JPH0749113Y2 - 自動張力調整機構を有するベルト伝動装置 - Google Patents
自動張力調整機構を有するベルト伝動装置Info
- Publication number
- JPH0749113Y2 JPH0749113Y2 JP1989029978U JP2997889U JPH0749113Y2 JP H0749113 Y2 JPH0749113 Y2 JP H0749113Y2 JP 1989029978 U JP1989029978 U JP 1989029978U JP 2997889 U JP2997889 U JP 2997889U JP H0749113 Y2 JPH0749113 Y2 JP H0749113Y2
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- JP
- Japan
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- pulley
- belt
- pulley member
- flexible member
- drive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16G—BELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
- F16G1/00—Driving-belts
- F16G1/28—Driving-belts with a contact surface of special shape, e.g. toothed
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、タイミングベルトの張力を駆動力に応じて自
動的に調整して、そのスキップ現象を抑制するベルト伝
動装置の改良に関するものである。
動的に調整して、そのスキップ現象を抑制するベルト伝
動装置の改良に関するものである。
(従来の技術) 従来より、歯付プーリにタイミングベルト(シンクロベ
ルト)を巻き掛けてベルト伝動を行うベルト伝動装置に
おいては、ベルトの張力が低下すると、ベルトの歯部と
プーリの歯部との噛合がなくなっていわゆるスキップ現
象が生じるという問題がある。
ルト)を巻き掛けてベルト伝動を行うベルト伝動装置に
おいては、ベルトの張力が低下すると、ベルトの歯部と
プーリの歯部との噛合がなくなっていわゆるスキップ現
象が生じるという問題がある。
斯かるスキップ現象を抑制する装置としては、ベルトの
緩み側背面をばね等で付勢されたテンションローラによ
り押圧して、ベルトにその駆動力に応じた張力を与える
ようにしたテンション機構が知られている。しかし、こ
のものでは、ベルトがテンションローラによって通常の
屈曲方向とは逆の背面方向に屈曲されるため、ベルト心
体の疲労が促進され、ベルトの耐久性が低下するという
不具合があった。また、大きいトルクが加わった場合
や、経時変化に伴ってベルトに伸びが生じた場合には、
テンションローラのばね等の戻りによりその押圧力が低
下し、スキップ現象の発生は確実に阻止し得ない。
緩み側背面をばね等で付勢されたテンションローラによ
り押圧して、ベルトにその駆動力に応じた張力を与える
ようにしたテンション機構が知られている。しかし、こ
のものでは、ベルトがテンションローラによって通常の
屈曲方向とは逆の背面方向に屈曲されるため、ベルト心
体の疲労が促進され、ベルトの耐久性が低下するという
不具合があった。また、大きいトルクが加わった場合
や、経時変化に伴ってベルトに伸びが生じた場合には、
テンションローラのばね等の戻りによりその押圧力が低
下し、スキップ現象の発生は確実に阻止し得ない。
上記の不具合を解消すべく、従来、特公昭58-47592号公
報に開示される自動張力調整機構を備えたベルト伝動装
置が提案されている。
報に開示される自動張力調整機構を備えたベルト伝動装
置が提案されている。
すなわち、この提案のものは、互いに平行な1対の回転
軸と、該回転軸にそれぞれ支持された歯付プーリからな
る駆動及び従動プーリと、該両プーリ間に巻き掛けられ
て両回転軸間で動力を伝達するタイミングベルトとを設
け、上記駆動又は従動プーリのいずれか一方を、回転軸
に回転一体に支持されかつ外周にギヤを有する第1プー
リ部材と、該第1プーリ部材の外周に第1プーリ部材の
軸心に対して偏心可能に配置され、上記第1プーリ部材
のギヤに噛合するギヤを内周に有し、外周に上記タイミ
ングベルトに噛み合う歯部を有する第2プーリ部材とで
構成し、上記両回転軸の軸心同士を結ぶ直線と、該直線
に直交しかつ上記第1プーリ部材の軸心を通る直線とに
より区画された緩み側偏心ゾーンに、上記第2プーリ部
材の軸心が所定量偏心して位置するよう、上記ベルトの
長さを設定したものである。
軸と、該回転軸にそれぞれ支持された歯付プーリからな
る駆動及び従動プーリと、該両プーリ間に巻き掛けられ
て両回転軸間で動力を伝達するタイミングベルトとを設
け、上記駆動又は従動プーリのいずれか一方を、回転軸
に回転一体に支持されかつ外周にギヤを有する第1プー
リ部材と、該第1プーリ部材の外周に第1プーリ部材の
軸心に対して偏心可能に配置され、上記第1プーリ部材
のギヤに噛合するギヤを内周に有し、外周に上記タイミ
ングベルトに噛み合う歯部を有する第2プーリ部材とで
構成し、上記両回転軸の軸心同士を結ぶ直線と、該直線
に直交しかつ上記第1プーリ部材の軸心を通る直線とに
より区画された緩み側偏心ゾーンに、上記第2プーリ部
材の軸心が所定量偏心して位置するよう、上記ベルトの
長さを設定したものである。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、この提案のものでは、駆動プーリ側を第
1及び第2プーリ部材で構成した場合、該量プーリ部材
の径の違いにより必然的に第2プーリ部材側のギヤの数
が第1プーリ部材のギヤの数よりも多くなり、回転軸の
回転が減速されて第2プーリ部材つまりベルトに伝達さ
れることとなる。このため、駆動プーリから従動プーリ
に回転を増速して伝達する必要のある自転車の駆動系に
適用すると、その増速伝達の確保のために、上記減速分
を見越して駆動プーリの直径を必要以上に大きくせねば
ならず、その配置スペースが大きくなったり、重量が増
加したりする等の難がある。
1及び第2プーリ部材で構成した場合、該量プーリ部材
の径の違いにより必然的に第2プーリ部材側のギヤの数
が第1プーリ部材のギヤの数よりも多くなり、回転軸の
回転が減速されて第2プーリ部材つまりベルトに伝達さ
れることとなる。このため、駆動プーリから従動プーリ
に回転を増速して伝達する必要のある自転車の駆動系に
適用すると、その増速伝達の確保のために、上記減速分
を見越して駆動プーリの直径を必要以上に大きくせねば
ならず、その配置スペースが大きくなったり、重量が増
加したりする等の難がある。
また、両プーリ部材は鋼体同士の噛合いであるので、噛
合い時の摩擦によるトルクロスや騒音が増大し、磨耗に
よる耐久性の低下等の問題もある。しかも、両プーリ部
材のギヤ部分に異物が混入したときには、プーリの損傷
が生じる虞れもあった。
合い時の摩擦によるトルクロスや騒音が増大し、磨耗に
よる耐久性の低下等の問題もある。しかも、両プーリ部
材のギヤ部分に異物が混入したときには、プーリの損傷
が生じる虞れもあった。
そこで、本出願人は、前に、上記の問題を解消し得るベ
ルト伝動装置を提案した(特願昭63-50849号明細書及び
図面参照)。すなわち、この提案のものは、第3図に示
す如く、互いに平行な一対の回転軸1,2と、該回転軸1,2
にそれぞれ支持された歯付プーリからなる駆動及び従動
プーリ3′,12と、該両プーリ3′,12間に巻き掛けられ
て両回転軸1,2間で動力を伝達するタイミングベルトB
とを備えたベルト伝動装置において、上記駆動プーリ
3′を、回転軸1に回転一体に支持された第1プーリ部
材4′と、該第1プーリ部材4′の外周に第1プーリ部
材4′の軸心O1に対して偏心可能な軸心O2を有し、外周
に上記タイミングベルトBに噛み合う歯部5b′を有する
略リング状の第2プーリ部材5′と、内端が上記第1プ
ーリ部材4′の外周に所定角度間隔をあけて連繋され、
外端が上記第2プーリ部材5′の内周に所定角度間隔を
あけて連繋された同一長さLの複数本の高張力可撓性部
材6′,6′,…とを備えた構成とする。そして、上記両
プーリ部材4′,5′を連繋する高張力可撓性部材6′,
6′,…に緩みを付与するために、該各可撓性部材6′
の長さLを、第1プーリ部材4′の外径DO及び第2プー
リ部材5′の内径DIに対し、L>(DI−DO)/2に設定し
たものである。
ルト伝動装置を提案した(特願昭63-50849号明細書及び
図面参照)。すなわち、この提案のものは、第3図に示
す如く、互いに平行な一対の回転軸1,2と、該回転軸1,2
にそれぞれ支持された歯付プーリからなる駆動及び従動
プーリ3′,12と、該両プーリ3′,12間に巻き掛けられ
て両回転軸1,2間で動力を伝達するタイミングベルトB
とを備えたベルト伝動装置において、上記駆動プーリ
3′を、回転軸1に回転一体に支持された第1プーリ部
材4′と、該第1プーリ部材4′の外周に第1プーリ部
材4′の軸心O1に対して偏心可能な軸心O2を有し、外周
に上記タイミングベルトBに噛み合う歯部5b′を有する
略リング状の第2プーリ部材5′と、内端が上記第1プ
ーリ部材4′の外周に所定角度間隔をあけて連繋され、
外端が上記第2プーリ部材5′の内周に所定角度間隔を
あけて連繋された同一長さLの複数本の高張力可撓性部
材6′,6′,…とを備えた構成とする。そして、上記両
プーリ部材4′,5′を連繋する高張力可撓性部材6′,
6′,…に緩みを付与するために、該各可撓性部材6′
の長さLを、第1プーリ部材4′の外径DO及び第2プー
リ部材5′の内径DIに対し、L>(DI−DO)/2に設定し
たものである。
ところで、一般に、高張力体と剛体とを連結する場合、
連結部の高張力体の強度及び耐久性が問題となるが、上
記提案のものにおいても同様の問題を有する。すなわ
ち、高張力可撓性部材6′,6′,…の各々をプーリ部材
4′,5′に連繋する場合の構造として、例えば各可撓性
部材6′をチャッキング部で挟み込むようにして両プー
リ部材4′,5′に連結する構造が考えられるが、その場
合、チャッキング部での可撓性部材6′の強度及び耐久
性の低下が著しくなり、実用上の問題が生じる。しか
も、チャッキング部をプーリ部材4′,5′の円周方向に
複数箇所配設する必要があり、駆動プーリ3′の構造が
複雑になるのは避けられ得ず、さらに改良の余地があっ
た。
連結部の高張力体の強度及び耐久性が問題となるが、上
記提案のものにおいても同様の問題を有する。すなわ
ち、高張力可撓性部材6′,6′,…の各々をプーリ部材
4′,5′に連繋する場合の構造として、例えば各可撓性
部材6′をチャッキング部で挟み込むようにして両プー
リ部材4′,5′に連結する構造が考えられるが、その場
合、チャッキング部での可撓性部材6′の強度及び耐久
性の低下が著しくなり、実用上の問題が生じる。しか
も、チャッキング部をプーリ部材4′,5′の円周方向に
複数箇所配設する必要があり、駆動プーリ3′の構造が
複雑になるのは避けられ得ず、さらに改良の余地があっ
た。
本考案の目的は、上記のベルト伝動装置において、高張
力可撓性部材の構成並びにその第1及び第2プーリ部材
に対する連結構造を改良することにより、可撓性部材の
連結部での強度及び耐久性を高め、同時に駆動プーリの
構造を簡単にしようとすることにある。
力可撓性部材の構成並びにその第1及び第2プーリ部材
に対する連結構造を改良することにより、可撓性部材の
連結部での強度及び耐久性を高め、同時に駆動プーリの
構造を簡単にしようとすることにある。
(課題を解決するための手段) この目的を達成するために、本考案の解決手段は、高張
力可撓性部材を無端状(エンドレス)のものとし、その
途中に係合部を等間隔で形成して、それらをそれぞれ第
1及び第2プーリ部材に交互に係合固定するものとす
る。
力可撓性部材を無端状(エンドレス)のものとし、その
途中に係合部を等間隔で形成して、それらをそれぞれ第
1及び第2プーリ部材に交互に係合固定するものとす
る。
具体的には、請求項(1)記載の考案は、互いに平行な
1対の回転軸と、該回転軸にそれぞれ支持された歯付プ
ーリからなる駆動及び従動プーリと、該両プーリ間に巻
き掛けられて両回転軸間で動力を伝達するタイミングベ
ルトとを備えたベルト伝動装置が前提である。
1対の回転軸と、該回転軸にそれぞれ支持された歯付プ
ーリからなる駆動及び従動プーリと、該両プーリ間に巻
き掛けられて両回転軸間で動力を伝達するタイミングベ
ルトとを備えたベルト伝動装置が前提である。
さらに、上記駆動プーリを、回転軸に回転一体に支持さ
れた第1プーリ部材と、該第1プーリ部材を遊嵌合可能
とする中心孔を有し、かつ該中心孔により第1プーリ部
材の外周に第1プーリ部材の軸心に対して偏心可能に配
置され、外周に上記タイミングベルトに噛み合う歯部を
有する略リング状の第2プーリ部材と、上記両プーリ部
材を回転一体に連繋する無端高張力可撓性部材とを備え
てなるものとする。
れた第1プーリ部材と、該第1プーリ部材を遊嵌合可能
とする中心孔を有し、かつ該中心孔により第1プーリ部
材の外周に第1プーリ部材の軸心に対して偏心可能に配
置され、外周に上記タイミングベルトに噛み合う歯部を
有する略リング状の第2プーリ部材と、上記両プーリ部
材を回転一体に連繋する無端高張力可撓性部材とを備え
てなるものとする。
また、上記無端高張力可撓性部材には複数の係合突起を
長さ方向に等間隔をあけて設ける。
長さ方向に等間隔をあけて設ける。
一方、上記第1プーリ部材の外周及び第2プーリ部材の
内周に、上記無端高張力可撓性部材の係合突起に係合し
て可撓性部材をプーリ部材に連繋する複数の係合凹部
と、上記係合突起側方の可撓性部材を案内する複数のガ
イド溝部とを円周方向に所定角度間隔をあけてそれぞれ
設ける。
内周に、上記無端高張力可撓性部材の係合突起に係合し
て可撓性部材をプーリ部材に連繋する複数の係合凹部
と、上記係合突起側方の可撓性部材を案内する複数のガ
イド溝部とを円周方向に所定角度間隔をあけてそれぞれ
設ける。
そして、上記第1及び第2プーリ部材の係合凹部に、そ
れぞれ可撓性部材の係合突起を交互にかつ全周に亘って
係合させる構成とする。
れぞれ可撓性部材の係合突起を交互にかつ全周に亘って
係合させる構成とする。
(作用) 上記の構成により、本考案では、無負荷状態ではタイミ
ングベルトの張力が零になり、駆動プーリにおける両プ
ーリ部材の軸心が最大量偏位する。また、高張力可撓性
部材のスパンには緩みが生じている。そして、この状態
から回転軸に駆動力が加わって負荷状態になると、その
駆動力に応じて上記各プーリ部材と高張力可撓性部材の
スパンとの位置関係が連続的に変化し、可撓性部材のス
パンが、両プーリ部材の軸心を通る平面において両回転
軸の軸心同士を結ぶ直線に対しほぼベルト緩み側を横切
るときに、可撓性部材のスパンが緊張状態となり、該可
撓性部材を介して第1プーリ部材から第2プーリ部材に
駆動力が伝達される。このとき、可撓性部材に伝わる力
の分力として、駆動力と共に、第2プーリ部材を両プー
リ部材の軸心を通る平面に沿ってタイミングベルトの緊
張側に移動させようとする力が働き、この力により両プ
ーリ部材の偏心量が減少方向に変化して、第2プーリ部
材がベルトピッチ周長を増大させる方向に移動し、これ
に伴ってベルトの張り側と緩み側とに常に一定の比率で
張力が分配され、よってベルトのスキップ現象を有効に
抑制できることとなる。そして、ベルトの回行状態で
は、両プーリ部材の軸心が略一致し、このことにより駆
動プーリはスムーズに回転する。
ングベルトの張力が零になり、駆動プーリにおける両プ
ーリ部材の軸心が最大量偏位する。また、高張力可撓性
部材のスパンには緩みが生じている。そして、この状態
から回転軸に駆動力が加わって負荷状態になると、その
駆動力に応じて上記各プーリ部材と高張力可撓性部材の
スパンとの位置関係が連続的に変化し、可撓性部材のス
パンが、両プーリ部材の軸心を通る平面において両回転
軸の軸心同士を結ぶ直線に対しほぼベルト緩み側を横切
るときに、可撓性部材のスパンが緊張状態となり、該可
撓性部材を介して第1プーリ部材から第2プーリ部材に
駆動力が伝達される。このとき、可撓性部材に伝わる力
の分力として、駆動力と共に、第2プーリ部材を両プー
リ部材の軸心を通る平面に沿ってタイミングベルトの緊
張側に移動させようとする力が働き、この力により両プ
ーリ部材の偏心量が減少方向に変化して、第2プーリ部
材がベルトピッチ周長を増大させる方向に移動し、これ
に伴ってベルトの張り側と緩み側とに常に一定の比率で
張力が分配され、よってベルトのスキップ現象を有効に
抑制できることとなる。そして、ベルトの回行状態で
は、両プーリ部材の軸心が略一致し、このことにより駆
動プーリはスムーズに回転する。
その場合、駆動プーリに加えられた駆動力により、可撓
性部材に大きな張力がかかったときには、該可撓性部材
のプーリ部材のガイド溝内での摩擦力と、係合突起の係
合凹部への係合とにより、第1プーリ部材から第2プー
リ部材に駆動力が伝達される。このため、可撓性部材を
チャッキング部によって挟持する場合のように必要以上
の応力集中がなくなり、よって高張力可撓性部材の連結
部での強度及び耐久性を高めることができる。
性部材に大きな張力がかかったときには、該可撓性部材
のプーリ部材のガイド溝内での摩擦力と、係合突起の係
合凹部への係合とにより、第1プーリ部材から第2プー
リ部材に駆動力が伝達される。このため、可撓性部材を
チャッキング部によって挟持する場合のように必要以上
の応力集中がなくなり、よって高張力可撓性部材の連結
部での強度及び耐久性を高めることができる。
しかも、大きな駆動力が作用したときには、可撓性部材
の係合突起がプーリ部材の係合凹部内で弾性変形する。
この弾性変形に伴い、駆動力は可撓性部材の複数本のス
パンで分担されることとなり、大きな駆動力に対する耐
久性を良好に維持することができる。
の係合突起がプーリ部材の係合凹部内で弾性変形する。
この弾性変形に伴い、駆動力は可撓性部材の複数本のス
パンで分担されることとなり、大きな駆動力に対する耐
久性を良好に維持することができる。
さらに、可撓性部材をプーリ部材に交互に係合した構造
であるので、駆動プーリの構造が複雑にならず、その簡
単化を図ることができる。
であるので、駆動プーリの構造が複雑にならず、その簡
単化を図ることができる。
また、上記両プーリ部材が高張力可撓性部材のスパンに
より連結されているので、駆動プーリに対しその回転軸
の回転を1:1の伝達比で伝達でき、駆動プーリの回転を
増速して従動プーリに伝動する場合であっても駆動プー
リを必要以上に大きくせずとも済み、よって駆動プーリ
の配置スペースを縮小しかつその重量を軽減できる。
より連結されているので、駆動プーリに対しその回転軸
の回転を1:1の伝達比で伝達でき、駆動プーリの回転を
増速して従動プーリに伝動する場合であっても駆動プー
リを必要以上に大きくせずとも済み、よって駆動プーリ
の配置スペースを縮小しかつその重量を軽減できる。
また、こうして可撓性部材による連結により両プーリ部
材間で駆動力を伝達するため、ギヤの噛合等により駆動
力を伝達する場合と比べ、摩擦トルクロスや騒音が低
く、磨耗を抑制して耐久性を向上できるとともに、プー
リ部材間に異物が混入したとしてもプーリ部材は損傷を
受け難い。
材間で駆動力を伝達するため、ギヤの噛合等により駆動
力を伝達する場合と比べ、摩擦トルクロスや騒音が低
く、磨耗を抑制して耐久性を向上できるとともに、プー
リ部材間に異物が混入したとしてもプーリ部材は損傷を
受け難い。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。尚、
この実施例に係るベルト伝動装置の基本構成は第3図に
示すものと同様であり、第3図と同じ部分については同
じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
この実施例に係るベルト伝動装置の基本構成は第3図に
示すものと同様であり、第3図と同じ部分については同
じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
すなわち、第2図は本考案を自転車の駆動系に適用した
実施例の全体構成を示し、自転車のクランクペダル(図
示せず)に連結された駆動軸1と、自転車の後車輪(図
示せず)を支持する従動軸2とは互いに平行に配置さ
れ、上記駆動軸1には歯付きの駆動プーリ3が回転一体
に取り付けられている。一方、従動軸2には駆動プーリ
3よりも小径で外周に歯部12aを有する従動プーリ12が
図示しないワンウェイクラッチ機構を介して駆動回転方
向(図で反時計回り方向)にのみ回転一体となるように
支持されている。そして、この両プーリ3,12間には底面
(内周面)に歯部B1を有するタイミングベルトBが巻き
掛けられており、このベルトBによって駆動軸1から従
動軸2に動力を伝達するようになされている。
実施例の全体構成を示し、自転車のクランクペダル(図
示せず)に連結された駆動軸1と、自転車の後車輪(図
示せず)を支持する従動軸2とは互いに平行に配置さ
れ、上記駆動軸1には歯付きの駆動プーリ3が回転一体
に取り付けられている。一方、従動軸2には駆動プーリ
3よりも小径で外周に歯部12aを有する従動プーリ12が
図示しないワンウェイクラッチ機構を介して駆動回転方
向(図で反時計回り方向)にのみ回転一体となるように
支持されている。そして、この両プーリ3,12間には底面
(内周面)に歯部B1を有するタイミングベルトBが巻き
掛けられており、このベルトBによって駆動軸1から従
動軸2に動力を伝達するようになされている。
上記駆動プーリ3は、駆動軸1に回転一体に支持された
第1プーリ部材4と、該第1プーリ部材4の外周に配置
され、第1プーリ部材4を遊嵌合可能な中心孔5aを有
し、かつ第1プーリ部材4の軸心O1すなわち駆動軸1の
回転中心に対して偏心可能に軸心O2を有する略リング状
の第2プーリ部材5と、両プーリ部材4,5を連繋する1
本の無端高張力可撓性部材としての無端ベルト6とで構
成され、上記第2プーリ部材5の外周には上記タイミン
グベルトBに噛み合う歯部5bが形成されている。尚、上
記第1及び第2プーリ部材4,5は、樹脂の射出成形品や
アルミニウムのダイキャスト成形等、成形型による成形
品を利用することが好ましい。
第1プーリ部材4と、該第1プーリ部材4の外周に配置
され、第1プーリ部材4を遊嵌合可能な中心孔5aを有
し、かつ第1プーリ部材4の軸心O1すなわち駆動軸1の
回転中心に対して偏心可能に軸心O2を有する略リング状
の第2プーリ部材5と、両プーリ部材4,5を連繋する1
本の無端高張力可撓性部材としての無端ベルト6とで構
成され、上記第2プーリ部材5の外周には上記タイミン
グベルトBに噛み合う歯部5bが形成されている。尚、上
記第1及び第2プーリ部材4,5は、樹脂の射出成形品や
アルミニウムのダイキャスト成形等、成形型による成形
品を利用することが好ましい。
上記無端ベルト6は弾性体中に抗張体を埋設してなる伝
動ベルト状のものである。そして、その底面(内周面)
にはその内周方向に突出する8つの係合突起7,7,…が長
さ方向に等間隔をあけて形成されている。
動ベルト状のものである。そして、その底面(内周面)
にはその内周方向に突出する8つの係合突起7,7,…が長
さ方向に等間隔をあけて形成されている。
一方、上記第1プーリ部材4の外周には、上記無端ベル
ト6の8つの係合突起7,7,…のうち1つ置きの4つに係
合して該ベルト6を第1プーリ部材4に連繋する4つの
係合凹部8,8,…と、上記各係合突起7側方の無端ベルト
6を案内する4つのガイド溝部9,9,…とが円周方向に90
°の等角度間隔をあけて設けられている。具体的には、
上記各ガイド溝部9はプーリ部材4の側面外周の4等分
位置に凹設され、その両端部はプーリ部材4の外周面に
開口面積が溝端部に向かって滑らかに拡大するように開
口している。そして、溝部9中央のプーリ軸心O1側の側
面が切り欠かれて、その切欠きにより係合凹部8が構成
されている。
ト6の8つの係合突起7,7,…のうち1つ置きの4つに係
合して該ベルト6を第1プーリ部材4に連繋する4つの
係合凹部8,8,…と、上記各係合突起7側方の無端ベルト
6を案内する4つのガイド溝部9,9,…とが円周方向に90
°の等角度間隔をあけて設けられている。具体的には、
上記各ガイド溝部9はプーリ部材4の側面外周の4等分
位置に凹設され、その両端部はプーリ部材4の外周面に
開口面積が溝端部に向かって滑らかに拡大するように開
口している。そして、溝部9中央のプーリ軸心O1側の側
面が切り欠かれて、その切欠きにより係合凹部8が構成
されている。
また、第2プーリ部材5の内周には、上記無端ベルト6
の残り4つの係合突起7,7,…に係合して該ベルト6を第
2プーリ部材5に連繋する4つの係合凹部10,10,…と、
上記各係合突起7側方の無端ベルト6を案内する4つの
ガイド溝部11,11,…とが円周方向に90°の等角度間隔を
あけて設けられている。上記各ガイド溝部11は、上記第
1プーリ部材4の各ガイド溝部9と同様にプーリ部材5
の側面外周の4等分位置に凹設されており、その両端部
はプーリ部材5の内周面に開口面積が溝端部に向かって
滑らかに拡大するように開口している。そして、溝部11
中央のプーリ半径方向外側の側面が切り欠かれて、その
切欠きにより係合凹部10が構成されている。
の残り4つの係合突起7,7,…に係合して該ベルト6を第
2プーリ部材5に連繋する4つの係合凹部10,10,…と、
上記各係合突起7側方の無端ベルト6を案内する4つの
ガイド溝部11,11,…とが円周方向に90°の等角度間隔を
あけて設けられている。上記各ガイド溝部11は、上記第
1プーリ部材4の各ガイド溝部9と同様にプーリ部材5
の側面外周の4等分位置に凹設されており、その両端部
はプーリ部材5の内周面に開口面積が溝端部に向かって
滑らかに拡大するように開口している。そして、溝部11
中央のプーリ半径方向外側の側面が切り欠かれて、その
切欠きにより係合凹部10が構成されている。
よって、上記第1及び第2プーリ部材4,5の係合凹部8,
8,…及び10,10,…にはそれぞれベルト6の係合突起7,7,
…が交互にかつ全周に亘って係合されており、この構造
によって両プーリ部材4,5が無端ベルト6によって連結
されている。
8,…及び10,10,…にはそれぞれベルト6の係合突起7,7,
…が交互にかつ全周に亘って係合されており、この構造
によって両プーリ部材4,5が無端ベルト6によって連結
されている。
尚、上記駆動及び従動軸1,2の軸心O1,O3同士を結ぶ直線
lAと、該直線lAに直交しかつ上記第1プーリ部材4の軸
心O1を通る直線lBとにより区画された緩み側偏心ゾーン
Zに、上記第2プーリ部材5の軸心O2が所定量偏心して
位置するよう、上記タイミングベルトBの長さが設定さ
れている。
lAと、該直線lAに直交しかつ上記第1プーリ部材4の軸
心O1を通る直線lBとにより区画された緩み側偏心ゾーン
Zに、上記第2プーリ部材5の軸心O2が所定量偏心して
位置するよう、上記タイミングベルトBの長さが設定さ
れている。
したがって、上記実施例においては、両プーリ3,12間で
動力伝達が行われない無負荷状態では、タイミングベル
トBの張力が零になり、駆動プーリ3における第2プー
リ部材5の軸心O2が第1プーリ部材4の軸心O1に対し最
大量偏心している。
動力伝達が行われない無負荷状態では、タイミングベル
トBの張力が零になり、駆動プーリ3における第2プー
リ部材5の軸心O2が第1プーリ部材4の軸心O1に対し最
大量偏心している。
この状態から駆動軸1の駆動力が加わって負荷状態にな
ると、その駆動力に応じて上記第2プーリ部材5と無端
ベルト6の各スパンとの位置が連続的に変化し、各スパ
ンが、第1及び第2プーリ部材4,5の軸心O1,O2を通る平
面pにおいて駆動及び従動軸1,2の軸心O1,O3同士を結ぶ
直線lAに対しほぼタイミングベルトBの緩み側範囲(図
で右下側)を横切るときに、該各スパンが緊張状態とな
って、第1プーリ部材4から該スパンを介して第2プー
リ部材5に駆動力が伝達される。このとき、無端ベルト
6に伝わる力の分力として、駆動力の他に、第2プーリ
部材5を第1及び第2プーリ部材4,5の軸心O1,O2を通る
平面pに沿ってタイミングベルトBの緊張側に移動させ
ようとする力が働き、第2プーリ部材5が上記緊張状態
となった無端ベルト6により引っ張られて第1プーリ部
材4との偏心量が減少するようにベルト緊張側(ベルト
ピッチ周長を増大させる方向)に移動し、これに伴って
タイミングベルトBの張り側と緩み側とに常に一定の張
力が分配される。その結果、タイミングベルトBのスキ
ップ現象を抑制することができる。
ると、その駆動力に応じて上記第2プーリ部材5と無端
ベルト6の各スパンとの位置が連続的に変化し、各スパ
ンが、第1及び第2プーリ部材4,5の軸心O1,O2を通る平
面pにおいて駆動及び従動軸1,2の軸心O1,O3同士を結ぶ
直線lAに対しほぼタイミングベルトBの緩み側範囲(図
で右下側)を横切るときに、該各スパンが緊張状態とな
って、第1プーリ部材4から該スパンを介して第2プー
リ部材5に駆動力が伝達される。このとき、無端ベルト
6に伝わる力の分力として、駆動力の他に、第2プーリ
部材5を第1及び第2プーリ部材4,5の軸心O1,O2を通る
平面pに沿ってタイミングベルトBの緊張側に移動させ
ようとする力が働き、第2プーリ部材5が上記緊張状態
となった無端ベルト6により引っ張られて第1プーリ部
材4との偏心量が減少するようにベルト緊張側(ベルト
ピッチ周長を増大させる方向)に移動し、これに伴って
タイミングベルトBの張り側と緩み側とに常に一定の張
力が分配される。その結果、タイミングベルトBのスキ
ップ現象を抑制することができる。
そして、タイミングベルトBの回行状態では、上記両プ
ーリ部材4,5の軸心O1,O2同士が略一致し、このことによ
り駆動プーリ3をスムーズに回転させることができる。
ーリ部材4,5の軸心O1,O2同士が略一致し、このことによ
り駆動プーリ3をスムーズに回転させることができる。
その場合、駆動プーリ3に加えられた駆動力により、無
端ベルト6に大きな張力がかかったときには、該無端ベ
ルト6の各プーリ部材4,5のガイド溝9,11内での摩擦力
と、各係合突起7の係合凹部8,11への係合とにより、第
1プーリ部材4から第2プーリ部材5に駆動力が伝達さ
れる。このため、無端ベルトをチャッキング部によって
挟持する場合のように必要以上の応力集中がなくなり、
無端ベルト6の連結部での強度低下が少なく、よってそ
の強度及び耐久性を高めることができる。
端ベルト6に大きな張力がかかったときには、該無端ベ
ルト6の各プーリ部材4,5のガイド溝9,11内での摩擦力
と、各係合突起7の係合凹部8,11への係合とにより、第
1プーリ部材4から第2プーリ部材5に駆動力が伝達さ
れる。このため、無端ベルトをチャッキング部によって
挟持する場合のように必要以上の応力集中がなくなり、
無端ベルト6の連結部での強度低下が少なく、よってそ
の強度及び耐久性を高めることができる。
しかも、大きな駆動力が作用したときには、無端ベルト
6の各係合突起7が各プーリ部材4,5の係合凹部8,10内
で弾性変形する。この弾性変形に伴い、駆動力は無端ベ
ルト6の8本のスパンで分担されることとなり、大きな
駆動力に対する耐久性を良好に維持することができる。
6の各係合突起7が各プーリ部材4,5の係合凹部8,10内
で弾性変形する。この弾性変形に伴い、駆動力は無端ベ
ルト6の8本のスパンで分担されることとなり、大きな
駆動力に対する耐久性を良好に維持することができる。
さらに、無端ベルト6を第1及び第2プーリ部材4,5に
交互に係合した構造であるので、駆動プーリ3の構造が
複雑にならず、その簡単化を図ることができる。特に、
上記両プーリ部材4,5を、樹脂の射出成形品やアルミニ
ウムのダイキャスト成形等、成形型による成形品を利用
すると、構造が簡単で安価になり、より好ましい。
交互に係合した構造であるので、駆動プーリ3の構造が
複雑にならず、その簡単化を図ることができる。特に、
上記両プーリ部材4,5を、樹脂の射出成形品やアルミニ
ウムのダイキャスト成形等、成形型による成形品を利用
すると、構造が簡単で安価になり、より好ましい。
また、上記両プーリ部材4,5が無端ベルト6により連結
されているので、駆動プーリ3に対しその駆動軸1の回
転を1:1の伝達比で伝達でき、駆動プーリ3の回転を増
速して従動プーリ12に伝動する場合であっても駆動プー
リ3を必要以上に大きくせずとも済み、よって駆動プー
リ3の配置スペースを縮小しかつその重量をも軽減する
ことができる。
されているので、駆動プーリ3に対しその駆動軸1の回
転を1:1の伝達比で伝達でき、駆動プーリ3の回転を増
速して従動プーリ12に伝動する場合であっても駆動プー
リ3を必要以上に大きくせずとも済み、よって駆動プー
リ3の配置スペースを縮小しかつその重量をも軽減する
ことができる。
また、駆動プーリ3における両プーリ部材4,5が無端ベ
ルト6により連結されて駆動力の伝達が行われることか
ら、ギヤの噛合等により駆動力を伝達する場合と比べ、
摩擦トルクロスや騒音が低く抑えられ、磨耗も少ないと
ともに、両プーリ部材4,5間に異物が混入したとしても
プーリ部材4,5が損傷を受けるのを防止することができ
る。
ルト6により連結されて駆動力の伝達が行われることか
ら、ギヤの噛合等により駆動力を伝達する場合と比べ、
摩擦トルクロスや騒音が低く抑えられ、磨耗も少ないと
ともに、両プーリ部材4,5間に異物が混入したとしても
プーリ部材4,5が損傷を受けるのを防止することができ
る。
また、無負荷状態ではタイミングベルトBの張力が零で
あるので、該タイミングベルトBの装着の際に初張力を
与える必要がなく、その装着を容易に行うことができ
る。
あるので、該タイミングベルトBの装着の際に初張力を
与える必要がなく、その装着を容易に行うことができ
る。
尚、上記実施例では、無端ベルト6の係合突起7の数を
8つとし、両プーリ部材4,5の係合凹部8,10(ガイド溝
9,11)の数をそれぞれ4つとしたが、これらの数は他の
複数の数に変更してもよいのは勿論である。
8つとし、両プーリ部材4,5の係合凹部8,10(ガイド溝
9,11)の数をそれぞれ4つとしたが、これらの数は他の
複数の数に変更してもよいのは勿論である。
また、上記実施例は、自転車の駆動系に適用した場合で
あるが、本考案はこの他、高い耐久性の要求される各種
のベルト伝動装置に対しても適用することができる。
あるが、本考案はこの他、高い耐久性の要求される各種
のベルト伝動装置に対しても適用することができる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によると、タイミングベル
トにより従動プーリとの間で動力を伝達する駆動プーリ
を、その回転軸に回転一体に支持された第1プーリ部材
と、該第1プーリ部材を遊嵌合可能とする中心孔を有し
ていて該中心孔により第1プーリ部材の外周に第1プー
リ部材に対し偏心可能に配置され、かつ第1プーリ部材
に無端の高張力可撓性部材を介して連結され、外周にて
タイミングベルトに噛み合う第2プーリ部材とで構成す
るとともに、可撓性部材の係合突起を各プーリ部材の係
合凹部にガイド溝を介して係合して可撓性部材とプーリ
部材とを連結し、第1プーリ部材の駆動力の増大に伴
い、第2プーリ部材の第1プーリ部材に対する偏心量を
連続的に減少変化させるようにしたことにより、第1プ
ーリ部材の回転を1:1の回転比で第2プーリ部材に伝達
でき、駆動プーリの回転を増速して従動プーリに伝達す
る駆動系であっても駆動プーリの直径を小さく保ち得、
よって駆動プーリ延いてはベルト伝動装置の配置スペー
スの縮小化及び軽量化を図ることができる。また、両プ
ーリ部材の高張力可撓性部材による連結により、摩擦ト
ルクロスや騒音、磨耗等を低減できるとともに、両プー
リ部材間の駆動力伝達状態での異物混入による損傷を抑
制してその耐久性の向上を図ることもできる。さらに、
可撓性部材のプーリ部材との連結部の応力集中を抑え
て、その強度及び耐久性を高めることができ、延いては
ベルト伝動装置の耐久性を向上させることができる。加
えて、可撓性部材に係合固定により駆動プーリの構造を
簡単化することができる。
トにより従動プーリとの間で動力を伝達する駆動プーリ
を、その回転軸に回転一体に支持された第1プーリ部材
と、該第1プーリ部材を遊嵌合可能とする中心孔を有し
ていて該中心孔により第1プーリ部材の外周に第1プー
リ部材に対し偏心可能に配置され、かつ第1プーリ部材
に無端の高張力可撓性部材を介して連結され、外周にて
タイミングベルトに噛み合う第2プーリ部材とで構成す
るとともに、可撓性部材の係合突起を各プーリ部材の係
合凹部にガイド溝を介して係合して可撓性部材とプーリ
部材とを連結し、第1プーリ部材の駆動力の増大に伴
い、第2プーリ部材の第1プーリ部材に対する偏心量を
連続的に減少変化させるようにしたことにより、第1プ
ーリ部材の回転を1:1の回転比で第2プーリ部材に伝達
でき、駆動プーリの回転を増速して従動プーリに伝達す
る駆動系であっても駆動プーリの直径を小さく保ち得、
よって駆動プーリ延いてはベルト伝動装置の配置スペー
スの縮小化及び軽量化を図ることができる。また、両プ
ーリ部材の高張力可撓性部材による連結により、摩擦ト
ルクロスや騒音、磨耗等を低減できるとともに、両プー
リ部材間の駆動力伝達状態での異物混入による損傷を抑
制してその耐久性の向上を図ることもできる。さらに、
可撓性部材のプーリ部材との連結部の応力集中を抑え
て、その強度及び耐久性を高めることができ、延いては
ベルト伝動装置の耐久性を向上させることができる。加
えて、可撓性部材に係合固定により駆動プーリの構造を
簡単化することができる。
第1図及び第2図は本考案の実施例を示し、第1図は駆
動プーリの拡大正面図、第2図はベルト伝動装置の一部
破断正面図である。第3図はベルト伝動装置の比較例を
示す第2図相当図である。 1……駆動軸(回転軸) 2……従動軸(回転軸) 3……駆動プーリ 4……第1プーリ部材 5……第2プーリ部材 5a……中心孔 5b……歯部 6……無端ベルト(無端高張力可撓性部材) 7……係合突起 8,10……係合凹部 9,11……ガイド溝部 12……従動プーリ 12a……歯部 B……タイミングベルト
動プーリの拡大正面図、第2図はベルト伝動装置の一部
破断正面図である。第3図はベルト伝動装置の比較例を
示す第2図相当図である。 1……駆動軸(回転軸) 2……従動軸(回転軸) 3……駆動プーリ 4……第1プーリ部材 5……第2プーリ部材 5a……中心孔 5b……歯部 6……無端ベルト(無端高張力可撓性部材) 7……係合突起 8,10……係合凹部 9,11……ガイド溝部 12……従動プーリ 12a……歯部 B……タイミングベルト
Claims (1)
- 【請求項1】互いに平行な1対の回転軸と、該回転軸に
それぞれ支持された歯付プーリからなる駆動及び従動プ
ーリと、該両プーリ間に巻き掛けられて両回転軸間で動
力を伝達するタイミングベルトとを備え、 上記駆動プーリは、回転軸に回転一体に支持された第1
プーリ部材と、該第1プーリ部材を遊嵌合可能とする中
心孔を有し、かつ該中心孔により第1プーリ部材の外周
に第1プーリ部材の軸心に対して偏心可能に配置され、
外周に上記タイミングベルトに噛み合う歯部を有する略
リング状の第2プーリ部材と、上記両プーリ部材を回転
一体に連繋する無端高張力可撓性部材とを備えてなり、 上記無端高張力可撓性部材には複数の係合突起が長さ方
向に等間隔をあけて設けられる一方、 上記第1プーリ部材の外周及び第2プーリ部材の内周に
はそれぞれ上記無端高張力可撓性部材の係合突起に係合
して可撓性部材をプーリ部材に連繋する複数の係合凹部
と、上記係合突起側方の可撓性部材を案内する複数のガ
イド溝部とが円周方向に所定角度間隔をあけて設けられ
ており、 上記第1及び第2プーリ部材の係合凹部にそれぞれ可撓
性部材の係合突起が交互にかつ全周に亘って係合されて
いることを特徴とする自動張力調整機構を有するベルト
伝動装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989029978U JPH0749113Y2 (ja) | 1989-03-15 | 1989-03-15 | 自動張力調整機構を有するベルト伝動装置 |
| KR1019900002312A KR900014787A (ko) | 1989-03-15 | 1990-02-23 | 자동 장력 조정기구를 보유한 벨트 전동장치 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989029978U JPH0749113Y2 (ja) | 1989-03-15 | 1989-03-15 | 自動張力調整機構を有するベルト伝動装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02121654U JPH02121654U (ja) | 1990-10-03 |
| JPH0749113Y2 true JPH0749113Y2 (ja) | 1995-11-13 |
Family
ID=31254629
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989029978U Expired - Lifetime JPH0749113Y2 (ja) | 1989-03-15 | 1989-03-15 | 自動張力調整機構を有するベルト伝動装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0749113Y2 (ja) |
| KR (1) | KR900014787A (ja) |
-
1989
- 1989-03-15 JP JP1989029978U patent/JPH0749113Y2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1990
- 1990-02-23 KR KR1019900002312A patent/KR900014787A/ko not_active Withdrawn
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02121654U (ja) | 1990-10-03 |
| KR900014787A (ko) | 1990-10-24 |
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