JPH0746674B2 - 電解コンデンサ電極用アルミニウム箔の経時劣化防止方法 - Google Patents
電解コンデンサ電極用アルミニウム箔の経時劣化防止方法Info
- Publication number
- JPH0746674B2 JPH0746674B2 JP61234099A JP23409986A JPH0746674B2 JP H0746674 B2 JPH0746674 B2 JP H0746674B2 JP 61234099 A JP61234099 A JP 61234099A JP 23409986 A JP23409986 A JP 23409986A JP H0746674 B2 JPH0746674 B2 JP H0746674B2
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- JP
- Japan
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- acid
- aluminum foil
- electrolytic capacitor
- aqueous solution
- capacitor electrode
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、電解コンデンサ電極用アルミニウム箔の経
時劣化方法、即ちアルミニウム箔のエッチング特性が経
時的に劣化するのを防止する方法に関する。
時劣化方法、即ちアルミニウム箔のエッチング特性が経
時的に劣化するのを防止する方法に関する。
従来の技術 電解コンデンサ用アルミニウム電極材として用いられる
アルミニウム箔は、可及的大きな表面積を有して単位体
積当りの静電容量の大きいものであることが要請され
る。このため、一般的に電気化学的あるいは化学的なエ
ッチング処理を施してアルミニウム箔の実効表面積を拡
大することが行われており、更にこの拡面率の可及的増
大を目的として、エッチング孔をより多く、深く、太く
することに関して材料の組成及びエッチング方法の厳密
なコントロールとともに、箔の製造工程においても非常
に厳しい制御が行われている。
アルミニウム箔は、可及的大きな表面積を有して単位体
積当りの静電容量の大きいものであることが要請され
る。このため、一般的に電気化学的あるいは化学的なエ
ッチング処理を施してアルミニウム箔の実効表面積を拡
大することが行われており、更にこの拡面率の可及的増
大を目的として、エッチング孔をより多く、深く、太く
することに関して材料の組成及びエッチング方法の厳密
なコントロールとともに、箔の製造工程においても非常
に厳しい制御が行われている。
発明が解決しようとする問題点 ところが、厳しい製造条件を経て製造された高品質のア
ルミニウム箔電極材料であっても、それを製造後長持間
の保管状態を経てエッチングを施すと、初期のエッチン
グ特性が劣化している現象の見られることがある。殊
に、異常な高温、高湿下に保管されると、エッチング特
性の相当に著しい劣化現象が見られる。
ルミニウム箔電極材料であっても、それを製造後長持間
の保管状態を経てエッチングを施すと、初期のエッチン
グ特性が劣化している現象の見られることがある。殊
に、異常な高温、高湿下に保管されると、エッチング特
性の相当に著しい劣化現象が見られる。
この発明は、上記のような現象の認識から、電解コンデ
ンサ電極用アルミニウム箔の最終焼鈍後の高い品質レベ
ルを長期に亘って維持しうるものとなし、もって保管適
正を向上し、保管後エッチングを施して使用される場合
の電極材の性能向上をはかりうるものとなすことを目的
とする。
ンサ電極用アルミニウム箔の最終焼鈍後の高い品質レベ
ルを長期に亘って維持しうるものとなし、もって保管適
正を向上し、保管後エッチングを施して使用される場合
の電極材の性能向上をはかりうるものとなすことを目的
とする。
問題点を解決する為の手段 この発明者らは、上記のような保管に基づくエッチング
特性の劣化現象の発生原因について、種々研究を重ねた
ところ、アルミニウム箔の表面が保管雰囲気中の水分や
酸素の影響によって変化することによるものであること
を知見し得た。
特性の劣化現象の発生原因について、種々研究を重ねた
ところ、アルミニウム箔の表面が保管雰囲気中の水分や
酸素の影響によって変化することによるものであること
を知見し得た。
而して、この発明は、上記の知見から、最終焼鈍を最終
したアルミニウム箔の表面が、水分や酸素と反応するの
を防止するものとなすべく、所定の表面処理を施すこと
を主旨とするものである。
したアルミニウム箔の表面が、水分や酸素と反応するの
を防止するものとなすべく、所定の表面処理を施すこと
を主旨とするものである。
即ち、この発明は、最終焼鈍を終了したアルミニウム箔
の表面を、アルミニウムに対し吸着性の高い酸またはそ
の化合物を含有する水溶液に接触させて、上記酸または
その化合物のイオンを箔表面に吸着させる表面処理を施
すことを特徴とする、電解コンデンサ電極用アルミニウ
ム箔の経時劣化防止方法を要旨とするものである。
の表面を、アルミニウムに対し吸着性の高い酸またはそ
の化合物を含有する水溶液に接触させて、上記酸または
その化合物のイオンを箔表面に吸着させる表面処理を施
すことを特徴とする、電解コンデンサ電極用アルミニウ
ム箔の経時劣化防止方法を要旨とするものである。
上記表面処理に用いる水溶液に含有する酸は、アルミニ
ウムに対して高い吸着性を示すものであれば良く、その
種類が特に限定されるものではないが、具体的にはバナ
ジン酸、硝酸、リン酸、ケイ酸、クロム酸及びそれらの
化合物を好適物として挙げることができる。作用の面で
これらの酸及びその化合物は実質的に均等性を有するも
のであるから、それらのうちの任意の1種または2種以
上を選択して使用することができる。
ウムに対して高い吸着性を示すものであれば良く、その
種類が特に限定されるものではないが、具体的にはバナ
ジン酸、硝酸、リン酸、ケイ酸、クロム酸及びそれらの
化合物を好適物として挙げることができる。作用の面で
これらの酸及びその化合物は実質的に均等性を有するも
のであるから、それらのうちの任意の1種または2種以
上を選択して使用することができる。
水溶液中の酸及びその化合物の濃度は、酸及び化合物の
種類によって異なるが、1ppm以上で効果がある。しか
し、処理の安定性、経済性から5〜10,000ppmの範囲と
するのが好適である。
種類によって異なるが、1ppm以上で効果がある。しか
し、処理の安定性、経済性から5〜10,000ppmの範囲と
するのが好適である。
処理温度は、液温10〜70℃の範囲で安定した処理効果を
得ることができる。
得ることができる。
また、水溶液の接触処理方法は、水溶液中にアルミニウ
ム箔を浸漬する方法、あるいは水溶液をふりかけるシャ
ワー処理法等を好適に採用しうる。処理時間は、処理法
との関係で若干差異があるが、30秒以内の接触処理時間
で充分な効果を得ることができる。
ム箔を浸漬する方法、あるいは水溶液をふりかけるシャ
ワー処理法等を好適に採用しうる。処理時間は、処理法
との関係で若干差異があるが、30秒以内の接触処理時間
で充分な効果を得ることができる。
発明の効果 この発明によれば、最終焼鈍後のアルミニウム箔表面に
所定の酸またはその化合物を含む水溶液を接触させる表
面処理を行うので、箔表面に水溶液中の酸またはその化
合物のイオンが吸着し、爾後の箔表面の水分や酸素との
反応を抑制する。従って、通常の製造工程によって最終
焼鈍を終了したのちこの発明による表面処理を施したア
ルミニウム箔は、長期間の保管によっても当初のエッチ
ング特性が著しく劣化することがなく、長期に亘って最
終焼鈍直後の高い品質性能を維持し、ひいては保管適正
を向上しうると共に、保管後エッチングを施して製作使
用する電極材の静電容量の向上効果を得ることができ
る。
所定の酸またはその化合物を含む水溶液を接触させる表
面処理を行うので、箔表面に水溶液中の酸またはその化
合物のイオンが吸着し、爾後の箔表面の水分や酸素との
反応を抑制する。従って、通常の製造工程によって最終
焼鈍を終了したのちこの発明による表面処理を施したア
ルミニウム箔は、長期間の保管によっても当初のエッチ
ング特性が著しく劣化することがなく、長期に亘って最
終焼鈍直後の高い品質性能を維持し、ひいては保管適正
を向上しうると共に、保管後エッチングを施して製作使
用する電極材の静電容量の向上効果を得ることができ
る。
実施例 純度99.99%、厚さ0.1mmの焼鈍アルミニウム箔を、下記
第1表に示す組成の各種処理液(液温:50℃)に15秒間
浸漬し、この発明による表面処理済の各種の電極用アル
ミニウム箔を得た。
第1表に示す組成の各種処理液(液温:50℃)に15秒間
浸漬し、この発明による表面処理済の各種の電極用アル
ミニウム箔を得た。
そして、これらをいずれも、温度50℃、濃度90%の恒温
恒湿槽中において保管状態に保持し、30日経過後及び60
日経過後のエッチング特性の変化を調べ、当初の焼鈍直
後の状態及び表面処理を行わなかった従来品相当のもの
と比較した。結果を下記第1表に示す。
恒湿槽中において保管状態に保持し、30日経過後及び60
日経過後のエッチング特性の変化を調べ、当初の焼鈍直
後の状態及び表面処理を行わなかった従来品相当のもの
と比較した。結果を下記第1表に示す。
なお、エッチング試験は、75℃の5%塩酸水溶液中で直
流10A/dm2を印加して5分間行った。そしてエッチング
特性は、エッチング後の拡面率によって静電容量が決ま
ることから、エッチング後5%ホウ酸水溶液中で200Vに
化成したときの静電容量で評価した。この評価の数値
は、最終焼鈍直後の表面処理を行わないアルミニウム箔
のもつ静電容量を100として、それとの相対指数で他の
試料のもつ静電容量をあらわした。
流10A/dm2を印加して5分間行った。そしてエッチング
特性は、エッチング後の拡面率によって静電容量が決ま
ることから、エッチング後5%ホウ酸水溶液中で200Vに
化成したときの静電容量で評価した。この評価の数値
は、最終焼鈍直後の表面処理を行わないアルミニウム箔
のもつ静電容量を100として、それとの相対指数で他の
試料のもつ静電容量をあらわした。
上記第1表に示すとおり、この発明の製法による電極用
アルミニウム箔は、保管環境によるエッチング特性の経
時的劣化がほとんどなく、保管後においても焼鈍直後の
状態の高い品質をそのまま維持しうるものであることを
確認し得た。
アルミニウム箔は、保管環境によるエッチング特性の経
時的劣化がほとんどなく、保管後においても焼鈍直後の
状態の高い品質をそのまま維持しうるものであることを
確認し得た。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−159429(JP,A) 特開 昭50−88552(JP,A) 特開 昭60−163426(JP,A)
Claims (2)
- 【請求項1】最終焼鈍を終了したアルミニウム箔の表面
を、アルミニウムに対し吸着性の高い酸またはその化合
物を濃度5〜10,000ppmの範囲に含有する水溶液に接触
させて、上記酸またはその化合物のイオンを箔表面に吸
着させる表面処理を施すことを特徴とする、電解コンデ
ンサ電極用アルミニウム箔の経時劣化防止方法。 - 【請求項2】表面処理に用いる水溶液に含有する酸は、
バナジン酸、硝酸、リン酸、ケイ酸、クロム酸及びそれ
らの化合物からなる群から選ばれた1種または2種以上
からなる特許請求の範囲第1項記載の電解コンデンサ電
極用アルミニウム箔の経時劣化防止方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61234099A JPH0746674B2 (ja) | 1986-09-30 | 1986-09-30 | 電解コンデンサ電極用アルミニウム箔の経時劣化防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61234099A JPH0746674B2 (ja) | 1986-09-30 | 1986-09-30 | 電解コンデンサ電極用アルミニウム箔の経時劣化防止方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6387720A JPS6387720A (ja) | 1988-04-19 |
| JPH0746674B2 true JPH0746674B2 (ja) | 1995-05-17 |
Family
ID=16965606
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61234099A Expired - Lifetime JPH0746674B2 (ja) | 1986-09-30 | 1986-09-30 | 電解コンデンサ電極用アルミニウム箔の経時劣化防止方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0746674B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5088552A (ja) * | 1973-11-10 | 1975-07-16 | ||
| JPS5717080B2 (ja) * | 1974-06-13 | 1982-04-08 | ||
| JPS60163426A (ja) * | 1984-02-03 | 1985-08-26 | 昭和アルミニウム株式会社 | 電解コンデンサ電極用アルミニウム箔のエツチング方法 |
-
1986
- 1986-09-30 JP JP61234099A patent/JPH0746674B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6387720A (ja) | 1988-04-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |