JPH0749499B2 - ポリプロピレン系樹脂組成物 - Google Patents
ポリプロピレン系樹脂組成物Info
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- JPH0749499B2 JPH0749499B2 JP60212883A JP21288385A JPH0749499B2 JP H0749499 B2 JPH0749499 B2 JP H0749499B2 JP 60212883 A JP60212883 A JP 60212883A JP 21288385 A JP21288385 A JP 21288385A JP H0749499 B2 JPH0749499 B2 JP H0749499B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ポリプロピレン系樹脂組成物に関するもので
あり、さらに詳しくは、特定の粒径および粒度分布を有
するマイカをポリプロピレン系樹脂、不飽和カルボン
酸、またはその無水物をグラフトした変性ポリオレフィ
ン系樹脂、および必要に応じてゴム状物質を配合して得
られるポリプロピレン系樹脂組成物に関する。
あり、さらに詳しくは、特定の粒径および粒度分布を有
するマイカをポリプロピレン系樹脂、不飽和カルボン
酸、またはその無水物をグラフトした変性ポリオレフィ
ン系樹脂、および必要に応じてゴム状物質を配合して得
られるポリプロピレン系樹脂組成物に関する。
近年、ポリプロピレン系樹脂、中でも無機充填剤を含有
したポリプロピレン系樹脂は、その優れた機械的性質お
よび熱的性質を示すために自動車部品、家電製品部品、
または事務機器部品等の工業製品部品分野へ積極的に使
用されている。
したポリプロピレン系樹脂は、その優れた機械的性質お
よび熱的性質を示すために自動車部品、家電製品部品、
または事務機器部品等の工業製品部品分野へ積極的に使
用されている。
これらの分野への展開が拡大するにつれ、ますます高度
な技術レベルの性能を有する材料が要望されるようにな
ってきた。
な技術レベルの性能を有する材料が要望されるようにな
ってきた。
本発明は、高レベルの材料性能である剛性と衝撃強度の
バランスや耐熱性を改良し、かつ外観、得に耐受傷性が
すぐれた成形品を提供しうる樹脂組成物に関するもので
あり、上記の工業部品分野において、従来使用されてい
た材料の改良、あるいは新しい分野への展開を可能なら
しめるものである。
バランスや耐熱性を改良し、かつ外観、得に耐受傷性が
すぐれた成形品を提供しうる樹脂組成物に関するもので
あり、上記の工業部品分野において、従来使用されてい
た材料の改良、あるいは新しい分野への展開を可能なら
しめるものである。
従来、ポリプロピレン系樹脂にマイカを配合することは
公知である。例えば、特公昭49−18615号公報では、30
以上のアスペクト比(直径/厚さ)を有するマイカを使
用する方法、特公昭58−17544号公報、同58−17545号公
報、同58−18946号公報、特開昭56−149452号公報では
変性ポリオレフィンおよび/またはアミノシラン化合
物、イソシアナート化合物、エポキシ化合物等をマイカ
とともに使用する方法が開示されているが、これらの方
法は樹脂組成物の剛性度や引張り強度を改良するもの
の、衝撃強度は極めて不充分である。
公知である。例えば、特公昭49−18615号公報では、30
以上のアスペクト比(直径/厚さ)を有するマイカを使
用する方法、特公昭58−17544号公報、同58−17545号公
報、同58−18946号公報、特開昭56−149452号公報では
変性ポリオレフィンおよび/またはアミノシラン化合
物、イソシアナート化合物、エポキシ化合物等をマイカ
とともに使用する方法が開示されているが、これらの方
法は樹脂組成物の剛性度や引張り強度を改良するもの
の、衝撃強度は極めて不充分である。
衝撃強度を改良する方法として、特開昭54−162743号公
報ではマイカのアスペクト比と充填量を特定範囲に限定
する方法、特開昭58−84837号公報ではマイカの充填
量、アスペクト比、および平均フレーク径を特定範囲に
限定する方法、特開昭58−108241号公報では特定成分の
ポリプロピレンを用いる方法が開示されているが、剛性
と衝撃強度のバランス、特に面衝撃強度が充分改良され
たものでなく、高度な衝撃強度を維持しながら、耐熱性
や成形品の受傷性を改良することは困難であった。
報ではマイカのアスペクト比と充填量を特定範囲に限定
する方法、特開昭58−84837号公報ではマイカの充填
量、アスペクト比、および平均フレーク径を特定範囲に
限定する方法、特開昭58−108241号公報では特定成分の
ポリプロピレンを用いる方法が開示されているが、剛性
と衝撃強度のバランス、特に面衝撃強度が充分改良され
たものでなく、高度な衝撃強度を維持しながら、耐熱性
や成形品の受傷性を改良することは困難であった。
さきに、本発明者等は、従来技術における上述の問題点
を解決すべく種々の検討を行なった結果、使用するマイ
カの粒径、および粒径分布に着目し、微細粒径領域で特
定された平均粒径および粒度分布を有するマイカを結晶
性プロピレン−エチレン共重合体樹脂、または該共重合
体樹脂にゴム状物質を配合することにより、剛性と衝撃
強度のバランス、特に面衝撃強度がすぐれたうえ、耐熱
性や成形品の外観(特に受傷性や成形品のソリ等)のす
ぐれた樹脂組成物が得られることを見出し、特許出願し
た(特願昭59−60268号)。
を解決すべく種々の検討を行なった結果、使用するマイ
カの粒径、および粒径分布に着目し、微細粒径領域で特
定された平均粒径および粒度分布を有するマイカを結晶
性プロピレン−エチレン共重合体樹脂、または該共重合
体樹脂にゴム状物質を配合することにより、剛性と衝撃
強度のバランス、特に面衝撃強度がすぐれたうえ、耐熱
性や成形品の外観(特に受傷性や成形品のソリ等)のす
ぐれた樹脂組成物が得られることを見出し、特許出願し
た(特願昭59−60268号)。
本発明は、この本発明者等がさきに見出した組成物の物
性を改良するものであり、その目的は、さらに剛性と衝
撃強度のバランスが改良された換言すれば衝撃強度が低
下することなしに剛性が改良された組成物を提供するこ
とであり、また、同時に耐熱性および成形品の外観(特
に耐受傷性)が改良された樹脂組成物を提供することに
ある。
性を改良するものであり、その目的は、さらに剛性と衝
撃強度のバランスが改良された換言すれば衝撃強度が低
下することなしに剛性が改良された組成物を提供するこ
とであり、また、同時に耐熱性および成形品の外観(特
に耐受傷性)が改良された樹脂組成物を提供することに
ある。
以上の目的を達成するために、本発明者等はさらに研究
検討を続けた結果、さきに見出した組成物に、不飽和カ
ルボン酸またはその無水物をグラフトした変性ポリオレ
フィン系樹脂をさらに配合することにより、剛性と衝撃
強度のバランス、耐熱性、および成形品の外観(特に耐
受傷性)が一段と改良されることを見出し、本発明に到
達した。
検討を続けた結果、さきに見出した組成物に、不飽和カ
ルボン酸またはその無水物をグラフトした変性ポリオレ
フィン系樹脂をさらに配合することにより、剛性と衝撃
強度のバランス、耐熱性、および成形品の外観(特に耐
受傷性)が一段と改良されることを見出し、本発明に到
達した。
すなわち、本発明は、 (A)ポリプロピレン系樹脂と(B)不飽和カルボン酸
またはその無水物を0.01〜5重量%グラフトした変性ポ
リオレフィン系樹脂の合計量が40〜97重量%、(C)ゴ
ム状物質が0〜20重量%、および(D)マイカが3〜50
重量%からなる樹脂組成物において、成分(B)が成分
(A)と成分(B)の合計量に対して少なくとも2重量
%以上含有され、成分(D)は液相沈降方式の光透過法
により測定された平均粒径が0.5〜4.5μで、かつ粒径10
μ以下が95重量%以上、5μ以下が60重量%以上、1μ
以下が10〜80重量%であることを特徴とするポリプロピ
レン系樹脂組成物に関するものである。
またはその無水物を0.01〜5重量%グラフトした変性ポ
リオレフィン系樹脂の合計量が40〜97重量%、(C)ゴ
ム状物質が0〜20重量%、および(D)マイカが3〜50
重量%からなる樹脂組成物において、成分(B)が成分
(A)と成分(B)の合計量に対して少なくとも2重量
%以上含有され、成分(D)は液相沈降方式の光透過法
により測定された平均粒径が0.5〜4.5μで、かつ粒径10
μ以下が95重量%以上、5μ以下が60重量%以上、1μ
以下が10〜80重量%であることを特徴とするポリプロピ
レン系樹脂組成物に関するものである。
以下に本発明の構成について具体的に説明する。
(A) ポリプロピレン系樹脂 本発明において使用されるポリプロピレン系樹脂とは、
高い立体規則性を有するポリプロピレン、プロピレン−
エチレンブロック共重合体樹脂、プロピレン−エチレン
ランダム共重合体樹脂、プロピレン−ブテン−1ブロッ
クまたはランダム共重合体樹脂等のプロピレンと他のオ
レフィンとの共重合体樹脂である。
高い立体規則性を有するポリプロピレン、プロピレン−
エチレンブロック共重合体樹脂、プロピレン−エチレン
ランダム共重合体樹脂、プロピレン−ブテン−1ブロッ
クまたはランダム共重合体樹脂等のプロピレンと他のオ
レフィンとの共重合体樹脂である。
これらのメルトインデックスは0.1〜100であり、好まし
くは0.5〜50である。メルトインデックスが0.1未満のも
のは成形性、外観等が不良で、100を越えるものは耐衝
撃性が劣るため不適当である。
くは0.5〜50である。メルトインデックスが0.1未満のも
のは成形性、外観等が不良で、100を越えるものは耐衝
撃性が劣るため不適当である。
これらの中でも、ポリプロピレン、およびエチレン含量
20重量%以下のプロピレン−エチレンブロック共重合体
樹脂が好ましい。
20重量%以下のプロピレン−エチレンブロック共重合体
樹脂が好ましい。
(B) 不飽和カルボン酸またはその無水物、グラフト
変性ポリオレフィン系樹脂 本発明において使用される不飽和カルボン酸またはその
無水物変性ポリオレフィン系樹脂は、ポリオレフィン系
樹脂と不飽和カルボン酸またはその無水物を溶媒中ある
いは溶融状態で過酸化物の存在下または不存在下に、反
応させて得られる。
変性ポリオレフィン系樹脂 本発明において使用される不飽和カルボン酸またはその
無水物変性ポリオレフィン系樹脂は、ポリオレフィン系
樹脂と不飽和カルボン酸またはその無水物を溶媒中ある
いは溶融状態で過酸化物の存在下または不存在下に、反
応させて得られる。
ここで、ポリオレフィン系樹脂としては、低密度ポリエ
チレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリブテン−1、プロピレン−エチレン
ブロック共重合体樹脂、プロピレン−エチレンランダム
共重合体樹脂、プロピレン−ブテン−1ブロックまたは
ランダム共重合体樹脂等のプロピレンと他のオレフィン
との共重合体樹脂等が使用でき、これらはそれぞれ単独
であるいは混合物として使用してもよい。これらの中で
も、ポリプロピレンまたはプロピレン−エチレンブロッ
ク共重合体樹脂が好ましい。
チレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリブテン−1、プロピレン−エチレン
ブロック共重合体樹脂、プロピレン−エチレンランダム
共重合体樹脂、プロピレン−ブテン−1ブロックまたは
ランダム共重合体樹脂等のプロピレンと他のオレフィン
との共重合体樹脂等が使用でき、これらはそれぞれ単独
であるいは混合物として使用してもよい。これらの中で
も、ポリプロピレンまたはプロピレン−エチレンブロッ
ク共重合体樹脂が好ましい。
不飽和カルボン酸またはその無水物としては、マレイン
酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸、アクリル
酸、エンドビシクロ〔2,2,1〕−5−ヘプテン−2,3−ジ
カルボン酸、シス−4−シクロヘキセン−1,2−ジカル
ボン酸および無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水シ
トラコン酸、エンドビシクロ〔2,2,1〕−5−ヘプテン
−2,3−無水ジカルボン酸、シス−4−シクロヘキセン
−1,2−無水ジカルボン酸等が挙げられるが、なかでも
無水マレイン酸が好ましい。
酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸、アクリル
酸、エンドビシクロ〔2,2,1〕−5−ヘプテン−2,3−ジ
カルボン酸、シス−4−シクロヘキセン−1,2−ジカル
ボン酸および無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水シ
トラコン酸、エンドビシクロ〔2,2,1〕−5−ヘプテン
−2,3−無水ジカルボン酸、シス−4−シクロヘキセン
−1,2−無水ジカルボン酸等が挙げられるが、なかでも
無水マレイン酸が好ましい。
変性ポリオレフィン系樹脂中の不飽和カルボン酸または
その無水物の付加量は、0.01〜5重量%、好ましくは0.
05〜5重量%である。
その無水物の付加量は、0.01〜5重量%、好ましくは0.
05〜5重量%である。
(C) ゴム状物質 本発明において使用されるゴム状物質とは、炭化水素系
ゴム状物質であり、エチレン−プロピレン共重合体ゴ
ム、エチレン−プロピレン−非共役ジエン共重合体ゴ
ム、エチレン−1−ブテン共重合体ゴム、エチレン−イ
ソブチレン共重合体ゴム、ポリイソブチレン、ポリイソ
プレン、ポリブタジエン、スチレン−ブタジエンランダ
ム共重合体ゴム、スチレン−ブタジエンブロック共重合
体ゴム(水素添加ゴムを含む)、天然ゴム、アタクチッ
クポリプロピレンおよびこれらの混合物である。
ゴム状物質であり、エチレン−プロピレン共重合体ゴ
ム、エチレン−プロピレン−非共役ジエン共重合体ゴ
ム、エチレン−1−ブテン共重合体ゴム、エチレン−イ
ソブチレン共重合体ゴム、ポリイソブチレン、ポリイソ
プレン、ポリブタジエン、スチレン−ブタジエンランダ
ム共重合体ゴム、スチレン−ブタジエンブロック共重合
体ゴム(水素添加ゴムを含む)、天然ゴム、アタクチッ
クポリプロピレンおよびこれらの混合物である。
特に、エチレン−プロピレン共重合体ゴム、エチレン−
ブテン共重合体ゴム、スチレン−ブタジエンブロック共
重合体ゴム(水素添加ゴムを含む)が好ましい。
ブテン共重合体ゴム、スチレン−ブタジエンブロック共
重合体ゴム(水素添加ゴムを含む)が好ましい。
エチレン−プロピレン共重合体ゴム、エチレン−1−ブ
テン共重合体ゴム、およびエチレン−プロピレン−非共
役ジエン共重合体ゴム中のエチレン含量は40〜90重量
%、好ましくは50〜85重量%、ムーニー粘度ML1+4(100
℃)は10〜100、好ましくは20〜80であり、更に、後者
では沃素価が20以下が好ましい。
テン共重合体ゴム、およびエチレン−プロピレン−非共
役ジエン共重合体ゴム中のエチレン含量は40〜90重量
%、好ましくは50〜85重量%、ムーニー粘度ML1+4(100
℃)は10〜100、好ましくは20〜80であり、更に、後者
では沃素価が20以下が好ましい。
また、スチレン−ブタジエンブロック共重合体ゴム(水
素添加ゴムを含む)中のスチレン含量は1〜50重量%で
あり、平均分子量は10,000〜500,000が適している。
素添加ゴムを含む)中のスチレン含量は1〜50重量%で
あり、平均分子量は10,000〜500,000が適している。
(D) マイカ 本発明において使用されるマイカは、白マイカ(マスコ
バイト)、金マイカ(フロゴパイト)、黒マイカ(バイ
オタイト)等であり、具体的には、白マイカ、紅マイ
カ、ソーダマイカ、絹マイカ、バナジンマイカ、金マイ
カ、鉄マイカ、チンワルドマイカ、黒マイカ等が例示さ
れる。
バイト)、金マイカ(フロゴパイト)、黒マイカ(バイ
オタイト)等であり、具体的には、白マイカ、紅マイ
カ、ソーダマイカ、絹マイカ、バナジンマイカ、金マイ
カ、鉄マイカ、チンワルドマイカ、黒マイカ等が例示さ
れる。
これらの中で、白マイカまたは絹マイカが好ましい。
これらのマイカは平均粒径(液相沈降方式の光透過法に
よる測定値で粒度分布積分曲線の50%点の粒径を意味す
る)が0.5〜4.5μ、好ましくは0.8〜4.5μで、かつ、粒
径10μ以下が95重量%以上、5μ以下が60重量%以上、
1μ以下が10〜80重量%であることを必須とする。
よる測定値で粒度分布積分曲線の50%点の粒径を意味す
る)が0.5〜4.5μ、好ましくは0.8〜4.5μで、かつ、粒
径10μ以下が95重量%以上、5μ以下が60重量%以上、
1μ以下が10〜80重量%であることを必須とする。
平均粒径が4.5μより大きく、および/または粒径10μ
以下が95重量%未満、5μ以下が60重量%未満、1μ以
下が10重量%未満であるものは、本発明で得られる樹脂
組成物の耐衝撃性、および耐受傷性が劣る。
以下が95重量%未満、5μ以下が60重量%未満、1μ以
下が10重量%未満であるものは、本発明で得られる樹脂
組成物の耐衝撃性、および耐受傷性が劣る。
平均粒径が0.5μより小さく、および/または1μ以下
が80重量%を越えるものは、本発明の樹脂組成物の剛性
を充分改良できず、かつ成形時にシルバーストリークが
発生しやすくなるため、不適当である。
が80重量%を越えるものは、本発明の樹脂組成物の剛性
を充分改良できず、かつ成形時にシルバーストリークが
発生しやすくなるため、不適当である。
本発明の粒度分布の測定は、液相沈降方式の光透過法に
よるものでありセイシン企業社製のSKC型測定機での測
定値である。
よるものでありセイシン企業社製のSKC型測定機での測
定値である。
また、本発明で使用するマイカのアスペクト比(マイカ
の縦または横の長さと厚みの比)は、一般に粒径が小さ
くなれば小さくなる傾向があるが、本発明の場合は5〜
30である。
の縦または横の長さと厚みの比)は、一般に粒径が小さ
くなれば小さくなる傾向があるが、本発明の場合は5〜
30である。
本発明で用いられるマイカは、天然に産出されたものを
そのまま、または機械的に微粉砕化することにより得ら
れたものを、更に精密分級することにより、本発明で示
される粒度分布に調整されるものである。
そのまま、または機械的に微粉砕化することにより得ら
れたものを、更に精密分級することにより、本発明で示
される粒度分布に調整されるものである。
機械的に粉砕する方法として、ジョークラッシャー、ハ
ンマークラッシャー、ロールクラッシャー等の粗粉砕
機、コーンクラシャー、ダブルロールクラッシャー、エ
ッジランナー、ロータリークラッシャー、自生粉砕機等
の中粉砕機、スクリーンミル、遠心分級ミル、ジェット
粉砕機、コロイドミル、タワーミル、ローラーミル、振
動ボールミル等の微粉砕機を用い乾式または湿式で粉砕
する。
ンマークラッシャー、ロールクラッシャー等の粗粉砕
機、コーンクラシャー、ダブルロールクラッシャー、エ
ッジランナー、ロータリークラッシャー、自生粉砕機等
の中粉砕機、スクリーンミル、遠心分級ミル、ジェット
粉砕機、コロイドミル、タワーミル、ローラーミル、振
動ボールミル等の微粉砕機を用い乾式または湿式で粉砕
する。
これらの粉砕したマイカは、本発明で示される粒度分布
に調整するために、サイクロン、マルチロン、ミクロセ
パレーター、ミクロプレックス、サイクロンエアーセパ
レーター、ウルトラセパレーター、ハイドロサイクロ
ン、水力分級機、遠心分級機、ミクロプレックス等の装
置で、一回又は二回以上繰り返し湿式または乾式分級す
る。
に調整するために、サイクロン、マルチロン、ミクロセ
パレーター、ミクロプレックス、サイクロンエアーセパ
レーター、ウルトラセパレーター、ハイドロサイクロ
ン、水力分級機、遠心分級機、ミクロプレックス等の装
置で、一回又は二回以上繰り返し湿式または乾式分級す
る。
分級の工程で発生する超微粒子はバッグフィルターで捕
集し、粒度分布を調整するために、前記の分級品に加え
ることも可能である。また、粗・中粉砕したものや、原
石をそのまま水簸法によって精製、分級した後、さらに
精密分級することもできる。
集し、粒度分布を調整するために、前記の分級品に加え
ることも可能である。また、粗・中粉砕したものや、原
石をそのまま水簸法によって精製、分級した後、さらに
精密分級することもできる。
本発明で用いられるマイカは無処理のまま使用してもよ
いが、(A)プロピレン系樹脂および(B)不飽和カル
ボン酸またはその無水物をグラフトした変性ポリオレフ
ィン系樹脂との界面接着性を向上させ、また分散性を向
上させる目的で通常知られている各種シランカップリン
グ剤、チタンカップリング剤、高級脂肪酸、高級脂肪酸
エステル、高級脂肪酸アミド、高級脂肪酸塩類あるいは
他の界面活性剤で表面を処理したものを使用することが
できる。
いが、(A)プロピレン系樹脂および(B)不飽和カル
ボン酸またはその無水物をグラフトした変性ポリオレフ
ィン系樹脂との界面接着性を向上させ、また分散性を向
上させる目的で通常知られている各種シランカップリン
グ剤、チタンカップリング剤、高級脂肪酸、高級脂肪酸
エステル、高級脂肪酸アミド、高級脂肪酸塩類あるいは
他の界面活性剤で表面を処理したものを使用することが
できる。
これらの処理剤はあらかじめマイカ単独を処理しても、
あるいは配合物に直接添加してもよい。
あるいは配合物に直接添加してもよい。
これらのうち、特にシランカップリング剤は顕著な効果
を示し、中でもγ−(2−アミノエチル)アミノプロピ
ルトリメトキシシラン、γ−(2−アミノエチル)アミ
ノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−(2−アミノ
エチル)アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−ウレ
イドプロピルトリエトキシシラン等のアミノシラン化合
物が好ましい。アミノシラン化合物の配合割合は、マイ
カ100重量部に対して0.05〜5重量部が適当である。
を示し、中でもγ−(2−アミノエチル)アミノプロピ
ルトリメトキシシラン、γ−(2−アミノエチル)アミ
ノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−(2−アミノ
エチル)アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−ウレ
イドプロピルトリエトキシシラン等のアミノシラン化合
物が好ましい。アミノシラン化合物の配合割合は、マイ
カ100重量部に対して0.05〜5重量部が適当である。
(E) 組成割合 本発明において使用される(A)プロピレン系樹脂、
(B)不飽和カルボン酸またはその無水物をグラフトし
た変性ポリオレフィン系樹脂、(C)ゴム状物質、およ
び(D)特定の平均粒径および粒度分布を有するマイカ
の配合割合は、成分(A)と成分(B)の合計量が40〜
97重量%、好ましくは45〜95重量%であり、成分(B)
は成分(A)と成分(B)の合計量に対して少なくとも
2重量%以上、好ましくは5重量%以上含有されること
が必要であり、成分(C)が0〜20重量%、好ましくは
0〜15重量%であり、成分(D)が3〜50重量%、好ま
しくは5〜40重量%である。
(B)不飽和カルボン酸またはその無水物をグラフトし
た変性ポリオレフィン系樹脂、(C)ゴム状物質、およ
び(D)特定の平均粒径および粒度分布を有するマイカ
の配合割合は、成分(A)と成分(B)の合計量が40〜
97重量%、好ましくは45〜95重量%であり、成分(B)
は成分(A)と成分(B)の合計量に対して少なくとも
2重量%以上、好ましくは5重量%以上含有されること
が必要であり、成分(C)が0〜20重量%、好ましくは
0〜15重量%であり、成分(D)が3〜50重量%、好ま
しくは5〜40重量%である。
成分(A)と成分(B)の合計量が40重量%より少ない
場合は、剛性や耐熱性が不良となり、97重量%より多い
場合も剛性が不足する。
場合は、剛性や耐熱性が不良となり、97重量%より多い
場合も剛性が不足する。
成分(C)が20重量%より多い場合は剛性、耐熱性およ
び耐受傷性が不良である。
び耐受傷性が不良である。
成分(D)が3重量%より少ない場合は剛性、耐熱性が
不良となり50重量%より多い場合は、耐衝撃性、耐受傷
性および外観が不良となる。
不良となり50重量%より多い場合は、耐衝撃性、耐受傷
性および外観が不良となる。
また、成分(B)が2重量%より少ない場合は剛性、耐
熱性、および耐受傷性の改良効果が充分に発揮されな
い。
熱性、および耐受傷性の改良効果が充分に発揮されな
い。
(F) その他の付加成分 本発明において得られる樹脂組成物は上記成分以外にポ
リエチレン系樹脂を配合することができる。ポリエチレ
ン系樹脂としては、低密度ポリエチレン、中密度ポリエ
チレン、高密度ポリエチレン、エチレンと他のα−オレ
フィン(例えばブテン、ペンテン、ヘキセン等)あるい
は不飽和有機酸エステル(例えば酢酸ビニル、アクリル
酸メチル、メタアクリル酸メチル、グリシジルメタアク
リレート等)との共重合体樹脂等を挙げることができ
る。中でも、メルトインデックスが0.05〜100g/10分
で、密度が0.93g/cm2以上のポリエチレンが好ましい。
リエチレン系樹脂を配合することができる。ポリエチレ
ン系樹脂としては、低密度ポリエチレン、中密度ポリエ
チレン、高密度ポリエチレン、エチレンと他のα−オレ
フィン(例えばブテン、ペンテン、ヘキセン等)あるい
は不飽和有機酸エステル(例えば酢酸ビニル、アクリル
酸メチル、メタアクリル酸メチル、グリシジルメタアク
リレート等)との共重合体樹脂等を挙げることができ
る。中でも、メルトインデックスが0.05〜100g/10分
で、密度が0.93g/cm2以上のポリエチレンが好ましい。
また、ポリエチレン系樹脂の配合割合としては、マイカ
を除く成分に対し20重量%以下である。
を除く成分に対し20重量%以下である。
ポリエチレン系樹脂を配合することにより耐受傷性をさ
らに向上させ、耐衝撃強度を向上することができるが、
20重量%を超えると、剛性が低下するため適当でない。
らに向上させ、耐衝撃強度を向上することができるが、
20重量%を超えると、剛性が低下するため適当でない。
本発明による樹脂組成物には、さらに、他の付加的成分
を配合することが出来る。
を配合することが出来る。
それらの成分としてマイカ以外の無機充填剤(例えば、
炭酸カルシウム、タルク、クレー、シリカ、炭酸マグネ
シウム、硫酸バリウム、酸化チタン、アルミナ、石膏、
ガラス繊維、ケイ酸カルシウム、ガラスビーズ、カーボ
ンブラック、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウ
ム、ゼオライト、けい藻土、炭素繊維、合成けい酸系フ
ァイバー)、酸化防止剤(フェノール系、イオウ系、り
ん系)、紫外線吸収剤、滑剤、帯電防止剤、銅害防止
剤、難燃剤、造核剤、可塑剤、架橋剤、顔料等が挙げら
れる。
炭酸カルシウム、タルク、クレー、シリカ、炭酸マグネ
シウム、硫酸バリウム、酸化チタン、アルミナ、石膏、
ガラス繊維、ケイ酸カルシウム、ガラスビーズ、カーボ
ンブラック、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウ
ム、ゼオライト、けい藻土、炭素繊維、合成けい酸系フ
ァイバー)、酸化防止剤(フェノール系、イオウ系、り
ん系)、紫外線吸収剤、滑剤、帯電防止剤、銅害防止
剤、難燃剤、造核剤、可塑剤、架橋剤、顔料等が挙げら
れる。
これらの付加的成分の配合割合は、本発明で得られる効
果を著しく損なわない範囲であり、単独もしくは併用し
て配合することができる。
果を著しく損なわない範囲であり、単独もしくは併用し
て配合することができる。
(G) 混合方法、成形方法 本発明の組成物は、一軸押出機、二軸押出機、バンバリ
ーミキサー、熱ロールなどの混練機を用いて製造するこ
とができる。
ーミキサー、熱ロールなどの混練機を用いて製造するこ
とができる。
各成分の配合は、同時に行なってもよく、分割して行な
ってもよい。
ってもよい。
分割の方法として、(A)ポリプロピレン系樹脂、
(B)グラフト変性ポリオレフィン系樹脂と(D)マイ
カを混練した後、他の成分を添加する方法、(A)ポリ
プロピレン系樹脂、(B)グラフト変性ポリオレフィン
樹脂と(C)ゴム状物質を混練した後、他の成分を添加
する方法、ポリプロピレン系樹脂と高濃度のマイカを予
めマスターバッチとし、他の成分を添加する方法、ある
いは、各成分を直接各種成形機に供給し、成形機で混練
しながら成形する方法等が挙げられる。
(B)グラフト変性ポリオレフィン系樹脂と(D)マイ
カを混練した後、他の成分を添加する方法、(A)ポリ
プロピレン系樹脂、(B)グラフト変性ポリオレフィン
樹脂と(C)ゴム状物質を混練した後、他の成分を添加
する方法、ポリプロピレン系樹脂と高濃度のマイカを予
めマスターバッチとし、他の成分を添加する方法、ある
いは、各成分を直接各種成形機に供給し、成形機で混練
しながら成形する方法等が挙げられる。
混練に必要な温度は160〜280℃であり、時間は混練機の
性能により決定される。
性能により決定される。
本発明によって得られる組成物は、射出成形、押出成
形、中空成形、シート成形、回転成形、積層成形、熱成
形法等により成形が可能である。
形、中空成形、シート成形、回転成形、積層成形、熱成
形法等により成形が可能である。
(H) 用途 本発明によって得られるポリプロピレン系樹脂組成物
は、すぐれた剛性と衝撃強度のバランス、耐熱性および
成形品の外観(特に耐受傷性)を有するため広範囲の用
途に展開することができる。
は、すぐれた剛性と衝撃強度のバランス、耐熱性および
成形品の外観(特に耐受傷性)を有するため広範囲の用
途に展開することができる。
代表的な用途例として各種自動車部品材料(例えばイン
ストルメントパネル材、エアークリーナーケース材、フ
ァンシュラウド材、カーヒーターケース材、トリム材、
バンパー材等)、電気製品部品材料(例えば洗濯槽材、
テレビパネル材、アイロン把手材、ファン材、ビデオテ
ープカセット材、ラジオカセットハウジング材等)、事
務機器部品材料(例えば、複写機ハウジング材、コンピ
ューターハウジング材等)が列挙される。
ストルメントパネル材、エアークリーナーケース材、フ
ァンシュラウド材、カーヒーターケース材、トリム材、
バンパー材等)、電気製品部品材料(例えば洗濯槽材、
テレビパネル材、アイロン把手材、ファン材、ビデオテ
ープカセット材、ラジオカセットハウジング材等)、事
務機器部品材料(例えば、複写機ハウジング材、コンピ
ューターハウジング材等)が列挙される。
以下、実施例によって本発明の内容を具体的に説明する
が、それによって範囲を限定されるものではない。
が、それによって範囲を限定されるものではない。
本発明による物性測定は以下の方法による。
曲げ弾性率: JIS K 7203に準拠し、23℃で測定した。測定用試験片は
住友重機械工業(株)製スクリューインライン型射出成
形機を用いて成形した。
住友重機械工業(株)製スクリューインライン型射出成
形機を用いて成形した。
アイゾット衝撃強度(ノッチ付): JIS K7110に準拠し、23℃で測定した。測定用の試験片
は曲げ弾性率測定用試験片と同様に成形した。
は曲げ弾性率測定用試験片と同様に成形した。
落錘衝撃強度: JIS K7211に準拠し、23℃で測定した。測定用試験片は9
0mm×150mm×3mmのシートを用い、曲げ弾性率測定用試
験片と同様の成形機を用いて成形した。落錘は3Kgで、
ダート先端部の曲率部の直径は1/2インチのものを用
い、50%破壊時の落下エネルギー(Kg・cm)を衝撃強度
値とした。
0mm×150mm×3mmのシートを用い、曲げ弾性率測定用試
験片と同様の成形機を用いて成形した。落錘は3Kgで、
ダート先端部の曲率部の直径は1/2インチのものを用
い、50%破壊時の落下エネルギー(Kg・cm)を衝撃強度
値とした。
熱変形温度: JIS K7207に準拠して行ない、繊維応力は18.6Kg/cm2と
した。
した。
耐受傷性: 落球衝撃試験に用いたのと同一の寸法で表面が皮シボ模
様であるシートを用いた。試験装置は、鉛筆引掻試験装
置(JIS K5401)の鉛筆セット部を百円硬貨の側面部が
シートに当たる様に改良したものを用いた。
様であるシートを用いた。試験装置は、鉛筆引掻試験装
置(JIS K5401)の鉛筆セット部を百円硬貨の側面部が
シートに当たる様に改良したものを用いた。
試験方法は、百円硬貨の上部に3Kgの荷重をのせた後、
一定速度でシート面上を通過させ、硬貨通過後の傷跡を
目視で以下の様に判定した。
一定速度でシート面上を通過させ、硬貨通過後の傷跡を
目視で以下の様に判定した。
判 定 傷跡の目視 A 傷跡がほとんど目立たない。
B 傷跡が若干目立つ C 傷跡がかなり目立つ D 傷跡が著しく目立ち、ケバ立つ 実施例1〜14 下記に示すプロピレン系樹脂、無水マレイン酸グラフト
変性ポリプロピレン、ゴム状物質、またはポリエチレン
と下記に示す方法により得られた特定の平均粒径、粒度
分布を有する白マイカ(SiO249.3重量%、Al2O338.3重
量%、Fe2O30.38重量%、K2O6.65重量%、灼熱減量4.5
重量%なる化学分析値)を第1表に示す所定の割合で、
酸化防止剤Irganox 1010(チバガイギー社製)0.3重量
部、およびシアニンブルー/酸化チタン/カーボンブラ
ック=70/20/10からなる顔料1.0重量部とともに、スー
パーミキサー(川田製作所製)にて3分間混合し、二軸
混練機ZSK−30(ウエルナー社製)を用い、230℃で混練
造粒し、ペレットとし、スクリューインライン射出成形
機にて物性測定用試験片を作成した。
変性ポリプロピレン、ゴム状物質、またはポリエチレン
と下記に示す方法により得られた特定の平均粒径、粒度
分布を有する白マイカ(SiO249.3重量%、Al2O338.3重
量%、Fe2O30.38重量%、K2O6.65重量%、灼熱減量4.5
重量%なる化学分析値)を第1表に示す所定の割合で、
酸化防止剤Irganox 1010(チバガイギー社製)0.3重量
部、およびシアニンブルー/酸化チタン/カーボンブラ
ック=70/20/10からなる顔料1.0重量部とともに、スー
パーミキサー(川田製作所製)にて3分間混合し、二軸
混練機ZSK−30(ウエルナー社製)を用い、230℃で混練
造粒し、ペレットとし、スクリューインライン射出成形
機にて物性測定用試験片を作成した。
物性測定結果を第1表に示す。
ポリプロピレン系樹脂 1) PP−:MI10g/10分、エチレン含量7重量%であ
るプロピレン−エチレンブロック共重合体樹脂。
るプロピレン−エチレンブロック共重合体樹脂。
2) PP−:MI25g/10分、エチレン含量12重量%であ
るプロピレン−エチレンブロック共重合体樹脂。
るプロピレン−エチレンブロック共重合体樹脂。
3) PP−:MI8g/10分である、ポリプロピレン。
無水マレイン酸グラフト変性ポリプロピレン 1) MPP−:メルトインデックスが2.5、樹脂中のエ
チレン含有量が7重量%であるプロピレン−エチレンブ
ロック共重合体樹脂(ブロックPP)100重量部と無水マ
レイン酸1.0重量部および第3ブチルーパーオキシラウ
レート0.1重量部をヘンシエルミキサーにて混合し、混
合物を40mm径の押出し機に供給して、220℃で押出して
変性した。この変性ブロックPPに付加した無水マレイン
酸は0.35重量%であり、メルトインデックスは12であっ
た。この変性ブロックPPをMPP−とする。
チレン含有量が7重量%であるプロピレン−エチレンブ
ロック共重合体樹脂(ブロックPP)100重量部と無水マ
レイン酸1.0重量部および第3ブチルーパーオキシラウ
レート0.1重量部をヘンシエルミキサーにて混合し、混
合物を40mm径の押出し機に供給して、220℃で押出して
変性した。この変性ブロックPPに付加した無水マレイン
酸は0.35重量%であり、メルトインデックスは12であっ
た。この変性ブロックPPをMPP−とする。
2) MPP−:MPP−において、ブロックPPの代わり
にメルトインデックスが2.0のポリプロピレン(ホモP
P)を用いた以外はMPP−と同様の方法で行ない、無水
マレイン酸が0.15重量%付加したメルトインデックス21
の変性ホモPPを得た。これをMPP−とする。
にメルトインデックスが2.0のポリプロピレン(ホモP
P)を用いた以外はMPP−と同様の方法で行ない、無水
マレイン酸が0.15重量%付加したメルトインデックス21
の変性ホモPPを得た。これをMPP−とする。
ゴム状物質 1) EPR−:100℃でのムーニー粘度 が30、エチレン含有75重量%であるエチレン−プロピレ
ン共重合体ゴム。
ン共重合体ゴム。
ポリエチレン 1) PE:MI5.8g/10分、密度0.950g/cm2である高密度ポ
リエチレン。
リエチレン。
白マイカ 前述の化学分析値の白マイカを粗粉砕後、水簸法にて精
製、分級したものを、さらにジェットミルにて微粉砕
後、遠心分級機を用いて乾式で精密分級を行ない下記に
示す粒径及び粒度分布を有するマイカを調製した。
製、分級したものを、さらにジェットミルにて微粉砕
後、遠心分級機を用いて乾式で精密分級を行ない下記に
示す粒径及び粒度分布を有するマイカを調製した。
得られたマイカの平均粒径は液相沈降方式の光透過型測
定装置であるSKC−2000(セイシン企業社製)を用いて
測定した。
定装置であるSKC−2000(セイシン企業社製)を用いて
測定した。
1) マイカ−:平均粒径(50)2.7μ、アスペク
ト比14、10μ以下98重量%、5μ以下80重量%、1μ以
下30重量%の粒度分布を有する白マイカ。
ト比14、10μ以下98重量%、5μ以下80重量%、1μ以
下30重量%の粒度分布を有する白マイカ。
2) マイカ−:平均粒径(50)4.0μ、アスペク
ト比15、10μ以下97重量%、5μ以下75重量%、1μ以
下15重量%の粒度分布を有する白マイカ。
ト比15、10μ以下97重量%、5μ以下75重量%、1μ以
下15重量%の粒度分布を有する白マイカ。
3) マイカ−:平均粒径(50)1.2μ、アスペク
ト比10、10μ以下99重量%、5μ以下92重量%、1μ以
下47重量%の粒度分布を有する白マイカ。
ト比10、10μ以下99重量%、5μ以下92重量%、1μ以
下47重量%の粒度分布を有する白マイカ。
4) マイカ−:スーパーミキサー内にマイカ−10
0重量部を入れ、ミキサーを回転しながら、γ−(2−
アミノエチル)プロピルトリメトキシシラン1.0重量部
を含むエタノール溶液5重量部をゆっくりと添加するこ
とにより、処理マイカを調製した。
0重量部を入れ、ミキサーを回転しながら、γ−(2−
アミノエチル)プロピルトリメトキシシラン1.0重量部
を含むエタノール溶液5重量部をゆっくりと添加するこ
とにより、処理マイカを調製した。
5) マイカ−:マイカ−を調製する方法におい
て、シランカップリング剤としてγ−ウレイドプロピル
トリメトキシシランを使用した以外は、同様の方法で処
理マイカを調製した。
て、シランカップリング剤としてγ−ウレイドプロピル
トリメトキシシランを使用した以外は、同様の方法で処
理マイカを調製した。
第1表から明らかな様に、何れもすぐれた剛性と衝撃強
度のバランス、耐熱性および耐受傷性を示した。
度のバランス、耐熱性および耐受傷性を示した。
また、90mm×150mm×3mmのシート成形性は良好で、シル
バーストリーク、ソリ、ヒケはみられず外観も良好であ
った。
バーストリーク、ソリ、ヒケはみられず外観も良好であ
った。
比較例1および2 実施例1および12において、無水マレイン酸グラフト変
性ポリプロピレンを使用しないで、実施例1および12と
同様の方法で実施した。
性ポリプロピレンを使用しないで、実施例1および12と
同様の方法で実施した。
結果を第2表に示す。
変性ポリプロピレンを使用した系に比べて、特に曲げ弾
性率、熱変形温度、耐受傷性が劣る。
性率、熱変形温度、耐受傷性が劣る。
比較例3〜6 ポリプロピレン系樹脂としてPP−を、無水マレイン酸
グラフト変性ポリプロピレンとしてMPP−を、ゴム状
物質としてEPR−を、およびマイカとして実施例1〜1
4で用いた白マイカを製造する場合のジエットミル粉砕
条件を変更するか、分級工程を省略するか、もしくは分
級条件を変更することにより得られた白マイカ(マイカ
−、マイカ−、マイカ−)あるいは実施例1で水
簸法にて分級したものをさらにコロイドミルで湿式粉砕
後、湿式精密分級して得たマイカ−を実施例1〜14と
同一の方法で混合し、混練造粒後、ペレット化した。こ
れらの物性測定結果を第2表に示す。
グラフト変性ポリプロピレンとしてMPP−を、ゴム状
物質としてEPR−を、およびマイカとして実施例1〜1
4で用いた白マイカを製造する場合のジエットミル粉砕
条件を変更するか、分級工程を省略するか、もしくは分
級条件を変更することにより得られた白マイカ(マイカ
−、マイカ−、マイカ−)あるいは実施例1で水
簸法にて分級したものをさらにコロイドミルで湿式粉砕
後、湿式精密分級して得たマイカ−を実施例1〜14と
同一の方法で混合し、混練造粒後、ペレット化した。こ
れらの物性測定結果を第2表に示す。
白マイカ 1) マイカ−:平均粒径(50)7μ、アスペクト
比15、10μ以下55重量%、5μ以下40重量%、1μ以下
10重量%の粒度分布を有する白マイカ。
比15、10μ以下55重量%、5μ以下40重量%、1μ以下
10重量%の粒度分布を有する白マイカ。
2) マイカ−:平均粒径(50)10μ、アスペクト
比20、10μ以下50重量%、5μ以下31重量%、1μ以下
5重量%の粒度分布を有する白マイカ。
比20、10μ以下50重量%、5μ以下31重量%、1μ以下
5重量%の粒度分布を有する白マイカ。
3) マイカ−:平均粒径(50)4.3μ、アスペク
ト比12、10μ以下75重量%、5μ以下55重量%、1μ以
下18重量%の粒度分布を有する白マイカ。
ト比12、10μ以下75重量%、5μ以下55重量%、1μ以
下18重量%の粒度分布を有する白マイカ。
4) マイカ:平均粒径(50)0.3μ、アスペクト
比、10μ以下100重量%、5μ以下97重量%、1μ以下9
0重量%の粒度分布を有する白マイカ。
比、10μ以下100重量%、5μ以下97重量%、1μ以下9
0重量%の粒度分布を有する白マイカ。
第2表より、平均粒径、および/または粒度分布が本発
明の特定範囲内でないマイカを使用した樹脂組成物で
は、本発明の目的とする高度なバランスを有する材料物
性が得られない。また、比較例6で得た組成物を用いて
90×150×3mmのシートを成形したところ、ゲート付近に
シルバーストリークが見られた。
明の特定範囲内でないマイカを使用した樹脂組成物で
は、本発明の目的とする高度なバランスを有する材料物
性が得られない。また、比較例6で得た組成物を用いて
90×150×3mmのシートを成形したところ、ゲート付近に
シルバーストリークが見られた。
比較例7 実施例1において、配合組成を第2表に示す様に変えた
以外は実施例1と同一の方法で実施した。
以外は実施例1と同一の方法で実施した。
結果を第2表に示すが、特定範囲内の平均粒径および粒
度分布を示すマイカを用いても、過多量添加すれば衝撃
強度の低下は著しくなる。
度分布を示すマイカを用いても、過多量添加すれば衝撃
強度の低下は著しくなる。
以上説明したように、本発明によれば、従来のポリプロ
ピレン系樹脂組成物に比較して、剛性と衝撃強度のバラ
ンスが極めて優れ、かつ耐熱性および成形品の外観等に
優れた樹脂組成物を提供することができる。
ピレン系樹脂組成物に比較して、剛性と衝撃強度のバラ
ンスが極めて優れ、かつ耐熱性および成形品の外観等に
優れた樹脂組成物を提供することができる。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−69146(JP,A) 特開 昭59−226041(JP,A) 特開 昭58−15544(JP,A) 特開 昭58−108241(JP,A) 特開 昭56−149452(JP,A)
Claims (6)
- 【請求項1】(A)ポリプロピレン系樹脂と(B)不飽
和カルボン酸またはその無水物を0.01〜5重量%グラフ
トした変性ポリオレフィン系樹脂の合計量が40〜97重量
%、(C)ゴム状物質が0〜20重量%、および(D)マ
イカが3〜50重量%からなる樹脂組成物において、成分
(B)が成分(A)と成分(B)の合計量に対して少な
くとも2重量%以上含有され、成分(D)は液相沈降方
式の光透過法により測定された平均粒径が0.5〜4.5μ
で、かつ粒径100μ以下が95重量%以上、5μ以下が60
重量%以上、1μ以下が10〜80重量%であることを特徴
とするポリプロピレン系樹脂組成物。 - 【請求項2】(A)ポリプロピレン系樹脂が、ポリプロ
ピレンまたはプロピレン−エチレンブロック共重合体樹
脂である特許請求の範囲第1項記載の樹脂組成物。 - 【請求項3】(B)不飽和カルボン酸またはその無水物
をグラフトした変性ポリオレフィン系樹脂が無水マレイ
ン酸をグラフトしたポリプロピレン系樹脂である特許請
求の範囲第1項記載の樹脂組成物。 - 【請求項4】(C)ゴム状物質がエチレン−プロピレン
共重合体ゴム、またはエチレン−ブテン共重合体ゴムで
ある特許請求の範囲第1項記載の樹脂組成物。 - 【請求項5】(D)マイカが、天然に産出された白マイ
カを微粉砕した後、さらに精密分級したものである特許
請求の範囲第1項記載の樹脂組成物。 - 【請求項6】(D)マイカの表面が、アミノシラン化合
物で処理されたものである特許請求の範囲第1項記載の
樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60212883A JPH0749499B2 (ja) | 1985-09-26 | 1985-09-26 | ポリプロピレン系樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60212883A JPH0749499B2 (ja) | 1985-09-26 | 1985-09-26 | ポリプロピレン系樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6272739A JPS6272739A (ja) | 1987-04-03 |
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Family
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60212883A Expired - Fee Related JPH0749499B2 (ja) | 1985-09-26 | 1985-09-26 | ポリプロピレン系樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
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| JP (1) | JPH0749499B2 (ja) |
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|---|---|---|---|---|
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| JPH0621207B2 (ja) * | 1990-01-30 | 1994-03-23 | 出光石油化学株式会社 | ポリオレフィン樹脂組成物 |
| JPH054502A (ja) * | 1991-06-27 | 1993-01-14 | Mitsubishi Motors Corp | ホイールキヤツプ |
| JP3342959B2 (ja) * | 1994-07-29 | 2002-11-11 | 三菱化学株式会社 | 塗装用プロピレン系樹脂組成物 |
| FR2761692B1 (fr) * | 1997-04-04 | 2000-08-11 | Talc De Luzenac | Procede pour obtenir une poudre minerale de lamellarite elevee et applications notamment pour le renforcement de matieres plastiques |
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| US6465571B1 (en) * | 2000-05-03 | 2002-10-15 | Solvay Engineered Polymers | Engineered polyolefin materials with enhanced properties |
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| JP6554697B2 (ja) * | 2015-02-05 | 2019-08-07 | Dic株式会社 | ポリオレフィン樹脂組成物、及びガスバリア材 |
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Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JPS59226041A (ja) * | 1983-06-08 | 1984-12-19 | Mitsubishi Petrochem Co Ltd | フイラ−含有プロピレン重合体組成物 |
| JPS6069146A (ja) * | 1983-09-26 | 1985-04-19 | Mitsubishi Petrochem Co Ltd | ガラス繊維補強の着色プロピレン系樹脂組成物 |
-
1985
- 1985-09-26 JP JP60212883A patent/JPH0749499B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6272739A (ja) | 1987-04-03 |
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Legal Events
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