JPH0737462B2 - ペネム類の合成方法 - Google Patents

ペネム類の合成方法

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JPH0737462B2
JPH0737462B2 JP62186763A JP18676387A JPH0737462B2 JP H0737462 B2 JPH0737462 B2 JP H0737462B2 JP 62186763 A JP62186763 A JP 62186763A JP 18676387 A JP18676387 A JP 18676387A JP H0737462 B2 JPH0737462 B2 JP H0737462B2
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キヤサリン・エリザベス・ブライテイ
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フアイザ−・インコ−ポレ−テツド
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は3R,4R−4−アセトキシ−3−[1R−1−(t
−ブチルジメチルシリルオキシ)エチル]−2−アゼチ
ジノンの式 式中、Rは(C1〜C5)アルキルまたは式 の1−オキソ−3−チオラニルであり、そして R1は通常のヒドロキシ−保護基である、 のペネムアリルエステルへの転化方法に関する。殊に、
本発明は適当に置換された2−クロロ−2−(2−アゼ
チジノン−1−イル)アセテートを一部分式 の中間体を介して化合物(1)に転化する最終段階に関
する。
本方法によって製造する最も好ましい化合物は、ジアス
テレオ異性体のほぼ1:1混合物であり、Rが(シス−1
−オキソ−3−チオラニル)である、即ち、チオラン環
置換基が相互にシス関係であり、そしてR1がt−ブチル
ジメチルシリルである式(I)の化合物である。シリル
保護基及びアリルエステルは容易に開裂して対応する5
R,6S−6−(1R−1−ヒドロキシエチル)−2−(シス
−1−オキソ−3−チオラニルチオ)−2−ペネム−3
−カルボキシレートを生じ、このものはヨーロッパ特許
出願第130025号に最初に記載された化合物であり、該特
許出願には抗バクテリア剤(antibacterial agent)と
しての該化合物の使用方法が更に開示されている。ヨー
ロッパ特許出願第130025号に記載された合成方法は高度
に多才であり、広く種々な同族体の手軽な合成を可能に
する。しかしながら、個々の化合物、殊に上記の好まし
いシス化合物に対しては、より少ない化学工程からなる
更に直接的な合成が極めて望まれる。
Rが(C1〜C5)アルキルである場合、また式(I)の中
間体は普通の加水分解法によって他の価値あるペネム抗
生物質及び/またはβ−ラクタマーゼ阻害剤、例えばSc
h29482に転化される: ガングライ(Ganguly)等、ジヤーナル・オブ・アンテ
イミクロビアル・ケモセラピイー(J.Antimicrob.Chemo
therapy)9、補足C、1〜6(1982)参照。
R1がt−ブチルジメチルシリルであり、そしてRがエチ
ル、プロピル、ブチル、イソブチルまたはt−フセチル
である式(I)の本中間化合物は公知の化合物である
[レアンザ(Leanza)等、テトラヘドロン(Tetrahedro
n)39、2505〜2513(1983)]。
式(I)の本中間体はアリルエステル保護基の除去に対
する公知の方法[例えばGanguly等、上記引用文献;ギ
リジヤバラブハン(Girijavallabhan)等、テトラヘド
ロン・レターズ(Tetrahedron Lett.)22、3485〜3488
(1981);ジエフレイ(Jeffrey)等、ジヤーナル・オ
ブ・オーガニック・ケミストリイ(J.Org.Chem.)47、5
87〜590(1982)]及びシリル保護基の除去に対する公
知の方法[例えばハヤシ(Hayashi)等、ケミカル・ア
ンド・フアーマシユーテイカル・ブレテイン(Chem.Pha
rm.Bull.)29、3158〜3175(1981)]に従って公知のペ
ネム抗生物質に転化される[例えばGanguly等、上記引
用文献;ハマナカ(Hamanaka)、ヨーロッパ特許出願第
130,025号;ダニエルズ(Daniels)等、ジヤーナル・オ
ブ・ザ・ケミカル・ソサエテイ・ケミカル・コミユニケ
イシヨンズ(J.Chem.Soc.,Chem.Commun.)1982、1119〜
1120;タナカ(Tanaka)等、同上713〜714]。
上記式(I)の化合物に対する魅力ある前駆物質は式 式中、R1は上に定義した通りである、 の4−アセトキシ−2−アゼチジノンである。例えばR1
がt−ブチルジメチルシリルである化合物は、レアンザ
等、上記の引用文献に記載された方法によって、6−ア
ミノ−ペニシラン酸から容易に得られる。
本発明に従って、式(A)の化合物をまず[(C1〜C5
アルキルまたは1−オキソ−3−チオラニル]トリチオ
炭酸ナトリウムと、そして次にグリシオキシル酸アリル
と反応させて式 の化合物を生成させ、次にSOCl2またはCH3SO2Cl及び第
三アミンと反応させて式 の化合物を生成させる。
本発明は特に、 (a)式(III)の化合物を反応に不活性な溶媒中で−8
0〜40℃にて塩基で処理して、上に定義した如き式
(I)の化合物及び式(II)の化合物からなる混合物を
生成させ、そして (b)該式(II)の化合物を同一溶媒または第二の反応
に不活性な溶媒中で−50〜40℃にて試薬 (R2O)3Pまたは(R3)3P 式中、各R2は同一もしくは相異なるものであり、そして
(C1〜C4)アルキルから選ばれ、各R3は同一もしくは相
異なるものであり、そして(C1〜C4)アルキルまたはフ
エニルから選ばれる、 で脱硫化し、式(I)の化合物をさらに生成させること
からなる式(III)の化合物を上に定義した如き式
(I)の化合物に転化する自由な工程方法に関する。
式(II)の中間化合物を単離することができ、そして随
時工程(a)において生成した化合物(I)から分離す
ることができる。しかしながら、化合物(II)を単離せ
ずに、共通の溶媒中で「ワン−ポット」プロセス(“on
e-pot"process)として工程(a)及び(b)を行うこ
とが好ましい。また化合物(III)を精製せずに有効に
処理することもできる。
本明細書において用いる「反応に不活性な溶媒」なる表
現は、所望の生成物の収率に悪影響を与えるように反応
体、中間体または生成物と相互作用せぬ溶媒を示す。下
記の如く、望ましくない副生成物の量を減じることによ
って収率に良い影響を及ぼす好ましい溶媒がこの定義に
従って反応に不活性であるとみなすことに注意すべきで
ある。
また本発明は式(II)の中間化合物自体に関する。
好ましいヒドロキシ−保護基(R1)はt−ブチルジメチ
ルシリルであるが、勿論、他の通常のヒドロキシ−保護
基、殊に他のシリルエーテル生成基に換えることができ
る。好ましいRはシス−1−オキソ−3−チオラニル及
びt−ブチル、最も好ましくは前者である。
工程(a)に対する好ましい塩基は、一般に特定の範囲
中のやや高い温度、例えばほぼ0℃で、好ましくは溶媒
としてアセトニトリル中の1,8−ジアザビシクロ[5.4.
0]ウンデク−7−エン(DBU)である。
工程(b)に対する好ましい試薬は、Rが1−オキソ−
3−チオラニルである中間体を単離する場合にはアセト
ニトリル、Rがt−ブチルである中間体(II)を単離す
る場合にはヘキサン、そして中間体(II)を単離せぬ場
合には工程(a)の好ましいアセトニトリル中のトルフ
エニルホスフインである。
本明細書中の全ての構造式は本光学的活性化合物の絶対
立体化学的配置を表現するものとする。
本発明は容易に行うことができる。式(III)の中間化
合物を、以下に詳細に述べた製造において例示した如
く、普通の方法によって式(A)のアゼチジノンから製
造する。
中間体(III)を、低求核性の強無水塩基の実質的に1
当量の作用によって、更に中間体(II)及び所望の化合
物(I)からなる混合物に転化する。かかる塩基には水
素化ナトリウム、カリウムt−ブチレート及び最も好ま
しくは上記の如きDBUが含まれる。温度は高度に臨界的
ではないが、しかし、好ましくは副反応を最小にするた
めに、−80〜40℃の範囲である:範囲の中間から上の方
の温度、例えばほぼ0℃が最も好ましい。溶媒は臨界的
ではないが、有極性溶媒が好ましい。化合物(II)/
(I)の比は溶媒によって変わるが、しかし、最終工程
で化合物(II)が(I)に転化されるために、この比は
臨界的因子ではない。最も好ましい溶媒はアセトニトリ
ル、または少量(例えば5容量%)のイソプロパノール
を含むアセトニトリルである。出発物質(III)をこの
反応に粗製の状態で、即ち、更に精製せずに反応混合物
を直接単離した状態で用いることができる。
必要に応じて、(I)及び(II)からなる生成物の混合
物を単離することができ、そして更に必要に応じて、例
えばシリカゲル上でカラムクロマトグラフイーによって
その純粋な成分に分離することができる。しかしなが
ら、かかる単離及び分離は不必要である。努力を最小限
にするために、反応溶液を方法の最終工程に単に導入す
ることができ、ここで、化合物(II)は追加の化合物
(I)に転化される。中間体を単離せぬ場合、好ましい
溶媒はアセトニトリルである。
本方法の第二の、そして最終段階において、中間体(I
I)は、望ましくない5−エピマーを伴って、追加の所
望の化合物(I)に転化される。この転化は、上に定義
した如く、ホスフインまたはホスフアイトの少なくとも
1当量の作用によって終了する。好ましい試薬はトリフ
エニルホスフイン及びトリメチルホスフアイトであり、
その理由は、これらのものは一般に5−エピマーをより
少なく生成するためである。温度は高度に臨界的ではな
いが、しかし、好ましくは−40〜40℃の範囲、有利には
この範囲の中間点、即ち、ほぼ0℃である。所望の化合
物(I)対その5−エピマーの割合は一般に溶媒によっ
て変わる。好ましくは溶媒は上記の通りである。
本転位において他の溶媒の利用は簡単な実験によって決
定することができる。前記の如く、本化合物(I)は普
通の方法によって公知の且つ価値あるペネムに転化され
る。
本発明を以下の実施例によって説明する。しかしなが
ら、本発明はこれらの実施例の特定の詳細によって限定
されぬことを理解すべきである。
実施例1 6R,7S−3−(シス−1−オキソ−3−チオラニルチ
オ)−7−[1R−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)
エチル]−1−アザ−4,5−ジチアビシクロ[4.2.0]オ
クト−2−エン−8−オン−2−カルボン酸アリル及び
5R,6S−6−[1R−1−(t−ブチルジメチルシリルオ
キシ)エチル]−2−(シス−1−オキソ−3−チオラ
ニルチオ)−2−ペネム−3−カルボン酸アリル[それ
ぞれ化合物(II)及び(I)、但し、Rはシス であり、そしてR1はtBuSiM2である] 方法A 製法4の生成物(39.6mg、0.069ミリモル)をテトラヒ
ドロフラン2mlに溶解し、NaH(鉱油中の60%懸濁液、28
mg、0.69ミリモル)、を加え、混合物を乾燥N2下にて周
囲温度で0.5時間攪拌した。混合物を飽和NH4Cl10mlに注
ぎ、20分間攪拌し、酢酸エチル8mlで希釈し、有機層を
分離し、塩水で洗浄し、Na2SO4上で乾燥し、ストリッピ
ングして油32mgを得た。この油をシリカゲル上で、溶離
剤として1:1酢酸エチル:ヘキサンを用いて、クロマト
グラフイーにかけた。鉱油及び望ましくない副生成物を
含有する最も極性の小さなフラクシヨン10.4mgを得た;t
lc Rf0.65 0.75(酢酸エチル)。中間フラクシヨンから
表題のジチアビシクロオクテノン生成物1.6mgが得られ
た;tlc Rf0.45(酢酸エチル);そしてより有極性のフ
ラクシヨンから、表題のペネム生成物2.4mgを得た;tlc
Rf0.25(酢酸エチル)。
方法B 製法4の生成物(136mg、0.237ミリモル)を乾燥CH3CN
(CaH2から新たに蒸留したもの)7mlに溶解し、0℃に
冷却した。DBU(1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデ
ク−7−エン;36mg、0.035ml、0.237ミリモル;CaH2
ら新たに蒸留したもの)を滴下した。0℃で45分間攪拌
した後、混合物の反応を飽和NH4Cl15mlで止め、酢酸エ
チル20mlで希釈した。有機層を分離し、飽和NH4Cl 15m
l、H2O15ml及び飽和塩水で洗浄し、Na2SO4上で乾燥し、
ストリッピングして油128mgが得られ、このものをシリ
カゲル上で、溶離剤として酢酸エチルを用いてクロマト
グラフイーにかけた。極性の小さいフラクシヨンから表
題のジチアビシクロオクテンノン生成物84.2mgを得た;t
lc Rf0.45(酢酸エチル);1 H‐NMR(CDCl3)δ(ppm):0.07及び0.08(2s,6H)、
0.87(s,9H)、1.26(d,J=6.3,3H)、2.60−3.14(m,5
H)、3.25(dd,明白なt,J=3.2,1H)、3.55-3.80(m,2
H)、4.33-4.42(m,1H)、4.70-4.89(m,3H)、5.27-5.
44(m,2H)、5.91-6.08(m,1H)。
より有極性のフラクシヨンから表題のペネム生成物15.8
mgを得た;tlc Rf0.25(酢酸エチル):1 H‐NMR(CDCl3)300MHz δ(ppm):0.08(s,6H)、0.8
8(s,9H)、1.25(d,3H,J=6.3,Hz)、2.6−2.9(m,4
H)、3.13(m,1H)、3.64(m,1H)、3.70及び3.72(2d
d,1H,J=1.5,4.7Hz)、3.84及び3.97(2dd,1H,J=8.4,1
4.2Hz)、4.24(m,1H)、4.70(m,2H)、5.24(dd,1H,J
=1.3,10.5Hz)、5.40(dd,1H,J=1.3,17.1Hz)、5.63
及び5.65(2d,1H,J=1.5Hz)、5.93(ddt,1H,J=5.6,1
0.5,17.1Hz)。
方法Bを他の溶媒中でくり返し行い、次の結果を得た: 方法C 製法3の表題生成物(0.533g、0.963ミリモル)を該製
法の方法によって製法4の表題生成物に転化した。重炭
酸塩抽出、乾燥及びストリッピング後、残った油0.508g
を乾燥CH3CN26mlに採り入れ、N2下で0℃に冷却し、DBU
(0.133ml、0.135g、0.888ミリモル)を加えた。40分
後、存在する混成の表題生成物を上記方法Bに従って回
収し、油として粗製の表題生成物0.48gを生じ、クロマ
トグラフイーにかけた後、精製された表題のジチアビシ
クロオクテノン0.218g及び精製されたペネム生成物49.3
mgを得た。
実施例2 5R,6S−6−[1R−1−(t−ブチルジメチルシリルオ
キシ)エチル]−2−(シス−1−オキソ−3−チオラ
ニルチオ)−2−ペネム−3−カルボン酸アリル 方法A 上記実施例1の表題のジチアビシクロオクテノン生成物
(54.5mg、0.101ミリモル)をCH3CN5.5mlに溶解し、N2
下にて0℃に冷却した。(C6H5)3P(27mg、0.101ミリモ
ル)を一回で加えた。5分後、反応混合物をストリッピ
ングして乾固させ、残渣をシリカゲル上で溶離剤として
酢酸エチルを用いて、クロマトグラフイーにかけ、油と
して表題の生成物の極性の小さな5−エピマー8.5mg及
び白色固体として所望のより有極性の表題生成物39.3mg
が得られ後者は実施例1の生成物と同一であった。
溶媒及び還元剤を変えて方法Aをくり返し行い、次の結
果が得られた: 方法B 製法4の表題生成物(0.368g、0.643ミリモル)を実施
例1の方法Bによって実施例1の混成の表題生成物に転
化した。乾燥した有機層をストリッピングした後、残っ
た油0.338gをCH3CN70mlに採り入れ、0℃に冷却した。P
(C3H5)3(0.175g、0.643ミルモル)を一回で加え、混合
物を10分間攪拌し、ストリッピングして第二の油(0.48
1g)が得られ、このものを本実施例の方法Aにおける如
くしてクロマトグラフイーにかけ、表題生成物の5−エ
ピマー11.2mg及び所望の表題生成物0.189gが得られ、こ
のものは実施例1の生成物と同一であった。
方法C 製法3の表題生成物(0.602g、1.09ミリモル)を製法4
の方法によって該製法の表題生成物に転化した。重炭酸
塩抽出し、乾燥し、そしてストリッピングした後、残っ
た油0.586gを乾燥CH3CN30mlに採り入れ、N2下にて0℃
に冷却し、実施例1の方法Bに従って、DBU0.153mlと反
応させた。0℃で40分後、P(C6H5)3(0.279g、1.02ミル
モル)を一回で加えた。5分後、反応混合物を水性NH4C
lで処理して反応を止め、実施例1の方法に従って酢酸
エチル抽出し、油として粗製の表題生成物を得た。この
ものを本実施例の方法Aに従ってクロマトグラフイーに
かけ、粗製の5−エピマー67mg及び精製された表題精製
物0.249gが得られ、このものは実施例1の生成物と同一
であった。
実施例3 6R,7S−3−(t−ブチルチオ)−7−[1R−(t−ブ
チルジメチルシリルオキシ)エチル]−1−アザ−4,5
−ジチアビシクロ[4.2.0]オクト−2−エン−8−オ
ン−2−カルボン酸アリル及び 5R,6S−6−[1R−(t−ブチルジメチルシリルオキ
シ)エチル]−2−(t−ブチルチオ)−2−ペネム−
3−カルボン酸アリル [それぞれ化合物(II)及び(I)、但し、Rはt−ブ
チルであり、そしてR1はMe2SitBuである] 製法7の表題生成物(26mg、0.049ミリモル)を乾燥THF
0.3mlに採り入れ、注射器を介して乾燥THF1.2ml中のNaH
(鉱油中の60重量%20mg、0.5ミリモル)の攪拌された
スラリに30℃で加えた。温度を40℃に上昇し、15分間攪
拌し、次に飽和NH4Cl 5mlで反応を止め、酢酸エチル10m
lで抽出した。有機抽出液をNs2SO4上で乾燥し、ストリ
ッピングし、残渣を溶離剤として5:1ヘキサン:酢酸エ
チルを用いてクロマトグラフイーにかけ、極性の小さい
ジチアビシクロオクテノン表題生成物8mg;tlc Rf0.5
(5:1ヘキサン:酢酸エチル);1 H‐NMR(CDCl3)δ(ppm):0.07(s,3H)、0.08(s,3
H)、0.87(s,9H)、1.26(d,J=6.3,3H)、1.40(s,9
H)、3.23(dd,J=3.7,2.8,1H)、4.33−4.43(m,1
H)、4.78(d,J=2.7;1H)、4.68−4.86(m,2H)、5.25
−5.42(m,2H)、5.91−6.07(m,1H);及びより有極性
の表題ペネム生成物11mgを得た; tlc Rf0.4(5:1ヘキサン:酢酸エチル);1 H‐NMR(CDCl3)δ(ppm):0.07(s,3H)、0.08(s,3
H)、0.88(s,9H)、1.25(d,J=6.3,3H)、1.52(s,9
H)、3.69(dd,J=4.5,1.5,1H)、4.20−4.27(m,1
H)、4.60−4.78(m,2H)、5.19−5.45(m,2H)、5.55
(d,J=1.4,1H)、5.86−5.99(m,1H)。
実施例4 5R,6S−6−[1R−(t−ブチルジメチルシリルオキ
シ)エチル]−2−(t−ブチルチオ)−2−ペネム−
3−カルボン酸アリル 方法A 製法7の表題生成物(0.205mg、0.390ミリモル)を乾燥
THF5.5mlに採り入れ、N2下で−78℃に冷却した。カリウ
ムt−ブチレート(THF中の1.0M溶液0.390ml)を滴下し
た。−78℃で35分後、反応を飽和NH4Cl 6mlで止め、ヘ
キサン25mlで希釈した。有機層を分離し、窒素気流下で
蒸発させて10mlにした。tlc(5:1ヘキサン:酢酸エチ
ル)は表題生成物(Rf0.4)及び実施例1のジチアビシ
クロオクテノン(Rf0.5)の1:1混合物であることを示し
た。ヘキサン中のこの混合物にN2下にて室温でトリメチ
ルホスフアイト(0.060ml)を加えた。18時間後、第二
の同量のトリメチルホスフアイトを加え、更に0.5時間
後、溶液をシリカゲル上で溶離剤として9:1ヘキサン酢
酸エチルを用いてクロマトグラフイーにかけ、実施例3
の生成物と同一の精製された表題生製物を得た。
方法B 実施例3の表題生成物(8mg、0.016ミリモル)をN2下で
ヘキサン0.164mlに採り入れた。トリイソプロピルホス
フアイト(0.008ml、0.032ミリモル)を注射器を介して
加えた。10分後、反応混合物をストリッピングした。残
渣は300MHz1H‐NMRにより、約2:1の比において表題生成
物及びその5−エピマーからなり、上記方法Aに従って
クロマトグラフイーにより分離可能であった。
方法C 実施例3の表題生成物ジチアビシクロオクテノン(13m
g、0.027ミリモル)をヘキサン0.5mlに採り入れ、P(C6H
5)3(10mg、0.04ミリモル)を加え、混合物を40℃に加
温した。0.5時間後、更にP(C6H5)3(12.5mg、0.05ミリ
モル)を加え、温度を15分間40℃に保存し、次に反応混
合物をストリッピングした。残渣は1H‐NMRによれば、
5:1の比において表題生成物及びその5−エピマーから
なっていた。
ヘキサンをCH3CNに換え、1H‐NMRにより2:3の比で表題
生成物及びその5−エピマーが得られ、一方、ヘキサン
をCH3OHに換え、1H‐NMRにより2:7の比で表題生成物及
びその5−エピマーが得られた。
実施例5 5R,6S−6−(1R−1−ヒドロキシエチル)−2−(シ
ス−1−オキソ−3−チオラニルチオ)−2−ペネム−
3−カルボン酸アリル 温度計及び2個の滴下ロートを備えた炎−乾燥した三つ
口フラスコにN2雰囲気下で実施例2の生成物(20g、0.0
397モル)及び乾燥テトラヒドロフラン65mlを入れた。
反応混合物を内部温度5℃に冷却し、内部温度を5℃に
保持しながら、氷酢酸23.8g(0.397ミリモル)を15分間
にわたって滴下した。内部温度を5℃に保持しながら、
テトラヒドロフラン中の臭化テトラブチルアンモニウム
(1M、119ml)を1時間にわたって滴下した。反応混合
物を徐々に室温に加温し、室温で更に17時間攪拌した。
反応混合物を氷冷したH2O 200mlに注ぎ、酢酸エチル3
×1000mlで抽出した。合液した有機抽出液を3×650ml
H2O、2×650ml飽和NaHCO3及び2×600ml塩水で洗浄
し、Na2SO4上で乾燥し、過し、真空下で濃縮乾固させ
た。残渣13.3gをシリカゲル上で、溶離剤として1:19 CH
3OH:酢酸エチルを用いてクロマトグラフイーにかけ
た。1 H‐NMR(CDCl3)300MHz:1.36(d,3H,J=6.2Hz)、2.46
及び2.51(2br d,1H)、2.6−2.9(m,4H)、3.14(m,1
H)、3.6−3.8(m,2H)、3.81及び3.93(2dd,1H,J=8,1
4Hz)、4.23(m,1H)、4.66(dd,1H,J=5.6,13Hz)、4.
77(dd,1H,J=5.6,13Hz)、5.25(d,1H,J=10.5Hz)、
5.41(d,1H,J=17.1Hz)、5.67及び5.70(2s,1H)、5.9
4(ddt,1H,J=5.6,10.5,17.1)。
IR(KBr)cm-1:3233、1767、1681、1495、1316、1201、
1124。
同様の方法によって、実施例4の生成物を5R,6S−6−
(1R−1−ヒドロキシエチル)−2−(t−ブチルチ
オ)−2−ペネム−3−カルボン酸アリルに転化した。
実施例6 R5,6S−6−(1R−1−ヒドロキシエチル)−2−(シ
ス−1−オキソ−3−チオラニルチオ)−2−ペネム−
3−カルボン酸ナトリウム アルゴン雰囲気下でアルミニウム箔で包んだ炎−乾燥し
たフラスコに、脱気したCH2Cl2 400ml中の上記実施例の
生成物(16.7g、43ミリモル)、トリフエニルホスフイ
ン(1.69g、6.5ミリモル)、2−エチルヘキサン酸ナト
リウム(酢酸エチル中の0.82M溶液60.1ml、49ミリモ
ル)及びテトラキス(トリフエニルホスフイン)パラジ
ウム(3.69g、3.2ミリモル)を入れた。反応混合物を室
温で70分間攪拌し、更にテトラキス(トリフエニルホス
フイン)ハラジウム350mgを加え、混合物を室温で更に2
5分間攪拌した。この反応混合物に脱気した酢酸エチル
(275ml)を6分間にわたって加えた。反応混合物を室
温で30分間攪拌し、過し、固体をしばらく風乾し、次
にアセトン180mlで30分間スラリにし、過し、そして
乾燥し、ヨーロッパ特許出願第130,025号の2頁、実施
例2のシス−1−オキソ−3−チオラニル異性体に対応
する2種のジアステレオ異性体の混合物として、生成物
約15.3g(97%)が黄色固体として得られた。
同様の方法によって、上記実施例のt−ブチルチオ生成
物を同様の収率で5R,6S−6−(1R−1−ヒドロキシエ
チル)−2−(t−ブチルチオ)−2−ペネム−3−カ
ルボン酸ナトリウムに転化した。
製法1 グリオキシル酸アリル−水和物 酒石酸ジアリル(23.9g、0.104モル)をエーテル500ml
に溶解し、N2下で攪拌しながら0℃に冷却した。過ヨウ
素酸(47.3g、0.298モル)を一回に加えた。0℃で2.5
時間後、固体をデカンテーシヨン及び過によって分離
した。液を飽和Na2SO2O3 3×250mlで洗浄し、更に生
じた固体を過によって除去した。この第二の液をNa
2SO4上で乾燥し、ストリッピングして油17.8gが得ら
れ、このものをエーテルと共に2回砕解し、2回過
し、エーテルから分離し、第二の油15.6gを得た。後者
をシリカゲル上で、tlcで監視しながら、溶離剤として
2:1ヘキサン:酢酸エチルを用いてフラッシュクロマト
グラフイーにかけ、やや極性の小さい不純物を含む最初
のフラクシヨンはすてた。油として精製された表題生製
物11.3gを回収した、tlc Rf0.25(2:1ヘキサン:酢酸エ
チル)。
製法2 3S,4R−3−[1R−1−(ジメチル−t−ブチルシリル
オキシ)エチル]−4−[シス−オキソ−3−チオラニ
ルチオ(チオカルボニル)チオ]−2−アゼチジノン 機械的攪拌機、滴下ロート及び低温用温度計を備えた炎
−乾燥した3つ口フラスコにN2雰囲気下でラセミ性シス
−3−(アセチルチオ)チオラン1−オキシド(4.26
g、23.9ミリモル)及びイソプロピルアルコール90mlを
入れた。反応混合物を内部温度−20℃に冷却し、ナトリ
ウムメチレート(1.18g、21.9ミリモル)を一回に加え
た。反応混合物を−20乃至−25℃で90分間攪拌し、次に
−10℃に加温した。反応混合物を−30℃に再冷却し、イ
ソプロピルアルコール30ml中の二硫化炭素(7.94g、104
ミリモル)を30分間にわたって滴下した。この反応混合
物を−25乃至−30℃で40分間攪拌した。イソプロピルア
ルコール54ml中の3R,4R−4−アセトキシ−3−[1R−
1−(ジメチル−t−ブチルシリルオキシ)エチル]−
2−アゼチジノン[6g、20.9mmol;Leanza等、Tetrahedr
on39、(1983)]の溶液を30分間にわたって滴下した。
反応混合物を−20℃で30分間攪拌し、次に0℃に加温
し、0〜1℃で90分間攪拌した。反応を飽和塩化アンモ
ニウム溶液150mlで止め、次に酢酸エチル200mlを加え
た。混合物を分液ロートに移し、塩水150mlを加えた。
有機層を分離し、水層を更に酢酸エチル200mlで抽出し
た。合液した酢酸エチル抽出液を塩水各200mlで2回洗
浄した。有機層を5℃に冷却し、MgSO4上で乾燥し、次
に過し、真空下で濃縮し、粘性油を得た。この油を塩
化メチレン各50mlと共に4回沸騰させ、高真空下でポン
プ吸引し、2種の表題のジアステレオ異性体からなる黄
色泡状物を得た。
上記の泡状物の試料をイソプロピルエーテルと共に2時
間攪拌して分析試料を製造した。黄色固体を過し、そ
して乾燥した、融点85〜89℃(分解)。
元素分析:C16H29O3NS4Siに対する 計算値:C、43.69;H、6.65;N、3.19% 実測値:C、43.41;H、6.38;N、3.06% IR(KBr)cm-11770。1 H‐NMR(CDCl3)δ(ppm):0.072(s,3H,CH3Si)、0.0
77(s,3H,CH3Si)、0.877(s,9H,t−ブチル)、1.21
(d,J=6.1Hz,3H,CH3)、2.74−3.24(m,6H,3CH2)、3.
78(m,1H,CHS)、4.29(dd,J=6.1,3.7Hz,1H,CH)、4.5
5(m,1H,CHO)、5.65(m,1H,CHS)、6.65(bs,1H,N
H)。
製法3 2R−及び2S−2−ヒドロキシ−2−[3R−,4R−4−
(シス−1−オキソ−3−チオラニルチオ(チオカルボ
ニル)チオ)−3−(1R−1−(t−ブチルジメチルシ
リルオキシ)エチル)−2−アゼチジノン−1−イル]
酢酸アリル 上記製法の表題生成物(2.65g、6.03ミリモル)をC6H6
47mlに溶解し、製法1の表題生成物(1.59g、12.06ミリ
モル)を加え、この混合物をN2下で還流させ、デイーン
−スターク(Dean-Stark)トラップを用いてH2Oをスト
リッピングした。18時間後、グリオキシレートの同量を
追加し、更に24時間還流を続けた。反応混合物を5mlに
濃縮し、シリカゲル上で溶離剤として酢酸エチルを用い
てフラッシュクロマトグラフイーにかけ、本表題の生成
物2.83gを得た;1 H‐NMR(CDCl3)δ(ppm):0.05,0.07及び0.08(3s,6
H)、0.87及び0.88(2s,9H)、1.22及び1.23(2d,J=6.
3及び6.2,3H)、2.72-3.01(m,4H)、3.14-3.22(m,1
H)、3.33-3.40(m,1H)、3.66-4.05(m,2H)、4.23-4.
32(m,1H)、4.55-4.77(m,3H)、5.28-5.41(m,2H)、
5.13-5.18及び5.52(m及びd,J=9.1,1H)、5.81-6.02
(m,1H)、6.17-6.19及び6.26-6.28(2m,1H)、ジアス
テレオマーの混合物と考えられる。
製法4 2R−及び2S−2−クロロ−2−[3S,4R−4−(シス−
1−オキソ−3−チオラニルチオ(チオカルボニル)チ
オ)−3−(1R−1−(t−ブチルジメチルシリルオキ
シ)エチル)−2−アゼチジノン−1−イル)]酢酸ア
リル 上記製法の生成物(2.83g、5.11ミリモル)をN2下でCH2
Cl2 50mlに溶解し、0℃に冷却した。トリエチルアミン
(1.78ml、1.29g、12.8ミリモル)を加え、次にCH3SO2C
l(P2O5、0.42ml、0.615g、5.4ミリモルから新らたに蒸
留したもの)を滴下した。0℃で1時間後、反応混合物
を飽和NaHCO3 2×50ml、H2O 1×50ml及び飽和塩水1×5
0mlで洗浄し、Na2SO4上で乾燥し、ストリッピングして
油が得られ、このものをシリカゲル上で、溶離剤として
4:1酢酸エチル:ヘキサンを用いて、フラッシュクロマ
トグラフイーにかけ、本表題の生成物1.73gを得た;1 H‐NMR(CDCl3)δ(ppm):0.06及び0.009(2s,6H)、
0.86及び0.89(2s,9H)、1.21-1.24(m,3H)、2.66-2.9
4(m,4H)、3.09-3.20(m,1H)、3.38-3.46(m,1H)、
3.70-3.83(m,1H)、4.24-4.36(m,1H)、4.53-4.75
(m,3H)、5.26-5.40(m,2H)、5.83-5.99(m,1H)、5.
91及び6.12(2bs,1H)、6.38及び6.51(2bs,1H)。
製法5 3S,4R−4−[t−ブチルチオ(チオカルボニル)チ
オ]−3−[1R−1−(t−ブチルジメチルシリルオキ
シ)エチル]−2−アゼチジノン 3R,4R−4−アセトキシ−3−[1R−1−(t−ブチル
ジメチルシリルオキシ)エチル]−2−アゼチジノン
(5g、0.0174モル)を無水エタノール150mlに溶解し、
0℃に冷却した。二硫化炭素(0.523ml、0.0087モ
ル)、次にエタノール50ml中のトリチオ炭酸ナトリウム
t−ブチル(3.28g、0.0174モル)を加えた。45分間攪
拌した後、反応混合物をストリッピングし、残渣を酢酸
エチル100mlに採り入れ、H2O 1×100ml及び塩水1×100
mlで洗浄し、乾燥し(Na2SO4)、ストリッピングしての
りのような固体を得た。このものを高真空下で乾燥し、
最少量のヘキサン中にて0℃でスラリにし、過し、最
初の表題生成物3.60gを得た。母液をストリッピング
し、最少量のヘキサンでスラリにし、同等に純粋な第二
の表題生成物0.49gを得た;tlc Rf0.6(1:2酢酸エチル:
ヘキサン);1 H‐NMR(CDCl3)δ(ppm):6.57(bs,1H)、5.58(d,J
=2.6,1H)、4.28(m,1H)、3.20(m,1H)、1.63(s,9
H)、1.20(d,J=6.3,3H)、0.88(s,9H)、0.07(s,6
H)。
製法6 2R−及び2S−2−ヒドロキシ−2−[3S,4R−4−(t
−ブチルチオ(チオカルボニル)チオ)−3−(1R−1
−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)エチル)−2−
アゼチジン−1−イル]酢酸アリル 製法3の方法を用いて、クロマトグラフイーにおいて溶
離剤として1:5酢酸エチル:ヘキサンを用いて、上記製
法の生成物(86.4mg、0.20ミリモル)を本表題の生成物
に転化した。極性の小さいジアステレオマー21.9mg;tlc
Rf0.5(1:2酢酸エチル:ヘキサン);1 H‐NMR(CDCl3)δ(ppm):6.14(d,J=3.0,1H)、5.8
9(m,1H)、5.49(bs,1H)、5.30(m,2H)、4.63(m,2
H)、4.26(m,1H)、3.34(dd,J=4.3,3.0,1H)、1.62
(s,9H)、1.19(d,J=6.0,3H)、0.85(s,9H)、0.05
(s,3H)、0.04(s,3H); 混成フラクシヨン17.6mg;及び より有極性のジアステレオマー57.1mg;tlc Rf0.45(1:2
酢酸エチル:ヘキサン);1 H‐NMR(CDCl3)δ(ppm):6.06(d,J=2.7,1H)、5.9
2(m,1H)、5.30(m,2H)、5.18(s,1H)、4.73(m,2
H)、4.23(m,1H)、3.29(m,1H)、1.61(s,9H)、1.2
1(d,J=6.1,3H)、0.85(s,9H)、0.05(s,3H)、0.03
(s,3H)が得られた。
製法7 1:1 2R−及び2S−2−クロロ−2−[3S,4R−4−(t
−ブチルチオ(チオカルボニル)チオ)−3−(1R−1
−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)エチル)2−ア
ゼチジノン−1−イル]酢酸アリル 上記の製法のジアステレオ異性体生成物から本表題生成
物の同様な混合物が得られた。上記の製法のより有極性
生成物(57.1mg、0.11ミリモル)及びトリエチルアミン
(0.062ml、0.45ミリモル)を0℃でテトラヒドフラン
(3ml)に溶解した。SOCl2(0.016ml、0.22ミリモル)
を注射器を介して加えた。45分後、反応混合物の反応を
等容量の飽和NaHCO3で止めた(注:ガス発生)。この混
合物をCH2Cl2 3×5mlで抽出し、有機層を合成し、Ns2SO
4で乾燥し、ストリッピングし、油として粗製の表題生
成物56.8mgを得た;1H‐NMRは1種のジアステロオマー
のいくぶん優勢を示した。同一方法によって、極性の小
さい異性体(21.9mg、0.043ミリモル)を同様な粗製の
生成物混合物24.3mgに転化した;1H‐NMRは他のジアス
テレオマーのいくぶん優勢を示した。この2種の粗製の
生成物を合わせ、シリカゲル上でクロマトグラフイーに
かけ、油として精製された表題の1:1生成物56.2mgを得
た;tlc Rf0.4(1:6酢酸エチル:ヘキサン);1 H‐NMR(CDCl3)δ(ppm)、1:1ジアステレオマーの生
成物混合物と考えられる:6.40及び6.30(2d,J=3.1及び
d,J=2.8,1H)、6.11及び5.89(2s,1H)、6.00-5.85
(m,1H)、5.42-5.27(m,2H)、4.72及び4.65(d,J=5.
9及びbd,J=6,2H)、4.32-4.23(m,1H)、3.42-3.36
(m,1H)、1.64(s,9H)、1.24及び1.22(d,J=6.2及び
d,J=6.2,3H)、0.88及び0.86(2s,9H)、0.08及び0.07
(2s,3H)、0.06及び0.05(2s,3H)。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式 式中、Rは(C1〜C5)アルキルまたは であり、そしてR1はヒドロキシ−保護基である、 の化合物を製造するにあたり、 (a)式 の化合物を反応に不活性な溶媒中で−80〜40℃において
    塩基で処理し、式(I)の化合物及び式 の化合物からなる混合物を生成させ;そして (b)該式(II)の化合物を同じ溶媒または第二の反応
    に不活性な溶媒中で−50〜40℃において試薬 (R2O)3Pまたは(R3)3P 式中、各R2は同一もしくは相異なるものであり、そして
    (C1〜C4)アルキルから選ばれ、各R3は同一もしくは相
    異なるものであり、そして(C1〜C4)アルキルまたはフ
    エニルから選ばれる、 で脱硫化し、式(I)の化合物をさらに生成させること
    を特徴とする上記式(I)の化合物の製造方法。
  2. 【請求項2】R1がt−ブチルジメチルシリルであり、そ
    してRがt−ブチルまたはシス である特許請求の範囲第1項記載の方法。
  3. 【請求項3】工程(a)における塩基が1,8−ジアザビ
    シクロ[5.4.0]ウンデク−7−エンである特許請求の
    範囲第2項記載の方法。
  4. 【請求項4】工程(a)における溶媒がアセトニトリル
    である特許請求の範囲第2項記載の方法。
  5. 【請求項5】工程(b)における試薬がトリフエニルホ
    スフインである特許請求の範囲第2項記載の方法。
  6. 【請求項6】Rがシス であり、工程(b)における溶媒がアセトニトリルであ
    り、そして工程(b)における試薬がトリフエニルホス
    フインである特許請求の範囲第3項記載の方法。
  7. 【請求項7】式 の化合物にメタンスルホニルクロライド及び第三アミン
    を作用させて式(I)の化合物を製造することからなる
    特許請求の範囲第1項記載の方法。
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