシート状の絶縁スペーサ1は、厚みが2mmで密度が0.55 g/cm3の多孔質である。
【0015】 絶縁スペーサ1は、図4に例示する外鉄形変圧器8に用い る。変圧器8では、例えば長方形のけい素鋼板を重ね接合した三脚鉄心9(図4 で部分的に図示)に低圧巻線3と高圧巻線4を交互配置し、各配置巻線の間に絶 縁スペーサ1を介在させる。絶縁スペーサ1は、巻線3,4における各配置巻線 の間を絶縁し、該スペーサの耐熱性はE種である。
【0016】 図示しないけれども、低圧巻線3及び高圧巻線4は、図4 の外鉄形変圧器8においては、主として平角銅体を巻型上に平巻として半径方向 に方形状に巻き重ねた方形板コイルであると好ましい。
【0017】 実施例2 U字形側面の絶縁スペーサ7(図2)を製造するため、実施例1と同様のポリ エステル繊維のウェブ200g/m2を用いる。このウェブをニードルパンチン グで一体化し、厚み1.0mmで密度0.18g/cm3のフェルトを形成する。
【0018】 各フェルトには、エポキシ樹脂をディッピングによって4 0g/m2含浸させて予備乾燥する。次に、この樹脂含浸のフェルトを2枚積層 し、プレスによって180℃で30分間加熱・加圧してU字形に硬化させる。得 た絶縁スペーサ7は、多孔質で密度が0.60g/cm3である。
【0019】 絶縁スペーサ7は図3に示す内鉄形変圧器2に用いる。変 圧器2では、例えば長方形のけい素鋼板を重ね接合した鉄心6(図3で部分的に 図示)に低圧巻線3と高圧巻線4とを同心配置し、配置巻線間にそれぞれ絶縁ス ペーサ7を介在させる(図2参照)。絶縁スペーサ7は、各配置巻線の間を絶縁 し、規定の厚さ2mmで誘電率が実測値で1.73になり、該スペーサの耐熱性 は従来と同じE種である。
【0020】 低圧巻線3及び高圧巻線4は、図3の内鉄形変圧器2にお いては主として図2に示すような円筒コイルであると好ましく、該コイルは軸方 向に絶縁スペーサ7を挟みながら所要数だけ円筒形に巻き上げている。図示しな いけれども、巻線3,4は、平角銅体を巻型上に平巻として半径方向に巻き重ね た円板コイルでもよい。
【0021】
【考案の効果】
本考案に係る絶縁スペーサは、全体の密度が0.50〜0.70g/cm3とい う多孔質であるから、その誘電率が1.9以下、実測値で1.73というように低 い。この絶縁スペーサは、変圧器において低圧巻線及び高圧巻線の配置巻線間に 入れると、規定の厚さ2mmでは従来よりも誘電損失が小さくなる。また、誘電 損失が同一でよいならば、この絶縁スペーサをいっそう薄くして変圧器の漏れリ アクタンスを小さくすることが可能である。
【0022】 本考案の絶縁スペーサは、フェルトにポリエステル繊維を 及び含浸樹脂に飽和ポリエステル樹脂を用いると、従来とほぼ同様に耐熱性がE 種である。したがって、この絶縁スペーサは、高温における使用で化学変化せず 、熱による経時的な劣化も殆どないので、変圧器のような高温環境でも長期間安 全に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る絶縁スペーサの断面を示す拡大
断面図である。
【図2】 絶縁スペーサを配置巻線の間に介在させた状
態を例示する部分斜視図である。
【図3】 変圧器における低圧巻線及び高圧巻線を同心
配置した状態を示す概略部分断面図である。
【図4】 低圧巻線及び高圧巻線を交互配置した状態を
示す概略部分断面図である。
【符号の説明】
1 絶縁スペーサ 2 変圧器 3 低圧巻線 4 高圧巻線 5 フェルト 6 鉄心

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変圧器における配置巻線間の絶縁に用い
    るスペーサであって、耐熱性繊維のウェブをニードルパ
    ンチングで一体化した厚み0.6〜4.0mmで密度0.
    15〜0.20g/cm3のフェルトを用い、このフェル
    トにおいて耐熱性樹脂を耐熱性繊維に対して約20〜5
    0重量%含浸させて1枚又は複数枚を積層し、加熱・加
    圧で硬化させて密度を0.50〜0.70g/cm3に定
    める多孔質の絶縁スペーサ。
  2. 【請求項2】 フェルトに用いる耐熱性繊維がポリエス
    テル繊維で、含浸する耐熱性樹脂が飽和ポリエステル樹
    脂であり、規定の厚さで誘電率が1.9以下である請求
    項1のスペーサ。
JP2465093U 1993-04-13 1993-04-13 変圧器における配置巻線間の絶縁スペ―サ Expired - Lifetime JP2503742Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2465093U JP2503742Y2 (ja) 1993-04-13 1993-04-13 変圧器における配置巻線間の絶縁スペ―サ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2465093U JP2503742Y2 (ja) 1993-04-13 1993-04-13 変圧器における配置巻線間の絶縁スペ―サ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0736420U true JPH0736420U (ja) 1995-07-04
JP2503742Y2 JP2503742Y2 (ja) 1996-07-03

Family

ID=12144021

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2465093U Expired - Lifetime JP2503742Y2 (ja) 1993-04-13 1993-04-13 変圧器における配置巻線間の絶縁スペ―サ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2503742Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003224019A (ja) * 2002-01-28 2003-08-08 Matsushita Electric Works Ltd 樹脂含浸コイル及び樹脂含浸コイルの製造方法
JP2011228675A (ja) * 2010-03-30 2011-11-10 Tdk Corp スペーサ、コイル、コイル部品及びスイッチング電源装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003224019A (ja) * 2002-01-28 2003-08-08 Matsushita Electric Works Ltd 樹脂含浸コイル及び樹脂含浸コイルの製造方法
JP2011228675A (ja) * 2010-03-30 2011-11-10 Tdk Corp スペーサ、コイル、コイル部品及びスイッチング電源装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2503742Y2 (ja) 1996-07-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4552990A (en) Insulated conductor for transformer windings and other inductive apparatus
US20070220738A1 (en) Method of forming a transformer coil
KR850007525A (ko) 변압기의 제조방법
US3058160A (en) Methods for making preformed insulation for stationary induction apparatus
JPS59150405A (ja) 常電導コイルおよびその製造方法
JPH0736420U (ja) 変圧器における配置巻線間の絶縁スペーサ
KR900000433B1 (ko) 전자교반 장치용 수냉권선
JP2947844B2 (ja) 変圧器巻線
JP2979887B2 (ja) 電気機器コイル及びコイルを有する電気機器並びにその製造方法
JPH0193107A (ja) モールドコイル
JPS605206B2 (ja) 電気機器コイルおよびその製造方法
JPH0590926U (ja) 変圧器
JPH0342687B2 (ja)
JPS63142623A (ja) 乾式変圧器巻線の製造方法
JPS633411A (ja) 冷却用通路付角形コイルの製造方法
JPS5855634Y2 (ja) 内燃機関用点火コイル
JPS61147752A (ja) 絶縁コイルの製造方法
KR200412216Y1 (ko) 단층구조를 채택한 건식 변압기의 절연도체
RU2230439C2 (ru) Способ изготовления пластинчатого электронагревателя
JPH0442895Y2 (ja)
JPS6234423Y2 (ja)
JPH0244507Y2 (ja)
JPH0521326B2 (ja)
JPH11154615A (ja) ガス絶縁変圧器
JPS6171613A (ja) 樹脂モ−ルド形変圧器の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term