JPH0752499A - 感熱式インクロール - Google Patents

感熱式インクロール

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JPH0752499A
JPH0752499A JP20633893A JP20633893A JPH0752499A JP H0752499 A JPH0752499 A JP H0752499A JP 20633893 A JP20633893 A JP 20633893A JP 20633893 A JP20633893 A JP 20633893A JP H0752499 A JPH0752499 A JP H0752499A
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ink
hot
heat
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roll
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Toshiaki Ando
寿章 安藤
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Gen Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 50〜8000cPsの粘度及び1.5以下
のチキソトロピーインデックスを有する熱溶融性インク
を連続発泡体に含浸させてなる感熱式インクロール。 【効果】 使用開始時から多数回印字に亘り鮮明な印字
を与える印字持続性に優れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加熱された活字などで
包装資材、シール、ラベル、切符、食券等に、文字や記
号を描く事が出来る感熱式印字媒体に関し、特に、優れ
た印字持続性を有する感熱式インクロールに関する。
【0002】
【従来技術】包装資材、シール、ラベル、切符、食券等
に文字や記号を印字するのにインクロールや転写箔、感
熱式インクロール等が使用されている。ところが、イン
クロールで印字した際には、インクロールが新しい時
は、インクが良く出て印字面を触っただけで手にインク
がついてしまったり、印字が読めなくなってしまう事が
あった。
【0003】一方、転写箔を使用すれば印字直後に印字
面を触っても汚れないが、コストがアップしたり、転写
箔が切れたりすると全く印字されず、日常のメンテナン
スに手間がかかった。
【0004】感熱式インクロールを使用する方法では、
印字直後に印字面を触っても手が汚れたり、印字が読め
なくなると言うような事は無くなり、又、突然印字が出
なくなると言った事も無く、印字する包材もほとんどの
物に鮮明に印字する事ができ、コストも低くなると言っ
た理由から非常に多く普及してきた。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】感熱式インクロー
ルを用いた印字システムが普及して行くにつれて、従来
の物以上に多数回印字できる感熱式インクロールが求め
られるようになってきた。印字持続性を増す為には、一
般には、インク粘度が低いものの方が有利である。しか
しながら、低粘度のインクでは、活字と基材の押し圧
を、丁度それらが接触するぎりぎり程度に調節しておか
なければ鮮明で美しい印字が得られず、少しでも活字が
基材に強めに当っていると印字がレール調(低粘度のイ
ンクの時、活字の周囲にインクが逃げてしまい文字が白
抜きの様になってしまう事)になってしまったり、つぶ
れてしまったりするという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、このような
問題点について種々検討を行った結果、次のような構成
の感熱式インクロールとすることにより、それを解決で
きることを見出した。即ち、本発明は、連続発泡体と該
連続発泡体に含浸させた熱溶融性インクとからなり、該
熱溶融性インクが、温度140℃で50〜8000cP
sの粘度を有しかつ1.5以下のTI値(チキソトロピ
ーインデックス)を有すること特徴とする感熱式インク
ロールである。
【0007】ここに言及される溶融粘度はSB型粘度計
を使用して測定された値である。また、TI値(チキソ
トロピーインデックス)は、下記のJIS K 540
0の4.5.3に規定されている式(1)によって算出
される。 TI=η1/η2 式(1) ここで、η1:6rpmにおける見かけの粘度 η2:60rpmにおける見かけの粘度
【0008】本発明の感熱式インクロールは、連続発泡
体に熱溶融性インクを加熱含浸させて製造することがで
きる。熱溶融性インクは、熱可塑性樹脂及び着色剤を含
み、必要に応じて、粘着性付与剤、ワックス、可塑剤、
酸化防止剤、分散剤等を含むことができる。これらの成
分を加熱溶融し、ロールミル、アトライター等の分散機
を用いて加熱分散させることによって熱溶融性インクが
得られる。
【0009】熱可塑性樹脂としては、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体、ポリエステル、ポリアミド、ポリエチレ
ン、ポリウレタン、ポリビニルアルコール、アクリル酸
エステル、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−
アクリル酸エチル共重合体、アイオノマー、エポキシ、
その他の熱可塑性樹脂が使用できる。粘着性付与剤とし
ては、ロジン、ロジン誘導体、テルペン、変性テルペン
樹脂、石油樹脂、クロマン−インデン樹脂、イソプレン
系樹脂等が使用できる。ワックスとしては、パラフィン
ワックス、マイクロクリスタリンワックス、フィッシャ
ー・トロプシュワックス、低分子量ポリエチレンワック
ス、ポリプロピレン系ワックス、モンタンワックス、キ
ャンデリラワックス及びカルナバワックス並びにモンタ
ン誘導体、マイクロワックス誘導体、合成酸化ワックス
等の変性ワックスが使用できる。可塑剤としては、ポリ
ブテン、DOP、DBP、DCHP、液状ロジンエステ
ル、低分子スチレン樹脂、塩素化パラフィン、スルホン
アミド系可塑性剤等が使用できる。着色剤としては、カ
ーボンブラック、オイルブラック、ニグロシン、酸化チ
タン、レーキレッド、シアニンブルー等の顔料及び染料
が使用できる。フェノール系、硫黄系、ヒドラジン系、
その他の酸化防止剤が使用でき、種々の公知の分散剤を
使用することができる。
【0010】熱溶融性インクのTI値は1.5以下にな
るように調節され、そして粘度は140℃で50〜80
00cPsに調節される。50cPs未満では、印字し
た文字が潰れてしまったり、レール調となって初期印字
鮮明性が著しく疎外されてしまう。8000cPsを越
えると、連続発泡体への熱溶融性インクの含浸が困難と
なり、印字持続性が低下するので好ましくない。
【0011】
【実施例1】 カーボンブラック 10部 (プリンテックス25,デグサ製) ポリアミド樹脂 90部 (サンマイド576,三和化学製) を3本ロールミルを用いて120℃で加熱分散し、14
0℃でSB型粘度計で測定した結果、60rpmで22
50cPs,6rpmで2300cPs,TI値1.0
の熱溶融性インクを得た。このインクを連続発泡ウレタ
ンスポンジ(ブリジストン(株)製,PF−20)に3
0g加熱含浸して、感熱式インクロールを得た。この感
熱式インクロールをイー.デー.エム(株)製ホットプ
リンターHR−40Eに取り付け、CPP包材に印字し
て持続性についてのテストを行った。得られたテスト結
果は図1〜3に示す通りであり、他の感熱式インクロー
ルと比較して非常に優れていることがわかる。
【0012】
【比較例1】ゼネラル(株)製ホットロールHRYタイ
プ,HRSタイプをイー・デー・エム(株)製ホットプ
リンターHR−40Eに取り付けCPP包材に印字して
印字持続性を比較した。
【0013】HRY,HRSタイプの熱溶融性インクの
粘度は140℃で下記の通りであった。 60rpm 6rpm TI値 HRY 540cPs 1400cPs 2.6 HRS 720cPs 1300cPs 1.8 図1、図2、図3に見られるように、実施例1のインク
は50000回印字後でもインク粘度が高いのにも関わ
らず、HRY、HRSと比較して、濃度も遥かに濃く、
インク量も多く出ており印字持続性が向上している事が
わかる。
【0014】
【比較例2】 カーボンブラック 10部 (プリンテックス25,デグサ製) ワックス 60部 (カルナバ3号) ワックス 30部 (ポリワックス#500,パリコ製) を、実施例1と同じ方法で加熱分散し熱溶融性インクを
得た。このインクの粘度特性は、140℃でSB型粘度
計で測定したところ60rpm、6rpm、共に20c
Psであり、TI値は1.0であった。この熱溶融性イ
ンクを実施例1と同じ材質の連続発泡体に加熱含浸させ
て得た感熱式インクロールを、ホットプリンターを使用
して印字したところ、図4−6に見られる通り、HR
Y、HRSタイプに比較して濃度も濃く、インク量も多
く出ている事が確認できた。
【0015】しかしながら、実施例1との比較では、イ
ンク量は多めに出ているにも関わらず印字濃度が薄めに
なっている。これは、インク粘度が低くすぎる為、印字
がレール調になってしまい印字濃度が薄く見えてしまう
為である。したがって、印字持続性が低下している。
【0016】
【比較例3】 カーボンブラック 10部 (プリンテックス25,デグサ製) エチレン−酢酸ビニル樹脂 30部 (EVA#210,三井・デュポンケミカル製) 粘着性付与剤 60部 (YSレジン T−100,安原油脂製) を実施例1と同じ方法で加熱分散し、熱溶融性インクを
得た。このインクの粘度特性は、140℃でSB型粘度
計で測定したところ60rpmで9500cPs、6r
pmで5000cPsであり、TI値は1.9であっ
た。この熱溶融性インクを実施例1と同じ材質の連続発
泡体に加熱含浸させようとしたが、高粘度のため含浸が
非常に困難であった。又、このロールをホットプリンタ
ーで印字したところ、美しく鮮明な印字は全く得られず
印字持続性もほとんど無いという結果が得られた。
【0017】
【作用及び効果】本発明においては特定の粘度及びTI
値を有する熱溶融性インクを用いる事によって、感熱式
インクロールの使用開始時から鮮明な印字が得られると
共にその印字持続性を向上させる事が出来る。また、使
用する熱溶融性インクの粘度域も幅広く設定出来、樹脂
の選択の範囲が拡大されるので、印字鮮明性、接着性等
においても従来の熱溶融性インクより優れた物を得る事
が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】印字回数と累積インク量との関係を示すグラフ
である。
【図2】5000回印字した時のインク使用量及びそれ
以後の5000回毎のインク使用量との関係を示すグラ
フである。
【図3】印字回数と印字濃度との関係を示すグラフであ
る。
【図4】印字回数と累積インク量との関係を示すグラフ
である。
【図5】5000回印字した時のインク使用量及びそれ
以後の5000回毎のインク使用量との関係を示すグラ
フである。
【図6】印字回数と印字濃度との関係を示すグラフであ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続発泡体と該連続発泡体に含浸させた熱
    溶融性インクとからなり、該熱溶融性インクが、温度1
    40℃で50〜8000cPsの粘度を有しかつ1.5
    以下のTI値(チキソトロピーインデックス)を有する
    ことを特徴とする感熱式インクロール。
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