JPH075464B2 - 安定なニコランジル製剤 - Google Patents
安定なニコランジル製剤Info
- Publication number
- JPH075464B2 JPH075464B2 JP61159389A JP15938986A JPH075464B2 JP H075464 B2 JPH075464 B2 JP H075464B2 JP 61159389 A JP61159389 A JP 61159389A JP 15938986 A JP15938986 A JP 15938986A JP H075464 B2 JPH075464 B2 JP H075464B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acid
- nicorandil
- formulation
- stable
- preparation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Pyridine Compounds (AREA)
- Medicinal Preparation (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はニコランジルの安定な製剤に関するもので医薬
として非常に有用である。すなわち、本発明はニコラン
ジル[化学名:N−(2−ヒドロキシエチル)ニコチン酸
アミド硝酸エステル]にフマル酸、シュウ酸、サリチル
酸、酒石酸、グルタル酸からなる群より選ばれる1種又
は2種以上の有機酸を含有してなる安定なニコランジル
製剤である。
として非常に有用である。すなわち、本発明はニコラン
ジル[化学名:N−(2−ヒドロキシエチル)ニコチン酸
アミド硝酸エステル]にフマル酸、シュウ酸、サリチル
酸、酒石酸、グルタル酸からなる群より選ばれる1種又
は2種以上の有機酸を含有してなる安定なニコランジル
製剤である。
従来の技術 ニコランジルは冠血管拡張作用、冠動脈れん縮抑制作用
を有し、心血行動態、心機能に及ぼす影響の少ない各種
病型の狭心症治療剤として有効な薬物である(特公昭58
−17463、特開昭53−9323)。
を有し、心血行動態、心機能に及ぼす影響の少ない各種
病型の狭心症治療剤として有効な薬物である(特公昭58
−17463、特開昭53−9323)。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、ニコランジル製剤は乾燥状態では比較的
安定であるが、特に湿度に対しては、不安定であり、製
剤の製法や保存方法についても湿度に対する特別の配慮
が必要であり、完全防湿包装とするなど多大の費用を必
要とする。
安定であるが、特に湿度に対しては、不安定であり、製
剤の製法や保存方法についても湿度に対する特別の配慮
が必要であり、完全防湿包装とするなど多大の費用を必
要とする。
本発明者らは湿度に対して安定な製剤の製法について鋭
意研究を重ねた結果、ある種の有機酸の結晶又は結晶性
粉末を混合し、製剤化するとニコランジル製剤の安定性
が向上し、特に湿度に対する安定性が飛躍的に向上する
ことを見い出した。
意研究を重ねた結果、ある種の有機酸の結晶又は結晶性
粉末を混合し、製剤化するとニコランジル製剤の安定性
が向上し、特に湿度に対する安定性が飛躍的に向上する
ことを見い出した。
さらに、ニコランジル製剤の安定化に有効な有機酸とし
ては、フマル酸、シュウ酸、グルタル酸、酒石酸および
サリチル酸などの二塩基酸が特に優れた安定化を示すこ
とを見出して本発明を完成するに至った。
ては、フマル酸、シュウ酸、グルタル酸、酒石酸および
サリチル酸などの二塩基酸が特に優れた安定化を示すこ
とを見出して本発明を完成するに至った。
問題点を解決するための手段 ニコランジルの結晶又は結晶性粉末と賦形剤,崩壊剤,
滑沢剤,着色剤,結合剤,軟膏基剤,テープ基剤等の医
薬担体を配合して成る組成物に対し、上記のフマル酸、
シュウ酸、サリチル酸、酒石酸、グルタル酸の群から選
ばれる1種又は2種以上の有機酸を配合し、常法により
所望の形態すなわち錠剤、カプセル剤,顆粒剤,坐剤な
どの固形製剤,軟膏剤,テープ剤等の経皮剤とすること
ができる。上記の医薬担体としては、固形製剤の場合に
は、たとえば乳糖,トウモロコシデンプン,マンニトー
ル,カオリン,結晶セルロース,カルボキシメチルセル
ロースカルシウム,タルク,炭酸カルシウム,ステアリ
ン酸カルシウム,ステアリン酸マグネシウム等が用いら
れる。
滑沢剤,着色剤,結合剤,軟膏基剤,テープ基剤等の医
薬担体を配合して成る組成物に対し、上記のフマル酸、
シュウ酸、サリチル酸、酒石酸、グルタル酸の群から選
ばれる1種又は2種以上の有機酸を配合し、常法により
所望の形態すなわち錠剤、カプセル剤,顆粒剤,坐剤な
どの固形製剤,軟膏剤,テープ剤等の経皮剤とすること
ができる。上記の医薬担体としては、固形製剤の場合に
は、たとえば乳糖,トウモロコシデンプン,マンニトー
ル,カオリン,結晶セルロース,カルボキシメチルセル
ロースカルシウム,タルク,炭酸カルシウム,ステアリ
ン酸カルシウム,ステアリン酸マグネシウム等が用いら
れる。
経皮剤の場合には、ポリビニルアルキルエーテル,ポリ
(メタ)アクリレート,ポリウレタン,ポリエステル,
ポリアミド,エチレン−酢酸ビニル共重合体,アクリル
酸アルキルエステル−アクリル酸共重合体等が用いら
れ、必要に応じて粘着付与剤、軟化剤等が配合される。
(メタ)アクリレート,ポリウレタン,ポリエステル,
ポリアミド,エチレン−酢酸ビニル共重合体,アクリル
酸アルキルエステル−アクリル酸共重合体等が用いら
れ、必要に応じて粘着付与剤、軟化剤等が配合される。
ニコランジル製剤が安定化されるのに必要な有機酸の添
加量は製造方法によって異なるが、その製剤に対し0.1
重量%以上を添加することによって目的を達成すること
ができる。
加量は製造方法によって異なるが、その製剤に対し0.1
重量%以上を添加することによって目的を達成すること
ができる。
作 用 本発明により得られた製剤は、安定性に優れている。以
下実施例をあげて説明するが、本発明はこれらに限定さ
れるものではない。
下実施例をあげて説明するが、本発明はこれらに限定さ
れるものではない。
実施例1 錠剤処方(1錠中) ニコランジル 10(mg) 乳糖 76.5 トウモロコシデンプン 10 フマル酸 3 ステアリン酸マグネシウム 0.5 計 100(mg) ニコランジル結晶200g,乳糖1530g,トウモロコシデンプ
ン200g及びフマル酸粉砕末(平均粒子径約3μm)60g
を品川ミキサーに入れ、20分間混合した御、ステアリン
酸マグネシウム10gを加えて1分間混合する。
ン200g及びフマル酸粉砕末(平均粒子径約3μm)60g
を品川ミキサーに入れ、20分間混合した御、ステアリン
酸マグネシウム10gを加えて1分間混合する。
上記混合末を直径7mmの臼及び平型杵をセットした単発
打錠機で1錠当たり100mgとなるように総圧約1トンで
圧縮成形した。
打錠機で1錠当たり100mgとなるように総圧約1トンで
圧縮成形した。
比較のために実施例処方中のフマル酸の替わりに同量の
乳糖で置き換えた錠剤を同条件で製造した。
乳糖で置き換えた錠剤を同条件で製造した。
両錠剤をガラスビンにそれぞれ入れ、密栓状態て40℃−
3ヶ月及び開放状態で40℃−相対湿度61.5%−3ヶ月間
それぞれ加速し、安定性を比較した。加速前を100%と
した残存率で示すと第1表のとおりである。
3ヶ月及び開放状態で40℃−相対湿度61.5%−3ヶ月間
それぞれ加速し、安定性を比較した。加速前を100%と
した残存率で示すと第1表のとおりである。
実施例2 カプセル剤(1カプセル中) ニコランジル 10(mg) マンニトール 44 カルボキシメチルセルロースカルシウム 5 サリチル酸 40 ステアリン酸カルシウム 1 計 100(mg) ニコランジル結晶200g,マンニトール880g,カルボキシメ
チルセルロースカルシウム100g,サリチル酸結晶800g及
びステアリン酸カルシウム20gをポリ袋で均一に混合し
た後、ローラーコンパクターで処理し、10メッシュの篩
で整粒して、スラッグ顆粒とする。
チルセルロースカルシウム100g,サリチル酸結晶800g及
びステアリン酸カルシウム20gをポリ袋で均一に混合し
た後、ローラーコンパクターで処理し、10メッシュの篩
で整粒して、スラッグ顆粒とする。
上記スラッグ顆粒を3号カプセルに100mg充填した。
比較のために実施例処方中のサリチル酸の替わりに同量
のマンニトールで置き換えたカプセル剤を同条件で製造
した。
のマンニトールで置き換えたカプセル剤を同条件で製造
した。
両カプセル剤をガラスビンにそれぞれ入れ、乾燥剤(シ
リカゲル)を入れて密栓状態で40℃−3ヶ月及び乾燥剤
を入れずに密栓状態で40℃−3ヶ月、それぞれ加速し、
安定性を比較した。
リカゲル)を入れて密栓状態で40℃−3ヶ月及び乾燥剤
を入れずに密栓状態で40℃−3ヶ月、それぞれ加速し、
安定性を比較した。
加速前を100%とした残存率で示すと第2表の通りであ
る。
る。
実施例3 顆粒剤(1000mg) ニコランジル 50(mg) マンニトール 920 シュウ酸 10 トウモロコシデプン 20 計 1000mg ニコランジル結晶100g,マンニトール1,840g及びシュウ
酸20gを品川ミキサーに入れ、20分間混合した後、10%
トウモロコシデンプン糊400gを加えて10分間練合する。
酸20gを品川ミキサーに入れ、20分間混合した後、10%
トウモロコシデンプン糊400gを加えて10分間練合する。
その練合物を直径1.0mmネットを装着した円筒顆粒機で
顆粒化する。その顆粒を棚型乾燥機にて50℃で4時間乾
燥した。乾燥後、10メッシュの篩にて整粒した。
顆粒化する。その顆粒を棚型乾燥機にて50℃で4時間乾
燥した。乾燥後、10メッシュの篩にて整粒した。
比較のために実施例処方中のシュウ酸の替わりに同量の
マンニトールを置き換えた顆粒を同条件で製造した。
マンニトールを置き換えた顆粒を同条件で製造した。
両顆粒剤をガラスビンにそれぞれ入れ、密栓状態で40℃
−3ヶ月間及び開放状態で40℃−相対湿度61.5%−3ヶ
月間、それぞれ加速し、安定性を比較した。
−3ヶ月間及び開放状態で40℃−相対湿度61.5%−3ヶ
月間、それぞれ加速し、安定性を比較した。
加速前を100%とした残存率で示すと第3表の通りであ
る。
る。
実施例4 軟膏剤(1000mg) ニコランジル 20mg フマル酸 20mgプラスチベース 960mg 計 1000mg ニコランジル結晶2g,フマル酸2g,プラスチベースの少量
を石川式真空撹拌擂潰機に入れ10分間練合する。更にプ
ラスチベースを少量ずつ添加練合し、全量100gまで添加
し、全質均等にする。
を石川式真空撹拌擂潰機に入れ10分間練合する。更にプ
ラスチベースを少量ずつ添加練合し、全量100gまで添加
し、全質均等にする。
比較のために実施例処方中のフマル酸の替わりに同量の
プラスチベースで置き換えた軟膏を同条件で製造した。
両軟膏をプラスチック軟膏容器にそれぞれ入れ、密栓状
態で40℃2ヶ月,60℃1週間乾燥剤(シリカゲル)のあ
る場合とない場合でそれぞれ加速し、安定性を比較し
た。加速前を100%とした残存率で示すと第4表の通り
である。
プラスチベースで置き換えた軟膏を同条件で製造した。
両軟膏をプラスチック軟膏容器にそれぞれ入れ、密栓状
態で40℃2ヶ月,60℃1週間乾燥剤(シリカゲル)のあ
る場合とない場合でそれぞれ加速し、安定性を比較し
た。加速前を100%とした残存率で示すと第4表の通り
である。
実施例5 テープ製剤 ニコランジル 5部 サリチル酸 5部 イソオクチルアクリレート−アクリル酸共重合体 100部 酢酸エチル 300部 25%イソオクチルアクリレート(95重量%)−アクリル
酸(5重量%)共重合体の酢酸エチル溶液400部にニコ
ランジルを5部,サリチル酸を5部溶解させた後、これ
を厚さ80μmのポリエチレンフィルムの表面に乾燥後の
厚みが50μmになる様塗布乾燥してテープ製剤を得る。
酸(5重量%)共重合体の酢酸エチル溶液400部にニコ
ランジルを5部,サリチル酸を5部溶解させた後、これ
を厚さ80μmのポリエチレンフィルムの表面に乾燥後の
厚みが50μmになる様塗布乾燥してテープ製剤を得る。
比較のために実施例処方中のサリチル酸の替わりに20部
のイソオクチルアクリレート(95重量%)−アクリル酸
(5重量%)共重合体溶液で置き換えたテープ剤を同条
件で製造した。
のイソオクチルアクリレート(95重量%)−アクリル酸
(5重量%)共重合体溶液で置き換えたテープ剤を同条
件で製造した。
発明の効果 以上の実施例に示すごとく、本発明のニコランジル製剤
は極めて安定であり、特に湿度に対する安定性が飛躍的
に向上している。
は極めて安定であり、特に湿度に対する安定性が飛躍的
に向上している。
Claims (1)
- 【請求項1】ニコランジルにフマル酸、シュウ酸、サリ
チル酸、酒石酸、グルタル酸からなる群より選ばれる1
種又は2種以上の有機酸を含有してなる安定なニコラン
ジル製剤。
Applications Claiming Priority (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60-149688 | 1985-07-08 | ||
| JP14968885 | 1985-07-08 | ||
| JP14599386A JPS632927A (ja) | 1986-06-24 | 1986-06-24 | ニコランジル製剤の製造方法 |
| JP61-145993 | 1986-06-24 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62103018A JPS62103018A (ja) | 1987-05-13 |
| JPH075464B2 true JPH075464B2 (ja) | 1995-01-25 |
Family
ID=26476952
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61159389A Expired - Lifetime JPH075464B2 (ja) | 1985-07-08 | 1986-07-07 | 安定なニコランジル製剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH075464B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN117547534B (zh) * | 2023-11-10 | 2024-07-12 | 江南大学 | 尼可地尔缓释制剂及其制备方法 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5443570B2 (ja) * | 1972-10-27 | 1979-12-20 | ||
| DE3175410D1 (en) * | 1980-07-29 | 1986-11-06 | Sanofi Sa | Acid stabilized compositions of thieno-pyridine derived compounds and process for preventing degradation of such compounds |
| JPS5955892A (ja) * | 1982-09-27 | 1984-03-31 | Nisshin Oil Mills Ltd:The | レシチンの安定化法 |
| JPS60126084A (ja) * | 1983-12-13 | 1985-07-05 | Toyo Jozo Co Ltd | グリセロリン酸オキシダーゼの安定化法 |
-
1986
- 1986-07-07 JP JP61159389A patent/JPH075464B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62103018A (ja) | 1987-05-13 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| DK167171B1 (da) | Fremgangsmaade til fremstilling af et stabilt nicorandilholdigt farmaceutisk praeparat | |
| US5225204A (en) | Stable dosage of levothyroxine sodium and process of production | |
| EP1499297B1 (en) | Pharmaceutical formulation comprising atorvastatin calcium | |
| CN1023800C (zh) | 一种药物组合物的制备方法 | |
| RU2271805C2 (ru) | Препарат, содержащий натеглинид | |
| US5980942A (en) | Zero-order sustained release matrix tablet formulations of carbamazepine | |
| JPS62294626A (ja) | 制御された持続性放出医薬配合物 | |
| JPS5914446B2 (ja) | ニフエジピン含有固形製剤及びその製造方法 | |
| EP0230932B1 (en) | Method for production of stable nicorandil preparation | |
| JPS591413A (ja) | 加水分解しやすい活性物質を含有する長貯蔵寿命の錠剤およびその製造方法 | |
| JP2532224B2 (ja) | ニコランジル錠剤の製法 | |
| CN116509844B (zh) | 一种二肽基肽酶4抑制剂的药物组合物及其制备方法和应用 | |
| JP2512302B2 (ja) | ニコランジル安定化製剤の製造方法 | |
| JPH075464B2 (ja) | 安定なニコランジル製剤 | |
| JPH029007B2 (ja) | ||
| JPS5883617A (ja) | ジヒドロピリジンを含有する固体の迅速放出性薬剤調製物及びその製造方法 | |
| AU681980B2 (en) | Preparation of fusidic acid tablets | |
| CN114903863B (zh) | 一种西格列汀和盐酸二甲双胍缓释片及其制备方法 | |
| CA1334933C (en) | Pharmaceutical composition and process for its preparation | |
| JP4591726B2 (ja) | メキタジン含有内服固形製剤 | |
| JPH0215522B2 (ja) | ||
| CN85101820A (zh) | 制备一种硝苯吡啶复合制剂的方法 | |
| SK50252005A3 (sk) | Farmaceutický prípravok obsahujúci perindopril erbumín, spôsob jeho prípravy a stabilizácie | |
| WO2004047822A1 (ja) | テプレノンを充填したヒドロキシプロピルメチルセルロースカプセル製剤 | |
| JPS632927A (ja) | ニコランジル製剤の製造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |