JPH0756070B2 - スパッタ成膜方法 - Google Patents
スパッタ成膜方法Info
- Publication number
- JPH0756070B2 JPH0756070B2 JP23941587A JP23941587A JPH0756070B2 JP H0756070 B2 JPH0756070 B2 JP H0756070B2 JP 23941587 A JP23941587 A JP 23941587A JP 23941587 A JP23941587 A JP 23941587A JP H0756070 B2 JPH0756070 B2 JP H0756070B2
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- JP
- Japan
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- sputtering
- metal oxide
- film
- substrate
- oxide film
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- Magnetic Heads (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、金属酸化物のスパッタ成膜方法に関し、バイ
アス.スパッタにより、段差部を有する基板に対し、段
差部を覆うように金属酸化物膜を形成する場合に、アル
ゴンガス中に体積比で10%を超え25%以下の酸素を含む
雰囲気中でスパッタすることにより、段差付近に組成の
異なる異相膜が生じるのを防止できるようにしたもので
ある。
アス.スパッタにより、段差部を有する基板に対し、段
差部を覆うように金属酸化物膜を形成する場合に、アル
ゴンガス中に体積比で10%を超え25%以下の酸素を含む
雰囲気中でスパッタすることにより、段差付近に組成の
異なる異相膜が生じるのを防止できるようにしたもので
ある。
〈従来の技術〉 例えば、特開昭61-99911号公報に記載される如く、薄膜
磁気ヘッドにおいては、基板の上に形成されているポー
ル部分を、金属酸化物膜でなる保護膜で覆う場合、基板
とポール部分との段差部のステップ.カバリング作用を
高めるため、バイアス.スパッタ成膜方法がとられる。
磁気ヘッドにおいては、基板の上に形成されているポー
ル部分を、金属酸化物膜でなる保護膜で覆う場合、基板
とポール部分との段差部のステップ.カバリング作用を
高めるため、バイアス.スパッタ成膜方法がとられる。
第2図はバイアス.スパッタ装置の構成を示す図で、1
はターゲット、2は基板ホルダ、3及び4はマッチング
回路、5はRF電源、6はバイアス用RF電源、7は減圧Ar
ガスを導入したチャンバ、8は薄膜ヘッド素子等のよう
にスパッタ成膜面に段差部を有する基板である。ターゲ
ット1は例えばAl2O3、SiO2等の金属酸化物で構成され
る。また、チャンバ7内の雰囲気は、Arガス中に体積比
0.1%〜10%の酸素を含む雰囲気となっている。
はターゲット、2は基板ホルダ、3及び4はマッチング
回路、5はRF電源、6はバイアス用RF電源、7は減圧Ar
ガスを導入したチャンバ、8は薄膜ヘッド素子等のよう
にスパッタ成膜面に段差部を有する基板である。ターゲ
ット1は例えばAl2O3、SiO2等の金属酸化物で構成され
る。また、チャンバ7内の雰囲気は、Arガス中に体積比
0.1%〜10%の酸素を含む雰囲気となっている。
基板8を基板ホルダ2上に設置し、チャンバ7内のArガ
ス圧を適当に保ち、RF電源5、6からマッチング回路
3、4を通して、ターゲット1に負の高電圧を印加する
と同時に、基板ホルダ2にもバイアス電圧を印加する。
これにより、チャンバ7内でプラズマ放電が発生し、Ar
+がターゲット1の負電位に引かれてその表面に衝突
し、ターゲット1の表面の金属酸化物が叩き出される。
叩き出された金属酸化物は基板ホルダ2上に設けられた
基板8の表面に付着する。
ス圧を適当に保ち、RF電源5、6からマッチング回路
3、4を通して、ターゲット1に負の高電圧を印加する
と同時に、基板ホルダ2にもバイアス電圧を印加する。
これにより、チャンバ7内でプラズマ放電が発生し、Ar
+がターゲット1の負電位に引かれてその表面に衝突
し、ターゲット1の表面の金属酸化物が叩き出される。
叩き出された金属酸化物は基板ホルダ2上に設けられた
基板8の表面に付着する。
ここで、基板ホルダ2の上の基板8も負電位にバイアス
されているから、ターゲット1から叩き出された金属酸
化物が基板8の負電位に引かれて、基板8に先に付着し
ている金属酸化物膜にイオン衝撃を与えて再放出させ
る。これにより、ステップ.カバリング作用が得られ、
段差部のある基板8の表面に対しても、略均一な膜厚の
金属酸化物膜が形成される。
されているから、ターゲット1から叩き出された金属酸
化物が基板8の負電位に引かれて、基板8に先に付着し
ている金属酸化物膜にイオン衝撃を与えて再放出させ
る。これにより、ステップ.カバリング作用が得られ、
段差部のある基板8の表面に対しても、略均一な膜厚の
金属酸化物膜が形成される。
〈発明が解決しようとする問題点〉 ところが、チャンバ7内の雰囲気を、Arガス中に体積比
0.1%〜10%の酸素を含む雰囲気とした従来のスパッタ
成膜方法によると、段差部の付近に、ストイキオメトリ
ー(化学的量論比)の金属酸化物膜と、ストイキオメト
リーよりも酸素濃度の低い金属酸化物膜とが発生するこ
とが分った。第3図は、薄膜磁気ヘッドにおいて、基板
81の上に形成した上下ポール部82、83の上に、Al2O3で
なる保護膜84をバイアス.スパッタによって形成した場
合の断面図をモデル化して示す図である。85はギャップ
層である。図において、ポール部82、83の上の保護膜84
A1はストイキオメトリーに対して酸素濃度の低い金属酸
化物膜となり、その両側の保護膜層84B1、84B2はストイ
キオメトリー(化学的量論比)の金属酸化物膜となり、
保護膜84B1、84B2の外側の保護膜84A2、84A3は、保護膜
84A1と同様に、ストイキオメトリーに対して酸素濃度の
低い金属酸化物膜となり、目視によっても確認できる明
確な境界部(イ)〜(ニ)が発生する。
0.1%〜10%の酸素を含む雰囲気とした従来のスパッタ
成膜方法によると、段差部の付近に、ストイキオメトリ
ー(化学的量論比)の金属酸化物膜と、ストイキオメト
リーよりも酸素濃度の低い金属酸化物膜とが発生するこ
とが分った。第3図は、薄膜磁気ヘッドにおいて、基板
81の上に形成した上下ポール部82、83の上に、Al2O3で
なる保護膜84をバイアス.スパッタによって形成した場
合の断面図をモデル化して示す図である。85はギャップ
層である。図において、ポール部82、83の上の保護膜84
A1はストイキオメトリーに対して酸素濃度の低い金属酸
化物膜となり、その両側の保護膜層84B1、84B2はストイ
キオメトリー(化学的量論比)の金属酸化物膜となり、
保護膜84B1、84B2の外側の保護膜84A2、84A3は、保護膜
84A1と同様に、ストイキオメトリーに対して酸素濃度の
低い金属酸化物膜となり、目視によっても確認できる明
確な境界部(イ)〜(ニ)が発生する。
段差部に上述のような異相膜が発生するのは、段差部で
はバイアス.スパッタ時の再スパッタ作用により、イオ
ン反応が大きくなり、スパッタ雰囲気中の酸素イオンと
の反応が増え、金属酸化物のストイキオメトリーとなる
のに対し、それ以外の領域、つまり、再スパッタ作用を
伴わない部分では、酸素イオンとの反応が少なくなるた
めと推測される。
はバイアス.スパッタ時の再スパッタ作用により、イオ
ン反応が大きくなり、スパッタ雰囲気中の酸素イオンと
の反応が増え、金属酸化物のストイキオメトリーとなる
のに対し、それ以外の領域、つまり、再スパッタ作用を
伴わない部分では、酸素イオンとの反応が少なくなるた
めと推測される。
上述のように、組成の異なる異相膜が発生すると、その
境界部(イ)〜(ニ)に応力が集中し、研磨加工時など
に境界部(イ)〜(ニ)にクラックが発生したり、剥離
する等の問題を生じ、信頼性が低下する。
境界部(イ)〜(ニ)に応力が集中し、研磨加工時など
に境界部(イ)〜(ニ)にクラックが発生したり、剥離
する等の問題を生じ、信頼性が低下する。
〈問題点を解決するための手段〉 上述する従来の問題点を解決するため、本発明は、金属
酸化物をターゲットとして、バイアス.スパッタによ
り、段差部を有する基板に対し、前記段差部を覆うよう
に金属酸化物膜を形成するスパッタ成膜方法において、
アルゴンガス中に体積比で10%を超え25%以下の酸素を
含む雰囲気中でスパッタすることを特徴とする。
酸化物をターゲットとして、バイアス.スパッタによ
り、段差部を有する基板に対し、前記段差部を覆うよう
に金属酸化物膜を形成するスパッタ成膜方法において、
アルゴンガス中に体積比で10%を超え25%以下の酸素を
含む雰囲気中でスパッタすることを特徴とする。
〈作用〉 アルゴンガス中に体積比で10%を超え25%以下の酸素を
含む雰囲気中で、バイアス.スパッタを行なうと、第1
図に示すように、ポール部82、83等の段差部を含む全領
域で、ストイキオメトリーの金属酸化物膜84が形成でき
る。酸素濃度が体積比25%を超えると、バイアス.スパ
ッタ速度が遅くなり、工業上の利用性が低下する。ま
た、体積比10%以下では従来と同様に異相膜が発生す
る。
含む雰囲気中で、バイアス.スパッタを行なうと、第1
図に示すように、ポール部82、83等の段差部を含む全領
域で、ストイキオメトリーの金属酸化物膜84が形成でき
る。酸素濃度が体積比25%を超えると、バイアス.スパ
ッタ速度が遅くなり、工業上の利用性が低下する。ま
た、体積比10%以下では従来と同様に異相膜が発生す
る。
本発明は、薄膜磁気ヘッドの保護膜形成に限らず、例え
ば、IC多層配線において、絶縁用金属酸化物膜をバイア
ス.スパッタによって形成する場合等にも適用できる。
ば、IC多層配線において、絶縁用金属酸化物膜をバイア
ス.スパッタによって形成する場合等にも適用できる。
〈発明の効果〉 以上述べたように、本発明は、金属酸化物をターゲット
として、バイアス.スパッタにより、段差部を有する基
板に対し、前記段差部を覆うように金属酸化物膜を形成
するスパッタ成膜方法において、アルゴンガス中に体積
比で10%を超え25%以下の酸素を含む雰囲気中でスパッ
タすることを特徴とするから、段差部を含む全領域で、
ストイキオメトリーの金属酸化物膜を形成し、クラック
が発生したり、剥離する等の問題を生じにくい高信頼度
の金属酸化物スパッタ膜を形成できる。
として、バイアス.スパッタにより、段差部を有する基
板に対し、前記段差部を覆うように金属酸化物膜を形成
するスパッタ成膜方法において、アルゴンガス中に体積
比で10%を超え25%以下の酸素を含む雰囲気中でスパッ
タすることを特徴とするから、段差部を含む全領域で、
ストイキオメトリーの金属酸化物膜を形成し、クラック
が発生したり、剥離する等の問題を生じにくい高信頼度
の金属酸化物スパッタ膜を形成できる。
第1図は本発明に係るスパッタ成膜方法によって得られ
た金属酸化物膜構成をモデル化して示す断面図、第2図
はバイアス.スパッタ装置の構成を示す図、第3図は従
来のバイアス.スパッタ成膜方法によって得られた金属
酸化物膜の問題点を示す図である。
た金属酸化物膜構成をモデル化して示す断面図、第2図
はバイアス.スパッタ装置の構成を示す図、第3図は従
来のバイアス.スパッタ成膜方法によって得られた金属
酸化物膜の問題点を示す図である。
Claims (1)
- 【請求項1】金属酸化物をターゲットとして、バイア
ス.スパッタにより、段差部を有する基板に対し、前記
段差部を覆うように金属酸化物膜を形成するスパッタ成
膜方法において、アルゴンガス中に体積比で10%を超え
25%以下の酸素を含む雰囲気中でスパッタすることを特
徴とするスパッタ成膜方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23941587A JPH0756070B2 (ja) | 1987-09-22 | 1987-09-22 | スパッタ成膜方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23941587A JPH0756070B2 (ja) | 1987-09-22 | 1987-09-22 | スパッタ成膜方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6483655A JPS6483655A (en) | 1989-03-29 |
| JPH0756070B2 true JPH0756070B2 (ja) | 1995-06-14 |
Family
ID=17044433
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23941587A Expired - Lifetime JPH0756070B2 (ja) | 1987-09-22 | 1987-09-22 | スパッタ成膜方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0756070B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03107802A (ja) * | 1989-09-21 | 1991-05-08 | Res Dev Corp Of Japan | 多層膜 |
| US6322712B1 (en) | 1999-09-01 | 2001-11-27 | Micron Technology, Inc. | Buffer layer in flat panel display |
| US20060289294A1 (en) * | 2005-06-24 | 2006-12-28 | Heraeus, Inc. | Enhanced oxygen non-stoichiometry compensation for thin films |
| KR20100049686A (ko) * | 2007-10-04 | 2010-05-12 | 캐논 아네르바 가부시키가이샤 | 진공박막 형성가공장치 |
-
1987
- 1987-09-22 JP JP23941587A patent/JPH0756070B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6483655A (en) | 1989-03-29 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 13 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080614 |