JPH0741693A - 顔料分散剤およびそれを用いた水性顔料分散体 - Google Patents
顔料分散剤およびそれを用いた水性顔料分散体Info
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- JPH0741693A JPH0741693A JP5189507A JP18950793A JPH0741693A JP H0741693 A JPH0741693 A JP H0741693A JP 5189507 A JP5189507 A JP 5189507A JP 18950793 A JP18950793 A JP 18950793A JP H0741693 A JPH0741693 A JP H0741693A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高度な光沢、鮮明性、着色力等を有する水性
顔料分散体を提供する。 【構成】 芳香族アミノ基を有する有機色素またはアン
トラキノン誘導体またはアクリドン誘導体をジアゾ化し
たジアゾ化生成物の酸性溶液を酸性官能基を有する付加
重合性単量体を含む付加重合性単量体と水からなる溶液
または乳化液中に添加しジアゾ化生成物を微分散状態で
析出させた後にジアゾ化生成物を分解し重合を行うこと
により得られる顔料分散剤、およびこれを含む水性顔料
分散体。
顔料分散体を提供する。 【構成】 芳香族アミノ基を有する有機色素またはアン
トラキノン誘導体またはアクリドン誘導体をジアゾ化し
たジアゾ化生成物の酸性溶液を酸性官能基を有する付加
重合性単量体を含む付加重合性単量体と水からなる溶液
または乳化液中に添加しジアゾ化生成物を微分散状態で
析出させた後にジアゾ化生成物を分解し重合を行うこと
により得られる顔料分散剤、およびこれを含む水性顔料
分散体。
Description
【産業上の利用分野】本発明は水性インキまたは水性塗
料に使用した場合、皮膜の光沢と着色力に優れ、流動
性、貯蔵安定性が良好な顔料分散剤およびそれを用いた
水性顔料分散体に関する。
料に使用した場合、皮膜の光沢と着色力に優れ、流動
性、貯蔵安定性が良好な顔料分散剤およびそれを用いた
水性顔料分散体に関する。
【従来技術】近年、資源保護、環境保全、作業の安定性
の向上等のニーズの高まりによって塗料、インキの水性
化が進行しつつある。水性塗料および水性インキに要求
される品位は、油性塗料および油性インキと同様、流動
性、貯蔵安定性、皮膜の光沢、鮮明性、着色力等であ
る。しかしながら、大部分の顔料は水性ビヒクルに対し
て顔料分散性等の適性が著しく劣るため通常の分散方法
では満足な品位は得られない。そこで従来より各種の添
加剤、例えば水性用顔料分散樹脂や界面活性剤の使用が
検討されてきたが上記すべての適性を満足し、既存の高
品位を有する油性塗料に匹敵するような品位は得られて
いない。即ち、ある種の水性用分散樹脂の使用によって
分散直後の皮膜の光沢、鮮明性、着色力等はある程度改
善されるが、例えば自動車塗料の様に極めて高度な光
沢、鮮明性、着色力等を要求される分野においては必ず
しも十分ではなく、さらに流動性が損なわれる、経時に
よって増粘あるいはゲル化する、皮膜の物性に悪影響を
及ぼす等の、実用上致命的な欠点があった。
の向上等のニーズの高まりによって塗料、インキの水性
化が進行しつつある。水性塗料および水性インキに要求
される品位は、油性塗料および油性インキと同様、流動
性、貯蔵安定性、皮膜の光沢、鮮明性、着色力等であ
る。しかしながら、大部分の顔料は水性ビヒクルに対し
て顔料分散性等の適性が著しく劣るため通常の分散方法
では満足な品位は得られない。そこで従来より各種の添
加剤、例えば水性用顔料分散樹脂や界面活性剤の使用が
検討されてきたが上記すべての適性を満足し、既存の高
品位を有する油性塗料に匹敵するような品位は得られて
いない。即ち、ある種の水性用分散樹脂の使用によって
分散直後の皮膜の光沢、鮮明性、着色力等はある程度改
善されるが、例えば自動車塗料の様に極めて高度な光
沢、鮮明性、着色力等を要求される分野においては必ず
しも十分ではなく、さらに流動性が損なわれる、経時に
よって増粘あるいはゲル化する、皮膜の物性に悪影響を
及ぼす等の、実用上致命的な欠点があった。
【発明が解決しようとする課題】本発明者は上記のごと
き欠点を解決する方法として顔料に対して0.1〜30
重量%の、芳香族アミノ基を有する有機色素またはアン
トラキノン誘導体またはアクリドン誘導体をジアゾ化し
たジアゾ化生成物を重合開始剤として酸性官能基を有す
る付加重合性単量体を含む付加重合性単量体を重合させ
ることを特徴とする顔料分散剤が有効であることを見出
し本発明を完成させるに至った。
き欠点を解決する方法として顔料に対して0.1〜30
重量%の、芳香族アミノ基を有する有機色素またはアン
トラキノン誘導体またはアクリドン誘導体をジアゾ化し
たジアゾ化生成物を重合開始剤として酸性官能基を有す
る付加重合性単量体を含む付加重合性単量体を重合させ
ることを特徴とする顔料分散剤が有効であることを見出
し本発明を完成させるに至った。
【課題を解決するための手段】本発明は芳香族アミノ基
を有する有機色素またはアントラキノン誘導体またはア
クリドン誘導体をジアゾ化したジアゾ化生成物の溶液を
酸性官能基を有する付加重合性単量体を含む付加重合性
単量体と水からなる乳化液中に添加しジアゾ化生成物を
微分散状態で析出させた後にジアゾ化生成物を分解し重
合を行うことにより得られる顔料分散剤に関する。さら
に本発明は、芳香族アミノ基を有する有機色素またはア
ントラキノン誘導体またはアクリドン誘導体をジアゾ化
したジアゾ化生成物の溶液を酸性官能基を有する付加重
合性単量体を含む付加重合性単量体の溶液中に添加しジ
アゾ化生成物を微分散状態で析出させた後にジアゾ化生
成物を分解し重合を行うことにより得られる顔料分散剤
に関する。さらに本発明は、顔料100重量部および上
記の顔料分散剤0.1〜30重量部および固形分5〜2
00重量部の水性樹脂からなる水性顔料分散体に関す
る。本発明の顔料分散剤の原料となる有機色素としては
フタロシアニン系、不溶性アゾ系、アゾレーキ系、アン
トラキノン系、キナクリドン系、ジオキサジン系、ジケ
トピロロピロール系、アントラピリジン系、アンサンス
ロン系、インダンスロン系、フラバンスロン系、ペリノ
ン系、ペリレン系、チオインジゴ系等がありこれらの色
素は任意に選択することができるが使用する顔料に近い
色相を有するものを使用した方が工業的に有利である。
本発明の顔料分散剤の原料となる芳香族アミノ基を有す
る有機色素の合成法としては、以下の3つの方法があ
る。 (1)既存の有機色素を常法によりアミノ置換する。 (2)アミノ置換された顔料の合成原料を用いて顔料を
合成する。 (3)既存の有機色素に−SO2 Cl、−COCl、−
CH2 NHCOCH2 Cl、−CH2 Cl等の置換基を
常法により導入し、これらの置換基と結合しうる置換
基、たとえばアミノ基や水酸基と、芳香族アミノ基との
両方を含有する化合物をこれらと結合させる。 (1)のアミノ置換の方法としては出発原料の有機色素
を混酸等によりニトロ化した後、鉄、亜鉛、錫等の金属
と塩酸、酢酸等の酸との組み合わせ、鉄、亜鉛、錫等の
金属と水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ
との組み合わせ、あるいは硫化水素およびそのアルカリ
金属塩、ハイドロサルファイト等の還元剤により還元す
るかあるいは、電解還元や接触還元することによりアミ
ノ置換を行う方法や、アンモノリシスによりハロゲン
基、スルホン基、水酸基をアミノ置換する方法がある。
上記(3)の方法で用いられる芳香族アミノ基を含有す
る化合物としては、o−フェニレンジアミン、m−フェ
ニレンジアミン、p−フェニレンジアミン、2−アミノ
フェノール、3−アミノフェノール、4−アミノフェノ
ール等がある。本発明の顔料分散剤の原料となるアント
ラキノン誘導体またはアクリドン誘導体としては、1−
アミノアントラキノン、2−アミノアントラキノン、
1,2−ジアミノアントラキノン、1,4−ジアミノア
ントラキノン、1,5−ジアミノアントラキノン、1−
アミノアクリドン、2−アミノアクリドン、1,2−ジ
アミノアクリドン、1,4−ジアミノアクリドン、1,
5−ジアミノアクリドン等のアントラキノン骨格または
アクリドン骨格に直接アミノ基が結合した化合物、およ
びこれらの化合物の置換可能な任意の位置にニトロ基、
スルホン基、カルボキシル基、水酸基、アルキル基、ア
ルコキシル基、ハロゲン基、メルカプト基等の置換基を
有する化合物が有る。これらのアントラキノン誘導体ま
たはアクリドン誘導体はアントラキノンまたはアクリド
ンまたはそれらに置換基を導入した化合物を常法により
アミノ置換することにより得られる。アミノ置換の方法
としては、例えば、出発原料のアントラキノンまたはア
クリドンを混酸等によりニトロ化した後、鉄、亜鉛、錫
等の金属と塩酸、酢酸等の酸との組み合わせ、鉄、亜
鉛、錫等の金属と水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等
のアルカリとの組み合わせ、あるいは硫化水素およびそ
のアルカリ金属塩、ハイドロサルファイト等の還元剤に
より還元するかあるいは、電解還元や接触還元すること
によりアミノ置換を行う方法や、アンモノリシスにより
ハロゲン基、スルホン基、水酸基をアミノ置換する方法
がある。本発明のアントラキノン誘導体またはアクリド
ン誘導体は、また、アントラキノン骨格もしくはアクリ
ドン骨格に−SO2 Cl、−COCl、−CH2 NHC
OCH2 Cl、−CH2 Cl等の2価の結合基を介して
芳香族アミノ化合物が結合した化合物、およびこれらの
化合物の置換可能な任意の位置にニトロ基、スルホン
基、カルボキシル基、水酸基、アルキル基、アルコキシ
ル基、ハロゲン基、メルカプト基等の置換基等の置換基
を有する化合物を挙げることができる。本発明の芳香族
アミノ基を有する有機色素またはアントラキノン誘導体
またはアクリドン誘導体の好ましい置換基数は1分子当
たり1個から2個であり、この範囲の分散剤の性能が最
も大きい。本発明の芳香族アミノ基を有する有機色素ま
たはアントラキノン誘導体またはアクリドン誘導体をジ
アゾ化する方法は従来公知の芳香族一級アミンのジアゾ
化法に準じて行うことが出来る。本発明のジアゾ化生成
物の溶液は上記の方法でジアゾ化された反応溶液をその
まま用いても良いし、単離されたジアゾ化生成物を酸性
水溶液中に溶解しても良い。特にジアゾ化する有機色素
がフタロシアニンのような難溶解性の色素の場合には硫
酸ニトロシル法によりジアゾ化されたジアゾ化生成物の
硫酸溶液を用いることが好ましい。本発明の重合方法は
芳香族アミノ基を有する有機色素またはアントラキノン
誘導体またはアクリドン誘導体をジアゾ化したジアゾ化
生成物の溶液を付加重合性単量体の乳化液または溶液中
に添加しジアゾ化生成物を微細な粒子として析出させた
後に分解し生成するフリーラジカルを重合開始剤として
上記の単量体を重合させると同時に有機色素またはアン
トラキノン誘導体またはアクリドン誘導体と共有結合さ
せる方法である。付加重合性単量体の乳化液は付加重合
性単量体と水とからなり必要に応じて界面活性剤や高分
子の分散剤を使用しても良い。付加重合性単量体の溶液
は付加重合性単量体と溶媒とからなり使用する溶媒とし
てはメチルアルコール、エチルアルコール、イソプロピ
ルアルコール、n−プロピルアルコール、n−ブタノ−
ル等のアルコール系溶剤やエチレングリコールまたはジ
エチレングリコールのモノまたはジアルキルエーテル等
の水混和性有機溶剤が好ましく、任意の割合で水を混和
させてもよい。ジアゾ化生成物を分解する方法は、反応
系を40〜120℃に加熱してもよいし、無機または有
機の還元剤、例えばナトリウム、リチウム、マグネシウ
ム、カルシウム等のアルカリ金属及びアルカリ土類金属
類、亜鉛、アルミニウム、イリジウム、クロム、スズ、
セリウム、チタン、鉄、銅、バナジウム等の重金属及び
それらの金属塩化合物、水素化ジイソブチルアルミニウ
ム、有機スズ水素化物、ヒドロシラン等の金属水素化
物、水素化アルミニウムリチウム、水素化アルミニウム
ナトリウム、水素化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ素リ
チウム、水素化ホウ素カルシウム、水素化ホウ素カリウ
ム、水素化ホウ素亜鉛、水素化ホウ素テトラアルキルア
ンモニウム等の金属水素錯化合物、ジボラン及び置換ジ
ボラン、ヒドラジン、ジイミド、トリアルキルホスフィ
ン、トリフェニルホスフィン、トリアルキルホスフィッ
ト、ヘキサメチルホスホラストリアミド等のリン化合物
等で分解してもよい。付加重合性単量体と重合開始剤と
なる芳香族アミノ基を有する有機色素またはアントラキ
ノン誘導体またはアクリドン誘導体の割合は、重合開始
剤のモル数に対して付加重合性単量体のモル数が10〜
10000倍の範囲であり、得られる分散剤の重量平均
分子量が2000〜100000となるように選択する
ことが好ましい。また重合の反応系の違いにより重合開
始剤の反応率が異なり未反応の開始剤が残留する場合も
あるが、分散剤の性能には何ら影響を与えない。本発明
の付加重合性単量体は、従来公知の付加重合性単量体を
すべて用いることが出来る。例えば、不飽和カルボン酸
及びそれらのエステル類、酸無水物、酸クロライド、酸
アミド、メチロール酸アミド及びアルキルメチロール酸
アミド等の誘導体、ビニル系単量体、ジエン系単量体、
エチレン等がある。さらに詳しく、不飽和カルボン酸の
例としては、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、
イタコン酸、マレイン酸、フマル酸等があり、不飽和カ
ルボン酸の誘導体の例としては、(メタ)アクリル酸メ
チル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸
プロピル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)ア
クリル酸イソプロピル、(メタ)アクリル酸イソブチ
ル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)
アクリル酸n−ヘキシル、(メタ)アクリル酸ラウリ
ル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メ
タ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、(メタ)アク
リルアミド、N−メチロールアクリルアミド、ジアセト
ンアクリルアミド、グリシジル(メタ)アクリレート、
(メタ)アクリル酸クロライド、クロトン酸メチル、ク
ロトン酸エチル、クロトン酸プロピル、クロトン酸n−
ブチル、クロトン酸イソプロピル、クロトン酸イソブチ
ル、クロトン酸2−エチルヘキシル、クロトン酸n−ヘ
キシル、クロトン酸ラウリル、クロトン酸2−ヒドロキ
シエチル、クロトン酸2−ヒドロキシプロピル、クロト
ンアミド、N−メチロールクロトンアミド、ジアセトン
クロトンアミド、グリシジルクロトネート、クロトン酸
クロライド、イタコン酸モノメチル、イタコン酸モノエ
チル、イタコン酸モノプロピル、イタコン酸モノ−n−
ブチル、イタコン酸モノイソプロピル、イタコン酸モノ
イソブチル、イタコン酸モノ−2−エチルヘキシル、イ
タコン酸モノ−n−ヘキシル、イタコン酸モノラウリ
ル、イタコン酸モノ−2−ヒドロキシエチル、イタコン
酸モノ−2−ヒドロキシプロピル、イタコンアミド、N
−メチロールイタコンアミド、ジアセトンイタコンアミ
ド、モノグリシジルイタコネート、イタコン酸クロライ
ド、イタコン酸ジメチル、イタコン酸ジエチル、イタコ
ン酸ジプロピル、イタコン酸ジ−n−ブチル、イタコン
酸ジイソプロピル、イタコン酸ジイソブチル、イタコン
酸ジ−2−エチルヘキシル、イタコン酸ジ−n−ヘキシ
ル、イタコン酸ジラウリル、イタコン酸ジ−2−ヒドロ
キシエチル、イタコン酸ジ−2−ヒドロキシプロピル、
イタコンジアミド、N,N−ジメチロールイタコンジア
ミド、ジアセトンイタコンジアミド、ジグリシジルイタ
コネート、無水イタコン酸、マレイン酸−モノメチル、
マレイン酸モノエチル、マレイン酸モノプロピル、マレ
イン酸モノ−n−ブチル、マレイン酸モノイソプロピ
ル、マレイン酸モノイソブチル、マレイン酸モノ2−エ
チルヘキシル、マレイン酸モノn−ヘキシル、マレイン
酸モノラウリル、マレイン酸モノ−2−ヒドロキシエチ
ル、マレイン酸モノ−2−ヒドロキシプロピル、マレイ
ンモノアミド、N−メチロールマレインアミド、ジアセ
トンマレインアミド、モノグリシジルマレート、マレイ
ン酸クロライド、マレイン酸ジメチル、マレイン酸ジエ
チル、マレイン酸ジプロピル、マレイン酸ジ−n−ブチ
ル、マレイン酸ジイソプロピル、マレイン酸ジイソブチ
ル、マレイン酸ジ−2−エチルヘキシル、マレイン酸ジ
−n−ヘキシル、マレイン酸ジラウリル、マレイン酸ジ
−2−ヒドロキシエチル、マレイン酸ジ−2−ヒドロキ
シプロピル、マレインジアミド、N,N−ジメチロール
マレインジアミド、ジアセトンマレインジアミド、ジグ
リシジルマレート、無水マレイン酸、フマル酸モノメチ
ル、フマル酸モノエチル、フマル酸モノプロピル、フマ
ル酸モノ−n−ブチル、フマル酸モノイソプロピル、フ
マル酸モノイソブチル、フマル酸モノ−2−エチルヘキ
シル、フマル酸モノ−n−ヘキシル、フマル酸モノラウ
リル、フマル酸モノ−2−ヒドロキシエチル、フマル酸
モノ−2−ヒドロキシプロピル、フマルアミド、N−メ
チロールフマルアミド、ジアセトンフマルアミド、モノ
グリシジルフマレート、フマル酸クロライド、フマル酸
ジメチル、フマル酸ジエチル、フマル酸ジプロピル、フ
マル酸ジ−n−ブチル、フマル酸ジイソプロピル、フマ
ル酸ジイソブチル、フマル酸ジ−2−エチルヘキシル、
フマル酸ジ−n−ヘキシル、フマル酸ジラウリル、フマ
ル酸ジ−2−ヒドロキシエチル、フマル酸ジ−2−ヒド
ロキシプロピル、フマルジアミド、N,N−ジメチロー
ルフマルジアミド、ジアセトンフマルジアミド、ジグリ
シジルフマレート等があり、ビニル系単量体の例として
は、酢酸ビニル、ビニルアルコール、塩化ビニル、ビニ
ルトルエン、スチレン、ビニルメチルエーテル、ビニル
エチルエーテル、ビニルプロピルエーテル、ビニルn−
ブチルエーテル、ビニルイソプロピルエーテル、ビニル
イソブチルエーテル、アクリロニトリル、塩化ビニリデ
ン、フッ化ビニル、フッ化ビニリデン、ビニルカルバゾ
ール、ビニルピロリドン、ビニルピリジン、ビニルイミ
ダゾール等があり、ジエン系単量体の例としては、ブタ
ジエン、クロロプレン、イソプレン等がある。これらの
単量体は上記の不飽和カルボン酸を必須成分とする以外
は任意の割合で使用することが出来るが、顔料を分散さ
せるビヒクルに用いられる樹脂の組成に類似した単量体
を用いたほうがより大きな効果が得られる。また用いら
れる不飽和カルボン酸の割合は全単量体に対して5〜3
0重量%が好ましい。本発明の顔料分散剤は上記の単量
体を選択することにより、現在使用されているほとんど
すべてのタイプの水性のインキまたは塗料に対して効果
を有し、さらに好ましくはアクリル共重合タイプの水溶
性樹脂または水分散性樹脂の単独または混合物からなる
水性のインキまたは塗料に対して効果が大きい。本発明
の顔料分散剤を使用する場合、乾燥した固体で使用して
もよいし、使用されるインキまたは塗料と相溶性のある
溶媒に溶解あるいは分散したものを使用してもよい。特
に水性ビヒクルに使用する場合は親水性有機溶媒中で上
記単量体から重合された遊離のカルボン酸を有する顔料
分散剤を無機アルカリや有機アミンで中和して水を添加
することによって得られる溶液または分散液や、乳化重
合により得られる顔料分散剤の水性分散体の使用が工業
的に有利である。中和に用いられる無機アルカリとして
は例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化
カルシウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム等が
あり、有機アミンとしては例えば、アンモニア、メチル
アミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、エチルア
ミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、プロピルア
ミン、ジプロピルアミン、トリプロピルアミン、ブチル
アミン、ジブチルアミン、トリブチルアミン、イソブチ
ルアミン、ジイソブチルアミン、2−ブタンアミン、N
−(1−メチルプロピル)−1−プロパンアミン、N,
N−ジメチルブチルアミン、1,2−ジメチルプロピル
アミン、N−エチル−1,2−ジメチルプロピルアミ
ン、アリルアミン、ジアリルアミン、トリアリルアミ
ン、N,N−ジメチルアリルアミン、N−メチルジアリ
ルアミン、3−ペンチルアミン、N,N−ジイソプロピ
ルエチルアミン、2−(ヒドロキシメチルアミノ)エタ
ノール、2−アミノロパノール、3−アミノロパノー
ル、トリエタノールアミン、ジメチルアミノプロパノー
ル、N−イソブチルジエタノールアミン、3−メトキシ
プロピルアミン、3−エトキシロピルアミン、3−プロ
ピルオキシプロピルアミン、3−イソプロピルオキシプ
ロピルアミン、3−ブトキシプロピルアミン等がある。
乾燥した固体を使用する場合は乾燥する前に混在する水
溶性の不純物を取り除くための水洗工程を行ってもよ
く、顔料の分散時に添加してもよいし、あらかじめ顔料
と混合して使用してもよい。溶媒に溶解あるいは分散し
たものを使用する場合は顔料の分散時または塗料化後の
どちらで添加してもよく、顔料の水または溶剤のスラリ
ーに添加し顔料の表面に吸着させるか、あるいは、アゾ
顔料においてはカップリング中、フタロシアニン顔料、
キナクリドン顔料及びジオキサジン顔料などにおいては
ソルトミリング法および硫酸溶解法などの顔料化工程中
に顔料分散剤の固体あるいは溶液あるいは分散液を添加
し顔料の表面に吸着させ濾過後必要に応じて乾燥する方
法によって得られる顔料組成物として使用してもよい。
本発明の顔料分散剤の使用される割合は顔料100重量
部に対して0.1〜30重量部であって、0.1重量部
よりも少ないと効果が得られず、30重量部よりも多く
用いるとインキまたは塗料に用いた場合の皮膜の性能に
悪影響を及ぼす。本発明の顔料は例えば、フタロシアニ
ン顔料、不溶性アゾ顔料、アゾレーキ顔料、アントラキ
ノン顔料、キナクリドン顔料、ジオキサジン顔料、ジケ
トピロロピロール顔料、アントラピリジン顔料、アンサ
ンスロン顔料、インダンスロン顔料、フラバンスロン顔
料、ペリノン顔料、ペリレン顔料、チオインジゴ顔料、
カーボンブラック、酸化鉄、鉛白、鉛丹、群青、紺青、
酸化コバルト、二酸化チタン、二酸化チタン被覆雲母、
ストロンチウムクロメート、チタニウムイエロー、チタ
ンブラック、ジンククロメート、鉄黒、モリブデンレッ
ド、モリブデンホワイト、リトポン、エメラルドグリー
ン、カドミウムイエロー、カドミウムレッド、コバルト
ブルー等がある。本発明の水性顔料分散体に使用される
水性樹脂は、アクリル共重合体系、スチレン−アクリル
酸共重合体系、スチレン−マレイン酸共重合体系、アル
キド系エポキシ系、ポリエステル系、ウレタン系等の水
分散樹脂または水溶性樹脂が有るが、特に、アクリル共
重合体系の水分散樹脂または水溶性樹脂が好ましい。ア
クリル共重合体系樹脂は(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステル50〜80重量%、アクリル酸、メタクリル酸、
マレイン酸、イタコン酸等のカルボン酸含有単量体5〜
30重量%およびその他の単量体0〜20重量%を乳化
重合または水溶性溶媒中で溶液重合して得られる、重量
平均分子量5000〜300000、酸価が1〜200
の樹脂である。上記(メタ)アクリル酸アルキルエステ
ルとしては、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アク
リル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)
アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸イソプロピ
ル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル
酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸n−ヘキシ
ル、(メタ)アクリル酸ラウリル等がある。上記その他
のモノマーとしては、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキ
シエチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピ
ル、アクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、
ジアセトンアクリルアミド、グリシジル(メタ)アクリ
レート、スチレン、ビニルトルエン、酢酸ビニル、アク
リロニトリル、ビニルアルコール、エチレン等がある。
上記水分散性樹脂は、乳化剤を添加した水性媒体に上記
モノマーの混合物を滴下して乳化重合することによって
製造することができる。乳化剤の代わりにまたは乳化剤
と併用して高分子量の分散剤を使用してもよい。また、
本発明の水分散性樹脂は樹脂中に組み込まれたカルボン
酸をアミンまたはアンモニア等の添加により中和して水
性分散体中に分散させてもよい。例えば、親水性有機溶
媒中で重合された遊離のカルボン酸を有するアクリル系
共重合樹脂を有機アミンで中和して水を添加することに
よって水分散性樹脂を得ることができる。ここで用いら
れる有機アミンとしては例えば、アンモニア、メチルア
ミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、エチルアミ
ン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、プロピルアミ
ン、ジプロピルアミン、トリプロピルアミン、ブチルア
ミン、ジブチルアミン、トリブチルアミン、イソブチル
アミン、ジイソブチルアミン、2−ブタンアミン、N−
(1−メチルプロピル)−1−プロパンアミン、N,N
−ジメチルブチルアミン、1,2−ジメチルプロピルア
ミン、N−エチル−1,2−ジメチルプロピルアミン、
アリルアミン、ジアリルアミン、トリアリルアミン、
N,N−ジメチルアリルアミン、N−メチルジアリルア
ミン、3−ペンチルアミン、N,N−ジイソプロピルエ
チルアミン、2−(ヒドロキシメチルアミノ)エタノー
ル、2−アミノロパノール、3−アミノロパノール、ト
リエタノールアミン、ジメチルアミノプロパノール、N
−イソブチルジエタノールアミン、3−メトキシプロピ
ルアミン、3−エトキシロピルアミン、3−プロピルオ
キシプロピルアミン、3−イソプロピルオキシプロピル
アミン、3−ブトキシプロピルアミン等がある。上記水
溶性樹脂は親水性有機溶媒中で上記モノマーから重合さ
れた遊離のカルボン酸を有するアクリル系共重合樹脂を
上記の有機アミンで中和して水を添加することによって
得ることができる。本発明に使用される水性樹脂の水性
媒体は、水のみであってもよいが、場合によってはエチ
ルアルコール、イソプロピルアルコール、n−プロピル
アルコール、n−ブタノール等のアルコール系溶剤や、
エチレングリコールまたはジエチレングリコールのモノ
またはジアルキルエーテル等の水混和性有機溶剤を水性
媒体中の50重量%まで混和させることができる。本発
明の水性樹脂の使用量は顔料100重量部に対して固形
分換算で5〜200重量部であって、5重量部より少な
いと顔料が完全に分散せず、200重量部より多いと分
散安定性が悪くなり経時により沈降、分離等を起こす。
本発明の水性顔料分散体の製造方法は、顔料と顔料分散
剤を水性樹脂の分散液または溶液に配合するのが最も簡
便である。あるいは顔料の水または溶剤のスラリーに添
加し顔料の表面に吸着させるか、あるいはアゾ顔料にお
いてはカップリング中、フタロシアニン顔料、キナクリ
ドン顔料及びジオキサジン顔料などにおいてはソルトミ
リング法および硫酸溶解法などの顔料化工程中に顔料分
散剤の粉末あるいは溶液あるいは分散液を添加し顔料の
表面に吸着させ濾過後必要に応じて乾燥する方法によっ
て得られる顔料組成物を水性樹脂の分散液または溶液に
配合することもできる。顔料または顔料組成物を水性樹
脂の分散液または溶液に分散させるには、ディゾルバ
ー、ハイスピードミキサー、ホモミキサー、サンドミ
ル、アトライター等の分散機を使用することが好まし
い。本発明の水性顔料分散体は、水性印刷インキあるい
は水性塗料として、およびそれらの濃縮分散体として使
用することができる。
を有する有機色素またはアントラキノン誘導体またはア
クリドン誘導体をジアゾ化したジアゾ化生成物の溶液を
酸性官能基を有する付加重合性単量体を含む付加重合性
単量体と水からなる乳化液中に添加しジアゾ化生成物を
微分散状態で析出させた後にジアゾ化生成物を分解し重
合を行うことにより得られる顔料分散剤に関する。さら
に本発明は、芳香族アミノ基を有する有機色素またはア
ントラキノン誘導体またはアクリドン誘導体をジアゾ化
したジアゾ化生成物の溶液を酸性官能基を有する付加重
合性単量体を含む付加重合性単量体の溶液中に添加しジ
アゾ化生成物を微分散状態で析出させた後にジアゾ化生
成物を分解し重合を行うことにより得られる顔料分散剤
に関する。さらに本発明は、顔料100重量部および上
記の顔料分散剤0.1〜30重量部および固形分5〜2
00重量部の水性樹脂からなる水性顔料分散体に関す
る。本発明の顔料分散剤の原料となる有機色素としては
フタロシアニン系、不溶性アゾ系、アゾレーキ系、アン
トラキノン系、キナクリドン系、ジオキサジン系、ジケ
トピロロピロール系、アントラピリジン系、アンサンス
ロン系、インダンスロン系、フラバンスロン系、ペリノ
ン系、ペリレン系、チオインジゴ系等がありこれらの色
素は任意に選択することができるが使用する顔料に近い
色相を有するものを使用した方が工業的に有利である。
本発明の顔料分散剤の原料となる芳香族アミノ基を有す
る有機色素の合成法としては、以下の3つの方法があ
る。 (1)既存の有機色素を常法によりアミノ置換する。 (2)アミノ置換された顔料の合成原料を用いて顔料を
合成する。 (3)既存の有機色素に−SO2 Cl、−COCl、−
CH2 NHCOCH2 Cl、−CH2 Cl等の置換基を
常法により導入し、これらの置換基と結合しうる置換
基、たとえばアミノ基や水酸基と、芳香族アミノ基との
両方を含有する化合物をこれらと結合させる。 (1)のアミノ置換の方法としては出発原料の有機色素
を混酸等によりニトロ化した後、鉄、亜鉛、錫等の金属
と塩酸、酢酸等の酸との組み合わせ、鉄、亜鉛、錫等の
金属と水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ
との組み合わせ、あるいは硫化水素およびそのアルカリ
金属塩、ハイドロサルファイト等の還元剤により還元す
るかあるいは、電解還元や接触還元することによりアミ
ノ置換を行う方法や、アンモノリシスによりハロゲン
基、スルホン基、水酸基をアミノ置換する方法がある。
上記(3)の方法で用いられる芳香族アミノ基を含有す
る化合物としては、o−フェニレンジアミン、m−フェ
ニレンジアミン、p−フェニレンジアミン、2−アミノ
フェノール、3−アミノフェノール、4−アミノフェノ
ール等がある。本発明の顔料分散剤の原料となるアント
ラキノン誘導体またはアクリドン誘導体としては、1−
アミノアントラキノン、2−アミノアントラキノン、
1,2−ジアミノアントラキノン、1,4−ジアミノア
ントラキノン、1,5−ジアミノアントラキノン、1−
アミノアクリドン、2−アミノアクリドン、1,2−ジ
アミノアクリドン、1,4−ジアミノアクリドン、1,
5−ジアミノアクリドン等のアントラキノン骨格または
アクリドン骨格に直接アミノ基が結合した化合物、およ
びこれらの化合物の置換可能な任意の位置にニトロ基、
スルホン基、カルボキシル基、水酸基、アルキル基、ア
ルコキシル基、ハロゲン基、メルカプト基等の置換基を
有する化合物が有る。これらのアントラキノン誘導体ま
たはアクリドン誘導体はアントラキノンまたはアクリド
ンまたはそれらに置換基を導入した化合物を常法により
アミノ置換することにより得られる。アミノ置換の方法
としては、例えば、出発原料のアントラキノンまたはア
クリドンを混酸等によりニトロ化した後、鉄、亜鉛、錫
等の金属と塩酸、酢酸等の酸との組み合わせ、鉄、亜
鉛、錫等の金属と水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等
のアルカリとの組み合わせ、あるいは硫化水素およびそ
のアルカリ金属塩、ハイドロサルファイト等の還元剤に
より還元するかあるいは、電解還元や接触還元すること
によりアミノ置換を行う方法や、アンモノリシスにより
ハロゲン基、スルホン基、水酸基をアミノ置換する方法
がある。本発明のアントラキノン誘導体またはアクリド
ン誘導体は、また、アントラキノン骨格もしくはアクリ
ドン骨格に−SO2 Cl、−COCl、−CH2 NHC
OCH2 Cl、−CH2 Cl等の2価の結合基を介して
芳香族アミノ化合物が結合した化合物、およびこれらの
化合物の置換可能な任意の位置にニトロ基、スルホン
基、カルボキシル基、水酸基、アルキル基、アルコキシ
ル基、ハロゲン基、メルカプト基等の置換基等の置換基
を有する化合物を挙げることができる。本発明の芳香族
アミノ基を有する有機色素またはアントラキノン誘導体
またはアクリドン誘導体の好ましい置換基数は1分子当
たり1個から2個であり、この範囲の分散剤の性能が最
も大きい。本発明の芳香族アミノ基を有する有機色素ま
たはアントラキノン誘導体またはアクリドン誘導体をジ
アゾ化する方法は従来公知の芳香族一級アミンのジアゾ
化法に準じて行うことが出来る。本発明のジアゾ化生成
物の溶液は上記の方法でジアゾ化された反応溶液をその
まま用いても良いし、単離されたジアゾ化生成物を酸性
水溶液中に溶解しても良い。特にジアゾ化する有機色素
がフタロシアニンのような難溶解性の色素の場合には硫
酸ニトロシル法によりジアゾ化されたジアゾ化生成物の
硫酸溶液を用いることが好ましい。本発明の重合方法は
芳香族アミノ基を有する有機色素またはアントラキノン
誘導体またはアクリドン誘導体をジアゾ化したジアゾ化
生成物の溶液を付加重合性単量体の乳化液または溶液中
に添加しジアゾ化生成物を微細な粒子として析出させた
後に分解し生成するフリーラジカルを重合開始剤として
上記の単量体を重合させると同時に有機色素またはアン
トラキノン誘導体またはアクリドン誘導体と共有結合さ
せる方法である。付加重合性単量体の乳化液は付加重合
性単量体と水とからなり必要に応じて界面活性剤や高分
子の分散剤を使用しても良い。付加重合性単量体の溶液
は付加重合性単量体と溶媒とからなり使用する溶媒とし
てはメチルアルコール、エチルアルコール、イソプロピ
ルアルコール、n−プロピルアルコール、n−ブタノ−
ル等のアルコール系溶剤やエチレングリコールまたはジ
エチレングリコールのモノまたはジアルキルエーテル等
の水混和性有機溶剤が好ましく、任意の割合で水を混和
させてもよい。ジアゾ化生成物を分解する方法は、反応
系を40〜120℃に加熱してもよいし、無機または有
機の還元剤、例えばナトリウム、リチウム、マグネシウ
ム、カルシウム等のアルカリ金属及びアルカリ土類金属
類、亜鉛、アルミニウム、イリジウム、クロム、スズ、
セリウム、チタン、鉄、銅、バナジウム等の重金属及び
それらの金属塩化合物、水素化ジイソブチルアルミニウ
ム、有機スズ水素化物、ヒドロシラン等の金属水素化
物、水素化アルミニウムリチウム、水素化アルミニウム
ナトリウム、水素化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ素リ
チウム、水素化ホウ素カルシウム、水素化ホウ素カリウ
ム、水素化ホウ素亜鉛、水素化ホウ素テトラアルキルア
ンモニウム等の金属水素錯化合物、ジボラン及び置換ジ
ボラン、ヒドラジン、ジイミド、トリアルキルホスフィ
ン、トリフェニルホスフィン、トリアルキルホスフィッ
ト、ヘキサメチルホスホラストリアミド等のリン化合物
等で分解してもよい。付加重合性単量体と重合開始剤と
なる芳香族アミノ基を有する有機色素またはアントラキ
ノン誘導体またはアクリドン誘導体の割合は、重合開始
剤のモル数に対して付加重合性単量体のモル数が10〜
10000倍の範囲であり、得られる分散剤の重量平均
分子量が2000〜100000となるように選択する
ことが好ましい。また重合の反応系の違いにより重合開
始剤の反応率が異なり未反応の開始剤が残留する場合も
あるが、分散剤の性能には何ら影響を与えない。本発明
の付加重合性単量体は、従来公知の付加重合性単量体を
すべて用いることが出来る。例えば、不飽和カルボン酸
及びそれらのエステル類、酸無水物、酸クロライド、酸
アミド、メチロール酸アミド及びアルキルメチロール酸
アミド等の誘導体、ビニル系単量体、ジエン系単量体、
エチレン等がある。さらに詳しく、不飽和カルボン酸の
例としては、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、
イタコン酸、マレイン酸、フマル酸等があり、不飽和カ
ルボン酸の誘導体の例としては、(メタ)アクリル酸メ
チル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸
プロピル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)ア
クリル酸イソプロピル、(メタ)アクリル酸イソブチ
ル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)
アクリル酸n−ヘキシル、(メタ)アクリル酸ラウリ
ル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メ
タ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、(メタ)アク
リルアミド、N−メチロールアクリルアミド、ジアセト
ンアクリルアミド、グリシジル(メタ)アクリレート、
(メタ)アクリル酸クロライド、クロトン酸メチル、ク
ロトン酸エチル、クロトン酸プロピル、クロトン酸n−
ブチル、クロトン酸イソプロピル、クロトン酸イソブチ
ル、クロトン酸2−エチルヘキシル、クロトン酸n−ヘ
キシル、クロトン酸ラウリル、クロトン酸2−ヒドロキ
シエチル、クロトン酸2−ヒドロキシプロピル、クロト
ンアミド、N−メチロールクロトンアミド、ジアセトン
クロトンアミド、グリシジルクロトネート、クロトン酸
クロライド、イタコン酸モノメチル、イタコン酸モノエ
チル、イタコン酸モノプロピル、イタコン酸モノ−n−
ブチル、イタコン酸モノイソプロピル、イタコン酸モノ
イソブチル、イタコン酸モノ−2−エチルヘキシル、イ
タコン酸モノ−n−ヘキシル、イタコン酸モノラウリ
ル、イタコン酸モノ−2−ヒドロキシエチル、イタコン
酸モノ−2−ヒドロキシプロピル、イタコンアミド、N
−メチロールイタコンアミド、ジアセトンイタコンアミ
ド、モノグリシジルイタコネート、イタコン酸クロライ
ド、イタコン酸ジメチル、イタコン酸ジエチル、イタコ
ン酸ジプロピル、イタコン酸ジ−n−ブチル、イタコン
酸ジイソプロピル、イタコン酸ジイソブチル、イタコン
酸ジ−2−エチルヘキシル、イタコン酸ジ−n−ヘキシ
ル、イタコン酸ジラウリル、イタコン酸ジ−2−ヒドロ
キシエチル、イタコン酸ジ−2−ヒドロキシプロピル、
イタコンジアミド、N,N−ジメチロールイタコンジア
ミド、ジアセトンイタコンジアミド、ジグリシジルイタ
コネート、無水イタコン酸、マレイン酸−モノメチル、
マレイン酸モノエチル、マレイン酸モノプロピル、マレ
イン酸モノ−n−ブチル、マレイン酸モノイソプロピ
ル、マレイン酸モノイソブチル、マレイン酸モノ2−エ
チルヘキシル、マレイン酸モノn−ヘキシル、マレイン
酸モノラウリル、マレイン酸モノ−2−ヒドロキシエチ
ル、マレイン酸モノ−2−ヒドロキシプロピル、マレイ
ンモノアミド、N−メチロールマレインアミド、ジアセ
トンマレインアミド、モノグリシジルマレート、マレイ
ン酸クロライド、マレイン酸ジメチル、マレイン酸ジエ
チル、マレイン酸ジプロピル、マレイン酸ジ−n−ブチ
ル、マレイン酸ジイソプロピル、マレイン酸ジイソブチ
ル、マレイン酸ジ−2−エチルヘキシル、マレイン酸ジ
−n−ヘキシル、マレイン酸ジラウリル、マレイン酸ジ
−2−ヒドロキシエチル、マレイン酸ジ−2−ヒドロキ
シプロピル、マレインジアミド、N,N−ジメチロール
マレインジアミド、ジアセトンマレインジアミド、ジグ
リシジルマレート、無水マレイン酸、フマル酸モノメチ
ル、フマル酸モノエチル、フマル酸モノプロピル、フマ
ル酸モノ−n−ブチル、フマル酸モノイソプロピル、フ
マル酸モノイソブチル、フマル酸モノ−2−エチルヘキ
シル、フマル酸モノ−n−ヘキシル、フマル酸モノラウ
リル、フマル酸モノ−2−ヒドロキシエチル、フマル酸
モノ−2−ヒドロキシプロピル、フマルアミド、N−メ
チロールフマルアミド、ジアセトンフマルアミド、モノ
グリシジルフマレート、フマル酸クロライド、フマル酸
ジメチル、フマル酸ジエチル、フマル酸ジプロピル、フ
マル酸ジ−n−ブチル、フマル酸ジイソプロピル、フマ
ル酸ジイソブチル、フマル酸ジ−2−エチルヘキシル、
フマル酸ジ−n−ヘキシル、フマル酸ジラウリル、フマ
ル酸ジ−2−ヒドロキシエチル、フマル酸ジ−2−ヒド
ロキシプロピル、フマルジアミド、N,N−ジメチロー
ルフマルジアミド、ジアセトンフマルジアミド、ジグリ
シジルフマレート等があり、ビニル系単量体の例として
は、酢酸ビニル、ビニルアルコール、塩化ビニル、ビニ
ルトルエン、スチレン、ビニルメチルエーテル、ビニル
エチルエーテル、ビニルプロピルエーテル、ビニルn−
ブチルエーテル、ビニルイソプロピルエーテル、ビニル
イソブチルエーテル、アクリロニトリル、塩化ビニリデ
ン、フッ化ビニル、フッ化ビニリデン、ビニルカルバゾ
ール、ビニルピロリドン、ビニルピリジン、ビニルイミ
ダゾール等があり、ジエン系単量体の例としては、ブタ
ジエン、クロロプレン、イソプレン等がある。これらの
単量体は上記の不飽和カルボン酸を必須成分とする以外
は任意の割合で使用することが出来るが、顔料を分散さ
せるビヒクルに用いられる樹脂の組成に類似した単量体
を用いたほうがより大きな効果が得られる。また用いら
れる不飽和カルボン酸の割合は全単量体に対して5〜3
0重量%が好ましい。本発明の顔料分散剤は上記の単量
体を選択することにより、現在使用されているほとんど
すべてのタイプの水性のインキまたは塗料に対して効果
を有し、さらに好ましくはアクリル共重合タイプの水溶
性樹脂または水分散性樹脂の単独または混合物からなる
水性のインキまたは塗料に対して効果が大きい。本発明
の顔料分散剤を使用する場合、乾燥した固体で使用して
もよいし、使用されるインキまたは塗料と相溶性のある
溶媒に溶解あるいは分散したものを使用してもよい。特
に水性ビヒクルに使用する場合は親水性有機溶媒中で上
記単量体から重合された遊離のカルボン酸を有する顔料
分散剤を無機アルカリや有機アミンで中和して水を添加
することによって得られる溶液または分散液や、乳化重
合により得られる顔料分散剤の水性分散体の使用が工業
的に有利である。中和に用いられる無機アルカリとして
は例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化
カルシウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム等が
あり、有機アミンとしては例えば、アンモニア、メチル
アミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、エチルア
ミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、プロピルア
ミン、ジプロピルアミン、トリプロピルアミン、ブチル
アミン、ジブチルアミン、トリブチルアミン、イソブチ
ルアミン、ジイソブチルアミン、2−ブタンアミン、N
−(1−メチルプロピル)−1−プロパンアミン、N,
N−ジメチルブチルアミン、1,2−ジメチルプロピル
アミン、N−エチル−1,2−ジメチルプロピルアミ
ン、アリルアミン、ジアリルアミン、トリアリルアミ
ン、N,N−ジメチルアリルアミン、N−メチルジアリ
ルアミン、3−ペンチルアミン、N,N−ジイソプロピ
ルエチルアミン、2−(ヒドロキシメチルアミノ)エタ
ノール、2−アミノロパノール、3−アミノロパノー
ル、トリエタノールアミン、ジメチルアミノプロパノー
ル、N−イソブチルジエタノールアミン、3−メトキシ
プロピルアミン、3−エトキシロピルアミン、3−プロ
ピルオキシプロピルアミン、3−イソプロピルオキシプ
ロピルアミン、3−ブトキシプロピルアミン等がある。
乾燥した固体を使用する場合は乾燥する前に混在する水
溶性の不純物を取り除くための水洗工程を行ってもよ
く、顔料の分散時に添加してもよいし、あらかじめ顔料
と混合して使用してもよい。溶媒に溶解あるいは分散し
たものを使用する場合は顔料の分散時または塗料化後の
どちらで添加してもよく、顔料の水または溶剤のスラリ
ーに添加し顔料の表面に吸着させるか、あるいは、アゾ
顔料においてはカップリング中、フタロシアニン顔料、
キナクリドン顔料及びジオキサジン顔料などにおいては
ソルトミリング法および硫酸溶解法などの顔料化工程中
に顔料分散剤の固体あるいは溶液あるいは分散液を添加
し顔料の表面に吸着させ濾過後必要に応じて乾燥する方
法によって得られる顔料組成物として使用してもよい。
本発明の顔料分散剤の使用される割合は顔料100重量
部に対して0.1〜30重量部であって、0.1重量部
よりも少ないと効果が得られず、30重量部よりも多く
用いるとインキまたは塗料に用いた場合の皮膜の性能に
悪影響を及ぼす。本発明の顔料は例えば、フタロシアニ
ン顔料、不溶性アゾ顔料、アゾレーキ顔料、アントラキ
ノン顔料、キナクリドン顔料、ジオキサジン顔料、ジケ
トピロロピロール顔料、アントラピリジン顔料、アンサ
ンスロン顔料、インダンスロン顔料、フラバンスロン顔
料、ペリノン顔料、ペリレン顔料、チオインジゴ顔料、
カーボンブラック、酸化鉄、鉛白、鉛丹、群青、紺青、
酸化コバルト、二酸化チタン、二酸化チタン被覆雲母、
ストロンチウムクロメート、チタニウムイエロー、チタ
ンブラック、ジンククロメート、鉄黒、モリブデンレッ
ド、モリブデンホワイト、リトポン、エメラルドグリー
ン、カドミウムイエロー、カドミウムレッド、コバルト
ブルー等がある。本発明の水性顔料分散体に使用される
水性樹脂は、アクリル共重合体系、スチレン−アクリル
酸共重合体系、スチレン−マレイン酸共重合体系、アル
キド系エポキシ系、ポリエステル系、ウレタン系等の水
分散樹脂または水溶性樹脂が有るが、特に、アクリル共
重合体系の水分散樹脂または水溶性樹脂が好ましい。ア
クリル共重合体系樹脂は(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステル50〜80重量%、アクリル酸、メタクリル酸、
マレイン酸、イタコン酸等のカルボン酸含有単量体5〜
30重量%およびその他の単量体0〜20重量%を乳化
重合または水溶性溶媒中で溶液重合して得られる、重量
平均分子量5000〜300000、酸価が1〜200
の樹脂である。上記(メタ)アクリル酸アルキルエステ
ルとしては、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アク
リル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)
アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸イソプロピ
ル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル
酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸n−ヘキシ
ル、(メタ)アクリル酸ラウリル等がある。上記その他
のモノマーとしては、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキ
シエチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピ
ル、アクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、
ジアセトンアクリルアミド、グリシジル(メタ)アクリ
レート、スチレン、ビニルトルエン、酢酸ビニル、アク
リロニトリル、ビニルアルコール、エチレン等がある。
上記水分散性樹脂は、乳化剤を添加した水性媒体に上記
モノマーの混合物を滴下して乳化重合することによって
製造することができる。乳化剤の代わりにまたは乳化剤
と併用して高分子量の分散剤を使用してもよい。また、
本発明の水分散性樹脂は樹脂中に組み込まれたカルボン
酸をアミンまたはアンモニア等の添加により中和して水
性分散体中に分散させてもよい。例えば、親水性有機溶
媒中で重合された遊離のカルボン酸を有するアクリル系
共重合樹脂を有機アミンで中和して水を添加することに
よって水分散性樹脂を得ることができる。ここで用いら
れる有機アミンとしては例えば、アンモニア、メチルア
ミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、エチルアミ
ン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、プロピルアミ
ン、ジプロピルアミン、トリプロピルアミン、ブチルア
ミン、ジブチルアミン、トリブチルアミン、イソブチル
アミン、ジイソブチルアミン、2−ブタンアミン、N−
(1−メチルプロピル)−1−プロパンアミン、N,N
−ジメチルブチルアミン、1,2−ジメチルプロピルア
ミン、N−エチル−1,2−ジメチルプロピルアミン、
アリルアミン、ジアリルアミン、トリアリルアミン、
N,N−ジメチルアリルアミン、N−メチルジアリルア
ミン、3−ペンチルアミン、N,N−ジイソプロピルエ
チルアミン、2−(ヒドロキシメチルアミノ)エタノー
ル、2−アミノロパノール、3−アミノロパノール、ト
リエタノールアミン、ジメチルアミノプロパノール、N
−イソブチルジエタノールアミン、3−メトキシプロピ
ルアミン、3−エトキシロピルアミン、3−プロピルオ
キシプロピルアミン、3−イソプロピルオキシプロピル
アミン、3−ブトキシプロピルアミン等がある。上記水
溶性樹脂は親水性有機溶媒中で上記モノマーから重合さ
れた遊離のカルボン酸を有するアクリル系共重合樹脂を
上記の有機アミンで中和して水を添加することによって
得ることができる。本発明に使用される水性樹脂の水性
媒体は、水のみであってもよいが、場合によってはエチ
ルアルコール、イソプロピルアルコール、n−プロピル
アルコール、n−ブタノール等のアルコール系溶剤や、
エチレングリコールまたはジエチレングリコールのモノ
またはジアルキルエーテル等の水混和性有機溶剤を水性
媒体中の50重量%まで混和させることができる。本発
明の水性樹脂の使用量は顔料100重量部に対して固形
分換算で5〜200重量部であって、5重量部より少な
いと顔料が完全に分散せず、200重量部より多いと分
散安定性が悪くなり経時により沈降、分離等を起こす。
本発明の水性顔料分散体の製造方法は、顔料と顔料分散
剤を水性樹脂の分散液または溶液に配合するのが最も簡
便である。あるいは顔料の水または溶剤のスラリーに添
加し顔料の表面に吸着させるか、あるいはアゾ顔料にお
いてはカップリング中、フタロシアニン顔料、キナクリ
ドン顔料及びジオキサジン顔料などにおいてはソルトミ
リング法および硫酸溶解法などの顔料化工程中に顔料分
散剤の粉末あるいは溶液あるいは分散液を添加し顔料の
表面に吸着させ濾過後必要に応じて乾燥する方法によっ
て得られる顔料組成物を水性樹脂の分散液または溶液に
配合することもできる。顔料または顔料組成物を水性樹
脂の分散液または溶液に分散させるには、ディゾルバ
ー、ハイスピードミキサー、ホモミキサー、サンドミ
ル、アトライター等の分散機を使用することが好まし
い。本発明の水性顔料分散体は、水性印刷インキあるい
は水性塗料として、およびそれらの濃縮分散体として使
用することができる。
製造例1 メタノール1000部にp−フェニレンジアミン43部
を溶解し、銅フタロシアニンスルホニルクロリド(1分
子当たり平均1.5個のクロロスルホニル基を含有す
る。)145部を含むメタノールウェットケーキを加え
て60℃で1時間攪拌した。ろ過、メタノール洗浄した
後、60℃で乾燥、粉砕して青色粉末(化合物a)16
0部を得た。 製造例2 ジメチルホルムアミド2000部にp−フェニレンジア
ミン43部を溶解し、クロロメチル銅フタロシアニン
(1分子当たり平均2個のクロロメチル基を含有す
る。)135部を加えて100℃で3時間攪拌した。ろ
過、水洗した後、80℃で乾燥、粉砕して青色粉末(化
合物b)155部を得た。 製造例3 メタノール1000部にp−フェニレンジアミン43部
を溶解し、クロロアセトアミノメチルキナクリドン(1
分子当たり平均1個のクロロアセトアミノメチル基を含
有する。)83.5部を含むメタノールウェットケーキ
を加えて60℃で1時間攪拌した。ろ過、メタノール洗
浄した後、60℃で乾燥、粉砕して赤色粉末(化合物
c)95部を得た。 製造例4〜11 製造例1〜3に準じて表1に示す化合物d〜kを合成し
た。 製造例12 4−アミノ−アセトアセトアニリド38.4部を水10
00部に懸濁させ、4,4’−ジクロロベンジジンを常
法によりジアゾ化したジアゾニウム液と常法によりカッ
プリングし、ろ過、水洗、乾燥して黄色粉末(化合物
l)130部を得た。 製造例13 メタノール1000部にp−フェニレンジアミン43部
を溶解し、β−オキシナフトエ酸クロリド41部を加
え、60℃で1時間攪拌した。水1000部を加えて生
成物を完全に析出させ、ろ過、水洗した後、60℃で乾
燥、粉砕して白色粉末55部を得た。得られた白色粉末
をカップリング成分として2,5−ジクロルアニリンを
常法によりジアゾ化したジアゾニウム液と常法によりカ
ップリングし、ろ過、水洗、乾燥して赤色粉末(化合物
m)90部を得た。 製造例14 冷却した98%硫酸20部に亜硝酸ナトリウム0.7部
を加え70℃まで加熱したのち再び冷却して化合物a
5.5部を10℃以下で加えた。そのまま10℃で1時
間攪拌したのち、10℃以下に冷却したアクリル酸エチ
ル10部、メタクリル酸メチル10部、メタクリル酸5
部、ジエチレングリコールジメチルエーテル50部から
なる溶液に滴下した。窒素気流中で加熱し80℃で2時
間重合させたのち、水100部を加えて樹脂分を析出さ
せろ過、水洗、乾燥、粉砕して樹脂粉末(分散剤A−
i)27部を得た。 製造例15 冷却した98%硫酸10部に亜硝酸ナトリウム0.1部
を加え70℃まで加熱したのち再び冷却して化合物a1
部を10℃以下で加えた。そのまま10℃で1時間攪拌
したのち、10℃以下に冷却したアクリル酸エチル10
部、メタクリル酸メチル10部、メタクリル酸5部、ラ
ウリル硫酸ナトリウム10部、水200部からなる乳化
液に滴下した。窒素気流中で加熱し80℃で2時間重合
させたのち、水200部を加えて樹脂分を分離させデカ
ントする工程を数回繰り返し、1%ジメチルアミノエタ
ノール水溶液50部を加えて1時間攪拌し固形分25%
の分散体(分散剤A−ii)100部を得た。 製造例16〜29 製造例15に準じて化合物b〜m、ならびに1−アミノ
アントラキノン、1−アミノアクリドンについても重合
を行い樹脂分散液(分散剤B〜O)を得た。 実施例1 C.I.Pigment Blue 15:1 10部、分散剤A−i1部、重量
平均分子量25000 、酸価60のアクリル樹脂溶液 (固形分
20%)12.5部、イオン交換水20部、及び 3mmφアルミナビ
ーズ150 部を225 mlのガラス容器に入れペイントコンデ
ィショナーで3 時間分散させた。上記のアクリル樹脂3
7.5部とメチル化メラミン樹脂 (商品名 サイメル303
三井サイアナミッド製)4.3部を加えて混合し水性塗料を
得た。得られた水性塗料を 4ミルのフィルムアプリケー
ターでPET フィルム上に展色し140 ℃で30分間焼き付け
たところ優れた皮膜光沢が得られた。光沢の測定はデジ
タル変角光沢計により20°グロスを測定した。測定結果
は表3に示す。 実施例2〜22 実施例1に準じて種々の顔料に対して分散剤A−ii〜O
を用いて塗料化を行った(但し、樹脂分散液の添加量は
固形分換算。)ところ同様に優れた皮膜光沢が得られ
た。それらの結果を表3及び表4に示す。 実施例23 C.I.Pigment Blue 15:1 20部を含むウェットケーキを水
200 部に分散させ、分散剤B4.5部を加えて混合し
た。次いで濾過、水洗、乾燥、粉砕して顔料組成物23部
を得た。得られた顔料組成物を下記の方法で塗料化、展
色したところ優れた皮膜光沢が得られた。測定結果は表
3に示す。 (塗料化及び展色方法)顔料組成物10部、重量平均分子量
25000 、酸価60のアクリル樹脂溶液 (固形分20%)12.5
部、イオン交換水20部、及び 3mmφアルミナビーズ150
部を225 mlのガラス容器に入れペイントコンディショナ
ーで3 時間分散させた。上記のアクリル樹脂37.5部とメ
チル化メラミン樹脂 (商品名 サイメル303 三井サイア
ナミッド製)4.3部を加えて混合し水性塗料を得た。得ら
れた水性塗料を 4ミルのフィルムアプリケーターでPET
フィルム上に展色し140 ℃で30分間焼き付けた。光沢の
測定はデジタル変角光沢計により20°グロスを測定し
た。 実施例24〜25 実施例22に準じて種々の顔料に分散剤A〜Mを混合
し、塗料化、展色したところ同様に優れた皮膜光沢が得
られた。それらの結果を表3に示す。 比較例 実施例1〜25に用いた顔料を分散剤を加えずに塗料
化、展色したところ加えたものに比べて光沢は劣ってい
た。それらの結果を表3及び表4に示す。
を溶解し、銅フタロシアニンスルホニルクロリド(1分
子当たり平均1.5個のクロロスルホニル基を含有す
る。)145部を含むメタノールウェットケーキを加え
て60℃で1時間攪拌した。ろ過、メタノール洗浄した
後、60℃で乾燥、粉砕して青色粉末(化合物a)16
0部を得た。 製造例2 ジメチルホルムアミド2000部にp−フェニレンジア
ミン43部を溶解し、クロロメチル銅フタロシアニン
(1分子当たり平均2個のクロロメチル基を含有す
る。)135部を加えて100℃で3時間攪拌した。ろ
過、水洗した後、80℃で乾燥、粉砕して青色粉末(化
合物b)155部を得た。 製造例3 メタノール1000部にp−フェニレンジアミン43部
を溶解し、クロロアセトアミノメチルキナクリドン(1
分子当たり平均1個のクロロアセトアミノメチル基を含
有する。)83.5部を含むメタノールウェットケーキ
を加えて60℃で1時間攪拌した。ろ過、メタノール洗
浄した後、60℃で乾燥、粉砕して赤色粉末(化合物
c)95部を得た。 製造例4〜11 製造例1〜3に準じて表1に示す化合物d〜kを合成し
た。 製造例12 4−アミノ−アセトアセトアニリド38.4部を水10
00部に懸濁させ、4,4’−ジクロロベンジジンを常
法によりジアゾ化したジアゾニウム液と常法によりカッ
プリングし、ろ過、水洗、乾燥して黄色粉末(化合物
l)130部を得た。 製造例13 メタノール1000部にp−フェニレンジアミン43部
を溶解し、β−オキシナフトエ酸クロリド41部を加
え、60℃で1時間攪拌した。水1000部を加えて生
成物を完全に析出させ、ろ過、水洗した後、60℃で乾
燥、粉砕して白色粉末55部を得た。得られた白色粉末
をカップリング成分として2,5−ジクロルアニリンを
常法によりジアゾ化したジアゾニウム液と常法によりカ
ップリングし、ろ過、水洗、乾燥して赤色粉末(化合物
m)90部を得た。 製造例14 冷却した98%硫酸20部に亜硝酸ナトリウム0.7部
を加え70℃まで加熱したのち再び冷却して化合物a
5.5部を10℃以下で加えた。そのまま10℃で1時
間攪拌したのち、10℃以下に冷却したアクリル酸エチ
ル10部、メタクリル酸メチル10部、メタクリル酸5
部、ジエチレングリコールジメチルエーテル50部から
なる溶液に滴下した。窒素気流中で加熱し80℃で2時
間重合させたのち、水100部を加えて樹脂分を析出さ
せろ過、水洗、乾燥、粉砕して樹脂粉末(分散剤A−
i)27部を得た。 製造例15 冷却した98%硫酸10部に亜硝酸ナトリウム0.1部
を加え70℃まで加熱したのち再び冷却して化合物a1
部を10℃以下で加えた。そのまま10℃で1時間攪拌
したのち、10℃以下に冷却したアクリル酸エチル10
部、メタクリル酸メチル10部、メタクリル酸5部、ラ
ウリル硫酸ナトリウム10部、水200部からなる乳化
液に滴下した。窒素気流中で加熱し80℃で2時間重合
させたのち、水200部を加えて樹脂分を分離させデカ
ントする工程を数回繰り返し、1%ジメチルアミノエタ
ノール水溶液50部を加えて1時間攪拌し固形分25%
の分散体(分散剤A−ii)100部を得た。 製造例16〜29 製造例15に準じて化合物b〜m、ならびに1−アミノ
アントラキノン、1−アミノアクリドンについても重合
を行い樹脂分散液(分散剤B〜O)を得た。 実施例1 C.I.Pigment Blue 15:1 10部、分散剤A−i1部、重量
平均分子量25000 、酸価60のアクリル樹脂溶液 (固形分
20%)12.5部、イオン交換水20部、及び 3mmφアルミナビ
ーズ150 部を225 mlのガラス容器に入れペイントコンデ
ィショナーで3 時間分散させた。上記のアクリル樹脂3
7.5部とメチル化メラミン樹脂 (商品名 サイメル303
三井サイアナミッド製)4.3部を加えて混合し水性塗料を
得た。得られた水性塗料を 4ミルのフィルムアプリケー
ターでPET フィルム上に展色し140 ℃で30分間焼き付け
たところ優れた皮膜光沢が得られた。光沢の測定はデジ
タル変角光沢計により20°グロスを測定した。測定結果
は表3に示す。 実施例2〜22 実施例1に準じて種々の顔料に対して分散剤A−ii〜O
を用いて塗料化を行った(但し、樹脂分散液の添加量は
固形分換算。)ところ同様に優れた皮膜光沢が得られ
た。それらの結果を表3及び表4に示す。 実施例23 C.I.Pigment Blue 15:1 20部を含むウェットケーキを水
200 部に分散させ、分散剤B4.5部を加えて混合し
た。次いで濾過、水洗、乾燥、粉砕して顔料組成物23部
を得た。得られた顔料組成物を下記の方法で塗料化、展
色したところ優れた皮膜光沢が得られた。測定結果は表
3に示す。 (塗料化及び展色方法)顔料組成物10部、重量平均分子量
25000 、酸価60のアクリル樹脂溶液 (固形分20%)12.5
部、イオン交換水20部、及び 3mmφアルミナビーズ150
部を225 mlのガラス容器に入れペイントコンディショナ
ーで3 時間分散させた。上記のアクリル樹脂37.5部とメ
チル化メラミン樹脂 (商品名 サイメル303 三井サイア
ナミッド製)4.3部を加えて混合し水性塗料を得た。得ら
れた水性塗料を 4ミルのフィルムアプリケーターでPET
フィルム上に展色し140 ℃で30分間焼き付けた。光沢の
測定はデジタル変角光沢計により20°グロスを測定し
た。 実施例24〜25 実施例22に準じて種々の顔料に分散剤A〜Mを混合
し、塗料化、展色したところ同様に優れた皮膜光沢が得
られた。それらの結果を表3に示す。 比較例 実施例1〜25に用いた顔料を分散剤を加えずに塗料
化、展色したところ加えたものに比べて光沢は劣ってい
た。それらの結果を表3及び表4に示す。
【発明の効果】本発明の顔料分散剤は、芳香族アミノ基
を有する有機色素等のジアゾ化生成物の酸性溶液を単量
体を含む溶液または乳化液に添加した後、ジアゾ化物を
微分散状態で析出させているので、顔料分散剤を効率良
く製造することができる。又、本発明の顔料分散剤を使
用した水性顔料分散体は、高度な光沢、鮮明性、着色力
等に優れ、しかも、皮膜の物性に悪影響を及ぼすことが
ない。
を有する有機色素等のジアゾ化生成物の酸性溶液を単量
体を含む溶液または乳化液に添加した後、ジアゾ化物を
微分散状態で析出させているので、顔料分散剤を効率良
く製造することができる。又、本発明の顔料分散剤を使
用した水性顔料分散体は、高度な光沢、鮮明性、着色力
等に優れ、しかも、皮膜の物性に悪影響を及ぼすことが
ない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 17/00 PUJ
Claims (3)
- 【請求項1】 芳香族アミノ基を有する有機色素または
アントラキノン誘導体またはアクリドン誘導体をジアゾ
化したジアゾ化生成物の酸性溶液を酸性官能基を有する
付加重合性単量体を含む付加重合性単量体と水からなる
乳化液中に添加しジアゾ化生成物を微分散状態で析出さ
せた後にジアゾ化生成物を分解し重合を行うことにより
得られる顔料分散剤。 - 【請求項2】 芳香族アミノ基を有する有機色素または
アントラキノン誘導体またはアクリドン誘導体をジアゾ
化したジアゾ化生成物の溶液を酸性官能基を有する付加
重合性単量体を含む付加重合性単量体の溶液中に添加し
ジアゾ化生成物を微分散状態で析出させた後にジアゾ化
生成物を分解し重合を行うことにより得られる顔料分散
剤。 - 【請求項3】 顔料100重量部および請求項1または
請求項2記載の顔料分散剤0.1〜30重量部および固
形分5〜200重量部の水性樹脂からなる水性顔料分散
体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5189507A JPH0741693A (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | 顔料分散剤およびそれを用いた水性顔料分散体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5189507A JPH0741693A (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | 顔料分散剤およびそれを用いた水性顔料分散体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0741693A true JPH0741693A (ja) | 1995-02-10 |
Family
ID=16242430
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5189507A Pending JPH0741693A (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | 顔料分散剤およびそれを用いた水性顔料分散体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0741693A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7582150B2 (en) | 2005-07-14 | 2009-09-01 | Agfa Graphics Nv | Pigment dispersions with polymeric dispersants having pending chromophore groups |
| US7582152B2 (en) | 2005-07-14 | 2009-09-01 | Agfa Graphics Nv | Pigment dispersions with polymeric dispersants having pending chromophore groups |
| US7582151B2 (en) | 2005-07-14 | 2009-09-01 | Agfa Graphics Nv | Pigment dispersion with polymeric dispersants having pending chromophore groups |
| US7812113B2 (en) | 2005-07-14 | 2010-10-12 | Agfa Graphics Nv | Phenylazo-acetoacetanilide derivatives with a polymerizable functional group and related compounds as monomers for preparing polymeric pigment dispersants for inkjet inks |
| US7846992B2 (en) | 2005-07-14 | 2010-12-07 | Agfa Graphics Nv | Pigment dispersions with polymeric dispersants having pending chromophore groups |
| US8759441B2 (en) | 2005-07-14 | 2014-06-24 | Agfa Graphics Nv | Pigment dispersions with polymeric dispersants having pending chromophore groups |
-
1993
- 1993-07-30 JP JP5189507A patent/JPH0741693A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7582150B2 (en) | 2005-07-14 | 2009-09-01 | Agfa Graphics Nv | Pigment dispersions with polymeric dispersants having pending chromophore groups |
| US7582152B2 (en) | 2005-07-14 | 2009-09-01 | Agfa Graphics Nv | Pigment dispersions with polymeric dispersants having pending chromophore groups |
| US7582151B2 (en) | 2005-07-14 | 2009-09-01 | Agfa Graphics Nv | Pigment dispersion with polymeric dispersants having pending chromophore groups |
| US7812113B2 (en) | 2005-07-14 | 2010-10-12 | Agfa Graphics Nv | Phenylazo-acetoacetanilide derivatives with a polymerizable functional group and related compounds as monomers for preparing polymeric pigment dispersants for inkjet inks |
| US7846992B2 (en) | 2005-07-14 | 2010-12-07 | Agfa Graphics Nv | Pigment dispersions with polymeric dispersants having pending chromophore groups |
| US8759441B2 (en) | 2005-07-14 | 2014-06-24 | Agfa Graphics Nv | Pigment dispersions with polymeric dispersants having pending chromophore groups |
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