JPH0745084U - 表面に賦香した樹脂成形物 - Google Patents
表面に賦香した樹脂成形物Info
- Publication number
- JPH0745084U JPH0745084U JP539192U JP539192U JPH0745084U JP H0745084 U JPH0745084 U JP H0745084U JP 539192 U JP539192 U JP 539192U JP 539192 U JP539192 U JP 539192U JP H0745084 U JPH0745084 U JP H0745084U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】模様付熱硬化性樹脂成形物に、長期に亘り香り
を発生しうる香り賦与成形物を開発すること。 【構成】熱硬化性合成樹脂基材上に、必要に応じて接着
剤層を介して、図柄を形成し、その上から香り層を形成
すること。
を発生しうる香り賦与成形物を開発すること。 【構成】熱硬化性合成樹脂基材上に、必要に応じて接着
剤層を介して、図柄を形成し、その上から香り層を形成
すること。
Description
【0001】
本考案は、表面に賦香した樹脂成形物に関し、更に詳しくは長期間安定して香 りを発生する模様付き樹脂成形物に関する。
【0002】
周知の通り模様を付けた樹脂成形物は広く実用に供されており、視覚的に強い 印象をあたえるものである。而してこの種成形物に、視覚的な印象ばかりでなく 臭覚的にもインパクトをあたえることが出来れば、極めて望ましいことである。
【0003】 しかし乍ら極く短期間香りを発生するこの種樹脂成形物は知られているが、極 めて短時間に香りが消失してしまい、実用上、実質的に有香成形物とは云い難い 。
【0004】
従って本考案の解決しようとする課題は、長期間少なくとも6カ月以上の長期 間に亘って、安定して所望する香りを発生しうる模様付き樹脂成形物を開発する ことである。
【0005】
この課題は、熱硬化性合成樹脂基材上に、必要に応じて接着剤層を介して、図 柄を形成し、その上から香り層を形成することによって解決される。
【0006】
本考案の基本的な形態は図1に示す通り、熱硬化性樹脂基材1上に、まず図柄 2が形成され、その上から香り層3が形成されているものである。この際、図2 に示す通り、基材1と図柄2との間に接着剤層4が形成されていても良い。
【0007】 この様に本考案に於いては、図柄の上に、換言すれば成形物の表面に、香り層 が形成されている為に香りを発生する。この際有機系粉末に香料を含有せしめた 粉末を使用しているため、香りが徐々に揮発し、長期間に亘って安定して香りを 発生せしめることが出来る。
【0008】 例えば図柄としてバラの図柄を形成した場合、バラの香りを発生する香り層を 形成すれば、視覚的にも臭覚的にもバラの存在が強調されることとなる。
【0009】 本考案において使用する熱硬化性樹脂基材としては、特に限定されず、広く各 種の熱硬化性樹脂が使用される。基材の形状としても特に限定されず、熱硬化性 樹脂を用いて成形出来る形状であれば良く、各種の形状が広く包含される。代表 例としては例えば、各種容器を例示出来る。
【0010】 この基材上に形成される図柄は、所望する図柄が適宜に選択して形成される。 この際図柄は単色であっても良く、又、2種以上の色彩で形成されていても構わ ない。図柄は基材上に全面に形成されても良く、又、1部であっても構わない。 図柄自体に接着性を付与した場合には、敢えて基材上に接着剤層を設ける必要は ない。図柄に接着性がない場合には、基材上に接着剤層を形成して、図柄を基材 上に接着する。図柄としては可撓性シート又は織物等から作成された図柄も使用 することが出来る。基材上に図柄を形成する手段自体は何ら限定されず、基材上 に図柄が所定の強度を持って接着出来る手段である限り、各種の手段が適宜選択 使用される。
【0011】 この図柄上に形成される香り層は、通常香料を含む有機系粉末を主体とする組 成物で形成される。この様に香料を有機系粉末に一旦含ませ、これを用いて香り 層を形成するため、本考案においては香りを徐々に長期に亘って安定して発生す ることが出来る。
【0012】 本考案においては有機系粉末としてたとえばポリウレタン系樹脂を使用する場 合には、このポリウレタン系樹脂のウレタン成分であるジイソシアネートは、香 料成分と反応する恐れがあるが、予め香料成分を粉末に含ませているため、香料 成分がジイソシアネートと反応する前に、ジイソシアネートに基づくウレタン硬 化反応が生じて、香料成分はそのまま残存することとなる。このように本考案に 於いては有機系粉末に香料成分を含有せることは、重要なことである。この際使 用する有機系粉末としては、有機系化合物、望ましくは各種樹脂の粉末を例示出 来る。
【0013】 この香り層の厚みは通常5〜100μm、好ましくは10〜50μm、特に好ま しくは15〜35μm程度である。香料自体は所望する香料を適宜使用すれば良 く、特に形成された図柄とマッチした香料を使用することが好ましい。
【0014】 本考案に於いてはこの香り層を保護するために、保護層を設けることが出来る 。この保護層は、香り層を保護する作用の他に、更に積極的に表面の滑り止めや 、つや出し或いはつや消し等の作用を付加しても良い。たとえばすべり止め作用 を付加する場合には、保護層を粗面化、例えば表面に凹凸を設ければ良く、つや 出しは、つや出し成分を保護層に含有せしめておけば良い。尚、この際保護層は 透明であることが好ましい。
【0015】
このように本考案の成形物には、模様(図柄)ばかりでなく、香りが賦与され 、しかもこの香りが長期間に亘って、安定して発揮される。このため、視覚及び 臭覚の両感覚に於いて、強い印象をあたえることが出来る。
【0016】
以下に本考案の代表的な実施例を示して本考案を詳しく説明する。
【0017】
【実施例1】 予め150℃に加熱された金型(雌型)に尿素樹脂粉末を充填し、150℃に 加熱した雄型を用いて150℃で150〜200Kg/cm2でプレス成形して、直 径250mm、深さ約15mm、厚さ約4mmの円形のお盆状の基材を成形した。次い で雄型をいったん上に上げて脱型し、離型紙をかぶせ、再び雄型を下げて成形し た。その後、成形物を取り出して冷却して、お盆状の基材を製作した。
【0018】 一方、予め香料成分含有有機系粉末を含む二液性ポリウレタン樹脂組成物10 gを均一にスプレー塗装し、室内で乾燥して、自然硬化して香り層を形成した。 この物は少なくとも6カ月間安定して香りを発生した。
【0019】
【提出日】平成4年2月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【0012】 本考案においては香り層樹脂としてたとえばポリウレタン系樹脂を使用 する場合には、このポリウレタン系樹脂のウレタン成分であるジイソシア ネートは、香料成分と反応する恐れがあるが、香料を有機系粉末に含ませ た粉末を香り成分として使用する場合、香料成分がジイソシアネートと反 応する前に、ジイソシアネートに基づくウレタン硬化反応が生じて、香料 成分はそのまま残存することとなる。このように本考案に於いては有機系 粉末に香料成分を含有せることは、重要なことである。この際使用する有 機系粉末としては、含香油性の有機系化合物、望ましくは多孔性の各種樹 脂の粉末を例示出来る。
【0020】
【図1】
【0021】図1は本考案の成形物の一例を模擬的に示
す断面図である。
す断面図である。
【0022】
【図2】
【0023】図2は本考案の成形物の他の例を模擬的に
示す断面図である。 1…………熱硬化性合成樹脂基材 2…………図柄 3…………香り層 4…………接着剤層
示す断面図である。 1…………熱硬化性合成樹脂基材 2…………図柄 3…………香り層 4…………接着剤層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 中村 哲三 和歌山県海南市黒江716番地 (72)考案者 神谷 弘 和歌山県海南市黒江311番地 (72)考案者 松田 昌宏 加古川市加古川町中津149番38号 (72)考案者 北野 尚男 大阪市阿倍野区播磨町3丁目1の6−205
Claims (5)
- 【請求項1】熱硬化性樹脂性基材上に、図柄が形成さ
れ、その上に香り層が形成されてなることを特徴とする
表面に賦香した樹脂成形物。 - 【請求項2】上記基材と図柄との間に、接着層が形成さ
れている請求項1に記載の表面に賦香した樹脂成形物。 - 【請求項3】上記図柄が、可撓性シート又は織物である
請求項1に記載の表面に賦香した樹脂成形物。 - 【請求項4】香り層の上に、透明保護層を形成した請求
項1に記載の表面に賦香した樹脂成形物。 - 【請求項5】上記保護層が、滑り止め、つや出し又はつ
や消し作用を有する保護層である請求項4に記載の表面
に賦香した樹脂成形物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP539192U JPH0745084U (ja) | 1992-01-16 | 1992-01-16 | 表面に賦香した樹脂成形物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP539192U JPH0745084U (ja) | 1992-01-16 | 1992-01-16 | 表面に賦香した樹脂成形物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0745084U true JPH0745084U (ja) | 1995-12-19 |
Family
ID=11609867
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP539192U Pending JPH0745084U (ja) | 1992-01-16 | 1992-01-16 | 表面に賦香した樹脂成形物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0745084U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| IT201700091694A1 (it) * | 2017-08-08 | 2019-02-08 | S E Special Engines S R L | Supporto stampato ricoperto da una cupoletta di resina e procedimento associato. |
-
1992
- 1992-01-16 JP JP539192U patent/JPH0745084U/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| IT201700091694A1 (it) * | 2017-08-08 | 2019-02-08 | S E Special Engines S R L | Supporto stampato ricoperto da una cupoletta di resina e procedimento associato. |
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