JPH0742085A - 糸のインクジェット染色法 - Google Patents
糸のインクジェット染色法Info
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Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06B—TREATING TEXTILE MATERIALS USING LIQUIDS, GASES OR VAPOURS
- D06B11/00—Treatment of selected parts of textile materials, e.g. partial dyeing
- D06B11/002—Treatment of selected parts of textile materials, e.g. partial dyeing of moving yarns
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-
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- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明の目的は、布帛に感性豊かで繊細な企
画通りの模様、図柄を付与するため、糸に対して計画的
に設計された求める所定の場所に求める所定の着色を施
し得るミクロ的な染色方法を提供することである。 【構成】 連続的に走行する糸の周りを複数のインクジ
ェット噴射ノズルを有するヘッドで囲み、糸に向かって
該噴射ノズルからインクジェット印写するインクジェッ
ト染色法。 【効果】 糸単位でミクロ的な繊細な模様、色彩の設計
的な付与が可能である。糸に対して計画的に所定の場所
に所定の着色を施し得るので、感性をマッチングした繊
細な模様、色彩を有する布帛を計画的に染色できる。
画通りの模様、図柄を付与するため、糸に対して計画的
に設計された求める所定の場所に求める所定の着色を施
し得るミクロ的な染色方法を提供することである。 【構成】 連続的に走行する糸の周りを複数のインクジ
ェット噴射ノズルを有するヘッドで囲み、糸に向かって
該噴射ノズルからインクジェット印写するインクジェッ
ト染色法。 【効果】 糸単位でミクロ的な繊細な模様、色彩の設計
的な付与が可能である。糸に対して計画的に所定の場所
に所定の着色を施し得るので、感性をマッチングした繊
細な模様、色彩を有する布帛を計画的に染色できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新しい感性を表現し得
る布帛を造るために、ミクロ的に糸単位で糸の求める所
定の位置に求める所定の色相でもって設計通りの規則的
な着色を施すことができるインクジェット染色法に関す
るものである。
る布帛を造るために、ミクロ的に糸単位で糸の求める所
定の位置に求める所定の色相でもって設計通りの規則的
な着色を施すことができるインクジェット染色法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、年齢を問わず、若年層から老年に
至るまで、個性を極力表現しようとする傾向が、益々強
まってきている。然して繊維業界でも、このような個性
ある主張に対応するため、次々と新しい衣料材の開発が
試みられており、その結果、昨今は独自の個性を表現す
るため機能性はもとより新しい感性をもつ素材が、市場
に登場している。その具体的例として、新原糸、例えば
各種複合繊維の開発とその実用化、編織技術の高度化に
よる特殊柄出し、風合いの表現化、そして最終衣料材と
して仕上げるための捺染をふくめた染色仕上げ加工技術
の高度化等が上げられる。中でも、染色仕上げ加工技術
は、模様、色彩を左右し直接視覚に訴えるものであるこ
とから感性を表現するには極めて重要である。そして、
より敏感に感性を表現すべく多様な模様、色彩を付与す
るためには、よりきめ細かく染色することが必要であ
る。
至るまで、個性を極力表現しようとする傾向が、益々強
まってきている。然して繊維業界でも、このような個性
ある主張に対応するため、次々と新しい衣料材の開発が
試みられており、その結果、昨今は独自の個性を表現す
るため機能性はもとより新しい感性をもつ素材が、市場
に登場している。その具体的例として、新原糸、例えば
各種複合繊維の開発とその実用化、編織技術の高度化に
よる特殊柄出し、風合いの表現化、そして最終衣料材と
して仕上げるための捺染をふくめた染色仕上げ加工技術
の高度化等が上げられる。中でも、染色仕上げ加工技術
は、模様、色彩を左右し直接視覚に訴えるものであるこ
とから感性を表現するには極めて重要である。そして、
より敏感に感性を表現すべく多様な模様、色彩を付与す
るためには、よりきめ細かく染色することが必要であ
る。
【0003】その意味ではいわゆるスペースダイングと
称される染色法(例えば実公平4−10227号公報参
照)が開発されてきている。これは、糸単位で染色され
る方法であるため比較的細かい染色が可能であり、後染
品とは異なる模様、色彩を有する布帛を提供してくれる
ところの一応有効な手段である。
称される染色法(例えば実公平4−10227号公報参
照)が開発されてきている。これは、糸単位で染色され
る方法であるため比較的細かい染色が可能であり、後染
品とは異なる模様、色彩を有する布帛を提供してくれる
ところの一応有効な手段である。
【0004】スペースダイングは、(1)カセ糸状
(2)ワープ状(3)ニット状(4)チーズ状のままで
部分的に染めあげ、一旦染め上げた後、糸の段階にまで
解きほぐすと、糸の長さ方向にランダムな着色が施され
た状態になることに注目した技術である。このスペース
ダイングによる糸を使って編物や織物にすると、着色さ
れている部分と着色されない部分、或いは異なった色に
着色された各々部分が、それぞれ錯綜しながら交差組織
となるので、予期しないランダムな霜降り模様、色彩に
なり、特殊な視覚的効果を発現する。この予期しない模
様、色彩になるところがスペースダイングによる糸を使
った面白さである。
(2)ワープ状(3)ニット状(4)チーズ状のままで
部分的に染めあげ、一旦染め上げた後、糸の段階にまで
解きほぐすと、糸の長さ方向にランダムな着色が施され
た状態になることに注目した技術である。このスペース
ダイングによる糸を使って編物や織物にすると、着色さ
れている部分と着色されない部分、或いは異なった色に
着色された各々部分が、それぞれ錯綜しながら交差組織
となるので、予期しないランダムな霜降り模様、色彩に
なり、特殊な視覚的効果を発現する。この予期しない模
様、色彩になるところがスペースダイングによる糸を使
った面白さである。
【0005】しかし、この染色法による糸を使って得た
編物や織物等の布帛は、予期し得ない模様、色彩をもっ
たものとなるが、あくまでもそれは結果的に偶然得られ
たものに過ぎない。何故なら布帛に使われている糸その
ものがスペースダイングによるものであって、編物或い
は織物の組織の単位に十分合致できるだけの極めて細か
で正確な着色を施された染色糸とはいえないからであ
る。従って、前述のごとき新しい個性の主張に対応する
ために、当初から布帛の模様、色彩等のデザインを企画
し、これを正確に表現すべく糸の単位で染色を設計し
て、予定した企画通りの布帛にするようなことは到底で
きなかった。
編物や織物等の布帛は、予期し得ない模様、色彩をもっ
たものとなるが、あくまでもそれは結果的に偶然得られ
たものに過ぎない。何故なら布帛に使われている糸その
ものがスペースダイングによるものであって、編物或い
は織物の組織の単位に十分合致できるだけの極めて細か
で正確な着色を施された染色糸とはいえないからであ
る。従って、前述のごとき新しい個性の主張に対応する
ために、当初から布帛の模様、色彩等のデザインを企画
し、これを正確に表現すべく糸の単位で染色を設計し
て、予定した企画通りの布帛にするようなことは到底で
きなかった。
【0006】これがデザインを企画するという観点から
みた場合の大きな欠点であった。即ち、新感性の衣料素
材としての布帛の模様、色彩を予めデザインし企画し、
これに基づいて糸の求める所定の位置に求める所定の色
相を設計通りに規則的に着色する染色技術は未だかって
存在していなかったのである。新しい感性を、計画的に
表現するために必要となる糸の染色法については、今ま
でのようなスペースダイング程度の従来技術では不可能
であり、未だ市場が、求めている新しい感性を表現でき
る満足した染色技術はないのが実情である。
みた場合の大きな欠点であった。即ち、新感性の衣料素
材としての布帛の模様、色彩を予めデザインし企画し、
これに基づいて糸の求める所定の位置に求める所定の色
相を設計通りに規則的に着色する染色技術は未だかって
存在していなかったのである。新しい感性を、計画的に
表現するために必要となる糸の染色法については、今ま
でのようなスペースダイング程度の従来技術では不可能
であり、未だ市場が、求めている新しい感性を表現でき
る満足した染色技術はないのが実情である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
の解決を意図したものであり、極めて画期的なものであ
る。即ち本発明の目的は、布帛に感性豊かで繊細な企画
通りの模様、図柄を付与するため、糸に対して計画的に
設計された求める所定の場所に求める所定の着色を施し
得るミクロ的な染色方法を提供するものである。
の解決を意図したものであり、極めて画期的なものであ
る。即ち本発明の目的は、布帛に感性豊かで繊細な企画
通りの模様、図柄を付与するため、糸に対して計画的に
設計された求める所定の場所に求める所定の着色を施し
得るミクロ的な染色方法を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、鋭意研究
の結果、走行する一本の糸の単位でそれに対応する噴射
ノズルを設け、その配置をある配列にした時、糸のミク
ロ的染色が可能となることを見出した。そして糸の素
材、太さ及び形状によっては、インクジェット印写直前
に該糸を偏平形状、いわゆる、楕円形状またはこれに類
似した形状とし、その後直ちにインクジェット印写を行
う方がより糸の染色を確実にするため効果的であること
もわかった。発明者等はこのような知見に基づき本発明
を完成するに至ったものである。
の結果、走行する一本の糸の単位でそれに対応する噴射
ノズルを設け、その配置をある配列にした時、糸のミク
ロ的染色が可能となることを見出した。そして糸の素
材、太さ及び形状によっては、インクジェット印写直前
に該糸を偏平形状、いわゆる、楕円形状またはこれに類
似した形状とし、その後直ちにインクジェット印写を行
う方がより糸の染色を確実にするため効果的であること
もわかった。発明者等はこのような知見に基づき本発明
を完成するに至ったものである。
【0009】即ち、連続的に走行する糸の周りを複数の
インクジェット噴射ノズルを有するヘッドで囲み、糸に
向かって該噴射ノズルからインクジェット印写するイン
クジェット染色法に存する。また、連続的に走行する糸
方向に沿って複数の場所で、糸の周りを複数のインクジ
ェット噴射ノズルを有するヘッドで囲み、糸に向かって
該噴射ノズルからインクジェット印写するインクジェッ
ト染色法に存する。
インクジェット噴射ノズルを有するヘッドで囲み、糸に
向かって該噴射ノズルからインクジェット印写するイン
クジェット染色法に存する。また、連続的に走行する糸
方向に沿って複数の場所で、糸の周りを複数のインクジ
ェット噴射ノズルを有するヘッドで囲み、糸に向かって
該噴射ノズルからインクジェット印写するインクジェッ
ト染色法に存する。
【0010】そしてまた、各ヘッドの位相を異にしたイ
ンクジェット染色法に存する。そしてまた、走行する糸
に対し前もって偏平形状付与工程を設けたインクジェッ
ト染色法に存する。そしてまた、偏平形状付与工程がロ
ーラを用いた押圧力によるインクジェット染色法に存す
る。
ンクジェット染色法に存する。そしてまた、走行する糸
に対し前もって偏平形状付与工程を設けたインクジェッ
ト染色法に存する。そしてまた、偏平形状付与工程がロ
ーラを用いた押圧力によるインクジェット染色法に存す
る。
【0011】本発明の特徴は、編物或いは織物の組織の
単位に十分合致できるだけの極めて細かで正確な着色を
施すことのできる染色であって、その本質は、直接糸単
位で、糸の求める所定の場所に求める所定の色相を設計
通りに着色するミクロ的染色であり、ここで設計通りと
は、計画された布帛の模様、色彩を得るための糸に対す
る着色設計である。糸を染めるのは、具体的には、ヘッ
ドの各噴射ノズルから染料インクを噴射させることで行
っているのであるが、そのヘッド各噴射ノズルからの染
料インクの噴射制御は、コンピュータのメモリー部に予
め入力された糸の設計通りの染色情報に基づいて行われ
る。
単位に十分合致できるだけの極めて細かで正確な着色を
施すことのできる染色であって、その本質は、直接糸単
位で、糸の求める所定の場所に求める所定の色相を設計
通りに着色するミクロ的染色であり、ここで設計通りと
は、計画された布帛の模様、色彩を得るための糸に対す
る着色設計である。糸を染めるのは、具体的には、ヘッ
ドの各噴射ノズルから染料インクを噴射させることで行
っているのであるが、そのヘッド各噴射ノズルからの染
料インクの噴射制御は、コンピュータのメモリー部に予
め入力された糸の設計通りの染色情報に基づいて行われ
る。
【0012】織物においては、経糸及び緯糸の位置関係
が規定されていることにより、予め糸の配設される状態
が読み取れるため、織り組織と色の配置を計画的にしか
も定量的に捕らえることができ、それを基に設計通りに
染色された糸を織り込んで布帛とした場合、織物として
従来得られなかった企画通りの独特の模様、色彩が付与
できる。同様に編物においても、経編みでも緯編みでも
糸のウェール等の位置関係が規定されるため、編み組織
と色の配置を計画的にしかも定量的に捕らえることがで
き、それを基に設計通りに染色された糸を編み込んで布
帛とした場合、編物として従来得られなかった企画通り
の独特の模様、色彩が可能である。
が規定されていることにより、予め糸の配設される状態
が読み取れるため、織り組織と色の配置を計画的にしか
も定量的に捕らえることができ、それを基に設計通りに
染色された糸を織り込んで布帛とした場合、織物として
従来得られなかった企画通りの独特の模様、色彩が付与
できる。同様に編物においても、経編みでも緯編みでも
糸のウェール等の位置関係が規定されるため、編み組織
と色の配置を計画的にしかも定量的に捕らえることがで
き、それを基に設計通りに染色された糸を編み込んで布
帛とした場合、編物として従来得られなかった企画通り
の独特の模様、色彩が可能である。
【0013】本発明のもう一つの特徴は、糸に対する染
色効果をより高めるため、糸を偏平状に変形させるため
の偏平形状付与工程を新たに加えていることである。そ
の理由を簡単に述べると、緯編に使用される太番手の
糸、糸を撚りあわせた双糸、特殊糸例えばスラブヤーン
やネップヤーン等においては、染料インクが表層部のみ
に染着され、濃色の染色が鮮やかに決まらない。これ
は、糸に対して染料インクの吹き付け力が十分ではない
からであるが、自ずと噴射ノズルの噴射力には設備面、
品質への影響の面、生産性の面等から物理的限界があ
り、吹き付ける力にも当然限界がでる。したがって、本
発明では糸を偏平状にすることによって糸の表面から中
心部までの距離を縮めて、その直接印写された表面と中
心部とで、染料インクの付与量に大きな差が生じないよ
うにしたのである。
色効果をより高めるため、糸を偏平状に変形させるため
の偏平形状付与工程を新たに加えていることである。そ
の理由を簡単に述べると、緯編に使用される太番手の
糸、糸を撚りあわせた双糸、特殊糸例えばスラブヤーン
やネップヤーン等においては、染料インクが表層部のみ
に染着され、濃色の染色が鮮やかに決まらない。これ
は、糸に対して染料インクの吹き付け力が十分ではない
からであるが、自ずと噴射ノズルの噴射力には設備面、
品質への影響の面、生産性の面等から物理的限界があ
り、吹き付ける力にも当然限界がでる。したがって、本
発明では糸を偏平状にすることによって糸の表面から中
心部までの距離を縮めて、その直接印写された表面と中
心部とで、染料インクの付与量に大きな差が生じないよ
うにしたのである。
【0014】偏平形状付与工程は糸に圧力を加えること
で偏平形状を与えているが、最適の圧力は糸の材質、太
さ、形状等により異なることから、偏平形状付与工程の
圧力を調整可能とすることでどんな糸にも対応できるよ
うにした。本発明でいう糸とは、一本〜数百本を集束し
たフイラメント集合体、同じくこれを撚糸処理或いは、
加工糸処理したフイラメント糸、ステープルよりなる紡
績糸、及びこれらを集束したステープル集合糸、更に上
記フイラメント、ステープルをミックスした糸等を言
う。尚、インクジェット印写とは糸に対して染料インク
が噴射されることにより、糸が所定の色相に染められる
ことをいう。
で偏平形状を与えているが、最適の圧力は糸の材質、太
さ、形状等により異なることから、偏平形状付与工程の
圧力を調整可能とすることでどんな糸にも対応できるよ
うにした。本発明でいう糸とは、一本〜数百本を集束し
たフイラメント集合体、同じくこれを撚糸処理或いは、
加工糸処理したフイラメント糸、ステープルよりなる紡
績糸、及びこれらを集束したステープル集合糸、更に上
記フイラメント、ステープルをミックスした糸等を言
う。尚、インクジェット印写とは糸に対して染料インク
が噴射されることにより、糸が所定の色相に染められる
ことをいう。
【0015】
(偏平形状付与工程を有しない場合)糸はフイードロー
ラによりインクジェット印写工程Zに送られてくる。先
ず第1のインクジェット噴射工程Z1において、ヘッド
の噴射ノズルから染料インクが噴射され、糸の周面を区
分した領域で噴射ノズル毎の着色が設計通りなされて染
色される。
ラによりインクジェット印写工程Zに送られてくる。先
ず第1のインクジェット噴射工程Z1において、ヘッド
の噴射ノズルから染料インクが噴射され、糸の周面を区
分した領域で噴射ノズル毎の着色が設計通りなされて染
色される。
【0016】次に第1のインクジェット噴射工程Z1を
終えた糸は、第2のインクジェット噴射工程Z2に送ら
れる。そして第2のインクジェット噴射工程Z2におい
ても、ヘッドの噴射ノズルから染料インクが噴射され、
糸の周面を区分した領域でノズル毎の着色が設計通りな
されて染色される。
終えた糸は、第2のインクジェット噴射工程Z2に送ら
れる。そして第2のインクジェット噴射工程Z2におい
ても、ヘッドの噴射ノズルから染料インクが噴射され、
糸の周面を区分した領域でノズル毎の着色が設計通りな
されて染色される。
【0017】(偏平形状付与工程を有する場合)フイー
ドローラより出た糸は、最初に先ず偏平形状付与工程Z
0に送られる。ここで糸は、偏平付与ローラにより強い
押圧力を受けて偏平形状に変形させられる。偏平形状付
与工程Z0を出た糸は、次にインクジェット印写工程Z
に送られてくる。先に第1のインクジェット噴射工程Z
1においてヘッドの噴射ノズルから染料インクが噴射さ
れ、糸の周面を区分した領域でノズル毎の着色が設計通
りなされて染色される。
ドローラより出た糸は、最初に先ず偏平形状付与工程Z
0に送られる。ここで糸は、偏平付与ローラにより強い
押圧力を受けて偏平形状に変形させられる。偏平形状付
与工程Z0を出た糸は、次にインクジェット印写工程Z
に送られてくる。先に第1のインクジェット噴射工程Z
1においてヘッドの噴射ノズルから染料インクが噴射さ
れ、糸の周面を区分した領域でノズル毎の着色が設計通
りなされて染色される。
【0018】次に第1のインクジェット噴射工程Z1を
終えた糸は第2のインクジェット噴射工程Z2に送られ
る。そして第2のインクジェット噴射工程Z2において
も、ヘッドの噴射ノズルから染料インクが噴射され、糸
の周面を区分した領域でノズル毎の着色が設計通りなさ
れて染色される。
終えた糸は第2のインクジェット噴射工程Z2に送られ
る。そして第2のインクジェット噴射工程Z2において
も、ヘッドの噴射ノズルから染料インクが噴射され、糸
の周面を区分した領域でノズル毎の着色が設計通りなさ
れて染色される。
【0019】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面を用いて更に説
明する。図1は本発明の第1の実施例を模式的に示した
図である。フィードローラQ1,Q2はインクジェット
染色用に前処理された糸を前方に送りインクジェット印
写工程Zに送り込むものである。インクジェット印写工
程Zは糸の走行方向に沿った2つのインクジェット噴射
工程Z1,Z2よりなりたっている。
明する。図1は本発明の第1の実施例を模式的に示した
図である。フィードローラQ1,Q2はインクジェット
染色用に前処理された糸を前方に送りインクジェット印
写工程Zに送り込むものである。インクジェット印写工
程Zは糸の走行方向に沿った2つのインクジェット噴射
工程Z1,Z2よりなりたっている。
【0020】先ず最初に第1のインクジェット噴射工程
Z1が用意されており、この工程に送り出されてきた糸
Yは、ここで第1番目の印写が行われる。第1の噴射工
程Z1には、糸の周りを囲むように垂直に第1のヘッド
Tが置かれ、該ヘッドには、内部にインクジェットの噴
射ノズルが複数個設けられており、各々の噴射ノズルは
互いにθの配置角度を保って配設されている。このよう
にして、糸に向かって垂直に各々配置角度θをなした噴
射ノズルNZ1,NZ2,NZ3が、配置されることに
なる。
Z1が用意されており、この工程に送り出されてきた糸
Yは、ここで第1番目の印写が行われる。第1の噴射工
程Z1には、糸の周りを囲むように垂直に第1のヘッド
Tが置かれ、該ヘッドには、内部にインクジェットの噴
射ノズルが複数個設けられており、各々の噴射ノズルは
互いにθの配置角度を保って配設されている。このよう
にして、糸に向かって垂直に各々配置角度θをなした噴
射ノズルNZ1,NZ2,NZ3が、配置されることに
なる。
【0021】ヘッドには、図示しない噴射ノズルに染料
インクを供給する供給回路と染料インクを噴射ノズルか
ら強制的に噴射させるための電磁弁(例えはピエゾ素子
等よりなる)と同期するいわば開閉弁が備わっており、
該電磁弁はコンピュータの出力部からの指令により制御
される。
インクを供給する供給回路と染料インクを噴射ノズルか
ら強制的に噴射させるための電磁弁(例えはピエゾ素子
等よりなる)と同期するいわば開閉弁が備わっており、
該電磁弁はコンピュータの出力部からの指令により制御
される。
【0022】一旦ヘッドを選ぶと、各々噴射ノズルの数
及び事配置角度θは決まってしまうので、ヘッドは糸の
設計された着色条件を踏まえて選択されるべきである。
噴射ノズルからは染料インクが糸に向かって噴射され、
糸はその周囲を区分した領域で設計通りの色に印写され
る。
及び事配置角度θは決まってしまうので、ヘッドは糸の
設計された着色条件を踏まえて選択されるべきである。
噴射ノズルからは染料インクが糸に向かって噴射され、
糸はその周囲を区分した領域で設計通りの色に印写され
る。
【0023】各噴射ノズルからの染料インクの噴射制御
は、コンピュータのメモリー部に設計された糸の着色条
件(例えば,噴射時間、開閉する噴射ノズルの選択等)
を前もって入力させて記憶させておき、この記憶情報に
基づいて行われる。コンピュータによる各噴射ノズルか
らの染料インクの噴射制御は、本発明の本質でないので
詳しくは述べない。
は、コンピュータのメモリー部に設計された糸の着色条
件(例えば,噴射時間、開閉する噴射ノズルの選択等)
を前もって入力させて記憶させておき、この記憶情報に
基づいて行われる。コンピュータによる各噴射ノズルか
らの染料インクの噴射制御は、本発明の本質でないので
詳しくは述べない。
【0024】今、3つの噴射ノズルNZ1,NZ2,N
Z3により、異なった染料インクを連続的に噴射すれ
ば、糸の周囲を糸の軸方向に区分した領域で、3色の色
に着色された部分Aを得ることができる(図6)。
Z3により、異なった染料インクを連続的に噴射すれ
ば、糸の周囲を糸の軸方向に区分した領域で、3色の色
に着色された部分Aを得ることができる(図6)。
【0025】ここで噴射ノズルNZ1と噴射ノズルNZ
3を閉じ、噴射ノズルNZ2のみ開いて染料インクを連
続的に噴射すれば、糸の周囲を糸の軸方向に区分した領
域で1色の色に着色された部分Bを得ることができる
(図7)。
3を閉じ、噴射ノズルNZ2のみ開いて染料インクを連
続的に噴射すれば、糸の周囲を糸の軸方向に区分した領
域で1色の色に着色された部分Bを得ることができる
(図7)。
【0026】一方、通常糸は一定のスピードで走行して
いるので、噴射時間を選択することにより糸方向にある
距離だけの着色された部分領域を作ることができる。例
えば、3つの噴射ノズルNZ1,NZ2,NZ3によ
り、異なった染料インクを断続的に噴射すれば、糸の周
囲を糸の軸方向に区分した領域で且つ糸の軸方向に垂直
な方向に区分した領域で、それぞれ3色の色が一定の長
さで断続的に着色された部分Cを得ることができる(図
8)。
いるので、噴射時間を選択することにより糸方向にある
距離だけの着色された部分領域を作ることができる。例
えば、3つの噴射ノズルNZ1,NZ2,NZ3によ
り、異なった染料インクを断続的に噴射すれば、糸の周
囲を糸の軸方向に区分した領域で且つ糸の軸方向に垂直
な方向に区分した領域で、それぞれ3色の色が一定の長
さで断続的に着色された部分Cを得ることができる(図
8)。
【0027】また、噴射ノズルNZ1と噴射ノズルNZ
3とを閉じ、噴射ノズルNZ2のみ開いて染料インクを
断続的に噴射すれば、糸の軸方向に区分した領域で1色
の色が一定の長さで断続的に着色された部分Dを付与す
ることができる(図9)。
3とを閉じ、噴射ノズルNZ2のみ開いて染料インクを
断続的に噴射すれば、糸の軸方向に区分した領域で1色
の色が一定の長さで断続的に着色された部分Dを付与す
ることができる(図9)。
【0028】この場合、断続的に噴射させるに際し、噴
射時間の取り方を順次違ったものにすることによって、
例えば、糸の軸方向に区分した領域で1色の一点破線状
の部分Eを作ることも可能である(図10)。
射時間の取り方を順次違ったものにすることによって、
例えば、糸の軸方向に区分した領域で1色の一点破線状
の部分Eを作ることも可能である(図10)。
【0029】先述したようにヘッドの噴射ノズルの数及
びノズル相互の配置角度はヘッドによって決まっている
ので、ヘッドを選択することにより部分的な着色領域に
自由度をもたせることができる。また、ヘッドに設ける
ことのできる噴射ノズルの数は、自ずと物理的に限界が
あるものの、噴射ノズルの数を増やせば増やすほど、よ
り多色の部分的な着色領域が得られる。ヘッドの3つの
噴射ノズルの配置角度θを大きくすることにより、糸の
軸方向に区分した領域での着色部分の間隔をより大きく
とることができ、反対に、ヘッドの3つの噴射ノズルの
配置角度θを小さくすることにより、糸の軸方向に区分
した領域での着色部分の間隔をより小さくとることもで
きる。もっとも、配置角度には限界があることは後ほど
述べる。
びノズル相互の配置角度はヘッドによって決まっている
ので、ヘッドを選択することにより部分的な着色領域に
自由度をもたせることができる。また、ヘッドに設ける
ことのできる噴射ノズルの数は、自ずと物理的に限界が
あるものの、噴射ノズルの数を増やせば増やすほど、よ
り多色の部分的な着色領域が得られる。ヘッドの3つの
噴射ノズルの配置角度θを大きくすることにより、糸の
軸方向に区分した領域での着色部分の間隔をより大きく
とることができ、反対に、ヘッドの3つの噴射ノズルの
配置角度θを小さくすることにより、糸の軸方向に区分
した領域での着色部分の間隔をより小さくとることもで
きる。もっとも、配置角度には限界があることは後ほど
述べる。
【0030】第1のインクジェット噴射工程Z1を経た
糸は、矢印方向に進み、次にその後方に位置する第2の
インクジェット噴射工程Z2に送られる。第2のインク
ジェット噴射工程には、第1のインクジェット噴射工程
と同じく糸の周りを囲むように垂直に第2のヘッドtが
配置されている。ヘッドには3つの噴射ノズルnz1,
nz2,nz3が設けられ、且つこれらの噴射ノズルは
糸に向かって垂直に各々配置角度θをなして配置されて
いることは、第1のヘッドと同じである。
糸は、矢印方向に進み、次にその後方に位置する第2の
インクジェット噴射工程Z2に送られる。第2のインク
ジェット噴射工程には、第1のインクジェット噴射工程
と同じく糸の周りを囲むように垂直に第2のヘッドtが
配置されている。ヘッドには3つの噴射ノズルnz1,
nz2,nz3が設けられ、且つこれらの噴射ノズルは
糸に向かって垂直に各々配置角度θをなして配置されて
いることは、第1のヘッドと同じである。
【0031】走行する糸に対して、ヘッドの各噴射ノズ
ルnz1,nz2,nz3からは染料インクが糸に向か
って噴射され、噴射された染料インクは糸の周囲を規則
的に区分した領域で糸を設計通りの色に印写する。
ルnz1,nz2,nz3からは染料インクが糸に向か
って噴射され、噴射された染料インクは糸の周囲を規則
的に区分した領域で糸を設計通りの色に印写する。
【0032】第1の実施例では、第2のインクジェット
噴射工程におけるヘッドtの噴射ノズルnz1,nz
2,nz3を、第1のインクジェット噴射工程における
ヘッドTの噴射ノズルNZ1,NZ2,NZ3と同じ位
相に配置させているため、第1の噴射ノズルNZ1,N
Z2,NZ3で着色した領域に再度第2の噴射ノズルn
z1,nz2,nz3で違った色を重ねて着色すること
ができ、両色の混合色の付与が可能である。第2の噴射
工程に加え第3の噴射工程を加えることにより、今度は
ヘッドが3つになり3色の混合色を施すことができる。
噴射工程を増やすことにより、より多くの色の選択が可
能となることが理解される。
噴射工程におけるヘッドtの噴射ノズルnz1,nz
2,nz3を、第1のインクジェット噴射工程における
ヘッドTの噴射ノズルNZ1,NZ2,NZ3と同じ位
相に配置させているため、第1の噴射ノズルNZ1,N
Z2,NZ3で着色した領域に再度第2の噴射ノズルn
z1,nz2,nz3で違った色を重ねて着色すること
ができ、両色の混合色の付与が可能である。第2の噴射
工程に加え第3の噴射工程を加えることにより、今度は
ヘッドが3つになり3色の混合色を施すことができる。
噴射工程を増やすことにより、より多くの色の選択が可
能となることが理解される。
【0033】インクジェット印写工程Zを済ませた染色
糸は、インクジェット印写後に通常なされる後処理であ
るスチーミングによる熱固着工程に送られて、熱固着が
なされ、その後洗浄が行われる。
糸は、インクジェット印写後に通常なされる後処理であ
るスチーミングによる熱固着工程に送られて、熱固着が
なされ、その後洗浄が行われる。
【0034】図2は本発明の第2の実施例を模式的に示
した図である。第1実施例との違いは、本実施例の場
合、図3から分かるように、第1のインクジェット噴射
工程Z1に於けるヘッドT対して、第2のインクジェッ
ト噴射工程Z2に於けるヘッドtが、位相的にα°だけ
ズレていることである。図3は糸方向から見た2つのヘ
ッドの配置のズレを示したものである。このようにヘッ
ドを配置することによって、第2の噴射工程におけるヘ
ッドの噴射ノズルnz1,nz2,nz3は、噴射ノズ
ルNZ1,NZ2,NZ3と異なった位相に配置される
ことになり、糸の周囲をより細かく区分した領域で、よ
り多くの色に印写することができる。
した図である。第1実施例との違いは、本実施例の場
合、図3から分かるように、第1のインクジェット噴射
工程Z1に於けるヘッドT対して、第2のインクジェッ
ト噴射工程Z2に於けるヘッドtが、位相的にα°だけ
ズレていることである。図3は糸方向から見た2つのヘ
ッドの配置のズレを示したものである。このようにヘッ
ドを配置することによって、第2の噴射工程におけるヘ
ッドの噴射ノズルnz1,nz2,nz3は、噴射ノズ
ルNZ1,NZ2,NZ3と異なった位相に配置される
ことになり、糸の周囲をより細かく区分した領域で、よ
り多くの色に印写することができる。
【0035】例えば、第1のインクジェット噴射工程Z
1のヘッドT対して、第2のインクジェット噴射工程Z
2のヘッドtをα=1/2・θの位相差ズラせて配置す
ると、噴射ノズルnz1,nz2,nz3と噴射ノズル
NZ1,NZ2,NZ3の位相も同じ位相差でズレるこ
とになり、結局、1/2・θの配置角度で各々全噴射ノ
ズルnz1,nz2,nz3,NZ1,NZ2,NZ3
が配置されることになる。したがって、各噴射ノズルか
ら異なった色を噴射させれば、糸の周囲を糸の軸方向に
区分した領域で計6色の色合いが出すことが可能であ
る。
1のヘッドT対して、第2のインクジェット噴射工程Z
2のヘッドtをα=1/2・θの位相差ズラせて配置す
ると、噴射ノズルnz1,nz2,nz3と噴射ノズル
NZ1,NZ2,NZ3の位相も同じ位相差でズレるこ
とになり、結局、1/2・θの配置角度で各々全噴射ノ
ズルnz1,nz2,nz3,NZ1,NZ2,NZ3
が配置されることになる。したがって、各噴射ノズルか
ら異なった色を噴射させれば、糸の周囲を糸の軸方向に
区分した領域で計6色の色合いが出すことが可能であ
る。
【0036】ところで、ヘッド内の噴射ノズルの配置角
度θは、比較的細い糸を染色する場合(例えば、60番
手以上)は、いわゆる噴射ズレが生じ易く、例えばθの
合計が180°を越えるといわば噴射ノズル同志が合い
向かい合う格好になり、噴射ノズルへの目詰まり現象が
生ずることが分かっている。そのため、θの合計は18
0°以下、好ましくは、安全率を取って150°以下に
抑える必要があることから、一挙に一つのヘッドで糸の
半分以上の表面に着色することは無理である。
度θは、比較的細い糸を染色する場合(例えば、60番
手以上)は、いわゆる噴射ズレが生じ易く、例えばθの
合計が180°を越えるといわば噴射ノズル同志が合い
向かい合う格好になり、噴射ノズルへの目詰まり現象が
生ずることが分かっている。そのため、θの合計は18
0°以下、好ましくは、安全率を取って150°以下に
抑える必要があることから、一挙に一つのヘッドで糸の
半分以上の表面に着色することは無理である。
【0037】ところが、この第2の実施例のように、第
1のインクジェット噴射工程Z1のヘッドT対して、第
2のインクジェット噴射工程Z2のヘッドtの位相をズ
ラして設置することにより、噴射ノズルが広く糸の回り
に配置され、ヘッドTだけによるより、更に広い範囲で
糸の周囲を染色することができる。このようなことか
ら、インクジェット噴射工程を多くし、言わばヘッドの
数を増やして、全体として走行糸の全周をカバーできる
ようにすれば、糸の全周囲に渡っての染色が可能であ
る。そのようにヘッドを配置することにより、噴射ノズ
ルを断続的に噴射させれば、例えば、図11のように糸
の軸方向に垂直に区分した領域で着色された部分、言わ
ば輪切り状の染色ができる。勿論、以上の染色を繰り返
せば、糸の軸方向に垂直に区分した領域で着色された部
分の色が交互に異なるような染色も可能である。
1のインクジェット噴射工程Z1のヘッドT対して、第
2のインクジェット噴射工程Z2のヘッドtの位相をズ
ラして設置することにより、噴射ノズルが広く糸の回り
に配置され、ヘッドTだけによるより、更に広い範囲で
糸の周囲を染色することができる。このようなことか
ら、インクジェット噴射工程を多くし、言わばヘッドの
数を増やして、全体として走行糸の全周をカバーできる
ようにすれば、糸の全周囲に渡っての染色が可能であ
る。そのようにヘッドを配置することにより、噴射ノズ
ルを断続的に噴射させれば、例えば、図11のように糸
の軸方向に垂直に区分した領域で着色された部分、言わ
ば輪切り状の染色ができる。勿論、以上の染色を繰り返
せば、糸の軸方向に垂直に区分した領域で着色された部
分の色が交互に異なるような染色も可能である。
【0038】図4は本発明の第3の実施例を模式的に示
した図である。フィードローラQ1,Q2を出た後、イ
ンクジェット印写工程Zの前に偏平形状付与工程Z0を
加えたものである。偏平形状付与工程とは、糸を偏平形
状、例えば楕円形、長円形、及びこれらに類する形に変
形させる工程のことであり、ここでは偏平付与ローラに
より押圧力を与えることにより偏平化が行われる。
した図である。フィードローラQ1,Q2を出た後、イ
ンクジェット印写工程Zの前に偏平形状付与工程Z0を
加えたものである。偏平形状付与工程とは、糸を偏平形
状、例えば楕円形、長円形、及びこれらに類する形に変
形させる工程のことであり、ここでは偏平付与ローラに
より押圧力を与えることにより偏平化が行われる。
【0039】尚、糸の材質によっては、偏平付与ローラ
P1,P2を加熱することが偏平形状を付与する上で効
率的なので、必要な糸に対しては、該ローラの加熱が行
われる。そして偏平形状を付与する前に、例えば水溶性
糊剤等を糸に付着させておくことにより偏平形状が一層
効果的になされることが、発明者等の実験からわかって
いる。
P1,P2を加熱することが偏平形状を付与する上で効
率的なので、必要な糸に対しては、該ローラの加熱が行
われる。そして偏平形状を付与する前に、例えば水溶性
糊剤等を糸に付着させておくことにより偏平形状が一層
効果的になされることが、発明者等の実験からわかって
いる。
【0040】フィードローラQ1,Q2より送り出され
てきた糸Yが、偏平付与工程Z0に入ると、偏平付与ロ
ーラP1,P2が糸を両側より押圧することにより圧力
をかけて潰す。糸質に適合した圧力を加える必要がある
ため、偏平付与ローラP1,P2の加圧力は調整が可能
である。
てきた糸Yが、偏平付与工程Z0に入ると、偏平付与ロ
ーラP1,P2が糸を両側より押圧することにより圧力
をかけて潰す。糸質に適合した圧力を加える必要がある
ため、偏平付与ローラP1,P2の加圧力は調整が可能
である。
【0041】図5は偏平付与工程を出た直後の走行糸の
X−X断面即ち偏平糸yの断面を示すもので、点線は偏
平付与工程を通る前の走行糸の断面を示している。潰さ
れて偏平形状になった偏平糸yに対し、図1の実施例と
同様に第1のインクジェット噴射工程Z1にてヘッドT
の各噴射ノズルノズルNZ1,NZ2,NZ3から染料
インクが糸に向かって噴射される。噴射された染料イン
クは糸を糸の周囲を区分した領域で設計通りの所定の色
に印写する。この時、糸は楕円等の偏平形状になってい
るため、図5に示す如く半径r2は偏平形状を付与され
る前の半径r1より小さくなり、糸の中心までの距離が
いわば短縮された状態となる。そのため染料インクが糸
の中心部まで行き届き易くなり、染め具合が実に鮮やか
になるのである。
X−X断面即ち偏平糸yの断面を示すもので、点線は偏
平付与工程を通る前の走行糸の断面を示している。潰さ
れて偏平形状になった偏平糸yに対し、図1の実施例と
同様に第1のインクジェット噴射工程Z1にてヘッドT
の各噴射ノズルノズルNZ1,NZ2,NZ3から染料
インクが糸に向かって噴射される。噴射された染料イン
クは糸を糸の周囲を区分した領域で設計通りの所定の色
に印写する。この時、糸は楕円等の偏平形状になってい
るため、図5に示す如く半径r2は偏平形状を付与され
る前の半径r1より小さくなり、糸の中心までの距離が
いわば短縮された状態となる。そのため染料インクが糸
の中心部まで行き届き易くなり、染め具合が実に鮮やか
になるのである。
【0042】第1のインクジェット噴射工程Z1を経た
糸は、矢印方向に進み、次にその後方に位置する第2の
インクジェット噴射工程Z2に送られるが、説明は図1
で述べた通りである。
糸は、矢印方向に進み、次にその後方に位置する第2の
インクジェット噴射工程Z2に送られるが、説明は図1
で述べた通りである。
【0043】糸は偏平付与ローラの圧力により変形させ
られた後は、偏平形状を維持するが、第1のインクジェ
ット噴射工程Z1と第2のインクジェット噴射工程Z2
とを通過して、いわゆるインクジェット印写工程Zを終
了すると、やがて糸の形状は自らもつ回復力により徐々
に元の形に落ちついていく。もっとも、更にインクジェ
ット印写後に通常行われる後処理、例えば、湿熱処理等
により、糸形状は完全に回復する。
られた後は、偏平形状を維持するが、第1のインクジェ
ット噴射工程Z1と第2のインクジェット噴射工程Z2
とを通過して、いわゆるインクジェット印写工程Zを終
了すると、やがて糸の形状は自らもつ回復力により徐々
に元の形に落ちついていく。もっとも、更にインクジェ
ット印写後に通常行われる後処理、例えば、湿熱処理等
により、糸形状は完全に回復する。
【0044】以上本発明を述べてきたが、この発明は実
施例にのみ限定されるものではなく、その本質から逸脱
しない範囲で、他のいろいろな変形例が可能なことはい
うまでもない。例えば、ヘッドに設けられた噴射ノズル
の数は3個とは限らず糸の回りに物理的に配置される限
り幾つ設けることも可能である。また、噴射ノズルの配
置角度θも一律ではなくθそのものが一つ一つ異なって
いても良い。そして、噴射ノズルを糸に対して垂直にす
るとは略垂直のことであり、多少の自由度は許容範囲で
ある。また、各ヘッドを幾つも設けること、即ちヘッド
の数を糸の走行方向に何箇所にも設けることも当然可能
である。
施例にのみ限定されるものではなく、その本質から逸脱
しない範囲で、他のいろいろな変形例が可能なことはい
うまでもない。例えば、ヘッドに設けられた噴射ノズル
の数は3個とは限らず糸の回りに物理的に配置される限
り幾つ設けることも可能である。また、噴射ノズルの配
置角度θも一律ではなくθそのものが一つ一つ異なって
いても良い。そして、噴射ノズルを糸に対して垂直にす
るとは略垂直のことであり、多少の自由度は許容範囲で
ある。また、各ヘッドを幾つも設けること、即ちヘッド
の数を糸の走行方向に何箇所にも設けることも当然可能
である。
【0045】
【効果】糸単位でミクロ的な繊細な模様、色彩の設計的
な付与が可能である。糸に対して計画的に所定の場所に
所定の着色を施し得るので、感性をマッチングした繊細
な模様、色彩を有する布帛を計画的に染色できる。
な付与が可能である。糸に対して計画的に所定の場所に
所定の着色を施し得るので、感性をマッチングした繊細
な模様、色彩を有する布帛を計画的に染色できる。
【図1】インクジェット染色法の印写工程を示す模式図
である。
である。
【図2】ヘッドに位相差のあるインクジェット染色法の
印写工程を示す模式図である。
印写工程を示す模式図である。
【図3】2つのヘッド配置の位相ズレを示す模式図であ
る。
る。
【図4】偏平形状付与工程を有するインクジェット染色
法の印写工程を示す模式図である。
法の印写工程を示す模式図である。
【図5】糸の断面図を模式的に示した図である。
【図6】3色の着色された部分を持つ染色糸を模式的に
示した図である。
示した図である。
【図7】1色の着色された部分を持つ染色糸を模式的に
示した図である。
示した図である。
【図8】断続した3色の着色された部分を持つ染色糸を
模式的に示した図である。
模式的に示した図である。
【図9】断続した1色の着色された部分を持つ染色糸を
模式的に示した図である。
模式的に示した図である。
【図10】断続した1色の一点破線状に着色された部分
を持つ染色糸を模式的に示した図である。
を持つ染色糸を模式的に示した図である。
【図11】輪切り状に着色された染色糸模式的に示した
図である。
図である。
A 糸の軸方向に区分した領域で3色の色に着色された
部分 B 糸の軸方向に区分した領域で1色の色に着色された
部分 C 3色の色が一定の長さで断続的に着色された部分 D 1色の色が一定の長さで断続的に着色された部分 E 1色の一点破線状の部分 F 糸の軸方向に垂直に区分した領域で着色された部分 NZ1,NZ2,NZ3 インクジェット噴射ノズル nZ1,nZ2,nZ3 インクジェット噴射ノズル P1,P2 偏平付与ローラ Q1,Q2 フイードローラ T ヘッド t ヘッド Y 糸 y 偏平糸 Z インクジェット印写工程 Z0 偏平形状付与工程 Z1 第1のインクジェット噴射工程 Z2 第2のインクジェット噴射工程 α 位相差
部分 B 糸の軸方向に区分した領域で1色の色に着色された
部分 C 3色の色が一定の長さで断続的に着色された部分 D 1色の色が一定の長さで断続的に着色された部分 E 1色の一点破線状の部分 F 糸の軸方向に垂直に区分した領域で着色された部分 NZ1,NZ2,NZ3 インクジェット噴射ノズル nZ1,nZ2,nZ3 インクジェット噴射ノズル P1,P2 偏平付与ローラ Q1,Q2 フイードローラ T ヘッド t ヘッド Y 糸 y 偏平糸 Z インクジェット印写工程 Z0 偏平形状付与工程 Z1 第1のインクジェット噴射工程 Z2 第2のインクジェット噴射工程 α 位相差
Claims (5)
- 【請求項1】連続的に走行する糸の周りを複数のインク
ジェット噴射ノズルを有するヘッドで囲み、糸に向かっ
て該噴射ノズルからインクジェット印写することを特徴
とするインクジェット染色法。 - 【請求項2】連続的に走行する糸方向に沿って複数の場
所で、糸の周りを複数のインクジェット噴射ノズルを有
するヘッドで囲み、糸に向かって該噴射ノズルからイン
クジェット印写することを特徴とするインクジェット染
色法。 - 【請求項3】各ヘッドの位相を異にしたことを特徴とす
る請求項2記載のインクジェット染色法。 - 【請求項4】走行する糸に対し前もって偏平形状付与工
程を設けたことを特徴とする請求項1、2又は3記載の
インクジェット染色法。 - 【請求項5】偏平形状付与工程がローラを用いた押圧力
によることを特徴とする請求項5記載のインクジェット
染色法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5205579A JPH0742085A (ja) | 1993-07-29 | 1993-07-29 | 糸のインクジェット染色法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5205579A JPH0742085A (ja) | 1993-07-29 | 1993-07-29 | 糸のインクジェット染色法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0742085A true JPH0742085A (ja) | 1995-02-10 |
Family
ID=16509221
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5205579A Pending JPH0742085A (ja) | 1993-07-29 | 1993-07-29 | 糸のインクジェット染色法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0742085A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019511640A (ja) * | 2016-03-07 | 2019-04-25 | カラーリール グループ アーベー | 糸消費装置と共に使用する糸のインライン処理システム及び方法 |
| US11352722B2 (en) | 2016-05-17 | 2022-06-07 | Coloreel Group AB | System for in-line treatment of thread |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5089683A (ja) * | 1973-12-17 | 1975-07-18 | ||
| JPH0359161A (ja) * | 1989-07-26 | 1991-03-14 | Superba Sa | 織物糸の連続染色用装置 |
-
1993
- 1993-07-29 JP JP5205579A patent/JPH0742085A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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