JPH0738653U - クランプ - Google Patents

クランプ

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JPH0738653U
JPH0738653U JP7359293U JP7359293U JPH0738653U JP H0738653 U JPH0738653 U JP H0738653U JP 7359293 U JP7359293 U JP 7359293U JP 7359293 U JP7359293 U JP 7359293U JP H0738653 U JPH0738653 U JP H0738653U
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泰司 浅井
正人 大川
広一 塚本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 起立姿勢にした作動片を倒れ難くし、組み付
け作業を円滑に行うことができるようにする。 【構成】 操作片11の挟持部15と作動片21の嵌合
凸部24との摩擦により、操作片11と作動片21が相
対回動を規制された一体化状態にある。図に示す状態で
は、作動片21が操作片11に対して回動自由であると
きに比べ、全体の重心は軸部12に対してハウジング本
体2と反対側に離れ、且つ、低い位置にあり、更に、回
動には大きいトルクを要する。よって、作動片21は倒
れ難い。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、嵌合・離脱される2つの嵌合部材を嵌合状態に緊締保持するための クランプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車の濾過エレメントは、2つに分割されるハウジング本体とカバーとから なるハウジング内に収容され、車体に固定されるハウジング本体の開口にカバー を被せることによってハウジング内が密閉されるようになっている。
【0003】 ハウジング本体にカバーを被せた状態に保持するために、ハウジングの周方向 に適当間隔毎に配設した複数のクランプが用いられている。従来のクランプの一 例を図11に示す。このクランプ50は、ハウジング本体61が横方向に開口し てカバー62を横から被せるタイプのハウジング60に用いられるものである。 このクランプ50は、図の右側に位置するカバー62の外周に配置されたブラケ ット63の支持孔64に、金属線材からなる操作片51の基端に形成した軸部5 2を回動自由に嵌装すると共に、この操作片51の軸部52からずれた位置に軸 部52と平行に形成した連結部53に、弾性を有する金属板材からなる湾曲した 作動片55の基端に形成した筒部56を回動自由に嵌装した構造になる。
【0004】 かかるクランプ50によってハウジング本体61とカバー62とを嵌合する際 には、ハウジング本体61の開口にカバー62を被せて嵌合し、操作片51を図 11に示す位置から軸部52を中心に反時計方向即ち起立する方向へ回動させる と共に、作動片55の先端の屈曲した係止部57をハウジング本体61の外周に 設けた爪片65の外面に当接させ、この状態から操作片51を図の時計方向即ち 右側へ倒す方向に回動させる。これに伴い、作動片55の姿勢の変化を伴いつつ 操作片51の軸部52が図の左側即ちハウジング本体61側へ相対的に移動し、 作動片55の係止部57が爪片65に係止する。 この状態から更に操作片51を時計方向に回動させると、作動片55がその筒 部56と係止部57との距離を広げるように弾性変形を生じる。そして、この筒 部56と係止部57とを結ぶ直線が軸部52を越えると、操作片51には作動片 55の弾性復元力による時計方向の回動力が付与され、操作片51は、図11に 示すように筒部56がブラケット63に当接する状態に保持される。この状態に おいて作動片55の弾性復元力により操作片51の反時計方向即ち嵌合解除位置 側への回動が規制され、ハウジング本体61とカバー62が嵌合した状態に保持 されるのである。
【0005】 このようにして嵌合したハウジング本体61とカバー62とを離脱させる際に は、作動片55の弾性復元力に抗して操作片51を反時計方向に回動させると、 作動片55が姿勢を変化させながらハウジング本体61側へ移動し、これによっ て、作動片55の係止部57がハウジング本体61の爪片65から外れる。そし て、この作動片55を図の上方へ持ち上げ、そのままカバー62をハウジング本 体61から離間させればよい。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上記した従来のクランプ50においては、図示するようにハウジング本体61 に対してカバー62を水平方向に装脱させるタイプのハウジング60に用いた場 合には次のような問題があった。 カバー62をハウジング本体61に装着する際には、クランプ50を上述のよ うに回動操作するのに先立ち、カバー62の上面側に位置するクランプ50の操 作片51を図12に示すように嵌合動作位置で寝かせた姿勢にすると共に作動片 55を同図に鎖線で示すように起立して操作片51に係止させた状態にしておき 、その状態を保ったままでカバー62をハウジング本体61に被せる。
【0007】 ここで、カバー62をハウジング本体61に被せるときに、カバー62がその 上面側をハウジング本体61側に傾けるようになったり、カバー62がハウジン グ本体61へ接近させる間に揺れたりすると、起立している作動片55にこれを ハウジング本体側61側へ倒そうとする力が作用することとなる。 しかしながら、従来のクランプ50には、作動片55を起立姿勢に保持してお くための手段が設けられていなかったため、起立姿勢をとっていた作動片55が ハウジング本体61側に倒れて図12に実線で示すように寝た姿勢になる恐れが あった。もし、この状態のままカバー62をハウジング本体61に被せようとす ると、作動片55の先端の係止部57がカバー62とハウジング本体61との間 で挟まれてカバー62をハウジング本体61に嵌めることができなくなる。した がって、作動片55がハウジング本体61側へ倒れた場合には、作動片55を起 立姿勢に戻さなければならず、このために、カバー62とハウジング本体61へ の装着作業に余計な手間がかかるという問題があった。
【0008】 なお、これは、自動車の濾過エレメントを収容するハウジングに用いられるク ランプに限らず、嵌合・離脱される2つの嵌合部材を嵌合状態に保持するために 用いられる他のクランプにも同様に生じる問題であった。
【0009】 本考案は上記事情に鑑みてなされたものであって、2つの嵌合部材を嵌め合わ せる作業の際に起立姿勢にした作動片を倒れ難くすることができるようにしたク ランプを提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案のクランプは、上記課題を解決するための手段として、請求項1に記載 のように、嵌合・離脱される2つの嵌合部材の一方に操作片を回動自由に支持し 、その操作片の回動中心から偏心した位置に、他方の嵌合部材に係止される係止 部を有する作動片を回動自由に連結し、係止部を他方の嵌合部材に係止して操作 片を回動させることにより両嵌合部材を嵌合状態に保持すると共に、両嵌合部材 の嵌合時に作動片を起立姿勢にすることによりその作動片と他方の嵌合部材との 干渉を回避するようにしたクランプであって、操作片と作動片とをその相対的な 回動を規制した状態に保持する保持手段を設けた構成としたところに特徴を有す るものである。
【0011】 請求項2にかかるクランプは、上記請求項1にかかる考案において、保持手段 が、操作片に間隙を空けた挟持部を形成すると共に、作動片に挟持部間の間隙に 圧入される嵌合凸部を形成した構成になるところに特徴を有するものである。
【0012】 請求項3にかかるクランプは、上記請求項1にかかる考案において、保持手段 が、操作片の外縁に係合される係合突起を作動片に形成した構成になるところに 特徴を有するものである。
【0013】
【作用】
両嵌合部材を嵌合させる際には、作動片を起立姿勢にすると共に保持手段によ りその作動片と操作片とを相対的な回動を規制した状態に保持する。この状態で は、作動片が倒れるときに操作片も一緒に倒れることとなる。この相対的回動を 規制されて一体化した操作片と作動片が倒れるときに要するモーメントは単独で 起立している作動片が倒れるときに要するモーメントよりも大きい。また、相対 的回動を規制されて一体化した操作片と作動片の重心は、操作片の姿勢等を適宜 に設定することにより、単独で起立している作動片の重心よりも倒れ難いように 位置させることが可能である。
【0014】 請求項2にかかるクランプにおいては、挟持部と嵌合凸部との間の摩擦により 作動片が操作片に対する相対的回動を規制される。
【0015】 請求項3にかかるクランプにおいては、係合突起と操作片との係合により作動 片が操作片に対する相対的回動を規制される。
【0016】
【考案の効果】
上記作用によって説明したように、本考案は、作動片を保持手段によってその 操作片に対する相対的回動を規制することにより単独で起立している場合よりも 倒れ難くすることが可能であるから、2つの嵌合部材を嵌め合わせる作業を行う 際に作動片が倒れることに起因して両嵌合部材の嵌合いが妨げられるという事態 を生じ難くして作業効率の向上を図ることができる効果がある。
【0017】
【実施例】
<実施例1> 以下、本考案を具体化した実施例1を図1乃至図5を参照して説明する。 本実施例のクランプ10は、自動車の図示しない濾過エレメントを収容するた めのハウジング1を構成するハウジング本体(本考案の構成要素である嵌合部材 に相当する)2とカバー(本考案の構成要素である嵌合部材に相当する)3とを 嵌合状態に保持する手段として用いられるものである。このハウジング1には、 円筒形の濾過エレメントがその軸線を水平にした向きに収容されるようなってい る。ハウジング本体2は図示しない車体に固定されて横方向に円形に開口してお り、このハウジング本体2の開口部4に円形のカバー3を被せて両者2,3を嵌 合することによりハウジング1内が気密状態に密閉されるようになっている。
【0018】 ハウジング本体2の外周における周方向に適当間隔を空けた複数位置には、そ の開口部4側の端部を外側へ屈曲して引掛部6とした爪片5が固定されており、 この爪片5の引掛部6には、後述する作動片21の係止部23が係止されるよう になっている。一方、カバー3の外周における各爪片5と対応する複数位置には ブラケット7が固着されており、このブラケット7には後述する操作片11が支 持されるようになっている。ブラケット7には軸方向をカバー3の外周に対する 接線方向に向けた支持孔8が形成されている。この支持孔8には、金属線材を屈 曲してなる操作片11が、その基端に形成した一対の同軸の軸部12,12を嵌 入させることによって回動自由に支持されている。この操作片11の軸部12か らずれた位置には軸部12と平行をなす一対の同軸の連結部13,13が形成さ れている。また、操作片11の連結部13を挟んで軸部12とは反対側は摘み部 14となっている。 この操作片11の連結部13には、弾性を有する金属板材を湾曲させてなる作 動片21が、その一端の二股に分岐した延出部分を連結部13を囲むように回曲 させた筒部22,22を介して操作片11に対する相対回動を自由に連結されて いる。この作動片21の筒部22と反対側の他端には、作動片21と同じ側に湾 曲させることによって係止部23が形成されている。
【0019】 上記構成になる本実施例のクランプには、操作片11と作動片21をその相対 回動が規制された状態に保持するための手段が設けられている。以下、その構成 を説明する。 操作片11には、その連結部13と摘み部14との間に連結部13と直角方向 に延びる一対の挟持部15,15が形成されており、この両挟持部15,15の 間には所定間隔の間隙が空けられている。一方、作動片21には、その両筒部2 2,22の間に位置してその軸心と直角方向に延びる嵌合凸部24が形成されて いる。この嵌合凸部24の先端は幅が少し大きくなった抜止部25となっている と共に、嵌合凸部24の基端部分は幅がテーパ状に広がった回動規制部26とな っている。 嵌合凸部24は操作片11の両挟持部15,15の間に嵌入されており、この 嵌合凸部24が両挟持部15,15の間に嵌入された状態では、操作片11は両 挟持部15,15間が広がるように僅かに弾性変形を生じている。この操作片1 1の弾性復元力に基づく両挟持部15,15の挟圧力により、操作片11と作動 片21とはその相対的な回動姿勢に拘わらず常に一体化状態に保持されるように なっている。この一体化状態では、挟持部15と嵌合凸部24との間の摩擦抵抗 力に打ち勝つ回動力が作用することにより、操作片11と作動片21を相対的に 回動させることが可能となっている。
【0020】 なお、嵌合凸部24の挟持部15,15間からの抜けは嵌合凸部24の先端の 抜止部25によって阻止されている。また、作動片21の操作片11に対する相 対的回動の範囲は、嵌合凸部24の抜止部25及び回動規制部26の両挟持部1 5,15への係止によって規制されている。
【0021】 次に、本実施例の作用をハウジング1の上面に設けたクランプ10を例にとっ て説明する。 カバー3とハウジング本体2とが嵌合状態に保持されている図2に示す状態か らカバー3とハウジング本体2とを離脱させる際には、操作片11を図の反時計 方向即ち上方へ持ち上げる方向に回動させる。これに伴い、作動片21は、その 先端の係止部23を爪片5の引掛部6から外してその外面に摺接させながら全体 として姿勢を変えつつ図の左方向へ変位する。このときに、操作片11と作動片 21とは挟持部15と嵌合凸部24との間の摩擦力に抗して相対的に回動するこ ととなり、嵌合凸部24の回動規制部26が挟持部15に当接したところで相対 回動が阻止されて、最終的に図3に示すように作動片21の係止部23が爪片5 の屈曲部6から外れた状態となる。
【0022】 この後、操作片11を図の時計方向に回動させると、挟持部15と嵌合凸部2 4との間の摩擦力によって作動片21も一体となって回動し、図4に示すように 、作動片21の筒部22がカバー3のブラケット7に当接したところで回動が停 止する。
【0023】 この状態では、操作片11がハウジング本体2とは反対側へ倒れて軸部12に 対してほぼ水平方向に延出した姿勢をとっていると共に、作動片21がその重心 を筒部22に対してハウジング本体2とは反対側寄りに位置させた起立姿勢をと っている。この状態では、作動片21が起立姿勢となっている点では不安定であ るが、操作片11が横向きに延出しているため、操作片11と作動片21の一体 化物としての全体の重心の位置は、操作片に対して回動自由に起立する従来の作 動片と比べると、軸部12からハウジング本体2とは反対方向により離れ、且つ 、より低い位置にある。しかも、操作片11と作動片21との一体化物を回動さ せる場合には、単独で起立する従来の作動片を回動させる場合よりも大きいモー メントが必要である。したがって、作動片21にこれを倒そうとする力が作用し た場合に、操作片11に対する相対回転自由に単独で起立している作動片21に 比べると、操作片11と一体化している本実施例の作動片21は極めて倒れ難い 。
【0024】 そして、上述のように作動片21を爪片5から外して起立姿勢にした状態で、 カバー3をハウジング本体2から外して離脱させる。このときに、カバー3がそ の上部をハウジング本体2側へ倒すように傾いたり揺れたりすることによって作 動片21をハウジング本体2側へ倒そうとする力が作用しても、作動片21は簡 単に倒れてしまうということがない。従って、操作片11と作動片21の一体化 物は図4に示す姿勢に保持されたままとなる。 このため、作動片21が倒れてその先端の係止部23が爪片5の上面に当接す る結果カバー3がハウジング本体2から離間するときに係止部23が爪片5の引 掛部6に引っ掛かるという事態が回避され、カバー3をハウジング本体2から外 す作業を円滑に行うことができる。
【0025】 このようにしてカバー3をハウジング本体2から外して濾過エレメントの清掃 や交換等を行った後に、カバー3とハウジング本体2とを嵌合状態に保持する際 には、まず、操作片11と作動片21とを図4に示す状態にしたまで、カバー3 をハウジング本体2に被せる。このときに、上記のように操作片11と一体化し ている作動片21はカバー3が傾いたり揺れたりしても倒れ難くなっているため 、作動片21が倒れてその先端がカバー3とハウジング本体2の間に入り込むこ とによりカバー3とハウジング本体2との嵌合が妨げられるという事態が生じ難 く、カバー3をハウジング本体2に被せる作業を円滑に行うことができる。
【0026】 カバー3をハウジング本体2に被せた後は、操作片11を作動片21とともに 図4に示す姿勢から軸部12を中心に反時計方向へ回動させ、作動片21の先端 の係止部23をハウジング本体2の爪片5の外面に当接させた図3に示す状態と し、この状態から作動片21を手で押さえて係止部23が爪片5の外面から離れ ないようにしたままで、操作片11を、挟持ブラケットと嵌合凸部24との間の 摩擦力に抗して図の時計方向即ち右側へ倒す方向に回動させる。これに伴い、作 動片21は、操作片11に対して相対的に回動しつつ、姿勢を変化させると共に 係止部23を爪片5の外面に摺接させ、係止部23が爪片5の引掛部6に係止す る状態に至る。
【0027】 この状態から更に操作片11を時計方向に回動させると、作動片21がその筒 部22と係止部23との距離を広げるように弾性変形を生じる。この作動片21 の弾性復元力に抗して更に操作片11を回動させると、作動片21の筒部22と 係止部23とを結ぶ直線が軸部12を越えたところで、操作片11には作動片2 1の弾性復元力による時計方向の回動力が付与され、操作片11は、図2に示す ように作動片21の筒部22がブラケットに当接する位置に保持される。この状 態において作動片21の弾性復元力により操作片11の反時計方向の回動が規制 され、ハウジング本体2とカバー3が嵌合した状態に保持されるのである。
【0028】 上述の説明で明らかにしたように、本実施例のクランプには、作動片21を起 立姿勢に保持するための手段が設けられているため、ハウジング本体2に対して カバー3を装脱させる作業の際に作動片21が倒れることに起因して作業が妨げ られるのを防止し、作業効率の向上を図ることができる。
【0029】 <実施例2> 次に、本考案を具体化した実施例2を図6乃至図10を参照して説明する。 本実施例のクランプ30では、操作片31と作動片41とを相対回動を規制し た一体化状態に保持する手段を除く他の構成は上記実施例1と同様である。
【0030】 以下、操作片31と作動片41とを一体化状態に保持する手段について説明す る。 操作片31の連結部33と摘み部34との間は、小間隔を空けて連結部に対し て直角方向に延びる一対の係合部35,35となっている。一方、作動片41の 筒部42が形成されている二股の延出部43,43の互いに対応する内側の側縁 には、三角山形状に突出する係合突起44,44が形成されている。この両係合 突起44,44の先端同士の間の間隔は、操作片31の両係合部35,35の外 側縁同士の距離よりも小さく設定されている。また、作動片41の両延出部43 ,43の内側縁同士の間隔は操作片31の両係合部35,35の外側縁同士の距 離よりも広く設定されている。さらに、作動片41の両延出部43,43の基端 の間には、操作片31の係合部35に当接する回動規制部46が形成されている 。
【0031】 次に、本実施例の作用をハウジング1の上面に設けたクランプ30を例にとっ て説明する。 カバー3とハウジング本体2とが嵌合状態に保持されている図7に示す状態か ら操作片31を図の反時計方向に回動させると、操作片31と作動片41とが相 対回動するのに伴い、操作片31の両係合部35,35がその間隔を狭めると共 に作動片41の両延出部43,43がその間隔を広げるように弾性変形を生じつ つ、係合部35が作動片41の係合突起44を乗り越えて図8に示す状態に至る 。 この状態では、操作片31の係合部35と作動片41の延出部43とがほぼ重 なり合っており、操作片31の作動片41に対する図の時計方向への相対回動( 係合部35と延出部43の角度を広げる方向への相対回動))は係合突起44が 係合部35に係合することによって規制されていると共に、操作片31の作動片 41に対する図の反時計方向への相対回動は作動片41の回動規制部46が操作 片31の係合部35に当接することによって規制されている。これにより、操作 片31と作動片41とが一体化した状態となっている。
【0032】 かかる状態から操作片31を図の時計方向に回動させると、係合突起44の係 合部35への係合によって作動片41も一体となって回動し、図9に示す状態に 至る。 この状態では、実施例1と同様に、操作片31と作動片41の一体化物として の全体の重心の位置が、操作片に対して回動自由に起立する従来の作動片と比べ ると、軸部32からハウジング本体2とは反対方向により離れ、且つ、より低い 位置にあり、また、操作片31と作動片41との一体化物を回動させる場合には 、単独で起立する従来の作動片を回動させる場合よりも大きいモーメントが必要 である。したがって、作動片41にこれを倒そうとする力が作用しても、操作片 31と一体化している本実施例の作動片41は極めて倒れ難い。
【0033】 よって、カバー3をハウジング本体2から外すときやカバー3をハウジング本 体2に被せるときに、作動片41は簡単に倒れてしまうことがないため、作動片 41が倒れることに起因してカバー3をハウジング本体2に対して装脱する作業 が妨げられるのを回避し、作業効率の向上を図ることができる。
【0034】 また、カバー3とハウジング本体2を嵌合状態に保持する際には、図8に示す 状態においてある程度の力を掛けて係合突起44と係合部35との係合を外し、 操作片31を作動片41に対して図の時計方向に相対回動させて図7に示す状態 にすればよい。
【0035】 上述の説明で明らかにしたように、本実施例のクランプ30には、作動片41 を起立姿勢に保持するための手段が設けられているため、ハウジング本体2に対 するカバー3の装脱の作業の際に作動片が倒れることに起因して作業が妨げられ るのを防止し、作業効率の向上を図ることができる。
【0036】 なお、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、例えば次のように変形 して実施することも可能である。 (イ)上記実施例においては、クランプをカバー側に支持する場合について説明 したが、本考案は、クランプをハウジング本体に支持する場合にも適用すること ができる。 (ロ)上記実施例においては、自動車の濾過エレメントを収容するハウジングに 用いられるクランプに適用した場合について説明したが、本考案は、濾過エレメ ント用のハウジングに限らず、嵌合・離脱される2つの嵌合部材を嵌合状態に保 持するために用いられる他のクランプにも適用することができるものである。 (ハ)上記実施例においては横置きタイプの濾過エレメントについて使用するク ランプを示したが、濾過エレメント自体の取付け姿勢については限定されるべき ものでなく、当然ながら斜め置きタイプのものに適用することもできる。
【0037】 その他、本考案は上記し且つ図面に示す実施例に限定されるものではなく、要 旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の斜視図
【図2】実施例1の嵌合状態をあらわす側面図
【図3】実施例1の嵌合・離脱動作の途中の状態をあら
わす側面図
【図4】実施例1の嵌合解除状態をあらわす側断面図
【図5】図4のA方向矢視図
【図6】実施例2の斜視図
【図7】実施例2の嵌合状態をあらわす側面図
【図8】実施例2の嵌合・離脱動作の途中の状態をあら
わす側面図
【図9】実施例2の嵌合解除状態をあらわす側面図
【図10】図9のB方向矢視図
【図11】従来例の嵌合状態をあらわす側面図
【図12】従来例の嵌合解除状態をあらわす側面図
【符号の説明】
2…ハウジング本体(嵌合部材) 3…カバー(嵌合部材) 10…クランプ 11…操作片 15…挟持部 21…作動片 23…係止部 24…嵌合凸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 塚本 広一 埼玉県川越市下赤坂591 株式会社土屋製 作所内

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 嵌合・離脱される2つの嵌合部材の一方
    に操作片を回動自由に支持し、その操作片の回動中心か
    ら偏心した位置に、他方の前記嵌合部材に係止される係
    止部を有する作動片を回動自由に連結し、前記係止部を
    前記他方の嵌合部材に係止して前記操作片を回動させる
    ことにより前記両嵌合部材を嵌合状態に保持すると共
    に、前記両嵌合部材を嵌合させる際に前記作動片を起立
    姿勢に仮保持しておくことによりその作動片と前記他方
    の嵌合部材との干渉を回避するようにしたクランプであ
    って、 前記操作片と前記作動片とをその相対的な回動を規制し
    た状態に保持する保持手段を設けたことを特徴とするク
    ランプ。
  2. 【請求項2】 保持手段が、操作片に拡開変形可能な挟
    持部を形成すると共に、作動片に前記挟持部間の間隙に
    圧入されて作動片全体を起立姿勢に仮保持する嵌合凸部
    を形成した構成であることを特徴とする請求項1に記載
    のクランプ。
  3. 【請求項3】 保持手段が、作動片に係合突起を形成
    し、この係合突起は操作片に係合することで作動片全体
    を起立姿勢に保持する構成であることを特徴とする請求
    項1に記載のクランプ。
JP1993073592U 1993-12-21 1993-12-21 クランプ Expired - Lifetime JP2603712Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100435969B1 (ko) * 2002-06-17 2004-06-12 현대자동차주식회사 클램프의 결합 강도 향상장치
JP2013034750A (ja) * 2011-08-10 2013-02-21 Panasonic Corp 集塵装置およびこれを備えた電気掃除機

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