JPH0740351U - 携行用カート - Google Patents

携行用カート

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JPH0740351U
JPH0740351U JP7494193U JP7494193U JPH0740351U JP H0740351 U JPH0740351 U JP H0740351U JP 7494193 U JP7494193 U JP 7494193U JP 7494193 U JP7494193 U JP 7494193U JP H0740351 U JPH0740351 U JP H0740351U
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JP
Japan
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pipe
hole
tip
handle
locking
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JP7494193U
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English (en)
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裕通 加藤
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株式会社ゴーウェル
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 携行用カートの移動時に操作グリップを誤っ
て作動させたような場合でも、ハンドル用支柱のパイプ
同士が抜け外れないようにする。 【構成】 先端パイプ40の下端近傍に、その外壁面から
外方側へ弾発的に突出する係合突出部82を配設し、中間
パイプ30の上端近傍に、ピン孔42と係止孔34とが重なり
合うときに係合突出部が嵌入する係合孔86を穿設する。
係合突出部の上辺部を、係合孔の内周上縁部に係合して
その係合状態が保持されるように形成し、係合突出部の
下辺部を、先端パイプを中間パイプに対して下向きに摺
動させたときに係合突出部が弾発力に抗して先端パイプ
の外壁面から内方へ没入するように係合孔の内周下縁部
に係合して摺接する案内辺に形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、手荷物等を運搬するために使用される折畳み式の携行用カートに 関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の携行用カートは、例えば実公平4−2132号公報等に開示されてい るように、左右に車輪が装着された基体に、水平に片持ち式に支持されるととも に折畳み自在とされた荷載置部を取り付け、また前記基体に、数本、例えば先端 パイプ、中間パイプ及び基礎パイプの3本のパイプを連接して伸縮自在とされた 互いに平行な一対のハンドル用支柱を立設した構成となっている。さらに、図6 にハンドル用支柱1の上部を示すように、両ハンドル用支柱1、1の上端部同士 間には、携行用カートを移動させる際に手で把持するための把手であるハンドル グリップ2が架装されている。そして、携行用カートを使用しない時には、ハン ドル用支柱を収縮させ、その収縮したハンドル用支柱側へ荷載置部を引き起こし て携行するのに適した大きさに折り畳み、使用時には、荷載置部をハンドル用支 柱から前方へ倒して荷載置部をハンドル用支柱に対し90°の角度に開くととも に、立姿勢において手押し或いは手引き可能な長さにハンドル用支柱を伸長させ た後、荷載置部上に荷物を載せるようにしている。
【0003】 この携行用カートのハンドル用支柱の伸縮操作に際しては、ハンドル用支柱の 伸長状態においてその収縮を阻止するためにロックし、他方、ハンドル用支柱を 収縮させようとするときにはそのロックを解除するようになっている。このロッ クは、一方のパイプを他方のパイプ内に摺動自在に嵌挿して伸縮するハンドル用 支柱において、一方のパイプの壁面に穿設したピン孔へばね付勢状態で挿入し保 持させた鍔付きロックピンを、他方のパイプに穿設した係止孔に嵌入させること より行なうようになっている。他方、ロック解除は、鍔付きロックピンの鍔部と 係合するカム縁が形設された解除部材をパイプに沿ってスライドさせ、パイプか ら突出する鍔付きロックピンの先端をばねの弾発力に抗してパイプ内方へ引き入 れることにより行なうようになっている。
【0004】 そして、ハンドル用支柱の伸縮操作を片手でも簡単に行なえるように、ハンド ル用支柱の伸長時におけるロックは、ハンドル用支柱が収縮した状態の携行用カ ートの基体を片足で押さえ付けて固定した状態で、ハンドルグリップ2を片手で 把持して引き上げれば、その操作に伴い、パイプ同士が摺動して、一方のパイプ のピン孔にばね付勢状態で挿入された鍔付きロックピンが他方のパイプの係止孔 に嵌入することにより、自動的に行なわれるようになっている。他方、ハンドル 用支柱の収縮に際してのロック解除は、図6に示すようにハンドグリップ2に近 接した位置に設けられた操作グリップ3を片手の指先で操作して上方へ引き上げ 、続いてハンドルグリップ2を片手で押し下げて先端パイプ4を押し込めば、そ の一連の操作に伴い、解除部材がスライドして、先端パイプと中間パイプとの間 並びに中間パイプと基礎パイプとの間をそれぞれロックする各鍔付きロックピン が順次パイプ内方へ引き入れられることにより、自動的に行なわれるようになっ ている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、携行用カートを移動させる際に、ハンドグリップ2を把持せずに誤 って操作グリップを把持することがある。そして、操作グリップ3をハンドグリ ップ2側へ引き寄せ、このために、解除部材が作動してロックが解除され、さら にその際のはずみで、伸縮するハンドル用支柱の一方のパイプが他方のパイプか ら抜け外れてしまう、といったことが起こる。すなわち、ハンドル用支柱を構成 する各パイプ間には抜け止め手段が施されているが、重量のある荷物を荷載置部 に載置した状態で操作グリップ3を引き上げると、抜け止め手段が抜け外れを防 止仕切れずに一方のパイプが他方のパイプから抜け外れるのである。このような 事態を無くすために、操作グリップ3をハンドルグリップ2から離して取り付け るようにした場合には、ロックの解除操作を行ないにくくなる、といった問題点 がある。
【0006】 また、伸長した状態のハンドル用支柱を収縮させる際に、図6に示すように操 作グリップ3を操作し上方へ引き上げてロックを解除した状態で、操作グリップ 3を把持したまま誤って操作グリップ3に対し上向きの力をかけてしまい、この 結果、ハンドル用支柱の一方のパイプが他方のパイプから抜け外れてしまう、と いったことが起きる可能性もある。
【0007】 この考案は、以上のような事情に鑑みてなされたものであり、携行用カートの 移動時に操作グリップを誤って作動させても、或いは、伸長状態のハンドル用支 柱の収縮操作の際に、ロック解除した状態で誤って操作グリップに対し上向きの 力をかけてしまったような場合でも、ハンドル用支柱の一方のパイプが他方のパ イプから抜け外れてしまうといったことが起こる心配の無い携行用カートを提供 することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この考案に係る携行用カートは、先端パイプの下端側に中間パイプを摺動自在 に嵌挿するとともに、その中間パイプの下端側に基礎パイプを摺動自在に嵌挿し て、全長が伸縮自在とされた互いに平行な一対のハンドル用支柱と、この一対の ハンドル用支柱の前記先端パイプの上端部同士を連結するハンドルグリップと、 前記一対のハンドル用支柱の前記基礎パイプの下端部が固着され、左右に一対の 車輪を有する基体と、この基体に片持ち式に支持され、前記ハンドル用支柱に対 し前方に開いた位置とハンドル用支柱に重畳する位置との間で回動自在とされた 荷載置部と、前記ハンドル用支柱の伸長時において前記各パイプ同士が摺動しな いようにロックし及びそのロックを解除するロック及びロック解除手段とを備え ている。そして、中間パイプと先端パイプとのロック手段が、中間パイプの上端 近傍に穿設された係止孔と、先端パイプの下端近傍に前記係止孔と円周方向の位 置を一致させて穿設されたピン孔と、このピン孔と前記係止孔とが重なり合う状 態においてパイプ内方側からそれらピン孔及び係止孔に貫挿される鍔付きロック ピンと、パイプ内に固着支持され前記鍔付きロックピンをパイプ外方側へ付勢す るばねとによって構成されており、ロック解除手段により、前記鍔付きロックピ ンを前記ばねの弾発力に抗して後退させ鍔付きロックピンの先端部を中間パイプ の前記係止孔から抜脱させるようになっている。以上のような携行用カートに、 中間パイプから先端パイプが抜け外れるのを防止するために次のような機構を具 備させた。すなわち、前記先端パイプの下端近傍に、その先端パイプの外壁面か ら外方側へ弾発的に突出する係合部材を配設するとともに、前記中間パイプの上 端近傍に、前記ピン孔と前記係止孔とが重なり合うときに前記係合部材の突出部 分が嵌入する係合孔を穿設し、前記係合部材の突出部分の上辺部を、前記係合孔 の内周上縁部に係合してその係合状態が保持されるように中間パイプ壁面の軸線 方向に対して直角ないし鋭角的に形成するとともに、前記係合部材に、前記先端 パイプを前記中間パイプに対して下向きに摺動させたときに係合部材の突出部分 が弾発力に抗して先端パイプの外壁面から内方へ没入するように前記係合孔の内 周下縁部に係合して摺接する案内辺を形成した。
【0009】 また、上記した構成の携行用カートにおいて、鍔付きロックピンをパイプ外方 側へ付勢するばねを、鍔付きロックピンに一端部が固着されて先端パイプ内に配 設された線状ばねとし、その線状ばねの他端部を折曲させて係合部材とするとと もに、前記先端パイプの下端近傍に、前記係合部材の突出部分が収納され、先端 パイプのピン孔と中間パイプの係止孔とが重なり合うときに中間パイプの係合孔 と重なり合う収納孔を形成した構成とすることができる。
【0010】
【作用】
上記構成の携行用カートにおいては、ハンドル用支柱を伸長させた状態で、先 端パイプと中間パイプとの間のロックを解除し、そのロック解除状態において先 端パイプに、中間パイプに対して先端パイプを引き上げる方向の力が加わったと しても、先端パイプの下端近傍に配設された係合部材の、先端パイプの外壁面か ら外方側へ突出した部分の上辺部が、中間パイプの上端近傍に穿設された係合孔 の内周上縁部に係合してその係合状態が保持されるので、中間パイプから先端パ イプが抜け外れてしまうといったことが起こらない。一方、ハンドル用支柱を収 縮させるときは、従来と同様に、ロック解除してからハンドルグリップを押し下 げて先端パイプを押し込むようにすれば、係合部材に形成された案内辺が、中間 パイプの上端近傍に穿設された係合孔の内周下縁部に係合して摺接し、係合部材 の突出部分が弾発力に抗して先端パイプの外壁面から内方へ没入するので、先端 パイプは、中間パイプに対して下向きに支障無く摺動して中間パイプ内に収納さ れる。
【0011】
【実施例】
以下、この考案の好適な実施例について図面を参照しながら説明する。
【0012】 図1は、この考案の1実施例を示し、携行用カートの一対のハンドル用支柱を 伸長させた状態を一部断面で表した部分正面図であり、図2は、図1のII−II矢 視断面図である。また、図3は、携行用カートの全体を一部破断省略して示した 伸長状態の正面図、図4は、同じく側面図である。
【0013】 最初に、従来から具備されている構成について説明する。荷載置部10は、左右 に車輪12、12を支持するとともに一対のパイプ支持部14、14を立設した基体16に 対し、折畳用軸18を回動中心として矢印方向に回動し折り畳むことができるよう になっている。そして、一対のパイプ支持部14、14には一対の基礎パイプ20、20 が挿入固定され、その各基礎パイプ20の上端部に、携行用グリップ22の左右に一 体形成した各スリーブ24が被冠固定されている。各基礎パイプ20には、各スリー ブ24に形成された逃げ空間28に対応した位置にそれぞれ第1係止孔26が穿設され ている。また、基礎パイプ20に外嵌されスライド自在とされた各中間パイプ30に は、その下端部に各基礎パイプ20の第1係止孔26と円周方向の位置を一致させて それぞれ第1ピン孔32が穿設され、上端部にはそれぞれ第2係止孔34が穿設され ている。そして、中間パイプ30の第1ピン孔32及び基礎パイプ20の第1係止孔26 には、第1鍔付きロックピン36が、ピアノ線等を屈曲させて形成した第1ばね38 によるばね付勢状態で嵌入している。さらに、各中間パイプ30に外嵌されスライ ド自在とされた各先端パイプ40には、その下端部に中間パイプの第2係止孔34と 円周方向の位置を一致させてそれぞれ第2ピン孔42が穿設されている。また、先 端パイプ40の下端部内には、ロック解除金具44と第2ばね46と第2鍔付きロック ピン48とが内装されている。そして、第2鍔付きロックピン48は、ロック解除金 具44に開設したスライド用長孔50を貫通して先端パイプ40の第2ピン孔42及び中 間パイプ30の第2係止孔34に貫挿され、ピアノ線等を屈曲させて形成した第2ば ね46により嵌入方向へばね付勢されている。
【0014】 ロック解除金具44は、長手方向に対し直交する方向の断面がC字形をなしてお り、そのスライド用長孔50の両側に第2鍔付きロックピン48の鍔部と係合する第 2平行カム縁54が形設されるとともに、下端部には、第1鍔付きロックピン36の 鍔部と係合しそれを第1ばね38の弾発力に抗してパイプ内方へ引き入れるための 第1平行カム縁56が形設されている。また、このロック解除金具44の上端部は、 先端パイプ40内に挿通された連杆58の下端部に連結されている。各先端パイプ40 の上端部には、ハンドルグリップ60によって連結された各キャップ62がそれぞれ 被冠され、そのキャップ62の内奥面と連杆58の上端部との間に、連杆58を下方へ ばね付勢するスプリング64が介装されている。そして、ハンドルグリップ60の下 方には、そのハンドルグリップ60と一緒に片手で握れる位置にかつハンドルグリ ップ60と平行に、先端パイプ40にその軸線方向に沿って開設された長孔66を貫通 して先端パイプ40内に延び、両端部が左右の連杆58と連結された可動把手68が配 設されている。この可動把手68は、両端が各先端パイプ40にスライド自在に外嵌 された一対の筒部70、70と一体形成された操作グリップ72によって被覆されてい る。尚、図中80は、基礎パイプ20、中間パイプ30及び先端パイプ40によって構成 されたハンドル用支柱である。また、図示を省略したが、各パイプにはそれぞれ 抜け止めが施されている。
【0015】 上記した携行用カートのハンドル用支柱80を収縮させる場合には、まず、片手 でハンドルグリップ60と操作グリップ72とを握り、ハンドルグリップ60に対し下 方へ力を加えながら操作グリップ72をハンドルグリップ60の方へ引き寄せる。こ れにより、操作グリップ72内部の可動把手68が長孔66に沿いスプリング64の弾発 力に抗して上方へ移動する。そして、可動把手68は連杆58と連結されているので 、可動把手68の上方への移動によって連杆58が上方へ引き上げられ、連杆58と連 結されたロック解除金具44が上方へ移動する。このロック解除金具44の上方への 移動により、ロック解除金具44の第2平行カム縁54が第2鍔付きロックピン48を 第2ばね52の弾発力に抗してパイプ内方へ引き入れ、第2鍔付きロックピン48の 先端部と中間パイプ30の第2係止孔34との係合が解除され、下方への押下げ力に よって先端パイプ40が中間パイプ30内へ収納されるようになる。そして、中間パ イプ30内への先端パイプ40の収納が完了する寸前には、ロック解除金具44の下端 部の第1平行カム縁56が第1鍔付きロックピン36の鍔部と中間パイプ30の内壁面 との間に進入して、第1鍔付きロックピン36が第1ばね38の弾発力に抗してパイ プ内方へ引き入れられることになる。これにより、第1鍔付きロックピン36の先 端部と基礎パイプ20の第1係止孔26との係合が解除され、下方への押下げ力によ って中間パイプ30が基礎パイプ20内へ収納され、ハンドル用支柱80が収縮させら れる。一方、収縮状態にあるハンドル用支柱80を伸長させる場合は、基体16を片 足で押え付けて固定した状態で、ハンドルグリップ60を片手で把持して単に上方 へ引き上げさえすれば、各パイプ同士が摺動してハンドル用支柱80が伸長し、第 1ばねによってばね付勢されている第1鍔付きロックピン36が第1係止孔へ自動 的に嵌入するとともに、第2ばね46によってばね付勢されている第2鍔付きロッ クピン48が第2係止孔34へ自動的に嵌入して、それぞれロックされるようになる 。尚、ハンドル用支柱80を収縮させ、荷載置部10を折り畳んだ状態では、携行用 グリップ22を片手で持ってこの携行用カートを携帯することになる。
【0016】 以上の構成は公知のものであるが、この考案に係る携行用カートは、ロック解 除時における、中間パイプ30からの先端パイプ40の抜け外れを防止するため、以 下に説明するような機構を具備している。
【0017】 この携行用カートには、先端パイプ40の下端近傍の、第2ピン孔42と対向する 位置に収納孔84が形成されているとともに、中間パイプ30の上端近傍の、第2係 止孔34と対向する位置であって、先端パイプ40の第2ピン孔42と中間パイプ30の 第2係止孔34とが重なり合うときに先端パイプ40の収納孔84と重なり合う係合孔 86が形成されている。そして、一端部に第2鍔付きロックピン48が固着された第 2ばね46の他端部が、水平方向すなわちパイプ壁面の軸線方向に対して直角に( 或いは鋭角的でもよい)パイプ外方側へ折り曲げられた後斜め下向きに内方側へ 折り曲げられて、第2ばね46の他端部に係合突出部82が一体的に形成されている 。そして、係合突出部82は、先端パイプ40の収納孔84に常時収納された状態にあ り、先端パイプ40の第2ピン孔42と中間パイプ30の第2係止孔34とが重なり合う ときに、先端パイプ40の外壁面から外方側へ突出して中間パイプ30の係合孔86に 嵌入するようになっている。また、係合突出部82は、第2ばね46の弾発力によっ てパイプ外方側へ常時付勢されている。
【0018】 上記したような構成を具備した携行用カートでは、図1に示すようにハンドル 用支柱80を伸長させた状態において、上記したように操作グリップ72を操作して 第2鍔付きロックピン48をパイプ内方へ引き入れ、第2鍔付きロックピン48の先 端部と中間パイプ30の第2係止孔34との係合を解除しても、図5の(a)に示す ように、係合突出部82は、中間パイプ30の係合孔86に嵌入したままである。この 状態において、先端パイプ40を引き上げる方向、すなわち中間パイプ30から先端 パイプ40を引き抜く方向の力が加わったときは、係合突出部82の、中間パイプ30 の壁面に対し直交するように先端パイプ40の外壁面から外方側へ突出した上辺部 が、中間パイプ30の係合孔86の内周上縁部に当接して係合するため、中間パイプ 30に対して先端パイプ40が上向きに移動する動きが止められる。従って、中間パ イプ30から先端パイプ40が抜け外れてしまうといったことが起こらない。一方、 ハンドル用支柱80を収縮させるために、ロック解除してからハンドルグリップ60 を押し下げるようにしたときは、係合突出部82の下辺部が中間パイプ30の係合孔 86の内周下縁部に当接して係合するが、下辺部は上辺部から斜め下向きに内方側 へ折り曲げられているため係合孔86の内周下縁部に摺接し、図5の(b)に示す ように、係合突出部82は、第2ばね46の弾発力に抗して先端パイプ40の外壁面か ら内方へ没入する。従って、従来の携行用カートと同様、何ら支障無く中間パイ プ30内へ先端パイプ40が収納されていく。
【0019】 この考案に係る携行用カートは以上のように構成されているが、この考案の範 囲は上記説明並びに図面の内容によって限定されるものではなく要旨を逸脱しな い範囲で種々の変形例を包含し得る。すなわち、ハンドル支柱の形状や各パイプ の構成、さらには各パイプのロック機構等における細部の構成などは図示例に限 定されるものではない。例えば、図示例では、基礎パイプ内に中間パイプを嵌挿 するようにしているが、中間パイプ内に基礎パイプを嵌挿し、それに伴って第1 ばね及び第1鍔付きロックピンを基礎パイプ側に配設するようにしてもよい。ま た、図示例では、第2鍔付きロックピンを付勢するばねを延長してその端部に係 合部材(係合突出部)を形成するようにしているが、それらを別個の部材とし、 その係合部材を別のばね部材によって付勢するようにしてもよい。
【0020】
【考案の効果】
この考案は以上説明したように構成されかつ作用するので、この考案に係る携 行用カートは、重量のある荷物を荷載置部に載せて移動させる際において、誤っ て操作グリップ(可動把手)を把持しても、或いは、伸長状態のハンドル用支柱 の収縮操作の際に、ロック解除した状態で誤って操作グリップに対し上向きの力 をかけてしまったような場合でも、ハンドル用支柱の各パイプ同士が抜け外れて しまうといったことが起こる心配が全く無く、カートとしての機能が維持される 。そして、伸長状態のハンドル用支柱の収縮操作は、従来のものと同様の操作で 何ら支障無く簡単に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の1実施例に係る携行用カートを示
し、伸長状態にある一対のハンドル用支柱を一部断面で
表した部分正面図である。
【図2】図1のII−II矢視断面図である。
【図3】図1に示した携行用カートの全体を一部破断省
略して示した伸長状態の正面図である。
【図4】図1に示した携行用カートの全体を一部破断省
略して示した伸長状態の側面図である。
【図5】中間パイプから先端パイプが抜け外れるのを防
止するための機構における動作を説明するための要部縦
断面図である。
【図6】携行用カートのハンドル用支柱の上部を示す操
作状態の斜視図である。
【符号の説明】
10 荷載置部 12 車輪 16 基体 18 折畳用軸 20 基礎パイプ 30 中間パイプ 34 第2係止孔 40 先端パイプ 42 第2ピン孔 44 ロック解除金具 46 第2ばね 48 第2鍔付きロックピン 54 第2平行カム縁 58 連杆 60 ハンドルグリップ 64 スプリング 68 可動把手 72 操作グリップ 80 ハンドル用支柱 82 係合突出部(係合部材) 84 先端パイプの収納孔 86 中間パイプの係合孔

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端パイプの下端側に中間パイプを摺動
    自在に嵌挿するとともに、その中間パイプの下端側に基
    礎パイプを摺動自在に嵌挿して、全長が伸縮自在とされ
    た互いに平行な一対のハンドル用支柱と、 この一対のハンドル用支柱の前記先端パイプの上端部同
    士を連結するハンドルグリップと、 前記一対のハンドル用支柱の前記基礎パイプの下端部が
    固着され、左右に一対の車輪を有する基体と、 この基体に片持ち式に支持され、前記ハンドル用支柱に
    対し前方に開いた位置とハンドル用支柱に重畳する位置
    との間で回動自在とされた荷載置部と、 前記ハンドル用支柱の伸長時において前記各パイプ同士
    が摺動しないようにロックし及びそのロックを解除する
    ロック及びロック解除手段とを備え、 前記中間パイプと前記先端パイプとのロック手段を、中
    間パイプの上端近傍に穿設された係止孔と、先端パイプ
    の下端近傍に前記係止孔と円周方向の位置を一致させて
    穿設されたピン孔と、このピン孔と前記係止孔とが重な
    り合う状態においてパイプ内方側からそれらピン孔及び
    係止孔に貫挿される鍔付きロックピンと、パイプ内に固
    着支持され前記鍔付きロックピンをパイプ外方側へ付勢
    するばねとによって構成し、ロック解除手段により、前
    記鍔付きロックピンを前記ばねの弾発力に抗して後退さ
    せ鍔付きロックピンの先端部を中間パイプの前記係止孔
    から抜脱させるようにする携行用カートにおいて、 前記先端パイプの下端近傍に、その先端パイプの外壁面
    から外方側へ弾発的に突出する係合部材を配設するとと
    もに、前記中間パイプの上端近傍に、前記ピン孔と前記
    係止孔とが重なり合うときに前記係合部材の突出部分が
    嵌入する係合孔を穿設し、 前記係合部材の突出部分の上辺部を、前記係合孔の内周
    上縁部に係合してその係合状態が保持されるように中間
    パイプ壁面の軸線方向に対して直角ないし鋭角的に形成
    するとともに、前記係合部材に、前記先端パイプを前記
    中間パイプに対して下向きに摺動させたときに係合部材
    の突出部分が弾発力に抗して先端パイプの外壁面から内
    方へ没入するように前記係合孔の内周下縁部に係合して
    摺接する案内辺を形成したことを特徴とする携行用カー
    ト。
  2. 【請求項2】 鍔付きロックピンをパイプ外方側へ付勢
    するばねを、鍔付きロックピンに一端部が固着されて先
    端パイプ内に配設された線状ばねとし、その線状ばねの
    他端部を折曲させて係合部材とするとともに、前記先端
    パイプの下端近傍に、前記係合部材の突出部分が収納さ
    れ、先端パイプのピン孔と中間パイプの係止孔とが重な
    り合うときに中間パイプの係合孔と重なり合う収納孔を
    形成した請求項1記載の携行用カート。
JP7494193U 1993-12-29 1993-12-29 携行用カート Pending JPH0740351U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007510453A (ja) * 2003-11-04 2007-04-26 ヒョン ヤン ジャン ポータブル歯科治療台

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