JPH0740877B2 - 食用油組成物 - Google Patents
食用油組成物Info
- Publication number
- JPH0740877B2 JPH0740877B2 JP62199382A JP19938287A JPH0740877B2 JP H0740877 B2 JPH0740877 B2 JP H0740877B2 JP 62199382 A JP62199382 A JP 62199382A JP 19938287 A JP19938287 A JP 19938287A JP H0740877 B2 JPH0740877 B2 JP H0740877B2
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- Japan
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- oil
- liquid
- palm
- weight
- melting point
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、低温保存性良好なフライ油等に好適な液状パ
ーム分別油を含有する食用油組成物に関する。
ーム分別油を含有する食用油組成物に関する。
〔従来の技術〕 パーム油は、その風味が淡白であるため調理素材のもつ
風味を生かすことが出来、また加熱安定性に優れる特徴
を有しており、フライ・天プラ・炒め物等の加熱調理用
油脂として適している。
風味を生かすことが出来、また加熱安定性に優れる特徴
を有しており、フライ・天プラ・炒め物等の加熱調理用
油脂として適している。
一方、我が国における調理用油脂としては、その習慣上
からして液体油の形で使用されることが多く、食用液体
油として使用されるには低温保存性に優れていること、
即ち冬期間等の低温時においても均一固化あるいはにご
り・固体結晶の発生が起こらず均一な透明性を保持する
ことが望ましい。
からして液体油の形で使用されることが多く、食用液体
油として使用されるには低温保存性に優れていること、
即ち冬期間等の低温時においても均一固化あるいはにご
り・固体結晶の発生が起こらず均一な透明性を保持する
ことが望ましい。
パーム油の低温保存性についてはパーム油の油脂組成に
より極めて悪く、パーム油の融点が38℃程度であり、真
夏時でも均一固化の状態を示す。また、パーム油を分別
して得た低融点部であるパーム軟質部(パームオレイ
ン)でも融点は23℃程度であり、5℃程の低温保存時に
は短時間で均一固化する。
より極めて悪く、パーム油の融点が38℃程度であり、真
夏時でも均一固化の状態を示す。また、パーム油を分別
して得た低融点部であるパーム軟質部(パームオレイ
ン)でも融点は23℃程度であり、5℃程の低温保存時に
は短時間で均一固化する。
この様な状況のもと素材の風味を生かす淡白な味、優れ
た加熱安定性等のパーム油の特徴を生かし、また低温保
存時においても均一透明なパーム液状油を製造するた
め、分別による低融点化、他の液体油との配合、固化・
結晶化抑制剤の使用等、種々の方法が考えられている
が、風味・低温保存性・コスト等について全て満足でき
得る方法は見い出されていない。
た加熱安定性等のパーム油の特徴を生かし、また低温保
存時においても均一透明なパーム液状油を製造するた
め、分別による低融点化、他の液体油との配合、固化・
結晶化抑制剤の使用等、種々の方法が考えられている
が、風味・低温保存性・コスト等について全て満足でき
得る方法は見い出されていない。
例えば分別による低融点化については、分別方法として
溶剤分別・ウィンタリング・界面活性剤分別が挙げられ
るが、溶剤分別法は溶剤を使用することにより固体成分
比率を低下させることにより固体成分含量が高くても適
用出来、さらに固液分離後、固体部を溶剤で洗浄するこ
とにより分離効率も良好である。しかも溶剤を使用する
ため、分別時の操作温度が低くなる事、低沸点可燃性溶
剤を使用する事により設備費及びランニングコストが高
くなる欠点がある。更に現在市販されている溶剤分別に
より得られたパーム液状油の低温保存性も15℃程度の保
存で短時間に固体が析出し、十分なものとは言えない。
溶剤分別・ウィンタリング・界面活性剤分別が挙げられ
るが、溶剤分別法は溶剤を使用することにより固体成分
比率を低下させることにより固体成分含量が高くても適
用出来、さらに固液分離後、固体部を溶剤で洗浄するこ
とにより分離効率も良好である。しかも溶剤を使用する
ため、分別時の操作温度が低くなる事、低沸点可燃性溶
剤を使用する事により設備費及びランニングコストが高
くなる欠点がある。更に現在市販されている溶剤分別に
より得られたパーム液状油の低温保存性も15℃程度の保
存で短時間に固体が析出し、十分なものとは言えない。
また溶剤分別によって得られた液状油に比べ比較的低温
保存性良好な液状油を分別し得るウィンタリング法・界
面活性剤分別法については、ウィンタリング法は設備
費、ランニングコスト的には安価であるが、高融点成分
即ち固体成分量が増すに従い、固体結晶部への液体部の
混入が増加し固液分離効率が悪化する欠点があり、高融
点成分含有量の多いパーム油の分別では実用的ではな
い。界面活性剤分別法は設備費、ランニングコスト、分
離効率的には溶剤法、ウィンタリング法の中間に位置し
十分な分別方法とは言えない。また、従来のラウリル硫
酸ナトリウム等の活性剤を用いた場合には低温での分別
になるに従い、分離効率が悪化し低温耐性良好な液状油
を効率良く製造出来ない。
保存性良好な液状油を分別し得るウィンタリング法・界
面活性剤分別法については、ウィンタリング法は設備
費、ランニングコスト的には安価であるが、高融点成分
即ち固体成分量が増すに従い、固体結晶部への液体部の
混入が増加し固液分離効率が悪化する欠点があり、高融
点成分含有量の多いパーム油の分別では実用的ではな
い。界面活性剤分別法は設備費、ランニングコスト、分
離効率的には溶剤法、ウィンタリング法の中間に位置し
十分な分別方法とは言えない。また、従来のラウリル硫
酸ナトリウム等の活性剤を用いた場合には低温での分別
になるに従い、分離効率が悪化し低温耐性良好な液状油
を効率良く製造出来ない。
また、他の動植物液体油との配合による低温保存性の向
上については、現在市販されているパーム液状油との配
合では良好な低温保存性を得るために多量の液体油の配
合が必要であり、このことによりパーム油の風味・熱安
定性の特徴を失うことになる。他の液体油配合により低
温保存性の向上を図る場合においても、低温保存性の改
良されたパーム液状油をベーストして他の液体油の配合
量を極力抑える必要がある。
上については、現在市販されているパーム液状油との配
合では良好な低温保存性を得るために多量の液体油の配
合が必要であり、このことによりパーム油の風味・熱安
定性の特徴を失うことになる。他の液体油配合により低
温保存性の向上を図る場合においても、低温保存性の改
良されたパーム液状油をベーストして他の液体油の配合
量を極力抑える必要がある。
以上の様に現在知られている方法では、良好な低温保存
性を有するパーム液状油を効率良く、しかも低コストで
製造することは困難であり、低温保存性・風味等の品質
及びコストを同時に満足できるパーム液状油の開発が望
まれている。
性を有するパーム液状油を効率良く、しかも低コストで
製造することは困難であり、低温保存性・風味等の品質
及びコストを同時に満足できるパーム液状油の開発が望
まれている。
前述の問題点を考慮し、本発明者らは低温保存性に優れ
るパーム液状油を効率良くしかも低コストで製造するた
めの方法について鋭意検討を行った結果、パーム液状油
の低温保存性が液状油中に存在するジグリセリドの組成
及び量によって決定される事、即ち低温保存時のパーム
液状油から析出する結晶を経時的に分取分析した結果、
液状油中の二飽和ジグリセリド及び一飽和一不飽和ジグ
リセリドが結晶化・固化を促進する事、更にこれら高融
点ジグリセリドを液状油から除去することにより低温保
存性が向上する事を見い出し本発明を完成した。
るパーム液状油を効率良くしかも低コストで製造するた
めの方法について鋭意検討を行った結果、パーム液状油
の低温保存性が液状油中に存在するジグリセリドの組成
及び量によって決定される事、即ち低温保存時のパーム
液状油から析出する結晶を経時的に分取分析した結果、
液状油中の二飽和ジグリセリド及び一飽和一不飽和ジグ
リセリドが結晶化・固化を促進する事、更にこれら高融
点ジグリセリドを液状油から除去することにより低温保
存性が向上する事を見い出し本発明を完成した。
即ち、本発明は、二飽和ジグリセリド含有量が0.5重量
%以下、一飽和−不飽和ジグリセリド含有量が6重量%
以下である液状パーム分別油を主成分とすることを特徴
とする食用油組成物を提供するものである。
%以下、一飽和−不飽和ジグリセリド含有量が6重量%
以下である液状パーム分別油を主成分とすることを特徴
とする食用油組成物を提供するものである。
本発明に係わる液状パーム分別油のグリセリド組成(重
量%)は以下の範囲が好ましい。
量%)は以下の範囲が好ましい。
三飽和トリグリセリド(S3) 0〜0.3 二飽和一不飽和トリグリセリド(S2U) 0〜20 一飽和二不飽和トリグリセリド(SU2) 55〜70 三不飽和トリグリセリド(U3) 10〜20 二飽和ジグリセリド(S2) 0〜0.5 一飽和一不飽和ジグリセリド(SU) 0〜6 二不飽和ジグリセリド(U2) 3〜10 ここで二飽和トリグリセリド(S3)とはトリパルミチ
ン、ジパルミトモノステアリン等を示し、二飽和一不飽
和トリグリセリド(S2U)とはジパルミトモノオレイン
等を示し、二飽和ジグリセリド(S2)とはジパルミチ
ン、パルミトステアリン等を示し、一飽和一不飽和ジグ
リセリド(SU)とはパルミトオレイン等を示す。
ン、ジパルミトモノステアリン等を示し、二飽和一不飽
和トリグリセリド(S2U)とはジパルミトモノオレイン
等を示し、二飽和ジグリセリド(S2)とはジパルミチ
ン、パルミトステアリン等を示し、一飽和一不飽和ジグ
リセリド(SU)とはパルミトオレイン等を示す。
これらグリセリドを加水分解して得られる全脂肪酸の組
成(重量%)は以下の範囲が好ましい。
成(重量%)は以下の範囲が好ましい。
ミリスチン酸(C14) 0.5〜2.0 パルミチン酸(C16) 15 〜35 ステアリン酸(C18) 1.5〜 5 オレイン酸(C18F1) 40 〜60 リノール酸(C18F2) 10 〜20 リノレン酸(C18F3) 0.5〜2.0 アラキン酸(C20) 0.1〜1.0 この内、低温保存性の重要因子となるのは二飽和ジグリ
セリド(S2)及び一飽和一不飽和ジグリセリド(SU)で
あり、S2が0.5重量%を越えるか、又はSUが6重量%を
越えると液状分別油の低温保存性は急激に悪化し、20℃
でも短時間で結晶が析出する。即ち、S2は0.5重量%以
下、好ましくは0.4重量%以下であり、かつ、SUは6重
量%以下であることが低温保存性を良好に保つのに必須
である。
セリド(S2)及び一飽和一不飽和ジグリセリド(SU)で
あり、S2が0.5重量%を越えるか、又はSUが6重量%を
越えると液状分別油の低温保存性は急激に悪化し、20℃
でも短時間で結晶が析出する。即ち、S2は0.5重量%以
下、好ましくは0.4重量%以下であり、かつ、SUは6重
量%以下であることが低温保存性を良好に保つのに必須
である。
本発明の食用油組成物には液状パーム分別油に加え、大
豆油、ナタネ油、サフラワー油、コーン油、魚油等の低
温耐性良好な液状の食用動植物油の1種または2種以上
を配合することができる。このパーム油を除く液状食用
油の配合量はパーム油の淡白さ及び加熱安定性を保持す
るため、液状パーム分別油70〜100重量%に対し、0〜3
0重量%の範囲が好ましい。また液状食用動植物油の配
合は分別前或いは分別後でも良い。分別前に配合しパー
ム系油脂とエステル交換の後分別し本発明の食用油組成
物を製造することもできる。
豆油、ナタネ油、サフラワー油、コーン油、魚油等の低
温耐性良好な液状の食用動植物油の1種または2種以上
を配合することができる。このパーム油を除く液状食用
油の配合量はパーム油の淡白さ及び加熱安定性を保持す
るため、液状パーム分別油70〜100重量%に対し、0〜3
0重量%の範囲が好ましい。また液状食用動植物油の配
合は分別前或いは分別後でも良い。分別前に配合しパー
ム系油脂とエステル交換の後分別し本発明の食用油組成
物を製造することもできる。
本発明に用いる液状パーム分別油の製造方法は特に限定
されないが、高融点トリグリセリド及びパーム油中に多
量に存在する高融点ジグリセリドを効率良くしかも低コ
ストで分別する方法としては次の方法が好適である。
されないが、高融点トリグリセリド及びパーム油中に多
量に存在する高融点ジグリセリドを効率良くしかも低コ
ストで分別する方法としては次の方法が好適である。
融解油脂を湿潤剤の存在下、水/油型乳化系にて結晶化
を行い、析出結晶を分散相である水相に移行・懸濁さ
せ、水相中にて結晶の凝集・熟成を行う。この際結晶化
は、油脂組成中融点の高いグリセリドから結晶化するこ
とで低温保存時の結晶化要因である二飽和及び一飽和一
不飽和ジグリセリドが優先的に結晶化し水相中に移行す
る。次いでこの乳化物に水あるいは湿潤剤水溶液を添加
して系を油/水型乳化系に転相せしめた後、遠心分離等
により液状油と結晶の懸濁した水層に分離し目的とする
液状油を得る。
を行い、析出結晶を分散相である水相に移行・懸濁さ
せ、水相中にて結晶の凝集・熟成を行う。この際結晶化
は、油脂組成中融点の高いグリセリドから結晶化するこ
とで低温保存時の結晶化要因である二飽和及び一飽和一
不飽和ジグリセリドが優先的に結晶化し水相中に移行す
る。次いでこの乳化物に水あるいは湿潤剤水溶液を添加
して系を油/水型乳化系に転相せしめた後、遠心分離等
により液状油と結晶の懸濁した水層に分離し目的とする
液状油を得る。
ここで湿潤剤とは脂肪酸モノグリセリド、ソルビタン脂
肪酸エステル等であって、油中水型(W/O)エマルショ
ンを形成し得る、HLB(親水性親油性バランス)値が5
〜12の界面活性剤が好ましい。
肪酸エステル等であって、油中水型(W/O)エマルショ
ンを形成し得る、HLB(親水性親油性バランス)値が5
〜12の界面活性剤が好ましい。
本発明の食用油組成物は、上記方法により結晶化因子で
ある高融点ジグリセリドが低減されているため良好な低
温保存性を示すが、更に低温保存性を向上させるため本
発明の食用油組成物に結晶化抑制剤を添加することも出
来る。添加する結晶化抑制剤は特に限定されないが、ポ
リグリセリン脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル、ソ
ルビタン脂肪酸エステル、ソルビトール脂肪酸エステル
等のHLB値5以下、好ましくは1〜3の界面活性剤の1
種又は2種以上の組み合わせが挙げられる。また結晶化
抑制剤の本発明の食用油組成物への添加量は0.05〜5重
量%が好ましい。
ある高融点ジグリセリドが低減されているため良好な低
温保存性を示すが、更に低温保存性を向上させるため本
発明の食用油組成物に結晶化抑制剤を添加することも出
来る。添加する結晶化抑制剤は特に限定されないが、ポ
リグリセリン脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル、ソ
ルビタン脂肪酸エステル、ソルビトール脂肪酸エステル
等のHLB値5以下、好ましくは1〜3の界面活性剤の1
種又は2種以上の組み合わせが挙げられる。また結晶化
抑制剤の本発明の食用油組成物への添加量は0.05〜5重
量%が好ましい。
以下に分別例及び実施例を示して本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。
するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。
尚、例中の%、部は特記しない限り重量基準である。
分別例1 軟質パーム油{IV;55.0、組成;三飽和トリグリセリド
(以下S3と略)1.2%、二飽和一不飽和トリグリセリド
(以下S2Uと略)43.9%、一飽和二不飽和トリグリセリ
ド(以下SU2と略)39.3%、三不飽和トリグリセリド
(以下U3と略)6.6%、二飽和ジグリセリド(以下S2と
略)1.2%、一飽和一不飽和ジグリセリド(以下SUと
略)4.6%、二不飽和ジグリセリド(以下U2と略)2.7
%}100部に対しグリセリンモノカプリレート8部及び
水75部を加え、攪拌下、水/油型乳化系で50℃から15時
間かけて5℃まで冷却した後さらに5℃で5時間熟成を
行い高融点成分の結晶化を行った。次にこの結晶化終了
乳化物に対し5℃の水250部を攪拌下添加し、5℃で10
分間攪拌を行い乳化系を水/油型乳化系から油/水乳化
系に転相した。転相の後、乳化分散物を遠心分離し、液
体成分から成る軽い層と結晶化した高融点成分が懸濁し
た水層に分け、目的物である液体成分46.8部を得た。ま
た結晶化した高融点成分が懸濁した水層は、80℃まで加
熱し高融点成分を融解した後再度遠心分離を行い高融点
成分51.2部を得た。
(以下S3と略)1.2%、二飽和一不飽和トリグリセリド
(以下S2Uと略)43.9%、一飽和二不飽和トリグリセリ
ド(以下SU2と略)39.3%、三不飽和トリグリセリド
(以下U3と略)6.6%、二飽和ジグリセリド(以下S2と
略)1.2%、一飽和一不飽和ジグリセリド(以下SUと
略)4.6%、二不飽和ジグリセリド(以下U2と略)2.7
%}100部に対しグリセリンモノカプリレート8部及び
水75部を加え、攪拌下、水/油型乳化系で50℃から15時
間かけて5℃まで冷却した後さらに5℃で5時間熟成を
行い高融点成分の結晶化を行った。次にこの結晶化終了
乳化物に対し5℃の水250部を攪拌下添加し、5℃で10
分間攪拌を行い乳化系を水/油型乳化系から油/水乳化
系に転相した。転相の後、乳化分散物を遠心分離し、液
体成分から成る軽い層と結晶化した高融点成分が懸濁し
た水層に分け、目的物である液体成分46.8部を得た。ま
た結晶化した高融点成分が懸濁した水層は、80℃まで加
熱し高融点成分を融解した後再度遠心分離を行い高融点
成分51.2部を得た。
得られた液体成分、固体(高融点)成分の収率、ヨウ素
価及び組成を表−1に示す。
価及び組成を表−1に示す。
分別例2 軟質パーム液状油(IU;65.0、組成:S30.5%、S2U30.2
%、SU249.9%、U39.5%、S20.9%、SU5.5%、U23.5
%)100部に対しグリセリンモノカプリレート5部及び
水50部を加え、攪拌下30℃から10時間かけて3℃まて冷
却した後、さらに3℃で5時間熟成を行い高融点成分の
結晶化を行った。次にこの結晶化終了乳化物に対し3℃
の水150部を攪拌下添加し、更に3℃で10分間攪拌を行
い、乳化系を水/油型乳化系から油/水型乳化系に転相
した。転相の後、乳化分散物を遠心分離し液体成分から
成る軽い層と結晶化した高融点成分を懸濁した水層に分
け、目的物である液体成分68.8部を得た。また結晶化し
た高融点成分が懸濁した水相は80℃まで加熱し高融点成
分を融解した後再度遠心分離を行い高融点成分29.7部を
得た。
%、SU249.9%、U39.5%、S20.9%、SU5.5%、U23.5
%)100部に対しグリセリンモノカプリレート5部及び
水50部を加え、攪拌下30℃から10時間かけて3℃まて冷
却した後、さらに3℃で5時間熟成を行い高融点成分の
結晶化を行った。次にこの結晶化終了乳化物に対し3℃
の水150部を攪拌下添加し、更に3℃で10分間攪拌を行
い、乳化系を水/油型乳化系から油/水型乳化系に転相
した。転相の後、乳化分散物を遠心分離し液体成分から
成る軽い層と結晶化した高融点成分を懸濁した水層に分
け、目的物である液体成分68.8部を得た。また結晶化し
た高融点成分が懸濁した水相は80℃まで加熱し高融点成
分を融解した後再度遠心分離を行い高融点成分29.7部を
得た。
得られた液体成分、固体(高融点)成分の収率、ヨウ素
価及び組成を表−1に示す。
価及び組成を表−1に示す。
比較分別例1 分別例2で使用した軟質パーム液体油100部とアセトン2
00部を均一溶解した後、攪拌下30℃から−5℃まで冷却
しさらに−5℃で攪拌下5時間熟成を行い高融点成分の
結晶化を行った。次いでこの結晶懸濁液を減圧下濾過し
濾液部と高融点結晶部に分離した。高融点結晶部は−5
℃の新アセトン20部による洗浄を2回行った後アセトン
を除去し固体(高融点)成分29.2部を得た。濾液部は前
述洗液部と合わせアセトンを留去し液体成分69.8部を得
た。
00部を均一溶解した後、攪拌下30℃から−5℃まで冷却
しさらに−5℃で攪拌下5時間熟成を行い高融点成分の
結晶化を行った。次いでこの結晶懸濁液を減圧下濾過し
濾液部と高融点結晶部に分離した。高融点結晶部は−5
℃の新アセトン20部による洗浄を2回行った後アセトン
を除去し固体(高融点)成分29.2部を得た。濾液部は前
述洗液部と合わせアセトンを留去し液体成分69.8部を得
た。
得られた液体成分、固体(高融点)成分の収率、ヨウ素
価及び組成を表−1に示す。
価及び組成を表−1に示す。
i) 試料調製 測定油脂50mg〜100mgを精秤し、これに2%3,5−ジニト
ロベンゾイルクロライドDMF溶液2ml及びトリエチルアミ
ン100mlを加えた後70℃で30分間加熱し測定試料を調製
した。
ロベンゾイルクロライドDMF溶液2ml及びトリエチルアミ
ン100mlを加えた後70℃で30分間加熱し測定試料を調製
した。
ii) 液体クロマトグラフィー測定条件 カラム サイズ;4.0mm φ×250mm 充填剤;逆相分配系(日立ゲル) 溶 離 液;CH3CN/H2O=96/4 流 速;1.5ml/min カ ラ ム温度;40℃ 検 出 器;UV 254nm 試料溶液注入量;10μl 表−1において、本発明の分別例1,2では溶剤分別(比
較分別例1)と同等の分離効率であることが判る。また
本発明の分別例1,2では液体成分の油脂組成中、トリグ
リセリド組成は溶剤分別と同等であるが高融点の二飽和
及び一飽和一不飽和ジグリセリドの少ないことが判る。
較分別例1)と同等の分離効率であることが判る。また
本発明の分別例1,2では液体成分の油脂組成中、トリグ
リセリド組成は溶剤分別と同等であるが高融点の二飽和
及び一飽和一不飽和ジグリセリドの少ないことが判る。
この様に本発明の分別例1,2においては、分離効率が良
好でまた高融点ジグリセリドを低減することが出来る。
好でまた高融点ジグリセリドを低減することが出来る。
実施例1 分別例1において得た液体成分を常法により脱色・脱臭
して本発明品である液状油1−1を得た。また本発明液
状油1−1と脱臭ナタネ油を8:2(重量比)の割合で配
合し液状油1−2を得た。
して本発明品である液状油1−1を得た。また本発明液
状油1−1と脱臭ナタネ油を8:2(重量比)の割合で配
合し液状油1−2を得た。
次に結晶化抑制剤としてポリグリセリン(平均重合度1
0)牛脂脂肪酸エステル(阪本薬品(株)製、商品名SY
グリスターTHL−3)を液状油1−1に対して0.2重量%
添加した後80℃で10分間加熱攪拌により均一溶解し液状
油1−3を得た。また結晶化抑制剤として蔗糖オレイン
酸エステル(三菱化成食品(株)製、商品名リョートシ
ュガーエステル 0−170,エステル化度70%)を液状油
1−1に対して0.5重量%添加した後、80℃で10分間加
熱攪拌により均一溶解し液状油1−4を得た。
0)牛脂脂肪酸エステル(阪本薬品(株)製、商品名SY
グリスターTHL−3)を液状油1−1に対して0.2重量%
添加した後80℃で10分間加熱攪拌により均一溶解し液状
油1−3を得た。また結晶化抑制剤として蔗糖オレイン
酸エステル(三菱化成食品(株)製、商品名リョートシ
ュガーエステル 0−170,エステル化度70%)を液状油
1−1に対して0.5重量%添加した後、80℃で10分間加
熱攪拌により均一溶解し液状油1−4を得た。
以上により得られた本発明品である液状油1−1〜1−
4の0℃及び5℃における低温保存性について下記冷却
試験により評価した。結果を表−2に示す。
4の0℃及び5℃における低温保存性について下記冷却
試験により評価した。結果を表−2に示す。
〈冷却試験〉 評価液状油70gを容量100ml(内径50mm)の試料ビンに取
り5分間120℃に加熱した後、20℃にて1時間静置放冷
する。次に試料ビンを密栓し試験温度に調整した恒温水
槽に移す。この時間を保存開始時間として経時的に評価
液状油の清澄さの観察を行い、濁りが発生あるいは結晶
が析出する時間を測定した。
り5分間120℃に加熱した後、20℃にて1時間静置放冷
する。次に試料ビンを密栓し試験温度に調整した恒温水
槽に移す。この時間を保存開始時間として経時的に評価
液状油の清澄さの観察を行い、濁りが発生あるいは結晶
が析出する時間を測定した。
実施例2 分別例2において得た液体成分を常法により脱色・脱臭
して本発明品である液状油2−1を得た。また本発明液
状油2−1と脱臭ナタネ油を8:2(重量比)の割合で配
合し液状油2−2を得た。
して本発明品である液状油2−1を得た。また本発明液
状油2−1と脱臭ナタネ油を8:2(重量比)の割合で配
合し液状油2−2を得た。
次に結晶化抑制剤としてポリグリセリン(平均重合度1
0)牛脂脂肪酸エステル(阪本薬品(株)製、商品名SY
グリスター THL−3)を液状油2−1に対して0.2重量
%添加した後、80℃で10分間加熱攪拌により均一溶解し
液状油2−3を得た。また結晶化抑制剤として蔗糖オレ
イン酸エステル(三菱化成食品(株)、商品名リョート
ーシュガーエステル 0−170)を液状油2−1に対し
て0.5重量%添加した後、80℃で10分間加熱・攪拌によ
り均一溶解し液状油2−4を得た。
0)牛脂脂肪酸エステル(阪本薬品(株)製、商品名SY
グリスター THL−3)を液状油2−1に対して0.2重量
%添加した後、80℃で10分間加熱攪拌により均一溶解し
液状油2−3を得た。また結晶化抑制剤として蔗糖オレ
イン酸エステル(三菱化成食品(株)、商品名リョート
ーシュガーエステル 0−170)を液状油2−1に対し
て0.5重量%添加した後、80℃で10分間加熱・攪拌によ
り均一溶解し液状油2−4を得た。
以上により得られた本発明品である液状油2−1〜2−
4の0℃及び5℃における低温保存性について実施例−
1と同様の冷却試験により評価した。結果を表−3に示
す。
4の0℃及び5℃における低温保存性について実施例−
1と同様の冷却試験により評価した。結果を表−3に示
す。
比較例1 比較分別例1において得た液体成分を常法により脱色・
脱臭して比較液状油3−1を得た。また比較液状油3−
1と脱臭ナタネ油を8:2(重量比)の割合で配合し比較
液状油3−2を得た。
脱臭して比較液状油3−1を得た。また比較液状油3−
1と脱臭ナタネ油を8:2(重量比)の割合で配合し比較
液状油3−2を得た。
次に結晶化抑制剤としてポリグリセリン(平均重合度1
0)牛脂脂肪酸エステル(阪本薬品(株)製、商品名SY
グリスター THL−3)を比較液状油3−1,3−2に対し
て各々0.2重量%添加した後、80℃で10分間加熱攪拌に
より均一溶解し比較液状油3−3,3−5を得た。また結
晶化抑制剤として蔗糖オレイン酸エステル(三菱化成食
品(株)製、商品名リョートシュガーエステル 0−17
0)を比較液状油3−1,3−2に対して各々0.5重量%添
加した後、80℃で10分間加熱・攪拌により均一溶解し比
較液状油3−4及び3−6を得た。
0)牛脂脂肪酸エステル(阪本薬品(株)製、商品名SY
グリスター THL−3)を比較液状油3−1,3−2に対し
て各々0.2重量%添加した後、80℃で10分間加熱攪拌に
より均一溶解し比較液状油3−3,3−5を得た。また結
晶化抑制剤として蔗糖オレイン酸エステル(三菱化成食
品(株)製、商品名リョートシュガーエステル 0−17
0)を比較液状油3−1,3−2に対して各々0.5重量%添
加した後、80℃で10分間加熱・攪拌により均一溶解し比
較液状油3−4及び3−6を得た。
以上により得られた比較液状油3−1〜3−6の0℃及
び5℃における低温保存性について実施例−1と同様の
冷却試験により評価した。結果を表−4に示す。
び5℃における低温保存性について実施例−1と同様の
冷却試験により評価した。結果を表−4に示す。
表−4において比較分別例1の溶剤分別法により得られ
た液状油は0℃及び5℃における低温保存性は極めて悪
くまた結晶化抑制剤の効果も極めて小さいのに対し、表
−2〜表−3に示す様に本発明液状油では0℃,5℃の保
存性共向上し、また結晶化抑制剤の効果も顕著であるこ
とが判る。
た液状油は0℃及び5℃における低温保存性は極めて悪
くまた結晶化抑制剤の効果も極めて小さいのに対し、表
−2〜表−3に示す様に本発明液状油では0℃,5℃の保
存性共向上し、また結晶化抑制剤の効果も顕著であるこ
とが判る。
Claims (2)
- 【請求項1】二飽和ジグリセリド含有量が0.5重量%以
下、一飽和一不飽和ジグリセリド含有量が6重量%以下
である液状パーム分別油を主成分とすることを特徴とす
る食用油組成物。 - 【請求項2】(A) 二飽和ジグリセリド含有量が0.5
重量%以下、一飽和一不飽和ジグリセリド含有量が6重
量%以下である液状パーム分別油を70〜100重量%、 (B) パーム油を除く液状食用油0〜30重量%を含有
する特許請求の範囲第1項記載の食用油組成物。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62199382A JPH0740877B2 (ja) | 1987-08-10 | 1987-08-10 | 食用油組成物 |
| US07/149,733 US4861612A (en) | 1987-02-06 | 1988-01-29 | Method of separating oleaginous matter into components having various melting points |
| MYPI88000086A MY102667A (en) | 1987-02-06 | 1988-01-30 | Method of separating oleaginous matter into components having various melting points |
| EP88301025A EP0278712B1 (en) | 1987-02-06 | 1988-02-08 | Method of separating oleaginous matter into components having various melting points |
| DE88301025T DE3885118T2 (de) | 1987-02-06 | 1988-02-08 | Verfahren zum Trennen von Ölstoffen in Bestandteile mit verschiedenen Schmelzpunkten. |
| ES88301025T ES2045100T3 (es) | 1987-02-06 | 1988-02-08 | Metodo para la separacion de materias oleaginosas con diferentes puntos de fusion. |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62199382A JPH0740877B2 (ja) | 1987-08-10 | 1987-08-10 | 食用油組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6443149A JPS6443149A (en) | 1989-02-15 |
| JPH0740877B2 true JPH0740877B2 (ja) | 1995-05-10 |
Family
ID=16406837
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62199382A Expired - Lifetime JPH0740877B2 (ja) | 1987-02-06 | 1987-08-10 | 食用油組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0740877B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4653772B2 (ja) * | 2007-03-20 | 2011-03-16 | 日清オイリオグループ株式会社 | ソフトチョコレート用油脂組成物 |
| JP2009278932A (ja) * | 2008-05-23 | 2009-12-03 | Nisshin Oillio Group Ltd | 分離型ドレッシング |
| JP6328381B2 (ja) * | 2013-06-17 | 2018-05-23 | 阪本薬品工業株式会社 | 食用液体油脂 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5262313A (en) * | 1975-11-17 | 1977-05-23 | Asahi Denka Kogyo Kk | Production of edible fats and oils |
| JPS5363403A (en) * | 1976-11-19 | 1978-06-06 | Nisshin Oil Mills Ltd:The | Production of fatty oil |
| GB8418154D0 (en) * | 1984-07-17 | 1984-08-22 | Unilever Plc | Edible fat composition |
| JPH0779621B2 (ja) * | 1985-03-25 | 1995-08-30 | 花王株式会社 | カカオバタ−代用組成物 |
-
1987
- 1987-08-10 JP JP62199382A patent/JPH0740877B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6443149A (en) | 1989-02-15 |
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