JPH0742445U - 可変容量型オイルポンプ - Google Patents

可変容量型オイルポンプ

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JPH0742445U
JPH0742445U JP7079793U JP7079793U JPH0742445U JP H0742445 U JPH0742445 U JP H0742445U JP 7079793 U JP7079793 U JP 7079793U JP 7079793 U JP7079793 U JP 7079793U JP H0742445 U JPH0742445 U JP H0742445U
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discharge passage
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靖 渡邊
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 油圧調整弁を含むオイル容量調整機構の構成
が簡単で、しかも機能的に優れ、廉価で得られる可変容
量型オイルポンプを提供する。 【構成】 第1、第2のポンプ手段(12,13)によ
り加圧されたオイルが第1、第2吐出通路(3,4)を
介して吐出されるポンプ作動部(1)と、摺動部に第2
吐出通路4を第1吐出通路に連通させるための開口およ
び戻し通路用開口を有するプランジャ室と、スプール弁
とを具えた油圧調整部(2)とを具備し、第1吐出通路
用の油圧によってスプール弁に4つの油量・油圧調整位
置をとらせるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、可変容量型オイルポンプに関し、詳しくは、自動車用エンジンの潤 滑用に使用され、エンジン速度に応じて吐出圧が適切に調整されるようにした、 油圧調整弁付きの可変容量型オイルポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこのような可変容量型オイルポンプとしては、例えばモーターファン誌 の1991年9月号第182頁に開示されているものが知られている。この従来 例は、大小2つの外接型ギアポンプを並列配置し、これらの吐出側に配設した調 整弁により低速時、中速時および高速時に従ってほぼ3段に吐出圧の調整がなさ れるようにしたもので、2つのポンプからの油量および油圧が調整弁によって適 切に切換えて調整されることにより無用にエンジン馬力を消費せず、また、高速 時の駆動摩擦を低減させるようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の可変容量型オイルポンプでは調整弁の構造が 複雑なためにその製造費が高くつく。また、低速時のオイル戻し通路がループ状 に交差する形となっているために、戻し通路の部分がダイキャストで一体成形で きず、嵩張る上に部品点数が多くなり、コスト増を招く。
【0004】 本考案の目的は、かかる従来の問題の解決を図るべく、油圧調整弁を含むオイ ル容量調整機構の構成が簡単で、しかも機能的にも優れ、廉価で得られる可変容 量型オイルポンプを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、第1および第2のポンプ手段により加 圧されたオイルがそれぞれ第1および第2吐出通路を介して吐出されるポンプ作 動部と、頂部に前記第1吐出通路から油圧が導かれる圧力室と、摺動部に前記第 2吐出通路を前記第1吐出通路に連通させるための開口およびオイル戻し通路の 開口を有するプランジャ室と、前記圧力室に導かれた油圧に対応して前記摺動部 に沿い摺動するスプール弁とを有し、前記ポンプ作動部から吐出される油量およ び油圧の調整が可能な油圧調整部とを具備し、前記スプール弁が前記圧力室に導 かれる油圧により当該スプール弁に設けた連通空間を介してそれぞれ前記第2吐 出通路を前記第1吐出通路に連通させる第1位置と、前記第2吐出通路からのオ イルの吐出をしゃ断する第2位置と、前記第2吐出通路からのオイルを前記オイ ル戻し通路に導く第3位置と、前記第1および第2吐出通路からのオイルの少な くとも一部を前記オイル戻し通路に導く第4位置とに順次摺動するようにしたこ とを特徴とするものである。
【0006】
【作用】
本考案によれば、第1吐出通路の油圧が十分に低いようなオイルポンプの低速 回転領域では油圧調整部においてスプール弁が第1の位置にあり、従って、第2 吐出通路がスプール弁の連通空間を介して第1吐出通路に連通するので、第1、 第2の双方の吐出通路からオイルが吐出される。またそれより第1吐出通路にお ける油圧が回転の上昇と共に高まると、スプール弁が第1の位置から第2の位置 に摺動し、第2吐出通路がしゃ断されて第1吐出通路のみからオイルが吐出され 、これにより緩やかに吐出されるオイルの増量が行われる。ついで更に第1吐出 通路における油圧が高回転に伴って上昇すると、スプール弁が第2の位置から更 に第3の位置に摺動し、第2吐出通路から吐出されるオイルをオイル戻し通路に 戻し、更に高回転となると、第3の位置から第4の位置に摺動して双方の吐出通 路からオイルの一部をオイル戻し通路に戻して、常にポンプ作動部に無用の負荷 がかからないように油量が制御される。
【0007】
【実施例】
以下に、図面を参照しつつ本考案の実施例を具体的に説明する。
【0008】 図1は本考案の一実施例による構成を示す。
【0009】 ここで、1および2はそれぞれ本考案の可変容量型オイルポンプ10にかかる ポンプ作動部および油圧調整部である。ポンプ作動部1はエンジンによって駆動 されるもので、1つの吸入ポート11と異なる油圧を発生するメインポンプ部1 2およびサブポンプ部13とを有している。図2は本考案にかかるポンプ作動部 1として適用が可能な内接型ポンプの構成例を示すもので、ここで、14はイン ナロータ、15はアウタロータである。双方の歯型間に形成されるボリューム室 16に吸入ポート11から導かれたオイルは第1の閉じ込み部17Aを経て、ま ず第1の吐出ポート18から吐出される。ついで、第2の閉じ込み部17Bを経 て、第2の吐出ポート19から吐出されるもので、2段の閉じ込み部17A,1 7Bを経て吐出される第2吐出ポート19からの方が第1吐出ポート18からよ り高い油圧を得ることができる。
【0010】 すなわち、図2に示すポンプ作動部1の場合、第2吐出ポート19からの吐出 をメインポンプ部12として機能させ、第1吐出ポート17からの吐出をサブポ ンプ13として機能させることができる。
【0011】 再び図1に戻り、3はメインポンプ部12からのメイン吐出通路、4はサブポ ンプ部13からのサブ吐出通路、5はオイル吸入通路であり、6は油圧調整部2 からオイル吸入通路5へのリリーフ通路である。なお、メイン吐出通路3とサブ 吐出通路4との間にはサブ吐出通路4からメイン吐出通路3側へのみのオイルの 流通を許容するバイパス通路7が設けられている。8はバイパス通路7に設けた 逆止弁である。
【0012】 ついで、図3に従い本考案にかかる油圧調整部2の構成について説明する。
【0013】 図3において、21は筒状をなす弁室、22は弁室21内を摺動し、後述する ようにしてサブ吐出通路4の切換えを行う摺動弁体、23は弁室21の頂部に設 けられ、メイン吐出通路3の油圧が導かれる圧力室、24は摺動弁体22を圧力 室23側に向けて偏倚させているばね、25は弁室21の端部に装着され、摺動 弁体22との間にばね24を保持する栓体である。なお、摺動弁体22は第1弁 体22Aと、第2弁体22Bと、その間に連通空間26が形成されるように双方 の弁体間を結合する軸体22Cとを有している。
【0014】 そこで、図1に示すオイルポンプ10にあって、低速でメイン吐出通路3にお ける油圧が十分低い場合は、図3の(A)に示すように、油圧調整部2ではばね 24のばね力が圧力室23の油圧に打勝つことにより、サブ吐出通路4が摺動弁 体22に設けられている連通空間26および第1ポート27Aを介して開路され る。よって、ポンプ作動部1ではメインポンプ部12とサブポンプ部13との双 方からオイルが送出され、オイルポンプ10の吐出口28からその低速回転に見 合った油圧が図4にカーブCL として示すようにして送り出される。
【0015】 ついで、図3の(A)に示す低速状態からやや回転速度があがると、オイル吐 出圧の上昇に伴い、圧力室23での油圧がばね24のばね力に打勝つことにより 、図3の(B)に示すように摺動弁体22が降下する。そして、第1弁体22A により第1ポート27Aが閉塞され、第2弁体22Bにより第2ポート27Bが 閉塞されることでサブ吐出通路4のメイン吐出通路3への連通が途絶され、メイ ンポンプ部12のみからのオイル吐出が行われることによって、吐出流量が抑制 され、従って、油圧としては急激な上昇が抑制されて、図4にカーブCM として 示す傾向でオイルの吐出が行われる。
【0016】 そして、図3の(B)に示す回転状態から更にポンプ作動部1での回転が高め られると、油圧調整部2では、更に圧力室23での油圧が高められることにより 、摺動弁体22が下降し、図5の(A)に示すように、連通空間26を介して、 サブ吐出通路4がリリーフ通路6に連通し、図6の(A)に示すようにサブポン プ部13から吐出されたオイルがリリーフ通路6によりオイル吸入通路5側に戻 される。従って、オイル吐出量はメインポンプ部12からメイン吐出通路3を経 由するもののみとなり、ポンプ回転速度の上昇に伴う吐出圧の上昇は、図4でカ ーブCH として示す傾向をたどる。
【0017】 続いて、ポンプ作動部1での回転の上昇が続くと、油圧調整部2では図5の( B)に示すように摺動弁体22が更に降下することによって、サブ吐出通路4が 連通空間26を介してリリーフ通路6に連通すると共に、メイン吐出通路3から 吐出オイルの一部が、第2ポート27Bおよび連通空間26を介してリリーフ通 路6に導かれる。図6の(B)はオイルポンプ10におけるこのような状態を示 すもので、これによって、最早やオイル吐出圧は急激には高められず、図4にカ ーブCHLとして示すような傾向で吐出が行われることになり、無用にオイルの吐 出が行われるのを抑制することができ、可変容量型オイルポンプとして低フリク ション化を図ることができる。なおこの場合、油圧調整部2において、図5の( B)に示したより以上に摺動弁体22が下降すると、メイン吐出通路3とサブ吐 出通路4とが圧力室23を介して直接連通する虞がある。そこで、かかることの ないように摺動弁体22の下降を規制するストッパ(ここでは不図示)を設ける か、あるいは上述の虞がないように第1弁体22Aの厚さを設定するか、のいず れかの処置がとられるようにしておけばよい。
【0018】 なお、以上に述べた実施例では、ポンプ部として内接型オイルポンプの機構を 用いたが、本考案の適用は、このような内接型オイルポンプに限られるものでは なく、本考案にかかる油圧調整部との組合せにより、吸入ポート側が共通のタン デム型等、2つのポンプからなるポンプ部の場合にも適用できることはいうまで もない。
【0019】
【考案の効果】
以上説明してきたように、本考案によれば、第1および第2のポンプ手段によ り加圧されたオイルがそれぞれ第1および第2吐出通路を介して吐出されるポン プ作動部と、頂部に前記第1吐出通路から油圧が導かれる圧力室と、摺動部に前 記第2吐出通路を前記第1吐出通路に連通させるための開口およびオイル戻し通 路の開口を有するプランジャ室と、前記圧力室に導かれた油圧に対応して前記摺 動部に沿い摺動するスプール弁とを有し、前記ポンプ作動部から吐出される油量 および油圧の調整が可能な油圧調整部とを具備し、前記スプール弁が前記圧力室 に導かれる油圧により当該スプール弁に設けた連通空間を介してそれぞれ前記第 2吐出通路を前記第1吐出通路に連通させる第1位置と、前記第2吐出通路から のオイルの吐出をしゃ断する第2位置と、前記第2吐出通路からのオイルを前記 オイル戻し通路に導く第3位置と、前記第1および第2吐出通路からのオイルの 少なくとも一部を前記オイル戻し通路に導く第4位置とに順次摺動するようにし たので、油圧調整機構の簡素化を図ることができると共に、廉価で、複雑な制御 機構によらず回転速度に応じて適切に油圧および油量の制御が可能となり、特に 高回転時における無用な油圧、油量の吐出を抑制することにより効果的ポンプ構 成要素の摩耗防止に貢献する可変容量型オイルポンプを提供することができる。
【0020】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案可変容量型オイルポンプの基本的な構成
例を示すブロック図である。
【図2】本考案の適用が可能なポンプ作動部の構成例を
示す正面図である。
【図3】本考案にかかる油圧調整部の構成を低回転時
(A)および中速移行回転時(B)の状態で示す説明図
である。
【図4】本考案によるポンプ回転数−吐出圧の特性曲線
図である。
【図5】本考案にかかる油圧調整部の動作を高速移行回
転時(A)および高回転時(B)の状態で示す説明図で
ある。
【図6】本考案による動作を高速移行回転時(A)およ
び高回転時(B)の状態で示す説明図である。
【符号の説明】
1 ポンプ作動部 2 油圧調整部 3 メイン吐出通路 4 サブ吐出通路 5 オイル吸入通路 6 リリーフ通路 7 バイパス通路 11 吸入ポート 12 メインポンプ部 13 サブポンプ部 14 インナロータ 15 アウタロータ 17A,17B 閉じ込み部 18,19 吐出ポート 21 弁室 22 摺動弁体 22A,22B 弁体 22C 軸体 23 圧力室 24 ばね 26 連通空間 27A,27B ポート 28 吐出口

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1および第2のポンプ手段により加圧
    されたオイルがそれぞれ第1および第2吐出通路を介し
    て吐出されるポンプ作動部と、 頂部に前記第1吐出通路から油圧が導かれる圧力室と、
    摺動部に前記第2吐出通路を前記第1吐出通路に連通さ
    せるための開口およびオイル戻し通路の開口を有するプ
    ランジャ室と、前記圧力室に導かれた油圧に対応して前
    記摺動部に沿い摺動するスプール弁とを有し、前記ポン
    プ作動部から吐出される油量および油圧の調整が可能な
    油圧調整部とを具備し、 前記スプール弁が前記圧力室に導かれる油圧により当該
    スプール弁に設けた連通空間を介してそれぞれ前記第2
    吐出通路を前記第1吐出通路に連通させる第1位置と、
    前記第2吐出通路からのオイルの吐出をしゃ断する第2
    位置と、前記第2吐出通路からのオイルを前記オイル戻
    し通路に導く第3位置と、前記第1および第2吐出通路
    からのオイルの少なくとも一部を前記オイル戻し通路に
    導く第4位置とに順次摺動するようにしたことを特徴と
    する可変容量型オイルポンプ。
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