JPH0743516B2 - 環状チオエ−テル化合物を含有する写真要素 - Google Patents
環状チオエ−テル化合物を含有する写真要素Info
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- JPH0743516B2 JPH0743516B2 JP61223933A JP22393386A JPH0743516B2 JP H0743516 B2 JPH0743516 B2 JP H0743516B2 JP 61223933 A JP61223933 A JP 61223933A JP 22393386 A JP22393386 A JP 22393386A JP H0743516 B2 JPH0743516 B2 JP H0743516B2
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- G03C1/00—Photosensitive materials
- G03C1/005—Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein
- G03C1/04—Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein with macromolecular additives; with layer-forming substances
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、環状チオエーテル化合物を含有する放射線感
受性ハロゲン化銀乳剤層を含む写真要素に関する。
受性ハロゲン化銀乳剤層を含む写真要素に関する。
ハロゲン化銀乳剤の各種の調製段階において或る種のチ
オエーテル化合物を添加すると、ハロゲン化銀の性質に
種々の改良、例えばハロゲン化銀結晶生長の変性または
得られた結晶の感受性の増加を与える効果があることは
知られている。
オエーテル化合物を添加すると、ハロゲン化銀の性質に
種々の改良、例えばハロゲン化銀結晶生長の変性または
得られた結晶の感受性の増加を与える効果があることは
知られている。
例えば、とりわけ米国特許第2,521,926号明細書には、
チオエーテル化合物を使用して、ハロゲン化銀乳剤特に
イオウ化合物および金化合物で増感された乳剤の感受性
を改良できることが示されている。米国特許第3,062,64
6号明細書には、ハロゲン化銀用の増感剤として有用な
環状チオエーテル化合物が記載されている。これらの化
合物はイオウ原子2個および酸素原子2個または4個を
含んでいることができる。しかしながら、後述する比較
データに示すとおり、これらの化合物は、本発明による
化合物によって得ることのできる感受性の水準を提供し
ない。
チオエーテル化合物を使用して、ハロゲン化銀乳剤特に
イオウ化合物および金化合物で増感された乳剤の感受性
を改良できることが示されている。米国特許第3,062,64
6号明細書には、ハロゲン化銀用の増感剤として有用な
環状チオエーテル化合物が記載されている。これらの化
合物はイオウ原子2個および酸素原子2個または4個を
含んでいることができる。しかしながら、後述する比較
データに示すとおり、これらの化合物は、本発明による
化合物によって得ることのできる感受性の水準を提供し
ない。
ハロゲン化銀写真要素中またはその現像溶液中に配合し
た各種の化合物は促進現像を行なうことができる。その
種の化合物はC.E.Mees,The Theory of The Photographi
c Process Macmillan(ニューヨーク)第4版第423頁に
記載されている。米国特許特許第3,201,242号およびRes
earch Disclosure,第203巻(1983年6月)Item23005に
は、チオエーテルは現像促進剤として記載されている。
なお、Research Disclosureは、英国ハンプシャー、Ems
worhtのKenneth Mason Publications社が発行してい
る。
た各種の化合物は促進現像を行なうことができる。その
種の化合物はC.E.Mees,The Theory of The Photographi
c Process Macmillan(ニューヨーク)第4版第423頁に
記載されている。米国特許特許第3,201,242号およびRes
earch Disclosure,第203巻(1983年6月)Item23005に
は、チオエーテルは現像促進剤として記載されている。
なお、Research Disclosureは、英国ハンプシャー、Ems
worhtのKenneth Mason Publications社が発行してい
る。
しかしながら、特定のチオエーテル化合物は乳剤の感度
を上昇させることまたは結晶生長を変性することに関し
ては効果があるが、増加したカブリの発生と相関関係が
ある。この危険はほとんどの増感操作に本来的に存在す
るので、チオエーテル化合物の使用と関連した問題であ
る。
を上昇させることまたは結晶生長を変性することに関し
ては効果があるが、増加したカブリの発生と相関関係が
ある。この危険はほとんどの増感操作に本来的に存在す
るので、チオエーテル化合物の使用と関連した問題であ
る。
限られた範囲の成功例が当業界で報告されているが、問
題となる程度のカブリの増加を伴ずに、ハロゲン化銀乳
剤の感度または結晶変性を改良する化合物の必要性およ
び探求は依然として続いている。
題となる程度のカブリの増加を伴ずに、ハロゲン化銀乳
剤の感度または結晶変性を改良する化合物の必要性およ
び探求は依然として続いている。
本発明によれば、放射線感受性ハロゲン化銀乳剤層と、
最低1個の酸素原子及び最低3個の2価のイオウ原子を
含む環状チオエーテル化合物であって隣接する酸素及び
イオウ原子が2価のアルキレン基によつて互いに分離さ
れている環状チオエーテル化合物とを含んでなる写真要
素が提供される。
最低1個の酸素原子及び最低3個の2価のイオウ原子を
含む環状チオエーテル化合物であって隣接する酸素及び
イオウ原子が2価のアルキレン基によつて互いに分離さ
れている環状チオエーテル化合物とを含んでなる写真要
素が提供される。
前記の環状チオエーテル化合物を含有する写真要素は、
改良された写真特性を示す。具体的には、前記の環状チ
オエーテル化合物をハロゲン化銀乳剤層中に添加する
と、問題とされる水準のカブリを経験することなく、写
真要素の感度が増加する。環状チオエーテル化合物を、
乳剤層に隣接して位置する写真要素の親水性コロイド層
中に添加すると、現像促進が起こる。
改良された写真特性を示す。具体的には、前記の環状チ
オエーテル化合物をハロゲン化銀乳剤層中に添加する
と、問題とされる水準のカブリを経験することなく、写
真要素の感度が増加する。環状チオエーテル化合物を、
乳剤層に隣接して位置する写真要素の親水性コロイド層
中に添加すると、現像促進が起こる。
隣接するイオウ原子および(または)酸素原子を分離す
る2価アルキレン基は、ポリメチレン基である。好まし
い態様においては、イオウ原子および(または)酸素原
子の架橋員−(CH2)n−〔式中、nは2以上の整数、最も
代表的には2または3である〕によって分離されてい
る。
る2価アルキレン基は、ポリメチレン基である。好まし
い態様においては、イオウ原子および(または)酸素原
子の架橋員−(CH2)n−〔式中、nは2以上の整数、最も
代表的には2または3である〕によって分離されてい
る。
前記の環状チオエーテル化合物は共増感剤として特に有
効であり、そして通常使用する化学増感剤例えばイオウ
化合物、セレン化合物または金化合物から得られる結果
に付加した効果をもつ。
効であり、そして通常使用する化学増感剤例えばイオウ
化合物、セレン化合物または金化合物から得られる結果
に付加した効果をもつ。
前記の環状チオエーテル化合物は、本明細書に記載の写
真要素の促進現像も可能にする。
真要素の促進現像も可能にする。
前記の環状チオエーテル化合物の有効性は、ハロゲン化
銀に対する増加した溶媒和作用によるものであり、そし
てAg+イオンとの多核複合体の生成からもたらされるも
のであると考えられる。これらの複合体は熱力学的に安
定であって運動学的に不安定であるとの特性をもってい
る。すなわち、前記の複合体は急速に解離しそして再複
合体化する。この性質は、特に、化学熟成および増感の
規則化を向上するものと考えられる。
銀に対する増加した溶媒和作用によるものであり、そし
てAg+イオンとの多核複合体の生成からもたらされるも
のであると考えられる。これらの複合体は熱力学的に安
定であって運動学的に不安定であるとの特性をもってい
る。すなわち、前記の複合体は急速に解離しそして再複
合体化する。この性質は、特に、化学熟成および増感の
規則化を向上するものと考えられる。
本発明において特に有用な化合物として以下のものが含
まれる: 化合物(1):1,4−ジオキサ−7,10,13−トリチアシク
ロペンタデカン: 化合物(2):1−オキサ−6,9,12−トリチアシクロヘキ
デカン: 化合物(3):1,7,13−トリオキサ−4,10,16−トリチア
シクロオクタデカン: 化合物(4):1,4,7−トリオキサ−10,13,16−トリチア
シクロオクタデカン: 化合物(5):1,4,7,10−テトラオキサ−13,16,19−ト
リチアシクロヘネイコサン: 化合物(6):1,10−ジオキサ−4,7,13,16−テトラチア
シクロオクタデカン: 環状チオエーテル化合物は公知の合成法によつて調製す
ることができる。一般的な方法においては、前記化合物
はα,ω−ジハロゲン化化合物とジチオールとを反応さ
せることによって得る。
まれる: 化合物(1):1,4−ジオキサ−7,10,13−トリチアシク
ロペンタデカン: 化合物(2):1−オキサ−6,9,12−トリチアシクロヘキ
デカン: 化合物(3):1,7,13−トリオキサ−4,10,16−トリチア
シクロオクタデカン: 化合物(4):1,4,7−トリオキサ−10,13,16−トリチア
シクロオクタデカン: 化合物(5):1,4,7,10−テトラオキサ−13,16,19−ト
リチアシクロヘネイコサン: 化合物(6):1,10−ジオキサ−4,7,13,16−テトラチア
シクロオクタデカン: 環状チオエーテル化合物は公知の合成法によつて調製す
ることができる。一般的な方法においては、前記化合物
はα,ω−ジハロゲン化化合物とジチオールとを反応さ
せることによって得る。
使用することのできる方法の1つは仏国特許第1,377,25
2号明細書に記載のもので、以下のとおりの方法であ
る。
2号明細書に記載のもので、以下のとおりの方法であ
る。
合成法(I) 50%エタノール3lを、4lの三つ首フラスコ中に入れる。
炭酸ナトリウムNa2CO310.6g(0.1モル)を加え、混合物
を還流加熱する。次に、この混合物にジハロゲン化化合
物(0.1モル)とジチオール(0.1モル)とを2時間かけ
て加える。48時間還流した後で、溶媒を真空中で蒸発さ
せ、残留物をクロロホルムで抽出する。最終生成物をシ
リカゲル(Merch 60H)上のクロマトグラフィーで単離
する。
炭酸ナトリウムNa2CO310.6g(0.1モル)を加え、混合物
を還流加熱する。次に、この混合物にジハロゲン化化合
物(0.1モル)とジチオール(0.1モル)とを2時間かけ
て加える。48時間還流した後で、溶媒を真空中で蒸発さ
せ、残留物をクロロホルムで抽出する。最終生成物をシ
リカゲル(Merch 60H)上のクロマトグラフィーで単離
する。
環状チオエーテル化合物を調製する第2の方法はJ.Bott
er,R.M.KellogがJ.Org.chem.(1981)第4481頁に記載し
たもので以下のとおりに実施する。
er,R.M.KellogがJ.Org.chem.(1981)第4481頁に記載し
たもので以下のとおりに実施する。
合成法(II) 窒素でフラッシュした後、ジメチルホルムアミド(DM
F)1250mlを2lの三つ首フラスコ中に入れる。次に、炭
酸セシウムCs2CO335.85g(0.11モル)を加える。反応媒
質の温度を80℃に上げ、DMF500ml中に溶かしたジハロゲ
ン化誘導体(0.1モル)とジチオール(0.1モル)との混
合物を8時間かけて加える。添加が終了した後で、反応
混合物を室温に冷却し、続いて濾過する。溶媒を真空下
で蒸発させ、生成物をシリカゲル(Merch 60H)上での
クロマトグラフィーによって単離する。
F)1250mlを2lの三つ首フラスコ中に入れる。次に、炭
酸セシウムCs2CO335.85g(0.11モル)を加える。反応媒
質の温度を80℃に上げ、DMF500ml中に溶かしたジハロゲ
ン化誘導体(0.1モル)とジチオール(0.1モル)との混
合物を8時間かけて加える。添加が終了した後で、反応
混合物を室温に冷却し、続いて濾過する。溶媒を真空下
で蒸発させ、生成物をシリカゲル(Merch 60H)上での
クロマトグラフィーによって単離する。
以下に、本発明の化合物を調製する合成法を説明する。
化合物(1):1,4−ジオキサ−7,10,13−トリチアシク
ロペンタデカン この化合物は、炭酸セシウムの存在下においてジメチル
ホルムアミド(DMF)中で1,5−ジメルカプト−3−チア
ペンタンと1,8−ジクロロ−3,6−ジオキサクタンとを反
応させることによって得る。
ロペンタデカン この化合物は、炭酸セシウムの存在下においてジメチル
ホルムアミド(DMF)中で1,5−ジメルカプト−3−チア
ペンタンと1,8−ジクロロ−3,6−ジオキサクタンとを反
応させることによって得る。
化合物(2):1−オキサ−6,9,12−トリチアシクロヘキ
サデカン この化合物は、最初にテトラヒドロフランとPOCl3とを
反応させて1,9−ジクロロ−5−オキサノナンを生成
し、 そしてハロゲン化オキサノナン化合物と1、5−ジメル
カプト−3−チアペンタンとをジメチルホルムアミド中
で炭酸セシウムの存在下で反応させることによって調製
する。
サデカン この化合物は、最初にテトラヒドロフランとPOCl3とを
反応させて1,9−ジクロロ−5−オキサノナンを生成
し、 そしてハロゲン化オキサノナン化合物と1、5−ジメル
カプト−3−チアペンタンとをジメチルホルムアミド中
で炭酸セシウムの存在下で反応させることによって調製
する。
化合物(3):1,7,13−トリオキサ−4,10,16−トリチア
シクロオクタデカン 硫化ナトリウムと2−(2′−クロロエトキシ)エタノ
ール2モルとの反応によって中間化合物1,11−ジヒドロ
キシ−3,9−ジオキサ−6−チアウンデカンを生成す
る。
シクロオクタデカン 硫化ナトリウムと2−(2′−クロロエトキシ)エタノ
ール2モルとの反応によって中間化合物1,11−ジヒドロ
キシ−3,9−ジオキサ−6−チアウンデカンを生成す
る。
前記のチアウンデカン中間生成物をジメチルホルムアミ
ド(DMF)中で塩化チオニルによってハロゲン化して中
間生成物(A)を生成する。
ド(DMF)中で塩化チオニルによってハロゲン化して中
間生成物(A)を生成する。
炭酸ナトリウムの水性−エタノール溶液中で中間生成物
(A)と1,5−ジメルカプト−3−オキサペンタンとの
縮合により、化合物(3)を生成する。
(A)と1,5−ジメルカプト−3−オキサペンタンとの
縮合により、化合物(3)を生成する。
化合物(4):1,4,7−トリオキサ−10,13,16−トリチア
シクロオクタデカン この化合物は、水性エタノール中において炭酸ナトリウ
ムの存在下で、1,11−ジクロロ−3,6,9−トリオキサウ
ンデカンと1,5−ジメルカプト−3−チアペンタンとを
反応させることによって生成する。
シクロオクタデカン この化合物は、水性エタノール中において炭酸ナトリウ
ムの存在下で、1,11−ジクロロ−3,6,9−トリオキサウ
ンデカンと1,5−ジメルカプト−3−チアペンタンとを
反応させることによって生成する。
化合物(5):1,4,7,10−テトラオキサ−13,16,19−ト
リチアシクロヘネイコサン この化合物は、水性エタノール中で炭酸ナトリウムの存
在下において、1,5−メルカプト−3−チアペンタンと
1,14−ジクロロ−3,6,9,12−テトラオキサテトラデカン
とを反応させることによって生成する。
リチアシクロヘネイコサン この化合物は、水性エタノール中で炭酸ナトリウムの存
在下において、1,5−メルカプト−3−チアペンタンと
1,14−ジクロロ−3,6,9,12−テトラオキサテトラデカン
とを反応させることによって生成する。
化合物(6):1,10−ジオキサ−4,7,13,16−テトラチア
シクロオクタデカン エタンジチオールの2ナトリウム塩と2−(2′−クロ
ロエトキシ)−エタノール2モルとの反応によって1,14
−ジヒドロキシ−3,12−ジオキサ−6、9−ジチアテト
ラデカンを生成し、続いてこれをジハロゲン化して中間
生成物(B)を生成する。
シクロオクタデカン エタンジチオールの2ナトリウム塩と2−(2′−クロ
ロエトキシ)−エタノール2モルとの反応によって1,14
−ジヒドロキシ−3,12−ジオキサ−6、9−ジチアテト
ラデカンを生成し、続いてこれをジハロゲン化して中間
生成物(B)を生成する。
中間生成物(B)とエタンジチオールとの縮合によって
生成物(6)を生成する。
生成物(6)を生成する。
本発明の写真要素は支持体とハロゲン化銀乳剤層少なく
とも1層とを含む。環状チオエーテル化合物は、ハロゲ
ン化銀乳剤中に、または別の親水性コロイド層例えば中
間層中に存在することができる。環状チオエーテル化合
物は乳剤層中において現像促進剤としておよび共増感剤
としてのいずれかまたは両方の機能をもつことができる
ので、ハロゲン化銀乳剤層中に添加するのが好ましい。
しかしながら、環状チオエーテルを写真要素中のいずれ
かの場所に添加して現像の際にハロゲン化銀乳剤層に侵
入することができるようにする。(例えば隣接親水性コ
ロイド層中)と、現像促進剤として機能させることがで
きる。
とも1層とを含む。環状チオエーテル化合物は、ハロゲ
ン化銀乳剤中に、または別の親水性コロイド層例えば中
間層中に存在することができる。環状チオエーテル化合
物は乳剤層中において現像促進剤としておよび共増感剤
としてのいずれかまたは両方の機能をもつことができる
ので、ハロゲン化銀乳剤層中に添加するのが好ましい。
しかしながら、環状チオエーテルを写真要素中のいずれ
かの場所に添加して現像の際にハロゲン化銀乳剤層に侵
入することができるようにする。(例えば隣接親水性コ
ロイド層中)と、現像促進剤として機能させることがで
きる。
環状チオエーテル化合物をハロゲン化銀乳剤層中に添加
することが望ましい場合には、乳剤調製の各種の段階の
任意の段階においてこれを実施することができる。ハロ
ゲン化銀乳剤の調製は周知であり、例えばResearch Dis
closure,第176巻(1978年12月)、Item 17643,第I節お
よび第II節に記載されている。乳剤はその文献の第II節
に記載されているように化学増感させることができる。
環状チオエーテル化合物を熟成工程の際に添加すること
ができ、この場合にハロゲン化銀粒子の生長を変性する
作用がある。チオエーテル化合物を、化学増感工程にお
いて、好ましくは他の化学増感剤と同時に添加すること
もできる。環状チオエーテル化合物の有用な量は、乳剤
の型、選んだ特定の環状チオエーテル、および目的とす
る特定の効果等の要因によって変化する。一般的には、
その量は約5×10-5〜約1×10-3モル/銀モルの範囲で
あり、好ましくは約1×10-4〜約5×10-4モル/銀モル
である。
することが望ましい場合には、乳剤調製の各種の段階の
任意の段階においてこれを実施することができる。ハロ
ゲン化銀乳剤の調製は周知であり、例えばResearch Dis
closure,第176巻(1978年12月)、Item 17643,第I節お
よび第II節に記載されている。乳剤はその文献の第II節
に記載されているように化学増感させることができる。
環状チオエーテル化合物を熟成工程の際に添加すること
ができ、この場合にハロゲン化銀粒子の生長を変性する
作用がある。チオエーテル化合物を、化学増感工程にお
いて、好ましくは他の化学増感剤と同時に添加すること
もできる。環状チオエーテル化合物の有用な量は、乳剤
の型、選んだ特定の環状チオエーテル、および目的とす
る特定の効果等の要因によって変化する。一般的には、
その量は約5×10-5〜約1×10-3モル/銀モルの範囲で
あり、好ましくは約1×10-4〜約5×10-4モル/銀モル
である。
環状チオエーテルと組合せて使用する化学増感剤は、好
ましくは金化合物とイオウ化合物および(または)セレ
ン化合物である。従来技術によって共増感剤として使用
するチオエーテル化合物と比較して、本発明の環状チオ
エーテルは、望ましくないカブリの増加を伴ずに、ハロ
ゲン化銀乳剤に対して改良された感受性を提供する。こ
の点については後述する実施例を参照されたい。
ましくは金化合物とイオウ化合物および(または)セレ
ン化合物である。従来技術によって共増感剤として使用
するチオエーテル化合物と比較して、本発明の環状チオ
エーテルは、望ましくないカブリの増加を伴ずに、ハロ
ゲン化銀乳剤に対して改良された感受性を提供する。こ
の点については後述する実施例を参照されたい。
あるいは、本明細書に記載の環状チオエーテル化合物
を、ハロゲン化銀乳剤の溶融工程において塗布の直前に
添加することができる。この場合には、チオエーテル化
合物の量は、約1×10-4〜約5×10-4モル/銀モルが好
ましい。
を、ハロゲン化銀乳剤の溶融工程において塗布の直前に
添加することができる。この場合には、チオエーテル化
合物の量は、約1×10-4〜約5×10-4モル/銀モルが好
ましい。
本発明の環状チオエーテル化合物をハロゲン化銀乳剤層
に隣接する親水性コロイド層、例えば隣接するハロゲン
化銀乳剤層を分ける中間層に添加する場合には、環状チ
オエーテルを好ましくは約1×10-7〜約1×10-6mg/dm2
の被覆量(coverage)で塗布する。
に隣接する親水性コロイド層、例えば隣接するハロゲン
化銀乳剤層を分ける中間層に添加する場合には、環状チ
オエーテルを好ましくは約1×10-7〜約1×10-6mg/dm2
の被覆量(coverage)で塗布する。
チオエーテル化合物を溶融工程において塗布の前に添加
する場合、あるいはハロゲン化銀乳剤層の隣接層中に添
加する場合には、チオエーテル化合物は共増感剤として
よりもむしろ現像促進剤として主に機能するものと考え
られる。
する場合、あるいはハロゲン化銀乳剤層の隣接層中に添
加する場合には、チオエーテル化合物は共増感剤として
よりもむしろ現像促進剤として主に機能するものと考え
られる。
更に別の方法においては、本発明の環状チオエーテル化
合物を約5×10-5〜約1×10-3モル/lの量で処理溶液中
に添加することにより、前記の環状チオエーテル化合物
を処理溶液から写真要素に添加することができる。この
変法においては、チオエーテル化合物は基本的に現像促
進剤として作用する。しかしながら、環状チオエーテル
化合物に対する作用の様式とは無関係に、写真要素の観
察される感度の向上がもたらされる。
合物を約5×10-5〜約1×10-3モル/lの量で処理溶液中
に添加することにより、前記の環状チオエーテル化合物
を処理溶液から写真要素に添加することができる。この
変法においては、チオエーテル化合物は基本的に現像促
進剤として作用する。しかしながら、環状チオエーテル
化合物に対する作用の様式とは無関係に、写真要素の観
察される感度の向上がもたらされる。
ハロゲン化銀粒子は、写真に有用であることが知られて
いる任意の規則的または不規則的な形状(例えば、球
状、等軸立方体、等軸八面体、立方八面体または板上八
面体)であることができ、そして任意の寸法(例えば粗
または微)であることができ、そして任意のハロゲン化
物組成物(例えば、臭化銀、臭沃化銀、塩臭沃化銀)で
あることができる。通常のベヒクル例えば前記Research
Disclosure,Item 17643、第IX節に記載のものを使用す
ることができる。ハロゲン化銀は前記Research Disclos
ureの第IV節に記載されている通りに分光増感すること
ができる。
いる任意の規則的または不規則的な形状(例えば、球
状、等軸立方体、等軸八面体、立方八面体または板上八
面体)であることができ、そして任意の寸法(例えば粗
または微)であることができ、そして任意のハロゲン化
物組成物(例えば、臭化銀、臭沃化銀、塩臭沃化銀)で
あることができる。通常のベヒクル例えば前記Research
Disclosure,Item 17643、第IX節に記載のものを使用す
ることができる。ハロゲン化銀は前記Research Disclos
ureの第IV節に記載されている通りに分光増感すること
ができる。
本発明の改良は白黒写真(放射線写真を含む)またはカ
ラー写真に適用して、選択的な染料破壊、形成および
(または)物理的離脱によって染料像および(または)
銀像を形成することができる(前記文献の第VII節参
照)。好ましいカラー写真要素は、カラー現像剤または
染料形成カップラーによって染料像を形成するものであ
る。これらの要素を使用するには、前記のResearch Dis
closureの第X VIII節および第XIX節に記載の公知の方法
でそれらを露光しそして処理することができる。
ラー写真に適用して、選択的な染料破壊、形成および
(または)物理的離脱によって染料像および(または)
銀像を形成することができる(前記文献の第VII節参
照)。好ましいカラー写真要素は、カラー現像剤または
染料形成カップラーによって染料像を形成するものであ
る。これらの要素を使用するには、前記のResearch Dis
closureの第X VIII節および第XIX節に記載の公知の方法
でそれらを露光しそして処理することができる。
以下、実施例によって本発明を具体的に説明する。
実施例1 平均直径0.75μmの非板状粒子をもつ臭沃化銀ゼラチン
乳剤(沃素1.8%)を調製し、この中に、以下の表Iに
示すチオエーテル化合物を水性−メタノール溶液から添
加した。各例においてチオエーテルの濃度は1.7×10-4
/モルAgとした。得られた混合物を60℃に加熱し、次に
40℃に冷やし、この温度で以下の増感組成物を加えた。
乳剤(沃素1.8%)を調製し、この中に、以下の表Iに
示すチオエーテル化合物を水性−メタノール溶液から添
加した。各例においてチオエーテルの濃度は1.7×10-4
/モルAgとした。得られた混合物を60℃に加熱し、次に
40℃に冷やし、この温度で以下の増感組成物を加えた。
Na2S2O3−2.9mg/モルAg KAuCl4−0.6mg/モルAg NaSCN−43.8mg/モルAg 次に乳剤を65℃に加熱した。5分毎に試料を取り出し、
グリセロールの存在下で50mg銀/dm2の被覆量で塗布し
た。
グリセロールの存在下で50mg銀/dm2の被覆量で塗布し
た。
得られたフイルムを感度計×6(2850°K,Wratten 39フ
ィルター)において1/50秒間露光し、おしてヒドロキノ
ン/N−メチル−p−アミノフェノールヘミスルフェート
(Elon(商品名)〕現像剤中で6分間、またはElonアス
コルビン酸(EAA)表面現像剤中で8分間現像した。
ィルター)において1/50秒間露光し、おしてヒドロキノ
ン/N−メチル−p−アミノフェノールヘミスルフェート
(Elon(商品名)〕現像剤中で6分間、またはElonアス
コルビン酸(EAA)表面現像剤中で8分間現像した。
比較する目的で、米国特許第3,062,646号明細書に記載
の以下のチオエーテル化合物を同様に試験した:1,10−
ジチア−4,7,13,16−テトラオキサシクロオクタデカン 感度計の結果を表Iに示す。
の以下のチオエーテル化合物を同様に試験した:1,10−
ジチア−4,7,13,16−テトラオキサシクロオクタデカン 感度計の結果を表Iに示す。
上記の結果から明らかなように、本発明によるチオエー
テル化合物をもつ写真要素は比較用の要素と比べて、現
像を現像剤D19b(商品名)または現像剤EAAのいずれに
よって行なっても、感度が増加する。
テル化合物をもつ写真要素は比較用の要素と比べて、現
像を現像剤D19b(商品名)または現像剤EAAのいずれに
よって行なっても、感度が増加する。
実施例2 市販のカラーリバーサルフィルム(Kodachrome:商品
名)において、本発明の前記化合物(4)である環状チ
オエーテルすなわち1,4,7−トリオキサ−10,13,16−ト
リチアシクロオクタデセンを以下の量で、以下のゼラチ
ン中間層に加えた。
名)において、本発明の前記化合物(4)である環状チ
オエーテルすなわち1,4,7−トリオキサ−10,13,16−ト
リチアシクロオクタデセンを以下の量で、以下のゼラチ
ン中間層に加えた。
UVフィルター層 8×10-7mg/dm2 マゼンタ中間層 7×10-7mg/dm2 シアン中間層 1.3×10-6mg/dm2 次に、通常の方法でフィルムを露光しそして現像した。
環状チオエーテル化合物を含有しないこと以外は同じで
ある対照用フィルムを同じ方法で露光しそして現像し
た。
環状チオエーテル化合物を含有しないこと以外は同じで
ある対照用フィルムを同じ方法で露光しそして現像し
た。
表IIから明らかなとおり、環状チオエーテル含有フィル
ムの感度は顕著に増加した。本例で使用した環状チオエ
ーテルは現像促進剤の機能を果すものである。
ムの感度は顕著に増加した。本例で使用した環状チオエ
ーテルは現像促進剤の機能を果すものである。
米国特許第3,062,646号明細書に記載の従来の環状チオ
エーテル化合物1,10−ジチア−4,7,13,16−テトラオキ
サシクロオクタデカンを使用して本例を繰返したとこ
ろ、環状チオエーテル化合物を含まないこと以外は同じ
である対照と比較しても、感度の上で改良が得られなか
った。
エーテル化合物1,10−ジチア−4,7,13,16−テトラオキ
サシクロオクタデカンを使用して本例を繰返したとこ
ろ、環状チオエーテル化合物を含まないこと以外は同じ
である対照と比較しても、感度の上で改良が得られなか
った。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭48−88928(JP,A) 特開 昭51−89732(JP,A) 特開 昭57−74738(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】放射線感受性ハロゲン化銀乳剤層と、最低
1個の酸素原子及び最低3個の2価のイオウ原子を含む
環状チオエーテル化合物であって隣接せる酸素及びイオ
ウ原子が2価のアルキレン基によって互いに分離されて
いる環状チオエーテル化合物とを含んでなる写真要素。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| EP85401850A EP0216973B1 (en) | 1985-09-24 | 1985-09-24 | Photographic elements and compositions containing cyclic thioethers |
| EP85401850.4 | 1985-09-24 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6285239A JPS6285239A (ja) | 1987-04-18 |
| JPH0743516B2 true JPH0743516B2 (ja) | 1995-05-15 |
Family
ID=8194538
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61223933A Expired - Lifetime JPH0743516B2 (ja) | 1985-09-24 | 1986-09-24 | 環状チオエ−テル化合物を含有する写真要素 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4752560A (ja) |
| EP (1) | EP0216973B1 (ja) |
| JP (1) | JPH0743516B2 (ja) |
| CA (1) | CA1281580C (ja) |
| DE (1) | DE3574378D1 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2616557B1 (fr) * | 1987-06-12 | 1994-05-13 | Kodak Pathe | Produit sensible aux radiations contenant un macroheterocycle |
| US4782013A (en) * | 1987-07-23 | 1988-11-01 | Eastman Kodak Company | Photographic element containing a macrocyclic ether compound |
| HU206781B (en) * | 1990-01-15 | 1992-12-28 | Forte Fotokemiai Ipar | Method for chemical sensibilizing silver-halogenide photo emulsion |
| US5252455A (en) * | 1992-03-04 | 1993-10-12 | Eastman Kodak Company | Photographic silver halide material comprising gold (I) complexes comprising sulfur- and/or selenium-substituted macrocyclic polyether ligands |
| DE4433637A1 (de) * | 1994-09-21 | 1996-03-28 | Agfa Gevaert Ag | Farbfotografisches Silberhalogenidmaterial |
| JP7382178B2 (ja) | 2019-08-30 | 2023-11-16 | 株式会社イトーキ | 椅子 |
Family Cites Families (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| BE492188A (ja) * | 1948-11-18 | |||
| BE588242A (ja) * | 1959-03-06 | |||
| BE622218A (ja) * | 1961-09-11 | |||
| DE1772292A1 (de) * | 1968-04-26 | 1971-01-28 | Agfa Gevaert Ag | Photographische Halogensilberemulsion mit erhoehter Empfindlichkeit |
| BE794965A (fr) * | 1972-02-03 | 1973-08-02 | Eastman Kodak Co | Procede de preparation d'une emulsion photosensible aux halogenures d'argent |
| GB1488991A (en) * | 1975-01-22 | 1977-10-19 | Agfa Gevaert | Polyaddition compounds and their use in development of photographic silver halide material |
| JPS5830571B2 (ja) * | 1978-05-30 | 1983-06-30 | 富士写真フイルム株式会社 | ハロゲン化銀写真乳剤 |
| JPS5774738A (en) * | 1980-10-29 | 1982-05-11 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | Photographic sensitive silver halide material |
-
1985
- 1985-09-24 EP EP85401850A patent/EP0216973B1/en not_active Expired
- 1985-09-24 DE DE8585401850T patent/DE3574378D1/de not_active Expired
-
1986
- 1986-09-08 US US06/905,018 patent/US4752560A/en not_active Expired - Fee Related
- 1986-09-11 CA CA000517957A patent/CA1281580C/en not_active Expired - Fee Related
- 1986-09-24 JP JP61223933A patent/JPH0743516B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0216973A1 (en) | 1987-04-08 |
| CA1281580C (en) | 1991-03-19 |
| EP0216973B1 (en) | 1989-11-23 |
| DE3574378D1 (en) | 1989-12-28 |
| US4752560A (en) | 1988-06-21 |
| JPS6285239A (ja) | 1987-04-18 |
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