JPH0739169B2 - 耐薬品性チューブとその製造法 - Google Patents

耐薬品性チューブとその製造法

Info

Publication number
JPH0739169B2
JPH0739169B2 JP3280541A JP28054191A JPH0739169B2 JP H0739169 B2 JPH0739169 B2 JP H0739169B2 JP 3280541 A JP3280541 A JP 3280541A JP 28054191 A JP28054191 A JP 28054191A JP H0739169 B2 JPH0739169 B2 JP H0739169B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
layer
vinyl ether
chemical resistant
perfluoroalkyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3280541A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0592531A (ja
Inventor
正文 福本
Original Assignee
日進ケミカル工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日進ケミカル工業株式会社 filed Critical 日進ケミカル工業株式会社
Priority to JP3280541A priority Critical patent/JPH0739169B2/ja
Publication of JPH0592531A publication Critical patent/JPH0592531A/ja
Publication of JPH0739169B2 publication Critical patent/JPH0739169B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、化学、塗料、インキ、
工業薬品、医薬品、半導体等の種々の工業分野における
製造ラインに使用される配管、配管の内外装材、シャフ
トの外装材等に利用されるフッ素系樹脂からなる耐薬品
性チューブとその製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にフッ素系樹脂は耐薬品性、耐熱
性、非粘着性、電気的特性等に優れることか知られてお
り、中でもポリテトラフルオロエチレン(以下、PTF
Eと略称する)は上記諸特性に特に優れる点から各種工
業分野で広く使用されている。しかるに、PTFEを液
体や気体を通す配管や配管内装材等とする耐薬品性チュ
ーブに用いると、PTFEが高い絶縁性を有することか
らチューブ自体ならびに接触流体に帯電を生じ易く、有
機溶剤や可燃性ガス等を取り扱う場合に放電による引火
・爆発の危険性がある。
【0003】そこで、従来では、PTFEを用いたチュ
ーブとして、チューブ内面にカーボンブラックの如き炭
素粉末を混入した導電性の内層を設け、帯電防止を図っ
たものが登場している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、PTF
Eを用いたチューブは、通常の溶融押出成形では製造で
きず、所謂ペースト押出により、PTFE粉末と油剤の
混合ペーストの予備成形物を融点以下の温度で成形機よ
り押し出し、油剤を蒸発させたのち、PTFEの融点以
上の温度に加熱する方法を採用するため、バッジ生産と
なって製造効率が悪い上、成形型によって定まった長さ
となるから、長尺物が得られず、また実際の使用長さを
越える分が不利用の短材となり、材料ロスが大きく非常
に不経済であった。
【0005】一方、前記のように内層側を炭素粉末を含
む導電層としたチューブでは、配管として内部に流体を
通す場合、微量の炭素粉末が離脱して流体中に混入する
恐れがあるため、例えば半導体等の電子部品製造工程に
利用する各種流体のように不純物の混入を極度に嫌うも
のには使用できず、また塔槽やタンクの内部に配置する
配管やシャフト類等で流体に接触する外面側の帯電防止
が重要となる器材には不適当である。
【0006】本発明は、上述の事情に鑑みて、フッ素系
樹脂を用いた耐薬品性チューブとして、PTFE製のも
のに匹敵する特性を備えて且つ帯電防止効果に優れ、連
続的手段で長尺物の製造が可能であり、しかも内部に通
す流体が不純物の混入を極度に嫌う場合にも使用でき、
また塔槽やタンクの内部に配置する配管やシャフト類等
の外面側の帯電防止に適用し得るものを提供することを
目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の耐薬品性チューブは、四フッ化エチレンと
パーフルオロアルキルビニルエーテルの共重合樹脂から
なる内層と、四フッ化エチレンとパーフルオロアルキル
ビニルエーテルの共重合樹脂に対して1〜10重量%の
炭素粉末が混入された外層とからなり、且つ外層の厚み
が内層の厚みの5〜20%である構成を採用したもので
ある。
【0008】また本発明の耐薬品性チューブの製造法
は、四フッ化エチレンとパーフルオロアルキルビニルエ
ーテルの共重合樹脂の溶融物を内側、炭素粉末を混入し
た四フッ化エチレンとパーフルオロアルキルビニルエー
テルの共重合樹脂の溶融物を外側とする二層管状押出成
形により、請求項1記載の内外層からなるチューブを連
続的に製造することを特徴とするものである。
【0009】
【作用】本発明の耐薬品性チューブに用いる四フッ化エ
チレンとパーフルオロアルキルビニルエーテルの共重合
樹脂(以下、PFAと略称する)は、耐薬品性、耐熱
性、非粘着性、電気的特性等の諸特性においてPTFE
に匹敵する性能を備えた熱可塑性のフッ素系樹脂であ
り、溶融状態で高い流動性を有することから、押出成形
によって容易にチューブ形態に成形できる。従って、得
られるチューブの長さには全く制約がなく、連続押出に
よって長尺物とすることができる。
【0010】しかして本発明においては、同軸押出成形
により、PFAの内層と該PFAに炭素粉末を混入した
外層とからなる二重構造のチューブとする。この二重構
造のチューブは、PFAに由来する優れた耐薬品性、耐
熱性、非粘着性、電気的及び機械的特性を具備すると共
に、炭素粉末を含む外層の導電性に基づく高い帯電防止
作用を示す。この外層の炭素粉末の含有量は、1〜10
重量%の範囲であり、過多では層自体の強度及び押出特
性の低下を招くと共にコスト高となり、逆に過少では充
分な帯電防止作用を発揮できない。
【0011】このようなチューブは、外面側の帯電防止
が重要となる器材、例えば反応,混合,貯留等に使用さ
れる塔槽やタンクの内部に流体と接触状態で配置される
配管、その外装材、攪拌機等のシャフト類の外装材とし
て好適に利用できる。
【0012】また、このチューブは、外層側が導電層と
なっているにも関わらず、内側に流体を通す配管やその
内装材としても利用できる。すなわち、フッ素系樹脂は
非常に高い絶縁性を有するものとして知られているが、
実際には紫外線の影響等でその内部で電荷移動を生じ易
くなるという報告があり、このPFA製のチューブでも
同様の現象により内層の帯電が導電性の外層を通して除
去されることが確認されている。従って、このチューブ
を、内部に例えば半導体等の電子部品製造工程に利用す
る各種流体のような不純物の混入を極度に嫌うものを流
通させる配管やその内装材として利用すれば、不純物混
入の恐れがない形で帯電防止が可能となる。
【0013】なお、単に帯電防止の目的ではチューブ全
体をPFAに炭素粉末が混入された単層とすることも考
えられるが、このような単層構造では、高価な炭素粉末
の使用量が非常に多くなって不経済である上、チューブ
全体としての強度等の機械的特性が低下することにな
る。しかして、本発明においては、上記の経済性と強度
等の機械的特性を充分に確保し、同時に充分な帯電防止
性能を具備させる上で外層の厚みを内層の5〜20%に
設定する。
【0014】
【実施例】図1及び図2は本発明の耐薬品性チューブの
第一実施例を示している。このチューブ1は、PFAか
らなる内層2と、PFAに1〜10重量%の炭素粉末を
含有させた外層3とから構成されている。そして、外層
3の厚みは内層2の5〜20%であり、例えばチューブ
外径が20〜50mm程度の場合、内層2は1〜2mm
程度、外層3は0.1〜0.2mm程度の厚みに設定さ
れる。
【0015】このようなチューブ1を製造するには、従
来より多層構造の各種合成樹脂成形物の製造に使用され
ている一般的な多層(本件では二層)押出成形機を利用
し、内層2用のPFAと外層3用の炭素粉末ーPFA混
合物をそれぞれ溶融し、二層管状押出金型により前者が
内側に後者が外側になるように同芯状に合流させて連続
的に押出成形すればよい。
【0016】なお、PFAの市販品としては、米国イー
・アイ・デュポン社製の商品名テフロンPFAがある。
また、炭素粉末としては、合成樹脂に対する帯電防止用
配合剤として知られる各種のカーボンブラックをいずれ
も使用可能であるが、特にケッチェンブラック等の繊維
質粉末からなるものが好適である。
【0017】図3は本発明の耐薬品性チューブの第二実
施例を示している。このチューブ4は、前期第一実施例
と同様にPFAからなる内層2とPFAに炭素粉末を含
有させた外層3とから構成されているが、外形を凹凸螺
旋5により蛇腹状として曲げ性を持たせた所謂フレキシ
ブルタイプである。
【0018】このような蛇腹状の外形とするには、第一
実施例のような平滑周面のチューブ1を二次加工により
加熱軟化させて型押ししてもよいが、押出成形時の未硬
化状態で直接に凹凸螺旋5を施すことが可能である。こ
れに対し、PTFEでは蛇腹状の外形を有するチューブ
とするのに上記二次加工が必須となる。
【0019】なお、本発明の耐薬品性チューブにおいて
は、内層2及び外層3に必要に応じて着色剤や充填剤等
の各種添加剤を配合することが可能である。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、フッ素系樹脂からなる
耐薬品性チューブとして、耐薬品性、耐熱性、非粘着
性、電気的特性等の諸特性においてポリテトラフルオロ
エチレン製のものに匹敵する性能を備えると共に帯電防
止効果に優れ、ポリテトラフルオロエチレン製のもので
は採用不能な連続成形手段で長尺物を容易に製造でき、
しかも内部に通す流体が不純物の混入を極度に嫌う場合
にも使用でき、また塔槽やタンクの内部に配置する配管
やシャフト類等の外面側の帯電防止に適用し得るものを
安価に提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る第一実施例の耐薬品性チューブ
の一部切欠側面図。
【図2】 同チューブの横断面図。
【図3】 同第二実施例の耐薬品性チューブの一部切欠
側面図。
【符号の説明】
1 チューブ 2 内層 3 外層 4 チューブ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 27/18 D 8413−4F // B29K 27:12 B29L 9:00 22:00

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 四フッ化エチレンとパーフルオロアルキ
    ルビニルエーテルの共重合樹脂からなる内層と、四フッ
    化エチレンとパーフルオロアルキルビニルエーテルの共
    重合樹脂に対して1〜10重量%の炭素粉末が混入され
    た外層とからなり、且つ外層の厚みが内層の厚みの5〜
    20%である耐薬品性チューブ。
  2. 【請求項2】 四フッ化エチレンとパーフルオロアルキ
    ルビニルエーテルの共重合樹脂の溶融物を内側、炭素粉
    末を混入した四フッ化エチレンとパーフルオロアルキル
    ビニルエーテルの共重合樹脂の溶融物を外側とする二層
    管状押出成形により、請求項1記載の内外層からなるチ
    ューブを連続的に製造することを特徴とする耐薬品性チ
    ューブの製造法。
JP3280541A 1991-09-30 1991-09-30 耐薬品性チューブとその製造法 Expired - Lifetime JPH0739169B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3280541A JPH0739169B2 (ja) 1991-09-30 1991-09-30 耐薬品性チューブとその製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3280541A JPH0739169B2 (ja) 1991-09-30 1991-09-30 耐薬品性チューブとその製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0592531A JPH0592531A (ja) 1993-04-16
JPH0739169B2 true JPH0739169B2 (ja) 1995-05-01

Family

ID=17626512

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3280541A Expired - Lifetime JPH0739169B2 (ja) 1991-09-30 1991-09-30 耐薬品性チューブとその製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0739169B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002174374A (ja) * 2000-12-05 2002-06-21 Tokyo Gas Co Ltd 耐雷管
CN119768634A (zh) 2022-09-29 2025-04-04 日星电气株式会社 抗静电管

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5951421A (ja) * 1983-08-11 1984-03-24 富士通株式会社 リ−ドスイツチの製造方法
JPS62154832U (ja) * 1986-03-20 1987-10-01
JPS6375327U (ja) * 1986-11-05 1988-05-19
JPH0313670U (ja) * 1989-06-23 1991-02-12

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0592531A (ja) 1993-04-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6039084A (en) Expanded fluoropolymer tubular structure, hose assembly and method for making same
US3913625A (en) Poly-polymer plastic material and device made therefrom
US6263920B1 (en) Multi-layer assembly for fluid and vapor handling and containment systems
US20060099368A1 (en) Fuel hose with a fluoropolymer inner layer
US6209587B1 (en) Multi-layer assembly for fluid and vapor handling and containment systems
JP3936556B2 (ja) 可燃性流体用帯電防止フッ素樹脂チューブ
CN109882664B (zh) 钢带增强螺旋波纹管及其生产工艺
EP1024320A1 (en) Hose assembly and method for making same
US7449080B2 (en) Corrugated hose assembly
CN105408422B (zh) 热塑性树脂组合物和成型品
CN104842568A (zh) 导电高分子材料的制备方法
US6192942B1 (en) Multi-layer tubing assembly for fluid and vapor handling systems
KR101790707B1 (ko) 전도성 마스터 배치 및 그 제조방법과 이를 이용한 전도성 필름 제조방법
JPH05470A (ja) 耐薬品性チユーブとその製造法
JPH0592531A (ja) 耐薬品性チユーブとその製造法
CN100587304C (zh) 多层管
CN113429712A (zh) 一种用于汽车燃油管路系统的低电阻率氟橡胶及其制备方法
KR100330200B1 (ko) 전기 전도성 복합수지 및 이를 이용한 시트의 제조방법
JPH0724898A (ja) 帯電防止用樹脂チューブとその製造方法
CN115264185A (zh) 一种导电阻燃封口环、复合金属骨架管及其加工工艺
JPH04314539A (ja) 2層チューブ
CN117377723A (zh) 树脂组合物、其制造方法和成形体
JP3112335B2 (ja) チュ−ブ状複合フィルム
JP3432103B2 (ja) 導電性チューブ、該導電性チューブの製造方法及び該導電性チューブを有する帯電ローラ
JPH07173325A (ja) 帯電防止樹脂組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19980929