JPH0748275A - ヒトプロテインcを含有する血小板の沈着の予防および治療のための医薬調製物 - Google Patents
ヒトプロテインcを含有する血小板の沈着の予防および治療のための医薬調製物Info
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- JPH0748275A JPH0748275A JP6135468A JP13546894A JPH0748275A JP H0748275 A JPH0748275 A JP H0748275A JP 6135468 A JP6135468 A JP 6135468A JP 13546894 A JP13546894 A JP 13546894A JP H0748275 A JPH0748275 A JP H0748275A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 脈管表面および/または脈管狭窄、特に傷つ
いた、ウイルス感染した、もしくは損傷した内皮あるい
は露呈された内皮下層または人工脈管表面または内皮あ
りもしくはなしの脈管プロテーゼへの、血小板、血小板
微粒子(屑)およびプロコアグラント活性を有する白血
球の沈着および/または凝集の予防および治療のため
の、ヒトプロテインCを含有する医薬調製物。 【効果】 本発明によれば、血小板の沈着を防ぐ必要が
ある、血栓塞栓症のような状態の治療や体液の体外処理
のための、ヒトプロテインCの新規な適用が提供され
る。
いた、ウイルス感染した、もしくは損傷した内皮あるい
は露呈された内皮下層または人工脈管表面または内皮あ
りもしくはなしの脈管プロテーゼへの、血小板、血小板
微粒子(屑)およびプロコアグラント活性を有する白血
球の沈着および/または凝集の予防および治療のため
の、ヒトプロテインCを含有する医薬調製物。 【効果】 本発明によれば、血小板の沈着を防ぐ必要が
ある、血栓塞栓症のような状態の治療や体液の体外処理
のための、ヒトプロテインCの新規な適用が提供され
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、血栓塞栓症のような状
態の治療のためのヒトプロテインCの新規な範囲の適用
および医薬調製物に関する。
態の治療のためのヒトプロテインCの新規な範囲の適用
および医薬調製物に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】プロ
テインCは、肝臓で合成され、不活性チモーゲンとして
4mg/l の濃度で循環する、ビタミンK依存性タンパク
質である。それは、トロンビン−トロンボモジュリン複
合体によって脈間壁表面(内皮)で活性セリンプロテア
ーゼ(活性化プロテインC)に変換される。活性化プロ
テインCは、プロフィブリノリシス(profibrinolytic)
特性を有することが知られている。また、抗凝固効果を
も有し、これは、プロテインCが、Xa因子誘導プロト
ロンビン活性化(トロンビン形成)のコファクターであ
るVa因子と、IXa因子誘導X因子活性化のコファク
ターであるVIIIa因子とを、タンパク質分解(プロ
テオリシス)によって不活性化するためである。
テインCは、肝臓で合成され、不活性チモーゲンとして
4mg/l の濃度で循環する、ビタミンK依存性タンパク
質である。それは、トロンビン−トロンボモジュリン複
合体によって脈間壁表面(内皮)で活性セリンプロテア
ーゼ(活性化プロテインC)に変換される。活性化プロ
テインCは、プロフィブリノリシス(profibrinolytic)
特性を有することが知られている。また、抗凝固効果を
も有し、これは、プロテインCが、Xa因子誘導プロト
ロンビン活性化(トロンビン形成)のコファクターであ
るVa因子と、IXa因子誘導X因子活性化のコファク
ターであるVIIIa因子とを、タンパク質分解(プロ
テオリシス)によって不活性化するためである。
【0003】インビボでのプロテインCの活性化は、ト
ロンビン生成の負のフィードバック反応を構成する。至
適な生物学的活性を生じるためには、コファクター(プ
ロテインS)が必要である。
ロンビン生成の負のフィードバック反応を構成する。至
適な生物学的活性を生じるためには、コファクター(プ
ロテインS)が必要である。
【0004】ヨーロッパ特許出願EP 0406216
号には、プロテインSを、場合によっては活性化プロテ
インCとの組合せで含有し、血栓症および血栓塞栓症の
ような合併症の予防または治療のために用いることがで
きる医薬調製物が記載されている。
号には、プロテインSを、場合によっては活性化プロテ
インCとの組合せで含有し、血栓症および血栓塞栓症の
ような合併症の予防または治療のために用いることがで
きる医薬調製物が記載されている。
【0005】EP 0519900号によれば、血栓症
の治療および再閉塞の予防のために血栓崩壊性有効物質
と共にプロテインC含有医薬調製物を用いることは可能
である。血栓崩壊療法の間にプロテインCの欠乏が起こ
り、そのため、プロテインCでの置換が推薦されること
が見出された。
の治療および再閉塞の予防のために血栓崩壊性有効物質
と共にプロテインC含有医薬調製物を用いることは可能
である。血栓崩壊療法の間にプロテインCの欠乏が起こ
り、そのため、プロテインCでの置換が推薦されること
が見出された。
【0006】プロテインCの不活性チモーゲンの効果
は、活性酵素である活性化プロテインCとは基本的に異
なる。
は、活性酵素である活性化プロテインCとは基本的に異
なる。
【0007】活性化プロテインCは、好ましくは血栓崩
壊性有効作用物質(組織プラスミノーゲンアクチベータ
ー;tPA)との組合せで、動脈の血栓症または狭窄の
予防を可能にする。これについてはEP 031820
1号を参照されたい。
壊性有効作用物質(組織プラスミノーゲンアクチベータ
ー;tPA)との組合せで、動脈の血栓症または狭窄の
予防を可能にする。これについてはEP 031820
1号を参照されたい。
【0008】血小板を富化した血漿(PRP)において
は、活性化プロテインCはトロンビン活性化により誘導
される血小板凝集を抑制するということもまた知られて
いる。しかしながら、より高い濃度の活性化プロテイン
Cは、反対の効果、すなわち、血小板の凝集に導く〔E.
N. Santander et al., Acta Physiologica Latino-Amer
icana 33 (2), 1983〕。
は、活性化プロテインCはトロンビン活性化により誘導
される血小板凝集を抑制するということもまた知られて
いる。しかしながら、より高い濃度の活性化プロテイン
Cは、反対の効果、すなわち、血小板の凝集に導く〔E.
N. Santander et al., Acta Physiologica Latino-Amer
icana 33 (2), 1983〕。
【0009】活性化または刺激された血小板は、種々の
接着分子のレセプターとして機能する糖タンパクIIb
−IIIa複合体を有する。刺激された血小板のGP
IIb−IIIaに結合する接着タンパク質には、フィ
ブリノーゲン、フォン・ビルブラント因子、およびフィ
ブロネクチンが含まれる。接着タンパク質のトリペプチ
ド配列、すなわち、Arg−Gly−Asp(RGD)
がレセプターと結合すると考えられている。RGD配列
を有するタンパク質には、ヒトプロテインCおよび活性
化プロテインCもまた含まれる。しかしながら、プロテ
インCまたは活性化プロテインCと血小板との相互作用
はよくわかっていない。例えば、活性化プロテインCが
プロテインSの存在下で刺激されていない血小板に結合
し、これによってVa因子の不活性化が強化されるとい
うことが見出された。しかしながら、プロテインCは血
小板に結合しない〔J. Biol. Chem., 260 (4), 2007-1
0,1985〕。
接着分子のレセプターとして機能する糖タンパクIIb
−IIIa複合体を有する。刺激された血小板のGP
IIb−IIIaに結合する接着タンパク質には、フィ
ブリノーゲン、フォン・ビルブラント因子、およびフィ
ブロネクチンが含まれる。接着タンパク質のトリペプチ
ド配列、すなわち、Arg−Gly−Asp(RGD)
がレセプターと結合すると考えられている。RGD配列
を有するタンパク質には、ヒトプロテインCおよび活性
化プロテインCもまた含まれる。しかしながら、プロテ
インCまたは活性化プロテインCと血小板との相互作用
はよくわかっていない。例えば、活性化プロテインCが
プロテインSの存在下で刺激されていない血小板に結合
し、これによってVa因子の不活性化が強化されるとい
うことが見出された。しかしながら、プロテインCは血
小板に結合しない〔J. Biol. Chem., 260 (4), 2007-1
0,1985〕。
【0010】血小板のフローサイトメトリーの助けを借
りて、血小板の表面を調べることができる。フローサイ
トメトリーは、単一の細胞のレセプタータンパク質の、
迅速で感度のよい分析を可能にする。検査の間、1秒当
り400〜1,000血小板の流速(フローレート)を
用いる。血小板のサイズは光の散乱により表わされる。
フルオレセイン−イソチオシアネートとカップリングし
た抗体の使用により、血小板上でのリガンド(接着タン
パク質)の結合を測定することができる〔Blood, 86
(1), 173-179, 1986の方法の記載〕。
りて、血小板の表面を調べることができる。フローサイ
トメトリーは、単一の細胞のレセプタータンパク質の、
迅速で感度のよい分析を可能にする。検査の間、1秒当
り400〜1,000血小板の流速(フローレート)を
用いる。血小板のサイズは光の散乱により表わされる。
フルオレセイン−イソチオシアネートとカップリングし
た抗体の使用により、血小板上でのリガンド(接着タン
パク質)の結合を測定することができる〔Blood, 86
(1), 173-179, 1986の方法の記載〕。
【0011】刺激された血小板に対するフィブリノーゲ
ンの結合は、最終的には傷ついた内皮へのそれらの沈着
および/または凝集、およびそれによる傷の閉塞を導
く。血栓塞栓症のような合併症または狭窄もまた、刺激
された血小板に対するフィブリノーゲンの結合を原因と
する。例えば、バルーン血管形成術は内皮の損傷を導
き、それにより動脈再狭窄の素因へと導く。
ンの結合は、最終的には傷ついた内皮へのそれらの沈着
および/または凝集、およびそれによる傷の閉塞を導
く。血栓塞栓症のような合併症または狭窄もまた、刺激
された血小板に対するフィブリノーゲンの結合を原因と
する。例えば、バルーン血管形成術は内皮の損傷を導
き、それにより動脈再狭窄の素因へと導く。
【0012】本発明の目的は、ヒトプロテインCの適用
の範囲を拡張すること、および血小板の沈着および/ま
たは凝集の予防および治療のために投与することができ
る調製物を利用可能にすることである。
の範囲を拡張すること、および血小板の沈着および/ま
たは凝集の予防および治療のために投与することができ
る調製物を利用可能にすることである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この目的は、血小板、血
小板の微粒子(屑)、およびプロコアグラント(procoa
gulatory)活性を有する白血球の沈着および/または凝
集の予防および治療に好適な医薬調製物の製造のための
ヒトプロテインCの新規な用途により、本発明に従って
解決される。プロテインCは、脈管表面または脈管狭
窄、特に傷ついた、ウイルス感染した、もしくは損傷し
た内皮および/または露呈された内皮下層または人工脈
管表面、または内皮ありもしくはなしの脈管プロテーゼ
への沈着を予防する。
小板の微粒子(屑)、およびプロコアグラント(procoa
gulatory)活性を有する白血球の沈着および/または凝
集の予防および治療に好適な医薬調製物の製造のための
ヒトプロテインCの新規な用途により、本発明に従って
解決される。プロテインCは、脈管表面または脈管狭
窄、特に傷ついた、ウイルス感染した、もしくは損傷し
た内皮および/または露呈された内皮下層または人工脈
管表面、または内皮ありもしくはなしの脈管プロテーゼ
への沈着を予防する。
【0014】刺激された血小板へのフィブリノーゲンの
結合は、ヒトプロテインCの添加によって用量依存的に
防ぐことができるということが見出された。PRPは、
アデノシンジホスフェート(ADP)の添加によって刺
激され、フィブリノーゲンの結合が測定された。フルオ
レセイン−イソチオシアネートとカップリングした、フ
ィブリノーゲンに対する抗体の添加は、フローサイトメ
ーターでの測定による血小板に結合したPRPに見出さ
れるフィブリノーゲンの検出を可能にした。刺激された
血小板に対するフィブリノーゲン結合の予防は、活性化
プロテインCがフィブリノーゲンの結合に対して全く影
響しないことから、非常に驚くべきことであった。した
がって、おそらくタンパク質中のRGD配列は単独では
フィブリノーゲン結合の防止に関係することはできない
であろう。
結合は、ヒトプロテインCの添加によって用量依存的に
防ぐことができるということが見出された。PRPは、
アデノシンジホスフェート(ADP)の添加によって刺
激され、フィブリノーゲンの結合が測定された。フルオ
レセイン−イソチオシアネートとカップリングした、フ
ィブリノーゲンに対する抗体の添加は、フローサイトメ
ーターでの測定による血小板に結合したPRPに見出さ
れるフィブリノーゲンの検出を可能にした。刺激された
血小板に対するフィブリノーゲン結合の予防は、活性化
プロテインCがフィブリノーゲンの結合に対して全く影
響しないことから、非常に驚くべきことであった。した
がって、おそらくタンパク質中のRGD配列は単独では
フィブリノーゲン結合の防止に関係することはできない
であろう。
【0015】モノクローナル抗体〔例えば、IIb−I
IIa複合体の活性化形態のみを認識するIgM抗体で
あるPAC−1;S.J. Shattil, J. Biol. Chem. 260,
11107, 1985 〕を用いる実験は、血小板の活性化にさら
されたGP IIb−IIIa複合体がプロテインCの
存在下で抗体に結合されないことを明らかにする。その
ため、GP IIb−IIIaに対するプロテインCの
競合的結合が考えられる。しかしながら、PAC−1の
代わりに、血小板活性化に依存性のエピトープに対する
他のモノクローナル抗体を使用することもまた可能であ
り、例えば、PADGEM〔J. Clin. Invest., 78 , 13
0, 1986 〕、GMP〔J. Biol. Chem.,264, 1816, 1989
〕、および2.28〔Blood 70, 838, 1987 〕が挙げ
られる。それゆえ、フィブリノーゲンの結合部位はブロ
ックされる。他の接着タンパク質とは対照的に、血小板
の凝集は促進されず、その代わり、これにより防止され
る。灌流チャンバーを用いる実験により、血液を流した
ウサギ大動脈において、プロテインCは血小板の接着を
予防することが明らかになった。次いでプロテインCの
存在下で内皮は安定化され、それにより刺激された血小
板の接着が防止される。
IIa複合体の活性化形態のみを認識するIgM抗体で
あるPAC−1;S.J. Shattil, J. Biol. Chem. 260,
11107, 1985 〕を用いる実験は、血小板の活性化にさら
されたGP IIb−IIIa複合体がプロテインCの
存在下で抗体に結合されないことを明らかにする。その
ため、GP IIb−IIIaに対するプロテインCの
競合的結合が考えられる。しかしながら、PAC−1の
代わりに、血小板活性化に依存性のエピトープに対する
他のモノクローナル抗体を使用することもまた可能であ
り、例えば、PADGEM〔J. Clin. Invest., 78 , 13
0, 1986 〕、GMP〔J. Biol. Chem.,264, 1816, 1989
〕、および2.28〔Blood 70, 838, 1987 〕が挙げ
られる。それゆえ、フィブリノーゲンの結合部位はブロ
ックされる。他の接着タンパク質とは対照的に、血小板
の凝集は促進されず、その代わり、これにより防止され
る。灌流チャンバーを用いる実験により、血液を流した
ウサギ大動脈において、プロテインCは血小板の接着を
予防することが明らかになった。次いでプロテインCの
存在下で内皮は安定化され、それにより刺激された血小
板の接着が防止される。
【0016】プロテインCは、ネイティブなタンパク質
として、その誘導体として、またはRGD配列を有する
突然変異体として、本発明にしたがって用いることがで
きる。チモーゲンとしてのその不活性形態にあるプロテ
インCは、用い得る。これは、刺激された血小板に対す
るフィブリノーゲンの結合またはフォン・ビルブラント
因子の結合を防止するためには、このタンパク質を活性
化する必要がないという利点がある。したがって、ホモ
シスチン尿症(homocyteinurea)、糖尿病、または尿毒
症のような、内在的なプロテインCの活性化が阻害され
ているある種の状態において、プロテインCもまた本発
明にしたがって使用することができる。チモーゲンのプ
ロテインCもまた、活性化プロテインCの欠点、すなわ
ち、高い濃度において血小板の凝集を導くということが
ない。
として、その誘導体として、またはRGD配列を有する
突然変異体として、本発明にしたがって用いることがで
きる。チモーゲンとしてのその不活性形態にあるプロテ
インCは、用い得る。これは、刺激された血小板に対す
るフィブリノーゲンの結合またはフォン・ビルブラント
因子の結合を防止するためには、このタンパク質を活性
化する必要がないという利点がある。したがって、ホモ
シスチン尿症(homocyteinurea)、糖尿病、または尿毒
症のような、内在的なプロテインCの活性化が阻害され
ているある種の状態において、プロテインCもまた本発
明にしたがって使用することができる。チモーゲンのプ
ロテインCもまた、活性化プロテインCの欠点、すなわ
ち、高い濃度において血小板の凝集を導くということが
ない。
【0017】フローサイトメトリーを用いる実験は、ヒ
トプロテインCが特に動脈の再狭窄の予防に好適である
ことを確認する。それゆえ本発明によれば、プロテイン
Cは、刺激された血小板自身との、白血球との、および
内皮との負の相互作用を防止するために、血管形成術の
全ての介入と共に用いることができ、またカテーテルの
使用と共にも用いることができる。
トプロテインCが特に動脈の再狭窄の予防に好適である
ことを確認する。それゆえ本発明によれば、プロテイン
Cは、刺激された血小板自身との、白血球との、および
内皮との負の相互作用を防止するために、血管形成術の
全ての介入と共に用いることができ、またカテーテルの
使用と共にも用いることができる。
【0018】見出されているプロテインCの作用の機序
に基づいて、本発明の方法は、血液や腹水のような体液
の体外処理が可能であり、それを用いて循環装置におけ
る血小板の沈着および/または凝集が防止される。この
方法は、例えば、透析装置または人工腎臓において応用
される。
に基づいて、本発明の方法は、血液や腹水のような体液
の体外処理が可能であり、それを用いて循環装置におけ
る血小板の沈着および/または凝集が防止される。この
方法は、例えば、透析装置または人工腎臓において応用
される。
【0019】以下の例により、本発明をさらに説明す
る。
る。
活性化PRPに対するフィブリノーゲンの結合 血液10mlをクエン酸塩中に採取した。PRPは、従来
の遠心分離法により得た。ADPを添加して、血小板の
刺激をもたらした。続いて、フルオレセイン−イソチオ
シアネートとカップリングしたフィブリノーゲンに対す
る抗体を添加し、血小板に結合したフィブリノーゲンを
フローサイトメーター〔FACScan (商標), Becton Dic
kinson〕での測定により測定した。フィブリノーゲンの
結合は、緑蛍光強度〔グリーンフルオレッセンスインテ
ンシティ;1パラメーター統計学、X軸「緑蛍光対数」
(結合抗フィブリノーゲン)、Y軸「細胞数」〕ならび
に光散乱〔2パラメーター分析、X軸「緑蛍光対数」、
Y軸「光散乱対数」(血小板のサイズ)〕により測定し
た。
の遠心分離法により得た。ADPを添加して、血小板の
刺激をもたらした。続いて、フルオレセイン−イソチオ
シアネートとカップリングしたフィブリノーゲンに対す
る抗体を添加し、血小板に結合したフィブリノーゲンを
フローサイトメーター〔FACScan (商標), Becton Dic
kinson〕での測定により測定した。フィブリノーゲンの
結合は、緑蛍光強度〔グリーンフルオレッセンスインテ
ンシティ;1パラメーター統計学、X軸「緑蛍光対数」
(結合抗フィブリノーゲン)、Y軸「細胞数」〕ならび
に光散乱〔2パラメーター分析、X軸「緑蛍光対数」、
Y軸「光散乱対数」(血小板のサイズ)〕により測定し
た。
【0020】図1〜3は、蛍光の強度、すなわち、刺激
された血小板に対するフィブリノーゲンの結合ならびに
血小板のサイズを示す。図1はADP刺激後のPRPに
おけるフィブリノーゲンの結合を示す。アゴニストの適
用は、細胞表面でのフィブリノーゲンの結合に導き、ま
た血小板のサイズの変化をももたらす。これに対して、
図2は、血漿濃度の4倍に相当する濃度のプロテインC
の存在下でのADP刺激後のフィブリノーゲンの結合を
示す。フィブリノーゲンの結合の有意な減少を認めるこ
とができる。図3では、これとは反対に、この試験混合
物中の活性化プロテインCは、血小板に対するフィブリ
ノーゲンの結合に何の減少ももたらさない。
された血小板に対するフィブリノーゲンの結合ならびに
血小板のサイズを示す。図1はADP刺激後のPRPに
おけるフィブリノーゲンの結合を示す。アゴニストの適
用は、細胞表面でのフィブリノーゲンの結合に導き、ま
た血小板のサイズの変化をももたらす。これに対して、
図2は、血漿濃度の4倍に相当する濃度のプロテインC
の存在下でのADP刺激後のフィブリノーゲンの結合を
示す。フィブリノーゲンの結合の有意な減少を認めるこ
とができる。図3では、これとは反対に、この試験混合
物中の活性化プロテインCは、血小板に対するフィブリ
ノーゲンの結合に何の減少ももたらさない。
【0021】活性化血小板へのPAC−1の結合 モノクローナル抗体PAC−1は、ADPを用いる血小
板の活性化後の血小板の表面の糖タンパクIIb−II
Ia複合体と反応する。採血は、EDTA/トラシロー
ル(Trasylol)中で行った。その後、血小板を富化した
血漿(PRP)と、血小板を枯渇させた血漿(PPP)
とを、従来の遠心分離法により製造した。PRPをPP
Pで1:40に希釈した。その後、PAC−1を、場合
によりプロテインCまたは活性化プロテインC、および
ADPと共に添加し、室温で10分間インキュベートし
た。抗マウス抗体(フルオレッセンスとのコンジュゲー
ト、FITCはSigma Chemical Co.より入手)の添加お
よびさらに20分間のインキュベーションの後、血小板
上でのPAC−1の結合をフローサイトメトリー検査に
より検出した。
板の活性化後の血小板の表面の糖タンパクIIb−II
Ia複合体と反応する。採血は、EDTA/トラシロー
ル(Trasylol)中で行った。その後、血小板を富化した
血漿(PRP)と、血小板を枯渇させた血漿(PPP)
とを、従来の遠心分離法により製造した。PRPをPP
Pで1:40に希釈した。その後、PAC−1を、場合
によりプロテインCまたは活性化プロテインC、および
ADPと共に添加し、室温で10分間インキュベートし
た。抗マウス抗体(フルオレッセンスとのコンジュゲー
ト、FITCはSigma Chemical Co.より入手)の添加お
よびさらに20分間のインキュベーションの後、血小板
上でのPAC−1の結合をフローサイトメトリー検査に
より検出した。
【0022】図4 PRP/ADPに対するPAC−1の結合。 図5 血小板に対するPAC−1の結合はプロテインCの存在
下で防止される。 図6 活性化プロテインCはADPにより刺激された血小板へ
のPAC−1の結合に何ら影響を与えない。
下で防止される。 図6 活性化プロテインCはADPにより刺激された血小板へ
のPAC−1の結合に何ら影響を与えない。
【0023】灌流実験における内皮下層への血小板沈着 静脈血を、クエン酸塩−リン酸塩−デキストロース(1
9mM)を用いて抗凝固処理した。プロテインC(Immuno
AG )を再構成し、灌流の前に20mlの抗凝固処理した
血液に添加した。灌流は、灌流チャンバー中で37℃で
実施した(Thromb. Haemost., 37, 1-16, 1977の実験の
記載)。ウサギからの酵素的に処理した大動脈試料を、
灌流チャンバーに設置した。血液透析の血液ポンプ(Re
nal Systems, Minneapolis, Minn. USA )を用いて、適
切な流速を設定した。5分間の灌流の後、大動脈試料を
緩衝液で洗浄し、固定した〔グルタールアルデヒド:ホ
ルムアルデヒド=2%:3%(v/v)〕。その後、こ
れらをJB4(Polyscience, Warrington, USA)中に包
埋し、トルイジンブルーで染色し、形態計測的に検査し
た。コンピュータープログラム(Haemostasis, 16, 8-1
4, 1986 に記載されているもの)を用いて、血小板を以
下のように分類した:接着(血小板層、5μm 未満)、
血栓(凝集、5μm 以上)。そして両方とも血管の長さ
の総計のパーセントで表わした。結果を表1に示す。1
6μg /ml未満の濃度では、プロテインCは対照に比べ
て血小板の接着に何の効果も示さない。16および32
μg /mlの濃度では、カバーされた表面は有意に減少し
た。
9mM)を用いて抗凝固処理した。プロテインC(Immuno
AG )を再構成し、灌流の前に20mlの抗凝固処理した
血液に添加した。灌流は、灌流チャンバー中で37℃で
実施した(Thromb. Haemost., 37, 1-16, 1977の実験の
記載)。ウサギからの酵素的に処理した大動脈試料を、
灌流チャンバーに設置した。血液透析の血液ポンプ(Re
nal Systems, Minneapolis, Minn. USA )を用いて、適
切な流速を設定した。5分間の灌流の後、大動脈試料を
緩衝液で洗浄し、固定した〔グルタールアルデヒド:ホ
ルムアルデヒド=2%:3%(v/v)〕。その後、こ
れらをJB4(Polyscience, Warrington, USA)中に包
埋し、トルイジンブルーで染色し、形態計測的に検査し
た。コンピュータープログラム(Haemostasis, 16, 8-1
4, 1986 に記載されているもの)を用いて、血小板を以
下のように分類した:接着(血小板層、5μm 未満)、
血栓(凝集、5μm 以上)。そして両方とも血管の長さ
の総計のパーセントで表わした。結果を表1に示す。1
6μg /ml未満の濃度では、プロテインCは対照に比べ
て血小板の接着に何の効果も示さない。16および32
μg /mlの濃度では、カバーされた表面は有意に減少し
た。
【0024】
【表1】
【図1】ADP刺激後のPRPにおけるフィブリノーゲ
ンの結合を表す図。
ンの結合を表す図。
【図2】プロテインCの存在下でのフィブリノーゲンの
結合を表す図。
結合を表す図。
【図3】活性化プロテインCの存在下でのフィブリノー
ゲンの結合を表す図。
ゲンの結合を表す図。
【図4】PRP/ADPに対するPAC−1の結合を表
す図。
す図。
【図5】プロテインCの存在下での血小板に対するPA
C−1の結合を表す図。
C−1の結合を表す図。
【図6】活性化プロテインCの存在下での血小板に対す
るPAC−1の結合を表す図。
るPAC−1の結合を表す図。
フロントページの続き (72)発明者 ミグエル・ロサーノ−モレロ スペイン国、エエセ−08017 バルセロナ、 アグスチーナ・サラゴッサ、3
Claims (5)
- 【請求項1】 脈管表面および/または脈管狭窄、特に
傷ついた、ウイルス感染した、もしくは損傷した内皮あ
るいは露呈された内皮下層または人工脈管表面または内
皮ありもしくはなしの脈管プロテーゼへの、血小板、血
小板微粒子(屑)およびプロコアグラント活性を有する
白血球の沈着および/または凝集の予防および治療のた
めの、ヒトプロテインCを含有する医薬調製物。 - 【請求項2】 プロテインCが、ネイティブなプロテイ
ンC、その誘導体、またはRGD配列を有する突然変異
体である、請求項1記載の調製物。 - 【請求項3】 動脈再狭窄の予防剤である、請求項1ま
たは2記載の調製物。 - 【請求項4】 血小板の沈着または凝集を予防するため
のヒトプロテインCを含有する請求項1の調製物。 - 【請求項5】 体外処理する体液に添加して、体液の体
外処理のための循環装置において血小板の沈着または凝
集を予防するためのヒトプロテインCを含有する調製
物。
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