JPH0738470U - 制振装置 - Google Patents
制振装置Info
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- JPH0738470U JPH0738470U JP7306193U JP7306193U JPH0738470U JP H0738470 U JPH0738470 U JP H0738470U JP 7306193 U JP7306193 U JP 7306193U JP 7306193 U JP7306193 U JP 7306193U JP H0738470 U JPH0738470 U JP H0738470U
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Landscapes
- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ダンパーのシール抵抗による摩擦力を回避す
ることにより、制振装置を微小な揺れから作動させる。 【構成】 地震力や風圧を受けて建物8が揺れると重錘
20が振動を開始する。このとき、ダンパー30と同軸
に設けられた規制手段40がダンパー30の初期作動を
制止するので、制振装置10は小さな揺れから作動を開
始する。このようにして、重錘20の振動エネルギーは
ダンパー30によってその一部を吸収され、建物8の揺
れが減衰される。他方、この制振装置10は規制手段4
0の作用により、極微少レベルの揺れに対しては、ダン
パー30を無作動の状態に保つことができる。
ることにより、制振装置を微小な揺れから作動させる。 【構成】 地震力や風圧を受けて建物8が揺れると重錘
20が振動を開始する。このとき、ダンパー30と同軸
に設けられた規制手段40がダンパー30の初期作動を
制止するので、制振装置10は小さな揺れから作動を開
始する。このようにして、重錘20の振動エネルギーは
ダンパー30によってその一部を吸収され、建物8の揺
れが減衰される。他方、この制振装置10は規制手段4
0の作用により、極微少レベルの揺れに対しては、ダン
パー30を無作動の状態に保つことができる。
Description
【0001】
本考案はパッシブ型制振装置の構造に関するものである。
【0002】
建物の制振装置は、アクティブ型制振装置とパッシブ型制振装置に大別され、 後者のパッシブ型制振装置では、従来、振り子の原理を応用したTMD (Tuned Mass Dumper)が知られている。TMDは重錘、ばねおよびダンパー等を組み合わ せて構成され、従来のTMDの代表例を図3に示す。同図(a)は重錘20をロ ーラー22で支持するタイプであり、同図(b)は重錘20を吊り材24で吊っ て、振り子としたもである。(b)のタイプであっても、図示したようにばね材 26が追加される場合もある。
【0003】 上記TMDでは、制振装置内の重錘20が建物の固有周期とほぼ同じ周期で振 動するように、ばね材26のばね定数や吊り材24の吊り長さを設定し、建物が 風や地震で揺れようとしたときに、重錘20が建物の揺れに共振して大きく、し かも位相がずれて揺れることにより、建物の揺れを小さくするように作用するも のである。また、重錘20の両側面に設けたダンパー30により、重錘20の振 動エネルギーを吸収し、建物の揺れが小さくなったときに、重錘20の揺れで逆 に建物を揺らすことがないような工夫がなされている。
【0004】 従って、上記制振装置が作動するためには、建物が揺れて重錘20に慣性力が 作用することが必要であり、一方、この制振装置には、ローラー22の転動部、 吊り材24の回転軸受部、ダンパー30のシール材などの滑りを生ずる部分に摩 擦が存在し、それらの摩擦力を上回るだけの慣性力が重錘20に作用しなければ 、制振装置は作動しない。そこで、比較的小さな揺れから制振装置を作動させる ためには、これらの摩擦力を極力小さくすることが必要となる。
【0005】
本考案は重錘20に慣性力を初期段階において作用させるべく、上記摩擦力の うち、低減することが難しいダンパー30のシール抵抗による摩擦力を回避する ことにより、微小な揺れから作動可能な制振装置を提供することを目的とするも のである。
【0006】
本考案は、制振対象物の固有周期とほぼ同じ周期で振動する重錘と、該重錘の 振動エネルギーを減衰するためのダンパーを具えた制振装置において、前記ダン パーの初期作動を制止する規制手段を有することを特徴とするものである。
【0007】 前記規制手段は、前記ダンパーを構成するピストンロッドの先端に形成した該 ロッドより大径のロッドヘッドと、該ロッドヘッドを被包する把持部とを有し、 該把持部により前記ピストンロッドを所定範囲内において摺動自在に支持してな るものが好ましい。
【0008】 また、前記規制手段は、前記ダンパーを構成するピストンロッドと軸心を同じ くするスライドロッドと、該スライドロッドの先端に形成され大径化したロッド ヘッドを被包する把持部とを有し、該把持部により前記スライドロッドを所定範 囲内において摺動自在に支持してなるものが好ましい。
【0009】
地震力や風圧を受けて制振対象物が揺れると重錘が振動を開始する。このとき 、前記規制手段がダンパーの初期作動を制止するので、小さな揺れから制振装置 が作動する。特に、前記把持部により前記ピストンロッドまたはスライドロッド を摺動自在に支持する構成を採用すれば、その摺動抵抗はダンパーのシール抵抗 と比べて非常に小さいので、確実に作動することになる。而して、重錘の振動エ ネルギーはダンパーによってその一部を吸収され、制振対象物の揺れが減衰され る。
【0010】 他方、この制振装置は前記規制手段の作用により、極微少レベルの揺れに対し ては、ダンパーを無作動の状態に保つことができる。
【0011】
以下、本考案の好適な実施例を図面に基づいて説明する。 図1は制振装置10の概要図であり、同装置10は制振対象物である建物8の 屋上部などに設置される。この実施例では、制振装置10は、フレーム12を介 して建物8に取り付けられているが、フレーム12を介在させることなしに、建 物8の構成部材である梁や床スラブに支持させることもできる。また、制振装置 10は、地震力や風力を受けて揺れる建物8の最も揺れの大きい部分である屋上 や、最上階層内に設置することが望ましい。
【0012】 制振装置10は、比較的偏平なブロック状の重錘20を有し、重錘20はワイ ヤ、ロープ、チェーン、または棒状部材等からなる複数の吊り材24を介してフ レーム12の上部から吊り下げられている。重錘20の重量は、建物8の重量の 1%程度とすることが望ましく、建物8の重量が比較的大きいときには、複数台 の本装置10を方向を揃えて配置すればよい。
【0013】 重錘20の各側部と、これに対向する前記フレーム12の側部との間には、油 圧ダンパー30、30がそれぞれ配置され、この油圧ダンパー30、30は重錘 20の振動を減衰させる機能を担っている。従って、油圧ダンパー30に代えて 、または、油圧ダンパー30と共に、粘性ダンパー、空気ダンパーの他、油圧緩 衝器、ばね緩衝器などの減衰手段を使用してもよい。また、符号26、26は、 重錘20の周期を調節するために油圧ダンパー30と並列に配置されたコイルば ねである。
【0014】 図2は上記油圧ダンパー30の詳細図であり、同図(a)において左部は従来 の油圧ダンパーの機構と同様であり、シリンダー32、ピストン34、ピストン ロッド36等から構成される。
【0015】 図2の右部が本考案において付加された規制手段40であり、該規制手段40 は、ピストンロッド36より大径のロッドヘッド42と、ロッドヘッド42が収 容される円筒形状の把持部44とからなる。把持部44はロッドヘッド42を包 むような形で、これを保持し、把持部44の軸心は、ピストンロッド36の軸心 と一致している。
【0016】 把持部44のヘッド46(図2(a)において把持部44の左端部)の中央部 に穿設した通孔には、ピストンロッド36が挿通し、同通孔の内周面に設けたリ ニアブッシュ等のベアリング48により、ピストンロッド36は摺動自在に支持 されている。一方、把持部44のボトム50(図2(a)において把持部44の 右端部)はロッドヘッド42との当接面を形成し、重錘20の静止時(制振装置 の非作動時)におけるボトム50またはヘッド46の内壁面とロッドヘッド42 との間隙長さにより油圧ダンパー30の作動範囲を制御することができる。
【0017】 この実施例では、ロッドヘッド42側に一定の距離だけピストンロッド36を 自由に摺動させるスライド機構により規制手段40を構成したが、これに限らず 、油圧ダンパー30の初期作動範囲を規制する遊びまたはガタのようなものとし てもよい。
【0018】 なお、規制手段40は、図2(b)〜(d)に示すように、油圧ダンパー30 のピストンロッド側、シリンダー側のいずれに設けてもよい。また、その際には 、ピストンロッド36の代わりに、ピストンロッド36と軸心を同じくするスラ イドロッド52を設けて上記のようなスライド機構を構成してもよい。
【0019】 次に、この制振装置の作用を説明する。 重錘20の振動周期は建物8の固有振動周期と合致するように設定されている ので、地震力や風圧を受けて建物8が揺れると重錘20が振動を開始する。 このとき、本考案の制振装置10は、従来型のTMDに比較して建物の小さな 揺れから装置を作動させることができる。
【0020】 即ち、前記規制手段40を構成するベアリング48の摩擦は、油圧ダンパー3 0のシール抵抗と比べて非常に小さいので、油圧ダンパー30に軸方向の力が作 用すると、図2(a)においてシリンダー32と把持部44とが接近して、先ず ピストンロッド36がヘッド46の通孔を摺動しながら右進する。次いで、シリ ンダー32と把持部44とが更に接近して、ピストンロッド36のロッドヘッド 42と把持部44のボトム50が当接した時点で、油圧ダンパー30が作動を開 始する。このようにして、重錘20の振動エネルギー、即ち、建物8の振動エネ ルギーは油圧ダンパー30によってその一部を吸収され、建物8の揺れが緩和さ れる。
【0021】 他方、本考案の制振装置10は、比較的頻繁に作用するレベルの揺れに対して 、油圧ダンパー30を無作動の状態に保つことができる。前記したように油圧ダ ンパー30の役割は重錘20の振動エネルギーを吸収することであるが、極微小 な揺れであれば振動エネルギーも小さく、吊り材24の軸受部など、ダンパー以 外の摩擦力により十分吸収されてしまうから、微小な揺れの時に油圧ダンパー3 0が作動しなくても制振効果が確保される。 また、揺れが大きくなれば、前記したように油圧ダンパー30が作動し、重錘 20の慣性力も大きくなるので、シール抵抗力は相対的に小さくなり、装置の作 動上問題とならなくなる。
【0022】 なお、本考案は、前記図3(a)に示すような重錘20をローラー22、その 他、静圧軸受、磁気浮上装置等で支持することにより、平面上を水平に振動する タイプの制振装置にも適用することができる。
【0023】
本考案の制振装置は、装置内の摩擦力のうち、低減することが比較的困難なダ ンパー部のシール抵抗による摩擦力を回避することにより、微小な揺れから制振 装置を作動することができる。従って、地震時や強風時に建物に入る振動エネル ギーを確実に吸収して、建物の揺れを小さくすることができ、建物の居住性を一 層改善することができる。
【0024】 また、本考案の制振装置は、極微少レベルの揺れに対して、ダンパーを無作動 の状態に保つことができるので、ダンパーのシール材等の消耗が少なくなるとい う効果をも有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る制振装置の概要図である。
【図2】規制手段を有する油圧ダンパーの詳細図であ
る。
る。
【図3】(a)、(b)共、従来のTMDの代表例を示
す概要図である。
す概要図である。
10 制振装置 20 重錘 24 吊り材 26 ばね材(コイルばね) 30 油圧ダンパー 32 シリンダー 34 ピストン 36 ピストンロッド 40 規制手段 42 ロッドヘッド 44 把持部 48 ベアリング 52 スライドロッド
Claims (3)
- 【請求項1】 制振対象物の固有周期とほぼ同じ周期で
振動する重錘と、該重錘の振動エネルギーを減衰するた
めのダンパーを具えた制振装置において、前記ダンパー
の初期作動を制止する規制手段を有することを特徴とす
る制振装置。 - 【請求項2】 前記規制手段が前記ダンパーを構成する
ピストンロッドの先端に形成した該ロッドより大径のロ
ッドヘッドと、該ロッドヘッドを被包する把持部とを有
し、該把持部により前記ピストンロッドを所定範囲内に
おいて摺動自在に支持してなることを特徴とする請求項
1記載の制振装置。 - 【請求項3】 前記規制手段が、前記ダンパーを構成す
るピストンロッドと軸心を同じくするスライドロッド
と、該スライドロッドの先端に形成され大径化したロッ
ドヘッドを被包する把持部とを有し、該把持部により前
記スライドロッドを所定範囲内において摺動自在に支持
してなることを特徴とする請求項1記載の制振装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993073061U JP2592499Y2 (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | 制振装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993073061U JP2592499Y2 (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | 制振装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0738470U true JPH0738470U (ja) | 1995-07-14 |
| JP2592499Y2 JP2592499Y2 (ja) | 1999-03-24 |
Family
ID=13507468
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993073061U Expired - Fee Related JP2592499Y2 (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | 制振装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2592499Y2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014177999A (ja) * | 2013-03-15 | 2014-09-25 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 長周期制振装置 |
| CN108316506A (zh) * | 2018-04-04 | 2018-07-24 | 上海建顾减震科技有限公司 | 一种两层式磁悬浮万向型水平调谐质量阻尼器 |
| JP2021195976A (ja) * | 2020-06-11 | 2021-12-27 | 清水建設株式会社 | 動吸振装置 |
| CN116696978A (zh) * | 2023-07-12 | 2023-09-05 | 东南大学 | 一种基于磁流变阻尼器的漂浮式海上风机的减振装置及减振方法 |
| KR20240129717A (ko) * | 2023-02-21 | 2024-08-28 | (주)티이솔루션 | 진자형 제진장치 |
| JP2024119302A (ja) * | 2023-02-22 | 2024-09-03 | 株式会社ティイソリューション | 制振装置 |
-
1993
- 1993-12-21 JP JP1993073061U patent/JP2592499Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| CN116696978A (zh) * | 2023-07-12 | 2023-09-05 | 东南大学 | 一种基于磁流变阻尼器的漂浮式海上风机的减振装置及减振方法 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2592499Y2 (ja) | 1999-03-24 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19981222 |
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