JPH0753809A - 3−メチルブテン−1重合体組成物 - Google Patents
3−メチルブテン−1重合体組成物Info
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- JPH0753809A JPH0753809A JP21807593A JP21807593A JPH0753809A JP H0753809 A JPH0753809 A JP H0753809A JP 21807593 A JP21807593 A JP 21807593A JP 21807593 A JP21807593 A JP 21807593A JP H0753809 A JPH0753809 A JP H0753809A
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- polymer
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- methylbutene
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Abstract
(57)【要約】
【目的】特に成形加工時のプロセス安定性に優れた3メ
チルブテン−1(3MB1)重合体組成物を提供する。 【構成】特定範囲のメルトインデックス及び融解熱を有
する3MB1重合体、特定範囲のメルトインデックスを
有するグラフト変性3MB1重合体、繊維材料、酸化チ
タンの4成分を含有する組成物。 【効果】押出機におけるストランドの途中切断や射出成
形機における食い込み不良が発生が少ない。
チルブテン−1(3MB1)重合体組成物を提供する。 【構成】特定範囲のメルトインデックス及び融解熱を有
する3MB1重合体、特定範囲のメルトインデックスを
有するグラフト変性3MB1重合体、繊維材料、酸化チ
タンの4成分を含有する組成物。 【効果】押出機におけるストランドの途中切断や射出成
形機における食い込み不良が発生が少ない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、3メチルブテン−1重
合体組成物に関するものであり、詳しくは、機械的特
性、高温剛性、寸法安定性の他、特に、成形加工時のプ
ロセス安定性に優れた3メチルブテン−1重合体組成物
に関するものである。以下、3メチルブテン−1を「3
MB1」と略記する。
合体組成物に関するものであり、詳しくは、機械的特
性、高温剛性、寸法安定性の他、特に、成形加工時のプ
ロセス安定性に優れた3メチルブテン−1重合体組成物
に関するものである。以下、3メチルブテン−1を「3
MB1」と略記する。
【0002】
【従来の技術】3MB1重合体は、それ自体、ポリオレ
フィン中、最も高い部類に属する融点、剛性、強度を示
し、ポリオレフィン樹脂の特長である優れた電気絶縁
性、高周波領域での低損失性、非吸湿性、耐薬品性に加
えて高い耐熱性を活かし、種々の用途への適用が考えら
れる。
フィン中、最も高い部類に属する融点、剛性、強度を示
し、ポリオレフィン樹脂の特長である優れた電気絶縁
性、高周波領域での低損失性、非吸湿性、耐薬品性に加
えて高い耐熱性を活かし、種々の用途への適用が考えら
れる。
【0003】ところで、電気製品、建材部材、自動車部
品、各種機械部品などの成形品の中には、一層優れた剛
性、強度、耐熱性、寸法安定性、表面平滑性などを必要
とするものがある。斯かる用途に対しては、3MB1重
合体単独では適用困難であるため、例えば特開昭60−
208342号公報などにより、特定量の繊維強化材料
を配合した組成物が提案されている。
品、各種機械部品などの成形品の中には、一層優れた剛
性、強度、耐熱性、寸法安定性、表面平滑性などを必要
とするものがある。斯かる用途に対しては、3MB1重
合体単独では適用困難であるため、例えば特開昭60−
208342号公報などにより、特定量の繊維強化材料
を配合した組成物が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
公開公報に記載された3MB1重合体組成物は、剛性、
強度、熱変形温度に関してはある程度改良されている
が、成形加工時のプロセス安定性に問題がある。すなわ
ち、上記の3MB1重合体組成物は、押出機などによる
ペレット造立工程においてストランドの途中切断を起こ
し易く、また、ペレットを射出成形機などで成形する際
にペレットの食い込み不良を発生し易いと言う問題があ
る。本発明は、斯かる実情に鑑みなされたものであり、
その目的は、特に、成形加工時のプロセス安定性に優れ
た3メチルブテン−1重合体組成物を提供することにあ
る。
公開公報に記載された3MB1重合体組成物は、剛性、
強度、熱変形温度に関してはある程度改良されている
が、成形加工時のプロセス安定性に問題がある。すなわ
ち、上記の3MB1重合体組成物は、押出機などによる
ペレット造立工程においてストランドの途中切断を起こ
し易く、また、ペレットを射出成形機などで成形する際
にペレットの食い込み不良を発生し易いと言う問題があ
る。本発明は、斯かる実情に鑑みなされたものであり、
その目的は、特に、成形加工時のプロセス安定性に優れ
た3メチルブテン−1重合体組成物を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記の目
的を達成すべく種々検討を重ねた結果、繊維強化材料を
配合した3MB1重合体組成物に対して、特定量の酸化
チタンを配合するならば、意外にも、上記の目的を容易
に達成し得るとの知見を得、本発明を完成するに到っ
た。
的を達成すべく種々検討を重ねた結果、繊維強化材料を
配合した3MB1重合体組成物に対して、特定量の酸化
チタンを配合するならば、意外にも、上記の目的を容易
に達成し得るとの知見を得、本発明を完成するに到っ
た。
【0006】すなわち、本発明の要旨は、下記の特性を
有する3メチルブテン−1重合体(A)及びグラフト変
性3メチルブテン−1重合体(B)と繊維強化材料
(C)と酸化チタン(D)とを含有し、(A)及び
(B)の合計量に対し、(A)の割合は90〜99.9
重量%、(B)の割合は0.1〜10重量であり、
(A)及び(B)の合計100重量部当たり、繊維強化
材料(C)の含有量は25〜100重量部、酸化チタン
(D)の含有量は0.1〜3重量部であることを特徴と
する3メチルブテン−1重合体組成物に存する。 (A):温度320℃、荷重2.16kgの条件下で測
定したメルトインデックスが0.1〜100g/10分
の範囲で且つ示差走査熱量計で測定した融解熱が30J
/g以上である。 (B):温度320℃、荷重2.16kgの条件下に測
定したメルトインデックスが1〜1000g/10分の
範囲で且つα、β−不飽和カルボン酸またはその誘導体
組成単位のグラフト量が0.1〜5重量%の範囲であ
る。
有する3メチルブテン−1重合体(A)及びグラフト変
性3メチルブテン−1重合体(B)と繊維強化材料
(C)と酸化チタン(D)とを含有し、(A)及び
(B)の合計量に対し、(A)の割合は90〜99.9
重量%、(B)の割合は0.1〜10重量であり、
(A)及び(B)の合計100重量部当たり、繊維強化
材料(C)の含有量は25〜100重量部、酸化チタン
(D)の含有量は0.1〜3重量部であることを特徴と
する3メチルブテン−1重合体組成物に存する。 (A):温度320℃、荷重2.16kgの条件下で測
定したメルトインデックスが0.1〜100g/10分
の範囲で且つ示差走査熱量計で測定した融解熱が30J
/g以上である。 (B):温度320℃、荷重2.16kgの条件下に測
定したメルトインデックスが1〜1000g/10分の
範囲で且つα、β−不飽和カルボン酸またはその誘導体
組成単位のグラフト量が0.1〜5重量%の範囲であ
る。
【0007】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
おいて用いられる3MB1重合体(A)は、3MB1単
独重合体に限定されず、3MB1と共重合可能な他のα
−オレフィンとの共重合体であってもよい。
おいて用いられる3MB1重合体(A)は、3MB1単
独重合体に限定されず、3MB1と共重合可能な他のα
−オレフィンとの共重合体であってもよい。
【0008】上記の共重合体に用いられる他のα−オレ
フィンとしては、エチレン、プロピレン、1−ブテン、
1−ペンテン、4−メチルペンテン−1、1−ヘキセ
ン、1−オクテン、1−デセン、ビニルシクロヘキサ
ン、スチレン等の炭素数2〜18のα−オレフィンが挙
げられる。そして、共重合体は、所謂ランダム共重合体
であってもブロック共重合体であってもよいが、共重合
体中の3MB1以外の他のαーオレフィンの含有量は、
通常30重量%以下、好ましくは20重量%以下とされ
る。そして、他のαーオレフィンの含有量の下限は通常
0.5重量%である。
フィンとしては、エチレン、プロピレン、1−ブテン、
1−ペンテン、4−メチルペンテン−1、1−ヘキセ
ン、1−オクテン、1−デセン、ビニルシクロヘキサ
ン、スチレン等の炭素数2〜18のα−オレフィンが挙
げられる。そして、共重合体は、所謂ランダム共重合体
であってもブロック共重合体であってもよいが、共重合
体中の3MB1以外の他のαーオレフィンの含有量は、
通常30重量%以下、好ましくは20重量%以下とされ
る。そして、他のαーオレフィンの含有量の下限は通常
0.5重量%である。
【0009】共重合体中の他のα−オレフィンの含有量
が上記の範囲を超える場合は、3MB1重合体が本来的
に有する高融点、高剛性などの特徴が失われて好ましく
ない。しかも、後述する他のオレフィン重合体とのブレ
ンド系においては、当該他のオレフィン重合体の使用割
合との兼ね合いから、3MB1重合体(A)に要求され
る30J/g以上の融解熱を達成することが困難とな
る。
が上記の範囲を超える場合は、3MB1重合体が本来的
に有する高融点、高剛性などの特徴が失われて好ましく
ない。しかも、後述する他のオレフィン重合体とのブレ
ンド系においては、当該他のオレフィン重合体の使用割
合との兼ね合いから、3MB1重合体(A)に要求され
る30J/g以上の融解熱を達成することが困難とな
る。
【0010】上記の3MB1単独重合体および共重合体
は、単独で用いてもブレンドして用いてもよい。また、
本発明の組成物においては、3MB1重合体(A)に他
のオレフィン重合体をブレンドして用いることも出来
る。この場合、オレフィン重合体の量は、3MB1重合
体(A)に対して通常30重量%以下の割合で用いられ
る。
は、単独で用いてもブレンドして用いてもよい。また、
本発明の組成物においては、3MB1重合体(A)に他
のオレフィン重合体をブレンドして用いることも出来
る。この場合、オレフィン重合体の量は、3MB1重合
体(A)に対して通常30重量%以下の割合で用いられ
る。
【0011】3MB1重合体(A)は、温度320℃、
荷重2.16kgの条件下で測定したメルトインデック
ス(MI)が0.1〜100g/10分の範囲で且つ示
差走査熱量計で測定した融解熱が30J/g以上でなけ
ればならない。MIが上記の範囲未満の場合は、組成物
の成形性が著しく低下し、また、MIが上記の範囲を超
える場合は、組成物の衝撃強度が低下して実用に耐えな
い。
荷重2.16kgの条件下で測定したメルトインデック
ス(MI)が0.1〜100g/10分の範囲で且つ示
差走査熱量計で測定した融解熱が30J/g以上でなけ
ればならない。MIが上記の範囲未満の場合は、組成物
の成形性が著しく低下し、また、MIが上記の範囲を超
える場合は、組成物の衝撃強度が低下して実用に耐えな
い。
【0012】3MB1重合体(A)は、例えば、必要に
応じて溶媒を用い、遷移金属化合物および周期律第1族
ないし第3族金属の有機金属化合物の存在下、3MB1
又は3MB1と他のαーオレフィンとを重合することに
よって得られる。共重合法としては、所謂ランダム共重
合法の他、重合反応の途中で共重合モノマーの量を変更
する2段階ランダム共重合も用いられる。
応じて溶媒を用い、遷移金属化合物および周期律第1族
ないし第3族金属の有機金属化合物の存在下、3MB1
又は3MB1と他のαーオレフィンとを重合することに
よって得られる。共重合法としては、所謂ランダム共重
合法の他、重合反応の途中で共重合モノマーの量を変更
する2段階ランダム共重合も用いられる。
【0013】溶媒としては、脂肪族、脂環式または芳香
族炭化水素が挙げられ、具体的には、ブタン、ヘキサ
ン、ヘプタン、シクロヘキサン、ベンゼン等を例示する
ことが出来る。重合温度は通常0〜150℃であり、ま
た、必要に応じ、水素の様な分子量調節剤を用いてもよ
い。
族炭化水素が挙げられ、具体的には、ブタン、ヘキサ
ン、ヘプタン、シクロヘキサン、ベンゼン等を例示する
ことが出来る。重合温度は通常0〜150℃であり、ま
た、必要に応じ、水素の様な分子量調節剤を用いてもよ
い。
【0014】触媒としての遷移金属化合物および周期律
表第1族ないし第3族金属の有機金属化合物は、特に制
限はなく、オレフィンの重合に公知の触媒を用いること
が出来る。好ましい触媒は、Mg、Ti、ハロゲン及び
電子供与性化合物(エーテル、エステル等)を含有する
固体触媒成分と有機アルミニウム化合物との組み合わせ
から成る触媒である。上記の固体触媒成分の詳細は、特
開昭52−98076号公報、同53−24378号公
報、同53−85877号公報、同53−117083
号公報、同59−6204号公報、同59−11306
号公報などに記載されている。
表第1族ないし第3族金属の有機金属化合物は、特に制
限はなく、オレフィンの重合に公知の触媒を用いること
が出来る。好ましい触媒は、Mg、Ti、ハロゲン及び
電子供与性化合物(エーテル、エステル等)を含有する
固体触媒成分と有機アルミニウム化合物との組み合わせ
から成る触媒である。上記の固体触媒成分の詳細は、特
開昭52−98076号公報、同53−24378号公
報、同53−85877号公報、同53−117083
号公報、同59−6204号公報、同59−11306
号公報などに記載されている。
【0015】また、アルミニウムの原子比で0.15以
下であって且つ錯化剤を含有する固体三塩化チタン触媒
成分と有機アルミニウム化合物、殊にアルミニウムジア
ルキルモノハライド及び必要に応じて電子供与性化合物
との組み合わせから成る触媒も好適に用いられる。上記
の固体三塩化チタン触媒成分の詳細は、特公昭55−8
45号公報、同55−8452号公報、同55−845
1号公報、同54−24871号公報、同55−391
65号公報、同55−1405号公報、同53−449
58号公報などに記載されている。
下であって且つ錯化剤を含有する固体三塩化チタン触媒
成分と有機アルミニウム化合物、殊にアルミニウムジア
ルキルモノハライド及び必要に応じて電子供与性化合物
との組み合わせから成る触媒も好適に用いられる。上記
の固体三塩化チタン触媒成分の詳細は、特公昭55−8
45号公報、同55−8452号公報、同55−845
1号公報、同54−24871号公報、同55−391
65号公報、同55−1405号公報、同53−449
58号公報などに記載されている。
【0016】本発明において用いられるグラフト変性3
MB1重合体(B)は、前記の3MB1重合体(A)
(3MB1単独重合体および共重合体)にα、β−不飽
和カルボン酸、その酸無水物またはその誘導体をグラフ
トすることによって得られる。特に、α、β−不飽和カ
ルボン酸またはその酸無水物がグラフトされた変性3M
B1重合体が好適に用いられる。
MB1重合体(B)は、前記の3MB1重合体(A)
(3MB1単独重合体および共重合体)にα、β−不飽
和カルボン酸、その酸無水物またはその誘導体をグラフ
トすることによって得られる。特に、α、β−不飽和カ
ルボン酸またはその酸無水物がグラフトされた変性3M
B1重合体が好適に用いられる。
【0017】α、β−不飽和カルボン酸またはその酸無
水物としては、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン
酸、無水マレイン酸、アクリル酸メチル、メタクリル酸
メチル等を挙げることが出来るが、特に、無水マレイン
酸が好ましい。グラフト反応は、特に制限されず、公知
の方法に従って行うことが出来る。
水物としては、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン
酸、無水マレイン酸、アクリル酸メチル、メタクリル酸
メチル等を挙げることが出来るが、特に、無水マレイン
酸が好ましい。グラフト反応は、特に制限されず、公知
の方法に従って行うことが出来る。
【0018】グラフト変性3MB1重合体(B)は、温
度320℃、荷重2.16kgの条件下に測定したMI
が1〜1000g/10分の範囲、好ましくは3〜30
0g/10分で且つα、β−不飽和カルボン酸またはそ
の誘導体組成単位のグラフト量が0.1〜5重量%、好
ましくは0.3〜3重量%の範囲でなければならない。
度320℃、荷重2.16kgの条件下に測定したMI
が1〜1000g/10分の範囲、好ましくは3〜30
0g/10分で且つα、β−不飽和カルボン酸またはそ
の誘導体組成単位のグラフト量が0.1〜5重量%、好
ましくは0.3〜3重量%の範囲でなければならない。
【0019】グラフト変性3MB1重合体(B)が上記
の特性を満足しない場合は、3MB1重合体(A)と後
述の繊維強化材料(C)との接着不良、3MB1重合体
(A)に対するグラフト変性3MB1重合体(B)の相
溶性不良、ブリード現象などが発生する。
の特性を満足しない場合は、3MB1重合体(A)と後
述の繊維強化材料(C)との接着不良、3MB1重合体
(A)に対するグラフト変性3MB1重合体(B)の相
溶性不良、ブリード現象などが発生する。
【0020】本発明において用いられる繊維強化材料
(C)としては、ガラス繊維(以下、「GF」と略記す
る。)、カーボン繊維、チタン酸カリウム繊維、ロック
ウール繊維、ボロン繊維、アラミド繊維などが挙げられ
るが、特に、GFが好ましい。
(C)としては、ガラス繊維(以下、「GF」と略記す
る。)、カーボン繊維、チタン酸カリウム繊維、ロック
ウール繊維、ボロン繊維、アラミド繊維などが挙げられ
るが、特に、GFが好ましい。
【0021】繊維強化材料(C)は、一般に平均直径が
2〜15μmのものが用いられるが、目的に応じ、更に
細いもの又は太いものを使用することが出来る。本発明
の組成物においては、繊維強化材料(C)は、重量平均
繊維長が200〜450μmの範囲で分散していること
が好ましく、繊維長は、斯かる観点から選択するのがよ
い。分散時の重量平均繊維長が上記の範囲未満の場合
は、力学的特性面で充分な強度、熱変形温度、寸法安定
性を有する成形品が得られ難く、また、上記の範囲を超
える場合は、成形品の表面平滑性が損なわれ易い。
2〜15μmのものが用いられるが、目的に応じ、更に
細いもの又は太いものを使用することが出来る。本発明
の組成物においては、繊維強化材料(C)は、重量平均
繊維長が200〜450μmの範囲で分散していること
が好ましく、繊維長は、斯かる観点から選択するのがよ
い。分散時の重量平均繊維長が上記の範囲未満の場合
は、力学的特性面で充分な強度、熱変形温度、寸法安定
性を有する成形品が得られ難く、また、上記の範囲を超
える場合は、成形品の表面平滑性が損なわれ易い。
【0022】GFとしては、原料ガラスとしてEガラス
を用いた繊維が好ましい。また、GFの表面処理剤とし
ては、シラン系、ボラン系などが知られているが、シラ
ン系ではアリルシラン、ビニルシラン、アミノシラン、
エポキシシラン等のカップリング剤を用いたものが好ま
しい。GFの結束剤としては、エポキシ樹脂、ウレタン
樹脂、ポリエステル樹脂、酢酸ビニル樹脂、アクリル系
樹脂などの結束剤が好ましい。
を用いた繊維が好ましい。また、GFの表面処理剤とし
ては、シラン系、ボラン系などが知られているが、シラ
ン系ではアリルシラン、ビニルシラン、アミノシラン、
エポキシシラン等のカップリング剤を用いたものが好ま
しい。GFの結束剤としては、エポキシ樹脂、ウレタン
樹脂、ポリエステル樹脂、酢酸ビニル樹脂、アクリル系
樹脂などの結束剤が好ましい。
【0023】本発明において用いられる酸化チタン
(D)としては、酸化チタンの単品に限定されず、酸化
チタン含有量が50重量%以上、好ましくは75重量%
以上の物質であってもよい。また、酸化チタンとして
は、ルチル型、アナターゼ型の何れであってもよい。更
に、酸化チタンの表面処理剤としては、有機系処理剤、
Al系処理剤、Al−Zn系処理剤、Al−Si−Zn
系処理剤、Al−Si系処理剤、Ni−Sn系処理剤な
どが知られているが、有機系処理剤を用いたものが好ま
しい。酸化チタン(D)の大きさは、特に制限されない
が、顔料として通常に用いられる大きさであればよい。
(D)としては、酸化チタンの単品に限定されず、酸化
チタン含有量が50重量%以上、好ましくは75重量%
以上の物質であってもよい。また、酸化チタンとして
は、ルチル型、アナターゼ型の何れであってもよい。更
に、酸化チタンの表面処理剤としては、有機系処理剤、
Al系処理剤、Al−Zn系処理剤、Al−Si−Zn
系処理剤、Al−Si系処理剤、Ni−Sn系処理剤な
どが知られているが、有機系処理剤を用いたものが好ま
しい。酸化チタン(D)の大きさは、特に制限されない
が、顔料として通常に用いられる大きさであればよい。
【0024】本発明の組成物は、上記の3MB1重合体
(A)及びグラフト変性3MB1重合体(B)と繊維強
化材料(C)と酸化チタン(D)とを含有する。そし
て、(A)及び(B)の合計量に対し、(A)の割合は
90〜99.9重量%、(B)の割合は0.1〜10重
量でなければならない。また、(A)及び(B)の合計
100重量部当たり、繊維強化材料(C)の含有量は2
5〜100重量部、好ましくは40〜100重量部、酸
化チタン(D)の含有は0.1〜3重量部でなければな
らない。
(A)及びグラフト変性3MB1重合体(B)と繊維強
化材料(C)と酸化チタン(D)とを含有する。そし
て、(A)及び(B)の合計量に対し、(A)の割合は
90〜99.9重量%、(B)の割合は0.1〜10重
量でなければならない。また、(A)及び(B)の合計
100重量部当たり、繊維強化材料(C)の含有量は2
5〜100重量部、好ましくは40〜100重量部、酸
化チタン(D)の含有は0.1〜3重量部でなければな
らない。
【0025】繊維強化材料(C)の含有量が上記の範囲
未満の場合は、十分な機械的特性と耐熱性を有する組成
物は得られず、また、成形品の成形収縮率および異方性
の改良効果が小さい。一方、繊維強化材料(C)の含有
量が上記の範囲を超える場合は、成形品の表面平滑性が
損なわれる。酸化チタン(D)の含有量が上記の範囲未
満の場合は、プロセス加工安定性の改良効果が小さく、
上記の範囲を超える場合は、組成物の力学物性が著しく
低下する。
未満の場合は、十分な機械的特性と耐熱性を有する組成
物は得られず、また、成形品の成形収縮率および異方性
の改良効果が小さい。一方、繊維強化材料(C)の含有
量が上記の範囲を超える場合は、成形品の表面平滑性が
損なわれる。酸化チタン(D)の含有量が上記の範囲未
満の場合は、プロセス加工安定性の改良効果が小さく、
上記の範囲を超える場合は、組成物の力学物性が著しく
低下する。
【0026】ところで、3MB1重合体は、融点が高い
ため、必然的に成形温度が高くなり、成形中の重合体の
劣化に伴う分子量の低下は避け得ない。従って、成形中
の劣化を可能な限り防止するため、適切な安定剤を選択
して用いるのが好ましい。斯かる安定剤としては、日本
チバガイギー社製の商品「イルガノックス1010」と
「イルガホスP−EPQ」が好適であり、特に、両者を
組み合わせて用いるのが好ましい。
ため、必然的に成形温度が高くなり、成形中の重合体の
劣化に伴う分子量の低下は避け得ない。従って、成形中
の劣化を可能な限り防止するため、適切な安定剤を選択
して用いるのが好ましい。斯かる安定剤としては、日本
チバガイギー社製の商品「イルガノックス1010」と
「イルガホスP−EPQ」が好適であり、特に、両者を
組み合わせて用いるのが好ましい。
【0027】また、本発明の組成物には、従来公知の安
定剤、難燃剤、着色剤、帯電防止剤、滑剤、核剤、タル
ク、炭酸カルシウム、シリカ、カオリン、水酸化マグネ
シウム、硫酸バリウム、活性白土、マイカ、ゼオライ
ト、珪灰石、グラスビーズ等の各種の充填剤を添加して
もよい。
定剤、難燃剤、着色剤、帯電防止剤、滑剤、核剤、タル
ク、炭酸カルシウム、シリカ、カオリン、水酸化マグネ
シウム、硫酸バリウム、活性白土、マイカ、ゼオライ
ト、珪灰石、グラスビーズ等の各種の充填剤を添加して
もよい。
【0028】本発明の組成物を製造する方法は特に限定
されず、各成分を同時に混合する方法、または、2以上
の成分を予め混合し、残りの成分を別途混合する方法の
いずれも可能である。混合には、通常、押出機やバンバ
リーミキサーが用いられる。また、押出機の種類は、特
に制限されず、単軸押出機、2軸押出機などが用いら
れ、スクリューの形状も特に制限されず、フルフライト
スクリュー、ダルメージスクリュー等が用いられる。
されず、各成分を同時に混合する方法、または、2以上
の成分を予め混合し、残りの成分を別途混合する方法の
いずれも可能である。混合には、通常、押出機やバンバ
リーミキサーが用いられる。また、押出機の種類は、特
に制限されず、単軸押出機、2軸押出機などが用いら
れ、スクリューの形状も特に制限されず、フルフライト
スクリュー、ダルメージスクリュー等が用いられる。
【0029】しかしながら、混練強度と繊維強化材料
(C)の重量平均繊維長の制御の観点から、2軸押出機
を用い、繊維強化材料(C)をサイドフィード法により
供給するのが好ましい。具体的には、スクリュウー径が
20mm以上の2軸押出機を用い、スクリュウー回転数
150〜300回転/分の条件下、3MB1重合体
(A)、グラフト変性3MB1重合体(B)及び酸化チ
タン(D)を混練しつつ、繊維強化材料(C)をサイド
フィード法により供給する方法を採用するのが好まし
い。
(C)の重量平均繊維長の制御の観点から、2軸押出機
を用い、繊維強化材料(C)をサイドフィード法により
供給するのが好ましい。具体的には、スクリュウー径が
20mm以上の2軸押出機を用い、スクリュウー回転数
150〜300回転/分の条件下、3MB1重合体
(A)、グラフト変性3MB1重合体(B)及び酸化チ
タン(D)を混練しつつ、繊維強化材料(C)をサイド
フィード法により供給する方法を採用するのが好まし
い。
【0030】本発明の組成物は、特に、プロセス加工安
定性に優れているため、加工トラブルが少なくて取扱い
が容易であり生産性向上に効果がある。また、本発明の
組成物は、高剛性、高強度、高熱変形温度、寸法安定性
に優れているため、特に、電気電子分野、自動車分野を
初めとする各種の分野において有用である。
定性に優れているため、加工トラブルが少なくて取扱い
が容易であり生産性向上に効果がある。また、本発明の
組成物は、高剛性、高強度、高熱変形温度、寸法安定性
に優れているため、特に、電気電子分野、自動車分野を
初めとする各種の分野において有用である。
【0031】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
するが、本発明は、その要旨を超えない限り、以下の実
施例に限定されるものではない。なお、以下の諸例にお
いて、3MB1重合体組成物のペレット化は、スクリュ
ウー径が30mmの2軸押出機を用い、スクリュウー回
転数200回転/分、290℃〜320℃の温度で行っ
た。また、試験片作成の際の射出成形機の成形条件は、
次の表1に示す通りである。
するが、本発明は、その要旨を超えない限り、以下の実
施例に限定されるものではない。なお、以下の諸例にお
いて、3MB1重合体組成物のペレット化は、スクリュ
ウー径が30mmの2軸押出機を用い、スクリュウー回
転数200回転/分、290℃〜320℃の温度で行っ
た。また、試験片作成の際の射出成形機の成形条件は、
次の表1に示す通りである。
【0032】
【表1】 シリンダー温度 :290〜320℃ 射出圧力 :310〜620kg/cm2 射出速度 :50〜100mm/sec 金型温度 :100℃
【0033】また、物性の評価は、次の方法に従って行
った。すなわち、プロセス加工安定性は、押出機から出
たストランドの10分間当たりの切断回数および射出出
成形機の食い込み不良対処のために行った5分間当たり
のホッパー打撃回数を以て表した。MIは、ASTM
D 1238に準拠し、温度320℃、荷重2.16k
gの条件で測定した。融解熱は、示差走査熱量計(デユ
ポン社製「9900型」)を用い、最初16℃/分の速
度で335℃まで昇温し、10分間保持して試料を十分
に融解して熱履歴を除去した後、16℃/分の速度で略
30℃まで降温し、その後、再度、16℃/分の速度で
昇温して融解熱を測定した。
った。すなわち、プロセス加工安定性は、押出機から出
たストランドの10分間当たりの切断回数および射出出
成形機の食い込み不良対処のために行った5分間当たり
のホッパー打撃回数を以て表した。MIは、ASTM
D 1238に準拠し、温度320℃、荷重2.16k
gの条件で測定した。融解熱は、示差走査熱量計(デユ
ポン社製「9900型」)を用い、最初16℃/分の速
度で335℃まで昇温し、10分間保持して試料を十分
に融解して熱履歴を除去した後、16℃/分の速度で略
30℃まで降温し、その後、再度、16℃/分の速度で
昇温して融解熱を測定した。
【0034】曲げ弾性率および曲げ強度は、ASTM
D 790に準拠し、熱変形温度はASTM D 64
8に準拠して測定した。成形収縮率および異方性は、1
00mm×100mm×3mmの平板金型を備え、フィ
ルムゲート1.5mm射出成形機を用い、前記に示した
特定の射出圧力および射出速度で成形して平板を得、樹
脂の流れ方向(MD)と樹脂の流れに垂直方向(TD)
の平板の寸法を万能投影機(Nikon profile projector
V-16E)により測定し、金型原寸に対する収縮率を算出し
た。また、MDとTDとの収縮率の差(TD−MD)を
異方性の尺度とした。
D 790に準拠し、熱変形温度はASTM D 64
8に準拠して測定した。成形収縮率および異方性は、1
00mm×100mm×3mmの平板金型を備え、フィ
ルムゲート1.5mm射出成形機を用い、前記に示した
特定の射出圧力および射出速度で成形して平板を得、樹
脂の流れ方向(MD)と樹脂の流れに垂直方向(TD)
の平板の寸法を万能投影機(Nikon profile projector
V-16E)により測定し、金型原寸に対する収縮率を算出し
た。また、MDとTDとの収縮率の差(TD−MD)を
異方性の尺度とした。
【0035】参考例1 <三塩化チタン均一溶液の製造(A)>乾燥アルゴン置
換した容量500mlの四つ口フラスコに精製トルエン
150mlと四塩化チタン90mmolを仕込み、更
に、ジ−n−ブチルエーテル90mmolを添加した。
多少の発熱を伴い、四塩化チタンとジ−n−ブチルエー
テルとが反応してトルエンに均一溶解し、橙黄色の均一
溶液が得られた。当該溶液を撹拌下25℃に保持しなが
ら、ジエチルアルミニウムモノクロライド45mmol
をトルエン20mlに溶解した溶液を徐々に添加したと
ころ、濃橙色の三塩化チタンの均一溶液が得られた。
換した容量500mlの四つ口フラスコに精製トルエン
150mlと四塩化チタン90mmolを仕込み、更
に、ジ−n−ブチルエーテル90mmolを添加した。
多少の発熱を伴い、四塩化チタンとジ−n−ブチルエー
テルとが反応してトルエンに均一溶解し、橙黄色の均一
溶液が得られた。当該溶液を撹拌下25℃に保持しなが
ら、ジエチルアルミニウムモノクロライド45mmol
をトルエン20mlに溶解した溶液を徐々に添加したと
ころ、濃橙色の三塩化チタンの均一溶液が得られた。
【0036】<三塩化チタンの沈澱生成と触媒の製造
(B)>上記(A)行程で得られた三塩化チタンの均一
溶液を95℃に昇温したところ、昇温途中より紫色の三
塩化チタンの沈澱生成が認められた。95℃で60分攪
拌後、沈澱をろ別してn−ヘプタン100mlで5回洗
浄し、微粒状紫色三塩化チタン触媒錯体を得た。元素分
析の結果、この触媒錯体は、式:TiCl3 (AlCl
3 )0.004〔(nC4 H9 )2O〕0.05で表さ
れる組成を有していた。
(B)>上記(A)行程で得られた三塩化チタンの均一
溶液を95℃に昇温したところ、昇温途中より紫色の三
塩化チタンの沈澱生成が認められた。95℃で60分攪
拌後、沈澱をろ別してn−ヘプタン100mlで5回洗
浄し、微粒状紫色三塩化チタン触媒錯体を得た。元素分
析の結果、この触媒錯体は、式:TiCl3 (AlCl
3 )0.004〔(nC4 H9 )2O〕0.05で表さ
れる組成を有していた。
【0037】製造例1 <3MB1〜ブテン−1共重合体の製造>容量25リッ
トル(L)のステンレス製反応器中で参考例1で得た固
体三塩化チタン触媒錯体を用いて3MB1とブテン−1
の共重合を行った。先ず、十分に乾燥、窒素置換した反
応器に7.0mmolのジイソブチルアルミニウムモノ
クロライド、8.0kgの液化3MB1を装入した後、
70℃に昇温し、窒素により参考例1で得られた固体三
塩化チタン触媒錯体9.05gを圧入して重合を開始し
た。
トル(L)のステンレス製反応器中で参考例1で得た固
体三塩化チタン触媒錯体を用いて3MB1とブテン−1
の共重合を行った。先ず、十分に乾燥、窒素置換した反
応器に7.0mmolのジイソブチルアルミニウムモノ
クロライド、8.0kgの液化3MB1を装入した後、
70℃に昇温し、窒素により参考例1で得られた固体三
塩化チタン触媒錯体9.05gを圧入して重合を開始し
た。
【0038】逐時的にブテン−1を供給しながら重合を
行い、3.5時間後、イソブチルアルコール300ml
を圧入し重合を停止した。ブテン−1の供給量は237
gであった。また、分子量調節剤として、水素を15分
間欠で合計0.13mol供給した。
行い、3.5時間後、イソブチルアルコール300ml
を圧入し重合を停止した。ブテン−1の供給量は237
gであった。また、分子量調節剤として、水素を15分
間欠で合計0.13mol供給した。
【0039】次いで、余剰の未反応単量体を追い出し、
その後、ノルマルヘキサン8.0kgを導入し、50℃
で30分撹拌したのち静置し、上澄み液を抜き出し、重
合体中の触媒成分を洗浄除去した。この操作を5回繰り
返した後、重合体100重量部当たり、「イルガフォス
P−EPQ」と「イルガノックス1010」を各0.2
重量部ずつ添加して乾燥し、白色粉末状3MB1〜ブテ
ン−1共重合体4.3kgを得た。この共重合体の融解
熱は54.3J/g、320℃におけるMIは17g/
10分あった。
その後、ノルマルヘキサン8.0kgを導入し、50℃
で30分撹拌したのち静置し、上澄み液を抜き出し、重
合体中の触媒成分を洗浄除去した。この操作を5回繰り
返した後、重合体100重量部当たり、「イルガフォス
P−EPQ」と「イルガノックス1010」を各0.2
重量部ずつ添加して乾燥し、白色粉末状3MB1〜ブテ
ン−1共重合体4.3kgを得た。この共重合体の融解
熱は54.3J/g、320℃におけるMIは17g/
10分あった。
【0040】製造例2 <3MB1共重合体の変性>製造例1で得た3MB1〜
ブテン−1共重合体の粉末400gをオルト−ジクロル
ベンゼン1.2Lに懸濁し、開始剤として、2,5−ジ
メチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン
−3(日本油脂社製「パーヘキシン25B」)を6g、
無水マレイン酸を20g添加し、165℃に昇温した後
72分撹拌してグラフト反応を行い、グラフト変性3M
B1共重合体を得た。
ブテン−1共重合体の粉末400gをオルト−ジクロル
ベンゼン1.2Lに懸濁し、開始剤として、2,5−ジ
メチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン
−3(日本油脂社製「パーヘキシン25B」)を6g、
無水マレイン酸を20g添加し、165℃に昇温した後
72分撹拌してグラフト反応を行い、グラフト変性3M
B1共重合体を得た。
【0041】その後、アセトンを加えて未反応の無水マ
レイン酸と「パーヘキシン25B」を除去し、次いで、
重合体100重量部当たり、「イルガフォスP−EP
Q」と「イルガノックス1010」を各0.2重量部ず
つ添加し乾燥した。得られたグラフト変性3MB1〜ブ
テン−1共重合体の無水マレイン酸のグラフト量は1.
01重量%、320℃におけるMIは127g/10分
であった。
レイン酸と「パーヘキシン25B」を除去し、次いで、
重合体100重量部当たり、「イルガフォスP−EP
Q」と「イルガノックス1010」を各0.2重量部ず
つ添加し乾燥した。得られたグラフト変性3MB1〜ブ
テン−1共重合体の無水マレイン酸のグラフト量は1.
01重量%、320℃におけるMIは127g/10分
であった。
【0042】実施例1 製造例1で得た3MB1〜ブテン−1共重合体粉末
(A)2328gに、製造例2で得たグラフト変性3M
B1重合体〜ブテン−1共重合体(B)粉末72gと酸
化チタン(デュポン社製「タイピュア R−101」、
TiO2 含量97.0重量以上、ルチル型)4.8gを
混合して原料混合物を得た。前記の2軸押出機を用い、
スクリュー回転数200回転/分、混練温度310℃の
条件下、上記の原料混合物をを混練しつつ、GFとし
て、日本電気硝子社製「ECS03T488H」(表面
処理剤:アミノシラン系、結束剤:ウレタン系、GF
長:3mm、GF径:11μm)をサイドフィード法に
より供給してペレットを造粒した。
(A)2328gに、製造例2で得たグラフト変性3M
B1重合体〜ブテン−1共重合体(B)粉末72gと酸
化チタン(デュポン社製「タイピュア R−101」、
TiO2 含量97.0重量以上、ルチル型)4.8gを
混合して原料混合物を得た。前記の2軸押出機を用い、
スクリュー回転数200回転/分、混練温度310℃の
条件下、上記の原料混合物をを混練しつつ、GFとし
て、日本電気硝子社製「ECS03T488H」(表面
処理剤:アミノシラン系、結束剤:ウレタン系、GF
長:3mm、GF径:11μm)をサイドフィード法に
より供給してペレットを造粒した。
【0043】GFの供給量は、上記樹脂量に対して16
00gとした。ペレット中のGF含有量は、(A)及び
(B)の合計量100重量部当たり65.3重量部であ
った。住友重機械工業社製射出成形機「SYCAPネオ
マット75」を用い、上記のペレットから試験片を作成
し、機械的強度、熱変形温度、成形収縮率及び異方性、
表面平滑性を測定した。また、押出機から出たストラン
ドの10分間当たりの切断回数および射出出成形機の食
い込み不良対処のために行った5分間当たりのホッパー
打撃回数を測定し、プロセス加工安定性の評価を行っ
た。結果を表2に示す。
00gとした。ペレット中のGF含有量は、(A)及び
(B)の合計量100重量部当たり65.3重量部であ
った。住友重機械工業社製射出成形機「SYCAPネオ
マット75」を用い、上記のペレットから試験片を作成
し、機械的強度、熱変形温度、成形収縮率及び異方性、
表面平滑性を測定した。また、押出機から出たストラン
ドの10分間当たりの切断回数および射出出成形機の食
い込み不良対処のために行った5分間当たりのホッパー
打撃回数を測定し、プロセス加工安定性の評価を行っ
た。結果を表2に示す。
【0044】実施例2 実施例1において、酸化チタンの配合量を14.4gに
変更した以外は、実施例1と同様にしてペレットを造粒
した。ペレット中のGF含有量は、(A)及び(B)の
合計量100重量部当たり65.5重量部であった。以
下、実施例1と同様に射出成形を行い、物性測定とプロ
セス加工安定性の評価を行った。結果を表2に示す。
変更した以外は、実施例1と同様にしてペレットを造粒
した。ペレット中のGF含有量は、(A)及び(B)の
合計量100重量部当たり65.5重量部であった。以
下、実施例1と同様に射出成形を行い、物性測定とプロ
セス加工安定性の評価を行った。結果を表2に示す。
【0045】実施例3 実施例1において、酸化チタンの配合量を60gに変更
した以外は、実施例1と同様にしてペレットを造粒し
た。ペレット中のGF含有量は、(A)及び(B)の合
計量100重量部当たり66.5重量部であった。以
下、実施例1と同様に射出成形を行い、物性測定とプロ
セス加工安定性の評価を行った。結果を表2に示す。
した以外は、実施例1と同様にしてペレットを造粒し
た。ペレット中のGF含有量は、(A)及び(B)の合
計量100重量部当たり66.5重量部であった。以
下、実施例1と同様に射出成形を行い、物性測定とプロ
セス加工安定性の評価を行った。結果を表2に示す。
【0046】比較例1 実施例1において、酸化チタンの配合量を1.2gに変
更した以外は、実施例1と同様にしてペレットを造粒し
た。ペレット中のGF含有量は、(A)及び(B)の合
計量100重量部当たり66.1重量部であった。以
下、実施例1と同様に射出成形を行い、物性測定とプロ
セス加工安定性の評価を行った。結果を表3に示す。
更した以外は、実施例1と同様にしてペレットを造粒し
た。ペレット中のGF含有量は、(A)及び(B)の合
計量100重量部当たり66.1重量部であった。以
下、実施例1と同様に射出成形を行い、物性測定とプロ
セス加工安定性の評価を行った。結果を表3に示す。
【0047】比較例2 実施例1において、酸化チタンの配合量を96gに変更
した以外は、実施例1と同様にしてペレットを造粒し
た。ペレット中のGF含有量は、(A)及び(B)の合
計量100重量部当たり66.3重量部であった。以
下、実施例1と同様に射出成形を行い、物性測定とプロ
セス加工安定性の評価を行った。結果を表3に示す。
した以外は、実施例1と同様にしてペレットを造粒し
た。ペレット中のGF含有量は、(A)及び(B)の合
計量100重量部当たり66.3重量部であった。以
下、実施例1と同様に射出成形を行い、物性測定とプロ
セス加工安定性の評価を行った。結果を表3に示す。
【0048】比較例3 実施例1において、GFの供給量を420gに変更した
以外は、実施例3と同様にしてペレットを造粒した。ペ
レット中のGF含有量は、(A)及び(B)の合計量1
00重量部当たり17.3重量部であった。以下、実施
例1と同様に射出成形を行い、物性測定とプロセス加工
安定性の評価を行った。結果を表3に示す。
以外は、実施例3と同様にしてペレットを造粒した。ペ
レット中のGF含有量は、(A)及び(B)の合計量1
00重量部当たり17.3重量部であった。以下、実施
例1と同様に射出成形を行い、物性測定とプロセス加工
安定性の評価を行った。結果を表3に示す。
【0049】
【表2】 ──────────────────────────────────── 実 施 例 1 2 3 <組成物> 3MB1共重合体(重量部) 97 97 97 変性3MB1共重合体(重量部) 3 3 3 GF(重量部) 65.3 65.5 66.5 TiO2 (重量部) 0.2 0.6 2.5 <ストランド切断回数(回/10分)> 0 0 0 <ホッパー打撃回数(回/0分)> 0 0 0 <物性評価> 曲げ弾性率(Kg/cm2) ×102 915 928 940 曲げ強度(Kg/cm2) ×10 115 111 103 熱変形温度(℃) 240 242 245 成形収縮率(%) TD 0.52 0.55 0.56 成形収縮率(%) MD 0.12 0.13 0.14 異方性(TD-MD) 0.41 0.42 0.42 ──────────────────────────────────── (注)GF及びTiO2 の各重量部は、3MB1重合体と変
性3MB1重合体の合計量:100重量部当たりの量を表
す。
性3MB1重合体の合計量:100重量部当たりの量を表
す。
【0050】
【表3】 ──────────────────────────────────── 比 較 例 1 2 3 <組成物> 3MB1共重合体(重量部) 97 97 97 変性3MB1共重合体(重量部) 3 3 3 GF(重量部) 66.1 66.3 17.3 TiO2 (重量部) 0.05 4.0 0 <ストランド切断回数(回/10分)> 5 1 3 <ホッパー打撃回数(回/0分)> 4 1 2 <物性評価> 曲げ弾性率(Kg/cm2) ×102 908 750 501 曲げ強度(Kg/cm2) ×10 110 69 63 熱変形温度(℃) 240 176 180 成形収縮率(%) TD 0.53 0.59 1.30 成形収縮率(%) MD 0.13 0.12 0.76 異方性(TD-MD) 0.40 0.47 0.54 ──────────────────────────────────── (注)GF及びTiO2 の各重量部は、3MB1重合体と変
性3MB1重合体の合計量:100重量部当たりの量を表
す。
性3MB1重合体の合計量:100重量部当たりの量を表
す。
【0051】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、機械的特
性、高温剛性、寸法安定性の他、特に、成形加工時のプ
ロセス安定性に優れた3メチルブテン−1重合体組成物
が得られる。
性、高温剛性、寸法安定性の他、特に、成形加工時のプ
ロセス安定性に優れた3メチルブテン−1重合体組成物
が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 榎戸 信夫 神奈川県横浜市緑区鴨志田町1000番地 三 菱化成株式会社総合研究所内 (72)発明者 柴田 克治 神奈川県横浜市緑区鴨志田町1000番地 三 菱化成株式会社総合研究所内 (72)発明者 竹中 邦博 神奈川県横浜市緑区鴨志田町1000番地 三 菱化成株式会社総合研究所内
Claims (2)
- 【請求項1】 下記の特性を有する3メチルブテン−1
重合体(A)及びグラフト変性3メチルブテン−1重合
体(B)と繊維強化材料(C)と酸化チタン(D)とを
含有し、(A)及び(B)の合計量に対し、(A)の割
合は90〜99.9重量%、(B)の割合は0.1〜1
0重量であり、(A)及び(B)の合計100重量部当
たり、繊維強化材料(C)の含有量は25〜100重量
部、酸化チタン(D)の含有量は0.1〜3重量部であ
ることを特徴とする3メチルブテン−1重合体組成物。 (A):温度320℃、荷重2.16kgの条件下で測
定したメルトインデックスが0.1〜100g/10分
の範囲で且つ示差走査熱量計で測定した融解熱が30J
/g以上である。 (B):温度320℃、荷重2.16kgの条件下に測
定したメルトインデックスが1〜1000g/10分の
範囲で且つα、β−不飽和カルボン酸またはその誘導体
組成単位のグラフト量が0.1〜5重量%の範囲であ
る。 - 【請求項2】 繊維強化材料(C)としてガラス繊維を
用いる請求項1に記載の3メチルブテン−1重合体組成
物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21807593A JPH0753809A (ja) | 1993-08-10 | 1993-08-10 | 3−メチルブテン−1重合体組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21807593A JPH0753809A (ja) | 1993-08-10 | 1993-08-10 | 3−メチルブテン−1重合体組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0753809A true JPH0753809A (ja) | 1995-02-28 |
Family
ID=16714253
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21807593A Pending JPH0753809A (ja) | 1993-08-10 | 1993-08-10 | 3−メチルブテン−1重合体組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0753809A (ja) |
-
1993
- 1993-08-10 JP JP21807593A patent/JPH0753809A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020919 |