JPH0739520B2 - 着色した熱可塑性樹脂組成物及びその製造方法 - Google Patents
着色した熱可塑性樹脂組成物及びその製造方法Info
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- JPH0739520B2 JPH0739520B2 JP23898188A JP23898188A JPH0739520B2 JP H0739520 B2 JPH0739520 B2 JP H0739520B2 JP 23898188 A JP23898188 A JP 23898188A JP 23898188 A JP23898188 A JP 23898188A JP H0739520 B2 JPH0739520 B2 JP H0739520B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、便座等の衛生機器、電話機、家電製品のハウ
ジング等の各種成形品の製造用材料として有用な着色し
たスチレン系樹脂の組成物及びその製造方法に関する。
ジング等の各種成形品の製造用材料として有用な着色し
たスチレン系樹脂の組成物及びその製造方法に関する。
(従来の技術) ABS樹脂に代表されるゴム含有スチレン系樹脂は機械的
性質の均衡に優れているので、各種製品の成形材料とし
て広く使用されているが、その場合特に色外観が重要視
されることが多い。
性質の均衡に優れているので、各種製品の成形材料とし
て広く使用されているが、その場合特に色外観が重要視
されることが多い。
そして、ABS樹脂を製造する場合、加工性や流動性を向
上させるため滑剤のアルキレン−ビス−脂肪酸アミドを
樹脂中に添加することが多い。
上させるため滑剤のアルキレン−ビス−脂肪酸アミドを
樹脂中に添加することが多い。
このようなアルキレン−ビス−脂肪酸アミドを含有する
ABS樹脂を着色する場合、通常酸化チタンをベースとし
た各種染、顔料着色剤が用いられ、この際酸化チタン等
染、顔料を樹脂中に均一に分散させるために脂肪酸金属
塩等の分散剤が使用される。
ABS樹脂を着色する場合、通常酸化チタンをベースとし
た各種染、顔料着色剤が用いられ、この際酸化チタン等
染、顔料を樹脂中に均一に分散させるために脂肪酸金属
塩等の分散剤が使用される。
ところが、着色剤として酸化チタンを含有し、そして脂
肪酸金属塩等の分散剤を含有する着色ABS樹脂を射出成
形機にて成形すると、なぜか成形品に黒いすじが発生す
る場合がしばしばある。この外観不良現象を黒条と称し
ている。
肪酸金属塩等の分散剤を含有する着色ABS樹脂を射出成
形機にて成形すると、なぜか成形品に黒いすじが発生す
る場合がしばしばある。この外観不良現象を黒条と称し
ている。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、ABS樹脂に代表されるスチレン系樹脂の着色
した成形品に観察される黒条発生の不良現象を解決する
ことを目的としている。
した成形品に観察される黒条発生の不良現象を解決する
ことを目的としている。
(課題を解決するための手段) 本発明は、 (1) アルキレン−ビス−脂肪酸アミドを含有するス
チレン系樹脂を、酸化アルミニウム及び酸化ケイ素で表
面処理された酸化チタンを必須成分とする着色剤で着色
した樹脂組成物において、着色剤の分散剤としてアルキ
レン−ビス−脂肪酸アミドを上記スチレン系樹脂100重
量部に対し0.1〜2重量部及び/又は脂肪酸マグネシウ
ムを上記スチレン系樹脂100重量部に対し0.1〜2重量部
使用して着色したことを特徴とした着色樹脂組成物。
チレン系樹脂を、酸化アルミニウム及び酸化ケイ素で表
面処理された酸化チタンを必須成分とする着色剤で着色
した樹脂組成物において、着色剤の分散剤としてアルキ
レン−ビス−脂肪酸アミドを上記スチレン系樹脂100重
量部に対し0.1〜2重量部及び/又は脂肪酸マグネシウ
ムを上記スチレン系樹脂100重量部に対し0.1〜2重量部
使用して着色したことを特徴とした着色樹脂組成物。
(2) アルキレン−ビス−脂肪酸アミドを含有するス
チレン系樹脂に、酸化アルミニウム及び酸化ケイ素で表
面処理された酸化チタンを必須成分とする着色剤と、上
記スチレン系樹脂100重量部に対し0.1〜2重量部のアル
キレン−ビス−脂肪酸アミド及び/又は上記スチレン系
樹脂100重量部に対し0.1〜2重量部の脂肪酸マグネシユ
ムを添加することを特徴とする着色した樹脂組成物の製
造方法 に関するものである。
チレン系樹脂に、酸化アルミニウム及び酸化ケイ素で表
面処理された酸化チタンを必須成分とする着色剤と、上
記スチレン系樹脂100重量部に対し0.1〜2重量部のアル
キレン−ビス−脂肪酸アミド及び/又は上記スチレン系
樹脂100重量部に対し0.1〜2重量部の脂肪酸マグネシユ
ムを添加することを特徴とする着色した樹脂組成物の製
造方法 に関するものである。
本発明に用いるスチレン系樹脂は特に制限はなく、具体
例を示すなら、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレ
ン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン−α−メチ
ル−スチレン共重合体、ポリスチレン、アクリロニトリ
ル−スチレン共重合体、及びこれらのブレンド物等があ
げられる。
例を示すなら、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレ
ン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン−α−メチ
ル−スチレン共重合体、ポリスチレン、アクリロニトリ
ル−スチレン共重合体、及びこれらのブレンド物等があ
げられる。
又、本発明に用いる酸化チタンの粒径には制限はなく、
普通粒子(0.2〜0.3μm)から微粒子(0.01〜0.02μ
m)まであらゆる大きさのものを使用できる。通常用い
る酸化チタンの表面処理剤量は、酸化チタン100重量部
に対し酸化アルミニウム0.1〜7重量部、酸化ケイ素0.1
〜7重量部である。
普通粒子(0.2〜0.3μm)から微粒子(0.01〜0.02μ
m)まであらゆる大きさのものを使用できる。通常用い
る酸化チタンの表面処理剤量は、酸化チタン100重量部
に対し酸化アルミニウム0.1〜7重量部、酸化ケイ素0.1
〜7重量部である。
このような酸化チタンをスチレン系樹脂に添加する際に
は分散剤を使用するが、使用する分散剤はアルキレン−
ビス−脂肪酸アミド及び/又は脂肪酸マグネシウムであ
れば特に問題はなく、具体例を示すなら、前者はメチレ
ン−ビス−ステアリルアミド、エチレン−ビス−ステア
リルアミド等が使用され、かつこれらは樹脂の滑剤とし
ても作用する。後者はステアリン酸マグネシウム、ラウ
リン酸マグネシウム、リシノール酸マグネシウム、2−
エチル−ヘキソイン酸マグネシウム等が使用される。
又、必要に応じて、酸化チタン以外の着色剤、耐候
(光)剤、酸化防止剤、可塑剤、湿潤剤、分散樹脂等の
添加物を加えることもできる。
は分散剤を使用するが、使用する分散剤はアルキレン−
ビス−脂肪酸アミド及び/又は脂肪酸マグネシウムであ
れば特に問題はなく、具体例を示すなら、前者はメチレ
ン−ビス−ステアリルアミド、エチレン−ビス−ステア
リルアミド等が使用され、かつこれらは樹脂の滑剤とし
ても作用する。後者はステアリン酸マグネシウム、ラウ
リン酸マグネシウム、リシノール酸マグネシウム、2−
エチル−ヘキソイン酸マグネシウム等が使用される。
又、必要に応じて、酸化チタン以外の着色剤、耐候
(光)剤、酸化防止剤、可塑剤、湿潤剤、分散樹脂等の
添加物を加えることもできる。
例えば、耐候(光)剤としては特に制限はなく、具体例
を示すなら、ヒンダードアミン系、ベンゾフェノン系、
ベンゾトリアゾール系等が使用される。又、酸化防止剤
としては特に制限はなく、具体例を示すなら、フェノー
ル系、ヒンダードフェノール系等が使用される。
を示すなら、ヒンダードアミン系、ベンゾフェノン系、
ベンゾトリアゾール系等が使用される。又、酸化防止剤
としては特に制限はなく、具体例を示すなら、フェノー
ル系、ヒンダードフェノール系等が使用される。
表面処理された酸化チタンの樹脂への添加量について
は、樹脂100重量部に対し0.1〜10重量部が好ましく、更
に好ましくは0.5〜5.0重量部であるが、0.1重量部より
少ないと着色が不十分であり、10重量部を超えると樹脂
の強度低下を引き起こす。
は、樹脂100重量部に対し0.1〜10重量部が好ましく、更
に好ましくは0.5〜5.0重量部であるが、0.1重量部より
少ないと着色が不十分であり、10重量部を超えると樹脂
の強度低下を引き起こす。
又、着色剤の分散剤として用いるアルキレン−ビス−脂
肪酸アミドの樹脂への添加量については、樹脂100重量
部に対し0.1〜2重量部が好ましいが、0.1重量部より少
ないと着色剤の分散が不十分であり、2重量部を超える
と押出機にてペレット化が困難となる不具合が生じる。
肪酸アミドの樹脂への添加量については、樹脂100重量
部に対し0.1〜2重量部が好ましいが、0.1重量部より少
ないと着色剤の分散が不十分であり、2重量部を超える
と押出機にてペレット化が困難となる不具合が生じる。
又、脂肪酸マグネシウムの樹脂への添加量については、
樹脂100重量部に対し0.1〜2重量部が好ましいが、0.1
重量部より少ないと着色剤の分散が不十分であり、2重
量部を超えると押出機にてペレット化が困難となる不具
合が生じる。
樹脂100重量部に対し0.1〜2重量部が好ましいが、0.1
重量部より少ないと着色剤の分散が不十分であり、2重
量部を超えると押出機にてペレット化が困難となる不具
合が生じる。
(実施例) 以下、実施例及び比較例によって本発明を更に詳しく説
明する。実施例及び比較例中に記載される部はすべて重
量基準で示した。
明する。実施例及び比較例中に記載される部はすべて重
量基準で示した。
実施例1〜11 ABS樹脂(滑剤を含まないABS樹脂100部にアルキレン−
ビス−ステアリルアミド(EB−S)を1.0部添加した)1
00部と、表−1に示した酸化チタン、分散剤、分散樹脂
及び補色剤を、押出機に供給し、シリンダー設定温度22
0〜230℃にて混練し、11種の着色ペレット(樹脂組成
物)を得た。
ビス−ステアリルアミド(EB−S)を1.0部添加した)1
00部と、表−1に示した酸化チタン、分散剤、分散樹脂
及び補色剤を、押出機に供給し、シリンダー設定温度22
0〜230℃にて混練し、11種の着色ペレット(樹脂組成
物)を得た。
このペレットを東芝機械(株)製IS−80CNV射出成形機
により成形し、100mm×100mm×2mmの平板状成形品を50
枚作製した。
により成形し、100mm×100mm×2mmの平板状成形品を50
枚作製した。
この時の成形条件を次に示す。
(1) シリンダー設定温度:220℃ (2) FCV:40mm/sec (3) スクリュー回転数:60r.p.m. (4) 射圧:60〜70kg/cm2 (5) 背圧:0kg/cm2 (6) 計量ストローク:60〜70mm (7) 金型温度:50℃ 得られた成形品の黒条発生状態を観察し、黒条の発生し
た成形品の枚数を調べた。結果を表−1に示す。
た成形品の枚数を調べた。結果を表−1に示す。
比較例1〜11 ABS樹脂(滑剤を含まないABS樹脂100部にEB−Sを1.0部
添加した)100部と、表−2に示した酸化チタン、分散
剤、分散樹脂及び補色剤を押出機に供給し、シリンダー
設定温度220〜230℃にて混練し、11種の着色ペレット
(樹脂組成物)を得た。
添加した)100部と、表−2に示した酸化チタン、分散
剤、分散樹脂及び補色剤を押出機に供給し、シリンダー
設定温度220〜230℃にて混練し、11種の着色ペレット
(樹脂組成物)を得た。
以下、実施例と同様にして平板状成形品を作製し、黒条
発生状態を観察した。結果を表−2に示す。
発生状態を観察した。結果を表−2に示す。
但し、表中のZn−Stはステアリン酸亜鉛、EB−Sはエチ
レン−ビス−ステアリルアミド、Mg−Stはステアリン酸
マグネシウムを意味する。又、PSは低分子量ポリスチレ
ン、ASは低分子のアクリロニトリル−スチレン共重合体
を意味する。
レン−ビス−ステアリルアミド、Mg−Stはステアリン酸
マグネシウムを意味する。又、PSは低分子量ポリスチレ
ン、ASは低分子のアクリロニトリル−スチレン共重合体
を意味する。
(発明の効果) 本発明の着色されたスチレン系樹脂組成物は、成形時に
観察される黒条発生が解消された非常に有用なものであ
る。
観察される黒条発生が解消された非常に有用なものであ
る。
Claims (2)
- 【請求項1】アルキレン−ビス−脂肪酸アミドを含有す
るスチレン系樹脂を、酸化アルミニウム及び酸化ケイ素
で表面処理された酸化チタンを必須成分とする着色剤で
着色した樹脂組成物において、着色剤の分散剤としてア
ルキレン−ビス−脂肪酸アミドを上記スチレン系樹脂10
0重量部に対し0.1〜2重量部及び/又は脂肪酸マグネシ
ウムを上記スチレン系樹脂100重量部に対し0.1〜2重量
部使用して着色したことを特徴とした着色樹脂組成物。 - 【請求項2】アルキレン−ビス−脂肪酸アミドを含有す
るスチレン系樹脂に、酸化アルミニウム及び酸化ケイ素
で表面処理された酸化チタンを必須成分とする着色剤
と、上記スチレン系樹脂100重量部に対し0.1〜2重量部
のアルキレン−ビス−脂肪酸アミド及び/又は上記スチ
レン系樹脂100重量部に対し0.1〜2重量部の脂肪酸マグ
ネシウムを添加することを特徴とする着色した樹脂組成
物の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23898188A JPH0739520B2 (ja) | 1988-09-26 | 1988-09-26 | 着色した熱可塑性樹脂組成物及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23898188A JPH0739520B2 (ja) | 1988-09-26 | 1988-09-26 | 着色した熱可塑性樹脂組成物及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0288660A JPH0288660A (ja) | 1990-03-28 |
| JPH0739520B2 true JPH0739520B2 (ja) | 1995-05-01 |
Family
ID=17038159
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23898188A Expired - Fee Related JPH0739520B2 (ja) | 1988-09-26 | 1988-09-26 | 着色した熱可塑性樹脂組成物及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0739520B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6984223B2 (en) | 2001-11-13 | 2006-01-10 | Becton, Dickinson And Company | Needle safety device |
| JP4804820B2 (ja) * | 2005-07-15 | 2011-11-02 | サンテック株式会社 | 光断層画像表示システム |
-
1988
- 1988-09-26 JP JP23898188A patent/JPH0739520B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0288660A (ja) | 1990-03-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
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