JPH0750251A - 光学素子及びその製造方法 - Google Patents

光学素子及びその製造方法

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JPH0750251A
JPH0750251A JP19631193A JP19631193A JPH0750251A JP H0750251 A JPH0750251 A JP H0750251A JP 19631193 A JP19631193 A JP 19631193A JP 19631193 A JP19631193 A JP 19631193A JP H0750251 A JPH0750251 A JP H0750251A
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Takashi Soga
隆 曽我
Taro Ogawa
太郎 小川
Masaaki Ito
昌昭 伊東
Hiroaki Oiizumi
博昭 老泉
Eiji Takeda
英次 武田
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】高い反射率を持った、X線用反射型マスク等の
光学素子の製造方法を提供すること。 【構成】基板1上に、屈折率の異なる少なくとも2種類
の物質の薄膜を順次積層してX線を反射する多層膜2を
形成し、この多層膜2上に、メッキ基板5を設け、電子
線レジスト3’のパターンを設け、これをマスクにし
て、X線吸収体6のパターンをメッキ法を用いて形成す
る。多層膜2を構成する物質の一種類を導電性物質と
し、多層膜の最上層をこの導電性物質の薄膜とすればメ
ッキ基板5は設けなくともよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、投影露光装置に用いる
X線用の反射型マスクや回折格子等の光学素子及びその
製造方法並びに反射型マスクの製造方法、回折格子の製
造方法及びフレネルゾーンプレートの製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】マスク上に描かれた半導体素子の回路パ
ターン等をウェハ上に転写する投影露光装置には、微細
なパターンの転写を行うために、高い解像力が要求され
る。一般に、投影光学系の開口数(NA)が大きいほ
ど、あるいは露光波長が短いほど解像力は向上する。し
かし、大きなNAはパターン転写時に焦点深度の低下を
もたらすので、その大きさには限界がある。
【0003】一方、X線領域では物質の屈折率が1に極
めて近いので、屈折型レンズの使用は困難で、反射型光
学系を使用する必要がある。近年、屈折率の異なる2種
類の物質の薄膜を交互に多数積層した多層膜鏡が実用化
され、X線の直入射反射が可能となってきたため、投影
露光装置の光源としてX線を使用し、解像力を向上させ
る検討が盛んに行われている。このような多層膜鏡を持
つX線用の反射型マスクについては、特開昭64−40
21号公報に記載されている。
【0004】図2は、従来の反射型マスクの製造方法を
示す。まず図2(a)に示す如く、十分な厚さをもつ基
板1の上に、重元素を主とする物質と軽元素を主とする
物質を交互に多数積層した多層膜2を形成する。この多
層膜は垂直入射に近いX線に対して、高い反射率を有す
る。この多層膜上にX線吸収体4を積層し、さらにその
上にレジストパターン3を形成する。次いで図2(b)
に示す如く、レジストパターン3をマスクにして、X線
吸収体4’をドライエッチングにより形成する。次いで
レジストパターンを除去することにより、図2(c)に
示すようなX線反射部とX線非反射部とを有する反射型
マスクが製造できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、多層
膜上のX線吸収体をドライエッチングにより加工するた
め、プラズマやイオンにより多層膜表面が損傷を受け、
X線の反射率が低下する問題があった。
【0006】本発明の目的は、高い反射率を持った、X
線用反射型マスク等の光学素子及びその製造方法並びに
高い反射率を持った反射型マスクの製造方法、回折格子
の製造方法及びフレネルゾーンプレートの製造方法を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の光学素子の製造方法は、基板上に、屈折率
の異なる少なくとも2種類の物質の薄膜を順次積層して
X線を反射する多層膜を形成し、この多層膜上に、X線
吸収体の所望のパターンをメッキ法を用いて形成するよ
うにしたものである。
【0008】さらに、上記目的を達成するために、本発
明の反射型マスクの製造方法は、基板上に、屈折率の異
なる少なくとも2種類の物質の薄膜を順次積層してX線
を反射する多層膜を形成し、この多層膜上に、X線吸収
体の所望のパターンをメッキ法を用いて形成するように
したものである。
【0009】さらに、上記目的を達成するために、本発
明の回折格子の製造方法は、基板上に、屈折率の異なる
少なくとも2種類の物質の薄膜を順次積層してX線を反
射する多層膜を形成し、この多層膜上に、X線吸収体の
所望のパターンをメッキ法を用いて形成するようにした
ものである。
【0010】さらに、上記目的を達成するために、本発
明のフレネルゾーンプレートの製造方法は、基板上に、
屈折率の異なる少なくとも2種類の物質の薄膜を順次積
層してX線を反射する多層膜を形成し、この多層膜上
に、X線吸収体の所望のパターンをメッキ法を用いて形
成するようにしたものである。
【0011】いずれの方法においても、多層膜を形成し
た後、多層膜上に、所望の材質のパターンを形成し、こ
のパターンをマスクとしてX線吸収体の所望のパターン
を形成することが好ましい。また、多層膜を構成する物
質の少なくとも一種類を導電性物質とし、多層膜の最上
層をこの導電性物質の薄膜とするか、或いは多層膜上に
導電性のメッキ基板を形成することにより、メッキを容
易に行うことができる。メッキは、電解メッキでも無電
解メッキでもよい。また、X線吸収体は、Au、Ni、
Cu、Cr及びPbからなる群から選ばれた少なくとも
一種の材料であることが好ましい。
【0012】さらにまた、上記目的を達成するために、
本発明の光学素子は、基板上に、屈折率の異なる少なく
とも2種類の物質の薄膜が順次積層された、X線を反射
する多層膜を配置し、この多層膜上に、導電性のメッキ
基板と、所望のパターンのX線吸収体を積層して構成し
たものである。
【0013】
【作用】X線吸収体のパターンがドライエッチング工程
を用いることなく製造できるので、X線反射部の反射率
を劣化させることがない。そのため、反射したX線の強
度が高い。
【0014】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の反射型マスクの
製造方法を示す工程図である。基板1は厚さ5mmのS
iCであり、表面粗さrms(2乗平均根)値0.3n
mに光学研磨されている。多層膜2は、マグネトロンス
パッタ装置を用い、厚さ2.5nmのMo薄膜と、厚さ
4.2nmのSi薄膜を、交互に各々50層積層したも
ので、最上層はSiで終端した。この多層膜上に、メッ
キ基板5として、厚さ2.5nmのAuを積層し、PM
MA(ポリメチルメタクリレート)からなる電子線レジ
スト3’を0.3μmの厚さに塗布し、電子線露光及び
現像を行ってパターンを形成した(図1(a))。
【0015】次いで、メッキ液としてアルカリ性電解メ
ッキ液を用い、1mA/cm2の通電を行い、メッキ基
板上にX線吸収体6としてAuを0.1μmの厚さにな
るように析出させた(図1(b))。この時レジストの
パターンにはAuの付着はなく、レジストをアセトン等
の有機溶剤により除去することにより、図1(c)に示
す構造の反射型マスクが得られた。レジストを除去した
反射面は、波長14nm、入射角5°のX線に対し、反
射率50%を示した。
【0016】なお、本発明は、上述した実施例に限定さ
れるものではない。基板としては、Si、溶融石英等の
平滑加工しやすい材料を用いることができる。また、多
層膜の構成材料として、Au、Mo、Ru、Rh、W、
Re、Ni、Cr等の重元素とBe、B、C、Si、B
N、SiC、B4C、等の軽元素を組み合わせても略同
様の効果が得られた。特に重元素としてAu、Ni、C
rを用い、これらの層を最上層とすれば、各々同一材料
のメッキ基板として用いることができるため、新たにメ
ッキ基板を積層する必要がなかった。また、それぞれの
層を20層から60層としても反射型マスクを製造する
ことができた。ただし、層数が少ないときは反射率が小
さくなる。多層膜の形成法としては、イオンビームスパ
ッタ法、電子ビーム蒸着法、CVD法等を使用してもよ
い。
【0017】また、メッキ基板を設けるときは、その厚
さは1nmから2.5nmの範囲とした。厚さが1nm
未満では均一な膜とするのが困難なためである。X線吸
収体としてCu又はPb用いるとき、これらのメッキの
ためには、メッキ基板としてCu若しくはAu又はこれ
らの合金とすることが好ましい。
【0018】X線吸収体は、無電解メッキでも得られ
た。さらに、Auの他にNi、Cu、Cr、Pb又はこ
れら(Auも含む)の合金を用いても同様な結果が得ら
れた。X線吸収体の厚さは、加工しやすくするために
0.1μm以下とし、またX線吸収の効果を上げるため
に0.05μm以上とした。なお、パターンの形成方法
としては、電子ビーム描画の他に、収束イオンビーム、
水銀ランプやエキシマレーザによる光学露光も考えられ
る。また、本発明は、半導体集積回路製作用の反射型マ
スクの他に、反射面にパターンを有する多層膜光学素子
にも適用できる。この多層膜光学素子としては、例えば
反射型フレネルゾーンプレートがある。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、高い反射率を有する光
学素子、反射型マスク、回折格子、フレネルゾーンプレ
ートを作製することができた。例えば、このような反射
型マスクを用いれば、半導体素子製造のリソグラフィ工
程におけるスループットを向上することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の反射型マスクの製造方法を
説明するための工程図である。
【図2】従来の反射型マスクの製造方法を説明するため
の工程図である。
【符号の説明】
1…基板 2…多層膜 3…レジストパターン 3’…電子線レジスト 4、4’、6…X線吸収体 5…メッキ基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 老泉 博昭 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 武田 英次 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に、屈折率の異なる少なくとも2種
    類の物質の薄膜を順次積層してX線を反射する多層膜を
    形成する第1の工程と、該多層膜上に、X線吸収体の所
    望のパターンをメッキ法を用いて形成する第2の工程と
    を有することを特徴とする光学素子の製造方法。
  2. 【請求項2】上記第1の工程の後、第2の工程の前に、
    上記多層膜上に、所望の材質のパターンを形成する工程
    を有し、上記第2の工程は、該所望の材質のパターンを
    マスクとして行うことを特徴とする請求項1記載の光学
    素子の製造方法。
  3. 【請求項3】上記物質の少なくとも一種類は導電性物質
    であり、上記多層膜の最上層は、該導電性物質の薄膜で
    あることを特徴とする請求項1又は2記載の光学素子の
    製造方法。
  4. 【請求項4】上記第1の工程の後、第2の工程の前に、
    上記多層膜上に、導電性のメッキ基板を形成する工程及
    びメッキ基板上に、所望の材質のパターンを形成する工
    程を有し、上記第2の工程は、該所望の材質のパターン
    をマスクとして行うことを特徴とする請求項1記載の光
    学素子の製造方法。
  5. 【請求項5】上記メッキ法は、電解メッキであることを
    特徴とする請求項1から4のいずれか一に記載の光学素
    子の製造方法。
  6. 【請求項6】上記メッキ法は、無電解メッキであること
    を特徴とする請求項1から4のいずれか一に記載の光学
    素子の製造方法。
  7. 【請求項7】上記X線吸収体は、Au、Ni、Cu、C
    r及びPbからなる群から選ばれた少なくとも一種の材
    料であることを特徴とする請求項1から6のいずれか一
    に記載の光学素子の製造方法。
  8. 【請求項8】基板上に、屈折率の異なる少なくとも2種
    類の物質の薄膜を順次積層してX線を反射する多層膜を
    形成する第1の工程と、該多層膜上に、X線吸収体の所
    望のパターンをメッキ法を用いて形成する第2の工程と
    を有することを特徴とする反射型マスクの製造方法。
  9. 【請求項9】基板上に、屈折率の異なる少なくとも2種
    類の物質の薄膜を順次積層してX線を反射する多層膜を
    形成する第1の工程と、該多層膜上に、X線吸収体の所
    望のパターンをメッキ法を用いて形成する第2の工程と
    を有することを特徴とする回折格子の製造方法。
  10. 【請求項10】基板上に、屈折率の異なる少なくとも2
    種類の物質の薄膜を順次積層してX線を反射する多層膜
    を形成する第1の工程と、該多層膜上に、X線吸収体の
    所望のパターンをメッキ法を用いて形成する第2の工程
    とを有することを特徴とするフレネルゾーンプレートの
    製造方法。
  11. 【請求項11】基板上に、屈折率の異なる少なくとも2
    種類の物質の薄膜が順次積層された、X線を反射する多
    層膜が配置され、該多層膜上に、導電性のメッキ基板
    と、所望のパターンのX線吸収体が積層されていること
    を特徴とする光学素子。
  12. 【請求項12】上記X線吸収体は、Au、Ni、Cu、
    Cr及びPbからなる群から選ばれた少なくとも一種の
    材料であることを特徴とする請求項11記載の光学素
    子。
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