JPH0745587Y2 - 漁網補修用結節機のニードルとボビンケースとの係合構造 - Google Patents

漁網補修用結節機のニードルとボビンケースとの係合構造

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JPH0745587Y2
JPH0745587Y2 JP5837689U JP5837689U JPH0745587Y2 JP H0745587 Y2 JPH0745587 Y2 JP H0745587Y2 JP 5837689 U JP5837689 U JP 5837689U JP 5837689 U JP5837689 U JP 5837689U JP H0745587 Y2 JPH0745587 Y2 JP H0745587Y2
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bobbin case
bobbin
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fishing net
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勝征 浅越
東一 木科
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セイレイ工業株式会社
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  • Braiding, Manufacturing Of Bobbin-Net Or Lace, And Manufacturing Of Nets By Knotting (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は,破れた漁網を繕う漁網補修用結節機のニー
ドルとボビンケースとの係合構造に関するものである。
〔従来技術〕
この漁網補修用結節機に関し,この考案者は先に補修糸
のループ内をシャトル(ボビンケース)がこの内部に収
容したボビンから補修糸を巻き出しながら進退して結節
する構造のものを特公昭63-290567号として提案してい
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
このような構成をとると,ボビンケースを進退させると
いう複雑な構造をとらなければならないから,確実な作
動が期し難く,そのため,確実に結節できない。
この考案は,このような課題を解決するためのものであ
って,その目的とする処は,可動部分をできるだけ少な
くし,確実な結節を期す結節機の現出にある。
〔課題を解決するための手段〕
そこで,この考案は,回転可能なビルと,このビル内を
進退可能なニードルとをボビンケース上の前後に配置
し,このボビンケース内のボビンから巻き出した補修糸
を前記ビルに巻回させてこの下方に設けられるホルダー
に止め,前記ビルを回転させて補修糸のループを形成
し,前記ニードルの進出時に被補修漁網の網糸を引掛け
て前記ループ内を後退させ,前記網糸を離して前記ボビ
ンケースの下側をくぐらせて結節する漁網補修用結節機
において,前記ボビンケース上面に凸部を設けるととも
に,前記ニードル下面に前記凸部に係合する凹部を設け
たことを特徴とする漁網補修用結節機のニードルとボビ
ンケースとの係合構造を提供し,前記課題を解決したの
である。
〔作用〕
以上の手段をとることにより,補修糸のループ内を網糸
とともに後退させたニードルから網糸を離しても,ニー
ドル下面の凹部とボビンケース上面の凸部とが係合して
おり,この係合部分が上下方向でラップしているので,
網糸がニードルとボビンケースとの間からぬけることが
なくなり,網糸を確実にボビンケースの下側をくぐらせ
てぬき出し,結節できるのである。
〔実施例〕
以下,この考案の具体的な実施例を図面を参照して説明
する。
漁網補修用結節機は,第1図ないし第5図に示すよう
に,ボビンケース3に収容するボビン4と,このボビン
4から巻き出した補修糸Bを止めるホルダー6と,さら
にこのボビンケース3等の対向側(上側)に設けられ,
ビル軸8と一体でこの軸心回りに回転可能な断面逆U字
形状のビル7等からなる補修糸ループ機構2と,ビル7
内を前後方向に進退するニードル10と,このニードル10
下面に先端部が接触しているボビンケース3等からなる
被補修漁網通し機構9と,大巻戻しギャ13を固定する操
作軸14に回動自在にワンウェイクラッチ15を介して軸支
した操作レバー12と,これを一定角度(11°)まで回動
することにより,大巻戻しギャ13に噛合する小巻戻しギ
ャ16およびクラッチ爪17等を固定したクラッチ軸18がク
ラッチバネ19に抗してボビン4側に伸出して,クラッチ
爪17をボビン4側の係脱爪20と係合するクラッチ部5等
からなる補修糸巻戻機構11等を結節ケース1の前部内に
収容し(ただし,操作レバー12は外側に設けられる),
この結節ケース1の後上下切欠部に上下握りケース21,2
2を上下移動自在に嵌合し,上下握りケース21,22間に前
後伸縮自在なパンタグラフ23を介装している。そして,
このパンタグラフ23は,この後端の固定軸24を結節ケー
ス1後端に固定する一方,前端の可動軸25には,棒状の
ニードル10の中途部を軸支し,ニードル10後部側のガイ
ド溝10bを固定軸24と可動軸25との間の枢支ピン26に嵌
合させ,パンタグラフ23の伸縮によりニードル10が前後
移動するようになっている。また,可動軸25は,前後リ
ンク27,28を介して,ラチェット爪29を前端に軸支して
いるローラ付アーム30に連結し,ラチェット爪29と一緒
にローラ付アーム30が前後移動できるように,この前後
ローラ34を前後方向に長いローラ溝35に嵌合している。
さらに,ラチェット爪29が前後移動する領域を通る四本
の係合ピン32を大ギャ31の円周四等分箇所にそれぞれ固
定しており,この大ギャ31に噛合する小ギャ33をビル軸
8上端に固定している。なお,大ギャ31には,この歯部
に図示しない別のラチェット爪が常時係合されており,
大ギャ31が一方回転しかできないようになっている。
したがって,上下握りケース21,22を相互に接近方向に
握り操作していくことにより,まず,パンタグラフ23が
前方に向け伸出を始め,ニードル10がビル7手前まで前
方に伸出するとともに,前後リンク27,28,ローラ付アー
ム30を介してラチェット爪29が大ギャ31に固定の係合ピ
ン32の一つを押して大ギャ31を90°回転させ,これに噛
合する小ギャ33がビル軸8およびビル7と一緒に一回転
し,さらに,握り操作を続行することにより,第7図に
示すように,クラッチ爪29は前後リンク27,28がレ字状
に折れて逃げれるので前進位置に残ったままで,ニード
ル10のみがビル7内を前進していき,ニードル10先端部
が外方へ突出する。次に,上下握りケース21,22の握り
操作を緩めて戻しバネ(図示省略)力で離反方向に戻し
ていくことによってパンタグラフ23が後方へ縮退してい
き,前述した逆手順でニードル10およびラチェット爪29
が元の位置まで戻る。この際,ラチェット爪29が元の位
置に戻るときに,次の前進時に係合する係合ピン32に当
たるが,図示しないバネ力に抗して下方に逃げて通過す
る。
ところで,この考案に係る漁網補修用結節機のニードル
10とボビンケース3との係合構造は,ニードル10が前方
に向けて進出開始前の元位置にいるとき,この先端下面
側と,これに対向するボビンケース3の先端上面側との
間にラップ部分が上下方向にできる構造にしたものであ
る。
すなわち,ボビンケース3は,ボビン4を収容する円筒
状部後面側より先端にいくにしたがって先細りの略四角
錐形状を連続形成した形状からなり,結節ケース1の下
部円弧壁1a,斜板1b,ビル7およびニードル10で囲まれた
収納部内に遊びをもたせて収納しており,斜板1bに取付
けた山形折りの板バネ36で先端部をニードル10下面側に
押し付けている。ボビンケース3の先端部は水平部分を
有し,この水平部分から第1図および第2図(イ)に示
すような角形の凸部3aを前後方向に沿って突設してい
る。一方,ニードル10の下面側には,この長手方向に沿
って,ボビンケース3の先端部の凸部3aに係合する凹部
10aを削設している。また,ニードル10の先端寄りの下
部側には,被補修漁網Aの網糸A1が引掛けれる略へ字形
状の引掛部10cを切欠形成しており,ニードル10が元位
置にいるとき,この引掛部10cより前側の凹部10aにボビ
ンケース3先端部の凸部3aが係合し,しかも,ボビンケ
ース3最先端(最後端)が引掛部10cにでないようにな
っている。なお,ニードル10の凹部10aは,ニードル10
の引掛部10cより前側の下面側だけに形成してもよい。
また,ニードル10の凹部10aとボビンケース3先端部の
凸部3aとの係合構造は,要するに,上下方向にラップ部
分ができるものであればよく,第2図(ロ)に示すよう
な山形の係合構造,第2図(ハ)に示すような山形の頂
部を角形にした係合構造等にしてもよい。
以上によると,第4図および第10図に示すようにボビン
ケース3に収容されたボビン4から巻き出した補修糸B
をビル7に手前より上を通し向い側より下に持って行き
ホルダー6に係止する。それから,上下握りケース21,2
2を接近方向に握り操作していくと,まず,第6図に示
すように伸出するパンタグラフ23を介してニードル10が
元位置から前方に進出してビル7手前に至ると同時に,
前後リンク27,28,ローラ付アーム30,ラチェット爪29,係
合ピン32,大ギャ31,小ギャ33およびビル軸8を経て補修
糸Bを巻回したビル7は水平面内で一回転させられて第
11図に示すように補修糸BのループB1を形成し,その
後,第7図に示すようにニードル10が補修糸Bのループ
B1を作ったビル7内を進出していき,ビル7より前方に
突出して止まる。そして,被補修漁網Aの網糸A1を第7
図および第11図に示すようにニードル10の引掛部10cに
掛け,被補修漁網A側を手で上向きに持ち網糸A1を少し
緊張させながら,上下握りケース21,22の握り操作を緩
めて戻しバネ力で離反方向に戻していくと,パンタグラ
フ23が縮退していき,ニードル10の凹部10aがボビンケ
ース3先端部の凸部3aに係合した状態を維持しつつ,第
8図実線および第12図に示すようにニードル10が元位置
まで被補修漁網Aの網糸A1と一緒に退入して止まる。次
に,被補修漁網A側の手を緩めると,この網糸A1がニー
ドル10の引掛部10cから自重で外れて板バネ36上に落ち
る。そして,第8図2点鎖線および第13図に示すように
被補修漁網A側の手を下げながら前方に引張るのである
が,このときニードル10の引掛部10cより前側の凹部10a
にボビンケース3先端部の凸部3aが係合しており,しか
も,板バネ36でボビンケース3先端部をニードル10下面
へ押し付けているので,両者3,10間の係合部分がラップ
することになり,引掛部10cから外れた被補修漁網Aの
網糸A1がボビンケース3先端部とニードル10との間を通
って抜け出ることはないため,外れた網糸A1がボビンケ
ース3の下側を確実にくぐり,さらに引張ると,第14図
に示すように外にぬけ出て結び目B2ができる(網糸A1が
ボビンケース3をくぐりぬけるとき,ボビンケース3は
持ち上げられるが,この上側にニードル10およびビル7
があるため網糸A1のみぬけ出る)。次に,操作レバー12
を11°まで回転すると,クラッチ爪17が係脱爪20に係合
してクラッチ部5が切側から入側に切り替わりボビン4
を固定するので,被補修漁網A側を前方に引くと結び目
B2が堅く結節される。さらに,操作レバー12を11°以上
から所定角度範囲(61°)でのクラッチ入状態を維持す
る範囲内で何回でもワンウェイクラッチ15を介して動か
して補修糸巻戻機構11を介してボビン4を巻戻し方向に
回転させることにより,緩んだ補修糸Bをボビン4に巻
戻す。なお,結び目B2の結節は,前述のように被補修漁
網A側を前方に引いて行ってもよいが,操作レバー12を
クラッチ入状態の範囲で動かしてボビン4を巻戻すこと
によって行わせてもよい。
このようにして被補修漁網Aの破れた箇所における一方
の網糸A1に対して補修糸Bを結び付けた後,ボビンケー
ス3のボビン4から巻き出した補修糸Bを被補修漁網A
の破れた箇所における他方の網糸A2に対して同様に結び
付けることにより,第15図に示すように被補修漁網Aの
破れた箇所を修理できるのである。
なお,図示は省略するが,ニードル10を鉄等の磁性体で
形成し,合成樹脂材からなるボビンケース3の先端部分
のみに凸部3aを有する磁石を設けると,ボビンケース3
の先端部はニードル10側に引き寄せられて最適位置で常
時係合接触することになるので,結節ケース1の下部円
弧壁1aに接触するボビンケース3の接触圧が小さくな
り,被補修漁網Aの網糸A1をボビンケース3にくぐらせ
るとき,くぐらせやすくなり,作業性の向上と網糸A1の
損傷防止等が図れる。
〔考案の効果〕
以上の構成からなるこの考案は,補修糸BのループB1内
を進出してきたニードル10に被補修漁網Aの網糸A1,A2
を引掛け,ニードル10を網糸A1,A2とともにループB1を
外れたところまで後退させた時,このニードル10下面の
凹部10aがボビンケース3上面の凸部3aに係合し,この
係合部分が上下方向でラップすることになるので,ニー
ドル10から離した網糸A1,A2はニードル10とボビンケー
ス3との間からぬけることがなくなり,ボビンケース3
の下側を確実にくぐって結び目B2ができ,結節ミス防止
が図れる。また,網糸A1,A2を手で引張り,これをボビ
ンケース3の下側へくぐらせてぬくとき,網糸A1,A2に
よてボビンケース3に対しこれを持ち上げる力が働く
が,このボビンケース3の上にビル7およびニードル10
があるため,ボビンケース3を残して網糸A1,A2のみ確
実にぬき出せる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を実施した漁網補修用結節機のニード
ルとボビンケースとの係合構造を示す斜視図,第2図
(イ)は第1図のII-II線における断面図,(ロ)およ
び(ハ)は他の係合構造を示す断面図,第3図は同漁網
補修用結節機の縦断側面図,第4図はその正面図,第5
図は要部平面図,第6図,第7図および第8図は結節作
動状態を示す図,第9図は補修糸巻戻機構を示す断面
図,第10図ないし第14図は結節順序を示す説明図,第15
図は補修糸で補修した被補修漁網を示す図である。 (符号) 3……ボビンケース 3a……凸部 4……ボビン 6……ホルダー 7……ビル 10……ニードル 10a……凹部 A……被補修漁網 A1,A2……網糸 B……補修糸 B1……ループ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転可能なビル(7)と,このビル(7)
    内を進退可能なニードル(10)とをボビンケース(3)
    上の前後に配置し,このボビンケース(3)内のボビン
    (4)から巻き出した補修糸(B)を前記ビル(7)に
    巻回させてこの下方に設けられるホルダー(6)に止
    め,前記ビル(7)を回転させて補修糸(B)のループ
    (B1)を形成し,前記ニードル(10)の進出時に被補修
    漁網(A)の網糸(A1)(A2)を引掛けて前記ループ
    (B1)内を後退させ,前記網糸(A1)(A2)を離して前
    記ボビンケース(3)の下側をくぐらせて結節する漁網
    補修用結節機において,前記ボビンケース(3)上面に
    凸部(3a)を設けるとともに,前記ニードル(10)下面
    に前記凸部(3a)に係合する凹部(10a)を設けたこと
    を特徴とする漁網補修用結節機のニードルとボビンケー
    スとの係合構造。
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