JPH0745021B2 - 塗装装置 - Google Patents

塗装装置

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JPH0745021B2
JPH0745021B2 JP1058872A JP5887289A JPH0745021B2 JP H0745021 B2 JPH0745021 B2 JP H0745021B2 JP 1058872 A JP1058872 A JP 1058872A JP 5887289 A JP5887289 A JP 5887289A JP H0745021 B2 JPH0745021 B2 JP H0745021B2
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芳朗 東郷
章 吉村
昭雄 小倉
泰成 工藤
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は金属シート、例えば製缶用金属シート等のシー
トに塗料を塗布するためのローラ方式の塗装装置に関す
る。
(従来の技術) 従来の、製缶用金属シート等のシートに塗料を塗布する
ためのローラ方式の塗装装置として、ゴム等の弾性体ス
リーブを有するコーティングロールと、コーティングロ
ールに塗料を転移するディストリビュータロールを備え
ており、これらの両ロールが同一周速で互に順回転する
(すなわち一方のロールが時計回り方向に回転するとき
は、他方のロールが反時計回り方向に回転する)タイプ
のものが一般に用いられている。
このタイプの塗装装置の場合、塗布される塗料の粘度が
高かったり(例えば#4フォードカップ粘度約60〜20
0)、あるいは塗布量が多い(例えば乾燥塗膜厚さ約6
〜15μmの場合)場合等に、形成される塗膜にリブ(又
はフロー目)と呼ばれる縞状の凹凸模様が発生し易い。
この凹凸模様は、製品(例えば金属缶)の外観を損ねる
のみならず、使用される塗料量を増やして生産コストの
上昇を招くという問題を生ずる。
さらに金属蓋のブランクにこの凹凸模様がある場合は、
蓋成形時に、ブランクが比較的薄く、かつ硬いアルミニ
ウム合金板よりなる場合等に、シーミングパネル(蓋周
縁の隆起した環状パネル部)にしわを発生し易いという
問題を生ずる。このしわは、2重巻締時にシートタイト
ネス(カバーフックのしわ入り度)を損なうので、密封
性確保のためにその発生を防止しなければならない。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、塗料が比較的高粘度で、かつ塗布量が比較的
多い場合でも、シート表面に、所謂リブがならされて、
平滑な塗膜を形成することが可能な、ローラ方式の金属
シートの塗装装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明の金属シートの塗装装置は、ファウンティンロー
ル;ファウンティンロールと同じ周速で互に順回転し、
ファウンティンロールとの間に僅かな間隙幅の間隙を有
し、コーティングロールに塗料を転移するディストリビ
ュータロール;ディストリビュータロールに塗料膜を介
して軽く接触し、比較的軟らかい弾性体スリーブを有す
るコーティングロール;およびコーティングロールに対
向するバックアップロールを備え、コーティングロール
以外の各ロールの表面は鋼よりなる金属シートの塗装装
置において、ディストリビュータロールはコーティング
ロールに対し順回転し、かつディストリビュータロール
の周速(V2)とコーティングロールの周速(V1)の比
(V2/V1)が0.4〜0.6であり、かつ互に順回転するコー
ティングロールとバックアップロールの間で金属シート
に塗装を行なうことを特徴とする。
(作用) 第2図に示すように、ディストリビュータロール2に塗
料膜を介して軽く接触し、比較的軟らかい弾性体スリー
ブ1aを有するコーティングロール1に対しディストリビ
ュータロール2が順回転する場合、ロールギャップ9に
塗料膜5bおよび5c′の塗料5が流入する。
流入した塗料5は、コーティングロール1とディストリ
ビュータロール2の間のロールギャップ9を通過する。
そのため第3図の曲線20に示すように、ロールセンター
ライン16の入口側近傍の位置pにおいて、塗料5の流体
圧力は比較的高いピーク値P1になり、センターライン16
を出た後は比較的高い負圧になり易い。
その結果、例えば周速比(V2/V1)が1の場合、センタ
ーライン16の出口側に多数の気泡17が発生して、コーテ
ィングロール1の表面に転移する塗料膜5cに比較的大き
な乱れ(厚さの経時的、場所的変動)が生じ、これがリ
ブ(フロー目)発生の原因となるものと考えられる。
周速比(V2/V1)が低くなるほど、ロール間における塗
料5に生ずるずりが大きくなるため、第3図の曲線21に
示すように、ピーク値P2が低下し、そのためセンターラ
イン16を出た後の負圧値も低下する。そして周速比(V2
/V1)が0.6以下の場合は、上記のようにロール間での圧
力変化が小さくなること、およびディストリビュータロ
ール2よりもコーティングロール1の周速が大きいた
め、ロールギャップ9の出口側地点のコーティングロー
ル1上で塗料膜が周方向に引延ばされるために、塗料膜
5cおよび塗布膜10に発生するリブは非常に小さくなるも
のと推測される。さらに塗布膜10が加熱硬化するまでに
レベリングするため実質的にリブがなくなる。
一方周速比(V2/V1)が0.4より低い場合は、ディストリ
ビュータロール2の塗料膜5bからロールギャップ9に流
入する塗料5の量が十分でなく、そのため塗料膜5cに塗
料切れ部が生じて、シート6上に塗布膜10(第1図)の
形成されない部分が生じて塗装不能となる。この点から
周速比(V2/V1)は0.4以上でなければならない。
ディストリビュータロール2およびファウンティンロー
ル3は何れも表面が鋼よりなり、同じ周速で互に順回転
し、ディストリビュータロール2はファウンティンロー
ルとの間に僅かな間隙幅wの間隙を有しているので、こ
の間隙幅wを調整することによりディストリビュータロ
ール2に転移する塗料膜5bの厚さを調節することができ
る。
ディストリビュータロール2はさらに、比較的軟らかい
弾性体スリーブ1aを有し、互に順回転するコーティング
ロール1に塗料膜を介して軽く接触する。従ってディス
トリビュータロール2とコーティングロール1間のロー
ルギャップ9は極めて狭く、塗料膜5bがロールギャップ
9を通過の際、前記のように圧力(第3図参照)を発生
する。しかし比較的軟らかい弾性体スリーブ1aはこの圧
力に対して凹み易いので、塗料膜5bの塗料は容易にロー
ルギャップ9を通過する。
そのためディストリビュータロール2からコーティング
ロール1に転移した塗料膜5cの厚さは、ディストリビュ
ータロール2とコーティングロール1の周速比(V2/V
1)が一定の場合、ディストリビュータロール2に転移
した塗料膜5bの厚さに比例する。従って金属シート6に
塗布される塗布膜10の厚さ、従って焼付乾燥後の塗膜厚
さは、主として間隙幅wによって定められる。
従ってディストリビュータロール2とコーティングロー
ル1の周速比(V2/V1)を適切な範囲内で一定にし、間
隙幅wを調節することによって、金属シート6に塗布さ
れる塗布膜10の厚さ、すなわち焼付乾燥後の塗膜厚さを
定めることができる。
上記のように、塗料膜5bの塗料は容易にロールギャップ
9を通過するので、ロールギャップ9の下側から塗料の
滴が、その下方を通常は水平方向に移動する金属シート
6の上に落下して、焼付乾燥後の金属シート6の上に滴
状に厚い塗膜部分が生ずるおそれがない。
(実施例) 第1図において、1はコーティングロール、2はディス
トリビュータロール、3はディストリビュータロール2
の周面に所定厚の塗料膜5bを形成するためのフアウンテ
インロール、4は、コーティングロール1と協同してシ
ート6を塗装し、同時に矢印A方向に移送するバックア
ップロール、14はモイスニングロールである。コーティ
ングロール1の表面は、ゴムや弾性プラスチック等の比
較的軟らかい(例えば第13頁第2〜3行に記載のよう
に、硬度がJIS A35度の)弾性体スリーブ1aよりなって
いるが、他のロールの表面はすべて剛体例えば鋼よりな
っている。
フアウンテインロール3はディストリビュータロール2
に対し順回転し、ディストリビュータロール2もコーテ
ィングロール1に対し順回転するように、それぞれのロ
ールは図示されない駆動機構により駆動される。
フアウンテインロール3の周速は、ディストリビュータ
ロール2の周速V2と等しく、ディストリビュータロール
2の周速V2とコーティングロール1の周速V1の比(V2/V
1)は0.4〜0.6となるように定められている。バックア
ップロール4の周速はコーティングロール1の周速V1
等しい。
ディストリビュータロール2とフアウンテインロール3
間の上部ニップ部の両端近傍には楔状の塗料受け板7が
設けられていて、図示されない塗料タンクからカーテン
状もしくは棒状で流下する塗料5が、上部ニップ部に貯
って、若干量の塗料溜り5aが形成されるようになってい
る。8はフアウンテインロール3およびディストリビュ
ータロール2の下面から落下する塗料5の受け皿であ
る。
塗料溜り5aの塗料5は、ディストリビュータロール2の
下面に回って塗料膜5bを形成した後、ロールギャップ9
においてコーティングロール1に転移して塗料膜5cを形
成する。塗料膜5bの1部5b′(第3図)は転移されない
で、そのままディストリビュータロール2について回っ
て塗料溜り5aに戻る。塗料膜5cはコーティングロール1
とバックアップロール4の間でシート6に塗布され、塗
布膜10を形成する。塗料膜5cの1部5c′(第3図)はシ
ート6に塗布されることなく、コーティングロール1に
付着したままロールギャップ9に至る。塗布膜10の厚さ
(塗布量)は主として、ディストリビュータロール2と
フアウンテインロール3の間隙幅wによって定められ
る。なおディストリビュータロール2とコーティングロ
ール1は、ロールギャップ9において、塗料膜を介して
軽く接触、所謂キスタッチするように配設されている。
各シート6間の間隙12がコーティングロール1とバック
アップロール4の間を通過するさい、又はシート6の送
りが中断したときなどに、バックアップロール4の周面
4aに塗料5が転移して周面4aが汚損するのを防止するた
め、この転移した塗料を周面4aより除去すべくブレード
状のスクレーパ13が設けられている。
なおシート6が通過している間に、周面4aが乾燥状態に
なって摩擦係数が大きくなって、スクレーパ13によって
傷つけられるのを防止するため、周面4aは常時モイスニ
ングロール14によって塗料15を薄くコートされて潤滑さ
れるようになっている。
以上の装置により、シート6への塗料の塗布は次のよう
にして行なわれる。シート6上に形成されるべき塗布膜
10の厚さに合わせて、フアウンテインロール3とディス
トリビュータロール2の間隙幅wを調節した後、各ロー
ルを第1図に示す回転方向(矢印方向)に回転して、シ
ート6を図示されない搬送装置により、コーティングロ
ール1とバックアップロール4の間に送入する。
塗料タンクから流下する塗料5は塗料溜り5aを形成した
後、ディストリビュータロール2の周面に移行し、塗料
膜5bを形成する。塗料膜5bはロールギャップ9において
スムースにコーティングロール1の周面に移行して、か
なり平滑な塗料膜5cを形成する。塗料膜5cはコーティン
グロール1とバックアップロール4の間でシート6に塗
布され、かなり平滑な塗布膜10を形成する。この塗布膜
10は図示されない乾燥装置により乾燥されて所謂リブが
ならされた平滑な塗膜(図示されない)となる。
(具体例1) 具体例1 直径339mm、硬度JIS A(JIS K6301−1975)35度のブチ
ルゴムよりなる弾性スリーブ1aの厚さ17mm、長さ1190mm
のコーティングロール1、直径199mmの鋼製ディストリ
ビュータロール2(表面仕上げは0.8S)、直径229mmの
鋼製フアウンテインロール3、および直径339mmの鋼製
バックアップロール4(各ロール2,3,4の長さはコーテ
ィングロール1の長さに等しい)を備える第1図に示す
タイプの塗装装置を用いて、次の条件で厚さ0.3mmのア
ルミニウム合金シート6の片面にビニルオルガノゾル系
塗料5を塗布して、塗布膜10を形成後、ガスオーブンで
200℃×10分の焼付乾燥を行なって塗膜を形成した。結
果を第1表に示す。
塗布条件:コーティングロール1の周速(V1):105m/
分。
ディストリビュータロール2の周速(V2):第1表に示
すように種々の周速。
バックアップロール4の周速:105m/分。
塗料5:粘度80秒/#4フォードカップ,固形分33重量
%。
乾燥塗膜は、塗装不能の周速比(V2/V1)0.3の場合を除
き平均厚さ9μmで、全体的に黄色ずんでいるが、周速
比V2/V1が0.4〜0.6の場合、肉眼的にリブ状の畳目模様
(所謂フロー目)がならされて平滑であった。
具体例2 直径305mm、硬度JIS A(JIS K6301−1975)35度のブチ
ルゴムよりなる弾性スリーブ1aの厚さ17mm、長さ355mm
のコーティングロール1、直径123mmの鋼製ディストリ
ビュータロール2(表面仕上げは0.8S)、直径148mmの
鋼製フアウンテインロール3、および直径203mmの鋼製
バックアップロール4(各ロール2,3,4の長さはコーテ
ィングロール1の長さに等しい)を備える第1図に示す
タイプの塗装装置を用いて、次の条件で厚さ0.2mmの錫
めっき鋼板の片面にエポキシエステルアミノ系塗料5を
塗布して、塗布膜10を形成後、ガスオーブンで170℃×1
0分の焼付乾燥を行なって塗膜を形成した。
塗布条件:コーティングロール1の周速(V1):90m/
分。
ディストリビュータロール2の周速(V2):周速比(V2
/V1)が0.3,0.4,0.6,0.8,1.0,1.2になるように変えた。
バックアップロール4の周速:90m/分。
間隙幅(w):160μm 塗料5:粘度75秒/#4フォードカップ,固形分49重量
%。
乾燥塗膜は、塗装不能の周速比(V2/V1)0.3の場合を除
き、平均厚さ6μmで全体的に無色透明であるが、この
場合も周速比V2/V1が0.4〜0.6のときに、肉眼的にリブ
状の畳目模様(所謂フロー目)がなく、平滑で光沢のあ
る塗膜が得られた。
(発明の効果) 本発明の金属シートの塗装装置は、塗料が比較的高粘度
で、かつ塗布量が比較的多い場合でも、滴状に厚い塗膜
部分、およびリブ(フロー目)や塗料切れ部の無い、一
様に平滑な塗膜を金属シートに形成できるという効果を
奏する。
耐食性等の観点から塗膜厚さは通常、最少厚さが補償さ
れなければならない。従ってリブが顕著なほど使用する
塗料量が多いことになる。そのため本発明の塗装装置に
よれば、塗装シートの外観が優れているのみならず、使
用する塗料量がより少なくてよく、そのため生産コスト
が低下するというメリットを有する。
また本発明の塗装装置で塗装されて、平滑な塗膜を有す
る金属シートから形成された金属蓋は、シーミングパネ
ルにしわが発生し難いというメリットを有する。
さらに本発明の塗装装置は、ディストリビュータロール
とコーティングロールの周速比(V2/V1)を適切な範囲
内で一定にし、間隙幅wを調節することによって、金属
シートに塗布される塗布膜の厚さ、すなわち焼付乾燥後
の塗膜厚さを定めることができるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例である塗装装置の説明用正面
図、第2図は第1図のB部の拡大縦断面図、第3図は第
2図のロールギャップにおける塗料流体圧力分布の例を
示す線図である。 1……コーティングロール、1a……弾性体スリーブ、2
……ディストリビュータロール、3……ファウンティン
ロール、4……バックアップロール、5……塗料、6…
…金属シート。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ファウンティンロール:ファウンティンロ
    ールと同じ周速で互に順回転し、ファウンティンロール
    との間に僅かな間隙幅の間隙を有し、コーティングロー
    ルに塗料を転移するディストリビュータロール:ディス
    トリビュータロールに塗料膜を介して軽く接触し、比較
    的軟らかい弾性体スリーブを有するコーティングロー
    ル:およびコーティングロールに対向するバックアップ
    ロールを備え、コーティングロール以外の各ロールの表
    面は鋼よりなる金属シートの塗装装置において、ディス
    トリビュータロールはコーティングロールに対し順回転
    し、かつディストリビュータロールの周速(V2)とコー
    ティングロールの周速(V1)の比(V2/V1)が0.4〜0.6
    であり、かつ互に順回転するコーティングロールとバッ
    クアップロールの間で金属シートに塗装を行なうことを
    特徴とする金属シートの塗装装置。
JP1058872A 1989-03-10 1989-03-10 塗装装置 Expired - Fee Related JPH0745021B2 (ja)

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JPH02237673A JPH02237673A (ja) 1990-09-20
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS634869A (ja) * 1986-06-25 1988-01-09 Nippon Steel Corp 表面外観の良好な帯状鋼板の塗装方法

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JPH02237673A (ja) 1990-09-20

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