JPH0740139B2 - 電子写真用フイルム - Google Patents

電子写真用フイルム

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JPH0740139B2
JPH0740139B2 JP62121035A JP12103587A JPH0740139B2 JP H0740139 B2 JPH0740139 B2 JP H0740139B2 JP 62121035 A JP62121035 A JP 62121035A JP 12103587 A JP12103587 A JP 12103587A JP H0740139 B2 JPH0740139 B2 JP H0740139B2
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film
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輝雄 松永
洋二 村上
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Teijin Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は電子写真用フイルムに関し、更に詳しくは複写
後のフイルム同士の貼付きがない電子写真用フイルムに
関する。
[従来技術] 従来から、電子写真用フイルムの素材としてプラスチッ
クフイルム例えばポリエステルフイルム,ポリスルホン
フイルム,セルロースエステルフイルム,ポリカーボネ
ートフイルム等が広く用いられている。しかし、プラス
チックフイルムをそのまま基材として用いる場合、トナ
ーの定着性が悪い;一度に数十枚重ねてから用いるとき
給紙用トレーからの重送が生じる;複写後排紙用トレー
に排紙されるときにスムーズに排紙されない;フイルム
取扱い中に静電気で埃が付着しやすい等の欠点がみられ
る。これらのうち最初の欠点は、一般に基材フイルムの
少くとも片面に無機微粒子,有機微粒子等のマット剤を
含有した樹脂(例えばポリエステル樹脂,アクリル樹
脂,エポキシ樹脂等)の塗液を塗布することで改善され
る。また、これらのうち、後の3つの欠点は基材フイル
ムの少くとも片面に帯電防止処理を施すことで改善でき
るが、過度の帯電防止処理を施すと、例えば常温での表
面固有抵抗を1×109Ω以下にすると、トナーが殆ど転
写されないようになる。そこで、記録シートの表面固有
抵抗は1×1010〜1×1015Ωにあることが望ましいとさ
れている。この表面固有抵抗を1×1010〜1015Ωとする
こで重送,排紙性等のトラブルをある程度防止すること
ができるが、転写後のフイルムの除電は十分でなく、特
にフイルムの表裏で正負の電荷が残存することで、フイ
ルム同士が貼付き易く、複写後に数枚のフイルムを引揃
えることが困難な状況にある。
[発明の目的] 本発明者は、電子写真用フイルムであって複写後の引揃
え性を改善すべく鋭意研究の結果、電子写真ではフイル
ムに転写したトナーを加熱ロールにより180〜200℃に加
熱することで定着させるが、このとき基材のフイルムは
140〜160℃の温度に上昇すること、そしてトナー定着前
のフイルムは表裏逆電荷に帯電しているが、該フイルム
の140℃における体積固有抵抗が特定の値以下にあると
加熱ロール通過時の昇温により表裏の電荷が中和され帯
電がなくなることを知見し、本発明に到達したものであ
る。
従って、本発明の目的は、複写後のフイルムの引揃え性
に優れた電子写真用フイルムを提供することにある。
[発明の構成・効果] 本発明の目的は、本発明によれば、基材層が、20℃にお
ける体積固有抵抗が1×1015Ω・cm以上でありかつ140
℃における体積固有抵抗が1×1014Ω・cm以下である重
合体フイルムからなることを特徴とする電子写真用フイ
ルムによって達成される。
本発明において基材フイルムを形成する重合体として
は、例えばポリエチレンテレフタレート,ポリエチレン
ナフタレート等の如きポリエステル,ポリカーボネー
ト,セルロースアセテート,ポリスルフォン,ポリフェ
ニレンオキサイド,ポリイミド,ポリアミド等の耐熱性
及び透明性に優れた重合体が適当である。殊にポリエチ
レンテレフタレート及びポリエチレンナフタレート等の
熱可塑性の芳香族ポリエステルが好ましい。そして、ポ
リエステルからなるフイルムの場合基材としては高度の
寸法安定性を備え、例えば熱収縮率(JISC-2318)がタ
テ,ヨコ両方向とも1.5%以下が好ましく、1.0%以下が
特に好ましい。
複写時の熱定着は通常180〜200℃の範囲と比較的高い温
度で実施されるため、耐熱性の劣るフイルムでは乾式電
子写真複写機で複写するとフイルムの表面平坦性が失わ
れて実用性に乏しい。
本発明に適用できる重合体フイルムは、電子写真用フイ
ルムとしての性能を損わない限り、着色剤,滑剤等の添
加物を含有していてもかまわない。
本発明における重合体フイルムは、20℃における体積固
有抵抗値が1×1015Ω・cm以上でかつ140℃における体
積固有抵抗値が1×1014Ω・cm以下である必要がある。
140℃における体積固有抵抗値が1×1014Ω・cmを越え
る場合は、複写後の記録シートの引揃え性が改良され
ず、一方20℃での体積固有抵抗値が1×1015Ω・cm未満
の場合は画像濃度が低くなるので、好ましくない。
重合体フイルムに「140℃における体積固有抵抗値1×1
014Ω・cm以下」の特性を付与する方法は、任意の方法
によれば良いが、Na,K等のアルカリ金属を含む化合物を
重合体製造反応時に添加し、重合体中にアルカリ金属元
素量として10〜300ppm含有させる方法が最も好ましい。
このアルカリ金属化合物を添加する方法によれば、20℃
における体積固有抵抗値、他の物性等に殆んど影響を与
えることなく、140℃における体積固有抵抗値を所望の
値に下げることができる。このアルカリ金属化合物とし
ては酢酸ナトリウム、酢酸カリウムが好ましく挙げられ
る。重合体フイルムは通常20℃における体積固有抵抗が
1×1015Ω・cm以上であるから、上記アルカリ金属化合
物を添加する方法によれば、本発明の重合体フイルムが
容易に得られる。この重合体フイルムは、二軸延伸処
理,熱固定処理等の如き処理が施されていることが好ま
しい。例えば、ポリエステルフイルムは、ポリエステル
をスリットから溶融押出し、急冷固化して未延伸フイル
ムとし、次いで該未延伸フイルムをポリエステルのガラ
ス転移温度より高い温度で少くとも一軸方向、好ましく
二軸方向に延伸し、さらに熱固定(ヒートセット)処理
することで製造するとよい。その際、延伸はフイルム特
性にもよるが、少くとも一軸方向に3倍以上の倍率で行
ない、熱固定温度は延伸温度より高い温度で行うとよ
い。
本発明の電子写真用フイルムは、上記特性を有する重合
体フイルムを基材層とするところに特徴があり、使用に
際し、従来から知られ或いは用いられている手段を施す
ことは何ら制約されない。例えば、トナーの定着性向
上、重送防止、搬送性,排紙性向上等のため、基材層の
少くとも片面に無機微粒子,有機微粒子等のマット剤を
含有した樹脂を塗布し、また少くとも片面に帯電防止処
理を施すことは好ましいことである。
マット剤としては、二酸化珪素,炭酸カルシウム,タル
ク,クレー等の無機微粒子や、ポリエチレン,ポリプロ
ピレン,ポリアクリロニトリル,ポリスチレン,ポリ塩
化ビニール,ポリカーボネート,ポリエチレンテレフタ
レートなどの重合体パウダーあるいはディスパージョン
体が使用される。殊に球状のプラスチックパウダーある
いはディスパージョン体が好ましく使用される。マット
剤は平均微粒子(1次微粒子径)が0.01μから10μまで
のものが好ましく適用でき、トナー受領層の厚みにより
マット剤の粒子径を適宜選択できる。もっとも、マット
剤の粒子径が0.01μ未満であると、フイルムの滑り性が
劣り複写時の給紙トレーからのミスフィード,重送トラ
ブルが発生しやすくなる。また、10μを越えると、フイ
ルムは粗面となって0.01μ未満の場合と同様フイルムの
滑り性が低下しトラブルが発生しやすくなるほか、複写
画像の鮮明さが損われる。
また、塗布用の樹脂としては、トナーの定着性を向上さ
せるためポリエステル樹脂,アクリル酸エステル樹脂,
メタアクリル酸エステル樹脂,スチレンとアクリル酸エ
ステル,スチレンとメタアクリル酸エステルの共重合
体,ポリエーテルエステル樹脂等が好ましく使用され
る。この樹脂層の厚みは0.01〜10μの範囲が好ましい。
この厚みが0.01μ未満ではトナーの定着性は改良せれ
ず、また10μを越えると熱定着後にフイルムのカールが
大となるので、好ましくない。
帯電防止処理の方法としては、公知の方法によれば良
く、例えば帯電防止剤を上記樹脂層中に含有させる方
法、樹脂層の表面に塗布する方法、あるいはトナー定着
面と反対の面に塗布する方法等の方法を採用することが
出来る。
帯電防止剤としては、アルキル燐酸エステル塩,アルキ
ル硫酸エステル塩,第4級アンモニウム塩等の公知のも
のを用いることができる。
該処理面の表面固有抵抗値は1×1010Ωから1×1015Ω
の範囲が適している。表面固有抵抗値が1×1010Ω未満
の場合は複写時トナー像転写が充分行われず、転写フイ
ルム上の画像濃度が低くなる。これに対し1×1015Ωを
超える場合はフイルム取扱い中に静電気を帯び塵埃が付
着しやすく、複写時にミスフィードや重送のトラブルが
発生するおそれが高い。
かかる樹脂層,帯電防止層の塗布は、それ自体周知の塗
布機構、例えばエアドクターコーター,ブレッドコータ
ー,ロッドコーター,ナイフコーター,スクイズコータ
ー,リバースロールコーター等を用いて公知の方法によ
り実施できる。
本発明の電子写真用フイルムは、複写後のフイルムどう
しの貼付きがなく、引揃え性に優れたものであり、OHP
フイルム用途や第2原図用マットフイルム用途等を含む
種々の用途に有用である。
[実施例] 以下に実施例を挙げて、本発明をさらに説明する。な
お、例中の「部」は重量部を意味する。また、の表面固
有抵抗値及び体積固有抵抗値は、タケダ理研株式会社製
の絶縁計で通電1分後に測定した。測定用サンプルは、
温度23℃,相対湿度65%において24時間調湿したものを
測定に供した。
実施例1〜4及び比較例1 ジメチルテレフタレートとエチレングリコールとをエス
テル交換反応触媒の酢酸マンガンの存在下常法により加
熱反応させ、この反応が終了した後反応生成物に第1表
に示す量の酢酸ナトリウムを添加し、また安定剤の亜リ
ン酸を添加した。
次いで、重合反応触媒の三酸化アンチモンを添加し、常
法により減圧下で重合反応を行なってポリエチレンテレ
フタレートを得た。
得られたポリエチレンテレフタレートを常法により溶融
押出し急冷固化して未延伸フイルムとし、次いで該未延
伸フイルムを2軸延伸し、タテ倍率3.6,ヨコ倍率3.7,厚
み100μの2軸延伸フイルムを得た。該フイルムの20℃
及び140℃における体積固有抵抗は第1表に示した通り
であった。
このフイルムの両面に、ガラス転移点が67℃の共重合ポ
リエステル(東洋紡製バイロン#200)と該ポリエステル
100部当りマット剤として粒径4μのポリエチレンパウ
ダー1.0部及び帯電防止剤としてジオクチル燐酸ナトリ
ウム0.8部とをアセトン:メチルエチルケトン:テトラ
クロルエタン(重量比2:2:1)の混合溶剤に溶解した塗
液を、固形分厚みが0.3μとなる様に塗布した。
この様にして得られた電子写真用フイルムをU-Bix2800M
R(小西六製)を使用して10枚連続複写を行なった。そ
の結果を第1表に示す。
上表から、ポリマー中にNaを添加してベースフイルムの
140℃での体積固有抵抗値を1×1014Ω・cm以下とする
事により、複写後のフイルムどうしの貼付きがなく、引
揃え性が大巾に改良されることがわかる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材層が、20℃における体積固有抵抗が1
    ×1015Ω・cm以上でありかつ 140℃における体積固有
    抵抗が1×1014Ω・cm以下である重合体フイルムからな
    ることを特徴とする電子写真用フイルム。
JP62121035A 1987-05-20 1987-05-20 電子写真用フイルム Expired - Lifetime JPH0740139B2 (ja)

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JP62121035A JPH0740139B2 (ja) 1987-05-20 1987-05-20 電子写真用フイルム

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JPS63286341A JPS63286341A (ja) 1988-11-24
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