JPH0748341Y2 - バリ取り用工具 - Google Patents
バリ取り用工具Info
- Publication number
- JPH0748341Y2 JPH0748341Y2 JP2925389U JP2925389U JPH0748341Y2 JP H0748341 Y2 JPH0748341 Y2 JP H0748341Y2 JP 2925389 U JP2925389 U JP 2925389U JP 2925389 U JP2925389 U JP 2925389U JP H0748341 Y2 JPH0748341 Y2 JP H0748341Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- workpiece
- tool
- groove
- blade
- master gear
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Gear Processing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はバリ取り用工具に関する。
(従来の技術) 周知のように、工作機械による切削作業の一つに、切削
用刃物を摺動させて溝を形成するような場合がある。
用刃物を摺動させて溝を形成するような場合がある。
第6図は、上述した切削作業による溝を形成される一例
として、例えば、自動車に用いられる自動変速機におけ
る変速機構内のコネクティング・シェルを成すリテーナ
1を示しており、このリテーナ1においては、歯を成す
凸部1Aに、スナップリングを装填するための溝1Bを形成
してある。
として、例えば、自動車に用いられる自動変速機におけ
る変速機構内のコネクティング・シェルを成すリテーナ
1を示しており、このリテーナ1においては、歯を成す
凸部1Aに、スナップリングを装填するための溝1Bを形成
してある。
すなわち、上述した溝1Bは、予め形成された凸部1Aの周
方向に、例えば、フライスを摺動させて切削されるもの
であり、具体的には、第7図において、固定されたリテ
ーナ1に対して、溝フライス(図示されず)を、図示矢
印方向に移動させて溝1Bが掘削される。
方向に、例えば、フライスを摺動させて切削されるもの
であり、具体的には、第7図において、固定されたリテ
ーナ1に対して、溝フライス(図示されず)を、図示矢
印方向に移動させて溝1Bが掘削される。
ところで、上述したような溝形成にあっては、溝1Bの周
方向において、フライスが溝から離脱する側には、第7
図示のように、バリ1Cが残存してしまうことがあり、こ
れによって、加工物であるリテーナが不良品となってし
まう虞れがある。
方向において、フライスが溝から離脱する側には、第7
図示のように、バリ1Cが残存してしまうことがあり、こ
れによって、加工物であるリテーナが不良品となってし
まう虞れがある。
そこで、このような不具合を解消するため、従来では、
溝加工が終了した後に、例えば、きさげ加工等によっ
て、バリを除去する仕上げ作業を行う場合があった。
溝加工が終了した後に、例えば、きさげ加工等によっ
て、バリを除去する仕上げ作業を行う場合があった。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上述したような仕上げ加工は、手作業に
依存することが多く、作業効率が極めて悪いという問題
があり、しかも、その仕上げの状態が一様でなくなる虞
れがある。
依存することが多く、作業効率が極めて悪いという問題
があり、しかも、その仕上げの状態が一様でなくなる虞
れがある。
そこで、本考案の目的は、上述した加工作業における問
題に鑑み、自動的にかつ一様な状態でバリの除去が行え
る仕上げ加工用の工具を得ることにある。
題に鑑み、自動的にかつ一様な状態でバリの除去が行え
る仕上げ加工用の工具を得ることにある。
(課題を解決するための手段) この目的を達成するため、本考案は、内周面の周方向に
並んだ複数の歯に周方向の溝が形成されている回転可能
な加工物の溝を形成するための回転する切削用刃物の刃
先が、上記歯から離脱する際に、その離脱する側の溝の
端部に生じたバリを切除するための工具であって、上記
加工物の回転中心軸の直交する線上に回転中心軸を配置
し、かつ、上記加工物のピッチ円に接し上記加工物のピ
ッチ円半径より小さいピッチ円半径でなり、上記加工物
に噛み合い同期的に回転するマスタギヤと、上記マスタ
ギヤと一体的に設けられ、上記加工物の歯間の位置と同
位相をもって配置された複数の刃部を有し、上記マスタ
ギヤの回転中心から各刃部の刃先縁までの距離を段階的
に異ならせて形成したバリ取り用刃物と、を備えている
ことを特徴とするものである。
並んだ複数の歯に周方向の溝が形成されている回転可能
な加工物の溝を形成するための回転する切削用刃物の刃
先が、上記歯から離脱する際に、その離脱する側の溝の
端部に生じたバリを切除するための工具であって、上記
加工物の回転中心軸の直交する線上に回転中心軸を配置
し、かつ、上記加工物のピッチ円に接し上記加工物のピ
ッチ円半径より小さいピッチ円半径でなり、上記加工物
に噛み合い同期的に回転するマスタギヤと、上記マスタ
ギヤと一体的に設けられ、上記加工物の歯間の位置と同
位相をもって配置された複数の刃部を有し、上記マスタ
ギヤの回転中心から各刃部の刃先縁までの距離を段階的
に異ならせて形成したバリ取り用刃物と、を備えている
ことを特徴とするものである。
(作用) 本考案によれば、加工物の歯部における溝端部を、段階
的な刃先長さを有する各刃がトコロイド状の軌跡に沿わ
せた移動軌跡を移動することにより、同じ移動量を以っ
て、連続したきさげ面を得ることができる。
的な刃先長さを有する各刃がトコロイド状の軌跡に沿わ
せた移動軌跡を移動することにより、同じ移動量を以っ
て、連続したきさげ面を得ることができる。
(実施例) 以下、第1図乃至第5図において本考案実施例の詳細を
説明する。
説明する。
第1図は本考案実施例による工具10(第3図参照)の作
動原理を説明するための線図であり、この図において、
工具10を一体化して設けたマスタギヤ11(第3図参照)
の回転中心Aは、この場合の加工物であるリテーナ12
(第5図参照)の回転中心Bに対し、中心線上で合致す
るピッチ円の回転半径を略40%程度小さくする位置に設
定されている。上述したマスタギヤ11は、リテーナ12と
の回転同期を得るために設けられたものであり、リテー
ナ12に対する駆動機構とは別の駆動機構を成すギヤトレ
インに組み込まれている。
動原理を説明するための線図であり、この図において、
工具10を一体化して設けたマスタギヤ11(第3図参照)
の回転中心Aは、この場合の加工物であるリテーナ12
(第5図参照)の回転中心Bに対し、中心線上で合致す
るピッチ円の回転半径を略40%程度小さくする位置に設
定されている。上述したマスタギヤ11は、リテーナ12と
の回転同期を得るために設けられたものであり、リテー
ナ12に対する駆動機構とは別の駆動機構を成すギヤトレ
インに組み込まれている。
そして、上述したような回転中心を設定されたマスタギ
ヤ11における中心線上でのピッチ円(図中、二点鎖線で
示す)とリテーナ12のピッチ円(図中、一転鎖線で示
す)とが合致する位置を基準として、回転半径に対し
て、小さい位置a、合致する位置b、超える位置cに該
当する位置での軌跡を求めると、第2図示のように、周
上での一点が、回転しながら往復運動を行うトロコイド
状を成す。
ヤ11における中心線上でのピッチ円(図中、二点鎖線で
示す)とリテーナ12のピッチ円(図中、一転鎖線で示
す)とが合致する位置を基準として、回転半径に対し
て、小さい位置a、合致する位置b、超える位置cに該
当する位置での軌跡を求めると、第2図示のように、周
上での一点が、回転しながら往復運動を行うトロコイド
状を成す。
従って、本実施例における工具10の刃部10Aは、この軌
跡に沿った運動を行わせるように配置されている。
跡に沿った運動を行わせるように配置されている。
すなわち、本実施例における工具10は、第3図および第
4図に示すように、刃部10Aがマスタギヤ11の歯11Aと同
位相を以って配置されており、これら各刃部10Aは、リ
テーナ12における歯12Aに形成された溝12Bの幅よりも広
くかつ、その溝12Bの深さ全域に対して段階的な位置に
該当するように、回転中心から刃先までの距離Rを、隣
合う刃部10Aに対して、第3図並びに第4図中、符号R
1、R2、およびR3で示すように段階的に異ならせてあ
る。
4図に示すように、刃部10Aがマスタギヤ11の歯11Aと同
位相を以って配置されており、これら各刃部10Aは、リ
テーナ12における歯12Aに形成された溝12Bの幅よりも広
くかつ、その溝12Bの深さ全域に対して段階的な位置に
該当するように、回転中心から刃先までの距離Rを、隣
合う刃部10Aに対して、第3図並びに第4図中、符号R
1、R2、およびR3で示すように段階的に異ならせてあ
る。
本実施例の場合、上述した段階を3段階とされ、そし
て、その段階内での距離の違いは、R1>R2>R3の関係を
設定されている。
て、その段階内での距離の違いは、R1>R2>R3の関係を
設定されている。
従って、上述した各刃部10Aは、バリ取りを行う溝12Bの
深さ方向全域において段階的な箇所に位置して対応する
ことになる。
深さ方向全域において段階的な箇所に位置して対応する
ことになる。
本実施例は以上のような構造であるから、マスタギヤ11
をリテーナ12の回転に同期させるべく、駆動機構間での
同期を設定することで、リテーナ12の歯12Aとマスタギ
ヤ11の歯11Aとが噛み合っているのと同じ状態とされ
る。
をリテーナ12の回転に同期させるべく、駆動機構間での
同期を設定することで、リテーナ12の歯12Aとマスタギ
ヤ11の歯11Aとが噛み合っているのと同じ状態とされ
る。
そして、このようにマスタギヤ11とリテーナ12との歯同
士の位相が同期している状態で、工具10をリテーナ12に
おける溝12Bのバリ発生端部に対面させると、第5図示
のように、工具10における各刃部10Aは、回転するにつ
れ、一つのバリ発生端部において順次、段階的な位置で
トロコイド状の軌跡に沿って移動し、上記バリ発生端部
における対応箇所をきさげ加工すると同じ状態を設定さ
れることにより、発生しているバリを擦り切る。
士の位相が同期している状態で、工具10をリテーナ12に
おける溝12Bのバリ発生端部に対面させると、第5図示
のように、工具10における各刃部10Aは、回転するにつ
れ、一つのバリ発生端部において順次、段階的な位置で
トロコイド状の軌跡に沿って移動し、上記バリ発生端部
における対応箇所をきさげ加工すると同じ状態を設定さ
れることにより、発生しているバリを擦り切る。
つまり、各段階的な位置でトロコイド移動を行う刃部10
Aと対応する溝12Bにおけるバリ発生端部は、同じ送り量
を以って順次到来してくる刃部10Aによって連続的にバ
リの摺り切りを行われることになる。
Aと対応する溝12Bにおけるバリ発生端部は、同じ送り量
を以って順次到来してくる刃部10Aによって連続的にバ
リの摺り切りを行われることになる。
従って、このようなバリの摺り切りが行われると、バリ
発生端部、所謂、溝12Bの側端面は、段階的位置で移動
する刃部10Aが段階的ながらも上述した側端面全域にお
いて連続してバリを除去された状態を成す。
発生端部、所謂、溝12Bの側端面は、段階的位置で移動
する刃部10Aが段階的ながらも上述した側端面全域にお
いて連続してバリを除去された状態を成す。
なお、上述した実施例においては、工具を、マスタギヤ
と組み合わせることにより、加工物であるリテーナにお
ける加工部との位相を合わせて回転同期を取るようにし
たが、これに限らず、同期制御として、NC機械を用いて
加工物と工具との同期を取るように構成しても良い。こ
の場合には、上述した実施例の場合と同様に、工具側と
加工物側とは別の駆動機構であることを前提とすること
勿論である。
と組み合わせることにより、加工物であるリテーナにお
ける加工部との位相を合わせて回転同期を取るようにし
たが、これに限らず、同期制御として、NC機械を用いて
加工物と工具との同期を取るように構成しても良い。こ
の場合には、上述した実施例の場合と同様に、工具側と
加工物側とは別の駆動機構であることを前提とすること
勿論である。
(考案の効果) 以上、本考案によれば、加工物に対する刃部を、その刃
先までの距離を段階的に異ならせたうえでそれら各刃の
移動軌跡をトロコイド状に設定することで、同じ送り量
を以って、バリ発生面を連続的にきさげ作業したと同じ
状態を得ることができ、これによって、自動的にかつ、
一様なバリ除去が可能となり、仕上げ加工性を向上させ
ることができる。
先までの距離を段階的に異ならせたうえでそれら各刃の
移動軌跡をトロコイド状に設定することで、同じ送り量
を以って、バリ発生面を連続的にきさげ作業したと同じ
状態を得ることができ、これによって、自動的にかつ、
一様なバリ除去が可能となり、仕上げ加工性を向上させ
ることができる。
第1図、第2図は本考案実施例による工具の動作原理を
説明するための線図、第3図は本考案実施例による工具
を示す局部的斜視図、第4図は第3図に示した工具の局
部的平面図、第5図は第3図に示した工具の作用を説明
するための模型図、第6図は工具を適用される加工物の
一例を示す斜視図、第7図は第6図における符号VIIで
示す部分の拡大斜視図である。 10……工具、10A……刃部、11……マスタギヤ、11A……
歯、12……加工物であるリテーナ、12A……歯、12B……
溝、R1、R2、R3……工具の回転中心から刃先縁までの距
離。
説明するための線図、第3図は本考案実施例による工具
を示す局部的斜視図、第4図は第3図に示した工具の局
部的平面図、第5図は第3図に示した工具の作用を説明
するための模型図、第6図は工具を適用される加工物の
一例を示す斜視図、第7図は第6図における符号VIIで
示す部分の拡大斜視図である。 10……工具、10A……刃部、11……マスタギヤ、11A……
歯、12……加工物であるリテーナ、12A……歯、12B……
溝、R1、R2、R3……工具の回転中心から刃先縁までの距
離。
Claims (1)
- 【請求項1】内周面の周方向に並んだ複数の歯に周方向
の溝が形成されている回転可能な加工物の溝を形成する
ための回転する切削用刃物の刃先が、上記歯から離脱す
る際に、その離脱する側の溝の端部に生じたバリを切除
するための工具において、 上記加工物の回転中心軸に直交する線上に回転中心軸を
配置し、かつ、上記加工物のピッチ円に接し上記加工物
のピッチ円半径より小さいピッチ円半径でなり、上記加
工物に噛み合い同期的に回転するマスタギヤと、 上記マスタギヤと一体的に設けられ、上記加工物の歯間
の位置と同位相をもって配置された複数の刃部を有し、
上記マスタギヤの回転中心から各刃部の刃先縁までの距
離を段階的に異ならせて形成したバリ取り用刃物と、 を備えていることを特徴とするバリ取り用工具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2925389U JPH0748341Y2 (ja) | 1988-09-20 | 1989-03-15 | バリ取り用工具 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12307888 | 1988-09-20 | ||
| JP63-123078 | 1988-09-20 | ||
| JP2925389U JPH0748341Y2 (ja) | 1988-09-20 | 1989-03-15 | バリ取り用工具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0285528U JPH0285528U (ja) | 1990-07-05 |
| JPH0748341Y2 true JPH0748341Y2 (ja) | 1995-11-08 |
Family
ID=31717625
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2925389U Expired - Lifetime JPH0748341Y2 (ja) | 1988-09-20 | 1989-03-15 | バリ取り用工具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0748341Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7521392B2 (ja) * | 2020-11-26 | 2024-07-24 | 株式会社ジェイテクト | 歯車加工方法及び歯車加工装置 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6017649B2 (ja) | 2015-08-10 | 2016-11-02 | 株式会社高田工業所 | 回転機械系の異常診断方法 |
-
1989
- 1989-03-15 JP JP2925389U patent/JPH0748341Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6017649B2 (ja) | 2015-08-10 | 2016-11-02 | 株式会社高田工業所 | 回転機械系の異常診断方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0285528U (ja) | 1990-07-05 |
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